JP4175996B2 - 非接触加熱定着用トナー - Google Patents
非接触加熱定着用トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP4175996B2 JP4175996B2 JP2003370889A JP2003370889A JP4175996B2 JP 4175996 B2 JP4175996 B2 JP 4175996B2 JP 2003370889 A JP2003370889 A JP 2003370889A JP 2003370889 A JP2003370889 A JP 2003370889A JP 4175996 B2 JP4175996 B2 JP 4175996B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- toner
- acid
- weight
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
オーブン定着方式は、感光体または中間転写部材から転写紙上に転写された粉体トナー像に、たとえば、オーブン雰囲気下で赤外線を照射し、その輻射熱によりトナー像を溶融して転写紙上に定着させる方法である。
・粉体トナー像がいかなる部材にも接触することなく溶融して定着する非接触定着方式であるので、部材による像つぶれがなく現像時の解像度を劣化させない;
・定着時間が極めて短時間であるため、高速定着が可能である;
・定着による待ち時間がないため、クイックスタートが可能である;
・厚さ、紙質の異なる転写紙に容易に対応可能である。
多価アルコール成分のうち2価アルコール成分としては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
また結着樹脂は定着性のさらなる向上の観点から軟化点(Tm)が90〜110℃、特に100〜110℃であることが好ましい。
第2ポリエステル系樹脂としては、上述した多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させて得られたポリエステル樹脂、特に多価アルコール成分としてビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物を主成分とし、多価カルボン酸成分として3価以上のカルボン酸成分、特にベンゼントリカルボン酸と、さらにテレフタル酸、フマル酸、ドデセニルコハク酸からなる群より選択される少なくとも1種とを主成分として用いて得られたポリエステル樹脂が好ましい。
本発明において「示差熱曲線の極大ピークの温度」は示差走査熱量計(DSC-200;セイコー電子社製)を用い、以下の測定法によって得られた曲線から読み取った値を用いている。しかしながら、上記装置によって測定されなければならないというわけではなく、示差熱曲線の極大ピークを認識可能な曲線を測定できれば、いかなる装置によって測定されてもよい。
示差走査熱量計を用い、測定する試料10mgを精密に秤量して、これをアルミニウムパンに入れ、リファレンスとしてアルミナをアウミニウムパンに入れたものを用い、昇温速度30℃/minで常温から200℃まで昇温させた後、これを冷却し、昇温速度10℃/minで20〜120℃の間で測定を行ない、この昇温過程で30〜90℃の範囲における極大ピークの温度を求める。
重合型ポリオレフィン系ワックスはメタロセン法により製造することが可能である。メタロセン法は、チーグラー法と比較してより狭い分子量分布、より均一なコモノマーの取り込み、より低い融点およびより高い触媒収量が得られるという点でも優れている。
一般式(1):(R)4B−
(Rは分岐または直鎖状の置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の環状脂肪族基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のアラルキル基、置換または無置換の複素環基からなり互いに同じでも異なっていてもよく、互いに環形成していても良い。
特に、シアニン系化合物とアミニウム系化合物とを組み合わせて使用する場合、それらの使用割合は2:1〜1:3の範囲内で色ごとに適宜決定される。詳しくは、マゼンタトナーにおいては1:1〜1:2が好適である。シアントナーにおいては1:1〜2:1が好適である。イエロートナーにおいては1:1〜1:2が好適である。
帯電制御剤としては、例えば、フッ素系界面活性剤、サリチル酸金属錯体、アゾ系金属化合物のような含金属染料、マレイン酸を単量体成分として含む共重合体の如き高分子酸、第4級アンモニウム塩、ニグロシン等のアジン系染料、カーボンブラック等を添加することができる。
一方、結着樹脂を直接的に使用しない乳化重合凝集法、乳化重合法、懸濁重合法等の湿式重合法を採用する場合において結着樹脂のTgおよびTmは、着色剤、IR吸収剤、第1ワックスおよび第2ワックスを使用しないこと以外、当該湿式重合法と同様の方法によって得られるトナー粒子のTgおよびTmがそれぞれ前記範囲内であればよい。特にそのような湿式重合法を採用した場合の着色剤、IR吸収剤、第1ワックスおよび第2ワックスの含有量および使用量はトナー粒子中の結着樹脂を構成する重合性モノマー100重量部に対する値が前記範囲内であればよい。
温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー、および窒素導入管を取り付けたガス製4つ口フラスコに、表1に示す重量比でアルコール成分および酸成分を重合開始剤(ジブチル錫オキシド)とともに入れた。これをマントルヒーター中において窒素気流下にて、攪拌しながら220℃で加熱することにより反応させた。そして、この反応の進行は、酸価を測定することにより追跡した。所定の酸価に達した時点でそれぞれ反応を終了させて室温まで冷却し、ポリエステル樹脂H1、H2、L1およびL2を得た。得られた各ポリエステル樹脂を1mm以下に粗砕したものを以下のトナーの製造で用いた。なお、ここで得られたポリエステル樹脂の物性は、表1に示す通りのガラス転移温度(Tg)、軟化点(Tm)、酸価、水酸価およびTHF不溶分を有する。
また、樹脂H2と樹脂L1とを重量比15:85で混合したものをポリエステル樹脂A2として使用した。ポリエステル樹脂A2のTgは60℃、Tmは102℃であった。
また、樹脂H1と樹脂L2とを重量比15:85で混合したものをポリエステル樹脂A3として使用した。ポリエステル樹脂A3のTgは65℃、Tmは109℃であった。
エステルワックスA
四つ口フラスコにアルコールとしてグリセリン100g(約1モル)及びカルボン酸としてステアリン酸900g(約3モル)を加え、窒素気流下、220℃で反応水を留去しつつ、15時間常圧で反応させた。得られたエステル化粗生成物の量は約900gであった。このエステル化粗生成物約900gにトルエン190g及びエタノール90g(エステル化粗生成物100重量部に対し、炭化水素溶媒は20重量部、分離用アルコール溶媒は10重量部)を入れ、更に8%水酸化ナトリウム水溶液を加え、70℃で30分間攪拌した。その後30分間静置して水層部を除去して脱酸工程を終了した。ついで用いたエステル化粗生成物100重量部に対して、20重量部のイオン交換水を入れて、70℃で30分間攪拌した後、30分間静置して水層部を分離・除去した。廃水のpHが中性になるまで水洗を繰り返し、その後残ったエステル層を180℃、1kPaの減圧条件下で溶媒を留去し、ろ過を行い、融点62℃のエステルワックスAを得た。
表2に示す酸成分、アルコール成分、炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤およびアルカリ水溶液を、表2に示す量で使用したこと以外、上記エステルワックスAの製造方法と同様にしてエステルワックスB〜Fを得た。
ポリオレフィンコポリマーワックスA
反応器中に1000gのプロパン及び250gのプロペン及び30℃、0.5barの水素及び7barのエチレンを計量し添加する。更にこれらと並行して触媒を製造するために10mgのビス‐n‐ブチルシクロペンタジエニルジルコニウムジクロライドを5cm3のトルエン中の10重量%濃度のメチルアルミノキサン溶液に溶解し、そして15分間静置して予備活性化する。この反応器を70℃に加熱し、そして100rpmで攪拌する。20分後に圧力閉止弁を介して先ほど予備活性化させた触媒を添加することによって、250rpmで重合を開始する。冷却することによって重合温度70℃に調節し、そして更に成分を計量添加することによって気相中の組成を一定に保持する。1時間の重合時間の後に、イソプロパノールを添加して反応を停止させ、そして反応器を通気し、解放する。生成物を減圧乾燥することにより、融点105℃のエチレン‐プロピレンコポリマーAを得た。
反応器中に300gのプロパン及び1000gのプロペン、30℃、1barの水素及び4.5barのエチレンを計量し添加する。更にこれらと並行して触媒を製造するために5mgのビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライドを10cm3のトルエン中の10重量%濃度のメチルアルミノキサン溶液に溶解し、そして15分間静置して予備活性化する。この反応器を70℃に加熱し、そして100rpmで攪拌する。20分後に圧力閉止弁を介して先ほど予備活性化させた触媒を添加することによって、250rpmで重合を開始する。冷却することによって重合温度70℃に調節し、そして更に成分を計量添加することによって気相中の組成を一定に保持する。1時間の重合時間の後に、イソプロパノールを添加して反応を停止させ、そして反応器を通気し、解放する。生成物を減圧乾燥することにより、融点120℃のエチレン‐プロピレンコポリマーBを得た。
シアニン系化合物
5−メトキシ−1−エチル−3,3−ジメチル−2−メチレンインドリン2部、2−クロロ−1−ホルミル−3−ヒドロキシメチレンシクロヘキセン1部、テトラフルオロホウ酸1部及び無水酢酸ナトリウム0.5部を無水酢酸10部の溶媒中で、1時間煮沸した後室温まで冷却し反応液を吸引ろ過した。この反応液を氷水30部にあけて沈殿した結晶を吸引ろ過した。この結晶をメタノール20部で洗浄、乾燥し、シアニン系化合物を得た。
N、N、N’、N’−テトラキス(p−ジブチルアミノフェニル)−p−フェニレンジアミン1.38gを酢酸エチルに溶かし、アセトニトリル6ml、過塩素酸ナトリウム0.22g及び1、3−ジアミノプロパン四酢酸の第二鉄錯塩のアンモニウム塩1.13gを水6mlに溶かしたものを加えた。30℃で6時間攪拌した。反応混合物を水洗し、減圧濃縮し、n−ヘプタンを加えて、析出した結晶を濾取、乾燥し、アミニウム系化合物(緑色粉末)を得た。
各実施例または比較例で使用する結着樹脂と、C.I.Pigment Red57-1(富士色素社製)、C.I.Pigment Blue 15-3(大日本インキ社製)またはC.I.Pigment Yellow 180(クラリアント社製)とを重量比で7:3の割合で加圧ニーダーに仕込み、120℃で1時間混練した。冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し、顔料含有率30重量%のマゼンタ、シアンおよびイエローの顔料マスターバッチを得た。
実施例1〜13および比較例1〜6
表3および4に示す結着樹脂、第1ワックス、第2ワックス、およびIR吸収剤を、結着樹脂100重量部に対して表3および4に示す添加量で使用し、さらに顔料4.0重量部含有相当のマゼンタマスターバッチを使用した。これらの混合物をヘンシェルミキサーで十分混合した後、2軸押し出し混練機(PCM-63:池貝鉄工社製)を使用して、溶融混練した後冷却した。得られた混練物を冷却プレスで圧延し、冷却ベルトで冷却した後、フェザーミルで粗粉砕した。その後、機械式粉砕機(KTM:川崎重工業社製)で平均粒径10〜12μmまで粉砕し、さらに、ジェット粉砕機(IDS:日本ニューマチック工業社製)で平均粒径7μmまで粉砕粗粉分級した後、微粉分級をロータ型分級機(ティープレックス型分級機タイプ:100ATP:ホソカワミクロン社製)を使用して体積平均粒径7.5μm、のマゼンタトナー粒子を得た。
「カルナバ」はカルナバワックス(融点80℃)を意味する。
「800P」はポリエチレンワックス「800P」(三井化学社製)を意味する。
「2203A」はポリエチレンワックス「2203A」(三井化学社製)を意味する。
シアントナーの製造例
<シアン着色剤分散液>
顔料C.I.ピグメントブルー15:3 50重量部
シアニン系化合物 3.5重量部
アミニウム系化合物 6.0重量部
ドデシル硫酸エステルNa塩 10重量部
イオン交換水 200重量部
上記をサンドグラインダーミルで分散させ、体積平均粒子径(D50)が170nmのシアン着色剤分散液を得た。
(ラテックス1HMLの調製)
(分散媒1)
ドデシル硫酸ナトリウム 4.05g
イオン交換水 2500.00g
(1)核粒子の調製(第一段重合):撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5000m1のセパラブルフラスコに、上記分散媒1を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、フラスコ内の温度を80℃に昇温させた。
(単量体溶液1)
スチレン 568.00g
n−ブチルアクリレート 164.00g
メタクリル酸 68.00g
n一オクチルメルカプタン 16.51g
この活性剤溶液に、重合開始剤(過硫酸カリウム)9.62gをイオン交換水200gに溶解させた開始剤溶液を添加し、上記の単量体溶液を90分かけて滴下し、この系を80℃にて2時間にわたり加熱、撹拌することにより重合(第一段重合)を行い、ラテックスを調製した。これを「ラテックス(1H)」とする。ラテックス(1H)の重量平均粒径は68nmであった。
(単量体溶液2)
スチレン 123.81g
n一ブチルアクリレート 39.51g
メタクリル酸 12.29g
n−オクチルメルカプタン 0.72g
エステルワツクスA 65.0g
ポリオレフィンコポリマーワックスA 10.0g
撹拌装置を取り付けたフラスコ内において、上記の単量体溶液2を仕込み、80℃に加熱し溶解させて単量体溶液を調製した。
(分散媒2)
C10H21(OCH2CH2)2OSO3Na 0.60g
イオン交換水 2700.00g
一方、上記分散媒2を98℃に加熱し、この分散媒に、核粒子の分散媒である前記ラテックス(1H)を固形分換算で32g添加した後、循環経路を有する機械式分散機「クレアミツクス(CLEARMIX)」(エム・テクニック(株)製)により、単量体溶液2を8時間混合分散させ、乳化粒子(油滴)を含む分散液(乳化液)を調製した。
次いで、この分散液(乳化液)に、重合開始剤(過硫酸カリウム)6.12gをイオン交換水250m1に溶解させた開始剤溶液を添加し、この系を82℃にて12時間にわたり加熱撹拌することにより重合(第二段重合)を行い、ラテックス(ラテックス(1H)粒子の表面が被膜された構造の複合樹脂粒子の分散液)を得た。これを「ラテックス(1HM)」とする。
上記の様にして得られたラテックス(1HM)に、重合開始剤(KPS)8.8gをイオン交換水350mlに溶解させた開始剤溶液を添加し、82℃の温度条件下に、スチレン350g、n―ブチルアクリレート95g、メタクリル酸5g更にはこの活性剤溶液にn−オクチルメルカプタンを上記単量体に対し1.0モル%加え均一に撹拌したものを一時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより重合(第三段重合)を行った後、28℃まで冷却しラテックス(ラテックス(1H)からなる中心部と、第二段重合樹脂からなる中間層と、第三段重合樹脂からなる外層とを有し、前記第二段重合樹脂層にワックスが含有されている複合樹脂の分散液)を得た。このラテックスを「ラテックス(1HML)」とする。
ラテックス(1HML)を420.0g(固形分換算)と、イオン交換水900gと、上記シアン着色剤分散液150gとを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器(四つ口フラスコ)に入れ撹拌した。容器内の温度を30℃に調整した後、この溶液に5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜10.0に調整した。
次いで、塩化マグネシウム・6水和物65.0gをイオン交換水1000mlに溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分間放置した後に92℃まで昇温し、凝集粒子の生成を行った。その状態で、「コールターカウンターTA−II」にて凝集粒子の粒径を測定し、個数平均粒径が6.1μmになった時点で、塩化ナトリウム80.4gをイオン交換水1000m1に溶解した水溶液を添加して粒子成長を停止させ、更に熟成処理として液温度94℃にて加熱撹拌することにより、粒子の融着及び結晶性物質の相分離を継続させた(熟成工程)。その状態で、「FPIA−2000」にて融着粒子の形状を測定し、形状係数が0.960になった時点で30℃まで冷却し、撹拌を停止した。生成した融着粒子を濾過し、45℃のイオン交換水で繰り返し洗浄を行い、その後、40℃の温風で乾燥することにより、シアントナー粒子を得た。シアントナー粒子の個数平均粒径と形状係数を再度測定したところ、それぞれ6.0μm、0.962であった。
また、ワックス、着色剤およびIR吸収剤を含まない以外は上記と同様に融着粒子を作製し、濾過・洗浄・乾燥を行った後、Tgを測定したところ62℃であった。またTmは105℃であった。
トナー粒子100重量部に対して疎水性シリカ(ワツカー杜製:H2000)を0.5重量部、疎水性シリカ(一次粒子径21nm、HMDS処理品)を0.5重量部、酸化チタン(チタン工業杜製:STT−30S)を0.5重量部、平均粒径が0.2μmのチタン酸ストロンチウムを1.0重量部の割合で添加し、9Lヘンシェルミキサーにより、周速40m/sec で5分間混合した後、目開き106μmの篩で篩い、シアントナーC1を得た。なお、このトナーについて、疎水性シリカおよび疎水性酸化チタンの添加によっては、その形状および粒径は変化しなかった。
マゼンタトナーの製造例
<マゼンタ着色剤分散液>
顔料C.I.ピグメントレッド122 80重量部
シアニン系化合物 4.0重量部
アミニウム系化合物 6.0重量部
ドデシル硫酸エステルNa塩 10重量部
イオン交換水 200重量部
上記をサンドグラインダーミルで分散させ、体積平均粒子径(D50)が160nmのマゼンタ着色剤分散液を得た。
以下、上記マゼンタ着色剤分散液を使用したことおよびポリオレフィンコポリマーワックスAの代わりにポリオレフィンコポリマーワックスBを使用したこと以外、実施例14と同様の方法により、マゼンタトナー粒子を得た。このマゼンタトナー粒子の個数平均粒径と形状係数を再度測定したところ、それぞれ6.0μm、0.965であった。
マゼンタトナー粒子に対して実施例14と同様の方法で疎水性シリカ、疎水性酸化チタン、チタン酸ストロンチウムの処理を行い、マゼンタトナーM1を得た。
<イエロー着色剤分散液>
顔料C.I.ピグメントイエロー74 55重量部
シアニン系化合物 4.5重量部
アミニウム系化合物 7.0重量部
ドデシル硫酸エステルNa塩 10重量部
イオン交換水 200重量部
上記をサンドグラインダーミルで分散させ、体積平均粒子径(D50)が160nmのイエロー着色剤分散液を得た。
以下、上記イエロー着色剤分散液を使用したことおよびポリオレフィンコポリマーワックスAの代わりにポリオレフィンコポリマーワックスBを使用したこと以外、実施例14と同様の方法により、イエロートナー粒子を得た。このイエロートナー粒子の個数平均粒径と形状係数を再度測定したところ、それぞれ6.1μm、0.965であった。
イエロートナー粒子に対して実施例14と同様の方法で疎水性シリカ、疎水性酸化チタン、チタン酸ストロンチウムの処理を行い、イエロートナーY1を得た。
<ブラック着色剤分散液>
モーガルL(CABOT杜製) 85重量部
ドデシル硫酸エステルNa塩 10重量部
イオン交換水 200重量部
上記をサンドグラインダーミルで分散させ、体積平均粒子径(D50)が160nmのブラック着色剤分散液を得た。
以下、上記ブラック着色剤分散液を使用したことおよびポリオレフィンコポリマーワックスAの代わりにポリオレフィンコポリマーワックスBを使用したこと以外、実施例14と同様の方法により、ブラックトナー粒子を得た。このブラックトナー粒子の個数平均粒径と形状係数を再度測定したところ、それぞれ6.1μm、0.962であった。
ブラックトナー粒子に対して実施例14と同様の方法で疎水性シリカ、疎水性酸化チタン、チタン酸ストロンチウムの処理を行い、ブラツクトナーK1を得た。
IR吸収剤としてシアニン系化合物およびアミニウム系化合物の代わりにIR吸収剤である化合物1(下記一般式(I))を2重量部と消色剤である化合物2(下記一般式(II))を3.4重量部用いたことおよびポリオレフィンコポリマーワックスAの代わりにポリオレフィンコポリマーワックスBを使用したこと以外はそれぞれ実施例14〜16と同様のトナー粒子の製造方法ならびに後処理法により、トナーC2、M2、Y2を得た。それぞれのトナーの粒径、形状係数は、C2:6.1μm、0.965,M2:6.2μm、0.965,Y2 : 6.1μm、0.965であった。
各実施例および比較例で得られたマゼンタトナーを、後述のコート型キャリアと、トナー混合比がそれぞれ5重量%になるように調合し、架台にて30分混合し、スターターを作成した。
各実施例および比較例のスターターを、図1に示す非接触定着システム構成のフルカラー画像形成装置に搭載し、単色画像を形成した。紙上のトナー付着量は7g/m2であった。紙上に定着(キセノンランプの発光強度は約2.0J/cm2、波長域810〜840nmに発光スペクトルをもつ)し、得られた画像の定着性、色再現性、カブリ、ドット再現性、細線再現性の評価を行った。
画像を砂消しゴムでこすった前後の画像濃度変化で定着性を評価した。
画像濃度変化=(試験後の画像濃度/試験前の画像濃度)×100(%)
◎:画像濃度変化が90%以上;
○:画像濃度変化が80%以上;
△:画像濃度変化が70%以上(実用上問題のないレベル);
×:画像濃度変化が70%未満。
定着性評価時において得られた画像と別の未使用の複写紙とを所定の荷重をかけてこすり併せて、その未使用複写紙の汚れ具合を観察し、以下のようにランク付けを行った。
◎:45g/cm2の荷重をかけて行った結果、殆ど汚れがないか、若干汚れがあるが、殆ど目立たなかった;
○;30g/cm2の荷重をかけて行った結果、殆ど汚れがないか、若干汚れがあるが、殆ど目立たなかった;
△;30g/cm2の荷重をかけて行った結果、若干汚れが観察されたが実用上問題なし(実用上問題のないレベル);
×;30g/cm2の荷重をかけて行った結果、全紙面に汚れが見られた。
紙上画像の単色画像の色再現性をもとに目視評価した。また、上記方法で作製した画像のE*abをそれぞれ分光測色計CM2000(ミノルタ社製)で測定した。さらに別途作製したIR吸収剤を含まないトナーを用いて、改造した上記フルカラー画像形成装置(定着装置を熱ローラ定着装置にかえたもの)により得た画像のE*abを測定した。それぞれの実施例および比較例に対し、IR吸収剤を含む場合と含まない場合のE*abの差:ΔE*abを求めた。
◎:色再現性が特に優れており、E*ab≦10であった;
○:色再現性に優れており、10<E*ab≦15であった;
△:多少の色汚染があるが、実用上問題ないレベルであり、15<E*ab≦20であった;
×:色汚染大で画像品質上問題あり、20<E*abであった。
各色C/W比5%比の文字パターン画像を10枚複写した際の複写画像を目視により観察し、以下のランク付けに従って評価した。
○;ほとんどカブリは認められなかった;
△;若干のカブリが認められるが、実用上問題なかった;
×;カブリが全面にわたって存在し、実用上問題があった。
600dpiで2ドット網点の画像を画出しし、ルーペ(50倍)でドットを観察してランク評価した。
◎:画像品質が特に優れていた(ドットが1つずつ再現されており、ドットの大きさのバラツキが殆どない);
○:画像品質が優れていた(ドットの大きさのバラツキが小さい);
△:実用上問題ないレベルであった(ドットとドットは分離されており欠損はないが、ドットの大きさにバラツキが多い);
×:画像品質上問題あった(2ドットの1つ1つが欠損しており、くっついていたりして十分にドット再現されていない)。
600dpiで2ドットラインの画像を画出しし、ルーペ(50倍)でライン画像を観察しランク評価した。
◎:画像品質が特に優れていた(ラインが連続して再現されており、そのライン幅のバラツキが殆どない);
○:画像品質が優れていた(ライン幅のバラツキが小さい);
△:実用上問題ないレベルであった(ライン画像の欠損はないが、ライン幅のバラツキが多い);
×:画像品質上問題あった(ライン画像の欠損があったり、ライン幅のバラツキが大きく、十分にライン再現されていない)。
各実施例および比較例のマゼンタトナー20gをガラス瓶に入れ、50℃の高温下に24時間放置後、そのトナーを目視で確認することにより評価を行なった。
○:凝集トナーがなく、全く問題なかった;
△:軽い軟凝集が存在するが、軽い力ですぐ解れ、実用上問題なかった;
×:強い凝集塊が存在し、容易には解れないもので実用上問題あった。
コート型キャリア
アクリル変性シリコーン樹脂KR9706(信越化学工業社製)20重量部をメチルエチルケトン400mlに溶解してコーティング溶液を調整した。このコーティング溶液をスピラコータ(岡田精工社製)を用いて平均粒径50μmのCu−Zn系フェライト粒子にスプレーし、樹脂被覆を行い、次いで、180℃に加熱して30分間被覆樹脂の硬化を行ってアクリル変性シリコーン樹脂被覆キャリアを作製した。キャリアバルクを取り出し、粉砕機で解砕し、90μmのフルイで分級し、さらに磁力選別を行い低磁力成分を除去し平均粒径50μmの樹脂被覆フェライトキャリアを作製した。
<ガラス転移点(Tg)測定法>
示差走査熱量計(DSC−200:セイコー電子社製)を用い、測定する試料10mgを精密に秤量して、これをアルミニウムパンに入れ、リファレンスとしてアルミナをアルミニウムパンに入れたものを用い、昇温速度30℃/minで常温から200℃まで昇温させた後、これを冷却し、昇温速度10℃/minで20℃〜120℃の間で測定を行い、この昇温過程で30℃〜90℃の範囲におけるメイン吸熱ピークのショルダー値をTgとした。
<軟化点(Tm)測定法>
フローテスター(CFT−500:島津製作所社製)を用い、測定する試料1.0gを秤量し、h1.0mm×φ1.0mmのダイを使用し、昇温速度3.0℃/min、予熱時間180秒、荷重30kg、測定温度範囲60〜140℃の条件で測定を行い、上記の試料が1/2流出したときの温度を軟化点(Tm)とした。
10mgの試料をトルエン50mlに溶解し、0.1%のブロムチモールブルーとフェノールレッドの混合指示薬を用いて、予め標定されたN/10水酸化カリウム/アルコール溶液で滴定し、N/10水酸化カリウム/アルコール溶液の消費量から算出した値である。
<水酸価>
水酸価は、秤量された試料を無水酢酸で処理し、得られたアセチル化合物を加水分解し、遊離する酢酸を中和するのに必要な水酸価化カリウムmgで表した。
<THF不溶分>
THF不溶分はテトラヒドロフランを溶媒とした10時間のソックスレー抽出により測定した。
シアントナー1
シアニン系化合物;0.3重量部
アミニウム系化合物;0.3重量部
シアントナー2
シアニン系化合物;0.3重量部
アミニウム系化合物;0.5重量部
イエロートナー1
シアニン系化合物;0.3重量部
アミニウム系化合物;0.4重量部
イエロートナー2
シアニン系化合物;0.3重量部
アミニウム系化合物;0.5重量部
次に、実施例1のマゼンタトナー、ならびに上記シアントナーおよびイエロートナーを用い、Y、M、Cの3色重ねで紙上のトナー付着量を21g/m2となるように設定し、色再現性、カブリ、ドット再現性、細線再現性を評価した(紙上の上からY、M、Cの順)。結果は表8、9それぞれの最下行に示す。
Claims (6)
- 少なくとも結着樹脂、着色剤、赤外線吸収剤、第1ワックスおよび第2ワックスを含んでなり、第1ワックスが融点55〜75℃の脂肪酸エステルワックス、第2ワックスが融点80〜150℃のポリオレフィン系ワックスであり、第1ワックスにおける示差熱曲線の極大ピークの温度(X;℃)と結着樹脂のTg(Y;℃)との差(X−Y)が−5〜+10℃以内であり、第1ワックスと第2ワックスとの重量比率が3:1から7:1であることを特徴とする非接触加熱定着用トナー。
- 赤外線吸収剤としてシアニン系化合物とアミニウム系化合物とを含み、シアニン系化合物とアミニウム系化合物との重量比率が1:1〜1:3であることを特徴とする請求項1に記載の非接触加熱定着用トナー。
- 結着樹脂のTmが90℃から110℃の範囲で、分子量分布において2つのピークを有する樹脂であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の非接触加熱定着用トナー。
- 第1ワックスにおける示差熱曲線の極大ピークの温度(℃)と結着樹脂のTg(℃)とが等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非接触加熱定着用トナー。
- 粉砕法または湿式造粒法によって製造されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の非接触加熱定着用トナー。
- 赤外線吸収剤が光により自己消色するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の非接触加熱定着用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370889A JP4175996B2 (ja) | 2002-11-01 | 2003-10-30 | 非接触加熱定着用トナー |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320003 | 2002-11-01 | ||
JP2003370889A JP4175996B2 (ja) | 2002-11-01 | 2003-10-30 | 非接触加熱定着用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004170957A JP2004170957A (ja) | 2004-06-17 |
JP4175996B2 true JP4175996B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=32715926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003370889A Expired - Fee Related JP4175996B2 (ja) | 2002-11-01 | 2003-10-30 | 非接触加熱定着用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4175996B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4449516B2 (ja) | 2004-03-19 | 2010-04-14 | 富士ゼロックス株式会社 | カラー画像形成用現像剤、画像形成方法および画像形成装置 |
JP2006039358A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用フラッシュ定着トナー及び画像形成装置 |
JP4488505B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2010-06-23 | 花王株式会社 | トナーの製造方法 |
US20090053640A1 (en) * | 2005-03-18 | 2009-02-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Toner and method for producing toner |
JP2010044369A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 非接触加熱定着を用いた画像形成方法と画像形成装置 |
JP2010134261A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー用樹脂組成物、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2011221152A (ja) | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 電子写真トナーおよびその製造方法 |
JP2012008279A (ja) | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 光定着用マゼンタトナー、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、及び画像形成装置 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003370889A patent/JP4175996B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004170957A (ja) | 2004-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4343672B2 (ja) | フルカラー画像形成用カラートナー | |
US7087353B2 (en) | Non-contact heat fixing toner | |
WO2010050023A1 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3800201B2 (ja) | 非接触加熱定着用カラートナーおよび画像形成方法 | |
JP2007025633A (ja) | 非磁性トナーとその製造方法、現像剤、オイルレス定着方法及び画像形成方法 | |
JPH056030A (ja) | 静電荷像現像用トナー及び定着方法 | |
JP4721343B2 (ja) | 電子写真用トナー用結着樹脂 | |
WO2010123099A1 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4114460B2 (ja) | 非接触加熱定着用カラートナーおよび画像形成方法 | |
JP4175996B2 (ja) | 非接触加熱定着用トナー | |
JP5021241B2 (ja) | 電子写真トナー用結着樹脂 | |
JP4537291B2 (ja) | トナー用ワックスおよびこれらのワックスを用いたトナー | |
JP5900372B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JPH112917A (ja) | 乾式トナー | |
JP2004117651A (ja) | 静電荷現像用負帯電性トナー | |
JP2797264B2 (ja) | 電子写真用イエロートナー | |
JP3983346B2 (ja) | トナーバインダー樹脂及びそれを用いたトナー | |
JP3864022B2 (ja) | 電子写真用カラートナーおよび該トナーの製造方法 | |
JP2004117649A (ja) | 赤色トナー | |
JP3559674B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP7019934B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP2003098754A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2019070752A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH1152614A (ja) | トナーバインダー樹脂及びそれを用いたトナー | |
JP2003280275A (ja) | 正帯電性緑色トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050610 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060718 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080819 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |