JP4179700B2 - 密封装置および該密封装置が装着された自在継手 - Google Patents

密封装置および該密封装置が装着された自在継手 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願発明は、例えば車両のプロペラシャフト、ドライブシャフトの自在継手のインナおよびアウタ間に設けられて、内部にグリース等の潤滑剤を密封保持するとともに、外部からの塵埃、水等の侵入を防止するためのブーツの内周に装着される密封装置および該密封装置が装着された自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のドライブシャフトに使用される自在継手には、例えば、図10に図示されるように、円筒状のアウタと該アウタに嵌入されるインナとを備えたトリポード型の等速継手がある。この自在継手aにおいて、インナbは、ドライブシャフトdと、ドライブシャフトdの端部に取り付けられたリング状部材と、該リング状部材から周方向に等間隔でかつ径方向外方に延びる3本の支軸に、それぞれ回転自在に支持される3個のローラとを備えている。また、アウタcの内周には、インナbの3個のローラをそれぞれ収容するための軸方向に沿って形成された3条のガイド溝が形成されている。そして、ガイド溝に係合する3個のローラを介して、インナbおよびアウタc間でトルクが伝達される。
【0003】
一方、この自在継手aのアウタcおよびインナbに跨って取り付けられたブーツeは、円筒状のアダプタfと、該アダプタfの一端部に固着された伸縮自在な可撓性のブーツ本体gとから構成されている。アダプタfはアウタcの外周に嵌合され、ブーツ本体gはドライブシャフトdの外周に嵌合されている。そして、アダプタfの内周に形成された円環状の段部にはOリングhが装着されている。このようにして、ブーツeによりその内部は気密に保たれて、その内部に充填された潤滑剤の漏出防止、そして内部への塵埃や水等の侵入防止をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この従来技術では、アダプタfの内周の段部に装着されたOリングhは、その形成材料の柔軟性に起因して、Oリングh自体の形状保持力が小さいために変形し易く、図11に図示されるように、ある部分が段部の正規の位置にあっても、他の部分が正規の位置からずれた状態で装着されることがあった。そして、このような状態のままでインナbとアウタcとの組み付けが行われると、Oリングhがアウタcのシール面以外の面との間に噛み込まれて、十分な密封機能がなされないことになる。
【0005】
また、このような状態であると、Oリングhが段部から外れ易い。さらに、アダプタfの段部に装着されたとき、Oリングhが変形するのを防止するために、アダプタfの内周に径方向の大きな弾性力で保持させることは困難であることから、Oリングhのアダプタfへの保持力は小さい。その結果、Oリングhが正規の位置に装着されたとしても、ブーツeに衝撃が加えられたりした場合に、Oリングhが段部から外れることがある。このようにOリングhが外れたままインナbとアウタcとの組み付けが行われると、やはり密封機能が損なわれることになる。
【0006】
そのため、アダプタfへのOリングhの装着状態が適正か否かを常にチェックしながら組み付け作業を行わなければならず、そのことが自在継手aの組み立て作業の効率の低下をもたらしていた。
【0007】
本出願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、円筒状部材の内周に正規の状態で、確実に保持される密封装置を提供し、それによって、密封装置が装着された部材の組み付け作業の効率を向上させることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】
本出願の請求項1記載の発明は、弾性材から形成され、シール面と気密に接触するシール部を有する円環状の弾性部材と、該弾性部材が固着された補強部材とを備え、円筒状部材の内周であって所定の内径を有する小円筒部と前記所定の内径より大きな内径を有する大円筒部との間に形成された円環状の段部に装着された密封装置において、前記シール面は前記段部の内面および前記大円筒部の内周面の少なくともいずれか一方であり、また前記補強部材を前記円筒状部材の内周に保持すべく、前記小円筒部の内周に圧入された保持部が設けられ、前記補強部材の、前記段部の前記内面側の側面において前記弾性部材がない面は、前記段部の前記内面と当接して、前記密封装置の、前記大円筒部の軸方向での移動を阻止するストッパ面となっている密封装置である。
【0009】
このような請求項1記載の発明によれば、円環状の弾性部材が固着された補強部材、したがって密封装置は、円筒状部材の小円筒部に圧入される保持部により確実に円筒状部材の内周に保持され、密封装置が外れることはない。また、弾性部材は、補強部材により剛性が付与されていることから、その形状が保持されるため、密封装置は容易に変形することがなく、装着する際に、その取り扱いがし易く、しかも正規の姿勢で、確実に段部の正規位置に装着される。したがって、密封装置が装着された部材の組み付け作業の効率が向上する。
【0010】
さらに、保持部は円筒状部材の小円筒部に位置し、弾性部材のシール部と接触するシール面は円筒状部材の段部または大円筒部に位置するため、密封装置を、段部を境にして、保持部からなる保持機能部分と弾性部材および補強部材からなる密封機能部分とに分離できるので、それぞれの機能部分毎にその機能に最適な設計ができる。
【0011】
請求項2記載の発明、請求項1記載の密封装置において、前記シール面は、前記段部の前記内面であり、前記補強部材の、前記軸方向で前記側面とは反対側の側面において前記弾性部材がない面は、前記大円筒部に嵌合される円筒部との、前記軸方向での当接面となっているものである。
これによれば、段部の内面と円筒部との間に形成される軸方向間隙を適宜設定することにより、円筒部および円筒状部材による弾性部材への適切な圧縮力を設定するとともに、弾性部材が過度に圧縮されるのを防止できる
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の密封装置が装着された自在継手であって、互いに組み付けられたインナおよびアウタと、前記インナおよび前記アウタ間を密封する弾性材からなる可撓性のブーツとを備えた自在継手において、前記アウタと前記ブーツとの嵌合部分には、前記アウタが嵌合開始位置から嵌合完了近傍位置に位置するまでは、前記ブーツ内と外気とを連通させ、前記アウタが前記嵌合完了近傍位置から嵌合完了位置に位置するとき、前記ブーツ内と外気との連通を遮断すべく前記ブーツ内との連通が遮断される連通路が形成されており、前記ブーツは、前記インナに嵌合される弾性材からなる可撓性のブーツ本体と、前記アウタまたは該アウタの前記円筒部が嵌合される前記円筒状部材であるアダプタとを備え、前記連通路は、前記弾性部材と前記アウタとの接触により、前記ブーツ内との連通が遮断される自在継手である。
これによれば、自在継手のインナとアウタとを組み付ける際、アウタとブーツのアダプタとが嵌合し始める位置である嵌合開始位置から嵌合完了近傍位置に達するまでのアウタとアダプタとの嵌合中に、ブーツ内の空気は、アダプタの連通路を通じて外気中に流出するため、ブーツ内の空気圧は外気圧と同圧に保たれる。したがって、ブーツ内の空気圧調整はインナとアウタとの組み付けと同時に行われ、アウタとブーツとの嵌合完了後に、ブーツ内の空気圧調整作業を行う必要がなくなり、自在継手の組み立て作業の効率を向上させることができる。
【0013】
なお、この明細書において、円筒、円環、円周、円弧等の円は、厳密な円形状だけでなく、円に近い形状である略円形状も含むものである。また、この明細書において、アウタの嵌合完了近傍位置とは、その位置で連通路が閉塞されて、その後アウタが嵌合完了位置までブーツに対して相対移動したとしても、該相対移動によるブーツ内の空気圧上昇ではブーツが膨らまないか、または膨らんだとしても僅かの膨らみであって、実質的に無視できる程度の僅かな膨らみしか生じないような位置を意味する。
【0014】
【発明の実施形態】
以下、本出願発明の一実施形態を図1ないし図9を参照して説明する。
図1は本出願発明の一実施形態である自在継手であって、嵌合完了状態の自在継手の一部を断面とした側面図、図2は組み付け前の状態の自在継手の一部を断面とした側面図、図3はブーツの正面図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は密封装置の正面図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7は密封装置の要部拡大図、図8は嵌合途中の図1の自在継手の要部拡大図、図9は組立完了状態の図1の自在継手の要部拡大図である。
【0015】
この自在継手1は、車両のプロペラシャフトに使用されるトリポード型の等速継手である。図1および図2に図示されるように、インナ2は、ドライブシャフトである軸部4と、該軸部4の軸端部にスプライン嵌合されて、該軸部4と一体的に回転するリング状のスパイダ5と、該スパイダ5の周方向に等間隔でかつ径方向外方に延びる3本の支軸に、それぞれホルダを介して回転自在に支持される3個のローラ6とを有している。
【0016】
ジョイントであるアウタ3は、軸部7および円筒部8を有している。円筒部8の内側には、インナ2のスパイダ5に支持されたローラ6が収容されるようになっている。そのため、円筒部8の内周には、軸方向に沿った3条のガイド溝が、周方向に等間隔に形成されていて、3個のローラ6は、これらガイド溝内で、それぞれ回転方向に係合し、さらに軸方向に移動自在である。そして、ガイド溝に係合するローラ6を介して、アウタ3およびインナ2間でのトルクの伝達が行われる。
【0017】
アウタ3の外周には、その開口端面8aから順次、小径円周面8b、小径円周面8bと後述する嵌合円周面8dとの間に形成される段部端面8c、嵌合円周面8d、および円環状の溝8eが形成されている。小径円周面8bは嵌合円周面8dより小さな外径であり、後述するブーツ10のアダプタ12の内周に装着された後述する密封装置20の弾性部材21が、小径円周面8bの径方向外方に位置する。また、嵌合円周面8dは、アダプタ12の後述する大円筒部12cの内周に圧入状態で嵌合され、アウタ3とアダプタ12との間での心出しをするとともに、両者の間でがたつきが生じないようにしている。
【0018】
図3および図4にも図示されるように、インナ2とアウタ3との間を密封して、アウタ3内およびブーツ10内に充填されたグリース等の潤滑剤の漏れを防止し、かつブーツ10内への塵埃や水等の侵入を防止するためのブーツ10は、ブーツ本体11およびアダプタ12から構成されている。
【0019】
ゴム等の弾性材で形成された可撓性のブーツ本体11は、小円筒端部11aと、小円筒端部11aの径方向外方に位置する大円筒端部11cと、両円筒端部11a,11c間で折り返されて形成された湾曲部11bとを有している。小円筒端部11aは、その内側にインナ2の軸部4が嵌合され、バンド13により締め付けられて固定されることで、ブーツ本体11と軸部4との密封がなされる。また、ブーツ本体11の大円筒端部11cは、アダプタ12の後述する小円筒部12aの折り返された端部により、その外周側及び内周側から挟み付けられて、アダプタ12に固着されている。
【0020】
一方、ステンレス鋼板等の金属材で形成された段付きの円筒状のアダプタ12は、所定の内径を有する小円筒部12aと、小円筒部12aの内径より大きい内径の大円筒部12cと、両円筒部12a,12c間に形成された円環状の段部12bと、大円筒部12cから開口端面に至るテーパ部12dとを有している。
【0021】
アダプタ12の大円筒部12cの内径は、嵌合されるアウタ3の嵌合円周面8dに対して適度な圧入代を持つように設定されているため、その圧入代の分、嵌合円周面8dの外径より小さくされている。
【0022】
アダプタ12のテーパ部12dは、大円筒部12cから開口端面に向かって、内径が次第に増大する形状である。テーパ部12dには、6個のスリット12eが、二つの後述する連通溝12fの周方向の略中間位置で等間隔に、開口端面から形成されていて、テーパ部12dの溝8eへのかしめ付けによるテーパ部12dの縮径を容易にしている。
【0023】
さらに、アダプタ12には、大円筒部12cからテーパ部12dに渡って、周方向に等間隔に、6条の連通溝12fが形成されている。この連通溝12fは、アダプタ12を径方向外方に円弧状に膨出させることにより形成される。連通溝12fは、テーパ部12dから大円筒部12cの軸方向の所定地点まで、軸方向に沿って延びていて、アウタ3の嵌合円周面8dとの間にブーツ10内と外気とを連通させる連通路を形成している。前記所定地点は、アウタ3が嵌合完了近傍位置に位置して、アウタ3が密封装置20の弾性部材21と接触したときに、ブーツ10内と連通溝12fとの連通が遮断されるような位置であり、この実施形態では、大円筒部12cの内周の、弾性部材21との接触部分の開口端面寄りの近傍である。
【0024】
アダプタ12の段部12bの内面には、密封装置20が装着されていて、アウタ3が嵌合完了位置に達した状態で、アダプタ12の内面とアウタ3の外面との間を密封している。
【0025】
図5ないし図7を参照して密封装置20について説明する。密封装置20は、弾性材である、例えばアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)からなるゴム材を、例えば鋼板から一体成形された金具22に、焼き付け等により固着したものである。また、断面形状がL字形の金具22は、円筒部24と円筒部24の軸線に対して直交する環状の外向きフランジ23とから構成されている。
【0026】
ゴム材は、円筒部24側のフランジ23の側面(以下、「円筒部側フランジ側面」という)の径方向内方寄りの部分、フランジ23の周縁面全面、円筒部24が設けられた側面とは反対側のフランジ23の側面(以下、「反円筒部側フランジ側面」という)の径方向外方寄りの部分および円筒部24の外周全面に渡って一体的に焼き付けられている。円筒部側フランジ側面に焼き付けられたゴム材は、径方向外方に向かうにつれてゴム材の厚さが薄くなるテーパ面とされている。
【0027】
フランジ23には、周方向に等間隔に、外形が円弧状の複数の切欠部23aが形成されていて、L字形の金具22に焼き付けられるゴム材は、切欠部23aを介して一体のものとなるので、金具22へのゴム材の焼き付けが容易化される。
【0028】
そして、円筒部側フランジ側面(すなわち、段部12bの内面側の側面)の径方向外方寄りのゴム材が焼き付けられていない面は、アダプタ12の段部12bの内面と当接して、密封装置20の軸方向移動を阻止するストッパ面23bとなっている。一方、反円筒部側フランジ側面(すなわち、軸方向で段部12bの内面側の前記側面とは反対側の側面)の径方向内方寄りのゴム材が焼き付けられていない面は、アウタ3の開口端面8aとの当接面23cとなっている。
【0029】
フランジ23に焼き付けられているゴム材は、シール面と気密に接触するシール部を有する弾性部材21を構成している。図7に図示されるように、この弾性部材21の、フランジ23の周縁面に焼き付けられている部分は、角張った断面形状を有し、かつ大円筒部12cの内径より大きな外径を有する周縁部21aを持っている。そして、密封装置20がアダプタ12に装着されたとき、アダプタ12の大円筒部12cの内周に、周縁部21aの角張った角部が当接して弾性変形するように圧入されることで、密封装置20の保持力が得られる。また、この周縁部21aは、前述の角部が当接すること、および嵌合完了位置まで挿入されたアウタ3により押圧された弾性部材21が径方向に膨出することで、シール面となる大円筒部12cの内周面と気密に接触する第1シール部を形成している。
【0030】
また、弾性部材21の、円筒部側フランジ側面に焼き付けられている部分は、嵌合完了位置まで挿入されたアウタ3により、対向しているアダプタ12の円環状の段部12bの内面に押圧されて、シール面となるアダプタ12の内周の段部12bの内面に気密に接触する第2シール部を有している。
【0031】
さらに、弾性部材21の、反円筒部側フランジ側面に焼き付けられている部分は、嵌合完了位置まで挿入されたアウタ3の段部端面8cに押圧されて、シール面となるアウタ3の外面である段部端面8cに気密に接触する第3シール部を有している。
【0032】
このように第1、第2および第3シール部を有する円環状の弾性部材21は、該弾性部材21が焼き付けられているフランジ23により剛性を付与されて、その円環形状を保つようにされている。したがって、このフランジ23は、弾性部材21の補強部材となっている。
【0033】
一方、円筒部24に焼き付けられたゴム材により弾性外筒部25が構成されており、この弾性外筒部25がアダプタ12の小円筒部12aの内周に圧入されることで、弾性部材21が焼き付けられたフランジ23、したがって密封装置20が、アダプタ12の段部12bに確実に保持されことから、円筒部24および弾性外筒部25は密封装置20の保持部となっている。
【0034】
さらに、弾性外筒部25において、アダプタ12の小円筒部12aの内周に対向する部分の外周に、径方向外方に突出するとともに断面の外形が円弧状の複数の突出部25aが、周方向に等間隔に、しかも軸方向に沿うように延びて形成されている。これら突出部25aは、圧入荷重を低減するためのものであり、その突出部25aの個数や突出の高さ等を調整することにより、圧入荷重を容易に調整できる。
【0035】
このようにして、ブーツ10による、インナ2およびブーツ本体間の密封、そしてアウタ3およびアダプタ12間の密封により、アウタ3内およびブーツ10内に充填されたグリース等の潤滑剤の漏れを防止し、かつブーツ10内さらにはアウタ3内への塵埃や水等の侵入を防止している。
【0036】
図2、図8および図9を参照して、インナ2およびアウタ3の組み付け工程について説明する。
密封装置20は、その弾性外筒部25がブーツ10のアダプタ12の小円筒部12aの内周に圧入されることにより、その段部12bに装着される。このとき、密封装置20は、圧入された弾性外筒部25により確実にアダプタ12に保持される。また、弾性部材21の角張った周縁部21aも、その弾性変形による弾性力により、密封装置20の保持を補助する。さらに、弾性部材21は、フランジ23により剛性が付与されているため、その形状が保持されていて、容易に変形することがないため、確実に段部12bの正規の位置に装着される。
【0037】
そして、密封装置20が装着されたブーツ10が、インナ2の軸部4に挿入され、ブーツ本体11の小円筒端部11aがバンド13により締め付けられることで軸部4に固着される。次いで、スパイダ5が軸部4に取り付けられた後、グリース等の潤滑剤がブーツ10内およびアウタ3内に充填される。そして、スパイダ5の支軸にホルダを介してローラ6が取り付けられる。
【0038】
こうして用意されたインナ2とアウタ3とが、図2に図示されるように、水平方向に同軸に、かつインナ2の3個のローラ6がアウタ3の3条のガイド溝にそれぞれ対向するように周方向位置を合わせてセットされる。
【0039】
次いで、インナ2がアウタ3内に挿入されて、アダプタ12とアウタ3との圧入を伴った嵌合が開始される。この嵌合の途中の状態が図8に図示されている。この状態では、ブーツ10内が連通溝12fを介して外気と連通しているため、嵌合が進むにつれて、ブーツ10内の空気は、連通溝12fを通って外部に流出する。そのため、ブーツ10内の空気圧は外気圧と同圧に保たれるので、ブーツ本体11がブーツ10内の空気圧により膨らむことはない。ブーツ10内が外気と連通している状態は、アウタ3が嵌合完了近傍位置に位置するまで維持される。そして、アウタ3が嵌合完了近傍位置に位置したとき、アウタ3と弾性部材21との接触により、ブーツ10内と連通溝12fとの連通が遮断されて、ブーツ10内が外気から遮断される。
【0040】
さらに嵌合が進んで、前記ストッパ面23bがアダプタ12の段部12bの内面に当接している状態のフランジ23の前記当接面23cと、アウタ3の開口端面8aとが当接して、アダプタ12に対するアウタ3の軸方向の移動が阻止されて、両者の嵌合が完了し、アウタ3は嵌合完了位置を占める。この嵌合が完了した時点では、図9に図示されるように、弾性部材21の第1、第2および第3シール部が、シール面であるアダプタ12の大円筒部12cの内周面、アダプタ12の段部12bの内面およびアウタ3の段部端面8cとそれぞれ接触することにより、アダプタ12とアウタ3との間の密封がなされる。そして、フランジ23とアウタ3との当接により、アダプタ12の段部12bの内面とアウタ3の段部端面8cとの間に形成される軸方向間隙を適宜設定することにより、アウタ3およびアダプタ12による弾性部材21への適切な圧縮力を設定するとともに、弾性部材21が過度に圧縮されるのを防止している。
【0041】
最後に、アウタ3とアダプタ12との嵌合が完了した時点で図9の二点差線で示される状態にあるアダプタ12のテーパ部12dが、同図の実線で示されるように溝8eにかしめ付けられることにより、アウタ3からのブーツ10の抜け止めがなされて、自在継手1の組み立てが完了する。
【0042】
この実施形態は、前記のように構成されているので、以下の効果を奏する。
円環状の弾性部材21が固着されたフランジ23、したがって密封装置20は、ブーツ10のアダプタ12の小円筒部12aに圧入される円筒部24の外周の弾性外筒部25により確実にアダプタ12の内周に保持され、密封装置20が外れることはない。また、弾性部材21は、フランジ23により剛性が付与されていることから、その形状が保持されるため、容易に変形することがなく、装着する際に、その取り扱いがし易く、しかも正規の姿勢で、確実に段部12bの正規位置に装着される。したがって、密封装置20が装着されたブーツ10が取り付けられたインナ2とアウタ3との組み付け作業の効率が向上する。
【0043】
円筒部24および弾性外筒部25はアダプタ12の小円筒部12aに位置し、弾性部材21のシール部と接触するシール面はアダプタ12の段部12bおよび大円筒部12cに位置するため、密封装置20を、段部12bを境にして、保持部からなる保持機能部分と弾性部材21およびフランジ23からなる密封機能部分とに分離できるので、それぞれの機能部分毎にその機能に最適な設計ができる。
【0044】
保持部を構成する円筒部24は、フランジ23と一体成形された金具22の一部であるため、部品点数の削減ができ、さらに円筒部24とフランジ23により、密封装置20の剛性がより大きくなるので、その変形は一層生じ難くなる。また、弾性外筒部25の弾性力を利用して圧入するので、保持部のアダプタ12の小円筒部12aの内周への圧入が容易である。そして、円筒部24による剛性の増大と弾性外筒部25による圧入の容易化とにより、密封装置20の装着が一層容易になる。
【0045】
弾性外筒部25の外周に形成された突出部25aにより、圧入荷重の低減が可能となるので、保持部の圧入がさらに容易になる。また、突出部25aの個数や高さ等を調整することにより、圧入荷重を容易に調整できる。
【0046】
自在継手1のインナ2とアウタ3とを組み付ける際、アウタ3とブーツ10のアダプタ12とが嵌合し始める位置である嵌合開始位置から嵌合完了近傍位置に達するまでのアウタ3とアダプタ12との嵌合中に、ブーツ10内の空気は、アダプタ12の連通溝12fを通じて外気中に流出するため、ブーツ10内の空気圧は外気圧と同圧に保たれる。したがって、ブーツ10内の空気圧調整はインナ2とアウタ3との組み付けと同時に行われ、アウタ3とブーツ10との嵌合完了後に、ブーツ10内の空気圧調整作業を行う必要がなくなり、自在継手1の組み立て作業の効率を向上させることができる。また、工具を使用した空気圧調整も不要となるので、ブーツ10に損傷を与えることもない。しかも、連通溝12fは、既存のアダプタに溝を形成するための加工を施すだけで簡単に形成できる。
【0047】
ブーツ10のアダプタ12に装着されている密封装置20により、簡単な構造でしかも確実に、連通溝12fとブーツ10内との連通を遮断できる。また、連通溝12fとブーツ10内との連通を遮断するために、アウタ3とブーツ10との間を密封するための密封装置20を利用しているので、連通溝12fを閉塞するための部材を別途設けたり形成したりする必要はない。
【0048】
アウタ3はアダプタ12の内周に圧入状態で嵌合されるため、アウタ3とアダプタ12との間での心出しが容易になるとともに、両者の間でがたつきが生じない。
フランジ23とアウタ3およびアダプタ12の段部12bとの当接により、アダプタ12の段部12bの内面とアウタ3の段部端面8cとの間に形成される軸方向間隙を適宜設定することにより、アウタ3およびアダプタ12による弾性部材21への適切な圧縮力を設定することができるとともに、また弾性部材21が過度に圧縮されるのを防止できる。
【0049】
前記実施形態では、保持部は、円筒部24および突出部25aを有する弾性外筒部25から構成されていたが、弾性外筒部25には突出部25aが形成されていなくてもよい。また、弾性外筒部25と弾性部材21とは一体になっていたが、両者は別体になっていてもよい。さらに、弾性外筒部25を設けることなく、円筒部24のみで保持部を構成することもできる。そしてこの場合に、円筒部24に軸方向に延びる複数のスリットを周方向に間隔を置いて形成すれば、圧入荷重を軽減できる。
【0050】
前記実施形態では、弾性部材21のアダプタ12とのシール面は、段部12bの内面および大円筒部12cの内周面であったが、これらのいずれか一方の面であってもよい。
【0051】
前記実施形態では、連通溝12fは6箇所に形成されているが、連通溝12fの数は6条に限られず、必要に応じて適宜増減できる。例えば、アダプタ12とアウタ3との嵌合作業時、ブーツ10内の空気がスムーズに抜けるのであれば、連通溝12fは1条でもよい。また、形成位置も等間隔である必要はなく、必要に応じて適宜配置できる。
【0052】
前記実施形態では、連通路は、アダプタ12とアウタ3との嵌合部分において、アダプタ12側に形成された連通溝12fであったが、この連通溝12fを、アダプタ12側でなく、該嵌合部分のアウタ3側に形成してもよい。
【0053】
前記実施形態では、自在継手1は、プロペラシャフトに使用されるものであったが、車両のドライブシャフトに使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の一実施形態である自在継手であって、嵌合完了状態の自在継手の一部を断面とした側面図である。
【図2】組み付け前の状態の自在継手の一部を断面とした側面図である。
【図3】ブーツの正面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】密封装置の正面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】密封装置の要部拡大図である。
【図8】嵌合途中の図1の自在継手の要部拡大図である。
【図9】組立完了状態の図1の自在継手の要部拡大図である。
【図10】従来技術を示す図である。
【図11】正規の装着位置にないOリングの装着状態の説明図である。
【符号の説明】
1…自在継手、2…インナ、3…アウタ、4…軸部、5…スパイダ、6…ローラ、7…軸部、8…円筒部、8a…開口端面、8b…小径円周面、8c…段部端面、8d…嵌合円周面、8e…溝、
10…ブーツ、11…ブーツ本体、12…アダプタ、12a…小円筒部、12b…段部、12c…大円筒部、12d…テーパ部、12e…スリット、12f…連通溝、13…バンド、
20…密封装置、21…弾性部材、22…金具、23…フランジ、24…円筒部、25…弾性外筒部、25a…突出部。

Claims (3)

  1. 弾性材から形成され、シール面と気密に接触するシール部を有する円環状の弾性部材と、該弾性部材が固着された補強部材とを備え、円筒状部材の内周であって所定の内径を有する小円筒部と前記所定の内径より大きな内径を有する大円筒部との間に形成された円環状の段部に装着された密封装置において、
    前記シール面は前記段部の内面および前記大円筒部の内周面の少なくともいずれか一方であり、
    また前記補強部材を前記円筒状部材の内周に保持すべく、前記小円筒部の内周に圧入された保持部が設けられ
    前記補強部材の、前記段部の前記内面側の側面において前記弾性部材がない面は、前記段部の前記内面と当接して、前記密封装置の、前記大円筒部の軸方向での移動を阻止するストッパ面となっていることを特徴とする密封装置。
  2. 前記シール面は、前記段部の前記内面であり、
    前記補強部材の、前記軸方向で前記側面とは反対側の側面において前記弾性部材がない面は、前記大円筒部に嵌合される円筒部との、前記軸方向での当接面となっていることを特徴とする請求項1記載の密封装置。
  3. 請求項1または2記載の密封装置が装着された自在継手であって、
    互いに組み付けられたインナおよびアウタと、前記インナおよび前記アウタ間を密封する弾性材からなる可撓性のブーツとを備えた自在継手において、
    前記アウタと前記ブーツとの嵌合部分には、前記アウタが嵌合開始位置から嵌合完了近傍位置に位置するまでは、前記ブーツ内と外気とを連通させ、前記アウタが前記嵌合完了近傍位置から嵌合完了位置に位置するとき、前記ブーツ内と外気との連通を遮断すべく前記ブーツ内との連通が遮断される連通路が形成されており、
    前記ブーツは、前記インナに嵌合される弾性材からなる可撓性のブーツ本体と、前記アウタまたは該アウタの前記円筒部が嵌合される前記円筒状部材であるアダプタとを備え、
    前記連通路は、前記弾性部材と前記アウタとの接触により、前記ブーツ内との連通が遮断されることを特徴とする自在継手
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