JP2005174469A - 相変化書き換え型光ディスク担体 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質を劣化することなく、情報の高速記録が可能な相変化書き換え型光ディスク担体を提供する。
【解決手段】エンボスデータゾーンに形成されるプリエンボスピット440−1の深さDpeとリライタブルゾーンに形成されるグルーブ402の深さDglとを異ならせる。これにより、エンボスデータゾーンの再生信号の劣化や規格外れを懸念をすることなく、リライタブルゾーンに形成されるグルーブの深さDglを自由に操作することが可能になり、高速記録に対応可能な相変化書き換え型光ディスクを提供できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、相変化書き換え型光ディスク担体に係り、特に、記録速度の高速化手段に関する。
従来より、再生専用のエンボスデータゾーンと情報の記録、再生及び消去が可能なリライタブルゾーンとが同一面内に存在する高密度光ディスクとして、内周部にエンボスデータゾーンを設け、数μmの移行ゾーン(結合ゾーン)を介してその外周にリライタブルゾーンを設けたものが日本工業規格で規格化されている(非特許文献1参照)。
この種の高密度光ディスクにおいては、トラック密度を高密度化するため、例えば特開平6−338064号公報に開示されているように、前記リライタブルゾーンに形成されたグルーブ(案内溝)内とランド(グルーブとグルーブに挟まれた丘部)上とにそれぞれ情報を記録するいわゆるランド・グルーブ記録が行われる。なお、前記規格の制定後、ビデオ用途向け又は更なる高密度タイプ若しくは高速記録タイプなど各種の変遷を経ているが、その基本は上述の通り踏襲されている。
図11はビデオ用途向けDVD−RAMを正面から見た概念図である。この図から明らかなように、この光ディスク担体400は、内周側から、ビデオ用途固有のBCA(バーストコードエリア)があり、これと一部重なり合う形でその外周にプリエンボスピットの形成領域が続き、数μmの結合ゾーン(図示省略)を介してその外周に記録(リライタブル)ゾーンがある。リライタブルゾーンの周方向は、2KBのユーザデータを単位とする複数のセクタに分割されており、各セクタの先頭には、物理的アドレス情報等を示すPID(ファイル・アイデンティフィケーション・データ)ピットが配置されている。PIDピットは、外周側にトラックピッチの2分の1だけ変位した位置に配置された一群と内周側にトラックピッチの2分の1だけ変位した位置に配置された一群とのペアで構成され、一般的にCAPA(コンプリメンタリ・アロケイテッド・ピット・アドレス)と称される構造になっている。また、前記リライタブルゾーンの径方向は、複数のゾーンに分割され、外周側の分割ゾーンほどディスク1回転あたりのトラックに多くのセクタが割り当てられるZCLV(ゾーンド・コンスタント・リニア・ベロシティ)フォーマットになっている。
図12は図11で示した各種ゾーンの配置を光ディスク担体400の断面から見た模式図である。この図から明らかなように、光ディスク担体400の回転中心より半径22.3mm乃至23.5mmの範囲にはBCAが配置され、該BCA開始半径とほぼ同じ位置(規定では半径22.6mm)から半径24.0mmまでの範囲はエンボスデータゾーンと規定され、プリエンボスピット列が配置される。該プリエンボスピット列に含まれるデータが真に有効になるのは半径23.9mmから始まるコントロールデータゾーンからであり、それ以前に形成されたプリエンボスピット列については、データがオールゼロであり、かつBCAとオーバーラップしているために、再生データ又は再生信号としてはあまり意味をもたないとされる。
図13(1)はランド・グルーブ記録方式による相変化データピットの形成状態を示す図である。この図から明らかなように、光ディスク担体400には、多層膜からなる記録層420が形成されており、ランド幅Wlのランド401とグルーブ幅Wgのグルーブ402とがトラックピッチTpの間隔で径方向に交互に形成されている。記録層420には、対物レンズ558で収束されたレーザビーム554が照射され、ランド401又はグルーブ402へのデータピット410の形成(記録)、ランド401又はグルーブ402に形成されたデータピット410の再生若しくは消去が行われる。データピット410の形成は、例えば記録層420を非晶質化することによって行うことができ、データピット410の消去は、例えば記録層420を結晶化することによって行うことができる。ランド401の記録膜面とグルーブ402の記録膜面との間には、段差Dglがあり、ランド401に対するデータピット410の形成又は消去時とグルーブ402に対するデータピット410の形成又は消去時とではレーザビーム554の集光位置が段差Dgl分だけ異なるため、図示例のようにランド401に対してデータピット410の形成動作又は消去動作を行っても、両隣のグルーブトラックへの被り光の影響が少なく、正常な情報の記録及び消去を実行することができる。
図13(2)は記録層420の多層構造の一例を示す断面図であり、基板側から保護層、界面層、相変化記録層、界面層、保護層、熱緩衝層及び反射層がこの順に積層されている。なお、前記各層の形成手段としては、真空蒸着やスパッタリングなどの薄膜形成手段を適用することができる。
図14は前記データピット410の記録消去動作を示す図である。同図(1)は前記レーザビーム554の光強度変化を示すタイムチャート図であり、横軸は経過時間、縦軸はレーザ光量を示している。再生動作時や待機時にはレーザ光量を再生レベルに保っておき、記録消去モードではレーザ光量を相変化記録層の結晶化(消去)レベルまで上昇させる。そして、データピット位置に到達した時点でレーザ光量を相変化記録層の非晶質化(記録)レベルまで急上昇させ、次いで所定ピット長の直前で急冷レベルまで急降下させて、その後結晶化レベルまで回復させる。
同図(2)は前記のようにレーザ光量を変化させたときの相変化記録層の膜面温度の変化を示すタイムチャート図であり、横軸は経過時間、縦軸は温度を示している。レーザ光量が再生レベルにあるときは、相変化記録層の膜面温度は相変化記録層に何ら影響を与えない温度範囲に保たれている。記録消去モードになり、レーザ光量が消去レベルに引き上げられると、相変化記録層の膜面温度もそれに伴って上昇し、結晶化温度範囲に到達する。さらにレーザ光量が非晶質化レベルまで上昇され、しかる後に急冷レベルまで降下されると、相変化記録層の膜面温度は相変化記録層の非晶質化温度範囲に突入した後に、放熱によって消去レベルまで急冷される。
同図(3)は膜面温度の遷移によって相変化記録層にデータピットが形成される状態及びデータピットが消去される状態を示す図である。レーザスポットが走行するトラックには記録済みのピット410−1〜410−4が形成されており、該ピット410−1〜410−4上をレーザスポット554−1が再生レベルで走行しても何ら変化をもたらさないが、記録消去モードになり相変化記録層の膜面温度が結晶化温度範囲に入ると非晶質状態から結晶化されてそこに存在したピット410−2及び410−3が消去される。一方、相変化記録層が一旦非晶質化温度まで昇温された後に急冷されると、該当個所が非晶質化したままの状態に保持され、データピット410−5が形成される。
なお、前記BCAに関しては特開2000−78705号公報などで詳細に述べられているので、ここでは説明を省略する。
日本工業規格、1997年制定、JIS−X−6243「120mmDVD−書換え型ディスク(DVD−RAM)」
上述のDVD−RAMは、最内周に再生専用のエンボスデータゾーンがあり、残部にランド・グルーブ記録を特徴とする情報の記録、再生及び消去が可能なリライタブルゾーンを配した一種のROMとRAMが同一面上に混在したフォーマットであり、RAM部の相変化データピットはPIDピットによって物理的アドレス情報等が表示される各セクタごとにグルーブ内及びランド上の双方に形成される。そして、データピット410の形成には、相変化記録層の膜面温度を非晶質化温度まで急上昇した後に結晶化温度まで急降下することが必須条件となるので、記録層420を構成する各層の材質や厚さ、それに図14(1)に示した記録波形の工夫(パルス状にチョッピングしたり位相を微調整したり冷却レベルの上下動など)を組み合わせることで記録の最適化と安定化を図っている。
ところで、この種の書き換え型光ディスク担体においては、記録速度の高速化が最も重要な技術的課題の1つであり、上述のDVD−RAMにおいても、2倍速記録(最短データピット長さの時間換算値は約51.4ナノ秒)から3倍速記録(最短データピット長さの時間換算値は約34.3ナノ秒)へ移行し、さらに5倍速記録(最短データピット長さの時間換算値は約20.6ナノ秒)が検討されると共に16倍速記録(最短データピット長さの時間換算値は約6.43ナノ秒)も視野に入ってきている。
ランド・グルーブ記録方式の書き換え型光ディスク担体の場合、ランド部記録面から放熱界面(図13における光ディスク担体400の下面)までの距離とグルーブ部記録面から放熱界面(図13における光ディスク担体400の下面)までの距離の差などに起因して、ランド部記録面における最適記録条件とグルーブ部記録面における最適記録条件に差異が生じ、かつ高速記録になるほどその差異が大きくなるため、記録速度の高速化に当っては、最適で安定な記録条件を求めることが極めて困難な状況となる。
かかる不都合の1つの解決方向としては、ランド・グルーブ記録の特性を損なわない範囲でグルーブ402とランド401の段差Dglを小さくすることが考えられる。
しかしながら、DVD−RAMのように、ROMとRAMとが同一面上に混在するフォーマットを有する光ディスク担体においては、リライタブルゾーンではグルーブ402によって得られるプッシュプル信号を用いてトラックセンタを追跡しながら記録動作を行うと共に、結晶質部位と非晶質部位との反射光量差を利用した明暗信号を検出して再生動作を行い、また、エンボスデータゾーンでは窪み状に形成されたエンボスピットの底面からの反射光と上面部からの反射光の位相差を利用した明暗信号を用いて再生動作が行われるので、単にグルーブ402とランド401の段差Dglを小さし、それに伴ってエンボスデータゾーンに形成されるエンボスピットの深さも浅くすると、エンボスピットから検出される再生明暗信号の品質が劣化するという不都合が発生する。
即ち、図15に示すように、プリエンボスピットから検出される明暗信号はプリエンボスピットの深さがレーザ波長λの4分の1のときに最大となり、8分の1のときに最小となるが、プッシュプル信号の振幅はグルーブ402の深さがレーザ波長λの4分の1のときに最小となり、8分の1のときに最大となるので、従来は両信号のバランスをとるためにプリエンボスピット及びグルーブ402の深さが概ねレーザ波長λの6分の1に調整されているが、グルーブ402とランド401の段差Dglを小さくし、エンボスデータゾーンに形成されるエンボスピットの深さも浅くすると、プッシュプル信号の振幅は大きくすることができるが、その反面、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質が劣化し、記録、再生及び消去動作の安定性が劣化する。
本発明は、かかる従来技術の不備を解決するためになされたものであって、その目的は、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質を劣化することなく、情報の高速記録が可能な相変化書き換え型光ディスク担体を提供することにある。
本発明は、前記の目的を達成するため、再生専用のエンボスデータゾーンとデータピットの記録、再生及び消去が随時可能なリライタブルゾーンとを有し、該リライタブルゾーンには前記データピットを記録可能なグルーブトラックとランドトラックとが径方向に交互に形成されている相変化書き換え型光ディスク担体において、前記エンボスデータゾーンに形成されるプリエンボスピットの深さに対する前記リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量を異なる値に設定するという構成にした。
このように、プリエンボスピットの深さに対するグルーブとランドとの段差量を異なる値に設定すると、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質とグルーブによって得られるプッシュプル信号の振幅とをそれぞれ記録速度に応じて最適化することができるので、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質を犠牲にすることなく、ランド・グルーブ記録方式の相変化書き換え型光ディスク担体について記録速度の高速化を図ることができる。
また、本発明は、前記の目的を達成するため、再生専用のエンボスデータゾーンとデータピットの記録、再生及び消去が随時可能なリライタブルゾーンとを有し、該リライタブルゾーンには前記データピットを記録可能なグルーブトラックとランドトラックとが径方向に交互に形成されている相変化書き換え型光ディスク担体において、前記エンボスデータゾーンに形成されるプリエンボスピットの深さを前記データピットの記録、再生及び消去に用いられるレーザ波長の5.9分の1乃至6.1分の1とし、前記リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量を前記レーザ波長の6分の1乃至8分の1の値であって前記プリエンボスピットの深さとは異なる値とするという構成にした。
上述のように、プリエンボスピットから検出される明暗信号はプリエンボスピットの深さがレーザ波長λの4分の1のときに最大で8分の1のときに最小となり、プッシュプル信号の振幅はグルーブ深さがレーザ波長λの4分の1のときに最小で8分の1のときに最大となるので、プリエンボスピットの深さをレーザ波長の6分の1前後、即ち製造誤差を考慮して5.9分の1乃至6.1分の1とし、グルーブとランドとの段差量をレーザ波長の6分の1乃至8分の1で、前記プリエンボスピットの深さとは異なる値にすると、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質を犠牲にすることなく、ランド・グルーブ記録方式の相変化書き換え型光ディスク担体について記録速度の高速化を図ることができる。
また、本発明は、前記各構成の相変化書き換え型光ディスク担体において、前記エンボスデータゾーンの異なる半径領域に、再生データ又は再生信号に意味を持たないプリエンボスピット列と再生データ又は再生信号に有効性を有するプリエンボスピット列とを形成し、前記再生データ又は再生信号に意味を持たないプリエンボスピットの探さを前記リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量と等しい値に設定するという構成にした。
このように、再生データ又は再生信号に意味を持たないプリエンボスピットについては、その探さを浅くすることによって信号の検出が困難になっても実用上何らの問題も生じないので、リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量と等しい値に設定することができる。また、このような構成にすることにより、製造工程の短縮化を図ることができ、相変化書き換え型光ディスク担体の製造を容易なものにすることができる。
請求項1に記載の相変化書き換え型光ディスク担体は、以下の方法で作製することができる。即ち、感光面にプリエンボスピットの探さに相当する厚さで感光レジストが均一に塗布されたディスク原盤を用い、エンボスデータゾーンの露光時には感光レジストの底面までの露光するいわゆる底切り露光を行い、リライタブルゾーンの露光時には感光レジストの底面まで達しないいわゆるV溝露光を行う。しかる後に、この露光済み原盤に底切り部分を選択的に加工するイオンエッチングと底切り部分及びV溝露光部分を共に加工するイオンエッチングを2度に分けて施し、エンボスデータゾーンに深いプリエンボスピットを形成すると共に、リライタブルゾーンに浅いグルーブを形成する。
また、請求項2に記載の相変化書き換え型光ディスク担体は、以下の方法で作製することができる。即ち、感光面にレーザ波長の5.9分の1乃至6.1分の1の厚さで感光レジストが均一に塗布されたディスク原盤を用い、エンボスデータゾーンの露光時には感光レジストの底面までの露光するいわゆる底切り露光を行い、リライタブルゾーンの露光時には感光レジストの底面まで達しないいわゆるV溝露光を行う。しかる後に、この露光済み原盤に底切り部分を選択的に加工するイオンエッチングと底切り部分及びV溝露光部分を共に加工するイオンエッチングを2度に分けて施し、エンボスデータゾーンに深さがレーザ波長の5.9分の1乃至6.1分の1のプリエンボスピットを形成すると共に、リライタブルゾーンに深さがレーザ波長の6分の1乃至8分の1のグルーブを形成する。これにより、規格書(例えば、JIS−X−8243「120mmDVD−書き換え型ディスク(DVD−RAM)」など)に則ったプッシュプル信号及び明暗信号を維持したままでリライタブルゾーンにおける最適なグルーブ深さの探求が容易となり、高速記録が可能なランド・グルーブ記録方式の相変化書き換え型光ディスク担体を得ることができる。
本発明によれば、プリエンボスピットの深さに対するグルーブとランドとの段差量を異なる値に設定するので、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質とグルーブによって得られるプッシュプル信号の振幅とをそれぞれ記録速度に応じて最適化することができ、プリエンボスピットから検出される明暗信号の品質を犠牲にすることなく、ランド・グルーブ記録方式の相変化書き換え型光ディスク担体についての記録速度の高速化を図ることができる。
図1はDVD−RAMフォーマット(図11参照)の光ディスク担体を製造するための実施形態に係る原盤カッティングシステムのブロック図である。但し、BCAについては、本発明の要旨に直接関係がなく、かつ公知に属する技術であるので、説明を省略している。
本例の原盤カッティングシステムは、フォーマッタ100とレーザカッティングマシーン200とから構成されており、レーザカッティングマシーン200には、カッティング用レーザ光源201と、AOM(音響光学変調器)202と、AOD(音響光学偏向器)203と、光学系の送り機構204と、ディスク原盤250を装着して一定速度で回転するスピンドル機構205と、前記光学系の送り機構204及びスピンドル機構205等を制御するコントローラ又はLCMコントローラ206とが備えられ、前記光学系の送り機構204内には、ミラー207と対物レンズ208とが備えられている。
前記ディスク原盤250には、片面に所要のプリエンボスピット深さに相当する厚さでフォトレジストが均一に塗布されており、フォトレジストの塗布面を対物レンズ208に対向させてスピンドル機構205に装着される。また、カッティング用レーザ光源201から放射されたレーザビーム209は、AOM202、AOD203、ミラー207及び対物レンズ208を経てディスク原盤250のフォトレジスト塗布面に集光される。さらに、光学系の送り機構204は、一定速度でディスク原盤250の内周側から外周側に向けて移動される。
AOM202にはフォーマッタ100からAOM駆動信号(変調信号)101が供給され、AOD203にはフォーマッタ100からAOD駆動信号(偏向信号)102が供給されており、これらの各信号によって変調及び偏向されたレーザビーム209を対物レンズ208を経てディスク原盤250のフォトレジスト塗布面に集光しつつ、スピンドル機構205を所定の一定速度で回転駆動し、かつ送り機構204を所定の一定速度でディスク原盤250の半径方向に移動することにより、ディスク原盤250のフォトレジストにAOM駆動信号101及びAOD駆動信号102によって変調及び偏向された露光パターンが露光描画される。
なお、AOM202は印加電圧(変調信号101)が0ボルトのときにはレーザビーム209の透過を遮断し、印加電圧のプラス方向電位(最大値はプラス1ボルト)に略比例した強度のレーザビーム209を通過する。また、AOD203は印加電圧(偏向信号102)が0ボルトのときにはAOD203を透過したレーザビーム209をそのまま真っ直ぐ通過させ、印加電圧のプラス方向電位(最大でプラス1ボルト)に略比例した角度でレーザビーム209をディスク原盤250の外周方向に偏向し、前記印加電圧のマイナス方向電位(最大でマイナス1ボルト)に略比例した角度でレーザビーム209をディスク原盤250の内周方向に偏向させる。
図2はフオーマッタ100の機能ブロック図である。パーソナルコンピュータ103は、ゾーン分割されたリライタブルゾーンの各ゾーン単位ごとに異なるクロック周波数を計算し、周波数シンセサイザ104に対する指令、プリエンボスピット列の生成、PIDピットの生成及びカッティングシーケンスの管理などを行う。パーソナルコンピュータ103で生成されたピット列信号は、インタフェース回路106を介してFIFOメモリ108に一時的に蓄えられ、前記カッティングシーケンスの管理情報に基づいて具体的な動作指令を行うシーケンスコントローラ107からの指令で順番に出力される。このFIFOメモリ108からの出力信号は、編集回路111でグルーブ信号や偏向信号と組み合わせ編集されて変調アナログ信号発生用DAコンバータ112並びに偏向アナログ信号発生用DAコンバータ115へ出力され、各DAコンバータ112,115にて変調信号114及び偏向信号117に変換される。変調信号114は、変調信号用バッファー回路113を経由してAOM駆動信号101として出力され、偏向信号117は、変調信号用バッファー回路116を経由してAOD駆動信号102として出力される。
図3はディスク原盤のカッティング状況を示すタイムチャート図である。同図(1)はAOM駆動信号101の波形図であって、横軸は時間を示し縦軸は電圧を示している。ディスク原盤250のカッティングは内周側から行うため、開始直後においてAOM駆動信号101は0ボルトから始まり、AOM202はレーザビーム209を通過させない。そして、エンボスデータゾーンの開始半径に到達した時点からは、プリエンボスピット列信号にて強度変調された底切りレベルと0ボルトの間を往復するパルス信号をAOM202に印加し、プリエンボスピットをカッティングする。さらに、リライタブルゾーンの開始半径に到達した時点からは、V溝レベルの電位でグルーブ及び各セクタの先頭部に配置されるCAPA構造のPIDピットをカッティングする。
同図(2)はAOM駆動信号101の波形に対応するAOD駆動信号102のタイムチャート図である。プリエンボスピットのカッティング時とグルーブのカッティング時はAOD203に0ボルト電圧を印加し、外周側に変位するPIDピット群のカッティング時点ではプラスの所定電圧を印加し、内周側に変位するPIDピット群のカッティング時はマイナスの所定電圧を印加する。
同図(3)は対物レンズ208によってディスク原盤250のフォトレジスト上に集光されたレーザスポット209aの軌跡と感光したレジスト面の状態を模式的に示す図である。ここで、リードイン部は底切り露光されており、グルーブ部と外周側に変位されたPIDピット群12ならびに内周側に変位されたPIDピット群34はV溝露光されている。同図(4)に、同図(3)のA部、B部及びC部の時間軸を拡大した図を示す。なお、同様の方法を用いて、BCAとオーバラップする部分のプリエンボスピット列(図11及び図12参照)を底切りせず、V溝状に露光した原盤も製造した。
図4はDVD−RAMの全体的な製造工程を示すフローチャートである。この図から明らかなように、DVD−RAMは、フォトレジストが均一に塗布されたディスク原盤を所定フォーマットで露光し、現像等の手段を経てフォトレジストに凹凸状のピット列やグルーブなどが形成されたカッティング済み原盤を作製する工程501と、カッティング済み原盤にめっき処理等を施してスタンパを作製する工程502と、スタンパを原型として射出成形等により厚さが0.6mmのレプリカ円板を作製する工程503と、作製されたレプリカ円板の凹凸面に多層構造の記録層420をスパッタリングや真空蒸着などの手段で形成する工程504と、2枚のレプリカ円板を記録層420を内側にして貼り合わせ、貼り合わされたレプリカ円板の中心部に開設された透孔を整形するなどの仕上げを行う工程505と、厚さ1.2mmの光ディスク担体の外観や記録再生特性を検査する工程506を経て製造される。
図5はカッティング済み原盤の作製工程をより細分化して示すフローチャートであり、図6は図5の流れに対応したディスク原盤の加工状態の変化を示す説明図である。なお、本実施形態においては、エンボスデータゾーンに形成されるプリエンボスピットの深さDpeの目標値を情報の記録再生に用いられるレーザ波長λ(650nm)の6分の1(108nm)とし、グルーブ402の深さDglをこれよりも小さくした。
まず、図6(1)に示すように、片面にフォトレジスト251が108nmの厚さに均一に塗布されたガラス製のディスク原盤250を作製し(図5の手順501−1)、これをレーザカッティングマシーン200のスピンドル機構205に取り付ける。しかる後に、スピンドル機構205を所定の一定速度で回転駆動し、かつ送り機構204を所定の一定速度でディスク原盤250の半径方向に移動しつつ、対物レンズ208よりフォトレジスト251の膜面にレーザビーム209を照射する(図5の手順501−2)。この場合において、エンボスデータゾーンの露光については、フォトレジスト251を底切り可能な高エネルギーのレーザビーム209−Eを照射し、リライタブルゾーンの露光については、フォトレジスト251をV溝露光させる低エネルギーのレーザビーム209−Gを照射する。次いで、露光済みのディスク原盤250を現像処理し、底切りされたピットEX−EとV溝EX−Gとが形成されたカッティング済み原盤を得る。
次に、図6(2)に示すように、カッティング済み原盤に対して第1回目のイオンエッチングを行う(図5の手順501−3)。イオンエッチングは、CF等のガス雰囲気中で行われる。この第1回目のイオンエッチングにおいては、V溝EX−Gとガラス面との間に感光されていないフォトレジスト251−Gが存在するため、該部のエッチングの進行が阻止され、底切りピットEX−Eの形成部分についてのみエッチングが進行する。第1回目のイオンエッチングは、底切りピットEX−Eの形成部分におけるエッチング量t−ie1が15nmとなった時点で終了する。
次に、図6(3)に示すように、第1回目のイオンエッチングが終了したカッティング済み原盤に対してフォトレジスト251のアッシング処理を行う(図5の手順501−4)。フォトレジスト251のアッシング処理は、酸素ガスによって行い、V溝EX−Gの下端がガラス面に達するまで行われる。アッシング処理後、フォトレジスト251の膜厚はt−asまで減少する。
次に、図6(4)に示すように、アッシング処理が終了したディスク原盤に対して第2回目のイオンエッチングを行う(図5の手順501−5)。第2回目のイオンエッチングも、CF等のガス雰囲気中で行われる。この第2回目のイオンエッチングにおいては、V溝EX−Gとガラス面との間に感光されていないフォトレジスト251−Gが存在しないため、該部についてもエッチングが進行する。第2回目のイオンエッチングは、エッチング量t−ie2が93nmとなった時点で終了する。
最後に、図6(5)に示すように、第2回目のイオンエッチングが終了したディスク原盤に残存したフォトレジスト251を酸素アッシングにて除去し(図5の手順501−6)、深さDpeが108nmのプリエンボスピット440−1と深さDglが93nmのグルーブ402とが混在して形成されたディスク原盤250を得る。
以下、上述の方法で作製されたDVD−RAMの評価装置と評価方法を、図7乃至図10に基づいて説明する。
図7はDVD−RAMフォーマットで相変化記録層を有する光ディスク担体の記録再生評価装置の回路ブロック図である。この図から明らかなように、本例の記録再生評価装置には、情報の記録再生に用いる波長λが650nmの半導体レーザ553と、図14(1)にて説明した相変化記録層の非晶質化レベルの光量、結晶化レベルの光量、急冷レベルの光量及び再生レベルの光量を得るための第1乃至第4の定電流源552−1,552−2,552−3,552−4並びに前記4種類の電流を加算する電流加算回路552−5とで構成されるレーザドライバ回路552と、データピットの長さなどを認識しながら前記4種類の電流源に指示を与える波形整形回路541と、記録するデータ列を所定の手続きで変調(本例の場合は8−16変調)する変調回路540と、前記半導体レーザ553から出力されるレーザビーム554と光ディスク担体400からの反射光554−Sとを振り分けるハーフミラー555と、前記振り分けられた反射光554−Sを受光する4分割ディテクタ(フォトダイオード)559と、該ディテクタ559から出力される電流を電圧に変換するI−V変換回路560と、該電圧変換された信号を演算して和信号(明暗信号)564、差信号(プッシュプルトラッキングエラー信号)565及びフォーカスエラー信号などを出力する演算回路561と、相変化書き換え型光デイスク担体400を定められた速度で回転させるスピンドルモータ551と、レーザビーム554の反射板556と、レーザビーム554を光ディスク担体400の記録層に集光させる対物レンズ558を搭載した2次元アクチュエータ557と、対物レンズ558を図7の上下方向に駆動することで焦点位置を自動的に追跡制御するオートフォーカス回路583と、対物レンズ558を図7の左右方向に駆動することでトラックの中央を自動的に追跡制御するトラッキング回路562とを備えている。
図8は実施形態に係る相変化書き換え型光ディスク担体400の要部断面図である。エンボスデータゾーンには深さDpeが相対的に深い第1のエンボスピット440−1と相対的に浅い第2のエンボスピット440−2とが形成されており、第2のエンボスピット440−2は、概ねBCAとの重畳部分(図11及び図12参照)に配置されている。一方、リライタブルゾーンには、一定深さDglで正弦波状に内外周方向に僅かにウォブルされているグルーブ402とランド401とが一定間隔(0.615μm)で形成されており、図示の太線部が相変化記録層となっている。作製された相変化書き換え型光ディスク担体のDpeとDglとを原子間力顕微鏡を用いて実測したところ、深さDpeは110nmであり、Dglは90nmであった。
図9は実施形態に係る相変化書き換え型光ディスク担体400より検出されるプッシュプル信号とエンボスピット信号の波形図である。
図9(1)は、オートフォーカス回路583をオン状態とし、トラッキング回路562をオフ状態としたときのリライタブルゾーン(図8のA部)から検出されるプッシュプル信号565の波形図であり、その振幅V−A565は十分に大きく良好であった。
図9(2)は、オートフォーカス回路583及びトラッキング回路562を共にオン状態にしたときの第1のエンボスピット440−1(図8のB部)から検出される明暗信号564のアイパターンであり、その振幅V−B564とアイパターンの品質は良好であった。
図9(3)は、オートフォーカス回路583をオフ状態とし、トラッキング回路562をオフ状態にしたときの第1のエンボスピット440−1(図8のB部)から検出されるプッシュプル信号565の波形図であり、その振幅V−B565はリライタブルゾーン(図8のA部)から検出されるプッシュプル信号565の振幅V−A565に比べて小さな値であったが、エンボスデータゾーンのトラッキングエラー検出は位相差トラッキングエラー信号(日本工業規格JIS−X−6243参照)を用いるため、実用上の問題は発生しない。
図9(4)は、オートフォーカス回路583及びトラッキング回路562を共にオン状態にしたときの第2のエンボスピット440−2(図8のC部)から検出される明暗信号564のアイパターンであり、その振幅V−C564とアイパターンの品質は第1のエンボスピット440−1から検出される明暗信号564よりも劣っているが、該部にはデータが記録されないため、実用上の問題は発生しない。
図9(5)は、オートフォーカス回路583をオフ状態とし、トラッキング回路562をオフ状態にしたときの第2のエンボスピット440−2(図8のC部)から検出されるプッシュプル信号565の波形図であり、その振幅V−C565は十分に大きく良好であった。
図10は、リライタブルゾーンにおけるPIDピットとデータピットの再生波形図である。記録ビットは2倍速(線速度は約8.3メートル毎秒)から6倍速(線速度は約25メートル毎秒)のいずれの線速度であっても良好なデータピットが得られる構造の記録層を用いて5倍速記録で生成した。図10(1)はグルーブ402内に生成したデータピット列410を再生する際のレーザスポット554−1の位置と光ディスク担体400の回転方向の関係を示す。同図(2)はプッシュプル信号565を示す波形図であり、トラックセンタよりも上方はレーザスポット554−1の中心がグルーブセンタ又はPIDピットセンタよりも内周寄りになったときに出力される電圧方向、下方はレーザスポット554−1の中心がグルーブセンタ又はPIDピットセンタよりも外周寄りになったときに出力される電圧方向である。同図(3)はPIDピットから検出されるピット明暗信号564を示す波形図であり、縦軸の上方に至るほど光ディスク担体400からの反射光量が大きいことを示している。
先ず、何も記録されていないグルーブ402上をレーザスポット554−1が走行すると、差信号565はトラックセンタ電位(ゼロボルト)であり、明暗信号564はグルーブ走行時を示す電位Vglに固定されている。
次に、レーザスポット554−1がディスクの外周側に変位して形成されているPIDピット12の位置に達すると、プッシュプル信号565としてPIDピット12のセンタ位置よりも内周側をレーザスポット554−1が通過したことを示すマイナス方向電位の信号が出力され、明暗信号564はグルーブ402が中断している関係で明るい方向に向かって信号が出力される。
次に、レーザスポット554−1がディスクの内周側に変位して形成されているPIDピット34の位置に達すると、プッシュプル信号565としてPIDピット34のセンタ位置よりも外周側をレーザスポット554−1が通過したことを示すプラス方向電位の信号が出力され、明暗信号564は引き続き明るい方向に向かってミラー部の明るさを示すVmir電位を最大値とする信号が出力される。
さらに、レーザスポット554−1がデータピット列410が形成されているエリアに到達すると、プッシュプル信号565には変化が現れず、明暗信号564のみがグルーブレベル電位Vglよりも更に暗い方に向かって出力される。
図10においては、レーザスポット554−1がグルーブ402上を走行中に検出されるプッシュプル信号565が正弦波波形で示されているが、これはグルーブ402が僅かに正弦波で変位されて形成されていることを示すものである。
本実施形態によれば、エンボスデータゾーンの再生信号の劣化や規格から外れてしまうという懸念をすることなく、リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドの段差Dglを自由に操作することができるため、標準速記録から高速記録にも対応可能な記録層構造を有する相変化書き換え型光ディスクを容易に開発し提供することが可能となる。
なお、前記実施形態においては、エンボスデータゾーンに形成される第1のエンボスピット440−1の深さDpeよりもリライタブルゾーンに形成されるグルーブ402とランド401の段差Dglの方を浅く形成したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、プリエンボスピット440−1の深さDpeよりもグルーブ402とランド401の段差Dglの方を深く形成することもできる。
また、前記実施形態においては、エンボスデータゾーンに形成される第1のエンボスピット440−1の深さDpeのみを規制したが、リライタブルピットに形成されるPIDピットの深さについても、これと同様に規制することができる。
光ディスク原盤カッティングシステムの概略ブロック図。 フォーマッタの機能ブロック図。 光ディスク原盤のカッティング状況を示すタイムチャート図。 光ディスク担体の製造工程を示すフローチャート。 ディスク原盤製造工程を示すフローチャート。 ディスク原盤製造工程の説明図。 記録再生評価装置の回路ブロック図。 光ディスク担体の要部断面図。 光ディスク担体の各部より検出されるプッシュプル信号及びエンボスピット信号の波形図。 PIDピットとデータピットの再生波形図。 ビデオ用途向けDVD−RAMの正面から見た概念図。 光ディスク担体のゾーン配置を示す断面図。 相変化書き換え型光ディスク担体の断面構造と記録層に形成されるデータピットの形成状態を示す説明図。 相変化データピットの記録消去動作を示す説明図。 プッシュプル信号とエンボスピット信号とレーザ波長との相関を示すグラフ図。
符号の説明
100 フオーマッタ
101 AOM駆動信号
102 AOD駆動信号
103 パーソナルコンピュータ
104 周波数シンセサイザ
106 インターフェース
108 FIFOメモリ
200 LCM(レーザカッティングマシーン)
201 カッティング用レーザ光源
202 AOM(音響光学変調器)
203 AOD(音響光学偏向器)
204 送り機構
205 スピンドル機構
206 LCMコントローラ
250 カッティング原盤
400 光ディスク担体
401 ランド
402 グルーブ
440 エンボスピット
Dgl グルーブ深さ(グルーブランド段差)
Dpe エンボスピット深さ

Claims (3)

  1. 再生専用のエンボスデータゾーンとデータピットの記録、再生及び消去が随時可能なリライタブルゾーンとを有し、該リライタブルゾーンには前記データピットを記録可能なグルーブトラックとランドトラックとが径方向に交互に形成されている相変化書き換え型光ディスク担体において、
    前記エンボスデータゾーンに形成されるプリエンボスピットの深さに対する前記リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量を異なる値に設定したことを特徴とする相変化書き換え型光ディスク担体。
  2. 再生専用のエンボスデータゾーンとデータピットの記録、再生及び消去が随時可能なリライタブルゾーンとを有し、該リライタブルゾーンには前記データピットを記録可能なグルーブトラックとランドトラックとが径方向に交互に形成されている相変化書き換え型光ディスク担体において、
    前記エンボスデータゾーンに形成されるプリエンボスピットの深さを前記データピットの記録、再生及び消去に用いられるレーザ波長の5.9分の1乃至6.1分の1とし、前記リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量を前記レーザ波長の6分の1乃至8分の1の値であって前記プリエンボスピットの深さとは異なる値としたことを特徴とする相変化書き換え型光ディスク担体。
  3. 前記エンボスデータゾーンの異なる半径領域に、再生データ又は再生信号に意味を持たないプリエンボスピット列と再生データ又は再生信号に有効性を有するプリエンボスピット列とを形成し、前記再生データ又は再生信号に意味を持たないプリエンボスピットの探さを前記リライタブルゾーンに形成されるグルーブとランドとの段差量と等しい値に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の相変化書き換え型光ディスク担体。
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