JP4177479B2 - 球面管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の排気管に使用される球面管継手に関するものである。
【0002】
【従来技術】
自動車のエンジンの排気ガスは、本体などに配置された排気管に導かれて大気中に排出されるが、この排気管はエンジンのトルク反力及び慣性力などにより繰り返し曲げ応力を受ける。とくに、前輪駆動横置きエンジンの場合は、縦置きエンジンの場合に比較してこの曲げ応力はかなり大きいものとなる。
【0003】
したがって、エンジンの振動が排気管つり架具を伝わって車室内にもたらされたり、あるいは騒音の原因になるばかりでなく、排気管の疲労折損などの不具合を生ずる危険がある。
【0004】
このような問題点を解決するために、排気管の所要箇所に球面管継手を配置して応力を吸収させるなどの手段が一般に講じられている。このような球面管継手の一例を図面について説明すると、つぎのとおりである(特開昭57−140990号)。添付図面の図3に示すように、上流側排気管(エンジン側)1と、下流側排気管(大気側)2とは、管端部にわずかな隙間を残して対向するように同一軸線上に配置されている。
【0005】
上流側排気管1の管端部外周面には、外面に部分凸球面部3を有する球帯状シール体4が該シール体4の軸方向に設けられた中央貫通孔5において嵌合着座せしめられているとともに該シール体4の端面6は、上流側排気管1の外周にその軸線に対して直角に固着されたフランジ7と接している。
【0006】
一方、下流側排気管2の管端部には、前記シール体4の外面部分凸球面部3に対応する凹球面シール座8が固着されている。該シール座8にはその外周縁から該排気管2の軸線に対して直角に放射方向に延設されたフランジ部9が形成されている。また、下流側排気管2に固着された凹球面シール座8のフランジ部9を緩く貫通する数本のボルト10が上流側排気管1のフランジ7に螺合固着されており、各ボルト10の頭部11とフランジ7との間にそれぞれ押圧ばね12が配置されている。
【0007】
このようにして、この押圧ばね12の作用によって、該シール体4の部分凸球面部3と、下流側排気管2の管端部に固着された凹球面シール座8とが加圧の下に相互に角変位自在に接触するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の排気管はエンジン側から車体の床下に沿って配管されるが、床下のスペース等の関係から直線状に配管されることはなく、蛇行あるいはクランク状に配管される場合が多い。排気管が蛇行あるいはクランク状に配管された場合には、当該排気管にねじれを生起する虞があり、このねじれは上述した構成からなる球面管継手部位において、相対的な微小揺動変位となって現れる。
【0009】
通常、球面管継手に組み込まれる球帯状シール体にはその部分凸球面部に、例えば特開平6−123362号公報に開示されているような潤滑すべり層が形成されており、該継手部における上、下流側排気管の相対角変位に対しては、当該潤滑すべり層と下流側排気管の凹球面シール座との円滑な摺動によって許容するよう構成されている。しかしながら、前述した球面管継手部位に相対的な微小揺動変位が生じた場合、球帯状シール体の部分凸球面部と下流側排気管の凹球面シール座とは、押圧ばねによってその軸方向にクサビ作用が生じていること、また該部分凸球面部と凹球面シール座とは寸法精度よく嵌合摺接させ難いことなどから、当該変位は球帯状シール体の部分凸球面部の最大外径側端面と該端面と当接する上流側排気管に固定されたフランジとの間に微小揺動を惹起させることになる。
【0010】
このとき、球帯状シール体の部分凸球面部の最大外径側端面には前述した部分凸球面部に形成された潤滑すべり層は形成されていないため、該端面とフランジとの間の微小揺動変位により、該シール体の端面の摩耗が促進され、該シール体の端面と該端面と当接するフランジとの間からの排気ガスの漏洩量が増大するという問題がある。
【0011】
本発明は前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、球面管継手部位に微小揺動変位が惹起された場合においても、球帯状シール体の端面の摩耗を促進させることなく、該シール体の端面と該端面と当接するフランジとの間からの排気ガスの漏洩を防止できる球面管継手を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の球面管継手は、上流側排気管と下流側排気管とが管端部に隙間を残して同一軸線上に対向して配置されており、一方の排気管の管端部には中央部に貫通孔を有し、外面に部分凸球面部を有するとともに該部分凸球面部の表面に潤滑すべり層を有する球帯状シール体が該貫通孔において嵌合着座されており、該シール体にはその部分凸球面部の最大外径側端面に該排気管の軸線に直交する面に対して傾きをもつ平面状の斜面部が形成されており、該シール体の平面状の斜面部に対応する平面状の斜面部を具備したフランジが該平面状の斜面部を該シール体の端面の平面状の斜面部に相互に面接触させて該排気管の外周面に固着されており、他方の排気管の管端部には該シール体の部分凸球面部に対応し、かつ該部分凸球面部と摺接する凹球面シール座が設けられており、両排気管は押圧ばねなどの押圧手段によって相対角変位可能に連結されている。
【0013】
本発明では、一方の排気管に固着されたフランジはその中央部に円筒状突出部を具備しており、該円筒状突出部の端面に該シール体の平面状の斜面部に対応する傾きをもった平面状の斜面部を形成したものでもよい。
【0014】
本発明における球帯状シール体は、膨張黒鉛、雲母または石綿等の耐熱材料と、金属細線から形成された金網からなる補強材とを圧縮成形してなるのが好ましい例として提示し得、また該シール体の部分凸球面部の表面には、前記した特開平6−123362号公報に開示されているような潤滑すべり層が形成されているのが好ましい例として提示し得る。
【0015】
この球帯状シール体の具体例について説明すれば、つぎのとおりである。
金属細線を織ったり編んだりすることによって形成される金網を用意し、この金網を所定の幅に切断するか、これをローラ間に通すかして帯状金網を作成し、これを補強材として使用する。耐熱材として、所定の幅に切断したシート状耐熱材(膨張黒鉛シート等)を用意する。そして、帯状金網からなる補強材とシート状耐熱材とを重ね合わせるとともにシート状耐熱材を内側にし、かつ最外周では該耐熱材が位置するように円筒状に捲回し、円筒体を作成する。
【0016】
上記シート状耐熱材と同様のシート状耐熱材を別途用意し、該シート状耐熱材の一方の表面に、窒化ホウ素70〜90重量%ならびにアルミナおよびあるいはシリカ10〜30重量%から成る潤滑組成物を固形分として20〜50重量%分散含有した水性ディスパージョン、あるいは窒化ホウ素70〜90重量%ならびにアルミナおよびあるいはシリカ10〜30重量%から成る潤滑組成物を100重量部とし、これに200重量部以下、好ましくは50〜150重量部の割合でポリテトラフルオロエチレン樹脂が含有された潤滑組成物を固形分として20〜50重量%分散含有した水性ディスパージョンを刷毛塗り、スプレー等の手段で被覆し、乾燥して該潤滑組成物のすべり層を形成する。
【0017】
金属細線を編んで円筒状金網を形成したのち、これをローラ間に通して作成した帯状金網を用意し、該帯状金網内に前記すべり層を備えたシート状耐熱材を挿入するとともにこれらをローラ間に通して一体化させた摺動面材を作成する。
【0018】
このようにして得た摺動面材をすべり層を外側にして前記円筒体の外周面に巻付け、予備円筒成形体を作成する。内面に円筒壁面と円筒壁面に連なる部分凹球壁面と部分凹球壁面に連なる貫通孔とを備え、該貫通孔に段付きコアを嵌挿することによって内部に中空円筒部と該中空円筒部に連なる球帯状中空部とが形成された金型を用意し、該金型の段付きコアに前記予備円筒成形体を挿入する。
【0019】
金型の中空部に位置せしめられた予備円筒成形体を、端面に予備円筒成形体の軸線と直交する面に対し傾きをもった平面状の斜面部を備えたパンチによりコア軸方向に1〜3トン/cmの圧力で圧縮成形し、内面に貫通孔を備え、外面に部分凸球面部を有するとともに該部分凸球面部の最大外径側端面に平面状の斜面部を備えた球帯状シール体を作製する。この圧縮成形により、円筒体の金網からなる補強材と耐熱材とは互いに絡み合って一体化したシール体母材を形成し、該母材の部分凸球面部表面には該母材と一体化した摺動面材の潤滑組成物と金網とが混在一体となった潤滑すべり層が形成される。
【0020】
つぎに本発明の実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいてさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例には何等限定されないのである。
【0022】
【実施例】
図1において、エンジン側に連結された上流側排気管20の管端部外周面には、外面に部分凸球面部31を有し、かつ該部分凸球面部31に潤滑すべり層を具備した球帯状シール体30が該シール体30の軸方向に設けられた中央貫通孔32において嵌合着座せしめられているとともに該シール体30の部分凸球面部31の最大外径側端面には該排気管20の軸線Lに直交する面に対して傾きRをもつ平面状の斜面部33が形成されている。この平面状の斜面部33の傾きRは該排気管20の軸線Lに直交する面に対して大きな傾きをとる必要はなく、平面状の斜面部33の傾きRは該排気管20の軸線Lに直交する面に対して5°以下、好ましくは1〜3°の傾きでよい。
【0023】
該上流側排気管20の外周面には、その中央部に貫通孔41を具備したフランジ40が該貫通孔41を該排気管20の外周面に嵌挿させて該排気管20に固着されている。該フランジ40にはその中央部に円筒状突出部42が形成されており、該円筒状突出部42の端面には前記球帯状シール体30の部分凸球面部31の最大外径側端面に形成された平面状の斜面部33に対する傾きRをもった平面状の斜面部43が形成されている。該フランジ40の円筒状突出部42の端面に形成された平面状の斜面部43は前記上流側排気管20の管端部外周面に嵌合着座せしめられた球帯状シール体30の部分凸球面部31の最大外径側端面に形成された平面状の斜面部33に一致させて、両者は当接せしめられている。
【0024】
一方、大気側に連結された下流側排気管50の管端部には、前記シール体30の部分凸球面部31に対応する凹球面シール座51が固着されており、該シール座51にはその外周縁から該排気管50の軸線に対して直角に放射方向に延設されたフランジ部52が形成されている。
【0025】
前記上流側排気管20と下流側排気管50とは、一方の端部が該上流側排気管20に固着されたフランジ40にナット60により締付け固定され、他方の端部が該下流側排気管50の管端部に固着されたフランジ部52を挿通して延設された一対の頭付きボルト70と該頭付きボルト70の頭部71と該フランジ部52との間に配置された押圧ばね80とによって連結されており、この押圧ばね80によって、該シール体30の部分凸球面部31と下流側排気管50の管端部に固着されたフランジ部52の凹球面シール座51とが加圧の下に相互に角変位自在に摺接するよう構成されている。
【0026】
図2は、前記上流側排気管20に固着されたフランジ40の他の実施例を示すもので、該フランジ40は金属薄板をプレス成形して形成された、所謂板金製フランジである。該フランジ40は中央部に貫通孔41を具備するとともに一方の端面に円筒突出部44を一体に備えている。該円筒突出部44の端面には、前記球帯状シール体30の部分凸球面部31の最大外径側端面に形成された平面状の斜面部33に対応する傾きRをもった平面状の斜面部45が形成されており、該平面状の斜面部45は、前記上流側排気管20の管端部外周面に嵌合着座せしめられた球帯状シール体30の部分凸球面部31の最大外径側端面に形成された平面状の斜面部33に一致させて当接している。
【0027】
上述した球面管継手において、エンジン側に連結された上流側排気管と下流側排気管との間に相対的なねじれが生じ、当該ねじれに起因する微小揺動変位が球面管継手部位に伝達された場合、該継手部における球帯状シール体の部分凸球面部の最大外径側端面には排気管の軸線に直交する面に対して傾きをもった平面状の斜面部が形成されており、該平面状の斜面部は該排気管に固着されたフランジの平面状の斜面部と面接触しているため、両者の間には回転は生じず、固定状態が保たれるので、該シール体の端面に該微小揺動変位に起因する摩耗を生じることはなく、該シール体の端面と該端面と接触するフランジとの間からの排気ガスの漏洩は防止される。
【0028】
該シール体の端面とフランジとの間に固定状態が保たれることにより、相対的な微小揺動変位は該球帯状シール体の部分凸球面部と凹球面シール座との間の変位となって現れるが、球帯状シール体の部分凸球面部の表面には潤滑すべり層が形成されているため、当該揺動変位は該部分凸球面部と凹球面シール座との円滑なすべりによって許容される。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、エンジン側に連結された一方の排気管と大気側に連結された他方の排気管との間に相対的なねじれが生じ、当該ねじれに起因する微小揺動変位が球面管継手部位に伝達された場合であっても、継手部における球帯状シール体の最大外径側端面の平面状の斜面部はフランジの平面状の斜面部と面接触しており、両者の間に固定状態が保たれるので、該シール体の端面に該微小揺動変位に起因する摩耗を生じることはなく、該シール体の端面の端面と該端面と接触するフランジとの間からの排気ガスの漏洩が防止された球面管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の球面管継手を示す縦断面図である。
【図2】本発明の球面管継手の他の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来技術の球面管継手を示す縦断面図である。
【符号の説明】
20・・上流側排気管
30・・球帯状シール体
31・・部分凸球面部
33・・斜面部
40・・フランジ
44・・斜面部
50・・下流側排気管
51・・凹球面シール座
R・・傾き

Claims (6)

  1. 上流側排気管と下流側排気管とが管端部に隙間を残して同一軸線上に対向して配置されており、一方の排気管の管端部には中央部に貫通孔を有し、外面に部分凸球面部を有するとともに該部分凸球面部の表面に潤滑すべり層を有する球帯状シール体が該貫通孔において嵌合着座されており、該シール体にはその部分凸球面部の最大外径側端面に該排気管の軸線に直交する面に対して傾きをもつ平面状の斜面部が形成されており、該シール体の平面状の斜面部に対応する平面状の斜面部を具備したフランジが該平面状の斜面部を該シール体の端面の平面状の斜面部に相互に面接触させて該排気管の外周面に固着されており、他方の排気管の管端部には該シール体の部分凸球面部に対応し、かつ該部分凸球面部と摺接する凹球面シール座が設けられており、両排気管は押圧ばねなどの押圧手段によって相対角変位可能に連結されていることを特徴とする球面管継手。
  2. 一方の排気管に固着されたフランジはその中央部に円筒状突出部を具備しており、該円筒状突出部の端面に該シール体の平面状の斜面部に対応する傾きをもった平面状の斜面部が形成されている請求項1に記載の球面管継手。
  3. 球帯状シール体の部分凸球面部の最大外径側端面に形成された平面状の斜面部の傾きは、該排気管の軸線に直交する面に対して1〜3°程度の傾きである請求項1又は2に記載の球面管継手。
  4. 潤滑すべり層は、窒化ホウ素70〜90重量%ならびにアルミナおよびあるいはシリカ10〜30重量%からなる潤滑組成物のすべり層と該すべり層を覆って該すべり層と一体化された金網からなる補強材とが混在一体となった平滑な面からなる請求項1から3のいずれか一項に記載の球面管継手。
  5. すべり層を形成する潤滑組成物は、窒化ホウ素70〜90重量%ならびにアルミナおよびあるいはシリカ10〜30重量%からなる潤滑組成物を100重量部とし、これに200重量部以下の割合でポリテトラフルオロエチレン樹脂が含有されている請求項4に記載の球面管継手。
  6. すべり層を形成する潤滑組成物は、窒化ホウ素70〜90重量%ならびにアルミナおよびあるいはシリカ10〜30重量%からなる潤滑組成物を100重量部とし、これに50〜150重量部の割合でポリテトラフルオロエチレン樹脂が含有されている請求項4に記載の球面管継手。
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