JP4174451B2 - 電子写真感光体及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
該電子写真感光体は脂肪酸金属塩を含有する保護層を有し、
該保護層のユニバーサル硬さ値HUが150N/mm2以上220N/mm2以下であり、該保護層の弾性変形率が44%以上65%以下であり、
該保護層が、該保護層に含有させる脂肪酸金属塩の融点以上の温度での硬化又は加熱処理を経て形成された層である
ことを特徴とする電子写真感光体が提供される。
帯電された該電子写真感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
トナー担持体上に担持させたトナーを該静電潜像に転移させて該電子写真感光体上にトナー像を形成する現像工程と、
該電子写真感光体上に形成されたトナー像を中間転写体を介して、又は介さずに、転写材に転写する転写工程と、
該転写工程後に該電子写真感光体上に残った転写残余トナーを該電子写真感光体上から除去するクリーニング工程と、
を有する画像形成方法において、
該電子写真感光体が上記電子写真感光体であることを特徴とする画像形成方法が提供される。
HU=試験荷重(N)/試験荷重でのビッカース圧子の表面積(mm2)
=0.002/26.43h2(N/mm2) (1)
弾性変形率We=W/Wt×100(%) (2)
脂肪酸金属塩の水分含有量(質量%)=((W1−W2)/W1)×100
脂肪酸金属塩の金属含有量(質量%)=(X2/X1)×100
直径30mm×357.5mmのアルミニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料より構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で塗布し、140℃で30分間熱硬化して、膜厚が18μmの導電層を形成した。
抵抗調節用顔料:酸化チタン 2部
バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部
レベリング材:シリコーンオイル 0.001部
溶剤:メタノール/メトキシプロパノール=0.2/0.8 15部
次に、CuKα特性X線回折のブラッグ角(2θ±0.2°)の7.4°及び28.2°に強いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学製)2部及びシクロヘキサノン80部を直径1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した後、酢酸エチル80部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布して、膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
n−プロピルアルコール55部に溶解し、更にフッ素樹脂粉体を19部添加して、高圧分散機(商品名:マイクロフルイタイザー、Microfluidics社製)にて分散させた塗料に、ステアリン酸亜鉛(商品名:SZ2000 堺化学工業(株)社製、水分含有量0.42wt%、融点123℃)0.45部と、ガラスビーズ50部を添加し、ペイントシェーカーで約3時間振とう後、ガラスビーズをろ過して、表面保護層用塗料を調製した。この塗料を用いて、電子写真感光体(α)上に保護層を塗布したのち、酸素濃度10ppmの雰囲気下で、加速電圧150kV、線量50kGyの条件で電子線を照射し、その後、その雰囲気下で150℃、5分の加熱処理を行い、更に通常の雰囲気下で140℃、1時間の加熱乾燥を行い、膜厚5μmの保護層を形成し電子写真感光体1を得た。
電子写真感光体製造例1の保護層に添加する脂肪酸金属塩をステアリン酸亜鉛(商品名:MZ2 日本油脂(株)、水分含有量0.60wt%、融点125℃)にした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体2を作製した。
保護層として、上記式(3)で示される正孔輸送性化合物45部をn−プロピルアルコール55部に溶解し、ステアリン酸亜鉛(商品名:SZ2000 堺化学工業(株)社製、水分含有量0.42wt%、融点123℃)0.45部と、ガラスビーズ50部を添加し、ペイントシェーカーで約3時間振とう後、ガラスビーズをろ過して、表面保護層用塗料を調製した以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体3を得た。
保護層として、上記式(3)で示される正孔輸送性化合物45部をn−プロピルアルコール55部に溶解し、ステアリン酸カルシウム(商品名:SC100 堺化学工業(株)社製、水分含有量3.20wt%、融点155℃)0.45部と、ガラスビーズ50部を添加し、ペイントシェーカーで約3時間振とう後、ガラスビーズをろ過して、表面保護層用塗料を調製した。この塗料を用いて、電子写真感光体(α)上に保護層を塗布したのち、電子写真感光体を500mm/sの回転速度で10分間回転させ、ステアリン酸カルシウムをより表面に露出させた後、酸素濃度10ppmの雰囲気下で、加速電圧150kV、線量50kGyの条件で電子線を照射し、その後、その雰囲気下で150℃、5分の加熱処理を行い、更に通常の雰囲気下で140℃、1時間の加熱乾燥を行い、膜厚が6μmの保護層を形成し電子写真感光体4を得た。
電子写真感光体製造例4で添加する脂肪酸金属塩をステアリン酸アルミニウム(商品名:SA1000 堺化学工業(株)、水分含有量1.40wt%、融点160℃)とした以外は、電子写真感光体製造例4と同様にして電子写真感光体5を得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛の添加量を1.8部とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体6を得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛の添加量を2.25部とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体7を得た。
電子写真感光体製造例3で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛の添加量を0.09部とした以外は、電子写真感光体製造例3と同様にして電子写真感光体8を得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛をステアリン酸リチウム(商品名:S7000 堺化学工業(株)、水分含有量0.20wt%、融点220℃)とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体9を得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛をステアリン酸マグネシウム(商品名:SM1000 堺化学工業(株)、水分含有量4.30wt%、融点145℃)とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体10を得た。
電子写真感光体製造例3で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛の添加量を0.018部とした以外は、電子写真感光体製造例3と同様にして電子写真感光体11を得た。
電子写真感光体製造例3で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛の添加量を1.5部とした以外は、電子写真感光体製造例3と同様にして電子写真感光体12を得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛をステアリン酸カルシウム(商品名:SC100 堺化学工業(株)、水分含有量3.20wt%、融点155℃)とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体13を得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛をステアリン酸カルシウム(商品名:MC2 日本油脂(株)、水分含有量3.0wt%、融点155℃)とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体14を得た。
電子写真感光体製造例1と同様の保護層用塗料で、電子写真感光体(α)上に保護層を塗布したのち、酸素濃度10ppmの雰囲気下で、加速電圧150kV、線量25kGyの条件で電子線を照射のみを行い、その後の加熱処理を行わなかった以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体aを得た。
電子写真感光体製造例1において表面保護層用の塗料の調製を下記の手順により作製した。
モノクロロベンゼン50部/ジクロロメタン50部の混合溶媒中に溶解しステアリン酸亜鉛(商品名:SZ2000 堺化学工業(株)社製、水分含有量0.42wt%、融点123℃)0.225部と、ガラスビーズ50部を添加した。この塗料を用いて、電子写真感光体(α)上に保護層を塗布したのち、酸素濃度10ppmの雰囲気下で、加速電圧150kV、線量300kGyの条件で電子線を照射し、その後、その雰囲気下で150℃、5分の加熱処理を行い、更に通常の雰囲気下で140℃、1時間の加熱乾燥を行い、膜厚6μmの保護層を形成し電子写真感光体bを得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛の添加を無添加とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体cを得た。
電子写真感光体製造例1で添加する脂肪酸金属塩のステアリン酸亜鉛とフッ素樹脂粉体の添加を無添加とした以外は、電子写真感光体製造例1と同様にして電子写真感光体dを得た。
保護層としてポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製)10部をモノクロロベンゼン105部/ジクロロメタン35部の混合溶媒中に溶解して調製した表面保護層用塗料を調製した。この塗料を用いて、電子写真感光体(α)上に保護層を塗布したのち、通常の雰囲気下で110℃、1時間の加熱乾燥を行い、膜厚5μmの保護層を形成し電子写真感光体eを得た。
保護層としてポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製)10部をモノクロロベンゼン105部/ジクロロメタン35部の混合溶媒中に溶解し、更にステアリン酸亜鉛(商品名:SZ2000 堺化学工業(株)社製、水分含有量0.42wt%、融点123℃)を0.45部と、ガラスビーズ30部を添加し、ペイントシェーカーで約3時間振とう後、ガラスビーズをろ過して、表面保護層用塗料を調製した。この塗料を用いて、電子写真感光体(α)上に保護層を塗布したのち、通常の雰囲気下で110℃、1時間の加熱乾燥を行い、膜厚5μmの保護層を形成し電子写真感光体fを得た。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2.6mol、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2.4mol、テレフタル酸2.1mol、無水トリメリット酸0.7mol、フマル酸2.2mol及び酸化ジブチル錫0.1gをガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れ、温度計、撹拌棒、コンデンサー及び窒素導入管を取りつけマントルヒーターに設置した。窒素雰囲気下で、215℃で5時間反応させ、樹脂Aを得た。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン3.2mol、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.9mol、テレフタル酸1.2mol、無水トリメリット酸1.0mol、フマル酸3.0mol及び酸化ジブチル錫0.1gをガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れ、温度計、撹拌棒、コンデンサー及び窒素導入管を取りつけマントルヒーターに設置した。窒素雰囲気下で、203℃で6時間反応させ、樹脂Bを得た。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.2mol、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン3.7mol、テレフタル酸1.8mol、無水トリメリット酸0.2mol、フマル酸2.9molのモノマー構成で樹脂の製造例1と同様に反応させ、樹脂Cを得た。
ビニル系共重合体の原料として、スチレン1.9mol、2−エチルヘキシルアクリレート0.21mol、フマル酸0.15mol、α−メチルスチレンの2量体0.03mol、ジクミルパーオキサイド0.05molを滴下ロートに入れる。
樹脂A 100部
ワックス(精製ノルマルパラフィン:融点68℃) 2.5部
C.I.ピグメントブルー15:3 5部
ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム錯体 4部
をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行った後、二軸式押し出し機で溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて粒径約1〜2mm程度に粗粉砕した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。更に、得られた微粉砕物を多分割分級装置で分級して、重量平均粒径6.5μmの着色粒子Aを得た。
樹脂Aを樹脂Cに替え、ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム錯体の量を6.0部にし、分級装置の条件を調整した以外は、着色粒子の製造例1と同様にして重量平均粒径4.5μmの着色粒子Bを得た。
樹脂Aを樹脂Bに替え、ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム錯体の量を5.5部にし、分級装置の条件を調整した以外は、着色粒子の製造例1と同様にして重量平均粒径6.0μmの着色粒子Cを得た。
樹脂Aを樹脂Cに替え、ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム錯体の量を3部にし、分級装置の条件を調整した以外は、着色粒子の製造例1と同様にして重量平均粒径5.2μmの着色粒子Dを得た。
ハイブリッド樹脂D 100部
ワックス(精製ノルマルパラフィン 融点74.3℃) 5部
C.I.ピグメントブルー15:3 5部
ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム錯体 0.3部
をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行った後、二軸式押し出し機で溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて粒径約1〜2mm程度に粗粉砕した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。更に、得られた微粉砕物を多分割分級装置で分級して、重量平均粒径5.5μmの着色粒子Eを得た。
着色粒子製造例1の分級装置の条件を調整した以外は、製造例1と同様にして重量平均粒径3.5μmの着色粒子Fを得た。
着色粒子製造例1の分級装置の条件を調整した以外は、製造例1と同様にして重量平均粒径8.4μmの着色粒子Gを得た。
着色粒子A100部に対して、イソブチルトリメトキシシラン15部で表面処理した酸化チタン(比表面積120m2/g)を1.5部と一次粒径約7nmのシリカ100部にジメチルシリコーンオイル20部で表面処理した疎水性シリカ(BET=130m2/g)1.0部をヘンシェルミキサーFM10Bにて外添してトナーAを得た。
トナーAの製造例で着色粒子をそれぞれ着色粒子B〜Gに変えた以外は、トナーA製造例と同様にしてトナーB〜Gを得た。
32℃/90%RH環境下で、画像比率2%のライン画像をA4横で両面連続の1000枚耐久を行った後、そのまま24時間放置した後、1mm2の大きさの平仮名文字画像、100μm2のドット画像の画出しを行い、その画像を50倍の光学顕微鏡を用いて観察し、以下の評価項目に従い評価を行った。
◎:文字、ドットともに再現している
○:文字は再現しているが、ドットがややにじみ、ぼけているレベル
〇△:文字は再現しているが、ドットはほとんど再現していないレベル
△:文字がややにじみ、ぼけて、ドットはほとんど再現していないレベル
×:文字、ドットともに再現せず、文字が読めないレベル
30℃/80%RH環境下で、A4横で画像比率2%のライン画像を両面連続2000枚耐久を行った後、感光体の帯電手段である帯電ローラ上に付着したトナーをマイラーテープで紙上にテーピングを行い、テーピングのトナー濃度を測定することでクリーニング部からすり抜けたトナー量を測定し、以下の評価項目に従いた。テーピング濃度は反射濃度計(TOKYO DENSHOKU(株)製、REFLECTOMETER MODEL TC−6DS フィルターはイエロー)を用いて測定し、テーピングしたマイラーテープの反射濃度平均値をDs、マイラーテープのみの反射濃度平均値をDrとした時の(Ds−Dr)をテーピングしたトナーの濃度とした。
◎:30%未満
〇:35%未満30%以上
△:40%未満35%以上
×:40%以上
23℃/60%RH環境下において、A4横で画像比率6%で1枚間欠で10000枚耐久を行い、耐久初期と、10000枚耐久後の暗電位と明電位をそれぞれ測定し、暗電位と明電位の差を耐久初期(INIVD−L)と10000枚耐久後(10kVD−L)で算出し、以下の評価項目に従い評価を行った。
◎:0V≦(INIVD−L)−(10kVD−L)<70V
〇:70V≦(INIVD−L)−(10kVD−L)<140V
△:140V≦(INIVD−L)−(10kVD−L)≦210V
23℃/60%RH環境下において、A3で画像比率100%のベタ画像の画出しを行う際に、A3の紙が転写部を通過する途中で機械、電子写真感光体を停止させ、電子写真感光体上に現像された現像−転写間のトナー(DT)と転写残である転写−クリーニング部間のトナー(TC)をマイラーテープでそれぞれ紙上にテーピングして、それぞれの濃度を反射濃度計RD918(マクベス社製)を用いて測定し以下の式により転写効率を測定し、以下の評価項目に従い評価を行った;
転写効率(%)=100×(DT−TC)/DT
◎:90%以上
〇:85%以上90%未満
〇△:80%以上85%未満
△:80%未満
30℃/80%RH環境下で、A4横で画像比率2%のライン画像を連続で10000枚耐久し、ハーフトーン、ベタ白、黒画像と、目視及び50倍の光学顕微鏡で電子写真感光体を観察して以下の評価項目に従い評価を行った。
◎:無し
〇:ドラム上に目視では確認できないが、光学顕微鏡にて極軽微に観察されるが、画像には出ていない
△〇:ドラム上に目視では確認できないが、光学軽微鏡にて観察され、ハーフトーン画像にのみ僅かに確認できる程度
△:ドラム上に目視で軽微に観察され、ベタ黒、白画像に軽微に確認できる程度
×:ドラムに目視で確認でき、画像上全面にベタ黒、白画像で雨降り状の融着画像が発生する。
23℃/5%RH環境下で、A4横で画像比率5%の画像を1枚間欠で50000枚耐久を行った後、保護層の表面粗さ(十点平均粗さRzjis)を電子写真感光体上をランダムに10点程度測定し、その平均値を用いて、以下の評価項目に従い評価を行った。
◎:Rzjisが0.5μm未満
〇:Rzjisが0.5μm以上1.0μm未満
△:Rzjisが1.0μm以上2.0μm未満
×:Rzjisが2.0μm以上
23℃/60%RH環境下で、A4横で画像比率5%の画像を1枚間欠で50000枚(電子写真感光体IとJは10000枚)耐久を行い、電子写真感光体の削れ量を測定し、以下の評価項目に従い評価を行った。また削れ量の測定は、耐久前後の電子写真感光体の膜厚を渦電流式膜厚計(Fischer社製、PERMASCOPE TYPE E111)を使用した。
◎:10000枚当たりの削れ量が0.1μm未満
〇:10000枚当たりの削れ量が0.1μm以上0.2μm未満
△:10000枚当たりの削れ量が0.2μm以上0.5μm未満
×:10000枚当たりの削れ量が0.5μm以上4.0μm未満
××:10000枚当たりの削れ量が4.0μm以上
2 一次帯電ローラー
3 レーザー光
4 現像器
5 転写材
6 転写帯電ローラー
7 定着器
8 クリーニング弾性ブレード
Claims (11)
- 支持体及び該支持体上に設けられた感光層を有する電子写真感光体において、
該電子写真感光体は脂肪酸金属塩を含有する保護層を有し、
該保護層のユニバーサル硬さ値HUが150N/mm2以上220N/mm2以下であり、該保護層の弾性変形率が44%以上65%以下であり、
該保護層が、該保護層に含有させる脂肪酸金属塩の融点以上の温度での硬化又は加熱処理を経て形成された層である
ことを特徴とする電子写真感光体。 - 前記保護層の弾性変形率が49%以上59%以下である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記保護層の表面をESCAによって測定したときの前記脂肪酸金属塩に由来する金属量が0.5原子%以上2.5原子%以下である請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
- 前記保護層における前記脂肪酸金属塩の含有量が0.05質量%以上3.0質量%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記保護層がフッ素系樹脂粉体を含有し、かつ、前記保護層の表面をESCAによって測定したときの前記脂肪酸金属塩に由来する金属量をS原子%とし、フッ素樹脂粉体に由来するフッ素量をF原子%としたときに、S/Fの値が0.4以上1.4以下である請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記保護層に含有される前記脂肪酸金属塩の水分含有量が0.3質量%以上4.0質量%以下である請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記脂肪酸金属塩がステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム及びステアリン酸亜鉛からなる群から選択される脂肪酸金属塩である請求項1〜6のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 像担持体である電子写真感光体を帯電する工程と、
帯電された該電子写真感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
トナー担持体上に担持させたトナーを該静電潜像に転移させて該電子写真感光体上にトナー像を形成する現像工程と、
該電子写真感光体上に形成されたトナー像を中間転写体を介して、又は介さずに、転写材に転写する転写工程と、
該転写工程後に該電子写真感光体上に残った転写残余トナーを該電子写真感光体上から除去するクリーニング工程と、
を有する画像形成方法において、
該電子写真感光体が請求項1〜7のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成方法。 - 前記トナーの重量平均粒径が4.0μm以上8.0μm以下である請求項8に記載の画像形成方法。
- 前記トナーが、結着樹脂、着色剤、ワックス及び外添剤を含有し、80℃における貯蔵弾性率(G’80)が1×105〜1×1010Paの範囲にあり、かつ、160℃における貯蔵弾性率(G’160)が1×101〜1×104Paの範囲にあるトナーである請求項8又は9に記載の画像形成方法。
- 前記トナーが、結着樹脂として、ポリエステルユニットとビニル系共重合体ユニットとを有するハイブリッド樹脂成分を含有するトナーである請求項10に記載の画像形成方法。
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