JP2000276782A - スタンパ及び光ディスク - Google Patents

スタンパ及び光ディスク

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JP2000276782A
JP2000276782A JP11082588A JP8258899A JP2000276782A JP 2000276782 A JP2000276782 A JP 2000276782A JP 11082588 A JP11082588 A JP 11082588A JP 8258899 A JP8258899 A JP 8258899A JP 2000276782 A JP2000276782 A JP 2000276782A
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JP
Japan
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laser beam
optical disk
stamper
prepit
central part
Prior art date
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Withdrawn
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JP11082588A
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English (en)
Inventor
Akira Miyamae
章 宮前
Hideaki Yamada
英明 山田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラックピッチを狭めても、隣接トラックとの
クロストークの発生が少なく、再生精度が悪化しない光
ディスクを提供する。 【解決手段】プリピットの中央部でのレーザビームの等
価パワー102を端部でのレーザビームの等価パワー1
03に比べて低くして、原盤に記録するためのエネルギ
ー密度を低下させることにより、記録されたプリピット
104の中央部の幅を端部に比べて狭い形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用スタ
ンパ及び、これによって成形、製造された光ディスクに
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクのプリフォーマットされた部
分は、例えば8−16変調の場合は、3Tから14Tま
での長さの違うプリピットにより、その長さに応じた情
報が予め記録されている。上記光ディスクの再生装置
は、図3に示すように半導体レーザ301と対物レンズ
302、ビームスプリッタ303及び受光素子304よ
り構成されている。対物レンズ302によって回転する
光ディスク基板305に集光されたレーザビーム307
は、プリピット306により光量変調を受けて反射し、
ビームスプリッタ303によって入射光と分離された
後、受光素子304に入射して電気信号に変換される。
通常アイパターンと呼ばれるこの電気信号は、オシロス
コープでは図4の様に観測され、各長さのプリピットが
分離、認識される。
【0003】このスタンパの凹凸パターンを作成するた
めの記録装置を図5に、従来のプリピット形状とその形
成方法を図8に示す。感光性材料が塗布された原盤50
4をターンテーブル505に固定して回転させ、レーザ
装置502から出射したレーザビーム501を対物レン
ズ508にて原盤504上に集光して露光し、原盤50
4に潜像を記録する。プリピット803の凹凸パターン
は、プリピット長に応じた入力信号801にて光路中に
設けられた音響光学変調器503を駆動し、レーザビー
ム501をオン、オフさせることにより記録することが
できる。レーザビーム501とターンテーブル505は
その相対位置を原盤504の半径方向に序々に移動させ
ることができるため、記録されたプリピット列506は
スパイラル状のトラックを形成する。ここで、プリピッ
ト803は長円形となる。上記露光によって記録された
潜像は、現像によって凹凸パターンとなり、その表面に
メッキを施すことにより金属表面に転写されてスタンパ
が作成される。
【0004】光ディスクは、このスタンパを用いて、射
出成形などの方法でスタンパ上の凹凸パターンを基板に
転写することにより作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方式を用い
てプリピットを作成した場合、特に記録密度を高めるた
めにトラックピッチを狭めた場合に、隣接トラックとの
クロストークが増大し、再生精度が悪化するという問題
が発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、記録面上に少なくともプリピット列が形成され
た光ディスクを製造するためのスタンパであり、上記プ
リピットの中央部の幅が、端部に比べて狭いことを特徴
とする光ディスク用スタンパが提供される。このことに
より、トラックピッチを狭めても隣接トラックとのクロ
ストークの発生が少なく、再生精度が悪化しない光ディ
スクを提供することが可能となる。従って、記録密度の
より高い光ディスクを提供することが可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の光ディスク用スタンパにて成形、製造された光
ディスクが提供される。
【0008】以下に、従来の光ディスクと、本発明の光
ディスクの違いを、図を用いて説明する。図6は従来の
光ディスクのプリピットとその再生信号、図7は本発明
の光ディスクのプリピットとその再生信号を示す。従
来、図6(a)に示すようにプリピット601は長円形
である。再生装置による再生では、レーザビーム307
のスポット602がプリピット601上を通過すると
き、反射光量604はプリピット部分にて低下するた
め、スライスレベル605にて2値化することによりプ
リピットの長さを識別できる。このときプリピット60
1の幅606は再生時の反射光の変調度β/αが最大に
なる様に最適化される。この場合、記録密度を上げるた
めにトラックピッチ603を狭めると、図6(b)のよ
うに反射光量は隣接プリピット607により影響されて
クロストーク成分608が増大し、再生信号のS/Nが
低下して再生精度が悪化するという問題が発生する。そ
れに対し、本発明におけるプリピット701は、中央部
の幅が端部に比べて狭くなっているため、図7(b)の
様に、隣接プリピット706とのクロストーク成分70
7は、プリピット706の端部において僅かに発生する
ものの、中央部においては大幅に軽減される。この時、
再生信号のプリピット701における反射光量704
は、プリピット中央部にて変調度γ/αが多少悪化する
が、スライスレベル705で2値化してデジタル信号に
変換すれば問題にはならない。このため、トラックピッ
チ703を狭めても隣接プリピット706とのクロスト
ークの発生が少なく、良好な再生信号を得ることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について、
図を参照しながら説明する。
【0010】[実施例1]図1及び図5を用いて、本発明
の実施形態に関わるスタンパのプリピット形状と、その
形成方法を述べる。音響光学変調器503にプリピット
の中央部のみ高周波パルスで変調した入力信号101を
入力し、その信号でレーザビーム501を変調する。こ
こで、高周波パルスは記録するレーザビーム501のス
ポット509の直径に比べて十分細かい周期でオン・オ
フするために、光学的な分解能が不足してローパスフィ
ルタを通したことと同様となり、等価的にPWM(Pa
lse Width Modulation)変調方式と
なる。その結果、高周波パルスデューティ比に比例した
レーザビームの等価パワーが得られる。従ってプリピッ
ト104の中央部でのレーザビームの等価パワー102
が端部のレーザビームの等価パワー103と比べて低く
なり、原盤504に記録するためのエネルギー密度が低
下して、記録されたプリピット104は中央部の幅が端
部に比べて狭い形状となる。このプリピットが記録され
た原盤504に、従来の手順にて現像、メッキを施すこ
とにより本発明のスタンパが作成され、そのスタンパを
使用して射出成形を行うことにより本発明の光ディスク
が作成される。
【0011】[実施例2]図2及び図5を用いて、本発明
の他の実施形態に関わるスタンパのプリピット形状と、
その形成方法を述べる。音響光学変調器503にプリピ
ットの中央部のみ信号強度の低い入力信号201を入力
し、その信号でレーザビーム501を変調すると、プリ
ピット204の中央部でのレーザビームの等価パワー2
02が端部でのレーザビームの等価パワー203と比べ
て低くなるため、原盤504に記録するためのエネルギ
ー密度が低下して、記録されたプリピット204は中央
部の幅が端部に比べて狭い形状となる。このプリピット
が記録された原盤504に、従来の手順にて現像、メッ
キを施すことにより本発明のスタンパが作成され、その
スタンパを使用して射出成形を行うことにより本発明の
光ディスクが作成される。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプリピット形状を使用したスタンパ及び光ディスクを
用いることにより、トラックピッチを狭めても隣接トラ
ックとのクロストークの発生が少なく、再生精度が悪化
しない光ディスクを提供することが可能となる。従っ
て、記録密度のより高い光ディスクを提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に関わるプリピットの形成方
法を示す図。
【図2】本発明の実施例2に関わるプリピットの形成方
法を示す図。
【図3】再生装置を示す図。
【図4】アイパターンを示す図。
【図5】記録装置を示す図。
【図6】(a)は,従来の光ディスクのプリピットとそ
の再生信号を示す図。(b)は,従来の光ディスクのク
ロストーク成分を示す図。
【図7】(a)は,本発明の光ディスクのプリピットと
その再生信号を示す図。(b)は,本発明の光ディスク
のクロストーク成分を示す図。
【図8】従来の光ディスクのプリピット形状とその形成
方法を示す図。
【符号の説明】
101 入力信号 102 中央部でのレーザビームの等価パワー 103 端部でのレーザビームの等価パワー 104 プリピット 201 入力信号 202 中央部でのレーザビームの等価パワー 203 端部でのレーザビームの等価パワー 204 プリピット 301 半導体レーザ 302 対物レンズ 303 ビームスプリッタ 304 受光素子 305 光ディスク基板 306 プリピット 307 レーザビーム 401 アイパターン 501 レーザビーム 502 レーザ装置 503 音響光学変調器 504 原盤 505 ターンテーブル 506 プリピット列 507 ミラー 508 対物レンズ 509 スポット 601 プリピット 602 スポット 603 トラックピッチ 604 反射光量 605 スライスレベル 606 プリピット幅 607 プリピット 608 クロストーク成分 701 プリピット 702 スポット 703 トラックピッチ 704 反射光量 705 スライスレベル 706 プリピット 707 クロストーク成分 801 入力信号 802 レーザビームの等価パワー 803 プリピット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録面上に少なくともプリピット列が形成
    された光ディスクを製造するためのスタンパであり、上
    記プリピットの中央部の幅が、端部に比べて狭いことを
    特徴とする光ディスク用スタンパ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光ディスク用スタンパに
    て成形、製造された光ディスク。
JP11082588A 1999-03-25 1999-03-25 スタンパ及び光ディスク Withdrawn JP2000276782A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003077239A1 (fr) * 2002-03-11 2003-09-18 Tdk Corporation Procede de traitement conçu pour une matrice en resine photosensible, procede de production d'une matrice utilisant un support d'enregistrement, procede de production d'un support d'enregistrement, matrice en resine photosensible, matrice utilisant un support d'enregistrment et support d'enregistrement
US7643049B2 (en) * 2000-02-28 2010-01-05 Sony Corporation Method for manufacturing recording media, method for manufacturing production plate used when manufacturing recording media, apparatus for manufacturing recording media, and apparatus for manufacturing production plate used when manufacturing recording media

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