JP4171289B2 - 燃料供給設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給エリアで燃料を供給する際に操作者に帯電された静電気を除去するよう構成された燃料供給設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する燃料供給システムを例に挙げて説明する。
【0003】
例えば、燃料供給エリアでガソリンや軽油などの燃料を自動車の燃料タンクに給液する給液所においては、給液所の作業員あるいは運転者自身がセルフサービス方式で給液操作を行っている。給液所の作業員の場合、燃料タンクの給液口から大気中に放出されるベーパ(油蒸気)に静電気によるスパークが引火しないように様々な対策が講じられており、例えば、ゴム底の靴、静電気帯電防止加工された作業服、手袋などを装着して給液操作を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
一方、セルフサービス方式の給液装置が設けられた給液所の場合、顧客である運転者自身が給液ノズルを持って自動車の燃料タンクに給液する必要がある。
【0005】
特に湿度が低く乾燥した日は、運転者が自動車の運転席から降りる際の摩擦で静電気が運転者の衣服に帯電しやすい。
【0006】
よって、例えば、給液ノズルのグリップ部分を導電性部材とし、給液作業を行う顧客(運転者)が給液ノズルのグリップ部を把持することにより顧客(運転者)の静電気を除去すること(例えば、特許文献1参照)が考えられており、また、例えば、給液装置の適宜箇所に静電気除去用のシートを設け、顧客(運転者)が当該シートに触れることにより静電気を除去することが行われている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−167400号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の導電性部材からなるグリップ部分を有する給液ノズルでは、顧客(運転者)が給液ノズルに触れる前に被給液体の給液口の蓋を開けるなどの作業を行う可能性があり、給液ノズルを把持するまでは静電気を除去することができない。
【0009】
また、静電気除去用のシートを有する上述の給液装置では、給液操作を行う他の運転者も帯電防止シートに直接手を触れさせるため、顧客(運転者)にとっては給液作業に先立って静電気を除去する目的だけのために特別に静電気除去用のシートに触れなければならないという問題が生じる。
【0010】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給設備を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、操作者が被供給体への燃料の供給に先立って当該燃料の供給に関する情報を設定するための設定器と、燃料を供給する燃料供給手段と、前記設定器により設定された情報に基づき、前記被供給体に対して燃料を供給するように前記燃料供給手段を制御する制御手段と、を備えた燃料供給設備において、前記設定器の前に前記操作者が存在していることを検知する検知手段と、前記操作者に向けてイオン或いはウォータミストを噴射することにより、当該操作者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置と、を備え、前記制御手段は、前記検知手段が前記操作者の存在を検知した場合に前記静電気除去装置を駆動させた後、前記設定器により設定された情報に基づき、前記被供給体に対して燃料を供給するように前記燃料供給手段を制御するものであり、操作者が燃料供給を行なう前にイオン或いはウォータミストが噴霧されて操作者の衣服に帯電された静電気をすばやく分散または空気中に放出することが可能になる。また、従来のようにわざわざ静電気を除去するために静電気除去用シートに触れるといった作業を行う必要がないので、燃料供給の作業が容易になる。
【0012】
請求項2記載の発明は、前記静電気除去装置を駆動してから所定時間後に当該静電気除去装置の駆動を停止することを特徴とするものである。
【0013】
請求項3記載の発明は、周囲の湿度を検出する湿度センサを有し、前記制御手段は、前記湿度センサにより検出された湿度が予め定められた所定値を超える場合には前記静電気除去装置を駆動させることなく、前記設定器により設定された情報に基づき、前記被供給体に対して燃料を供給するように前記燃料供給手段を制御することを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明になる燃料供給設備の第1実施例を示す概略構成図である。
【0024】
図1に示されるように、燃料供給設備10は、自動車の燃料タンクにガソリンや軽油などの燃料を供給する給液所に設けられている。この燃料供給設備10では、セルフサービス方式の計量機14が設置されており、自動車の運転者が給液操作を行うように構成されている。
【0025】
計量機14の上部には、静電気除去装置18が設けられている。この静電気除去装置18は、運転者(操作者)が給液操作を行う前にウォータミストを噴霧する噴霧器19を有する。この噴霧器19は、運転者が自動車を降りて計量機14の前に移動すると、自動的にウォータミストを噴霧することにより、運転者の衣服表面の水分吸収量を増大させるものである。これにより、運転者の衣服表面の電気伝導性が向上して運転者の衣服に帯電された静電気をすばやく分散または空気中に放出することが可能になる。
【0026】
給液所のキャノピー16を支える支柱20には、操作者が計量機14の前に移動したことを検知する人体センサ(検知手段)22が設けられている。この人体センサ22としては、例えば、操作者を画像処理で検知するイメージセンサ、あるいは操作者の体温を検知する赤外線センサ、あるいは操作者からの反射光を検知する光センサなどが用いられる。
【0027】
また、支柱20には、給液エリアの湿度が予め設定された所定値(静電気が発生し易い湿度)に低下したことを検出する湿度センサ24が取り付けられている。
【0028】
アイランド12上には、給液を行う計量機14と、給液量または給液金額を設定する設定器15とが設置されている。さらに、計量機14の前には、自動車が給液を行うために停止する給液エリアを明示する自動車停止枠25が設けられている。
【0029】
計量機14は、装置本体26と、装置本体26の両側に設けられた支柱28と、支柱28の上端に設けられたホース支持部30と、給液ホース32の先端に設けられた給液ノズル31と、給液ノズル31が掛止されるノズル掛け33と、支柱28の上部に搭載された静電気除去装置18とよりなる。
【0030】
ホース支持部30には、給液ホース32の中間部分を吊下状態で支持するリトラクタ機構(図示せず)が設けられている。また、装置本体26は、上部に給液量及び金額等の数値を表示する表示ユニット34などが設けられている。
【0031】
設定器15は、給液量(または給液金額)、油種等を設定する設定操作部36と、自動車停止枠25に自動車の有無を検出する車両センサ38とが設けられている。
【0032】
図2は各機器の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、計量機14の制御装置42は、上記設定器15と、静電気除去装置18の噴霧器用ポンプ40と、人体センサ22と、車両センサ38と、ノズル掛け33に設けられたノズルスイッチ44と、計量機14に収納された給液ポンプ46と、計量機14に収納された流量計48と接続されている。
【0033】
図3は制御装置42が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。また、図4は計量機14の上部からウォータミストが噴霧される状態を示す側面図である。
【0034】
図3に示されるように、制御装置42は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で車両センサ38がオンになると、自動車が自動車停止枠25に停車したものと判断してS12に進む。S12では、人体センサ22がオンかどうかをチェックする。
【0035】
上記S12において、人体センサ22がオフであるときは、S13に進み、湿度センサ24がオンかどうかをチェックする。S13において、湿度センサ24がオフのときは、給液エリアの湿度が静電気を放出するのに十分である高湿度であるものと判断してS12に戻る。
【0036】
また、S12において、人体センサ22がオンになると、運転者(操作者)が計量機14の前に移動したものと判断してS14に進み、静電気除去装置18の噴霧器用ポンプ40を起動させる。また、上記S13において、湿度センサ24がオンのときは、給液エリアの湿度が静電気を放出するのに十分でない乾燥状態(低湿度)であるものと判断してS14に進む。従って、人体センサ22がオフでも湿度センサ24がオンのときは、S14で静電気除去装置18の噴霧器用ポンプ40を起動させる。
【0037】
図4に示されるように、これにより、計量機14の上部に設けられた静電気除去装置18は、噴霧器19から下方に向けてウォータミスト52を噴霧する。そのため、運転者50は、計量機14の前でウォータミスト52の中を通過してから給液ノズル31を操作することになる。
【0038】
よって、運転者50の衣服の表面には、ウォータミスト52の一部が付着して電気伝導性が向上するため、運転者50の衣服に帯電された静電気をすばやく分散または空気中に放出することが可能になる。また、静電気除去装置18は、噴霧器19から運転者50に向けてウォータミスト52を噴霧する構成であり、静電気除去用シートなどのように直接触れる必要がないので、衛生的である。
【0039】
しかも、静電気除去装置18は、計量機14の前でウォータミスト52を噴霧するため、運転者50は、給液操作を行う過程で静電気を除去されることになり、従来のようにわざわざ静電気を除去するために静電気除去用シートに触れるといった作業を行う必要がないので、手間がかからない。
【0040】
次のS15では、予め設定された所定時間(例えば、2分間程度)が経過したかどうかをチェックする。S15において、所定時間が経過した場合には、S16に進み、静電気除去装置18の噴霧器用ポンプ40を停止させる。
【0041】
運転者50は、設定器15の設定操作部36を操作して給液量(または給液金額)、油種を設定した後、給液ノズル31をノズル掛け33から持ち上げる。そして、S17において、セルフサービス給液の設定が完了して、ノズルスイッチ44がオフになったかどうかをチェックする。
【0042】
S17において、ノズルスイッチ44がオフになると、給液ノズル31がノズル掛け33から外されたものと判断し、S18に進む。S18では、給液ポンプ46を起動して油液を給液ノズル31へ送液する。続いて、S19では、流量計48からの流量パルスを積算して給液量を算出している。
【0043】
次のS20では、ノズルスイッチ44がオンになったかどうかをチェックする。S20において、ノズルスイッチ44がオンになると、給液ノズル31がノズル掛け33に戻されたものと判断し、S21に進む。S21では、給液ポンプ46を停止させて給液ノズル31への送液を停止させる。
【0044】
これで、自動車への給液が終了する。そして、S22では、車両センサ38がオフかどうかをチェックする。S22において車両センサ38がオフになると、自動車が自動車停止枠25から出車したものと判断して今回の制御処理を終了する。
【0045】
このように、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)50が計量機14の前でウォータミスト52の中を通ることで運転者50の衣服に帯電された静電気をすばやく空気中に放出することが可能になり、運転者50が給液ノズル31に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。特に、空気が乾燥していて静電気が発生しやすい環境にあっても確実に運転者50の静電気を除去して給液中の静電気による引火を防止できる。
【0046】
ここで、第1実施例の変形例について説明する。
図5は変形例1−1を示す計量機14の側面図である。
【0047】
図5に示されるように、変形例1−1では、計量機14の内部に静電気除去装置18が収納されており、計量機14の前後面に噴霧器19が設けられている。そのため、給液ノズル31を取ろうとする運転者(操作者)50に対して正面からウォータミスト52を噴霧することが可能になる。
【0048】
よって、運転者(操作者)50は、胸の付近で噴霧器19からのウォータミスト52を受けることになり、顔にウォータミスト52が吹き付けられることがない。
【0049】
図6は変形例1−2の概略構成図である。
図6に示されるように、変形例1−2では、給液エリアの上方に静電気除去装置62が設けられている。静電気除去装置62は、キャノピー16に固定された走行装置64と、走行装置64により移動可能に支持された移動体66と、移動体66の下端に設けられた噴霧器68と、移動体66に設けられた人体センサ70とから構成されている。
【0050】
静電気除去装置62は、人体センサ70により自動車60から降りた運転者(操作者)50を検知すると、走行装置64が駆動されて移動体66が運転者(操作者)50の移動方向に移動する。そして、噴霧器68は、移動する運転者(操作者)50の上方からウォータミスト52を噴霧する。
【0051】
これにより、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)50が自動車60から降りた時点でウォータミスト52の中を通ることになる。そのため、静電気除去装置62では、給液エリアを移動する過程で運転者50の衣服に帯電された静電気をすばやく空気中に放出することが可能になり、運転者50が給液ノズル31に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。
【0052】
図7は変形例1−3を示す斜視図である。
図7に示されるように、変形例1−3では、自動車60が停車する給液エリアの上方に静電気除去装置72が設けられている。静電気除去装置72は、キャノピー16に固定された支柱74と、支柱74の下端に支持された首振り機構76と、首振り機構76により揺動可能に支持された揺動部材78と、揺動部材78の前面に設けられた噴霧器80と、揺動部材78の上部に設けられた人体センサ82とから構成されている。
【0053】
静電気除去装置72は、人体センサ82により自動車60から降りた運転者(操作者)50を検知すると、首振り機構76が駆動されて揺動部材78を水平方向に揺動させて噴霧器80を運転者(操作者)50に向ける。そして、噴霧器68は、運転者(操作者)50に向けてウォータミスト52を噴霧する。
【0054】
これにより、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)50が自動車60から降りた時点でウォータミスト52の中を通ることになる。そのため、静電気除去装置72では、給液エリアを移動する過程で運転者50の衣服に帯電された静電気をすばやく空気中に放出することが可能になり、運転者50が給液ノズル31に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。
【0055】
尚、上記以外の変形例としては、例えば、給液エリアの地面に静電気除去装置を設ける構成も考えられる。この場合、給液エリアの地面に噴霧器が露出するだけであるので、運転者の移動の邪魔にならず、運転者が通過するときに下方から噴霧することで、運転者の衣服に帯電した静電気を除去することが可能になる。
【0056】
ここで、本発明の第2実施例について説明する。
図8は第2実施例の正面図である。図9は第2実施例の側断面図である。
【0057】
図8及び図9に示されるように、計量機90は、装置本体92の前後面にパネル94が取り付けられている。装置本体92は、両側に起立する支柱96,98と、支柱96,98の上部間に横架されたホース支持部100とを有する。
【0058】
また、計量機90は、装置本体92の前後面に、給液量を表示する表示器102と、操作部103とが設けられている。また、パネル94には、複数(本実施例では、3個)のノズル掛け106と、車両が停車したことを検出する車両センサ107とが設けられている。ノズル掛け106には、給液ノズル104が掛止されており、給液ノズル104にはホース支持部100から吊下された給液ホース108が連通されている。
【0059】
さらに、操作部103は、カード挿入部110、レシート発行部112、現金投入部114、インターホン116が設けられている。また、操作部103には、タッチパネル方式の液晶ディスプレイ(LCD)からなる設定器118が設けられている。この設定器118は、液晶ディスプレイの画面に表示された設定操作部118aの各種スイッチ釦の表示部分に接触することにより、油種、給液量または給液金額、支払い方法等を設定するものである。
【0060】
設定器118の上部には、操作者がいることを検出する人体センサ120が設けられている。この人体センサ120は、赤外線センサあるいはイメージセンサなどにより構成されている。また、設定器118の側方には、湿度センサ119が設けられている。
【0061】
さらに、設定器118には、イオン化された空気を送風する静電気除去装置121が設けられている。この静電気除去装置121は、設定器118の上下位置にイオン噴出し口122,124を有する。このイオン噴出し口122,124は、夫々上下方向から設定操作部118aの中心に向かってイオン化された空気を送風して操作者の手に吹き付けられるように形成されている。
【0062】
従って、人体センサ120により操作者が設定器118の前にいることが検出されるか、あるいは湿度センサ119により空気が乾燥していることが検出されると、イオン噴出し口122,124から噴出されたイオン風132が操作者の手に吹き付けられ、操作者に帯電した静電気が中和される。
【0063】
また、静電気除去装置121は、イオン噴出し口122,124から操作者の手にイオン風132が吹き付けられる構成であり、静電気除去用シートなどのように直接触れる必要がないので、衛生的である。
【0064】
しかも、静電気除去装置121は、設定器118を操作する際にイオン噴出し口122,124から操作者の手にイオン風132が吹き付けられるため、操作者50は、設定器118を操作する過程で静電気が除去されることになり、従来のようにわざわざ静電気を除去するために静電気除去用シートに触れるといった作業を行う必要がないので、手間がかからない。
【0065】
また、装置本体92の内部には、制御装置125、イオン発生器126の他に各給液系統の電磁弁と、給液ポンプと、ポンプモータと、流量計などの機器が設けられている。イオン発生器126は、高電圧によりコロナ放電を発生させて−イオン、+イオンを生成し、内蔵された送風機によりイオン化された空気を送風するように構成されている。そして、イオン発生器126において、イオン化された空気は、ホース128,130を介してイオン噴出し口122,124に送風される。尚、静電気除去装置121は、上記湿度センサ119、人体センサ120と、イオン噴出し口122,124と、イオン発生器126と、ホース128,130とから構成されている。
【0066】
静電気には、+と−とがあるが、主に人体に帯電する静電気は、+であるので、イオン発生器126では、+イオンよりも−イオンをより多く生成する。そして、イオン噴出し口122,124から噴出された−イオンを含むイオン風132は、操作者の手に吹き付けられて+の静電気と電気的に中和(中性)される。このようにして操作者は、設定器118の設定操作部118aを操作する過程で静電気を除去されるため、給液ノズル104を持って給液操作する際には、除電が完了している。
【0067】
ここで、計量機90の制御装置125が実行する制御処理について説明する。
【0068】
図10は制御装置125が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【0069】
図10に示されるように、制御装置125は、S31で車両センサ107がオンになると、自動車が給液エリアに停車したものと判断してS32に進む。S32では、人体センサ120がオンかどうかをチェックする。
【0070】
上記S32において、人体センサ120がオフであるときは、S33に進み、湿度センサ119がオンかどうかをチェックする。S33において、湿度センサ119がオフのときは、給液エリアの湿度が静電気を放出するのに十分である高湿度であるものと判断してS32に戻る。
【0071】
また、S32において、人体センサ120がオンになると、運転者(操作者)が設定器118の前に移動したものと判断してS34に進み、静電気除去装置121のイオン発生器126を作動させる。また、上記S33において、湿度センサ119がオンのときは、給液エリアの湿度が静電気を放出するのに十分でない乾燥状態(低湿度)であるものと判断してS34に進む。従って、人体センサ120がオフでも湿度センサ119がオンのときは、S34で静電気除去装置121のイオン発生器126を作動させる。
【0072】
図9に示されるように、これにより、設定器118の上下位置に設けられたイオン噴出し口122,124から噴出されたイオン風132が操作者の手に吹き付けられ、操作者に帯電した静電気が中和される。そのため、運転者(操作者)は、設定器118の設定操作部118aを操作する際に静電気を除去されるため、静電気を除去された状態で給液ノズル104を給液操作することになる。
【0073】
次のS35では、予め設定された所定時間(例えば、2分間程度)が経過したかどうかをチェックする。S35において、所定時間が経過した場合には、S36に進み、イオン発生器126を停止させる。
【0074】
この後のS37〜S42の処理は、前述したS17〜S42と同様な処理であるので、ここでは、その説明を省略する。
【0075】
このように、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)が設定器118の前でイオン風132を送風されて静電気を除去されるため、運転者(操作者)が給液ノズル104に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。特に、空気が乾燥していて静電気が発生しやすい環境にあっても確実に運転者(操作者)の静電気を除去して給液中の静電気による引火を防止できる。
【0076】
尚、設定器18の設定操作部118aは、タッチパネル方式の液晶ディスプレイに限らず、例えば、押し釦式のスイッチを配置した構成とすることも可能である。
【0077】
ここで、第2実施例の変形例について説明する。
図11は変形例2−1を示す計量機90の側面図である。
【0078】
図11に示されるように、変形例2−1では、計量機90の内部に静電気除去装置134を構成するイオン発生器126が収納されており、計量機90の前後面にイオン風を噴射するイオン噴出し口136が設けられている。このイオン噴出し口136は、ノズル掛け106の上部に設けられており、水平方向に向けてイオン風を噴出すように取り付けられている。そのため、イオン噴出し口136は、給液ノズル104を取ろうとする運転者(操作者)50に対して正面からイオン風132を吹付ける。
【0079】
よって、運転者(操作者)50は、胸の付近でイオン噴出し口136からのイオン風132を受けることになる。
【0080】
このように、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)が給液ノズル104を持つ際にイオン風132を送風されて静電気を除去されるため、運転者(操作者)が給液ノズル104に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。
【0081】
図12は変形例2−2の概略構成図である。
図12に示されるように、変形例2−2では、給液エリアの上方に静電気除去装置142が設けられている。静電気除去装置142は、キャノピー16に固定された走行装置144と、走行装置144により移動可能に支持された移動体146と、移動体146の下端に設けられたイオン発生器148と、移動体146に設けられた人体センサ150とから構成されている。イオン発生器148は、下面にイオン噴出し口148aを有する。
【0082】
静電気除去装置142は、人体センサ150により自動車60から降りた運転者(操作者)50を検知すると、走行装置144が駆動されて移動体146が運転者(操作者)50の移動方向に移動する。そして、イオン発生器148は、イオン噴出し口148aから移動する運転者(操作者)50に向けてイオン風132を吹付ける。
【0083】
これにより、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)50が自動車60から降りた時点でイオン風132の中を通ることになる。そのため、静電気除去装置142では、給液エリアを移動する過程で運転者50に帯電された静電気を除去することが可能になり、運転者50が給液ノズル104に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。
【0084】
図13は変形例2−3を示す斜視図である。
図13に示されるように、変形例2−3では、自動車60が停車する給液エリアの上方に静電気除去装置152が設けられている。静電気除去装置152は、キャノピー16に固定された支柱154と、支柱154の下端に支持された首振り機構156と、首振り機構156により揺動可能に支持された揺動部材158と、揺動部材158の前面に設けられたイオン発生器160と、揺動部材158の上部に設けられた人体センサ162とから構成されている。
【0085】
静電気除去装置152は、人体センサ162により自動車60から降りた運転者(操作者)50を検知すると、首振り機構146が駆動されて揺動部材148を水平方向に揺動させてイオン発生器160の噴出し口160aを運転者(操作者)50に向ける。そして、イオン発生器160は、噴出し口160aから運転者(操作者)50に向けてイオン風132を吹付ける。
【0086】
これにより、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)50が自動車60から降りた時点でイオン風132の中を通ることになる。そのため、静電気除去装置142では、給液エリアを移動する過程で運転者50に帯電された静電気を除去することが可能になり、運転者50が給液ノズル104に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。
【0087】
ここで、第3実施例について説明する。
図14は第3実施例の正面図である。尚、図14において、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0088】
図14に示されるように、計量機170は、操作部103に、設定器118の設定操作部118aを開閉するためのカバー部材172と、カバー部材172のスライド動作をガイドする一対のガイドレール174,176と設けられている。このカバー部材172は、半透明の導電材により形成されており、上下の縁部が一対のガイドレール174,176によって横方向に水平移動することができる。カバー部材172は、設定操作部118aを覆う位置に停止して風雨や塵埃などから設定操作部118aを保護するシールド部材としても機能する。
【0089】
図15に示されるように、カバー部材172は、半透明の導電性材により形成されており、アース線178が接続されている。そのため、操作者がカバー部材172に触れると、操作者に帯電していた静電気がカバー部材172を介してアース線178に流れるように構成されている。
【0090】
また、カバー部材172は、設定器118の設定操作部118aを覆う面積を有する大きさに形成されており、設定器118の設定操作部118aを操作する際には、図16に示されるように、操作者自身がカバー部材172を開位置(右方向)にスライドさせて設定器118を操作可能な状態に操作する必要がある。そのため、操作者は、必ず設定器118を操作する前にカバー部材172に接触することになり、この時点で操作者の静電気が除去される。
【0091】
従って、カバー部材172は、静電気除去装置として機能すると共に、設定器118の設定操作部118aを操作する前段階でカバー部材172に接触して操作者は、静電気が除去されることになり、従来のようにわざわざ静電気を除去するために静電気除去用シートに触れるといった作業を行う必要がないので、手間がかからない。
【0092】
そして、設定器118による設定操作が終了すると、図15に示されるように、操作者は、再びカバー部材172を閉位置(左方向)にスライドさせて設定器118の設定操作部118aを操作できないようにする。これにより、操作者は、設定器118の右方に配置されたカード挿入部110、レシート発行部112、現金投入部114、インターホン116を使用可能になると共に、次回の操作者は必ずカバー部材172を開位置へスライドするように操作して静電気を除去される。
【0093】
ここで、第4実施例について説明する。
図17は第4実施例の正面図である。図18は図17中A−A線に沿う縦断面図である。尚、図17において、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0094】
図17及び図18に示されるように、計量機180は、タッチパネル式の液晶ディスプレイからなる設定器118の画面(設定操作部118a)に透明な導電性フィルム182が貼着されている。この導電性フィルム182は、アース線184に接続されている。
【0095】
そのため、設定器118は、操作者が設定操作部118aを操作するとき、導電性フィルム182に触れることになり、操作者に帯電していた静電気が導電性フィルム182を介してアース線184に流れるように構成されている。
【0096】
このように、セルフサービス給液を行う運転者(操作者)が設定器118の設定操作部118aを操作した時点で静電気を除去されるため、運転者(操作者)が給液ノズル104に触るときには、静電気の除去が完了しているので、給液中に静電気によるスパークが生じない。特に、空気が乾燥していて静電気が発生しやすい環境にあっても確実に運転者(操作者)の静電気を除去して給液中の静電気による引火を防止できる。
【0097】
操作者は、設定器118の設定操作部118aを操作する際に接触して静電気が除去されることになり、従来のようにわざわざ静電気を除去するために静電気除去用シートに触れるといった作業を行う必要がないので、手間がかからない。
【0098】
また、上記実施の形態では、給液所に静電気除去装置を設ける構成について説明したが、これに限らず、可燃性の燃料を供給する施設であれば、他の施設(例えば、油槽所やLPG,CNGなどのガス供給所等)にも適用できるのは勿論である。
【0099】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、検知手段が操作者の存在を検知した場合に静電気除去装置を駆動させた後、設定器により設定された情報に基づき、被供給体に対して燃料を供給するように燃料供給手段を制御するため、操作者が燃料供給を行なう前にイオン或いはウォータミストが噴霧されて操作者の衣服に帯電された静電気をすばやく分散または空気中に放出することが可能になる。また、従来のようにわざわざ静電気を除去するために静電気除去用シートに触れるといった作業を行う必要がないので、燃料供給の作業が容易になる。
【0100】
請求項2記載の発明によれば、静電気除去装置を駆動してから所定時間後に当該静電気除去装置の駆動を停止するため、検知手段が操作者の存在を検知した後、イオン或いはウォータミストを自動的に噴霧し、当該操作者の静電気を除去した後にイオン或いはウォータミストを自動的に停止させることができる。
【0101】
請求項3記載の発明によれば、湿度センサにより検出された湿度が予め定められた所定値を超える場合には静電気除去装置を駆動させることなく、設定器により設定された情報に基づき、被供給体に対して燃料を供給するように燃料供給手段を制御するため、静電気が発生しにくい場合にはイオン或いはウォータミストの噴霧を行なわず、無駄を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる燃料供給設備の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】 各機器の構成を示すブロック図である。
【図3】 制御装置42が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】 計量機14の上部からウォータミストが噴霧される状態を示す側面図である。
【図5】 変形例1を示す計量機14の側面図である。
【図6】 変形例2の概略構成図である。
【図7】 変形例3を示す斜視図である。
【図8】 第2実施例の正面図である。
【図9】 第2実施例の側断面図である。
【図10】 制御装置125が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】 変形例2−1を示す計量機90の側面図である。
【図12】 変形例2−2の概略構成図である。
【図13】 変形例2−3の概略構成図である。
【図14】 第3実施例の正面図である。
【図15】 カバー部材172を閉位置(左方向)にスライドさせた状態を拡大して示す正面図である。
【図16】 カバー部材172を開位置(右方向)にスライドさせた状態を拡大して示す正面図である。
【図17】 第4実施例の正面図である。
【図18】 図17中A−A線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
10 燃料供給設備
14,90,170 計量機
15,118 設定器
16 キャノピー
18,62,72,121,142 静電気除去装置
19,68,80 噴霧器
20 支柱
22,70,82,120,150,162 人体センサ
24,119 湿度センサ
25 自動車停止枠
26,92 装置本体
28,96,98 支柱
30,100 ホース支持部
31,104 給液ノズル
32,108 給液ホース
33,106 ノズル掛け
36,118a 設定操作部
38 車両センサ
42,125 制御装置
40 噴霧器用ポンプ
44 ノズルスイッチ
46 給液ポンプ
48 流量計
50 運転者(操作者)
52 ウォータミスト
64,144 走行装置
66,146 移動体
74,154 支柱
76,156 首振り機構
78,158 揺動部材
122,124,136,148a イオン噴出し口
126,148,160 イオン発生器
128,130 ホース
132 イオン風
172 カバー部材
174,176 ガイドレール
178,184 アース線
182 導電性フィルム

Claims (3)

  1. 操作者が被供給体への燃料の供給に先立って当該燃料の供給に関する情報を設定するための設定器と、
    燃料を供給する燃料供給手段と、
    前記設定器により設定された情報に基づき、前記被供給体に対して燃料を供給するように前記燃料供給手段を制御する制御手段と、
    を備えた燃料供給設備において、
    前記設定器の前に前記操作者が存在していることを検知する検知手段と、
    前記操作者に向けてイオン或いはウォータミストを噴射することにより、当該操作者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記検知手段が前記操作者の存在を検知した場合に前記静電気除去装置を駆動させた後、前記設定器により設定された情報に基づき、前記被供給体に対して燃料を供給するように前記燃料供給手段を制御することを特徴とする燃料供給設備。
  2. 前記制御手段は、前記静電気除去装置を駆動してから所定時間後に当該静電気除去装置の駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給設備。
  3. 周囲の湿度を検出する湿度センサを有し、
    前記制御手段は、前記湿度センサにより検出された湿度が予め定められた所定値を超える場合には前記静電気除去装置を駆動させることなく、前記設定器により設定された情報に基づき、前記被供給体に対して燃料を供給するように前記燃料供給手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給設備。
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