JP4174188B2 - 光情報記録媒体の原盤露光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-Rewritable)等の光情報記録媒体(以下、光ディスクと記す)の原盤露光装置で、予めプリピットが形成され、トラック方向に隣接するプリピットとプリピットの間に浅いグルーブ(以下、Pit間Grと記す)、または浅いピット(以下、Pit間Pitと記す)を有する光ディスク原盤の露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、ハイブリッドCD−Rについて説明する、CD−Rと呼ばれる追記可能なコンパクトディスク(以下、CDと記す)は、オレンジブックと呼ばれる規格書で規定されている。通常のCD−Rは、全面がプリグルーブからなる。CD−Rは、プリグルーブに沿ってピットをCDライターで記録することにより、情報が記録される。
また、CD−Rには、一部に予めプリピットが記録されたものもあり、ハイブリッドCD−Rと呼ばれる。CD−Rの作製方法は、円盤状のガラス板にフォトレジスト膜を形成し、これを露光装置で回転させながらレーザ光を照射してフォトレジスト膜にらせん状の潜像を形成する。これを現像すると潜像部分は溶解して、ピット、グルーブが形成される。これに導電膜をつけ電鋳してスタンパを作る。スタンパを型として成形板を多量に複製する。これに色素等の記録剤を塗布し、反射層、保護層を形成して作製される。
次に、Pit間Gr(グルーブ)に関して説明する。プリピットで形成されたROM領域は、プリグルーブで形成された記録可能領域に比べトラッキングエラー信号(push−pull信号)が小さくなる問題があった。これを改善するために、特開平5−6578号公報には、情報記録媒体のアドレスピットとアドレスピットの間にプリグルーブよりも広く浅いピット間溝を形成し、プリピット領域のトラッキングエラーの改善について開示されている。
【0003】
特開平5−12680号公報は、前記ハイブリッドディスクのプリピットとプリピットの間にプリグルーブと同じ深さと幅を持つピット間溝を形成し、プリピット領域とプリグルーブ領域の反射率の変動をなくしている。特開平6−131701号公報と特開平8−7339号公報には、記録再生可能領域と再生専用領域が混在したパーシャルROMで、プリグルーブが形成された記録再生可能領域と、プリピットが形成された再生専用領域のトラッキングエラー信号を改善するため、ピット間溝をプリピットとプリピットの間に形成する技術について開示されている。
また、本出願人による同様な特許出願がある。これは、Pit間Grのプリピットとの接続部の幅を、それ以外のPit間Grの幅より狭くし、PitとPit間Grの分離性をよくしている。さらに、完全に分離させ、Pit間Pitにしている。
特開平5−12680号公報の1例では、2本のビームを用意し、1本のビームでGrを連続露光しながら、同じトラック上にもう1本のビームで光をON/OFFしながらプリピットを露光することにより、連続したGrの中にプリピットを形成する。2例では、1本のビームのビーム強度をプリピット部とPit間Gr部で変えて露光し、Pit間Grで接続されたプリピットを形成する。
【0004】
図8は、従来例の想定される露光装置の構成を示すブロック図である。プリピットの露光に必要な光量に相当する信号をピット用電圧発生器12で、Pit間Grの露光に必要な光量に相当する信号をグルーブ用電圧発生器9で用意し、変調信号発生器10の信号のタイミングで切り替えて光量変調ドライバ7に供給する事により、レーザ光源6の光を、光量変調素子5でプリピットとPit間Grで交互に切り替えて光ディスク原盤に照射することにより、連続したGrの中にPitを形成する。
図9(a)は、本出願人による関連未公開特許出願の構成を示すブロック図である。光量変調素子5aでプリピット用の光量に変調したプリピット用のビームaと、光量変調素子5でPit間Gr用の光量に変調したPi間Gr用ビームbの2本のビームを用意して、プリピット用のビームaは、プリピット用信号cをデジタル変調ドライバー8aに入力してデジタル変調素子4aでON/OFFし、ビーム整形素子3aでPitに必要なビーム形状に整形される。Pi間Gr用ビームbは、Pit間Gr用信号dをデジタル変調ドライバー8に入力してデジタル変調素子4でON/OFFし、ビーム整形素子3でGrに必要なビーム形状に整形される。2本のビームを、ビーム合成素子11で合成してピックアップ2で集光して原盤上に照射することにより、プリピット間にPit間GrとかPit間Pitとかを有する原盤を露光する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9(a)の従来例の露光装置でプリピットとPit間Grを交互に露光すると、図10(a)のようにPit間Grとプリピットの境界部でPit間Grが深く、また広くなってしまい、急峻なプリピットが形成できない問題があった。また、1ビームでプリピットとPit間Grを露光すると、ビームが対称な場合は、常にPit間Grがずれることなく露光できるが、ビームが非対称になってしまって、図11のようにPit間Grの位置がずれてしまった場合には、調整方法がないという問題があった。
また、上記を改善した図9(a)の原盤露光装置では、2本のビームの位置がずれると、Pit間Grが半径方法、円周方向にずれてしまうので、位置出しが困難で、また、2本のビームの相対的な振動により、Pit間Grが半径方法、円周方向にずれてしまう問題があった。
さらに、2本のビームの相対的な振動により、プリピットへのPit間Grの影響が変化するので、プリピットの長さがばらつく問題があった。
また、プリピットパルスからPit間Grパルスまでの間隔mと、Pit間Grパルスからプリピットパルスまでの間隔nを同一にすると、露光時の熱の影響でプリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離の方が、Pit間Pitの出口からプリピットの入口までの距離より短くなる問題があった。
Pit間Grの場合には、プリピットの入口より、プリピットの出口の方がダレが大きくなる問題があった。
【0006】
また、プリピットパルスからPit間Grパルスまでの間隔nを、前のプリピットパルスの長さに関係なく一定にすると、プリピットパルスが長いと露光時の熱の影響が大きいので、前のプリピットパルスが短いときに比べ、プリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離が短くなってしまう問題があった。
また、従来例の光ディスクでは、プリピットとプリピットをピット間溝でつなぐと図10のように、ピット間溝の影響で、ピットが伸びてしまい、またピットのトラック方向断面の傾斜角が小さくなってしまい、プリピットのジッタが悪くなる不具合があった。
さらに、上記のようにPit間Gr(もしくはPit間Pit)の位置ずれ等のためにジッタが悪くなる不具合があった。
また、本出願人による特許出願のように、プリピットとPit間Grを完全に分離させないと、わずかな光量の変動で分離したり接続したりしてしまうので、安定して露光できない不具合があった。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、Pit間Grを付与しても急峻なPitが形成でき、かつPit間Grの位置ずれのない原盤露光装置を提供することを目的とする。
また、他の目的は、プリピットパルスの長さが変化してもプリピット用パルスとPit間Gr用パルスの間隔を常に一定にできる原盤露光装置を提供することである。
また、他の目的は、プリピットとPit間Pitの距離が常に一定なるように露光できる原盤露光装置を提供することである。
また、他の目的は、Pit間GrとPitのトラック方向相対位置を調整可能な原盤露光装置を提供することである。
また、他の目的は、プリピットパルスの長さに応じて、プリピットパルスからPit間Grパルスまでの間隔mを調整可能な原盤露光装置を提供することである。
また、他の目的は、Pit間GrとPitの相対位置を調整可能な原盤露光装置を提供することである。
また、他の目的は、均一なPit間Pitと急峻なPit形状で、かつPit間Pitの位置ずれのない光ディスクを提供することである。
また、他の目的は、プリピットのジッタを悪くすることなく、ピット部のトラッキングエラー信号とWCNを改善した光ディスクを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1の発明は、レーザ光源と、該レーザ光源から出射されたレーザ光の光量変調を行う光量変調手段と、光ディスク用ガラス原盤を回転及び横移動させる駆動手段と、前記光量変調手段にパルス強度とパルス幅で変調したパルスを供給する変調パルス発生手段とを備え、前記ガラス原盤上にプリピット及びグルーブを形成する情報記録媒体の原盤露光装置において、 前記変調パルス発生手段は、連続したプリピットパルスとプリピットパルスの間に、前記プリピットパルスよりもパルス強度が弱いピット間ピットパルスを生成するように構成され、前記連続したプリピットパルスと前記ピット間ピットパルスが、所定時間分離していることを特徴とする。
かかる発明によれば、プリピット用パルスとPit間Gr用パルスの間隔を常に一定にできるので、Pit間Grの影響でプリピットの長さがばらつかなくなり、幅深さの安定したPit間Grと急峻なプリピットを露光できる。
【0009】
また、請求項の発明は、前記連続したプリピットパルスとプリピットパルスの間に生成された前記ピット間ピットパルスにおいて、前記プリピットパルスが終了してから次のピット間ピットパルスが開始するまでの時間間隔が、前記ピット間ピットパルスが終了してから次のプリピットパルスが開始するまでの時間間隔より長いことを特徴とする。
かかる技術手段によれば、Pit間Pitの場合には、プリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離と、Pit間Pitの出口からプリピットの入口までの距離を常に一定になるように露光できる。また、Pit間Grの場合には、プリピットの出口とプリピットの入口の傾斜を対称になるように露光できる。
また、請求項の発明は、前記連続したプリピットパルスとプリピットパルスの間に生成された前記ピット間ピットパルスにおいて、前記プリピットパルスが終了してから次のピット間ピットパルスが開始するまでの時間間隔(前間隔)と、前記ピット間ピットパルスが終了してから次のプリピットパルスが開始するまでの時間間隔(後間隔)の和を一定に保ちながら、前記前間隔と後間隔の値を変化させる手段を有することを特徴とする。
かかる技術手段によれば、図3における時間mと時間nの和を一定に保ったままmとnを変化させると、プリピットとPit間GrもしくはPit間Pitのトラック方向の相対位置が変化する。これにより、ビームの対称性がずれても、Pit間Grの位置を円周方向に調整できるので、Pit間Pitの場合には、プリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離と、Pit間Pitの出口からプリピットの入口までの距離を常に一定になるように露光できる。また、Pit間Grの場合には、プリピットの出口とプリピットの入口の傾斜を対称になるように露光できる。
【0010】
また、請求項の発明は、前記プリピットパルスのパルス長に応じて、プリピットパルスが終了してから次のピット間ピットパルスが開始するまでの時間間隔を変化させる手段を備えたことを特徴とする。
かかる技術手段は、請求項と同様な作用・効果を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態の構成は、プリピットを記録する光ディスク原盤1と、レーザ光を光ディスク原盤上に集光するピックアップ2と、レーザ光をビーム成形するビーム整形素子3と、レーザ光を光量変調する光量変調素子5と、レーザ光源6と、光量変調ドライバ7に入力される変調パルスを発生する変調パルス発生回路21から構成される。
レーザ光源6の光は、光量変調ドライバ7に入力される変調パルス発生回路21からの変調パルスiのパルス強度とパルス幅にしたがって、光量変調素子5で光量変調され、ビーム整形素子3でビーム成形されてピックアップ2で集光されて光ディスク原盤1上に照射される。
図2は、前記変調パルス発生回路の構成を示すブロック図である。変調パルス発生回路21は、一定の変調信号を発生する変調信号発生器10の出力線jが、遅延回路17の入力端子とNOR回路18の一方に入力される。遅延回路17の出力線hは、他の遅延回路17aの入力端子と信号切り替え素子14のs2端子に入力される。遅延回路17aの出力線kは、NOR回路18の他方に入力される。NOR回路18の出力線gは、信号切り替え素子14のs1端子に入力される。また、信号切り替え素子14の入力1〜3には、それぞれグループ用電圧発生器9、ピット用電圧発生器12および電圧発生器15が接続されている。さらに、CPU16からの制御信号fとeは、それぞれ遅延回路17と遅延回路17aの制御端子に接続される。
【0012】
次に、変調パルス発生回路21の動作について詳細に説明する。変調パルス発生回路21では、変調信号発生器10(Compact Discの場合には、CDエンコーダ)からの信号jを遅延回路17で遅延させた信号hを生成し、さらにhを遅延回路17aで遅延させた信号kと信号jを、NOR回路18で論理和をとって反転させた信号gを生成し、信号gと信号hを信号切り替え素子14(マルチプレクサー)のセレクター入力として、3つの入力、グルーブ用電圧発生器9からの電圧と、ピット用電圧発生器12からの電圧と、電圧発生器15からの電圧(実施には0ボルト)を切り替えて出力することにより信号iを生成する。この信号iで光量変調する事により、プリピット光量と、Pit間Gr(もしくはPit間Pit)光量を時間間隔をあけて切り替えることができる。信号iは、CPU16からの指令eで制御される遅延回路17aでの遅延時間delay2が、プリピットパルスの最後からPit間Grパルスの始まりまでの時間mになり、CPU16からの指令fで制御される遅延回路17での遅延時間delay1が、Pit間Grパルスの最後からプリピットパルスの始まりまでの時間nになるので、プリピットパルスの間隔が変化しても、時間mとnが常に一定になるようなPit間Grパルス幅を出力できる。時間mとnを適当な値に制御することにより、図6のような幅深さの安定したPit間Grと急峻なプリピットを露光できる。また、時間mとnを伸ばしていくと、特許願9902081のような一部分離したPit間Grと急峻なプリピットを露光でき、さらに伸ばすと、Pit間Pitと急峻なプリピットを露光できる。
【0013】
図3は、図2の各信号のタイミングチャートである。変調信号発生器10から信号jが規則的に発生され、遅延回路17により遅延時間delay1だけ遅延されて信号hとなる。さらに、遅延回路17aにより遅延時間delay2だけ遅延されて信号kとなる。NOR回路18は前記の信号jと信号kの論理和をとって、その出力を反転して信号gとなる。一方、信号切り替え素子14のセレクト信号には、この信号gと信号hが入力されているため、それぞれの信号がハイレベルのときに前記の入力1〜3の電圧を発生する。つまり、信号gがハイレベルのときはグルーブ用電圧発生器9からの電圧が信号切り替え素子14の出力線iから出力される。また、信号hがハイレベルのときはピット用電圧発生器12からの電圧が信号切り替え素子14の出力線iから出力される。また、それ以外の時間帯は、電圧発生器15からの電圧(本実施形態では0ボルト)が出力される。信号切り替え素子14は、マルチプレクサにより構成されているため、それらの信号は時分割に出力線iから出力される。
また、露光時の蓄熱による影響を除去するため、時間m>時間nとなるように制御することにより、Pit間Pitの場合、プリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離とPit間Pitの出口からプリピットの入口までの距離を等しくでき、Pit間Grの場合、プリピットの出口とプリピットの入口の傾斜を対称になるように露光できる。また、時間mと時間nの和を一定に保ったままmとnを変化させるとプリピットとPit間GrもしくはPit間Pitのトラック方向の相対位置が変化する。これにより、ビームの対称性がずれたような場合にでも、光軸調整をすることなく、プリピットとプリピットの中心位置にPit間GrもしくはPit間Pitを配置できる。
【0014】
図4は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図4において図1に示した実施形態の部分と同等の部分には同じ参照番号が付せられているので、重複する説明は省略する。以下同様とする。本実施形態が図1に示した実施形態と相違する点は、光軸移動手段19を追加した点である。光軸移動手段19を追加することにより、ピックアップ2の対物レンズへの入射位置を変化させられるので、ビームを半径方向に移動させると、プリピットとPit間Gr(もしくはPit間Pit)の半径方法の相対位置を変化させることができる。
また、ビームをトラック方向に移動させると、プリピットとPit間Gr(もしくはPit間Pit)のトラック方法の相対位置を変化させることができる。これにより、ビームの対称性がずれたような場合にでも、光軸調整をすることなく、プリピットとプリピットの中心位置にPit間GrもしくはPit間Pitを配置できる。
【0015】
図5は、第3の実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の図1に示した実施形態と相違する点は、第1の実施形態の変調パルス発生回路21の構成が異なる点である。つまり、遅延回路を遅延回路17と遅延回路17bの2種類用意し、それぞれの遅延時間は、CPU16からの制御信号f1およびf2により制御される(ここでは仮に遅延回路17bの遅延時間が、遅延回路17より長いとする)。遅延回路17と遅延回路17bからの出力線CDはパルス幅検出回路20からの指令により信号切り替え素子14aで切り替えることにより、遅延回路17aに入力され、前のプリピットパルスが長い場合には時間mを長くするために信号切り替え素子14aは、遅延回路17bを選択し、前のプリピットパルスが短い場合には時間mを短くするために信号切り替え素子14aは、遅延回路17を選択することにより、プリピットの長さによる露光時の蓄熱の影響を除去可能になる。
【0016】
【実施例】
次に、本発明の光ディスクの実施例について図面を参照して説明する。深さ3200Å、幅0.7μm、最短Pit長0.6μmのプリピットの間に深さ1800ÅのPit間pitを形成したハイブリッドCD−Rの原盤を作製、成形し、フタロシアニン系色素を塗布し、メディア化した。プリピットとPit間Pitの間隔を変えてメディア化し、ジッタとWCNを評価した結果を図7に示す。分離距離を大きくすることによりジッタは改善する。また、分離距離が最短Pit長の1/2以上であれば、WCNが28dB以上を確保できた。
【0017】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1に記載した発明によれば、プリピット用パルスとPit間Gr用パルスの間隔を常に一定にできるので、Pit間Grの影響でプリピットの長さがばらつく問題のない露光ができる。
また、請求項2、4に記載した発明によれば、Pit間Pitの場合には、プリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離と、Pit間Pitの出口からプリピットの入口までの距離を常に一定になるように露光できる。また、Pit間Grの場合には、プリピットの出口とプリピットの入口の傾斜を対称になるように露光できる。
また、請求項に記載した発明によれば、ビームの対称性がずれても、Pit間Grの位置を円周方向に調整できるので、Pit間Pitの場合には、プリピットの出口からPit間Pitの入口までの距離と、Pit間Pitの出口からプリピットの入口までの距離を常に一定になるように露光できる。また、Pit間Grの場合には、プリピットの出口とプリピットの入口の傾斜を対称になるように露光できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の変調パルス発生回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の変調パルス発生回路の各信号のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明のプリピットとPit間Grを表す図である。
【図7】本発明のジッタとWCNを評価した結果を示す図である。
【図8】従来例の想定される露光装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本出願による関連未公開特許の構成を示すブロック図である。
【図10】従来例のプリピットとPit間Grを表す図である。
【図11】従来例の照射ビーム形状の図である。
【符号の説明】
1 光ディスク原盤
2 ピックアップ
3 ビーム整形素子
5 光量変調素子
6 レーザ光源
7 光量変調ドライバ
9 グルーブ用電圧発生器
10 変調信号発生器
12 ピット用電圧発生器
14 信号切り替え素子
15 電圧発生器
16 CPU
17、17a 遅延回路
18 NOR回路
21 変調パルス発生回路

Claims (4)

  1. レーザ光源と、該レーザ光源から出射されたレーザ光の光量変調を行う光量変調手段と、光ディスク用ガラス原盤を回転及び横移動させる駆動手段と、前記光量変調手段にパルス強度とパルス幅で変調したパルスを供給する変調パルス発生手段とを備え、前記ガラス原盤上にプリピット及びグルーブを形成する情報記録媒体の原盤露光装置において、
    前記変調パルス発生手段は、連続したプリピットパルスとプリピットパルスの間に、前記プリピットパルスよりもパルス強度が弱いピット間ピットパルスを生成するように構成され、前記連続したプリピットパルスと前記ピット間ピットパルスが、所定時間分離していることを特徴とする光情報記録媒体の原盤露光装置。
  2. 前記連続したプリピットパルスとプリピットパルスの間に生成された前記ピット間ピットパルスにおいて、前記プリピットパルスが終了してから次のピット間ピットパルスが開始するまでの時間間隔が、前記ピット間ピットパルスが終了してから次のプリピットパルスが開始するまでの時間間隔より長いことを特徴とする請求項記載の光情報記録媒体の原盤露光装置。
  3. 前記連続したプリピットパルスとプリピットパルスの間に生成された前記ピット間ピットパルスにおいて、前記プリピットパルスが終了してから次のピット間ピットパルスが開始するまでの時間間隔(前間隔)と、前記ピット間ピットパルスが終了してから次のプリピットパルスが開始するまでの時間間隔(後間隔)の和を一定に保ちながら、前記前間隔と後間隔の値を変化させる手段を有することを特徴とする請求項記載の光情報記録媒体の原盤露光装置。
  4. 前記プリピットパルスのパルス長に応じて、プリピットパルスが終了してから次のピット間ピットパルスが開始するまでの時間間隔を変化させる手段を備えたことを特徴とする請求項記載の光情報記録媒体の原盤露光装置。
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