JP2003014177A - 排気管継手装置 - Google Patents

排気管継手装置

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JP2003014177A
JP2003014177A JP2001194144A JP2001194144A JP2003014177A JP 2003014177 A JP2003014177 A JP 2003014177A JP 2001194144 A JP2001194144 A JP 2001194144A JP 2001194144 A JP2001194144 A JP 2001194144A JP 2003014177 A JP2003014177 A JP 2003014177A
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JP
Japan
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spherical
exhaust pipe
layer
seal body
seal seat
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JP2001194144A
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Wataru Abe
亘 安部
Hidenori Sawano
英徳 澤野
Migaku Miyashita
磨 宮下
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Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Oiles Industry Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
    • F16J15/10Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing
    • F16J15/12Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing with metal reinforcement or covering
    • F16J15/121Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing with metal reinforcement or covering with metal reinforcement
    • F16J15/126Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing with metal reinforcement or covering with metal reinforcement consisting of additions, e.g. metallic fibres, metallic powders, randomly dispersed in the packing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 300℃を超える高温領域においても異常音
の発生がなく、かつシール体及び相手材の耐摩耗性を向
上させることのできる排気管継手装置をを提供するこ
と。 【解決手段】 球面継手は、一方の排気管100の管端
部に形成された凹球面シール座401と、他方の排気管
の管端部に配置され、該凹球面シール座に摺接する部分
凸球面部302を具備した球帯状シール体300とから
なり、球帯状シール体は、膨張黒鉛からなる耐熱材と金
網からなる補強材との圧縮成形物からなるとともに部分
凸球面部の表面は固体潤滑剤からなる潤滑すべり層21
と該潤滑すべり層を覆って該潤滑すべり層と一体化され
た金網からなる補強材とが混在一体となった平滑な面に
形成されており、該球帯状シール体の部分凸球面部が摺
接する凹球面シール座の表面には、窒化層、Ni−P合
金被膜層及びNi−P−B合金被膜層のうちのいずれか
一つから選択される硬質層404が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は自動車の排気管継手
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの排気ガスは、エンジン
から車体フレームなどに配置された排気管に導かれて大
気中に排出されるが、この排気管はエンジンのトルク反
力及び慣性力などにより繰り返し曲げ応力を受ける。と
くに前輪駆動横置きエンジンの場合は、縦置きエンジン
の場合に比較して、この曲げ応力はかなり大きいものと
なる。したがって、エンジンの振動が排気管つり架具を
伝わって車室内にもたらされたり、あるいは騒音の原因
にもなるばかりでなく排気管の疲労折損などの不具合を
生じる危険もある。このような問題を解決するために、
従来、排気管の所定箇所に球面管継手を配置して応力を
吸収させるなどの手段が講じられている。
【0003】ここで、従来公知のこの種球面管継手の一
例を図16に基づいて説明すると、つぎのとおりであ
る。図16において、上流側排気管(エンジン側)1と
下流側排気管(大気側)2とは、管端部に僅かな隙間S
を残して相対峙するように同一軸線上に配置されてい
る。該上流側排気管1の管端部3の外周面には、内面に
貫通孔4を有し外面に部分凸球面部5を有する球帯状シ
ール体6が該貫通孔4を嵌合させ、該部分凸球面部5の
大径側端面7を該上流側排気管1の外周面に立設された
フランジ8に接触させて配されている。
【0004】一方、下流側排気管2の端部には、前記球
帯状シール体6の部分凸球面部5に対応する凹球面部9
と凹球面部9の開口部周縁にフランジ部10を備えた径
拡大部11が一体的に形成されており、該下流側排気管
2は径拡大部11の凹球面部9を球帯状シール体6の部
分凸球面部5に摺接させて配置されている。
【0005】上、下流側排気管1、2とは、一端がフラ
ンジ8に固定され、他端が径拡大部11のフランジ部1
0を貫通して配された一対のボルト12と該ボルト12
の外周面を囲繞して該ボルト12の頭部13とフランジ
部10との間に配された一対のコイルばね14とからな
る弾性連結装置15により連結されており、該下流側排
気管2には常時、上流側排気管1方向にばね力が付勢さ
れている。そして、上、下流側排気管1、2に生じる相
対角変位に対しては、球帯状シール体6の部分凸球面部
5と下流側排気管2の端部に形成された径拡大部11の
凹球面部9との摺接で許容するよう構成されている。
【0006】ところで、上述した構成からなる球面管継
手に使用される球帯状シール体には、自動車エンジン
の回転に伴なって生じる上流側排気管と下流側排気管と
の間の相対角運動を円滑に許容する機能、排気ガスの
当該継手部分からの漏洩を防止する機能、などが要求さ
れる。
【0007】そして、この球帯状シール体としては、例
えば特公昭58−21144号公報に開示されているよ
うに、金属ワイヤメッシュと可撓性を有する膨張黒鉛シ
ートやマイカシートなどの耐熱材料とを重ね合わせ、こ
れらを円筒状に捲回して予備成形体を形成したのち、該
予備成形体を該成形体の軸方向に圧縮して形成したもの
が使用されている。
【0008】上記構成からなる球帯状シール体は耐熱性
を有し、相手材とのなじみ性に優れることからシール性
が良好であり、また衝撃強度も著しく改善されていると
いう利点を有する反面、乾燥摩擦条件下での摩擦におい
ては、該シール体を形成する膨張黒鉛が相手材となる凹
球面部の表面に移着して黒鉛被膜を形成し、該シール体
がこの黒鉛被膜との摺動に移行した段階でスティックス
リップを生じ、往々にして異常音を発生するという欠点
がある。
【0009】上述した欠点を解決するべく本出願人は特
願昭56−130343号(特開昭58−34230
号)を提案した。この技術は、金網からなる補強材を、
その上に層状に配置された耐熱性を有する四ふっ化エチ
レン樹脂などの固体潤滑剤と共に捲回し、圧縮成形して
得られた成形体の表面に、変形して絡み合った補強材
と、補強材の網目及び細線間に充填保持された固体潤滑
剤とが混在している平滑な面が現れているシール体を開
示するものである。
【0010】このシール体は、前記特公昭58−211
44号公報に開示されたシール体と比較すると、相手材
と摺接する摺動面に、金網からなる補強材と固体潤滑剤
とが混在しており、補強材と固体潤滑剤とが交互に露出
して存在する構成であるので、摺動時に形成される相手
材表面への固体潤滑剤被膜の被膜形成能に優れており、
また固体潤滑剤被膜が相手材表面に過度に形成された場
合には補強材がかき取る役割を果たし、前記シール体に
おける黒鉛被膜との直接的な接触が回避されることか
ら、異常音の発生を極力防止できるという利点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記利
点を有するシール体においても、該シール体と相手材と
の摩擦の増加に伴ない、相手材の表面に形成された固体
潤滑剤被膜が摩耗粉として摩擦面間に介在、とくに30
0℃を超える高温領域においてはこの摩耗粉は酸化物と
なって摩擦面間に介在し、相手材表面の固体潤滑剤被膜
が掻き落され、相手材とシール体の補強材との金属同士
の摩擦に移行する虞がある。
【0012】通常、シール体を形成する補強材として
は、耐熱性を有するステンレス鋼線からなる金網が使用
され、また、相手材もまた、耐熱性を有するステンレス
鋼から形成されていることから、上記金属同士の摺動に
おいてはステンレス鋼同士、所謂ともがねの摺動とな
り、不整摩擦を生じて往々にして異常音を発生させると
いう欠点として現れる。また、シール体と相手材との摩
擦において、該シール体の表面は金網からなる補強材が
露出した不連続な面(凹凸面)となっており、この不連
続な面と摺接する相手材の表面は支圧強度が高くなり、
該相手材表面に凹みなどの損傷を生じさせ、該相手材の
表面及び該表面と摺接するシール体の摩耗を促進させる
虞がある。
【0013】本発明は上記実情に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、300℃を超える高温領
域においても異常音の発生がなく、かつシール体及び相
手材の耐摩耗性を向上させることのできる排気管継手装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の排
気管継手装置は、同軸上に配列される複数の排気管のた
めの排気管継手装置であって、一方の排気管の管端部と
この管端部に相対峙する他方の排気管との間に配された
球面継手と、この球面継手を介して両排気管の管端部を
相互に連結する弾性連結装置とを具備しており、球面継
手は、一方の排気管の管端部に形成された凹球面シール
座と、他方の排気管の管端部に配置され、該凹球面シー
ル座に摺接する部分凸球面部を具備した球帯状シール体
とからなり、球帯状シール体は、膨張黒鉛からなる耐熱
材と金網からなる補強材との圧縮成形物からなるととも
に部分凸球面部の表面は固体潤滑剤からなる潤滑すべり
層と該潤滑すべり層を覆って該潤滑すべり層と一体化さ
れた金網からなる補強材とが混在一体となった平滑な面
に形成されており、該球帯状シール体の部分凸球面部が
摺接する凹球面シール座の表面には、窒化層、Ni−P
合金被膜層及びNi−P−B合金被膜層のうちのいずれ
か一つから選択される硬質層が形成されていることを特
徴とする。
【0015】第一の態様の排気管継手装置によれば、球
帯状シール体と凹球面シール座との摩擦においては、該
シール体の部分凸球面部表面の潤滑すべり層が凹球面シ
ール座の硬質層の表面に潤滑被膜を形成し、この潤滑被
膜と、潤滑すべり層と該潤滑すべり層と一体化された金
網からなる補強材とが混在一体となった平滑な部分凸球
面部との摩擦になるので、排気管継手装置に作用する相
対角変位は異常音を発生させることなく円滑に許容され
る。また、高温領域において、潤滑被膜の酸化により、
該被膜が凹球面シール座の硬質層表面から掻き落され、
金網からなる補強材が露出した部分凸球面部と凹球面シ
ール座の硬質層との摩擦に移行した場合でも、該補強材
と凹球面シール座の硬質層とは高温領域において摺動特
性に優れているため、不整摩擦を生じることがなく、結
果として不整摩擦に起因する異常音の発生は防止され
る。さらに、凹球面シール座の表面硬さが高められてい
るので、凹球面シール座と該シール体の部分凸球面部の
不連続な面(凹凸面)との摩擦においては、該凹球面シ
ール座に凹みなどの損傷が生じることがなく、凹球面シ
ール座の表面及び該表面と摺接する球帯状シール体の耐
摩耗性が向上される。
【0016】上記凹球面シール座の表面に形成される硬
質層としての窒化層は、例えばガス窒化処理法、ガス軟
窒化処理法、プラズマ窒化処理法などの方法で形成さ
れ、また硬質層としてのNi−P合金被膜層及びNi−
P−B合金被膜層は、例えば無電解めっき法などによっ
て形成される。
【0017】本発明の第二の態様の排気管継手装置で
は、上記の第一の態様の排気管継手装置において、窒化
層、Ni−P合金被膜層及びNi−P−B合金被膜層の
うちのいずれか一つから選択される硬質層は、その表面
硬さがビッカース硬さ(Hv)400〜1200であ
る。
【0018】第二の態様の排気管継手装置によれば、硬
質層の表面硬さがビッカース硬さ(Hv)400未満で
は、とくに球帯状シール体の部分凸球面部の不連続な面
(凹凸面)と摺接する凹球面シール座側に摩擦による凹
みなどの損傷が生じるのを防止し難く、またビッカース
硬さ(Hv)1200を超えても上記効果のそれ以上の
向上は見られない。
【0019】本発明の第三の態様の排気管継手装置で
は、上記の第一又は第二の態様の排気管継手装置におい
て、固体潤滑剤はポリテトラフルオロエチレン樹脂から
なる。
【0020】第三の態様のような、ポリテトラフルオロ
エチレン樹脂からなる潤滑すべり層では、とくに排気管
継手装置の雰囲気温度が常温から300℃の温度におい
ては、凹球面シール座の硬質層に潤滑皮膜を形成して該
球帯状シール体と凹球面シール座との間に生じる相対角
変位を何らの異常音を発生させることなく円滑に行わせ
ることができる。また、排気管継手装置の雰囲気温度が
300℃を超え、凹球面シール座の表面に形成された潤
滑被膜に酸化をきたし、該凹球面シール座の表面から脱
落して該凹球面シール座と該シール体の部分凸球面の表
面に露出する金網からなる補強材との摩擦に移行した場
合でも、前述したように該凹球面シール座の表面には硬
質層が形成されており、該シール体の部分凸球面の表面
に露出する金網からなる補強材はこの硬質層との摩擦と
なるが、硬質層と補強材とは高温領域において摺動特性
が優れているので不整摩擦を生じることはなく、不整摩
擦に起因する異常音を生じることはない。したがって、
ポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる潤滑すべり層
であっても、排気管継手装置の雰囲気温度が300℃を
超える温度での使用を可能とする。
【0021】本発明の第四の態様の排気管継手装置で
は、上記の第一から三のいずれかの態様の排気管継手装
置において、弾性連結装置は、一方の排気管側に設けら
れる第一のフランジと、他方の排気管側に設けられる第
二のフランジと、第一及び第二のフランジのうちいずれ
か一方に一端が固定され、他端が他方のフランジを貫通
して配された一対のボルトと、球帯状シール体の凸球面
部の凹球面シール座への摺接を弾性的に確保する弾力性
を発生し、該ボルトの外周面を囲繞して該ボルトの頭部
と他方のフランジとの間に配置された一対のコイルばね
とからなる。
【0022】以下、本発明の実施の形態の例を、図を参
照して詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等
限定されない。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の排気管継手装置、該継手
装置に使用される球帯状シール体の構成材料及び球帯状
シール体の製造方法並びに凹球面シール座の表面の硬質
層について説明する。
【0024】図1は、本発明の排気管継手装置を示すも
のである。エンジン側に連結された上流側排気管100
の外周面には管端部101を残してフランジ200が立
設されており、該管端部101には、内面に貫通孔30
1を有し外面に部分凸球面部302を有するとともに該
部分凸球面部302の表面が固体潤滑剤からなる潤滑す
べり層21と該潤滑すべり層21を覆って該潤滑すべり
層と一体化された金網からなる補強材31とが混在一体
となった平滑な面に形成された球帯状シール体300が
貫通孔301を嵌合させ、部分凸球面部302の大径側
端面303を該フランジ200に当接させて着座せしめ
られている。上流側排気管100の管端部に僅かな隙間
Sを残して該上流側排気管100と相対峙してマフラー
側に連結され、端部に凹球面シール座401と該凹球面
シール座401の開口部周縁にフランジ部402を備え
るとともに該凹球面シール座401の表面に硬質層40
4を具備した径拡大部403が一体に形成された下流側
排気管400が該凹球面シール座401の表面の硬質層
404を球帯状シール体300の潤滑すべり層21と該
潤滑すべり層と一体化された金網からなる補強材31と
が混在一体となった平滑な面に形成された部分凸球面部
302に摺接させて配置されている。
【0025】上、下流側排気管100、400には、一
端がフランジ200に固定され、他端が径拡大部403
のフランジ部402を挿通して配された一対のボルト5
00と該ボルト500の外周面を囲繞して該ボルト50
0の頭部501とフランジ部402との間に配された一
対のコイルばね600とからなる弾性連結装置700に
より連結されており、下流側排気管400には常時、上
流側排気管100方向にばね力が付勢されている。そし
て、上、下流側排気管100、400に生ずる相対角変
位に対しては、球帯状シール体300の潤滑すべり層と
該潤滑すべり層と一体化された金網からなる補強材とが
混在一体となった平滑な面に形成された部分凸球面部3
02と下流側排気管400の端部に形成された径拡大部
403の凹球面シール座401表面の硬質層404との
摺接で許容するように構成されている。
【0026】−球帯状シール体の構成材料− <補強材について>補強材は、オーステナイト系のSU
S304、SUS316、フェライト系のSUS430
などのステンレス鋼線を織ったり、編んだりして形成さ
れる金網が使用される。該金網を形成する金属細線の線
径は0.10〜0.32mm程度のものが使用され、ま
た金網の網目は3〜6mm程度のものが使用されて好適
である。
【0027】<耐熱材について>耐熱材としては、膨張
黒鉛が使用される。膨張黒鉛は、特公昭44−2396
6号公報に開示されている米国ユニオンカーバイト社製
の「グラフォイル(商品名)」あるいは日本カーボン社
製の「ニカフィルム(商品名)」など、厚さ0.3〜
1.0mmのシート状のものが使用されて好適である。
【0028】潤滑すべり層は、固体潤滑剤としてポリテ
トラフルオロエチレン樹脂を使用した場合は、平均粒径
0.3μmのポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を固
形分として20〜50重量%分散含有した水性ディスパ
ージョンを、後述する製造方法において、前記シート状
の耐熱材の表面に刷毛塗り、スプレーなどの手段によっ
て被覆し、最終の圧縮工程においてシール体の外面部分
凸球面部の表面に展延されて形成される。シート状の耐
熱材の表面に水性ディスパージョンを被覆するにあた
り、水性ディスパージョン中の固形分が20〜30重量
%(水分70〜80重量%)の場合には、被覆操作を2
〜3回繰り返すことにより所望の厚さの潤滑すべり層と
することができる。
【0029】次に、上述した構成材料からなる球帯状シ
ール体の製造方法について図面に基づき説明する。
【0030】所定の幅と長さに切断した膨張黒鉛シート
からなる耐熱材20を用意する。金属細線を織ったり、
編んだりすることによって形成される金網を用意し、こ
の金網を所定の幅と長さに切断するか、または、図4に
示すように、金属細線を編んで円筒状金網30を形成し
たのち、これを一対のローラ40、40間に通すかして
帯状金網を作製し、これを切断して補強材31として使
用する。
【0031】この帯状金網からなる補強材31と前記耐
熱材20とを重ね合わせるとともに、この重合体を、耐
熱材20を内側にしてうず巻き状であって、耐熱材20
が1回多くなるように捲回し、図5に示すように、筒状
母材50を形成する。
【0032】前記耐熱材20と同様の耐熱材20を別途
用意し、該耐熱材20の一方の表面に、潤滑すべり層2
1を形成する。この潤滑すべり層21を形成する固体潤
滑剤として、ポリテトラフルオロエチレン樹脂を使用す
る場合は、つぎのようにして行なわれる。平均粒径0.
3μmのポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を固形分
として20〜50重量%分散含有した水性ディスパージ
ョンを用意し、この水性ディスパージョンを耐熱材20
の一方の表面に刷毛塗り、スプレー等の手段で被覆し、
乾燥して該ポリテトラフルオロエチレン樹脂の潤滑すべ
り層21を形成する。
【0033】一方、先に図4において説明したように、
金属細線を編んで円筒状金網30を形成したのち、これ
を一対のローラ40、40間に通して作製した帯状金網
からなる補強材31を別途用意し、該補強材31内に潤
滑すべり層21を具備した耐熱材20を挿入するととも
に、これを一対のローラ41、41間に通して一体化さ
せた摺動面材60を作製する。このようにして得た摺動
面材60を潤滑すべり層21を外側にして前記筒状母材
50の外周面に巻付け、予備円筒成形体70を作製する
(図8)。
【0034】内面に円筒壁面81と円筒壁面81に連な
る部分凹球壁面82と部分凹球壁面82に連なる貫通孔
83とを備え、該貫通孔83に段付きコア84を嵌挿す
ることによって内部に中空円筒部85と該中空円筒部8
5に連なる球帯状中空部86とが形成された金型80を
用意し、該金型80の段付きコア84に前記予備円筒成
形体70を挿入し、該予備円筒成形体70を金型80の
中空部に位置させる(図9)。
【0035】金型80の中空部に位置させた予備円筒成
形体70をコア軸方向に3トン/cmの圧力で圧縮成
形し、図2及び図3に示すような、内面に貫通孔301
を備え、外面に部分凸球面部302を備えた球帯状シー
ル体300を作製する。
【0036】この圧縮成形により、貫通孔301から部
分凸球面部302にかけての球帯状シール体300の内
部は、耐熱材20と金網からなる補強材31とが圧縮さ
れ、互いに絡み合って構造的一体性を有するように構成
され、部分凸球面部302の表面は潤滑すべり層21の
露出面と金網からなる補強材31とが混在一体となった
平滑な面に形成されている。
【0037】<凹球面シール座の表面の硬質層について
>凹球面シール座401を具備した径拡大部403はス
テンレス鋼から形成されているとともに該凹球面シール
座401の表面には窒化層、Ni−P合金被膜層及びN
i−P−B合金被膜層のうちのいずれか一つから選択さ
れる硬質層404が形成されている。この硬質層404
は、その表面硬さがビッカース硬さ(Hv)400〜1
200である。
【0038】硬質層404としての窒化層は、例えばガ
ス窒化処理法、ガス軟窒化処理法、プラズマ窒化処理法
などの方法で形成され、また硬質層201としてのNi
−P合金被膜層及びNi−P−B合金被膜層は、無電解
めっき法などによって形成される。
【0039】つぎに、潤滑すべり層の露出面と金網から
なる補強材とが混在一体となった部分凸球面部を具備し
た球帯状シール体と表面に硬質層を具備した凹球面シー
ル座との摩擦試験を図1に示す排気管継手装置を使用し
て行ない、異常音の発生の有無について試験した結果に
ついて説明する。
【0040】−球帯状シール体の作製− 金属細線として線径0.28mmのオーステナイト系ス
テンレス鋼線(SUS304)を使用し、網目3mmの
円筒状編組金網を作製し、これをローラ間に通して帯状
の金網とし、これを補強材とした。耐熱材として、厚さ
0.5mmの膨張黒鉛シートを使用した。これら補強材
と耐熱材とを重ね合わせたのち、耐熱材を内側にし最外
周に該耐熱材が位置するように捲回して筒状母材を作製
した。
【0041】上記耐熱材と同様の耐熱材を別途用意し
た。固体潤滑剤として平均粒径0.3μmのポリテトラ
フルオロエチレン樹脂粉末を固形分として30重量%分
散含有した水性ディスパージョン(ポリテトラフルオロ
エチレン樹脂30重量%、水分70重量%)を使用し、
これを該耐熱材の一方の表面に刷毛塗りし、乾燥すると
いう操作を3回繰り返して該ポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂の潤滑すべり層を形成した。上記補強材と同様の
円筒状金網を形成したのち、これをローラ間に通して作
製した帯状金網を別途用意し、該帯状金網内に前記潤滑
すべり層を備えた耐熱材を挿入するとともにこれらをロ
ーラ間に通して一体化させ、一方の面に潤滑すべり層と
金網とが混在した摺動面材を作製した。摺動面材を潤滑
すべり層を外側にして前記筒状母材の外周面に巻付け、
予備円筒成形体を作製した。ついで、この予備円筒成形
体を前述した金型を使用して該予備円筒成形体の軸方向
に3トン/cmの圧力で圧縮成形し、内面に貫通孔を
備え、外面に部分凸球面部を備えた球帯状シール体を作
製した。この球帯状シール体の部分凸球面部の表面は、
ポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる潤滑すべり層
と該潤滑すべり層を覆って該潤滑すべり層と一体化され
た金網からなる補強材とが混在一体となった平滑な面に
形成されている。
【0042】−凹球面シール座の表面硬質層の作製− ステンレス鋼(SUS304)からなる凹球面シール座
の表面に、プラズマ窒化処理を施し、該凹球面シール
座の表面にビッカース硬さHv570の窒化層を、N
i−P−B合金の無電解メッキ処理を施し、該凹球面シ
ール座の表面にビッカース硬さHv730のNi−P−
B合金被膜を、Ni−P合金の無電解メッキ処理を施
し、該凹球面シール座の表面にビッカース硬さHv50
0のNi−P合金被膜を、それぞれ形成した。
【0043】試験体1 上記球帯状シール体と上記の表面にビッカース硬さH
v570の窒化層を形成した凹球面シール座との組合わ
せ。
【0044】試験体2 上記球帯状シール体と上記の表面にビッカース硬さH
v730のNi−P−B合金被膜を形成した凹球面シー
ル座との組合わせ。
【0045】試験体3 上記球帯状シール体と上記の表面にビッカース硬さH
v500のNi−P合金被膜を形成した凹球面シール座
との組合わせ。
【0046】試験体4(比較例) 球帯状シール体とSUS304からなる凹球面シール座
との組合わせ。
【0047】<試験条件1> コイルバネによる押圧力:72kgf 揺動角:±3
° 振動数:12ヘルツ 雰囲気温度(図1に示す凹球面シール座の外表面温
度):室温(20℃)〜300℃ <試験条件2> コイルバネによる押圧力:72kgf 揺動角:±3
° 振動数:12ヘルツ 雰囲気温度(図1に示す凹球面シール座の外表面温
度):室温(20℃)〜500℃
【0048】<試験方法>12ヘルツの振動数で±3°
の揺動運動を1回として室温で45,000回行なった
のち、該揺動運動を継続しながら雰囲気温度を300℃
または500℃まで昇温し(昇温中の揺動回数45,0
00回)、該雰囲気温度が300℃または500℃に到
達した時点で115,000回の揺動運動を行ない、つ
いで該揺動運動を継続しながら雰囲気温度を室温まで降
温(降温中の揺動回数45,000回)するという、全
揺動回数250,000回を1サイクルとして4サイク
ル行なう。
【0049】異常音の発生の有無の評価はつぎのように
して行なった。 評価記号1:異常音の発生のないもの。 評価記号2:試験片に耳を近づけた状態で、かすかに異
常音が聴こえるもの。 評価記号3:定位置(試験片から1.5m離れた位置)
では生活環境音に消され、一般には判別し難いが試験担
当者には異常音として判別できるもの。 評価記号4:定位置で誰でも異常音(不快音)として識
別できるもの。
【0050】図10は、上記試験方法によって得られた
試験条件1における異常音の発生の有無の試験結果を示
すグラフである。試験条件1の試験結果からは試験体1
ないし試験体3及び試験体4(比較例)のいずれも異常
音の発生は認められなかった。
【0051】一方、図11ないし図13は、上記試験方
法によって得られた試験条件2における各試験体の異常
音の発生の有無の結果を示すグラフである。図11は試
験体1の試験結果を、図12は試験体2の試験結果を、
図13は試験体3の試験結果をそれぞれ示すものであ
り、試験体1ないし試験体3は揺動回数が50万回を超
えた時点で異常音の評価レベルが1から2に変化したに
止まり、運転者が不快音と感じる評価レベル3以上のレ
ベルには達しなかった。これは、雰囲気温度が500℃
という高温条件において、球帯状シール体と凹球面シー
ル座との摩擦初期の段階で凹球面シール座の表面に形成
されたポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる潤滑被
膜に酸化をきたし、該凹球面シール座の表面から脱落し
て該凹球面シール座と該シール体の部分凸球面の表面に
露出する金網からなる補強材との摩擦に移行した場合で
も、該凹球面シール座の表面には窒化層(試験1)、N
i−P−B合金被膜層(試験2)あるいはNi−P合金
被膜層(試験3)からなる硬質層が形成されており、該
シール体の部分凸球面の表面に露出する金網からなる補
強材とこの硬質層との摩擦に移行しても、これら硬質層
と補強材とは高温領域において摺動特性が優れているの
で不整摩擦を生じることはなく、不整摩擦に起因する異
常音を生じなかったものと推察される。
【0052】これに対し、試験体4(比較例)において
は、図14に示すように、揺動回数が25万回を超える
と急激に異常音の発生が認められた。これは、雰囲気温
度が500℃という高温条件において、球帯状シール体
と凹球面シール座との摩擦初期の段階で凹球面シール座
の表面に形成されたポリテトラフルオロエチレン樹脂か
らなる潤滑被膜に酸化をきたし、該凹球面シール座の表
面から脱落して該凹球面シール座と該シール体の部分凸
球面の表面に露出する金網からなる補強材との摩擦、す
なわちステンレス鋼同士の摩擦、所謂ともがねの摩擦に
移行し、不整摩擦を生じて異常音を発生させたものと推
察される。図15は異常音が発生した時点での摩擦係数
の変動を示すものであり、上下方向に大きく変動してい
る、所謂不整摩擦を生じていることがわかる。
【0053】以上の試験結果から、潤滑すべり層と該潤
滑すべり層を覆って該潤滑すべり層と一体化された金網
からなる補強材とが混在一体となった平滑な面に形成さ
れた部分凸球面部を備えた球帯状シール体と表面に窒化
層、Ni−P合金被膜層及びNi−P−B合金被膜層の
うちのいずれか一つから選択される硬質層が形成された
凹球面シール座との組合わせにおいては、室温から50
0℃の高温領域にわたって異常音の発生は認められなか
った。このことは、当該組合わせを有する排気管継手装
置においては広範囲の温度領域において、上、下流側排
気管の相対角変位を異常音を発生させることなく許容で
きるものである。
【0054】
【発明の効果】本発明の排気管継手装置によれば、球帯
状シール体は膨張黒鉛からなる耐熱材と金網からなる補
強材との圧縮成形物からなると共に部分凸球面部の表面
は潤滑すべり層と該潤滑すべり層を覆って該潤滑すべり
層と一体化された金網からなる補強材とが混在一体とな
った平滑な面に形成されており、該球帯状シール体の部
分凸球面部が着座する凹球面シール座の表面には窒化
層、Ni−P合金被膜層及びNi−P−B合金被膜層の
うちのいずれか一つから選択される硬質層が形成されて
いるので、球帯状シール体と凹球面シール座との摩擦に
おいては、該シール体の部分凸球面部表面の潤滑すべり
層が凹球面シール座の硬質層の表面に潤滑被膜を形成
し、この潤滑被膜と、潤滑すべり層と該潤滑すべり層と
一体化された金網からなる補強材とが混在一体となった
平滑な部分凸球面部との摩擦により排気管継手装置に作
用する相対角変位は異常音を発生させることなく円滑に
許容される。また、高温領域において、潤滑被膜の酸化
により、該被膜が凹球面シール座の硬質層表面から掻き
落され、金網からなる補強材が露出した部分凸球面部と
凹球面シール座の硬質層との摩擦に移行した場合でも、
該補強材と凹球面シール座の硬質層とは摺動特性に優れ
ているため、不整摩擦を生じることがなく、結果として
不整摩擦に起因する異常音の発生は極力防止される。さ
らに、凹球面シール座の表面硬さが高められているの
で、凹球面シール座と該シール体の部分凸球面部の不連
続な面(凹凸面)との摩擦においては、該凹球面シール
座に凹みなどの損傷が生じることがなく、凹球面シール
座の表面及び該表面と摺接する球帯状シール体の耐摩耗
性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気管継手装置の縦断面説明図であ
る。
【図2】図1の排気管継手装置に使用される球帯状シー
ル体を示す縦断面図である。
【図3】図2に示す球帯状シール体の部分凸球面部の部
分拡大断面図である。
【図4】球帯状シール体の製造工程における金網からな
る補強材の形成方法の説明図である。
【図5】球帯状シール体の製造工程における筒状母材の
平面図である。
【図6】球帯状シール体の製造工程における摺動面材の
形成方法の説明図である。
【図7】球帯状シール体の製造工程における摺動面材の
形成方法の説明図である。
【図8】球帯状シール体の製造工程における予備円筒成
形体の形成方法の平面図である。
【図9】球帯状シール体の製造工程における金型中に予
備円筒成形体を挿入した状態を示す縦断面図である。
【図10】試験体1ないし試験体3及び試験体4(比較
例)の試験結果を示すグラフである。
【図11】試験体1の試験結果を示すグラフである。
【図12】試験体2の試験結果を示すグラフである。
【図13】試験体3の試験結果を示すグラフである。
【図14】試験体4(比較例)の試験結果を示すグラフ
である。
【図15】図14のグラフにおける異常音の発生時点の
摩擦係数の変動を示すチャート図である。
【図16】従来の排気管継手装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
100 上流側排気管 200 フランジ 300 球帯状シール体 302 部分凸球面部 400 下流側排気管 401 凹球面シール座 404 硬質層 700 弾性連結装置
フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 AA01 BA00 BA04 DA11 DA14 EA03 FA01 GA01 3H104 JA03 LA07 LA15 LA18 LA20 LF09 LG03 LG23 3J040 BA03 EA15 EA17 EA44 EA45 EA46 EA47 FA01 FA02 FA07 FA11 HA06 HA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸上に配列される複数の排気管のため
    の排気管継手装置であって、一方の排気管の管端部とこ
    の管端部に相対峙する他方の排気管との間に配された球
    面継手と、この球面継手を介して両排気管の管端部を相
    互に連結する弾性連結装置とを具備しており、球面継手
    は、一方の排気管の管端部に形成された凹球面シール座
    と、他方の排気管の管端部に配置され、該凹球面シール
    座に摺接する部分凸球面部を具備した球帯状シール体と
    からなり、球帯状シール体は、膨張黒鉛からなる耐熱材
    と金網からなる補強材との圧縮成形物からなるとともに
    部分凸球面部の表面は固体潤滑剤からなる潤滑すべり層
    と該潤滑すべり層を覆って該潤滑すべり層と一体化され
    た金網からなる補強材とが混在一体となった平滑な面に
    形成されており、該球帯状シール体の部分凸球面部が摺
    接する凹球面シール座の表面には、窒化層、Ni−P合
    金被膜層及びNi−P−B合金被膜層のうちのいずれか
    一つから選択される硬質層が形成されていることを特徴
    とする排気管継手装置。
  2. 【請求項2】 硬質層は、その表面硬さがビッカース硬
    さ(Hv)400〜1200である請求項1に記載の排
    気管継手装置。
  3. 【請求項3】 固体潤滑剤は、ポリテトラフルオロエチ
    レン樹脂からなる請求項1又は2に記載の排気管継手装
    置。
  4. 【請求項4】 弾性連結装置は、一方の排気管側に設け
    られる第一のフランジと、他方の排気管側に設けられる
    第二のフランジと、第一及び第二のフランジのうちいず
    れか一方に一端が固定され、他端が他方のフランジを貫
    通して配された一対のボルトと、球帯状シール体の凸球
    面部の凹球面シール座への摺接を弾性的に確保する弾力
    性を発生し、該ボルトの外周面を囲繞して該ボルトの頭
    部と他方のフランジとの間に配置された一対のコイルば
    ねとからなる請求項1から3のいずれか一項に記載の排
    気管継手装置。
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