JP2003059121A - 光記録媒体製造用原盤の製造方法、露光装置、並びに光記録媒体製造用原盤および光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体製造用原盤の製造方法、露光装置、並びに光記録媒体製造用原盤および光記録媒体

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JP2003059121A
JP2003059121A JP2001248741A JP2001248741A JP2003059121A JP 2003059121 A JP2003059121 A JP 2003059121A JP 2001248741 A JP2001248741 A JP 2001248741A JP 2001248741 A JP2001248741 A JP 2001248741A JP 2003059121 A JP2003059121 A JP 2003059121A
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Hisayuki Yamatsu
久行 山津
Shin Masuhara
慎 増原
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体に記録される複雑な形状のピッ
ト、グルーブ、ランドのうち少なくとも1つに対応した
凹凸パターンを形成することができる光記録媒体製造用
原盤、および、複雑な形状のピット、グルーブ、ランド
のうち少なくとも1つを備えた光記録媒体を提供する。 【解決手段】 トラッキング機構を備えた露光装置を用
いて、第1層目のフォトレジスト50に形成された第1
の凹凸パターン39上に記録光であるレーザビームLを
追従させ、第2層目のフォトレジスト12に第2の凹凸
パターンの潜像55を形成する。この後、第2層目のフ
ォトレジスト12を現像する。第1の凹凸パターン39
と第2の凹凸パターンにより、光ディスクに記録される
グルーブおよびランドに対応する凹凸パターンがガラス
原盤11上に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体を複製
するスタンパを複製する際にその原盤となる光記録媒体
製造用原盤の製造方法、露光装置、並びに光記録媒体製
造用原盤および光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、再生専用光ディスク、光磁気デ
ィスク、相変化型ディスク等の光記録媒体は、光記録媒
体に記録するピット、グルーブおよびランドに対応した
凹凸パターンが形成された光記録媒体製造用原盤により
作製される。
【0003】この光記録媒体製造用原盤を作製するに
は、まず、ガラス原盤上に感光性材料層であるフォトレ
ジストを塗布する。そして、露光装置により、ガラス原
盤上のフォトレジストを露光して、凹凸パターンの潜像
をフォトレジストに形成する。すなわち、ガラス原盤を
回転させながら、フォトレジスト上に、記録信号に合わ
せて強度変調を受けたレーザ光を1軸アクチュエータに
より駆動される対物レンズによりフォーカシングして照
射する。その後、この露光されたフォトレジストを現像
することにより、凹凸パターンが形成された光記録媒体
製造用原盤を得ることができる。
【0004】この原盤の凹凸パターンが形成された面に
Niメッキを施し、このNiメッキを剥離することによ
り、凹凸パターンが転写されたスタンパが得られる。こ
のスタンパを型にして、例えば樹脂材料を射出成形する
ことにより、凹凸パターンが光ディスク基板上に形成さ
れる。そして、この光ディスク基板上に、所定の記録
膜、光反射膜及び保護膜等を形成することにより光記録
媒体が作製される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光記録媒体
においては、記録密度の向上、多値記録の実現、信号の
特性上有利にするため等の理由から、複雑な形状のピッ
ト、グルーブ、ランドが形成されることが望まれること
がある。
【0006】例えば、書き換え型光ディスクの記録密度
を向上させる手段として、ランド/グルーブ記録という
記録方法が盛んに検討されている。このランド/グルー
ブ記録においては、ランドとグルーブの両方に信号を記
録する。これにより、ランドのみ、若しくはグルーブの
みに信号を記録する場合と比較して、記録密度を向上さ
せることができる。
【0007】このようなランド/グルーブ記録を行う光
ディスクにおいても、ランドのみ、若しくはグルーブの
みに信号を記録する一般の光ディスクと同様に、トラッ
クピッチが狭い程、記録密度を向上させる上で有利とな
る。その一方で、トラックピッチは隣接トラックからの
クロストークの影響を受けない程度に広い必要があり、
その値を無闇に小さくすることはできない。
【0008】よって、もし、ランドとグルーブの間に物
理的な遮断壁となる突起を備えた形状のランドが実現で
きれば、通常の形状のランドを有する光ディスクと比較
してクロストークを低減することができ、その結果、ト
ラックピッチをより狭くすることができ、記録密度をよ
り向上させることができる。
【0009】しかしながら、上述のような従来の露光装
置では、レーザ光をガラス原盤のフォトレジスト上に集
光する対物レンズのアクチュエータが、対物レンズをフ
ォーカス方向にのみ駆動可能であるいわゆる1軸アクチ
ュエータであり、トラッキング方向には駆動できないた
め、断面が台形状のランド形状の凹凸パターンの潜像を
何も形成されていないフォトレジストに形成することが
できるのみで、その結果、突起を備えた複雑な形状であ
るランドに対応した凹凸パターンをフォトレジストに形
成することはできなかった。このように、上述のような
従来の露光装置を用いても、ガラス原盤上のフォトレジ
ストに複雑な形状のピット、グルーブ、ランドに対応し
た凹凸パターンを形成することは不可能であり、その結
果、光記録媒体に複雑な形状のピット、グルーブ、ラン
ドを形成することは不可能であった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、光記録媒体に記録される複雑な形状
のピット、グルーブ、ランドのうち少なくとも1つに対
応した凹凸パターンを形成することができる光記録媒体
製造用原盤の製造方法および露光装置、光記録媒体に記
録される複雑な形状のピット、グルーブ、ランドのうち
少なくとも1つに対応した凹凸パターンを備えた光記録
媒体製造用原盤、複雑な形状のピット、グルーブ、ラン
ドのうち少なくとも1つを備えた光記録媒体を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による光記録媒体
製造用原盤の製造方法は、原盤上の第1の感光性材料層
にレーザビームによりピット形状、または、グルーブ形
状およびランド形状のうち少なくとも1つからなる第1
の凹凸パターンを露光記録する工程と、第1の感光性材
料層を現像して第1の感光性材料層に第1の凹凸パター
ンを形成する工程と、第1の感光性材料層に第1の凹凸
パターンが形成された原盤上に第2の感光性材料層を塗
布する工程と、第1の凹凸パターンにレーザビームを追
従させながら、第2の感光性材料層に、ピット形状、ま
たは、グルーブ形状およびランド形状のうち少なくとも
1つからなる第2の凹凸パターンを露光記録する工程
と、第2の感光性材料層を現像して第2の感光性材料層
に第2の凹凸パターンを形成する工程とを有するもので
ある。
【0012】本発明による光記録媒体製造用原盤の製造
方法では、第1の感光性材料層に形成された第1の凹凸
パターンにレーザビームを追従させながら、第2の感光
性材料層に第2の凹凸パターンを露光記録することがで
きるので、第1の凹凸パターンおよび第2の凹凸パター
ンを組み合わせることにより、光記録媒体に記録される
ピット、または、グルーブおよびランドのうち少なくと
も1つに対応する凹凸パターンが形成された光記録媒体
製造用原盤を製造することができる。
【0013】本発明による露光装置は、原盤上の感光材
料層にレーザビームにより凹凸パターンを露光記録する
露光装置であって、原盤上の第1の感光材料層に形成さ
れたピット形状、または、グルーブ形状およびランド形
状のうち少なくとも1つからなる第1の凹凸パターンに
レーザビームを追従させるトラッキング機構を備え、こ
のトラッキング機構により第1の凹凸パターンにレーザ
ビームを追従させながら、第1の感光材料層に第1の凹
凸パターンが形成された原盤上に塗布された第2の感光
材料層に、ピット形状、または、グルーブ形状およびラ
ンド形状のうち少なくとも1つからなる第2の凹凸パタ
ーンを露光記録するものである。
【0014】本発明による露光装置では、トラッキング
機構により、第1の感光性材料層に形成された第1の凹
凸パターンにレーザビームを追従させながら、第2の感
光性材料層に第2の凹凸パターンを露光記録することが
できるので、第1の凹凸パターンおよび第2の凹凸パタ
ーンを組み合わせることにより、光記録媒体に記録され
るピット、または、グルーブおよびランドのうち少なく
とも1つに対応する凹凸パターンが形成された光記録媒
体製造用原盤を製造することができる。
【0015】本発明による光記録媒体製造用原盤は、光
記録媒体に記録されるピット、または、グルーブおよび
ランドのうち少なくとも1つに対応する凹凸パターンが
形成された光記録媒体製造用原盤であって、原盤上の第
1の感光材料層に形成されたピット形状、または、グル
ーブ形状およびランド形状のうち少なくとも1つからな
る第1の凹凸パターンにレーザビームを追従させなが
ら、第1の凹凸パターンが形成された原盤上に塗布され
た第2の感光材料層に、ピット形状、または、グルーブ
形状およびランド形状のうち少なくとも1つからなる第
2の凹凸パターンが露光記録され、第2の感光材料層が
現像されることにより、第1の凹凸パターンおよび第2
の凹凸パターンにより構成される、光記録媒体に記録さ
れるピット、または、グルーブおよびランドのうち少な
くとも1つに対応する凹凸パターンが形成されたもので
ある。
【0016】本発明による光記録媒体製造用原盤では、
第1の凹凸パターンおよび第2の凹凸パターンにより構
成された、光記録媒体に記録されるピット、または、グ
ルーブおよびランドのうち少なくとも1つに対応する凹
凸パターンが形成されているので、複雑な形状のピッ
ト、グルーブ、ランドのうち少なくとも1つが記録され
た光記録媒体を製造することができる。
【0017】本発明による光記録媒体は、光記録媒体製
造用原盤に形成されたピット、または、グルーブおよび
ランドのうち少なくとも1つに対応する凹凸パターンが
転写されて、ピット、または、グルーブおよびランドの
うち少なくとも1つが記録された光記録媒体であって、
光記録媒体製造用原盤には、原盤上の第1の感光材料層
に形成されたピット形状、または、グルーブ形状および
ランド形状のうち少なくとも1つからなる第1の凹凸パ
ターンにレーザビームを追従させながら、第1の凹凸パ
ターンが形成された原盤上に塗布された第2の感光材料
層に、ピット形状、または、グルーブ形状およびランド
形状のうち少なくとも1つからなる第2の凹凸パターン
が露光記録され、第2の感光材料層が現像されることに
より、第1の凹凸パターンおよび第2の凹凸パターンに
より構成される、ピット、または、グルーブおよびラン
ドのうち少なくとも1つに対応する凹凸パターンが形成
されたものである。
【0018】本発明による光記録媒体では、第1の凹凸
パターンおよび第2の凹凸パターンにより構成された、
光記録媒体に記録されるピット、または、グルーブおよ
びランドのうち少なくとも1つに対応する凹凸パターン
が形成された光記録媒体製造用原盤により製造されてい
るため、複雑な形状のピット、グルーブ、ランドのうち
少なくとも1つが形成されている。
【0019】また、本発明による光記録媒体は、グルー
ブおよびランドが記録された光記録媒体であって、グル
ーブの底面の両端がグルーブの底面より低い窪み状、ま
たは、ランドの上面の両端がランドの上面より高い突起
状となっているものである。
【0020】本発明による光記録媒体では、グルーブと
ランドとの間を物理的に遮断する窪み、または、グルー
ブとランドとの間の物理的な遮断壁となる突起が存在す
るため、ランド/グルーブ記録を行っても、クロストー
クを低減することができ、その結果、トラックピッチを
より狭くすることができ、記録密度を向上させることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態に係る露光装
置の構成の一例を表したものである。
【0023】この露光装置10は、光記録媒体を複製す
るスタンパを複製する際にその原盤となる光記録媒体製
造用原盤を作製するのに用いられる。この露光装置10
は、ピット形状、または、グルーブ形状およびランド形
状のうち少なくとも1つからなる第1の凹凸パターン3
9が第1層目のフォトレジスト50に形成されたガラス
原盤11上に塗布された第2層目のフォトレジスト12
に、その既に形成された第1の凹凸パターン39にレー
ザビームLを追従させながら、再度、ピット形状、グル
ーブ形状およびランド形状のうち少なくとも1つからな
る第2の凹凸パターンの潜像を形成することを目的とす
る。なお、この露光装置10を、第1層目のフォトレジ
スト50に第1の凹凸パターン39の潜像を形成するの
に用いることはもちろん可能である。また、重なった第
1層目のフォトレジスト50の膜厚と第2層目のフォト
レジスト12の膜厚との合計は、読み取り光の干渉条件
を満たす厚み(通常100nm程度)となっている。
【0024】露光装置10は、レーザビームLを出射す
るレーザ光源13と、レーザ光源13から出射されたレ
ーザビームLの光強度を調整するオートパワーコントロ
ーラ(APC:Auto Power Controller)14と、オー
トパワーコントローラ14から出射されたレーザビーム
Lを反射するミラー15と、ミラー15で反射されたレ
ーザビームLが入射する光変調器16と、光変調器16
が接続され光変調信号を出力する信号発生器17と、光
変調器16により光強度変調が施されたレーザビームL
を反射するミラー18と、ミラー18で反射されたレー
ザビームLを球面波に変換し、対物レンズ21の入射瞳
位置において所定のビーム径とする凸レンズ19と、凸
レンズ19を介したレーザビームLを反射するミラー2
0と、ミラー20により反射されたレーザビームLを第
2層目のフォトレジスト12上に集光する対物レンズ2
1とを備えている。
【0025】レーザ光源13は、第2層目のフォトレジ
スト12が感度を有している400nm付近の発振波長
を有するものが使用可能である。具体的には、例えば、
発振波長が351nmのAr+レーザや、発振波長が4
13nmのKr+レーザ等のガスレーザや、発振波長が
405nmのGaN系半導体レーザ等がレーザ光源13
として好適である。
【0026】このレーザ光源13から出射されたレーザ
ビームLは、APC14により光強度が一定に保持され
る。このAPC14は、レーザ光源13からのレーザビ
ームLが入射する電気光学変調素子(EOM:Electro O
ptical Modulator)(図示せず)の出射口に偏光ビーム
スプリッタ(PBS)(図示せず)を配置し、このPB
Sを透過したレーザビームLの光強度の一部をフォトデ
ィテクタ(PD)(図示せず)でモニタすることにより
構成される。EOMは、印加電圧に依存して入射したレ
ーザビームLの偏光状態を変化させる。このレーザビー
ムLの偏光状態に依存して、PBSでの透過率が変化
し、この透過率の変化をPDでモニタしてその出力電圧
を参照電圧と比較する。この出力電圧と参照電圧の差分
をEOMの印加電圧にフィードバックすることにより、
レーザ光源13の電源のスイッチング等に起因するレー
ザビームLに重畳されたノイズ分が低減され、APC1
4から出力されるレーザビームLの光強度は一定に保た
れ安定する。また参照電圧を変化させることにより、A
PC14から出力されるレーザビームLの光強度を変化
させることもできる。
【0027】APC14から出射されたレーザビームL
は、ミラー15で反射されて、光路をほぼ90°曲げら
れ、光変調器16に入射する。光変調器16は、例えば
音響光学偏光素子(AOM:Acousto Optical Modulat
or)により構成される。この光変調器16に入射したレ
ーザビームLは、信号発生器17からの所望する第2層
目のフォトレジスト12の露光パターンに対応した光変
調信号に応じて、所望の光強度変調がなされる。
【0028】光変調器16により光強度変調が施された
レーザビームLは、ミラー18で反射されて、光路をほ
ぼ90°曲げられる。このミラー18で反射されたレー
ザビームLは、凸レンズ19により球面波に変換され、
対物レンズ21の入射瞳位置において所定のビーム径と
される。すなわち、凸レンズ19の焦点距離を変化させ
ることにより、凸レンズ19を介して対物レンズ21に
入射するレーザビームLのビーム径が変化する。これに
より、対物レンズ21の有効開口数が調整され、第2層
目のフォトレジスト12の表面に集光されるレーザビー
ムLの露光スポットの径を変化させ調整することができ
る。なお、対物レンズ21に入射するレーザビームの波
面が球面である場合、すなわち、対物レンズ21が有限
補正対物レンズである場合には、凸レンズ19ではなく
凹レンズを用いることもできる。また、対物レンズ21
に入射するレーザビームの波面が平面である場合、すな
わち、対物レンズ21が無限補正対物レンズである場合
には、凸レンズ19の代わりに、少なくともレンズ2枚
の組み合わせよりなるビームエキスパンダが挿入され
る。
【0029】凸レンズ19を介したレーザビームLは、
ミラー20によって反射され、ほぼ鉛直方向下向きに9
0°光路が折り曲げられる。このミラー20で反射され
たレーザビームLは、対物レンズ21に入射して、この
対物レンズ21により第2層目のフォトレジスト12上
に集光される。
【0030】また、露光装置10は、対物レンズ21の
焦点位置が常に第2層目のフォトレジスト12上に存在
するように調整するフォーカスサーボ装置22と、対物
レンズ21をガラス原盤11上の第1層目のフォトレジ
スト50に既に形成されたピット形状や、グルーブ形状
およびランド形状の第1の凹凸パターン39に追従させ
るトラッキングサーボ装置23と、対物レンズ21をフ
ォーカス方向(レーザビームLの光軸に沿った方向)及
びトラッキング方向(レーザビームLの光軸とほぼ直交
する方向)に駆動可能な2軸アクチュエータ24とを備
えている。従来の露光装置では、フォーカスサーボ装置
のみを備えており、対物レンズのアクチュエータは、対
物レンズをフォーカス方向のみに駆動可能ないわゆる1
軸アクチュエータであった。しかし、本発明の露光装置
10では、ピット形状や、グルーブ形状およびランド形
状の第1の凹凸パターン39がガラス原盤11上に形成
され、この第1の凹凸パターン39が形成されたガラス
原盤11上に第2層目のフォトレジスト12が塗布され
た後、対物レンズ21をこの既に形成された第1の凹凸
パターン39に追従させて、再度ピット形状やグルーブ
形状およびランド形状の第2の凹凸パターンを第2層目
のフォトレジスト12に露光記録することを目的とす
る。したがって、露光装置10において、レーザビーム
Lの記録スポットの位置をトラックと垂直方向(トラッ
キング方向)に変位させて、記録スポットを最初に形成
した凹凸パターンに追従させる必要がある。このため、
露光装置10は、トラッキングサーボ装置23と、トラ
ッキング方向にも対物レンズ21を駆動可能な2軸アク
チュエータ24とにより構成されるトラッキング機構を
有している。
【0031】フォーカスサーボ装置22によって、対物
レンズ21の位置は、常にその焦点位置が第2層目のフ
ォトレジスト12上に存在するように調整される。フォ
ーカスサーボ装置22においては、例えば、いわゆる非
点収差法に基づいて、フォトディテクタ(図示せず)よ
り供給されるサーボ用信号からフォーカスエラー信号が
算出され、フォーカスサーボ回路(図示せず)に出力さ
れる。このフォーカスサーボ回路により出力されるフォ
ーカスエラー信号に応じて、2軸アクチュエータ24が
フォーカス方向に制御され、第2層目のフォトレジスト
12上における対物レンズ21の焦点位置の調整が行わ
れる。
【0032】図2に、本実施の形態に係るトラッキング
サーボ装置23の構成の一例を示す。トラッキングサー
ボ装置23は、トラッキング用レーザ光源31と、偏光
ビームスプリッタ(PBS)32と、λ/4板33と、
集光レンズ34と、フォトディテクタ(PD)35と、
トラッキングエラー作成回路36と、アクチュエータ駆
動回路37とを備えている。
【0033】トラッキング用レーザ光源31には、第2
層目のフォトレジスト12が感光しないように、第2層
目のフォトレジスト12が感度を有しない、例えば発振
波長が633nmのHe−Neレーザであるとか、発振
波長が630〜650nmの半導体レーザが用いられ
る。
【0034】また、トラッキング用レーザ光源31の偏
光方向を、出射されるトラッキングレーザビームLtが
PBS32を透過するように調整しておく。これにより
トラッキングレーザビームLtは、PBS32及びλ/
4板33を経て、ミラー20で反射され、対物レンズ2
1に入射し、ガラス原盤11上に照射される。
【0035】ところで、トラッキングサーボ動作用にト
ラッキングエラーを得る必要があるが、このためには、
3スポット法やプッシュプル法を用いることができる。
図3に、3スポット法を用いた場合のトラッキングの例
を示す。
【0036】3スポットを得るためには、図3に示すよ
うに、トラッキング用レーザ光源31の後、かつ、PB
S32の前に回折格子38を配置し、トラッキングレー
ザビームLtについて回折格子38による回折効果を利
用する。即ち、回折格子38により回折されたトラッキ
ングレーザビームLtの±1次回折光が0次回折光の両
側にそれぞれ、ガラス原盤11上に既に形成されている
第1の凹凸パターン39のトラックピッチaの1/4だ
けデトラック(b=a/4)されてガラス原盤11上に
照射されるように、回折格子38の角度等を調整する。
【0037】このようにして、回折格子38により回折
され、PBS32、λ/4板33、ミラー20及び対物
レンズ21を介して、ガラス原盤11上に入射したトラ
ッキングレーザビームLtは、ガラス原盤11上で反射
され、対物レンズ21を経て、ミラー20で反射され、
λ/4板33を経てPBS32に入射する。
【0038】λ/4板33は、ガラス原盤11から反射
されて戻ってきたトラッキングレーザビームLtがPB
S32で反射されるように調整されているために、トラ
ッキングレーザビームLtは今度はPBS32で反射さ
れ、集光レンズ34でPD35上に集光される。
【0039】PD35は+1次回折光用と−1次回折光
用にそれぞれ独立した受光素子(図示せず)を持ってい
る。トラッキングエラー作成回路36により、PD35
の独立した両受光素子からの信号の差分が演算され、ト
ラッキングエラー信号を得ることができる。
【0040】このトラッキングエラー信号が0となるよ
うに、アクチュエータ駆動回路37で2軸アクチュエー
タ24をトラッキング方向に駆動して、対物レンズ21
をトラッキング方向に移動させれば、レーザビームLを
第1層目のフォトレジスト50に記録した第1の凹凸パ
ターン39に追従させることができる。
【0041】なお、トラッキングエラー信号の振幅を増
加させるために、Al、Cr等の反射膜を第1層目のフ
ォトレジスト50に第1の凹凸パターン39が形成され
たガラス原盤11上に形成するようにしてもよい。
【0042】また、トラッキングにプッシュプル法を用
いる場合には、回折格子は不要となる。プッシュプル法
による場合には、ガラス原盤11により反射して、対物
レンズ21、ミラー20、λ/4板33、PBS32及
び集光レンズ34を介して入射するトラッキングレーザ
ビームLtを2分割のPD35で受光する。そして、ト
ラッキングエラー作成回路36で2分割のPD35の左
右の出力の差分を演算し、トラッキングエラー信号を得
る。
【0043】このトラッキングエラー信号が0となるよ
うにアクチュエータ駆動回路37を駆動して、対物レン
ズ21をトラッキング方向に移動させれば、レーザビー
ムLを第1層目のフォトレジスト50に記録した第1の
凹凸パターン39に追従させることができる。
【0044】ところで、記録光軸を変位させる方法とし
てはいくつかのものが考えられるが、例えば光ディスク
プレーヤと同様の2軸アクチュエータ24を用いる方法
が考えられる。
【0045】また、図4に示すように、アクチュエータ
としては従来どおり1軸アクチュエータ40を使用し、
対物レンズ21に向けてレーザビームLを反射するミラ
ーをガルバノミラー41にしてもよい。このガルバノミ
ラー41は、トラッキングサーボ装置23からのトラッ
キング信号によってレーザビームLの光軸に対し垂直方
向に角度変位される。これにより、対物レンズ21に入
射するレーザビームLが偏向されて、トラッキング制御
が行われる。
【0046】そして、ターンテーブル42上に固定され
た第2層目のフォトレジスト12が塗布されたガラス原
盤11は、角速度一定又は線速度一定の所望の速度で回
転されると同時に、対物レンズ21を有する光ヘッドは
ガラス原盤11の径方向に並進運動する。これにより、
ピット形状、または、グルーブ形状およびランド形状の
うち少なくとも1つからなる第1の凹凸パターン39が
形成されたガラス原盤11上に塗布された第2層目のフ
ォトレジスト12上の全面にわたって、その既に形成さ
れた第1の凹凸パターン39にレーザビームLが追従し
ながら、再度、ピット形状、または、グルーブ形状およ
びランド形状のうち少なくとも1つからなる第2の凹凸
パターンが露光記録されることになる。
【0047】上記のように新たなピット形状やグルーブ
形状およびランド形状からなる第2の凹凸パターンの潜
像を形成した後、ガラス原盤11をターンテーブル42
によって回転させながら、第2層目のフォトレジスト1
2上に現像液を滴下して現像する。これにより、現像に
より新たに形成されたピット形状やグルーブ形状および
ランド形状からなる第2の凹凸パターンと、既に形成さ
れていたピット形状やグルーブ形状およびランド形状か
らなる第1の凹凸パターンとの組み合わせによって、光
記録媒体に記録される複雑な形状のピット、グルーブ、
ランドのうち少なくとも1つに対応した凹凸パターンが
ガラス原盤11上に形成されることになる。これによ
り、光記録媒体製造用原盤が完成する。
【0048】このように本実施の形態に係る露光装置で
は、トラッキング機構を備え、レーザビームLを第2層
目のフォトレジスト12に集光させる対物レンズ21を
トラッキング方向に駆動して位置制御するトラッキング
制御ができるため、レーザビームLを既に形成された第
1の凹凸パターン39に追従させて、新たな第2の凹凸
パターンの潜像を第2層目のフォトレジスト12に形成
することができる。よって、新たな第2の凹凸パターン
と既に形成された第1の凹凸パターンとの組み合わせに
よって、光記録媒体に記録される複雑な形状のピット、
グルーブ、ランドのうち少なくとも1つに対応した凹凸
パターンをガラス原盤11上に形成することができる。
【0049】次に、上述した露光装置10を用いた本発
明の一実施の形態に係る光記録媒体製造用原盤の製造方
法、この原盤によって複製されたスタンパを用いて光デ
ィスクを製造する方法について図5及び図6を用いて説
明する。
【0050】まず、図5(A)に示すように、従来の光
ディスク露光記録と同様に、図示しないターンテーブル
上に固定された、第1層目の感光性材料層であるフォト
レジスト50を塗布したガラス原盤11に、レーザビー
ムによりグルーブ形状およびランド形状からなる第1の
凹凸パターンの潜像51を記録する。この露光記録に
は、上述した露光装置10を用いても、従来の露光装置
を用いてもよい。
【0051】次に、図5(B)に示すように、このガラ
ス原盤11を一度ターンテーブルから取り外し、ガラス
原盤11上の第1層目のフォトレジスト50を現像液で
現像する。例えば第1層目のフォトレジスト50がポジ
型であれば、アルカリ性の現像液で現像することによ
り、記録光であるレーザビームLで露光された部分がア
ルカリ可溶になり、グルーブ形状およびランド形状から
なる第1の凹凸パターン39が形成される。第1の凹凸
パターン39は、ランド形状の凸部39Lと、グルーブ
形状の凹部39Gとにより構成されている。
【0052】このように現像した後、第1層目のフォト
レジスト50をベークすることにより、焼き固める。ベ
ーク温度は約150〜200℃程度、ベーク時間は約1
0〜30分が適当である。これにより第1層目のフォト
レジスト50内部で架橋反応が起こり、第1層目のフォ
トレジスト50はレジスト溶媒に不溶となるため、記録
形成したグルーブ形状およびランド形状からなる第1の
凹凸パターン39を破壊することなく、後述する第2層
目のフォトレジスト12を塗布することが容易となる。
【0053】次に、図5(C)に示すように、第1層目
のフォトレジスト50がベークされたガラス原盤11上
に、例えばAl等のアルカリ可溶の反射膜53を形成す
る。なお、反射膜53は必ずしもアルカリ可溶である必
要はなく、Cr等でもよい。これにより、第1層目のフ
ォトレジスト50に形成されたグルーブ形状およびラン
ド形状からなる第1の凹凸パターン39より得られるト
ラッキング信号の振幅を増加させることができる。
【0054】ここで反射膜53を形成する場合、反射率
をあまり高くすると、後述する第2層目のフォトレジス
ト12を露光する際に記録光の定在波が発生してしま
い、後述する再度新たに形成するグルーブ形状およびラ
ンド形状からなる第2の凹凸パターン56の形状を著し
く損なう。したがって、反射膜53の反射率は、トラッ
キングレーザビームLtに対して1〜5%のできるだけ
低い値が望ましい。
【0055】なお、反射膜53をガラス原盤11上に必
ずしも形成しなくても、ベークされた第1層目のフォト
レジスト50の表面反射によっても十分なトラッキング
信号を得ることも可能である。
【0056】また、反射膜53をガラス原盤11上に形
成することによって、反射膜53が第1層目のフォトレ
ジスト50のレジスト溶媒による溶解を防ぐことになる
ので、第1層目のフォトレジスト50をベークする工程
を省くことも可能である。
【0057】次に、図5(D)に示すように、ガラス原
盤11上に形成された反射膜53上に、第2層目のフォ
トレジスト12を塗布する。
【0058】そして、図5(E)に示すように、上述し
たトラッキングサーボ機構を備えた露光装置10を用い
て、第1層目のフォトレジスト50に形成された第1の
凹凸パター39のランド形状である凸部39L上に記録
光であるレーザビームLを追従させ、第2層目のフォト
レジスト12にグルーブ形状およびランド形状からなる
第2の凹凸パターン56を露光記録し、第2の凹凸パタ
ーン56の潜像55を形成する。
【0059】このガラス原盤11上の第2層目のフォト
レジスト12を第1層目のフォトレジスト50と同様に
してアルカリ性の現像液で現像すると、図6(A)に示
すように、第2層目のフォトレジスト12にグルーブ形
状およびランド形状からなる第2の凹凸パターン56が
形成されることになる。これにより、第2層目のフォト
レジスト12に新たに形成されたランド/グルーブ形状
の第2の凹凸パターン56と、既に第1層目のフォトレ
ジスト50に形成されていたランド/グルーブ形状の第
1の凹凸パターン39との組み合わせによって、光ディ
スクに形成されるグルーブおよびランドに対応する凹凸
パターン57が形成された光記録媒体製造用原盤58が
得られる。なお、この際、アルカリ性の現像液によって
アルカリ可溶である反射膜53も溶けることになる。凹
凸パターン57は、光ディスクに形成されるランドに対
応するグルーブ形状の凹部57Gと、光ディスクに形成
されるグルーブに対応するランド形状の凸部57Lとに
より構成されている。なお、本実施の形態では、光ディ
スクについて、ディスク基板側からの信号読み取りを前
提としており、読み取り側から見て手前にある方をラン
ド、奥にある方をグルーブとする。この光ディスクに形
成されるランドに対応するグルーブ形状の凹部57Gの
底面571Gの両端には、底面571Gより低い窪み5
72Gが形成されることになり、複雑な形状のランドに
対応した凹部57Gが形成されることになる。
【0060】この光記録媒体製造用原盤58にNiメッ
キを施すことにより、図6(B)に示すようなスタンパ
59が得られる。このようにして、スタンパ59には、
原盤58の凹凸パターン57が反転した凹凸パターン6
0が形成される。
【0061】更に、図6(C)に示すように、このスタ
ンパ59を用いて、例えばポリカーボネイトを材料とし
て、射出成形または2P法によって、スタンパ59の凹
凸パターン60が反転した凹凸パターン61が形成され
たディスク基板62を作製することができる。よって、
ディスク基板62には、スタンパ59の凹凸パターン6
0を介して、原盤58の凹凸パターン57が転写され
て、凹凸パターン61を構成するランド61Lと、グル
ーブ61Gが記録される。このランド61Lの上面61
1Lの両端には、上面611Lより高い突起612Lが
形成されることになり、複雑な形状のランド61Lが形
成されることになる。
【0062】そして、図6(D)に示すように、ディス
ク基板62上に記録層63、保護層64を順次成膜す
る。具体的には、例えば、凹凸パターン61が形成され
た面上に、SiN等からなる誘電体膜と、TeFeCo合金等か
らなる垂直磁気記録膜と、SiN等からなる誘電体膜と、
Al等からなる光反射膜とをスパッタリング法により積
層形成し、記録層63を形成する。その後、この記録層
63の上に紫外線硬化樹脂をスピンコート法により塗布
し、この紫外線硬化樹脂に対して紫外線を照射し硬化さ
せることにより、保護層64を形成する。これにより光
磁気ディスク65が完成する。なお、光磁気ディスク以
外の光記録媒体であっても、例えば、再生専用の光ディ
スク、相変化型光ディスク、更には光ディスク以外の光
カード等他のものに本発明を適用することができること
はいうまでもない。
【0063】このように本実施の形態に係る光記録媒体
製造用原盤の製造方法によれば、トラッキング機構を備
えトラッキング制御ができる露光装置10を用いるよう
にしたので、底面571Gの両端に底面571Gより低
い窪み572Gが形成された複雑な形状のランドに対応
するグルーブ形状の凹部57Gを備えた光記録媒体製造
用原盤を製造することができる。
【0064】また、このように本実施の形態に係る光記
録媒体である光磁気ディスク65には、上面611Lの
両端に上面611Lより高い突起612Lが形成された
複雑なランド61Lが形成されているので、このような
光磁気ディスク65にランド/グルーブ記録を行えば、
ランド61Lとグルーブ61Gとの間の物理的な遮断壁
となる突起612Lが存在するため、クロストークを低
減することができ、その結果、トラックピッチをより狭
くすることができ、記録密度を向上させることができ
る。なお、光磁気ディスク65について、ディスク基板
62側からではなく、保護膜64側からの信号読み取り
をする場合には、上面611Lの両端に上面611Lよ
り高い突起612Lが形成された複雑なランド61Lで
はなく、底面の両端に底面より低い窪みが形成された複
雑なグルーブが形成されていることになる。
【0065】次に、図7を用いて、上述した露光装置1
0を用いた本発明の他の実施の形態に係る光記録媒体製
造用原盤の製造方法について説明する。
【0066】本実施の形態では、上述したトラッキング
機構を備えた露光装置10を用いて、第1層目のフォト
レジスト50に形成されたピット形状の第1の凹凸パタ
ーン70上に記録光であるレーザビームLを追従させ、
第2層目のフォトレジスト12にピット形状の第2の凹
凸パターン71を露光記録して、第2の凹凸パターン7
1の潜像を形成する。なお、第1層目のフォトレジスト
50がベークされたガラス原盤11上に、例えばAl、
Cr等の反射膜を形成して、トラッキング信号の増幅を
増加させるようにしてもよいのは、上述した実施の形態
と同様である。また、この露光記録の際に、ガラス原盤
11が固定されているターンテーブル42の回転と同期
したクロックに信号発生器17を同期させて、クロック
を数えることにより、ガラス原盤11上での正確なピッ
ト形状の第1の凹凸パターン70の位置を把握するよう
にしてもよい。
【0067】この後、第2層目のフォトレジスト12を
現像する。これにより、光ディスクに形成されるピット
に対応する凹凸パターン72がガラス原盤11上に形成
された光記録媒体製造用原盤58が得られる。その他の
製造工程については、上述した実施の形態と同様である
ので、上述した実施の形態の説明を援用する。
【0068】第2層目のフォトレジスト12のピット形
状からなる第2の凹凸パターン71の下に、第1層目の
フォトレジスト50のピット形状からなる第1の凹凸パ
ターン70が存在しなければ、ピット高さが第2層目の
フォトレジスト12の厚みで決定された、光ディスクに
形成されるピットに対応する凹凸パターン72aが形成
されることになる。
【0069】また、第2層目のフォトレジスト12のピ
ット形状からなる第2の凹凸パターン71の下に、第1
層目のフォトレジスト50のピット形状からなる第1の
凹凸パターン70が存在すれば、ピット高さは第1層目
のフォトレジスト50及び第2層目のフォトレジスト1
2の厚みの和で決定された、光ディスクに形成されるピ
ットに対応する凹凸パターン72bが形成されることに
なる。
【0070】そして、この光記録媒体製造用原盤58の
凹凸パターン72をディスク基板62に転写して、光デ
ィスクを得ることができる。よって、この実施の形態に
係る光ディスクには、原盤58の凹凸パターン72が転
写されて、2段階のピット高さのピットが形成されてい
る。
【0071】このように本実施の形態に係る光記録媒体
製造用原盤の製造方法によれば、トラッキング機構を備
えトラッキング制御ができる露光装置10を用いるよう
にしたので、2段階のピット高さを有する複雑な形状の
ピットに対応する凹凸パターン72を備えた光記録媒体
製造用原盤を製造することができる。
【0072】また、このように本実施の形態に係る光デ
ィスクには、2段階のピット高さのピットが形成されて
いるので、多値記録の実現が可能となる。
【0073】更に、図8を用いて、上述した露光装置1
0を用いた本発明のさらに他の実施の形態に係る光記録
媒体製造用原盤の製造方法について説明する。
【0074】本実施の形態では、上述したトラッキング
サーボ装置23を備えた露光装置10を用いて、第1層
目のフォトレジスト50に形成されたピット形状からな
る第1の凹凸パターン80上に記録光であるレーザビー
ムLを追従させ、第2層目のフォトレジスト12にグル
ーブ形状からなる第2の凹凸パターン81を露光記録
し、第2の凹凸パターン81の潜像を形成する。なお、
第1層目のフォトレジスト50がベークされたガラス原
盤11上に、例えばAl、Cr等の反射膜を形成して、
トラッキング信号の増幅を増加させるようにしてもよい
のは、上述した実施の形態と同様である。また、この露
光記録の際に、ガラス原盤11が固定されているターン
テーブル42の回転と同期したクロックに信号発生器1
7を同期させて、クロックを数えることにより、ガラス
原盤11上での正確なピット形状からなる第1の凹凸パ
ターン80の位置を把握するようにしてもよい。
【0075】この後、第2層目のフォトレジスト12を
現像する。これにより、光ディスクに形成されるピット
に対応する凹凸パターン82がガラス原盤11上に形成
された光記録媒体製造用原盤58が得られる。その他の
製造工程については、上述した実施の形態と同様である
ので、上述した実施の形態の説明を援用する。
【0076】第2層目のフォトレジスト12のグルーブ
形状からなる第2の凹凸パターン81の下に、第1層目
のフォトレジスト50のピット形状からなる第1の凹凸
パターン80が存在することになり、浅いグルーブの中
の深いピットに対応する凹凸パターン82が形成される
ことになる。
【0077】そして、この光記録媒体製造用原盤58の
凹凸パターン82がディスク基板62に転写され、この
ディスク基板62から光ディスクを得ることができる。
よって、この光ディスクには、原盤58の凹凸パターン
82が転写されて、浅いグルーブの中に深いピットが形
成されている。
【0078】このように本実施の形態に係る光記録媒体
製造用原盤の製造方法によれば、トラッキング機構を備
えトラッキング制御ができる露光装置10を用いるよう
にしたので、浅いグルーブの中にある深いピットのよう
な複雑な形状のピットに対応する凹凸パターン82を備
えた光記録媒体製造用原盤を製造することができる。
【0079】また、このように本実施の形態に係る光デ
ィスクでは、浅いグルーブの中に深いピットが形成され
ているので、例えば、書き換え型光ディスクにおいて、
浅いグルーブ高さをλ/(8n)(λ:読み取り光の波
長、n:ディスク基板の屈折率)、深いアドレスピット
高さをλ/(4n)に設定すると、グルーブから良好な
プッシュプル信号が得られ、安定したトラッキングを実
現することができるとともに、アドレスピットからの再
生信号を強くできるので、アドレス情報を、正確に、安
定して再生できる。
【0080】このように本発明を適用すれば、従来にな
い複雑な形状のピット、グルーブ、ランドを光ディスク
に形成できるため、全く新しい情報記録方法の開発へと
繋がることが期待される。
【0081】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものでは
なく、種々変形可能である。
【0082】例えば、上記実施の形態では、露光装置に
より、レーザビームLを既に形成された第1の凹凸パタ
ーン39に追従させて、新たな第2の凹凸パターン56
の潜像を第2層目のフォトレジスト12に形成する例に
ついて説明したが、露光装置を現像直後の光記録媒体製
造用原盤の状態を評価することに用いることもできる。
例えば、ガラス原盤上のフォトレジストを現像して、フ
ォトレジストにピットやグルーブおよびランドに対応す
る凹凸パターンを形成して光記録媒体製造用原盤を作製
した後、この光記録媒体製造用原盤を露光装置のターン
テーブルに装着する。そして、トラッキング機構を備え
たトラッキング制御ができる露光装置をプレーヤとして
用いて、光記録媒体製造用原盤の凹凸パターンにレーザ
ビームを追従させて、光記録媒体製造用原盤を再生し
て、例えばRF信号、プッシュプル信号、エラーレート
等を測定する。
【0083】すなわち、光記録媒体製造用原盤上の感光
材料層に形成された、光記録媒体に記録されるピット、
または、グルーブおよびランドのうち少なくとも1つに
対応する凹凸パターンにレーザビームを追従させるトラ
ッキング機構を備えた光照射装置である露光装置を用い
て、光記録媒体製造用原盤をトラッキング機構により凹
凸パターンにレーザビームを追従させながら再生し、光
記録媒体製造用原盤の性能の評価を行うことを特徴とす
る光記録媒体製造用原盤の性能の評価方法が実現でき
る。
【0084】なお、この光記録媒体製造用原盤の表面に
は反射膜がない状態であるが、数%の表面反射でも光記
録媒体製造用原盤について再生することは可能である。
【0085】このように露光装置による光記録媒体製造
用原盤の性能の評価をして、光記録媒体製造用原盤の性
能に問題があると判断された場合には、それ以降の製造
プロセスにはその性能に問題がある光記録媒体製造用原
盤を流さないということも可能である。また、光記録媒
体製造用原盤を用いて製造された光ディスクに何か不備
があったときには、複雑な製造プロセスの中で、少なく
とも光記録媒体製造用原盤についての露光現像までは問
題がなかったという診断を行うことも可能である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の感光性材料層に形成された第1の凹凸パターンに
レーザビームを追従させながら、第2の感光性材料層に
第2の凹凸パターンを露光記録することができるので、
第1の凹凸パターンおよび第2の凹凸パターンを組み合
わせることにより、光記録媒体に記録される複雑なピッ
ト、または、グルーブおよびランドのうち少なくとも1
つに対応する凹凸パターンが形成された光記録媒体製造
用原盤を製造することができる。よって、この光記録媒
体製造用原盤を用いることにより、複雑なピット、グル
ーブ、ランドのうち少なくとも1つが形成された光記録
媒体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る露光装置の概略構
成図である。
【図2】図1に示した露光装置が備えたトラッキングサ
ーボ装置の概略構成図である。
【図3】図2に示したトラッキングサーボ装置により3
スポット法によるトラッキングを行う場合の説明図であ
る。
【図4】図1に示した露光装置において、ガルバノミラ
ーを用いた場合の概略構成図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る光記録媒体製造用
原盤および光記録媒体の製造方法の主要工程を表す工程
図である。
【図6】図5に続く、本発明の一実施の形態に係る光記
録媒体製造用原盤および光記録媒体の製造方法の主要工
程を表す工程図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る光記録媒体製造
用原盤の断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態に係る光記録媒
体製造用原盤の断面図である。
【符号の説明】
10…露光装置、11…ガラス原盤、12…第2層目の
フォトレジスト、13…レーザ光源、21…対物レン
ズ、22…フォーカスサーボ装置、23…トラッキング
サーボ装置、24…2軸アクチュエータ、31…トラッ
キング用レーザ光源、36…トラッキングエラー回路、
37…アクチュエータ駆動回路、38…回折格子、3
9,70,80…第1の凹凸パターン、50…第1層目
のフォトレジスト、53…反射膜、56,71,81…
第2の凹凸パターン、57…グルーブおよびランドに対
応する凹凸パターン、57G…グルーブ形状の凹部、5
7L…ランド形状の凸部、572G…窪み、58…光記
録媒体製造用原盤、59…スタンパ、61G…グルー
ブ、61L…ランド、612L…突起、62…ディスク
基板、65…光磁気ディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原盤上の第1の感光性材料層にレーザビ
    ームによりピット形状、または、グルーブ形状およびラ
    ンド形状のうち少なくとも1つからなる第1の凹凸パタ
    ーンを露光記録する工程と、 前記第1の感光性材料層を現像して前記第1の感光性材
    料層に前記第1の凹凸パターンを形成する工程と、 前記第1の感光性材料層に前記第1の凹凸パターンが形
    成された前記原盤上に第2の感光性材料層を塗布する工
    程と、 前記第1の凹凸パターンにレーザビームを追従させなが
    ら、前記第2の感光性材料層に、ピット形状、または、
    グルーブ形状およびランド形状のうち少なくとも1つか
    らなる第2の凹凸パターンを露光記録する工程と、 前記第2の感光性材料層を現像して前記第2の感光性材
    料層に前記第2の凹凸パターンを形成する工程とを有す
    ることを特徴とする光記録媒体製造用原盤の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の凹凸パターンが形成された前
    記第1の感光性材料層をベークする工程を有することを
    特徴とする請求項1記載の光記録媒体製造用原盤の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の感光性材料層に前記第1の凹
    凸パターンが形成された前記原盤上に反射膜を形成する
    工程と、 前記原盤上に形成された前記反射膜上に前記第2の感光
    性材料層を塗布する工程とを有することを特徴とする請
    求項1記載の光記録媒体製造用原盤の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の凹凸パターンが形成された前
    記第1の感光性材料層をベークする工程と、 前記第1の感光性材料層がベークされた前記原盤上に反
    射膜を形成する工程と、前記原盤上に形成された前記反
    射膜上に前記第2の感光性材料層を塗布する工程とを有
    することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体製造用
    原盤の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記反射膜の反射率が5%以下であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の光記録媒体製造用原盤の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 原盤上の感光材料層にレーザビームによ
    り凹凸パターンを露光記録する露光装置であって、 前記原盤上の第1の感光材料層に形成されたピット形
    状、または、グルーブ形状およびランド形状のうち少な
    くとも1つからなる第1の凹凸パターンに前記レーザビ
    ームを追従させるトラッキング機構を備え、 このトラッキング機構により前記第1の凹凸パターンに
    前記レーザビームを追従させながら、前記第1の感光材
    料層に前記第1の凹凸パターンが形成された前記原盤上
    に塗布された第2の感光材料層に、ピット形状、また
    は、グルーブ形状およびランド形状のうち少なくとも1
    つからなる第2の凹凸パターンを露光記録することを特
    徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 光記録媒体に記録されるピット、また
    は、グルーブおよびランドのうち少なくとも1つに対応
    する凹凸パターンが形成された光記録媒体製造用原盤で
    あって、 原盤上の第1の感光材料層に形成されたピット形状、ま
    たは、グルーブ形状およびランド形状のうち少なくとも
    1つからなる第1の凹凸パターンにレーザビームを追従
    させながら、前記第1の凹凸パターンが形成された前記
    原盤上に塗布された第2の感光材料層に、ピット形状、
    または、グルーブ形状およびランド形状のうち少なくと
    も1つからなる第2の凹凸パターンが露光記録され、前
    記第2の感光材料層が現像されることにより、前記第1
    の凹凸パターンおよび前記第2の凹凸パターンにより構
    成される、前記光記録媒体に記録されるピット、また
    は、グルーブおよびランドのうち少なくとも1つに対応
    する凹凸パターンが形成されたことを特徴とする光記録
    媒体製造用原盤。
  8. 【請求項8】 光記録媒体製造用原盤に形成されたピッ
    ト、または、グルーブおよびランドのうち少なくとも1
    つに対応する凹凸パターンが転写されて、ピット、また
    は、グルーブおよびランドのうち少なくとも1つが記録
    された光記録媒体であって、 前記光記録媒体製造用原盤には、原盤上の第1の感光材
    料層に形成されたピット形状、または、グルーブ形状お
    よびランド形状のうち少なくとも1つからなる第1の凹
    凸パターンにレーザビームを追従させながら、前記第1
    の凹凸パターンが形成された前記原盤上に塗布された第
    2の感光材料層に、ピット形状、または、グルーブ形状
    およびランド形状のうち少なくとも1つからなる第2の
    凹凸パターンが露光記録され、前記第2の感光材料層が
    現像されることにより、前記第1の凹凸パターンおよび
    前記第2の凹凸パターンにより構成される、前記ピッ
    ト、または、グルーブおよびランドのうち少なくとも1
    つに対応する凹凸パターンが形成されたことを特徴とす
    る光記録媒体。
  9. 【請求項9】 グルーブおよびランドが記録された光記
    録媒体であって、 前記グルーブの底面の両端が前記グルーブの底面より低
    い窪み状、または、前記ランドの上面の両端が前記ラン
    ドの上面より高い突起状となっていることを特徴とする
    光記録媒体。
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