JP2000113521A - 原盤ディスクの製造方法 - Google Patents

原盤ディスクの製造方法

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JP2000113521A
JP2000113521A JP10288251A JP28825198A JP2000113521A JP 2000113521 A JP2000113521 A JP 2000113521A JP 10288251 A JP10288251 A JP 10288251A JP 28825198 A JP28825198 A JP 28825198A JP 2000113521 A JP2000113521 A JP 2000113521A
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manufacturing
master disk
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master
exposure
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Hiroyuki Takemoto
宏之 竹本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクを製造する原盤ディスクを良好に
得ることができるようにすることを目的とする。 【解決手段】 スパイラル状に形成されたランド部1a
とグルーブ部1bとの両方に情報記録領域が設けられ、
このランド部1aとこのグルーブ1bとが光学ディスク
の1周毎に交互につなぎ合わされて1本のトラックを形
成し、さらにこのトラックが記録情報単位毎にセクタ分
割されて、これらセクタは夫々このセクタを特定するた
めのアドレス情報3がプリフォーマットされたヘッダ部
2a,2bとデータを記録するためのデータ部とからな
り、またこのヘッダ部2a,2bはこのアドレス情報3
がトラック中心から半径方向に一定量ウォブルされて配
置されている光学ディスクを製造する原盤ディスクの製
造方法において、この原盤ディスクのグルーブ部を回転
させながら露光する際に、露光ビームを光軸中心とは異
なる方向にウォブルさせると共に多重露光するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル状に形
成されたランド部とグルーブ部との両方に情報記録領域
が設けられ、このランド部とグルーブ部とが光学ディス
クの1周毎に交互につなぎ合わされて1本のトラックを
形成し、さらに、このトラックが記録情報単位毎にセク
タ分割されて、これらのセクタは夫々このセクタを特定
するためのアドレス情報がプリフォーマットされたヘッ
ダ部とデータを記録するためのデータ部とからなり、ま
たこのヘッダ部はこのアドレス情報がトラック中心から
半径方向に一定量ウォブルされて配置されている光学デ
ィスクを製造する原盤ディスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図7に示す如き、スパイラル状
に形成されたランド部1aとグルーブ部1bとの両方に
情報記録領域が設けられ、このランド部1aとグルーブ
部1bとが光学ディスク1の1周毎に交互につなぎ合わ
されて1本のトラックを形成し、さらに、このトラック
が記録情報単位毎にセクタ分割されて、これらのセクタ
は夫々このセクタを特定するためのアドレス情報がプリ
フォーマットされたヘッダ部2a,2bと、データを記
録するデータ部2cとからなり、またこのヘッダ部2
a,2bは図8(図8はヘッダ部2aに対応)に示す如
くこのアドレス情報3がトラック中心から半径方向に一
定量ウォブルされて配置されている光学ディスク1を製
造する原盤ディスクを製造する方法として先に特開平9
−293242号公報に記載されている如きものが提案
されている。
【0003】斯る従来の原盤ディスクの製造方法は表面
に所定厚のフォトレジストが塗布された原盤ディスクを
形成するディスク原盤(図7、図8の光ディスクと対応
する部分には同一符号を付して示す)を露光ビームで露
光(カッティング動作)するのにディスク原盤の1回転
毎にランド部1aの露光(露光ビームなし)動作とグル
ーブ部1bの露光動作を交互に切り替えて行うととも
に、ヘッダ部2a,2bごとに露光ビームをトラック中
心に対して半径方向の内側及び外側に一定量変位させ
て、アドレス情報3をプリフォーマットするようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯る、従来の原盤ディ
スクの製造方法の露光工程では、図9に示す如く露光ビ
ームの光軸中心4がちょうどグルーブ部1bもしくはラ
ンド部1aの中心と一致するように設定され、アドレス
情報3のピットがグルーブ部1bに対して±1/2×F
P ウォブルされて形成される。ここで、FP は露光ビー
ムの送りピッチである。
【0005】この場合、ヘッダ部2aにおいて、3個所
の露光ビームの光軸切替え部分5,6,7が存在するが
特に真中部分6は他の部分5,7よりもウォブル量が大
きいため、長めの遷移時間を要し、冗長度増加の要因と
なる不都合があった。一般に光軸を切り替えるには音響
光学変調素子(AOD)等が使用されるが、この音響光
学変調素子(AOD)は、実際に光軸がずれるまでに時
間を有することや、光軸がずれている間にそのまま露光
ビームを照射すれば、原盤ディスク上に斜めにピットが
形成されてしまう問題がある。
【0006】また原盤ディスクの露光工程においては、
グルーブ部1bの露光ビームの直径a0 はトラックピッ
チTP の半分と幅広であり、アドレス情報3のピットの
露光ビームの直径a1 は略グルーブ部1bの幅の半分程
度としていた。
【0007】この従来の露光工程で、この露光ビームの
形状差を作るには、このグルーブ部1bとアドレス情報
3のピットとで、径の異なる露光ビームを個別に用いる
か、1本の露光ビームを異なるパワーで照射する方法が
考えられる。
【0008】ところで、径の異なる露光ビームを個別に
用いるときには、複数の露光ビームを使うため、露光装
置の光学調整が複雑になり実用的ではない。
【0009】また、1本の露光ビームを異なるパワーで
照射する方法は、光学調整は容易であるが、極端な幅狭
のアドレス情報3のピットと極端な幅広のグルーブ部1
bとの両立が難しいことや、光軸切替えと同じようにパ
ワー切替えの新たな遷移領域が必要となり、更に冗長度
が増加する不都合があった。
【0010】本発明は斯る点に上述不都合を改善し、上
述光ディスクを製造する原盤ディスクを良好に得ること
ができるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明原盤ディスクの製
造方法は、スパイラル状に形成されたランド部とグルー
ブ部との両方に情報記録領域が設けられ、このランド部
とこのグルーブ部とが光学ディスクの1周毎に交互につ
なぎ合わされて1本のトラックを形成し、さらにこのト
ラックが記録情報単位毎にセクタ分割されて、これらセ
クタは夫々このセクタを特定するためのアドレス情報が
プリフォーマットされたヘッダ部とデータを記録するた
めのデータ部とからなり、また、このヘッダ部はこのア
ドレス情報がトラック中心から半径方向に一定量ウォブ
ルされて配置されている光学ディスクを製造する原盤デ
ィスクの製造方法において、この原盤ディスクのグルー
ブ部を回転させながら露光する際に、露光ビームを光軸
中心とは異なる方向にウォブルさせると共に多重露光す
るようにしたものである。
【0012】斯る本発明によれば、原盤ディスクの露光
工程でグルーブ部を露光ビームを光軸中心とは異なる方
向にウォブルさせると共に多重露光するようにしたの
で、ヘッダ部のアドレス情報のピットをウォブルするこ
となく形成することができ、新たな遷移領域を設ける必
要がない。
【0013】また、本発明によればアドレス情報のピッ
トを1重露光とし、グルーブ部を多重露光により形成す
るようにしているので、このアドレス情報のピット及び
グルーブ部を同一の露光ビームを使用して形成できる。
【0014】更に本発明によればグルーブ部を露光する
ときの露光ビームのウォブル量を調整することによりグ
ルーブ部の幅を任意の幅とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明原
盤ディスクの製造方法の実施の形態の例につき説明す
る。
【0016】本例においては、図7、図8に示す如きス
パイラル状に形成されたランド部1aとグルーブ部1b
との両方に情報記録領域が設けられ、このランド部1a
とグルーブ部1bとが光学ディスク1の1周毎に交互に
つなぎ合わされて1本のトラックを形成し、さらにこの
トラックが記録情報単位毎に、セクタ分割されて、これ
らのセクタは夫々このセクタを特定するためのアドレス
情報がプリフォーマットされたヘッダ部2a,2bと、
データを記録するデータ部2cとからなり、またこのヘ
ッダ部2a,2bはアドレス情報3がトラック中心から
半径方向に一定量ウォブルされて配置されている光学デ
ィスク1を製造する原盤ディスクを製造する露光工程で
図1〜図3に示す如く行う如くする。図1は図7のヘッ
ダ部2aの前後の露光ビームの走査を示し、図2はヘッ
ダ部2bの前後の露光ビームの走査を示す。
【0017】図4はこの図1〜図3に示す如き露光ビー
ムの走査を得るのに使用される露光装置の例を示す。
【0018】先ず、この図4の露光装置につき説明する
に、図4において、10は装置全体のコントローラ、1
1はカッティング用の露光ビームを得るための第1の光
源、12は第1のミラー、13は光量検出手段、14は
第2のミラー、15は第2の光源、16はビームスプリ
ッタ、17は光検出器(PD)、18は集光レンズ、1
9はフォーカス制御手段、20はフォーカスアクチュエ
ータ、21は表面にフォトレジスト21aが塗布された
原盤ディスク形成用のディスク原盤、22はこの原盤デ
ィスク形成用のディスク原盤21を回転するスピンドル
モータである。
【0019】また、この図4において、23はこのスピ
ンドルモータ22の回転を制御する回転制御手段、24
は送り制御手段、30は光量調整手段、31はヘッダ部
記録パターン発生手段、32はタイミング発生手段、3
3は変調制御手段、34は光変調手段、35は偏向制御
手段、36は光偏向手段である。
【0020】斯る図4に示す如き露光装置においては、
コントローラ10は、回転制御手段23を介してスピン
ドルモータ22をコントロールし、原盤ディスクを形成
するディスク原盤21が所定の回転数となるように高精
度な回転制御を行う。また、コントローラ10は、この
ディスク原盤21を高精度で回転させたまま、送り制御
手段24によりディスク原盤21のフォトレジスト21
aの露光ビームとディスク原盤21の相対位置を高精度
に位置決め制御し、スパイラルのトラックを露光(カッ
ティング)できる如くする。
【0021】本例においては、この送り制御手段24に
よる送りピッチをFP とし、光ディスク1の半径方向に
隣接するランド部1a間、もしくはグルーブ部1b間の
距離をトラックピッチTP としたとき、 TP =2F となる如くする。
【0022】また、第2の光源15は、露光ビームをデ
ィスク原盤21上に集光するための集光レンズ18の位
置制御を行うためのものであり、例えばヘリウム−ネオ
ン(He−Ne)レーザが用いられる。この第2の光源
15からの光ビームはビームスプリッタ16を通過し、
第2のミラー14で反射され、集光レンズ18でディス
ク原盤21上に集光される。
【0023】このディスク原盤21からの戻り光はビー
ムスプリッタ16まで同一経路を戻り、このビームスプ
リッタ16で反射され、光検出器(PD)17に入射さ
れる。
【0024】フォーカス制御手段19は、この光検出器
(PD)17からの出力信号により、集光レンズ18の
焦点方向のずれ量を検出し、後述露光ビームが絶えずデ
ィスク原盤21上に焦点を結ぶようにフォーカスアクチ
ュエータ20を制御し、集光レンズ18の焦点方向の位
置を制御する。また、フォーカス制御手段19の動作の
ON/OFFはコントローラ10から制御される。
【0025】次に本例によるディスク原盤21のフォト
レジスト21aを露光する露光ビームの制御につき説明
する。このフォトレジスト21aを露光する露光ビーム
用光源である第1の光源11は、例えばアルゴンレーザ
を用い、この第1の光源11の出力光を光量調整手段3
0、光変調手段34、光偏向手段36、第1のミラー1
2及び第2のミラー14及び集光レンズ18を介して露
光ビームとしてディスク原盤21のフォトレジスト21
aを露光する如くする。
【0026】この光量調整手段30は、この露光ビーム
用光源である第1の光源11からの光ビームの出力パワ
ーをコントローラ10により設定される値に調整し、光
変調手段34に最適露光パワーを有する露光ビームを出
力する。
【0027】ヘッダ部記録パターン発生手段31は、コ
ントローラ10から入力される記録用基準クロックCK
及びパラレル又はシリアル形態で送られるデータパター
ン(アドレス情報)を受け、また、後述するタイミング
発生手段32から図5Bに示す如き、1周毎に所定数本
例では4個の等間隔のヘッダ部識別ゲート信号H/Dを
受け、ヘッダ部2a,2bに記録するための図5Cに示
す如き所定の記録データ(アドレス情報)を発生する。
【0028】この場合、本例においては、この記録デー
タ(アドレス情報)が図5Cに示す如く、1回転毎にヘ
ッダ部2a,2bの前半位置及び後半位置に対応する如
く切り替わる如くする。
【0029】このタイミング発生手段32は、コントロ
ーラ10から記録用基準クロックCKと、ヘッダ部2
a,2b領域を指定するための制御信号と、グルーブ部
1bとランド部1aとを指定するための制御信号と、グ
ルーブ部1bのウォブル方向を設定する制御信号を受
け、また回転制御手段23からディスク原盤21の1回
転につき1回出力されるPGパルスを得、図5Bに示す
如きヘッダ部識別ゲート信号H/Dと、図5Aに示す如
きディスク原盤21の1周毎に極性が変わるランド部と
グルーブ部とが識別できるランド部/グルーブ部識別信
号G/Lと、図5Dに示す如きウォブル制御信号Wを発
生する如くする。
【0030】本例においては、このウォブル制御信号W
は図5Dに示す如く、ヘッダ部2a,2bにおいてはウ
ォブルはなしとし、ディスク原盤21の1周毎に、ウォ
ブル方向がディスク原盤21の半径方向に異なる方向と
するようにすると共にこのウォブル量Wを本例にお
いては1/4×FP とする如くする。
【0031】このウォブル方向が変化するのはヘッダ部
2a,2bの前端及び後端とする如くする。この場合、
ヘッダ部2a,2bにおいては露光ビームをウォブルし
ないので、ヘッダ部2a,2bのアドレス情報3のピッ
トの中心と光軸中心とが一致する。
【0032】また本例においては、このウォブル制御信
号Wによるウォブル量WP を露光ビームの送りピッチを
前述の如くFP とし、この露光ビームの直径をaとした
とき |FP −2WP |≦a とする如くする。
【0033】このようにすることによりディスク原盤2
1のグルーブ部2bにおいて多重露光、本例では2重露
光することができる。このとき形成できるグルーブ部1
bの幅GWは GW=|Fa +a−2WP | となる。この場合、グルーブ部2bが最大幅(2×a)
となるのは WP =1/2×|FP −a| のときである。
【0034】即ち、この場合、このウォブル量WP を適
宜選択することにより、このグルーブ部1bの幅をa〜
2×aとすることができる。また、このウォブル量WP
は、WP <1/2×TP の範囲で設定することが望まし
い。
【0035】このヘッダ部記録パターン発生手段31に
得られる図5Cに示す如きヘッダ部記録データ(アドレ
ス情報)を変調制御手段33を介して光変調手段34に
供給し、この光変調手段34において、この図5Cに示
す如きヘッダ部記録データ(アドレス情報)に応じて、
光量調整手段30から出力される光ビームを強度変調
し、これを光偏向手段36に供給する。
【0036】また、タイミング発生手段32よりの図5
Dに示す如きウォブル制御信号Wを偏向制御手段35を
介して、光偏向手段36に供給し、この光偏向手段36
において、この図5Dに示す如きウォブル制御信号Wが
プラス側のときは光変調手段34からの光ビームをディ
スク原盤21の半径方向の例えば内側に1/4×F
位させ、またこのウォブル制御信号Wがマイナス側のと
きは、光変調手段34からの光ビームをこのディスク原
盤21の半径方向の例えば外側に1/4×F偏位させ
る如くする。この光偏向手段36よりの光ビームを露光
ビームとしてディスク原盤21の表面のフォトレジスト
21aに照射して、露光する如くし、原盤ディスクを形
成する。
【0037】本例による図4に示す如き露光装置を使用
したときには、1 つの露光ビームで且つ露光ビームの直
径aを変えることなく、図7、図8に示す如き、スパイ
ラル状に形成されたランド部1aとグルーブ部1bとの
両方に情報記録領域が設けられ、このランド部1aとグ
ルーブ部1bとが光学ディスク1の1周毎に交互につな
ぎ合わされて1本のトラックを形成し、さらにこのトラ
ックが記録情報単位毎にセクタ分割されて、これらのセ
クタは夫々このセクタを特定するためのアドレス情報3
がプリフォーマットされたヘッダ部2a,2bとデータ
を記録するデータ部2cとからなり、またこのヘッダ部
2a,2bはアドレス情報3がトラック中心から半径方
向に一定量±1/4×FP ウォブルされて配置されてい
る光学ディスクを製造する原盤ディスクを製造すること
ができる。
【0038】この場合、ディスク原盤21上の露光ビー
ムの軌跡は図1、図2に破線で示す如くで、この露光ビ
ームの例えばn回転目のランド部1aとグルーブ部1b
との切り替え部のヘッダ部2aにおいては図1に示す如
くこのヘッダ部2aの前半にアドレス情報3のピットを
形成し、このヘッダ部2aの後半はなにも形成せず、こ
のヘッダ部2aの後端で内側に1/4×FP ウォブル
し、このn回転目の露光ビームで図3に示す如くグルー
ブ部1bの外周側を露光形成(カッティング)する如く
する。この場合ウォブルは1/4×FP なので、特別な
遷移領域を設けなくても良い。
【0039】また、この露光ビームのn回転目のヘッダ
部2bにおいては図2に示す如く、ヘッダ部2bの前端
で露光ビームのウォブルをやめて、1/4×FP だけ外
周側にもどり、このヘッダ部2bの前半にアドレス情報
3のピットを形成し、このヘッダ部2bの後半はなにも
形成せず、このヘッダ部2bの後端で内側に1/4×F
P ウォブルし、このn回転目の露光ビームで図3に示す
如くグルーブ部1bの外周側を露光形成(カッティン
グ)する如くする。この場合ウォブル量は1/4×FP
なので、特別な遷移領域を設けなくても良い。
【0040】次にこの露光ビームのn+1回転目のラン
ド部1aとグルーブ部1bとの切り替え部のヘッダ部2
aにおいては図1に示す如く、ヘッダ部2aの前端で露
光ビームのウォブルをやめて、1/4×FP だけ外周側
にもどり、このヘッダ部2aの前半はなにも形成せず、
このヘッダ部2aの後半にアドレス情報3のピットを形
成し、このヘッダ部2aの後端で外周側に1/4×FP
ウォブルし、このn+1回転目の露光ビームで、図3に
示す如く、グルーブ部1bの内周側を露光形成(カッテ
ィング)する如くする。この場合ウォブルは1/4×F
P なので特別な遷移領域を設けなくて良い。
【0041】また、この露光ビームのn+1回転目のヘ
ッダ部2bにおいては、図2に示す如く、ヘッダ部2b
の前端で露光ビームのウォブルをやめて、1/4×FP
だけ内側にもどり、このヘッダ部2bの前半はなにも形
成せず、このヘッダ部2bの後半にアドレス情報3のピ
ットを形成し、このヘッダ部2bの後端で外周側に1/
4×FP ウォブルし、このn+1回転目の露光ビームで
図3に示す如く、グルーブ部1bの内周側を露光形成
(カッティング)する如くする。この場合ウォブル量は
1/4×FP なので特別な遷移領域を設けなくて良い。
【0042】本例は上述の如くしてn回転目及びn+1
回転目の露光ビームで1周毎のグルーブ部1bを形成
し、本例では上述を繰り返し、1周毎のグルーブ部1b
を形成すると共にこのグルーブ1bとグルーブ1bとの
間にランド部1aを形成する如くする。
【0043】本例においては上述の如く、原盤ディスク
を形成するディスク原盤21の露光工程でグルーブ部1
bを露光ビームを1周毎に異なる方向に1/4×FP
ォブルさせると共に2重露光するようにしたので、ヘッ
ダ部2a,2bのアドレス情報3のピットをウォブルす
ることがなく形成することができ、新たな遷移領域を設
ける必要がない。
【0044】また、本例によればアドレス情報3のピッ
トを1重露光とし、グルーブ部1bを2重露光により形
成するようにしているので、このアドレス情報3のピッ
ト及びグルーブ部1bを同一の露光ビームを使用して形
成できる。
【0045】更に、本例によれば、グルーブ部1bを露
光するときの露光ビームのウォブル量WP を調整するこ
とにより、グルーブ部1bの幅即ちトラック幅を任意の
幅とすることができる。
【0046】また、上述例においては、ヘッダ部2a,
2bのアドレス情報3をトラック中心から半径方向に一
定量ウォブルして、このヘッダ部2a,2bの前半及び
後半に千鳥状配置とした例につき述べたが、このヘッダ
部2a,2bのアドレス情報3を図6に示す如く片側配
置とするようにしても良い。
【0047】このアドレス情報3を片側配置とするとき
にはヘッダ部記録データ(アドレス情報)を1周おきと
し、このヘッダ部記録データ(アドレス情報)をヘッダ
部2a,2bの全域に亘って記録するようにすれば良
い。その他は上述と同様とする。
【0048】このアドレス情報3を片側配置とした場合
にも上述と同様の作用効果が得られることは勿論であ
る。
【0049】尚、本発明は上述例に限ることなく、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば原盤ディスクを形成する
ディスク原盤の露光工程でグルーブ部を露光ビームを1
周毎に異なる方向にウォブルさせると共に多重露光する
ようにしたので、ヘッダ部のアドレス情報のピットをウ
ォブルすることがなく形成することができ、新たな遷移
領域を設ける必要がない。
【0051】また、本発明によればアドレス情報のピッ
トを1重露光とし、グルーブ部を多重露光により形成す
るようにしているので、このアドレス情報のピット及び
グルーブ部を同一の露光ビームを使用して形成できる。
【0052】更に、本発明によれば、グルーブ部を露光
するときの露光ビームのウォブル量WP を調整すること
により、グルーブ部の幅即ちトラック幅を任意の幅とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明原盤ディスクの製造方法の実施の形態の
例の説明に供する線図である。
【図2】本発明の実施の形態の例の説明に供する線図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の例の説明に供する線図で
ある。
【図4】露光装置の例を示す構成図である。
【図5】図4の説明に供する線図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の例の説明に供する線
図である。
【図7】光ディスクの例の説明に供する線図である。
【図8】図7の要部の例を示す線図である。
【図9】図7の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1‥‥光ディスク、1a‥‥ランド部、1b‥‥グルー
ブ部、2a,2b‥‥ヘッダ部、3‥‥アドレス情報、
10‥‥コントローラ、11‥‥第1の光源、13‥‥
光量検出手段、15‥‥第2の光源、17‥‥光検出
器、18‥‥集光レンズ、19‥‥フォーカス制御手
段、20‥‥フォーカスアクチュエータ、21‥‥ディ
スク原盤、21a‥‥フォトレジスト、22‥‥スピン
ドルモータ、23‥‥回転制御手段、24‥‥送り制御
手段、30‥‥光量調整手段、31‥‥ヘッダ部記録パ
ターン発生手段、32‥‥タイミング発生手段、34‥
‥光変調手段、36‥‥光偏向手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイラル状に形成されたランド部とグ
    ルーブ部との両方に情報記録領域が設けられ、前記ラン
    ド部と前記グルーブ部とが光学ディスクの1周毎に交互
    につなぎ合わされて1本のトラックを形成し、さらに、
    このトラックが記録情報単位毎にセクタ分割されて、こ
    れらのセクタは夫々当該セクタを特定するためのアドレ
    ス情報がプリフォーマットされたヘッダ部とデータを記
    録するためのデータ部とからなり、また前記ヘッダ部は
    前記アドレス情報がトラック中心から半径方向に一定量
    ウォブルされて配置されている光学ディスクを製造する
    原盤ディスクの製造方法において、前記原盤ディスクの
    グルーブ部を回転させながら露光する際に、露光ビーム
    を光軸中心とは異なる方向にウォブルさせると共に多重
    露光するようにしたことを特徴とする原盤ディスクの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原盤ディスクの製造方法
    において、 前記ウォブルを1周毎に異なる方向としたことを特徴と
    する原盤ディスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の原盤ディスクの製造方法
    において、 前記ウォブルをヘッダ部において行なうようにしたこと
    を特徴とする原盤ディスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の原盤ディスクの製造方法
    において、 前記ウォブルの量として、前記露光ビームの送りピッチ
    をFP 、前記露光ビームの直径をa、原盤ディスク上で
    のウォブル量をWP としたとき、 |FP −2WP |≦a が成立するようにしたことを特徴とする原盤ディスクの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の原盤ディスクの製造方法
    において、 前記原盤ディスクを回転させながら露光する際に、前記
    アドレス情報のピットの中心と光軸中心とを一致させる
    ようにしたことを特徴とする原盤ディスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の原盤ディスクの製造方法
    において、 前記アドレス情報のピットを露光する露光ビームと、前
    記グルーブ部を露光するときの露光ビームとの寸法を同
    じものとしたことを特徴とする原盤ディスクの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の原盤ディスクの製造方法
    において、 前記アドレス情報のピットのフォーマットが千鳥状の配
    置である場合、半径方向または、同一セクタ内で周方向
    に隣接するアドレス情報のピット同士が異なる周回露光
    ビームで露光するようにしたことを特徴とする原盤ディ
    スクの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100464216B1 (ko) * 2000-08-10 2005-01-03 파이오니아 코포레이션 기록매체와 이를 제조하기 위한 장치 및 방법
CN100341051C (zh) * 2001-05-16 2007-10-03 三星电子株式会社 记录摆动信号的光记录介质及记录、再现的方法和装置
US8130626B2 (en) 2006-03-15 2012-03-06 Pioneer Corporation Recording apparatus, recording control signal generating apparatus, method of manufacturing imprint mold, imprint mold, and magnetic disc

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