JPH08249728A - 光ディスク原盤の凹部記録方法、光ディスク原盤の製造方法、光ディスクの製造方法、光ディスク、および、光ディスク原盤の潜像記録装置 - Google Patents

光ディスク原盤の凹部記録方法、光ディスク原盤の製造方法、光ディスクの製造方法、光ディスク、および、光ディスク原盤の潜像記録装置

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JPH08249728A
JPH08249728A JP7055989A JP5598995A JPH08249728A JP H08249728 A JPH08249728 A JP H08249728A JP 7055989 A JP7055989 A JP 7055989A JP 5598995 A JP5598995 A JP 5598995A JP H08249728 A JPH08249728 A JP H08249728A
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photoresist
recording
area
substrate
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Seiji Doi
清二 土肥
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク原盤に、深さおよび幅が同一の精度
でそれぞれ深さの異なる凹部を形成することができる凹
部記録方法、光ディスク原盤の製造方法を提供。 【構成】 基板1にフォトレジスト5を塗布し、再生専
用領域2を形成すべき領域を覆うフォトレジストの、深
い凹部を形成すべき部分に、第1の光ビームB1を照射
して、該フォトレジスト5の表面から基板面まで露光
し、記録領域3を形成すべき領域を覆うフォトレジスト
5の、浅い凹部を形成すべき部分に、前記第1の光ビー
ムB1を照射して、該フォトレジスト5の表面から基板
面まで感光させ、かつ、記録領域3を形成すべき領域全
体に第2の光ビームB2を照射して、該フォトレジスト
5の、基板面から浅い凹部の深さに相当する厚さの部分
を残してその部分より表面側の部分を露光して、光ビー
ム照射後、現像することにより、浅い凹部と深い凹部の
2種類の凹部を有する光ディスク原盤を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク原盤の凹部
記録方法、光ディスク原盤の製造方法、光ディスクの製
造方法、光ディスク、および、光ディスク原盤の潜像記
録装置に係り、特に、同一原盤上で、凹部としてそれぞ
れ深さの異なるピット領域およびグルーブ領域の2種の
領域を有するディスク原盤の凹部となるべき部分をフォ
トレジスト上に記録するための凹部記録方法に関し、さ
らに、このようにして形成される凹部を持つ光ディスク
原盤の製造方法、この光ディスク原盤を用いた光ディス
クの製造方法、および、光ディスク、ならびに、光ディ
スク原盤に凹部を記録するための潜像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、記録容量が大きく、非接
触で再生できることから、ROMタイプのCD、LD、
または、追記型(DRAW)ディスク、書替型(Rew
ritable)ディスク等に幅広く利用されている。
【0003】これら光ディスクの原盤記録を行なう場
合、すなわち、原盤にピット等の凹部を形成するための
パターンを記録する場合、一般に、レーザ光が用いられ
る。すなわち、Ar,He−Cdレーザ等のビームを、
対物レンズによって集光し、微小スポットを、フォトレ
ジストの塗布されたガラス原盤に照射する。前記原盤を
回転し、一定速度で移動させながら、光のON,OF
F、または、連続照射を行うことにより、スパイラル状
で、ピットおよびグルーブのそれぞれについての記録が
行われる。さらに、記録後の原盤を現像することによっ
て、ピットおよびグルーブが形成される。
【0004】ところで、近年、追記型、書替型ディスク
の応用として、情報再生専用領域と、ユーザが記録でき
る情報記録可能領域とに分けたPROMディスクが提案
され、商品化されている。例えば、内周部に、プレピッ
トを記録して、再生専用領域とし、外周部には、トラッ
キング用ガイドグルーブを記録しておくことにより、記
録可能領域とするディスクがその一例である。この領域
区分には、種々の方法が取り入れ可能である。
【0005】通常、ピットおよびグルーブ(案内溝)を
有する光ディスクは、図1のように、ピットの深さは、
再生信号レベルが最大となるλ/4n(λ:再生レーザ
波長、n:基板の屈折率)に設定され、グルーブの深さ
は、プッシュプル方式のトラッキングエラー信号レベル
が最大となるλ/8nに設定される。
【0006】したがって、PROM型光ディスク1は、
図2のように、λ/4nの深さのピットpを有する再生
専用領域2と、λ/8nの深さのグルーブgを有する記
録領域3を有するため、その光ディスク原盤作製工程で
2種類の深さのピットpおよびグルーブgを形成しなけ
ればならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、再生専用領域
および記録可能領域での深さを変える手段として、
(a)ガラス板上のフォトレジスト塗布厚を変更する方
法、または、(b)プレピットの深さに相当するフォト
レジスト厚で塗布された原盤に対し、記録可能領域では
再生領域に比較し露光量を低下させることによってグル
ーブ深さを浅くするという方法、が用いられる。
【0008】しかし、(a)の方法の場合、正確な半径
位置での膜厚変更ができないこと、膜厚制御が非常に困
難であること等の欠点を有している。また、(b)の方
法の場合、グルーブ領域では、低露光量での記録であ
る。このため、形成される形状はV字型に近いものとな
る、また、露光量の微小変動によってグルーブ深さおよ
び幅が変化するため、安定したトラッキング信号が得ら
れない等の欠点を有している。
【0009】本発明の目的は、それぞれ深さの異なる凹
部が形成される領域を有するディスク原盤において、深
さおよび幅が同一の精度で形成することができる凹部記
録方法、このようにして形成される凹部を持つ光ディス
ク原盤の製造方法、この光ディスク原盤を用いた光ディ
スクの製造方法、および、光ディスク、ならびに、光デ
ィスク原盤に凹部を記録するための潜像記録装置を提供
することにある。
【0010】より具体的には、一の光ディスク内に、再
生専用領域と、ユーザが情報の記録または消去ができる
記録領域を有するPROM(Partial Read
Only Memory)型光ディスクにおいて、両
領域に予め設けられる深さの異なる凹部について、深さ
および幅が同一の精度で形成できる光ディスクと、その
光ディスク原盤の凹部形成、それに基づく光ディスクの
製造、および、そのための潜像記録装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1の態様よれば、深い凹部と浅い凹部の2種
類の凹部を持つ光ディスク原盤の凹部記録方法におい
て、基板にフォトレジストを塗布し、フォトレジストの
深い凹部を形成すべき部分および浅い凹部を形成すべき
部分のそれぞれに第1の光ビームを照射して、該フォト
レジストの表面から基板面まで感光させ、かつ、浅い凹
部を形成すべき部分が存在する領域全体に第2の光ビー
ムを照射して、該フォトレジストの、基板面から浅い凹
部の深さに相当する厚さの部分を残してその部分より表
面側の部分を感光させ、光ビーム照射後、現像すること
により、浅い凹部と深い凹部の2種類の凹部を形成する
ことを特徴とする光ディスク原盤の凹部記録方法が提供
される。
【0012】第2の光ビームには、第1の光ビームより
エネルギ密度が低いビームを用いることができる。第1
の光ビームを、フォトレジストの光感度が高い波長域に
属する波長の光として、第2の光ビームは、フォトレジ
ストの光感度が低い波長域に属する波長の光とすること
ができる。第2の光ビームは、フォトレジストに照射さ
れたとき、第1の光ビームがフォトレジストに照射され
たときに形成される光スポットより大きい光スポットを
形成するビームとすることができる。また、第2の光ビ
ームは、第1の光ビームにより浅い凹部を形成すべき部
分を照射する際に併せて照射することができる。
【0013】また、本発明の第2の態様によれば、深い
凹部と浅い凹部の2種類の凹部を持つ光ディスク原盤の
製造方法において、基板にフォトレジストを塗布し、フ
ォトレジストの深い凹部を形成すべき部分および浅い凹
部を形成すべき部分のそれぞれに第1の光ビームを照射
して、該フォトレジストの表面から基板面まで感光さ
せ、かつ、浅い凹部を形成すべき部分が存在する領域全
体に第2の光ビームを照射して、該フォトレジストの、
基板面から浅い凹部の深さに相当する厚さの部分を残し
てその部分より表面側の部分を感光させ、光ビーム照射
後、現像することにより、浅い凹部と深い凹部の2種類
の凹部を形成することを特徴とする光ディスク原盤の製
造方法が提供される。
【0014】また、本発明の第3の態様によれば、再生
専用領域と記録領域とを有する光ディスクの製造方法に
おいて、基板にフォトレジストを塗布し、再生専用領域
を形成すべき領域を覆うフォトレジストの、深い凹部を
形成すべき部分に、第1の光ビームを照射して、該フォ
トレジストの表面から基板面まで感光させ、記録領域を
形成すべき領域を覆うフォトレジストの、浅い凹部を形
成すべき部分に、前記第1の光ビームを照射して、該フ
ォトレジストの表面から基板面まで感光させ、かつ、記
録領域を形成すべき領域全体に第2の光ビームを照射し
て、該フォトレジストの、基板面から浅い凹部の深さに
相当する厚さの部分を残してその部分より表面側の部分
を感光させ、光ビーム照射後、現像することにより、浅
い凹部と深い凹部の2種類の凹部を有する光ディスク原
盤を形成し、この光ディスク原盤からスタンパを形成
し、このスタンパを用いて透明樹脂基板を形成し、透明
樹脂基板の記録領域に記録膜を形成し、さらに、再生領
域および記録領域の全面に反射膜を形成し、それらの上
に保護膜を形成することを特徴とする光ディスクの製造
方法が提供される。
【0015】再生専用領域を形成すべき領域および記録
領域を形成すべき領域において、第1の光ビームの照射
を行ない、第1の光ビームが記録領域を形成すべき領域
中を照射しているとき、第2の光ビームの照射を併せて
行なうことができる。
【0016】再生専用領域を形成すべき領域では、凹部
としてピットを形成し、記録領域を形成すべき領域で
は、凹部としてグルーブを形成する構成とすることがで
きる。
【0017】第2の光ビームは、あるグループを中心と
してその両側に隣接する二つのグループに挟まれる領域
を照射する直径を有することができる。
【0018】また、本発明の第4の態様によれば、透明
基板層と、その透明基板層の一方の面側に設けられる再
生専用領域層および記録領域層と、これらを覆う保護膜
層とを有する光ディスクにおいて、再生専用領域層に
は、少なくとも記録ピットが設けられると共に、記録領
域層には、記録を行なうためのグルーブが設けられ、前
記記録ピットおよびグルーブは、それぞれの光反射面が
同一面上に配置されることを特徴とする光ディスクが提
供される。
【0019】さらに、本発明の第5の態様によれば、基
板上に塗布されたフォトレジストに、光ディスク原盤に
おける、ピットおよびグルーブとなるべき領域の潜像を
記録するための潜像記録装置であって、フォトレジスト
の表面から基板面まで露光するための光ビームを出射す
る第1の光ビーム放射手段と、フォトレジストの、基板
面から浅い凹部の深さに相当する厚さの部分を残してそ
の部分より表面側の部分を露光するための光ビームを出
射する第2の光ビーム放射手段と、フォトレジストが塗
布された基板を回転させるための回転駆動機構と、上記
第1の光ビーム放射手段および第2光ビーム放射手段
を、回転する基板のフォトレジスト面と平行な面内で変
位させる光ビーム変位機構と、上記第1の光ビーム放射
手段、第2の光ビーム放射手段および光ビーム変位機構
の各動作をそれぞれ制御する制御装置とを備えることを
特徴とする潜像記録装置が提供される。
【0020】第2の光ビーム放射手段は、第1の光ビー
ム放射手段がフォトレジストに形成する光スポットより
大きな面積を持つ光スポットをフォトレジスト上に投射
することを特徴とする潜像記録装置が提供される。
【0021】第1の光ビーム放射手段は、フォトレジス
トの光感度が高い波長域に属する波長の光を放射し、第
2の光ビーム放射手段は、フォトレジストの光感度が低
い波長域に属する波長の光を放射する構成とすることが
できる。第1の光ビーム放射手段と第2の光ビーム放射
手段とは、共通の対物レンズを有し、その対物レンズを
通してそれぞれの光ビームをフォトレジストに投射する
ことができる。第2の光ビーム放射手段は、あるグルー
ブを中心としてその両側に隣接する二つのグルーブに挾
まれる領域を照射する直径を有する光スポットをフォト
レジストに形成する第2の光ビームを放射することがで
きる構成とすることができる。
【0022】
【作用】深い凹部と浅い凹部の2種類の凹部を持つ光デ
ィスクを製造するために、まず、原盤を製造する。基板
に、フォトレジストを塗布し、そのフォトレジストに、
深い凹部と浅い凹部の2種類の凹部となるべき部分を記
録する。すなわち、潜像を設ける。具体的には、基板に
フォトレジストを塗布し、フォトレジストの深い凹部を
形成すべき部分および浅い凹部を形成すべき部分のそれ
ぞれに第1の光ビームを照射して、該フォトレジストの
表面から基板面まで感光させる。また、浅い凹部を形成
すべき部分が存在する領域全体に第2の光ビームを照射
して、該フォトレジストの、基板面から浅い凹部の深さ
に相当する厚さの部分を残してその部分より表面側の部
分を感光させる。光ビーム照射後、現像することによ
り、浅い凹部と深い凹部の2種類の凹部が形成される。
【0023】このように、本発明では、フォトレジスト
の深い凹部を形成すべき部分および浅い凹部を形成すべ
き部分のそれぞれに第1の光ビームが照射されている。
このため、深い凹部を形成すべき部分および浅い凹部を
形成すべき部分のそれぞれが共に、基板面を底面とする
凹部となっている。その結果、深い凹部を形成すべき部
分および浅い凹部を形成すべき部分の如何によらず、凹
部の内部の幅が同一精度で形成される。しかも、フォト
レジストの感光が基板面で停止されるので、凹部の底面
が揃うことになる。
【0024】この結果、この光ディスク原盤を用いて光
ディスクを製作すると、記録領域のグルーブを、その反
射面の平坦度が、再生専用領域のピットの反射面の平坦
度と同程度の精度となるように形成することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。以
下に述べる実施例は、一の光ディスク内に、再生専用領
域と、ユーザが情報の記録または消去ができる記録領域
を有するPROM型光ディスクに関するものである。
【0026】この光ディスクは、図2に示したように、
再生専用領域2にピットpが設けられ、記録領域3にグ
ルーブgが設けられる。ピットpとグルーブgとは、そ
の深さが異なる。そのため、この種の光ディスクを製作
するには、光ディスク原盤に、ピットpとグルーブgと
に対応する2種類の凹部、すなわち、深い凹部と浅い凹
部とを形成する。そのためには、まず、基板に塗布され
たフォトレジストに、深い凹部を形成すべき部分および
浅い凹部を形成すべき部分について記録する必要があ
る。すなわち、フォトレジストの、深い凹部を形成すべ
き部分および浅い凹部を形成すべき部分に、それらの凹
部に対応する潜像を形成する必要がある。
【0027】図3は、潜像を形成するための装置の構成
の概要を示す。図3に示す潜像形成装置は、光ビーム放
射装置100と、フォトレジスト層5を設けた基板1を
回転駆動する回転駆動機構200と、光ビーム放射装置
100から放射される光ビームをフォトレジスト層5の
表面と平行な面内で変位させるための光ビーム変位機構
300と、光ビーム放射装置100、回転駆動機構20
0および光ビーム変位機構300の動作を制御するため
の制御装置400とを有する。
【0028】光ビーム放射装置100は、フォトレジス
ト層5を、その表面から基板1の上面まで露光するため
の第1の光ビームを出射する第1の光ビーム放射手段1
10と、フォトレジスト層5の、基板1の上面から浅い
凹部の深さに相当する厚さの部分を残してその部分より
表面側を露光するための光ビームを出射する第2の光ビ
ーム放射手段120とを有する。第1の光ビーム放射手
段110は、第1の光ビームを発生するレーザ光源11
1と、このレーザ光の向きを変更するためのミラー11
2および116と、第1の光ビームに、端子114を介
して入力される、フォーマット情報、音楽、映像等の信
号を乗せるための光変調器113と、ビーム径を調整す
るためのエクスパンダ115とを有する。第2の光ビー
ム放射手段120は、第2の光ビームを発生するレーザ
光源121と、このレーザ光の向きを変更するためのミ
ラー123と、この第2の光ビームの出射を制御するた
めのシャッタ122と、ビーム径を調整するためのエク
スパンダ124とを有する。また、第1の光ビーム放射
手段110と第2の光ビーム放射手段120とは、それ
ぞれの光ビームを合成するための合波器131と、光ビ
ームをフォトレジスト層5に投射するための光ビーム放
射ヘッド132とを共通に有する。
【0029】光ビーム放射ヘッド132は、光ビームの
向きをフォトレジスト層5に垂直となるように変更する
ためのミラー133と、対物レンズ134とを有する。
この光放射ヘッド132は、光ビーム変位機構300と
連結され、変位することができる。
【0030】回転駆動機構200は、制御装置400か
らの指示に応じて、回転する回転駆動装置211と、基
板1を支持すると共に、回転駆動装置211によって駆
動され、基板1を回転させる駆動軸212を有する。
【0031】光ビーム変位機構300は、例えば、リニ
アモーションアクチュエータを備え、上記光ビーム放射
ヘッド132を、例えば、基板1の半径方向に変位させ
る。変位は、制御装置400からのシーク位置信号に基
づいて行なう。
【0032】制御装置400は、回転駆動制御装置21
1に回転の起動および停止の指令を送る。また、制御装
置400は、光ビーム変位機構300に対して、基板の
半径上での位置を示すシーク位置信号を送る。さらに、
制御装置400は、レーザ光源111、レーザ光源12
1およびシャッタ122の駆動を制御する。
【0033】次に、第1および第2の光ビームによる潜
像の形成について、図4および5を参照して説明する。
【0034】図4は、記録用対物レンズ134に入射す
る光ビームB1、B2の入射方法を示す。図5は、フォ
トレジスト層上に集光された光ビームB1、B2による
光スポットS1、S2の光量分布を示すものである。一
般に、対物レンズで集光されるスポット径は、λ/NA
で近似される。NA(開口数)は、一般に0.9程度の
レンズが用いられる。また、上記NAは、D/2f
(D:入射ビーム径、f:レンズの焦点距離)でも表わ
すことができる。従って、ピット、グルーブ記録を行う
ための第1のビームB1は、レンズ開口に略等しいビー
ム径で入射し、回折限界迄収束されている。また、第2
のビームB2は、直径約0.8mmの細いビームとして
いる。従って、例えば、λ1:442nm,λ2:458
nmで、f:2.7mmのレンズを使用した場合、第1
の光ビームB1の集光スポットS1の径は約0.5μ
m、第2の光ビームB2の集光スポットS2の径は約3
μmとなる。
【0035】以上のように、第1のビームスポット径に
対し、第2のビームスポット径を大きくすることによ
り、エネルギ密度を低くすると共に、浅い凹部を形成す
るため、浅い凹部が形成されるべき領域を広く浅く露光
して、その部分を感光させることができる。
【0036】潜像形成装置においては、図4のように、
ピットおよびグルーブを記録する露光を行うための第1
のビームB1と、記録領域のフォトレジスト層の表面を
広く浅く露光するための第2のビームB2とを同一の対
物レンズ134で、同一光軸上に重ねて露光を行う。第
1のビームB1の径は、0.3〜0.5μmが好まし
い。小さいほど高密度記録に適する。第2のビームB2
の径は、トラックピッチの2倍程度が好ましい。例え
ば、ピッチ1.6μmの場合、約3μmとする。このよ
うなビームを得るために、上述した図3のような光学系
を有する潜像形成装置を用いる。エクスパンダ115、
124は、それぞれ1対の凸レンズからなり、その距離
Lによってビーム径の調整ができる。
【0037】このようにして重ねられた第1のビームB
1と第2のビームB2の強度分布は、図5のようにな
る。すなわち、第1のビームB1の強度は、ビーム中心
から狭い範囲に分布し、第2のビームB2の強度は、ビ
ーム中心から広い範囲に渡って分布している。
【0038】次に、原盤形成方法について、図6を参照
して述べる。図6は、フォトレジスト層に対する第1ビ
ームおよび第2のビームの照射の影響を示す説明図であ
る。
【0039】まず、図6に示すように、基板1上に、フ
ォトレジスト層5をλ/4nの厚さに形成する。次に、
再生専用領域2および記録領域3にそれぞれ潜像を形成
する。次で、現像を行なって、凹部を有するフォトレジ
スト層5を形成する。このフォトレジスト層5上に、金
属膜を成膜して原盤を形成する。
【0040】次に、潜像形成について、さらに詳細に説
明する。以下の露光操作は、制御装置400の制御によ
り行なわれる。
【0041】再生専用領域2では、通常のCD製造と同
様に、音楽信号等で変調された第1のビームB1のみ用
いて、フォトレジスト層5を露光する。これにより、そ
の部分のフォトレジストが感光して、ピットpの潜像が
記録される。この時、図3のシャッタ122は閉じてお
く。
【0042】記録領域3では、第1のビームB1および
第2のビームB2を直流とし、シャッタ122を開き、
第1のビームB1および第2のビームB2をフォトレジ
スト層5に照射する。図6に示すように、記録領域3で
は、ビーム強度分布の中心の強度が強い部分(第1のビ
ームB1と第2のビームB2の強度が重畳している部
分)で、フォトレジスト層5の底面まで露光する。これ
により、その部分のフォトレジストが感光して、グルー
ブgの潜像が記録される。そして、第2のビームB2の
すその部分で、グルーブgとグルーブgの間の部分のフ
ォトレジスト層5を露光する。このとき、第2ビームB
2のビーム径を、トラックピッチの約2倍とし、その強
度を1回の露光で、フォトレジスト層5の表面からλ/
16n露光される強度に調節する。すると、グルーブg
とグルーブg間の部分のフォトレジスト層5は、2回づ
つ露光され、表面からλ/8n露光される。また、図6
のように、2回の露光で、第2ビームB2のすその部分
の強度が重なって平坦な強度となるため、グルーブgと
グルーブgの間の部分は均一な深さで感光される。すな
わち、記録領域2全体を広く浅く掘り下げるための広域
潜像Wを形成する。第2ビームB2のビーム径を、トラ
ックピッチの約2倍とした理由は、グルーブの部分を露
光すると同時に、グルーブを広く浅く露光することでき
るからである。
【0043】第1のビームB1および第2のビームB2
の波長は、例えば、300〜500nmの範囲が好まし
い。このような範囲とするのは、この種のフォトレジス
トの露光に用いられるレーザの波長がこの範囲に入るこ
とによる。例えば、Krレーザは、350.7nm−5
20.8nmの範囲に発光波長を持つ。また、Arレー
ザは、651.1nm−488.0nmの範囲に発光波
長を持つ。さらに、He−Cdレーザは、442nmの
発光波長を持つ。ここで、第2のビームB2の波長を、
第1のビームB1の波長より長波長のものを用いれば、
長波長でフォトレジストの感度が低くなるために、露光
量の調整のための露光パワーマージンが広くなり、ま
た、第1のビームに対する影響が小さくなる。
【0044】次に、広域潜像Wの膜厚を制御するための
第2のビームの波長差の効果について説明する。一般
に、光ディスク原盤に使用されるポジ型のフォトレジス
ト感度は、低波長域で指数的に変化する。図7は、ヘキ
スト社製フォトレジスト(AZ−1350)の分光感度
を示したものである。このフォトレジストの場合、波長
442nmの記録感度は波長458nmの約3倍とな
る。従って、例えば、第1のビームB1として波長44
2nmの光ビームを用い、第2のビームB2として、波
長458nmの光ビームを用いることにより、ピットp
またはグルーブgの最適形状を得るための現像条件に影
響を与えることなく、第2のビームB2によるフォトレ
ジストの露光量を大きくすることができる。その結果、
第2のビームによる露光量が同一波長を用いた場合より
大きいため、レーザノイズ等の微小な光量変動に影響さ
れず、均一な平面を得ることが可能となる。
【0045】図8(a)は、同一波長のビームを用いた
場合の原盤半径方向の断面を示した一例である。図8
(b)は本発明の潜像形成方法による原盤の断面図であ
る。両者を比較すると、従来の方法によるグルーブとな
る凹部は、断面がV字形状となっている。これに対し
て、本発明の潜像形成方法によるグルーブとなる凹部
は、V字形状とはならず、底面が平に形成されている。
すなわち、グルーブがほぼ矩形状に形成されている。
【0046】以上のようにして形成した原盤を基にし
て、スタンパを形成し、これに基づいて、光ディスクを
製造することができる。このようにして製造された光デ
ィスクは、図9に示すような断面構造を持っている。す
なわち、透明基板10上に、記録膜および反射膜11が
設けられている。
【0047】本発明の製造方法による光ディスクは、図
10に示す従来の製造方法による光ディスクと比較する
と、図9のように、レーザ焦点面12が同一なので、オ
フセットが生じない。図10に示す光ディスクでは、再
生および記録レーザの焦点面がピットとグルーブで異な
るため、ピットからグルーブへ移動したときに、オフセ
ットが生じる。
【0048】以下に、本発明の具体例を示す。以下の例
では、直径200mm、厚さ6mmのガラス基板にフォ
トレジストを塗布し、このフォトレジスト層に潜像を形
成し、現像を行なって、原盤を形成した。
【0049】まず、ガラス基板を、100回転/分で回
転し、スピンコート法により、フォトレジスト(AZ1
350、ヘキスト社製)を、再生光(780nm)のλ
/4nの厚さ(約130nm)に形成して、フォトレジ
スト付き基板を得た。
【0050】つづいて、図3のように、この基板を、潜
像形成装置に取り付け、1.25m/sで回転させた。
【0051】第1ビームB1として、He−Cdレーザ
(波長442nm)を用い、第2ビームB2としてAr
レーザ(波長458nm)を用いた。ここで、第1ビー
ムB1は、エクスパンダ115および対物レンズ134
により、フォトレジスト層5の表面でのビーム径が0.
3μmとなるようにした。また、第2ビームも同様にし
て、フォトレジスト層表面でのビーム径が3μmとなる
ようにし、同一光軸上に重ねた。また、フォトレジスト
層表面での第1ビームB1の露光パワーは1.5mW、
第2ビームB2の露光パワーは0.5mWになるように
した。
【0052】再生専用領域(直径50mm〜80mmと
した)では、第2ビームB2をシャッタ122で遮蔽
し、第1ビームB1を音楽信号(CDと同一信号)で光
変調し、フォトレジスト層5を1.6μmのピッチで露
光した。また、記録領域(直径80mm〜113mm)
では、第1ビームB1を直流に切り換え、第2ビームB
2も直流とし、シャッタ122を開き、フォトレジスト
層5を1.6μmピッチでグルーブgを記録した。
【0053】以上のようにして、露光したフォトレジス
ト付き基板を、アルカリ水溶液で現像し、純水で洗浄し
た。現像後の光ディスク原盤の再生専用領域のピット形
状および記録領域のグルーブ形状を原子間力顕微鏡で測
定したところ、ピット深さ130nm(ガラス基板面か
らの高さ)、幅0.7μm、およびグルーブ深さ65n
m、幅0.75μmであり、また、グルーブとグルーブ
の間の部分は平滑であった。
【0054】この光ディスク原盤からスタンパーを作製
し、射出成型により直径120mm、厚さ1.2mmの
ポリカーボネート基板を作製した。
【0055】ポリカーボネート基板の記録領域にシアニ
ン色素等からなる記録膜を100nmの膜厚に、スピン
コート法で成膜し、つづいて、再生専用領域全面および
記録領域全面に、金反射膜を、スパッタリングにより、
厚さ80nmに形成し、さらに、ディスク全面に紫外線
硬化樹脂をスピンコート法により膜厚10μmに形成し
た。
【0056】以上のようにして得られたPROM型光デ
ィスクの再生専用領域を市販CDプレーヤで再生したと
ころ、通常のCDと同様の特性を得た。
【0057】また、市販の追記型CD記録装置により、
記録領域にCDと同様の音楽信号を記録し、市販CDプ
レーヤで再生したところ、通常のCDと同様の特性を得
た。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、矩形の形状を有するグ
ルーブが高精度で実現できるため、本原盤より作成した
ディスクのトラッキング信号は、最大出力および安定し
た信号が得られる。さらに、種々のピット深さを有する
光ピックアップのテストディスク等に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号レベルとピット深さおよびグルーブ深さと
の関係を示すグラフ。
【図2】PROM型光ディスクのピットおよびグルーブ
の構造を示す説明図。
【図3】潜像を形成するための装置の構成の概要を示す
ブロック図。
【図4】記録用対物レンズ134に入射する光ビームB
1、B2の入射方法を示す説明図。
【図5】フォトレジスト層上に集光された光ビームB
1、B2による光スポットS1、S2の光量分布を示す
説明図。
【図6】フォトレジスト層に対する第1ビームおよび第
2のビームの照射の影響を示す説明図。
【図7】ヘキスト社製フォトレジスト(AZ−135
0)の分光感度を示すグラフ。
【図8】(a)は、同一波長のビームを用いた場合の原
盤半径方向の断面図、(b)は本発明の潜像形成方法に
よる原盤の半径方向の断面図。
【図9】本発明による光ディスクの構造を模式的に示す
断面図。
【図10】従来の光ディスクの構造を模式的に示す断面
図。
【符号の説明】
1…基板、2…再生専用領域、3…記録領域、100…
光ビーム放射装置、110…第1の光ビーム放射手段、
112,116,123,133…ミラー、113…光
変調器、115,124…エクスパンダ、131…合波
器、132…光ビーム放射ヘッド、134…対物レン
ズ、200…回転駆動機構、211…回転駆動装置、3
00…光ビーム変位機構、400…制御装置。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】深い凹部と浅い凹部の2種類の凹部を持つ
    光ディスク原盤の凹部記録方法において、 基板にフォトレジストを塗布し、 フォトレジストの深い凹部を形成すべき部分および浅い
    凹部を形成すべき部分のそれぞれに第1の光ビームを照
    射して、該フォトレジストの表面から基板面まで感光さ
    せ、かつ、浅い凹部を形成すべき部分が存在する領域全
    体に第2の光ビームを照射して、該フォトレジストの、
    基板面から浅い凹部の深さに相当する厚さの部分を残し
    てその部分より表面側の部分を感光させて、 光ビーム照射後、現像することにより、浅い凹部と深い
    凹部の2種類の凹部を形成することを特徴とする光ディ
    スク原盤の凹部記録方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、第2の光ビームは、第
    1の光ビームよりエネルギ密度が低いビームである、光
    ディスク原盤の凹部記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、第1の光ビームは、フ
    ォトレジストの光感度が高い波長域に属する波長の光で
    あり、第2の光ビームは、フォトレジストの光感度が低
    い波長域に属する波長の光である、光ディスク原盤の凹
    部記録方法。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、第2の光ビー
    ムは、フォトレジストに照射されたとき、第1の光ビー
    ムがフォトレジストに照射されたときに形成される光ス
    ポットより大きい光スポットを形成する、光ディスク原
    盤の凹部記録方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、第2の光ビームを、第
    1の光ビームにより浅い凹部を形成すべき部分を照射す
    る際に併せて照射する、光ディスク原盤の凹部記録方
    法。
  6. 【請求項6】深い凹部と浅い凹部の2種類の凹部を持つ
    光ディスク原盤の製造方法において、 基板にフォトレジストを塗布し、 フォトレジストの深い凹部を形成すべき部分および浅い
    凹部を形成すべき部分のそれぞれに第1の光ビームを照
    射して、該フォトレジストの表面から基板面まで感光さ
    せ、かつ、浅い凹部を形成すべき部分が存在する領域全
    体に第2の光ビームを照射して、該フォトレジストの、
    基板面から浅い凹部の深さに相当する厚さの部分を残し
    てその部分より表面側の部分を感光させ、 光ビーム照射後、現像することにより、浅い凹部と深い
    凹部の2種類の凹部を形成することを特徴とする光ディ
    スク原盤の製造方法。
  7. 【請求項7】再生専用領域と記録領域とを有する光ディ
    スクの製造方法において、 基板にフォトレジストを塗布し、 再生専用領域を形成すべき領域を覆うフォトレジスト
    の、深い凹部を形成すべき部分に、第1の光ビームを照
    射して、該フォトレジストの表面から基板面まで感光さ
    せ、 記録領域を形成すべき領域を覆うフォトレジストの、浅
    い凹部を形成すべき部分に、前記第1の光ビームを照射
    して、該フォトレジストの表面から基板面まで感光さ
    せ、かつ、記録領域を形成すべき領域全体に第2の光ビ
    ームを照射して、該フォトレジストの、基板面から浅い
    凹部の深さに相当する厚さの部分を残してその部分より
    表面側の部分を感光させ、 光ビーム照射後、現像することにより、浅い凹部と深い
    凹部の2種類の凹部を有する光ディスク原盤を形成し、 この光ディスク原盤からスタンパを形成し、このスタン
    パを用いて透明樹脂基板を形成し、 透明樹脂基板の記録領域に記録膜を形成し、さらに、再
    生領域および記録領域の全面に反射膜を形成し、それら
    の上に保護膜を形成することを特徴とする光ディスクの
    製造方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、再生専用領域を形成す
    べき領域および記録領域を形成すべき領域において、第
    1の光ビームの照射を行ない、第1の光ビームが記録領
    域を形成すべき領域中を照射しているとき、第2の光ビ
    ームの照射を併せて行なう、光ディスクの製造方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、再生専用領域を形成す
    べき領域では、凹部としてピットを形成し、記録領域を
    形成すべき領域では、凹部としてグルーブを形成する、
    光ディスクの製造方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、第2の光ビームは、
    あるグルーブを中心としてその両側に隣接する二つのグ
    ルーブに挾まれる領域を照射する直径を有する、光ディ
    スクの製造方法。
  11. 【請求項11】透明基板層と、その透明基板層の一方の
    面側に設けられる再生専用領域層および記録領域層と、
    これらを覆う保護膜層とを有する光ディスクにおいて、 再生専用領域層には、少なくとも記録ピットが設けられ
    ると共に、記録領域層には、記録を行なうためのグルー
    ブが設けられ、 前記記録ピットおよびグルーブは、それぞれの光反射面
    が同一面上に配置されることを特徴とする光ディスク。
  12. 【請求項12】基板上に塗布されたフォトレジストに、
    光ディスク原盤における、ピットおよびグルーブとなる
    べき領域の潜像を記録するための潜像記録装置であっ
    て、 フォトレジストの表面から基板面までを露光するための
    光ビームを出射する第1の光ビーム放射手段と、 フォトレジストの、基板面から浅い凹部の深さに相当す
    る厚さの部分を残してその部分より表面側の部分を露光
    するための光ビームを出射する第2の光ビーム放射手段
    と、 フォトレジストが塗布された基板を回転させるための回
    転駆動機構と、 上記第1の光ビーム放射手段および第2光ビーム放射手
    段を、回転する基板のフォトレジスト面と平行な面内で
    変位させる光ビーム変位機構と、 上記第1の光ビーム放射手段、第2の光ビーム放射手段
    および光ビーム変位機構の各動作をそれぞれ制御する制
    御装置とを備えることを特徴とする潜像記録装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、第2の光ビーム放
    射手段は、第1の光ビーム放射手段がフォトレジストに
    形成する光スポットより大きな面積を持つ光スポットを
    フォトレジスト上に投射することを特徴とする潜像記録
    装置。
  14. 【請求項14】請求項12または13において、第1の
    光ビーム放射手段は、フォトレジストの光感度が高い波
    長域に属する波長の光を放射し、第2の光ビーム放射手
    段は、フォトレジストの光感度が低い波長域に属する波
    長の光を放射することを特徴とする潜像記録装置。
  15. 【請求項15】請求項12、13または14において、
    第1の光ビーム放射手段と第2の光ビーム放射手段と
    は、共通の対物レンズを有し、その対物レンズを通して
    それぞれの光ビームをフォトレジストに投射することを
    特徴とする潜像記録装置。
  16. 【請求項16】請求項12、13、14または15にお
    いて、第2の光ビーム放射手段は、あるグルーブを中心
    としてその両側に隣接する二つのグルーブに挾まれる領
    域を照射する直径を有する光スポットをフォトレジスト
    に形成する第2の光ビームを放射することができること
    を特徴とする潜像記録装置。
JP7055989A 1995-03-15 1995-03-15 光ディスク原盤の凹部記録方法、光ディスク原盤の製造方法、光ディスクの製造方法、光ディスク、および、光ディスク原盤の潜像記録装置 Pending JPH08249728A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906994B2 (en) 2000-06-01 2005-06-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Disc having grooves and pits with different depths, and method for manufacturing the disc
KR20150129747A (ko) * 2013-03-07 2015-11-20 케이엘에이-텐코 코포레이션 곡선형 샘플 테두리를 검토하는 시스템 및 방법

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