JP4171069B2 - 非環状ヌクレオシド誘導体 - Google Patents

非環状ヌクレオシド誘導体 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、抗ウイルス剤の分野に関し、とりわけヘルペスおよびレトロウイルス感染に対して有用な非環状ヌクレオシドの誘導体に関する。本発明は、新規化合物、これら化合物を含有する医薬組成物、それを用いたウイルス感染の治療および予防方法、その製造法および新規な中間体を提供する。
発明の背景
多くの非環状ヌクレオシドの実際的な有用性は、それらの薬動力学が比較的穏やかであるために限られている。非環状ヌクレオシドの一般的なバイオアベイラビリティーを改善する努力のなかで多くのプロドラッグアプローチが探求されている。これらアプローチの一つは、非環状側鎖上の1またはそれ以上のヒドロキシ基のエステル誘導体、とりわけ脂肪族エステルを調製することを含む。
ヨーロッパ特許EP165289号には、H2Gとしても知られている有望な抗ヘルペス剤である9−[4−ヒドロキシ−(2−ヒドロキシメチル)ブチル]グアニンが記載されている。ヨーロッパ特許EP186640号は、6−デオキシH2Gを開示している。ヨーロッパ特許EP343133号は、これら化合物、とりわけそのR−(−)エナンシオマーがHIVなどのレトロウイルス感染に対しても活性であることを開示している。H2Gの様々な誘導体、たとえば非環状側鎖上のヒドロキシ基のリン酸エステル、脂肪族エステル(たとえば、ジアセテートおよびジプロピオネート)およびエーテルがEP343133号に開示されている。この特許はまた、典型的に6−ハロゲン化されたプリン残基のN−9位への非環状側鎖の縮合、または別法として、ピリミジンもしくはフラザノ−[3,4−d]ピリミジン残基のイミダゾール環閉環(closure)またはイミダゾール残基のピリミジン環閉環(それぞれ、前駆体ピリミジンまたはイミダゾール残基上にはすでに非環状側鎖が存在している)を含む、これら誘導体の調製法をも開示している。これら各方法の最も広い記載において、非環状側鎖は前以て誘導体化されているが、個々の例はまた無水酢酸および無水プロピオン酸およびDMFを用いたH2Gの1工程ジアシル化をも示している。
ハーンデン(Harnden)ら(J.Med.Chem.32、1738(1989))は、ペンシクロビルとしても知られる非環状ヌクレオシドである9−[4−ヒドロキシ−(3−ヒドロキシメチル)ブチル]グアニンの幾つかの短鎖脂肪族エステルおよびその6−デオキシ類似体を探索した。市場に出回っている抗ウイルス剤であるファンシクロビルは、6−デオキシペンシクロビルのジアセチル誘導体である。
ベンジャミン(Benjamin)ら(Pharm.Res.4、No.2、120(1987))は、ガンシクロビルとしても知られる9−[(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)メチル]グアニンの短鎖脂肪族エステルを開示している。ジプロピオネートエステルは好ましいエステルであると開示されている。
レーク−バカール(Lake−Bakaar)らはAntimicrob.Agents Chemother.33、No.1、110−112(1989)において、H2Gのジアセテートおよびジプロピオネート誘導体および6−デオキシH2Gのモノアセテートおよびジアセテート誘導体を開示している。H2Gのジアセテートおよびジプロピオネート誘導体は、H2Gに比べてバイオアベイラビリティーの穏やかな改善しかもたらさないことが報告されている。
国際特許出願WO94/24134号(1994年10月27日公開)は、ジ−ピバロイルエステル、ジ−バレロイルエステル、モノ−バレロイルエステル、モノ−オレオイルエステルおよびモノ−ステアロイルエステルを含む、ガンシクロビルの6−デオキシN−7類似体の脂肪族エステルプロドラッグを開示している。
国際特許出願WO93/07163号(1993年4月15日公開)および国際特許出願WO94/22887号(1994年10月13日公開)は、ともにモノ−不飽和C18またはC20脂肪酸に由来するヌクレオシド類似体のモノ−エステル誘導体を開示している。米国特許第5,216,142号(1993年6月1日発行)もまたヌクレオシド類似体の長鎖脂肪酸モノ−エステル誘導体を開示している。
非環状ヌクレオシドのプロドラッグを提供する第二のアプローチは、非環状側鎖上の1またはそれ以上のヒドロキシ基のアミノ酸エステルの調製を含む。ヨーロッパ特許EP99493号は一般にアシクロビルのアミノ酸エステルを開示しており、ヨーロッパ特許出願EP308065号(1989年3月22日公開)はアシクロビルのバリンおよびイソロイシンエステルを開示している。
ヨーロッパ特許出願EP375329号(1990年6月27日公開)は、ジ−バリンエステル誘導体、ジ−イソロイシンエステル誘導体、ジ−グリシンエステル誘導体およびジ−アラニンエステル誘導体を含む、ガンシクロビルのアミノ酸エステル誘導体を開示している。国際特許出願WO95/09855号(1995年4月13日公開)は、モノ−バリンエステル誘導体およびジ−バリンエステル誘導体を含む、ペンシクロビルのアミノ酸エステル誘導体を開示している。
DE19526163号(1996年2月1日公開)および米国特許第5,543,414号(1996年8月6日発行)は、ガンシクロビルのアキラルなアミノ酸エステルを開示している。
ヨーロッパ特許出願EP694547号(1996年1月31日公開)は、ガンシクロビルのモノ−L−バリンエステル、およびジ−バリル−ガンシクロビルからのその調製を開示している。
ヨーロッパ特許出願EP654473号(1995年5月24日公開)は、9−[1’,2’−ビスヒドロキシメチル)−シクロプロパン−1’−イル]メチルグアニンの種々のビスアミノ酸エステル誘導体を開示している。
国際特許出願WO95/22330号(1995年8月24日公開)は、非環状ヌクレオシド9−[3,3−ジヒドロキシメチル−4−ヒドロキシ−ブト−1−イル]グアニンの脂肪族エステル、アミノ酸エステルおよび混合アセテート/バリネートエステルを開示している。この文献は、トリバリンエステル誘導体のバリンエステルの一つをアセテートエステルで置き換えたときにバイオアベイラビリティーが低下することを開示している。
発明の簡単な説明
本発明者らは、アミノ酸エステルと脂肪酸エステルとの特定の組み合わせを有するH2Gのジエステル誘導体が親化合物(H2G)と比べて経口バイオアベイラビリティーを有意に改善しうることを見出した。それゆえ、本発明の第一の側面に従い、式I:
Figure 0004171069
[式中、(a)R1が−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2であり、R2が−C(O)C3〜C21の飽和もしくはモノ不飽和の任意に置換されたアルキルであるか;または
(b)R1が−C(O)C3〜C21の飽和もしくはモノ不飽和の任意に置換されたアルキルであり、R2が−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2であり;
3はOHまたはHである]
の新規な化合物および薬理学的に許容しうるその塩が提供される。
本発明の混合脂肪酸およびアミノ酸エステルの経口バイオアベイラビリティーに及ぼす有利な効果は、対応する脂肪酸エステルの経口バイオアベイラビリティーと比較して特に予期しないものである。ラットからのH2Gの尿回収アッセイ(表1A)または血漿薬物アッセイ(表1B)を用いた結果に基づき、H2Gのモノ脂肪酸エステルおよびジ−脂肪酸エステルのいずれも親化合物のH2Gに比べて経口バイオアベイラビリティーに改善はみられない。実際、ジ−ステアレート誘導体は親化合物に比べて有意に低いバイオアベイラビリティーとなり、ステアレートエステルがH2Gの経口バイオアベイラビリティーを改善するうえで有害であることが示された。ある種の他の非環状ヌクレオシド類似体において一方または両方のヒドロキシルを対応バリンまたはジ−バリンエステルに変換するとバイオアベイラビリティーが改善されることが報告されている。H2Gを対応モノ−もしくはジ−バリルエステル誘導体に変換しても、親化合物に比べて同様のバイオアベイラビリティーの改善が得られた。H2Gの脂肪酸誘導体がバイオアベイラビリティーを改善するうえで有害であることが示されていることから、それぞれ尿回収アッセイおよび血漿薬物アッセイに基づいてH2Gの混合アミノ酸/脂肪酸ジエステル誘導体がH2Gのバリンジエステル誘導体に比べて改善されたまたは匹敵する経口バイオアベイラビリティーを付与することは予期しないことであった。
Figure 0004171069
Figure 0004171069
本発明はまた、薬理学的に許容しうる担体または希釈剤とともに式Iの化合物および薬理学的に許容しうるその塩を含む医薬組成物をも提供する。本発明のさらなる側面は、式Iの化合物および薬理学的に許容しうるその塩の治療への使用およびこれら化合物および塩のヒトまたは動物でのウイルス感染の治療および予防のための薬剤の調製における使用を含む。
本発明の化合物は、とりわけ水痘帯状ヘルペスウイルス、単純ヘルペスウイルス1型および2型、エプスタイン−バーウイルス、ヘルペス6型(HHV−6)および8型(HHV−8)によって引き起こされるものなどのヘルペス感染に対する強力な抗ウイルス剤である。本発明の化合物は、疱疹後の神経痛を含む年寄りにおける帯状疱疹や若年におけるニワトリ水痘などの水痘帯状ヘルペスウイルス感染に対して特に有用であり、該疾患の持続および重篤度を数日間低減することができる。本発明の化合物を用いて治療に供しうるエプスタイン−バーウイルス感染には、以前は治療することができなかったが青年において何ヵ月もの学校不能(scholastic incapacity)を引き起こす感染性単球増殖症/腺熱が含まれる。
本発明の化合物はまた、ある種のレトロウイルス感染、とりわけSIV、HIV−1およびHIV−2に対して、およびトランス作用性(transactivating)ウイルスが示されている感染に対しても活性である。
従って、本発明のさらなる側面は、ヒトまたは動物に有効量の式Iの化合物または薬理学的に許容しうるその塩を投与することからなる、ヒトまたは動物におけるウイルス感染の予防または治療法を提供する。
たとえば側鎖がインビボで開裂される場合に本発明の化合物の塩基部分が天然グアニンとなるように、R3はヒドロキシまたはその互変体=Oであるのが有利である。別の態様として、R3は水素であってよく、それゆえ一般に一層可溶性の6−デオキシ誘導体(インビボでたとえばキサンチンオキシダーゼによりグアニンに酸化されうる)を定めてよい。
式Iの化合物は2R異性体と2S異性体との混合物であるラセミ体の形態で存在していてよい。しかしながら、好ましくは式Iの化合物は少なくとも70%、好ましくは90%のR体、たとえば95%以上のR体を有する。最も好ましくは、式Iの化合物はエナンシオマーとして純粋なR体である。
基R1/R2のアミノ酸はL−アミノ酸に由来するものであるのが好ましい。基R1/R2の脂肪酸は、合計で偶数個の炭素原子を有するものが好ましく、特にデカノイル(C10)、ラウリル(C12)、ミリストイル(C14)、パルミトイル(C16)、ステアロイル(C18)またはエイコサノイル(C20)であるのが好ましい。他の有用な基R1/R2としては、ブチリル、ヘキサノイル、オクタノイルまたはベヘノイル(C22)が挙げられる。さらに有用な基R1/R2としては、ミリストール酸(myristoleic)、ミリステレイド酸(myristelaidic)、パルミトレイン酸、パルミテレイド酸(palmitelaidic)、n6−オクタデセン酸、オレイン酸、エライジン酸、ガンド酸(gandoic)、エルカ酸またはブラシジン酸に由来するものが挙げられる。モノ不飽和脂肪酸エステルは、一般に、その長さに依存して好ましくはω−6、ω−9またはω−11位にトランスの立体配置の二重結合を有する。基R1/R2は、C9〜C17不飽和、またはn:9モノ不飽和アルキルを含む脂肪酸に由来するのが好ましい。
飽和または不飽和脂肪酸またはR1/R2は、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル、C1〜C6アルカノイル、アミノ、ハロ、シアノ、アジド、オキソ、メルカプトおよびニトロなどよりなる群から独立に選ばれた5つまでの同じかまたは異なる置換基で任意に置換されていてよい。
式Iの最も好ましい化合物は、R1が−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2であり、R2が−C(O)C9〜C17の飽和アルキルであるものである。
本明細書において「低級アルキル」とは1〜7の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルキルラジカルをいい、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、2,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシルなどを含むがこれらに限られるものではない。
本明細書において「N−保護基」または「N−保護」とは、合成手順のあいだの所望でない反応からアミノ酸またはペプチドのN−末端を保護することまたはアミノ基を保護することをいう。よく用いられるN−保護基はグリーン(Greene)の「Protective Groups in Organic Synthesis」(ジョン・ウイリー・アンド・サンズ、ニューヨーク、1981)(参照のため本明細書中に引用する)に記載されている。N−保護基としては、たとえばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、2−クロロアセチル、2−ブロモアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、フタリル、o−ニトロフェノキシアセチル、α−クロロブチリル、ベンゾイル、4−クロロベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、4−ニトロベンゾイルなどのアセチル基;ベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニルなどのスルホニル基、ベンジルオキシカルボニル、p−クロロベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−ブロモベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオモシカルボニル、2−ニトロ−4,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、3,4,5−トリメトキシベンジルオキシカルボニル、1−(p−ビフェニリル)−1−メチルエトキシカルボニル、α,α−ジメチル−3,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、ベンズヒドリルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ジイソプロピルメトキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル、エトキシカルボニル、メトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、フェノキシカルボニル、4−ニトロフェノキシカルボニル、フルオレニル−9−メトキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、フェニルチオカルボニルなどのカルバメート形成基;ベンジル、トリフェニルメチル、ベンジルオキシメチルなどのアルキル基;およびトリメチルシリルなどのシリル基が挙げられる。好ましいN−保護基としては、ホルミル、アセチル、ベンゾイル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、フェニルスルホニル、ベンジル、t−ブトキシカルボニル(BOC)およびベンジルオキシカルボニル(Cbz)などが挙げられる。
本明細書において「活性エステル誘導体」とは、酸クロライドなどの酸ハライドをいい、ギ酸および酢酸に由来する無水物、イソブチルオキシカルボニルクロライドなどのアルコキシカルボニルハライドからの無水物、N−ヒドロキシスクシンイミド由来のエステル、N−ヒドロキシフタルイミド由来のエステル、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール由来のエステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキサミド由来のエステル、2,4,5−トリクロロフェニル由来のエステルなどが挙げられるがこれらに限られるものではない。
式Iの好ましい化合物として、以下のものが挙げられる:
(R)−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(4−アセチルブチリルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(ヘキサノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(オクタノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(デカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ドデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(テトラデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ヘキサデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(オクタデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(エイコサノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(ドコサノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−((9−テトラデセノイル)オキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((9−ヘキサデセノイル)オキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−((6−オクタデセノイル)オキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−((9−オクタデセノイル)オキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((11−エイコサノイル)オキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((13−ドコセノイル)オキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(4−アセチルブチリルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ヘキサノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(オクタノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(デカノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ドデカノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(テトラデカノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ヘキサデカノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(オクタデカノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(エイコサノイルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(エイコサノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ドコサノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−((9−テトラデセノイル)オキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((9−ヘキサデセノイル)オキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−((6−オクタデセノイル)オキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−((9−オクタデセノイル)オキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((11−エイコサノイル)オキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、または
(R)−2−アミノ−9−[2−((13−ドコセノイル)オキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
および薬理学的に許容しうるその塩。
さらに好ましい化合物として、以下のものが挙げられる:
(R)−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(4−アセチルブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(ヘキサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(オクタノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)−ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(デカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(ドデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(テトラデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヘキサデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(オクタデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(エイコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(エイコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(ドコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((9−テトラデセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((9−ヘキサデセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((6−オクタデセノイル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((9−オクタデセノイル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((11−エイコサノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−((13−ドコセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(4−アセチルブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ヘキサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(オクタノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(デカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ドデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(テトラデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ヘキサデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(オクタデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(エイコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−(ドコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((9−テトラデセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((9−ヘキサデセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((6−オクタデセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((9−オクタデセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−((11−エイコセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、または
(R)−2−アミノ−9−[2−((13−ドコセノイル)オキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
および薬理学的に許容しうるその塩。
式Iの他の好ましい化合物として、以下のものが挙げられる:
(R)−9−[4−(ブチリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(4−アセチルブチリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(ヘキサノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(オクタノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)−ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(デカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(ドデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(テトラデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(ヘキサデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(オクタデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(エイコサノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−(ドコサノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−((9−テトラデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−((9−ヘキサデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−((6−オクタデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−((9−オクタデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−((11−エイコセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−((13−ドコセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(ブチリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(4−アセチルブチリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(ヘキサノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(オクタノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(デカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(ドデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(テトラデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(ヘキサデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(オクタデカノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(エイコサノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(ドコサノイルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−((9−テトラデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−((9−ヘキサデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−((6−オクタデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−((9−オクタデセノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−((11−エイコサノイル)オキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン、または
(R)−2−アミノ−9−[4−((13−ドコセノイル)オキシメチル)−2−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
および薬理学的に許容しうるその塩。
式Iの化合物は塩を形成し、これは本発明の他の側面を形成する。式Iの化合物の適当な薬理学的に許容しうる塩としては、有機酸の塩、とりわけカルボン酸の塩が挙げられ、酢酸、トリフルオロ酢酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、リンゴ酸、パントテン酸、イセチオン酸、アジピン酸、アルギン酸、アスパラギン酸、安息香酸、酪酸、ジグルコン酸、シクロペンタン酸、グルコヘプタン酸、グリセロリン酸、蓚酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、フマール酸、ニコチン酸、パルミチン酸(palmoate)、ペクチン酸、3−フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバル酸、プロピオン酸、酒石酸、ラクトビオン酸、ピボル酸(pivolate)、ショウノウ酸、ウンデカン酸およびコハク酸の塩を含むがこれらに限られるものではない、有機スルホン酸の塩、たとえばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ショウノウスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−クロロベンゼンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸の塩;および無機酸の塩、たとえば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、重硫酸、ヘミ硫酸(hemisulfate)、チオシアン酸、過硫酸、リン酸およびスルホン酸の塩が挙げられる。塩酸塩が便利である。
式Iの化合物は水和物として単離できる。本発明の化合物は結晶形、好ましくは均一な結晶形にて単離でき、それゆえ本発明の他の側面は>70%、好ましくは>90%均一な結晶物質、たとえば>95%均一な結晶物質を含む実質的に純粋な結晶形にて式Iの化合物を提供する。
本発明の化合物は経口投与するのに特に適しているが、直腸経由、膣経由、鼻経由、局所的、経皮または非経口的に、たとえば筋肉内、静脈内または硬膜外で投与することもできる。本発明の化合物はたとえばカプセル中にて単独で投与することもできるが、一般に薬理学的に許容しうる担体または希釈剤とともに投与されるであろう。本発明は医薬組成物の調製法にも関し、式Iの化合物または薬理学的に許容しうるその塩を薬理学的に許容しうる担体または希釈剤と混合することからなる。
経口剤型は、通常の担体または結合剤、たとえばステアリン酸マグネシウム、粉乳(chalk)、デンプン、乳糖、ろう、ガムまたはゼラチンを用い、カプセル剤や錠剤などの単位投与剤型として調製する。リポソームまたは合成もしくは天然のポリマー、たとえばHPMCやPVPなどを用い、除放製剤とすることができる。別法として、製剤はまた点鼻または点眼剤、シロップ剤、ゲル剤またはクリーム剤として提供され、任意に香料および/または保存剤および/または乳化剤とともに水、食塩水、エタノール、植物油またはグリセリンなどの通常のビヒクル中の液剤、懸濁剤、エマルジョン、水中油または油中水製剤を含む。
本発明の化合物は、一般に、0.1〜200mg/kg/日の範囲、有利には0.5〜100mg/kg/日、さらに好ましくは10〜50mg/kg/日、たとえば10〜25mg/kg/日の範囲にて毎日の投与量として投与できる。通常の成人に対する典型的な投与割合は、ヘルペス感染の場合、約50〜500mg、たとえば300mgを1日当たり1回または2回であり、HIV感染の場合は該量の2〜10倍である。
抗ウイルス療法において慎重であるように、本発明の化合物は他の抗ウイルス剤、たとえばヘルペス適応症の場合、アシクロビル、バルシクロビル、ペンシクロビル、ファンシクロビル、ガンシクロビルおよびそのプロドラッグ、シドホビル、ホスカーネットなど、およびレトロウイルス適応症の場合、AZT、ddI、ddC、d4T、3TC、ホスカーネット、リトナビル、インジナビル、サキナビル、デラビリジン、ベルテックスVX478、アグロンAG1343などとともに投与できる。
本発明の化合物は新たに、すなわちH2G親化合物のエステル化によって調製でき、該H2G親化合物はヨーロッパ特許出願EP343133号(参照のため本明細書中に引用する)に開示された合成法により調製される。
H2Gの調製のための典型的な反応式を次頁に示す:
Figure 0004171069
工程1の縮合反応は、一般にNaOHやNa2CO3などの塩基触媒を用い、DMFなどの溶媒中で行う。工程2は還元過程を含み、これはLiBH4/テトラヒドロフランを用い、t−BuOHなどの溶媒中で行うことができる。工程3における塩素のアミノ基による置換は、アンモニア圧のもとで行うことができる。工程4ではアデノシンデアミナーゼ(固相支持体上に都合よく固定化することができる)を用いる。反応混合物を冷却すると未反応の異性体前駆体が溶液中に止まり、それによって純度を高めることができる。
3が水素である本発明の化合物の出発物質は、ヨーロッパ特許EP186640号(その内容を参照のため本明細書中に引用する)に示された方法により調製できる。これら出発物質は、プリンの2−アミノ基を任意に上記通常のN−保護基、とりわけBOC(t−BuO−CO−)、Z(BnO−CO−)またはPh3C−で保護した後、下記H2Gについて記載するようにアシル化することができる。
本発明の化合物は下記反応式AおよびBに記載するようにH2Gから調製できる。
A.直接アシル化
Figure 0004171069
反応式AはR1がアミノ酸に由来しR2が脂肪酸に由来する化合物の調製を示すが、逆の反応式はR1が脂肪酸に由来しR2がアミノ酸に由来する化合物に適用できる。上記反応式Aに明確に示した変量において、Gはグアニンまたは6−デオキシグアニンであり、PGは任意のN−保護基または水素であり、R1*はバリンまたはイソロイシン側鎖であり、R2*は脂肪酸側鎖である。H2Gは上記において出発物質として示してあるが、このものはもちろんR3またはプリンの2位にて通常のN−保護基で任意に保護されていてよい(示していない)。H2G(誘導体)は第一の工程において活性化R1α−アミノ酸誘導体(以下にさらに記載する)とジメチルホルムアミドやピリジンなどの溶媒中で反応してモノアシル化生成物を得る。このR1α−アミノ酸はN−BOCまたはN−CBzなどで適切にN−保護してよい。この第一のアシル化は、制御された条件下、H2Gの側鎖上の側鎖4−ヒドロキシ基で優先的に起こるようにすることができる。これら制御された条件は、たとえばとりわけアシル化剤の試薬濃度や添加速度を操作することにより、温度を下げることにより、または溶媒を選択することにより達成できる。反応はTLCにより追跡し、制御条件をモニターすることができる。
精製後、第一のエステル化工程と同様の手順を用い、R1モノアシル化化合物を側鎖2−CH2OH基上で適当な活性化脂肪酸誘導体でさらにアシル化してジアシル化生成物を得る。ついで、このジエステル生成物を、たとえばトリフルオロ酢酸、HCl(水性)/ジオキサンを用いる通常の脱保護処理または触媒の存在下での水素化に供して式Iの所望の化合物を得る。この化合物は脱保護条件に依存して塩の形態であってよい。
種々のアシル化に用いる活性化R1/R2酸誘導体としては、たとえば、酸ハライド、酸無水物、活性化酸エステル、またはカップリング剤、たとえばジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下の酸が挙げられ、この場合、それぞれにおける「酸」は対応するR1/R2アミノ酸またはR1/R2脂肪酸を表す。代表的な活性化酸誘導体としては、酸クロライド、ギ酸および酢酸由来の混合無水物、イソブチルオキシカルボニルクロライドなどのアルコキシカルボニルハライド由来の無水物、N−ヒドロキシスクシンアミド由来のエステル、N−ヒドロキシフタルイミド由来のエステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキサミド由来のエステル、2,4,5−トリクロロフェノール由来のエステルなどが挙げられる。
B.側鎖4−ヒドロキシ基の保護を経由するアシル化
Figure 0004171069
(式中、G、PG、R1*およびR2*は反応式Aと同じ)
反応式BはR1がアミノ酸に由来しR2が脂肪酸に由来する化合物の調製を示すべく例示したが、逆の反応式はR1が脂肪酸に由来しR2がアミノ酸に由来する化合物に適用できるであろう。この反応式は嵩ばった保護基によるH2G側鎖4−ヒドロキシ基の位置選択的な保護に依存している。上記反応式Bにおいて、このことはt−ブチルジフェニルシリルとして示したが、トリチル、9−(9−フェニル)キサンテニル、1,1−ビス(4−メチルフェニル)−1’−ピレニルメチルもまた適している。得られる生成物を上記反応式Aに記載したのと同様の試薬および手順を用いて側鎖2−ヒドロキシメチル基にてアシル化するが、この場合、活性化酸誘導体はR2脂肪酸、たとえばミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸クロライドなどである。かくしてモノアシル化した化合物を適当な脱保護処理に供して側鎖4−ヒドロキシ保護基を除去するが、このことは位置選択的保護基に依存したHF/ピリジンなどの試薬、上記反応条件の操作、すなわち試薬濃度、添加速度、温度および溶媒を用いて高度に選択的な仕方で行うことができる。ついで、遊離になった側鎖4−ヒドロキシ基を上記反応式Aに記載したのと同様にして活性化α−アミノ酸でアシル化する。
本明細書におけるたとえば反応式A、B、CまたはDにおいてR1/R2のアミノ酸エステルを導入するための他の方法としては、国際特許出願第WO94/29311号に記載の2−オキサ−4−アザ−シクロアルカン−1,3−ジオン法が挙げられる。
本明細書におけるたとえば反応式A、B、CまたはDにおいてR1/R2の脂肪酸エステルを導入するための他の方法としては、SP435固定化カンジダ・アンタークチクス(Candida antarcticus)(ノボ・ノルディスク)、ブタ膵リパーゼまたはカンジダ・ルゴサ(Candida rugosa)リパーゼなどのリパーゼを用いたプレパラティブ・バイオトランスフォーメーションズ(Preparative Biotransformations)1.11.8(ロバーツ(S.M.Roberts)編、ウイリー・アンド・サンズ、ニューヨーク、1995)に記載の酵素的経路によるものが挙げられる。酵素的なアシル化は、他のアシル基またはプリンの2−アミン上でのN−保護および脱保護工程を避けることが望ましい場合に特に都合がよい。
式IにおいてR3が水素である化合物を得る他の経路は、式Iの対応グアニン化合物(R1/R2のアミノ酸エステル残基はBOCなどの通常のN−保護基で任意に保護してある)をハロなどの活性化剤で6−活性化することである。ついで、かくして活性化された6−プリンをたとえばパラジウム触媒でプリンに還元し、脱保護して所望の6−デオキシH2Gジ−エステルとする。
かくして本発明の他の側面は、
(a)式IにおいてR1およびR2がそれぞれ水素である化合物のプリン2位および/または6位を任意にN−保護し、
(b)(i)任意にN−保護したバリンまたはイソロイシン基、
(ii)任意に置換した飽和またはモノ不飽和のC3〜C21COOH誘導体、または
(iii)位置選択的な保護基
のいずれかで式Iの化合物を側鎖4−ヒドロキシ基にて位置選択的にアシル化し、
(c)(i)任意にN−保護したバリンまたはイソロイシン誘導体、または
(ii)任意に置換した飽和またはモノ不飽和のC3〜C21COOH誘導体
で側鎖2−ヒドロキシメチル基をアシル化し、
(d)R1に位置選択的な保護基が存在する場合には、これを
(i)任意にN−保護したバリンまたはイソロイシン基、または
(ii)任意に置換した飽和またはモノ不飽和のC3〜C21COOH誘導体
で置換し、ついで
(e)得られた化合物を必要なら脱保護する
ことからなる、式Iの化合物の製造方法を提供する。
上記反応式AおよびBではアミノ酸エステルおよび脂肪酸エステルを段階的に加える選択的なアシル化を採用している。式Iの化合物の別の製造方法は、両方のアシル基が同じであるジアシル化H2G誘導体を出発物質とし、これらアシル基の一方を選択的に除去してモノアシル中間体を得、ついで第二の異なるアシル基を上記反応式AおよびBと同様にしてアシル化するものである。
従って、本発明の他の側面は、上記式Iの化合物の製造方法を提供するものであり、該方法は、
(A)式IにおいてR1およびR2がともにバリルまたはイソロイシルエステル(任意にN−保護されている)であるかまたはR1およびR2がともに−C(=O)C3〜C21飽和またはモノ不飽和の任意に置換されたアルキルであるジアシル化合物をモノ脱アシル化し、ついで
(B)かくして遊離になった側鎖4−ヒドロキシまたは側鎖2−ヒドロキシメチル基を対応のバリル、イソロイシルまたは−C(=O)C3〜C21飽和またはモノ不飽和の任意に置換されたアルキルでアシル化し、ついで
(C)必要なら脱保護する
ことからなる。
この別法は、ジアシル化H2G誘導体の調製が容易である点および精製工程が殆どまたは全く必要でない点で有利である。ジアシル化H2G誘導体のアシル基の一方のみの選択的な除去は、反応条件、とりわけ温度、反応物の添加速度および塩基の選択を操作することにより達成できる。
それゆえ、この別法の合成経路に利用できる化合物は、式:
Figure 0004171069
(式中、R1およびR2はバリルまたはイソロイシル(任意にN−保護されている)または−C(=O)C3〜C21飽和またはモノ不飽和の任意に置換されたアルキル;R3はOHまたはH)
を有するものである。
この別法において合成を容易にするため、R1およびR2はともに最初から同じであるのが好ましく、同じアミノ酸エステルであるのが最も好ましい。かかるジ−アミノ酸エステルは、その調製において一般にN−保護され、この条件にて選択的な脱アシル化工程に直接用いることができる。別のやり方として、そのようなN−保護ジ−アミノアシル化H2G誘導体は、下記に記載するように、脱保護し、必要に応じて再保護することができる。それゆえ、保護されていないジ−アミノアシルH2G誘導体は下記化合物の一つを含む:
(R)−9−[2−(L−イソロイシルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−(L−バリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(L−イソロイシルオキシメチル)ブチル]プリン、および
(R)−2−アミノ−9−[4−(L−バリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン。
これら保護されていないH2Gジアシル化誘導体はアシル基の一方の(典型的には側鎖4−位アシル)選択的な脱アシル化に直接供することができ、ついで遊離した4−ヒドロキシを上記と同様にして酵素的にアシル化する。別のやり方として、保護されていないH2Gジアシル化誘導体を再保護し、ついで選択的な脱アシル化に供し、ついで今度は反応式AおよびBに記載したような脂肪酸エステルによる通常のアシル化を行うことができる。都合のよいことには、かかる再保護工程はその後のアシル化に適した性質を有する異なるN−保護基を用いて行う。たとえば、ジ−アミノ酸H2G誘導体を調製する場合には、保護基の脂肪親和性の性質がアシル化生成物の分離を助けるのでFmocなどの脂肪親和性のN−保護基を用いるのが都合がよい。一方、Fmocの脂肪親和性の性質は脂肪酸でアシル化を行う際には有用性はほとんどなく、それゆえBOCなどの別のN−保護基を用いてジアシル化H2Gを再保護するのが都合がよい。
式Iの化合物の製造を上記本発明の第一の側面の方法における工程(b)(i)、(ii)または(iii)の新規なモノアシル化中間体から開始できることもまた明らかであろう。それゆえ、これら化合物は、式:
Figure 0004171069
(式中、R1およびR2の一方は
(i)−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2
(ii)−C(=O)C3〜C21飽和またはモノ不飽和の任意に置換されたアルキル、または
(iii)位置選択的な保護基;
1およびR2の他方は水素;
3はOHまたはH)
で示されるものである。
それゆえ、有用な化合物としては以下のものが挙げられる:
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(トリチルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(9−(9−フェニル)キサンテニルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(1,1−ビス(4−メチルフェニル)−1’−ピレニルメチルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(デカノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル)−4−(ドデカノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(テトラデカノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル)−4−(ヘキサデカノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(オクタデカノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル)−4−(エイコサノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(ドコサノイルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(デカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ドデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(テトラデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ヘキサデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(オクタデカノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(エイコサノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ドコサノイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(L−イソロイシルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン、
(R)−2−アミノ−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[2−ヒドロキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]プリン、
(R)−2−アミノ−9−[4−ヒドロキシ−2−(L−イソロイシルオキシメチル)ブチル]プリンおよび
(R)−2−アミノ−9−[4−ヒドロキシ−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]プリン。
上記本発明の第一の側面の方法の工程(c)における位置選択的に保護した側鎖4−ヒドロキシ中間体もまた新規な化合物である。
それゆえ、有用な化合物としては以下のものが挙げられる:
(R)−9−[2−デカノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ドデカノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−テトラデカノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ヘキサデカノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−オクタデカノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−エイコサノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン、
(R)−9−[2−ドコサノイルオキシメチル−4−(t−ブチルジフェニルシリル)ブチル]グアニン。
式IにおいてR3が−OHである本発明の化合物の他の製造方法を反応式Cに示す。
Figure 0004171069
反応式Cを参照すると、マロン酸エステル(R4およびR5は低級アルキルまたはベンジルなど)を約−40℃〜約190℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、DMFまたはTHFまたはジオキサンまたはジオキソランまたはN−メチルピロリドンなど)中の約0.5〜約2.0モル当量の塩基(たとえば、カリウムt−ブトキシドまたはナトリウムエトキシドまたはNaHまたはKHなど)の存在下、約0.5〜約2.0モル当量のアセタール(R6およびR7は低級アルキルまたはベンジルなどであるかまたはR6とR7とは一緒になって−CH2CH2−または−CH2CH2CH2−または−CH2CH2CH2CH2−、X1は脱離基(たとえば、Cl、BrまたはI、またはメタンスルホネート、トリフラート、p−トルエンスルホネート、ベンゼンスルホネートなどのスルホネート))との反応によりアルキル化してアルキル化マロン酸エステルを得る。
を約−20℃〜約100℃の温度、不活性溶媒(たとえば、THFまたはメチルt−ブチルエーテルまたはt−BuOHなど)中にて約0.5〜約4.0モル当量のエステル→アルコール還元剤(たとえば、LiBH4またはCa(BH42またはNaBH4またはLiAlH4など)で還元するとジオールを得る。リパーゼ(たとえば、リパーゼPS−30またはリパーゼPPLまたはリパーゼCCLなど)またはホスホリパーゼ(たとえば、ホスホリパーゼDなど)の存在下での約1.0〜約20.0モル当量のビニルエステル(R8はC3−C21飽和またはモノ不飽和の任意に置換されたアルキル)との反応によるの酵素的エステル化によりエステルの所望の立体異性体を得る。この反応は溶媒の不在下でも不活性な溶媒(たとえば、メチルt−ブチルエーテルまたはトルエンまたはヘキサンなど)の存在下でも行うことができる。この反応は約−20℃〜約80℃の温度にて行う。
を約−25℃〜約100℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、メチレンクロライドまたはトルエンまたは酢酸エチルなど)中でハロゲン化剤(たとえば、NBS/P(Ph)3またはNCS/P(Ph)3またはPOCl3またはNCS/P(Ph)3/NaIなど、アセトン中)と反応させるかまたは不活性溶媒(たとえば、メチレンクロライドまたはトルエンまたは酢酸エチルなど)中、約1.0〜約4.0モル当量の塩基(たとえば、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムまたはピリジンまたはジメチルアミノピリジンまたはエチルジイソプロピルアミンなど)の存在下で約0.8〜約2.0モル当量のスルホニルハライド(たとえば、ベンゼンスルホニルクロライド、トルエンスルホニルクロライドまたはメタンスルホニルクロライドなど)と反応させることにより、のアルコール置換基を脱離基(たとえば、ハロゲンまたはスルホネート)に変換してエステル(X2はハロゲンまたはスルホネート脱離基)を得る。
を約−25℃〜約140℃にて不活性溶媒(たとえば、DMFまたはTHFまたはアセトニトリルまたはN−メチルピロリドンまたはエタノールなど)中、約1.0〜約6.0モル当量の塩基(たとえば、炭酸カリウムまたはNaHまたはKHまたはNaOHまたはKOHまたはリチウムジイソプロピルアミドなど)の存在下で約0.9〜約2.0モル当量の2−アミノ−4−クロロプリンと反応させて置換プリンを得る。
別のやり方として、アルコールを2−アミノ−4−クロロプリンとミツノブカップリングして(たとえば、P(Ph)3/ジエチルアジドカルボキシレート)を得る。
を約−25℃〜約150℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、THFまたはDMFなど)中、約1.0〜約6.0モル当量の塩基(たとえば、カリウムt−ブトキシドまたは炭酸カリウムまたはNaHまたはKHまたはリチウムジイソプロピルアミドなど)の存在下で約2.0〜約20モル当量のアルコールR9OH(R9はベンジルなどのアルコール保護基)と反応させてアルコール10を得る。
10のアルコール保護基R9を除去して(たとえば、Pd/CまたはPd(OH)2などの水素化触媒の存在下、エタノールやベンジルアルコールやメタノールやTHFなどの不活性溶媒中での接触水素化により)置換グアニン11を得る。
11を約−25℃〜約100℃の温度にて(a)不活性溶媒(たとえば、THFまたはDMFなど)中、約0.8〜約2.0モル当量のR10COOHおよびカップリング試薬(たとえば、DCC/DMAPなど)と反応させるか、または(b)不活性溶媒(たとえば、メチレンクロライドまたはTHFまたはピリジンまたはアセトニトリルまたはDMFなど)中、約0〜約3.0モル当量の塩基(たとえば、ピリジンまたはトリエチルアミンまたはエチルジイソプロピルアミンまたはDBUまたは炭酸カリウムなど)の存在下で約0.8〜約2.0モル当量のR10COOHの活性化誘導体(たとえば、酸クロライドまたはN−ヒドロキシスクシンイミドエステルまたはR10C(O)OC(O)R10など)と反応させることによりエステル化してエステル12を得る。
12をまず不活性溶媒(たとえば、THF/H2Oまたはメチレンクロライド/H2Oまたは酢酸エチル/H2Oまたはエタノール/H2Oまたはメタノール/H2Oなど)中、約0.1〜約10.0モル当量の酸(たとえば、トリフルオロメタンスルホン酸またはHClまたは酢酸または硫酸など)と反応させることにより12のアセタール置換基を脱保護し、得られるアルデヒドを還元する。得られた粗製の反応混合物に、約0.1〜約10.0モル当量の塩基(たとえば、重炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムまたはトリエチルアミンまたはピリジンまたはKOHなど)、さらなる不活性溶媒(たとえば、THFおよびまたはメチレンクロライドまたは酢酸エチルまたはメチルt−ブチルエーテルまたはイソプロパノールなど)および約0.3〜約5.0モル当量のアルデヒド還元剤(たとえば、水素化ホウ素ナトリウムまたはRaNi/H2など)を約−25℃〜約100℃の温度にて加えてアルコール13を得る。
13を約25℃〜約100℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、THFまたはジオキサンまたはジオキソランまたはDMFまたはメチレンクロライドなど)中、約0.8〜約3.0モル当量のN−保護アミノ酸P1NHCH(R11)COOHまたはその活性化誘導体(P1はN−保護基、R11はイソプロピルまたはイソブチル)と反応させてアルコール14を得る。14をN−脱保護して式IにおいてR3が−OHである本発明の化合物を得る。
別のやり方として、化合物13をP1NHCH(R11)COOH由来の対称無水物(すなわち、P1NHCH(R11)C(O)O−C(O)CH(R11)NHP1)と反応させてR3が−OHであるを得ることができる。
3が−OHである化合物の他の製造方法を反応式Dに示す。
Figure 0004171069
マロン酸エステル(R4およびR5は低級アルキルまたはベンジルなど)を約−40℃〜約190℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、DMFまたはTHFまたはジオキサンまたはジオキソランまたはN−メチルピロリドンなど)中、約0.5〜約2.0モル当量の塩基(たとえば、カリウムt−ブトキシドまたはナトリウムエトキシドまたはNaHまたはKHなど)の存在下、約0.5〜約2.0モル当量のエーテル15(X1は脱離基(たとえば、Cl、BrまたはI、またはメタンスルホネート、トリフラート、p−トルエンスルホネート、ベンゼンスルホネートなどのスルホネート)、R12は−CH(Ph)2、−C(Ph)3または−Si(t−Bu)(Me)2など)との反応によりアルキル化してアルキル化マロン酸エステル16を得る。
16を約−20℃〜約100℃の温度、不活性溶媒(たとえば、THFまたはメチルt−ブチルエーテルまたはエタノールまたはt−ブタノールなど)中にて約0.5〜約4.0モル当量のエステル→アルコール還元剤(たとえば、LiBH4またはCa(BH42またはNaBH4またはLiAlH4など)で還元するとジオール17を得る。リパーゼ(たとえば、リパーゼPS−30またはリパーゼPPLまたはリパーゼCCLなど)またはホスホリパーゼ(たとえば、ホスホリパーゼDなど)の存在下での約1.0〜約20.0モル当量のビニルエステル(R8はC3−C21飽和またはモノ不飽和の任意に置換されたアルキル)との反応による17の酵素的エステル化によりエステル18の所望の立体異性体を得る。この反応は溶媒の不在下でも不活性な溶媒(たとえば、メチルt−ブチルエーテルまたはトルエンまたはヘキサンなど)の存在下でも行うことができる。この反応は約−20℃〜約80℃の温度にて行う。
18を約−25℃〜約100℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、メチレンクロライドまたはトルエンまたは酢酸エチルなど)中でハロゲン化剤(たとえば、NBS/P(Ph)3またはNCS/P(Ph)3またはPOCl3またはNCS/P(Ph)3/NaIなど、アセトン中)と反応させるかまたは不活性溶媒(たとえば、メチレンクロライドまたはトルエンまたは酢酸エチルまたはピリジンまたはメチルt−ブチルエーテルなど)の存在下、約1.0〜約4.0モル当量の塩基(たとえば、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムまたはピリジンまたはジメチルアミノピリジンまたはエチルジイソプロピルアミンなど)の存在下で約0.8〜約2.0モル当量のスルホニルハライド(たとえば、ベンゼンスルホニルクロライド、トルエンスルホニルクロライドまたはメタンスルホニルクロライドなど)と反応させることにより、18のアルコール置換基を脱離基(たとえば、ハロゲンまたはスルホネート)に変換してエステル19(X2はハロゲンまたはスルホネート脱離基)を得る。
19を約−25℃〜約140℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、DMFまたはTHFまたはアセトニトリルまたはN−メチルピロリドンまたはエタノールなど)中、約1.0〜約6.0モル当量の塩基(たとえば、炭酸カリウムまたはNaHまたはKHまたはNaOHまたはKOHまたはリチウムジイソプロピルアミドなど)の存在下で約0.9〜約2.0モル当量の2−アミノ−4−クロロプリンと反応させて置換プリン20を得る。
別のやり方として、アルコール18を2−アミノ−4−クロロプリンとミツノブカップリングして(たとえば、P(Ph)3/ジエチルアジドカルボキシレート)20を得る。
20を約−25℃〜約150℃の温度にて不活性溶媒(たとえば、THFまたはDMFなど)中、約1.0〜約6.0モル当量の塩基(たとえば、カリウムt−ブトキシドまたは炭酸カリウムまたはNaHまたはKHまたはリチウムジイソプロピルアミドなど)の存在下で約2.0〜約20.0モル当量のアルコールR9OH(R9はベンジルなどのアルコール保護基)と反応させてアルコール21を得る。
21のアルコール保護基R9を除去して(たとえば、Pd/CまたはPd(OH)2などの水素化触媒の存在下、エタノールやベンジルアルコールやメタノールやTHFなどの不活性溶媒中での接触水素化により)置換グアニン22を得る。
23を(a)還元剤(たとえば、HCO2HおよびPd/Cなど)と反応させるか(R12が−CH(Ph)2または−C(Ph)3の場合)、または(b)脱シリル化剤(たとえば、Bu4NFなど)と反応させる(R12が−Si(t−Bu)(Me)2の場合)ことにより23のエーテル置換基を脱保護して13を得る。
アルコール13は反応式Cに示したようにに変換できる。
さらに他のやり方は、アルコールまたは17をビニルエステルCH2=CH−OC(O)R10(すなわち、反応式CおよびDにおいてR8=R10)で酵素的にエステル化してまたは18中に最終生成物の所望のカルボン酸エステルを直接導入することを含む。このことにより、12または2023に含まれるエステル加水分解および再エステル化をなしですませることができる。
反応式CおよびDの手順は、非環状側鎖の各ヒドロキシル基が異なるヒドロキシ保護基または前駆体基の使用により識別されるという事実により特徴付けられる。このことにより、アミノ酸基かまたは脂肪酸基のいずれかによる各ヒドロキシ基の選択的なアシル化が可能となる。
反応式CおよびDはR1がアミノ酸由来でありR2が脂肪酸由来である本発明の化合物の態様を参照して説明および記載してある。しかしながら、それぞれの反対の反応式がR1が脂肪酸由来でありR2がアミノ酸由来である化合物に適用しうることが明らかであろう。
発明の詳細な記載
ここで、本発明は下記の限定されない実施例、比較例および添付の図面を参照して例示による説明されるであろう。添付の図面において:
図1は、生物学的実施例3でさらに説明するように、本発明の化合物またはH2Gの他のプロドラッグ誘導体を投与したカニクイザルでの血漿H2Gレベルを時間の関数として表したものである;
図2は、生物学的実施例4でさらに説明するように、種々の投与量の本発明の化合物または従来技術の抗ウイルス剤を投与した単純ヘルペス感染マウスでの生存率を時間の関数として表したものである。
実施例1
(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
本実施例は、製造反応式Aの適用を説明するものである。
(a)(R)−9−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)−2−(ヒドロキシメチル)ブチル]グアニン
N−t−BOC−L−バリン(5.58g、25.7ミリモル)、DMAP(0.314g、2.57ミリモル)およびDCC(6.52g、31.6ミリモル)を加える前に、H2G(5g、19.7ミリモル)をDMF(300ml)中に加熱下で溶解し、室温に冷却した。この混合物を室温にて24時間撹拌し、ついで濾過した。生成物をシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけ、CH2Cl2/MeOHで溶出して所望の中間体生成物2.4gを得た。
Figure 0004171069
(b)(R)−9−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
工程(a)の生成物(185mg、0.41ミリモル)をピリジン(5ml)に溶解し、溶液を氷浴中で冷却し、ステアロイルクロライド(179μl、0.531ミリモル)を加えた。溶液を氷浴中にて2時間保持し、ついで室温にて1時間保持した。ついで、これを蒸発させ、シリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。ジクロロメタン/メタノールで溶出して所望の中間体生成物143mgを得た。
(c)(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)の生成物(138mg、0.192ミリモル)を氷浴中で冷却し、トリフルオロ酢酸(5ml)を加えた。溶液を氷浴中で45分間保持し、ついで蒸発させて油状物を得た。水(0.5〜1ml)を加え、2度蒸発させた。残渣をもう1度水(5ml)に溶解し、濾過し、凍結乾燥して所望の生成物148mgをビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例2
(R)−9−[2−(ミリストイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアロイルクロライドの代わりにミリストイルクロライドを用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例3
(R)−9−[2−(オレオイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアロイルクロライドの代わりにオレオイルクロライドを用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例4
(R)−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
(a)(R)−9−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)−2−(ブチリルオキシメチル)ブチル]グアニン
DCC(110mg、0.53ミリモル)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、酪酸(82mg、0.93ミリモル)を加えた。室温で4時間後、混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残渣をピリジン(5ml)に溶解し、(R)−9−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)−2−ヒドロキシメチル]ブチル]グアニン(200mg、0.44ミリモル)(実施例1、工程(a))を加えた。混合物を室温にて120時間撹拌した。TLCにより反応は不完全であったので上記手順を用いてさらに無水物を調製した。この無水物を加え、混合物をさらに20時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、まずシリカゲル上、ついで酸化アルミニウム上のクロマトグラフィーにかけ、両方の場合にジクロロメタン/メタノールで溶出して中間体生成物79mgを得た。
(b)(R)−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(a)の中間体生成物を実施例1工程(c)と同様にして脱保護して所望の生成物84mgをビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例5
(R)−9−[2−(デカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアロイルクロライドの代わりにデカノイルクロライドを用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例6
(R)−9−[2−(ドコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアリルクロライドと溶媒としてのDMFとジクロロメタンとの混合物との代わりに実施例1工程(a)のDMAP/DCC条件をドコサン酸とともに用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例7
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
本実施例は、製造反応式Bの適用を説明するものである。
(a)(R)−9−[2−ヒドロキシメチル4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン
H2G(2g、8ミリモル)を乾燥DMFとともに2回共蒸発させ、ついで乾燥DMF(120ml)およびピリジン(1ml)中に懸濁した。懸濁液にジクロロメタン(20ml)中のt−ブチルジフェニルクロロシラン(2.1ml、8.2ミリモル)を0℃にて30分間かけて滴下した。滴下完了時点で反応混合物は透明な溶液となった。反応を0℃で2時間続け、ついで4℃で一夜保持した。反応液にメタノール(5ml)を加えた。室温で20分後、反応混合物を小容量まで蒸発させ、炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタンで2回抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させた。生成物を、MeOH濃度を段階的に大きくするメタノール/ジクロロメタン系を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離した。生成物をCH2Cl2中の7%MeOHで溶出して1.89gを得た。
(b)(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン(2.31g、5ミリモル)を乾燥ピリジンとともに2回共蒸発させ、ピリジン(20ml)中に溶解した。溶液にジクロロメタン(2ml)中のステアロイルクロライド(1.86ml、5.5ミリモル、テクニカルグレード)を−5℃にてゆっくりと滴下した。反応液を同温度にて1時間、ついで5℃で2時間保持した。反応をTLCによりモニターした。反応が未完了であったため、−5℃にてステアロイルクロライド(0.29ml)をさらに加えた。5℃にて30分後、メタノール(3ml)を加え、反応混合物を20分間撹拌した。ついで、これを炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥させ、生成物を、MeOHを段階的に大きくするシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、CH2Cl2中の3.5%MeOHで溶出した(収量2.7g)。
(c)(R)−9−[(4−ヒドロキシ−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン(2.7g、3.56ミリモル)を乾燥THF(30ml)に溶解し、溶液にフッ化水素−ピリジン(1.5ml)を加えた。反応を4℃で一夜保持し、TLCによりモニターした。反応は約80%変換に達した。さらにHF−ピリジン(0.75ml)を加えた。4時間後、TLCは出発物質が消失したことを示した。温度を上げることなく反応混合物を真空濃縮し、さらにピリジン(5ml)を加え、再び蒸発させた。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離した(収量1.26g)。
(d)(R)−9−[4−(N−BOC−L−イソロイシルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン(135mg、0.26ミリモル)およびN−BOC−L−イソロイシン(180mg、0.78ミリモル)を乾燥DMFとともに2回共蒸発させ、同溶媒(3.5ml)中に溶解した。溶液に1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(160mg、0.78ミリモル)および4−ジメチルアミノピリジン(4.8mg、0.039ミリモル)を加えた。18時間反応させた後、反応混合物をセライト濾過し、通常通り処理した。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離し、CH2Cl2中の5%MeOHで溶出した(収量160mg)。
(e)(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
工程(d)の(R)−9−[4−(N−BOC−L−イソロイシルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン(150mg、0.205ミリモル)を0℃にてトリフルオロ酢酸(3ml)で20分間処理した。溶液を真空蒸発させた。残渣をトルエンとともに2回共蒸発させ、真空下に数時間保持した。残渣をMeOH(2ml)中に溶解し、蒸発させてトリフルオロ酢酸塩をガラス状の生成物として得た(収量191mg)。
Figure 0004171069
実施例8
(R)−9−[2−(デカノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアロイルクロライドの代わりにデカノイルクロライドを用い、実施例7と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例9
(R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ミリストイルオキシメチル)ブチル]グアニン
工程(a)においてN−BOC−バリンの代わりにN−BOC−L−イソロイシンを用い、工程(b)においてステアリルクロライドの代わりにミリストイルクロライドを用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロアセチル塩として得た。
Figure 0004171069
実施例10
(R)−9−[2−(4−アセチルブチリルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてN−t−Boc−L−バリンの代わりに実施例1工程(a)のDCC/DMAP条件を4−アセチル酪酸とともに用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例11
(R)−9−[2−(ドデカノイルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアロイルクロライドの代わりにドデカノイルクロライドを用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例12
(R)−9−[2−パルミトイルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)においてステアロイルクロライドの代わりにパルミトイルクロライドを用い、実施例1と同様にして標記化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例13
(R)−2−アミノ−9−[2−ステアロイルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン
本実施例は、基R1の脱酸素化を示すものである。
(a)(R)−2−アミノ−9−(2−ステアロイルオキシメチル−4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)ブチル)−6−クロロプリン:
実施例1工程(b)の(R)−9−(2−ステアロイルオキシメチル−4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)ブチル)グアニン(646mg、0.9ミリモルのアセトニトリル中の溶液にテトラメチルアンモニウムクロライド(427mg、2.7ミリモル)、N,N−ジエチルアニリン(0.716ml、4.5ミリモル)およびオキシ塩化リン(0.417ml、4.5ミリモル)を加えた。反応を還流下で保持し、進行をTLCによりモニターした。3時間後、反応混合物を真空蒸発させ、残渣をジクロロメタンに溶解し、ついで冷炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機相を蒸発させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。収量:251mg。
Figure 0004171069
(b)(R)−2−アミノ−9−(2−ステアロイルオキシメチル−4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)ブチル)プリン:
メタノール/酢酸エチル(6ml、3:1V/V)中の(R)−2−アミノ−9−(2−ステアロイルオキシメチル−4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)ブチル)−6−クロロプリン(240mg、0.33ミリモル)の溶液にギ酸アンモニウム(105mg、1.65ミリモル)および10%パラジウム/炭素(15mg)を加えた。反応を還流下で1時間保持し、ギ酸アンモニウム(70mg)を再度加えた。さらに1時間後にTLCが反応の完了を示したので、混合物をセライト濾過し、エタノールで充分に洗浄した。濾液を蒸発させ、シリカゲルカラムで精製した。収量:193mg。
Figure 0004171069
(c)(R)−2−アミノ−9−(2−ステアロイルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル)プリン:
(R)−2−アミノ−9−(2−ステアロイルオキシメチル−4−(N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリルオキシ)ブチル)プリン(180mg、0.26ミリモル)を0℃にてトリフルオロ酢酸(5ml)で40分間処理した。これを、ついで真空蒸発させ、トルエンおよびメタノールで順番に共蒸発させた。残渣を一夜凍結乾燥して所望の生成物195mgを得た。
Figure 0004171069
実施例14
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニンの他の製造法
(a)4,4−ジエトキシ−2−エトキシカルボニル酪酸エチルの製造
Figure 0004171069
カリウムtert−ブトキシド(141.8g、1.11当量)を乾燥DMF(1L)中に溶解した。マロン酸ジエチル(266mL、1.54当量)を5分間かけて加えた。ブロモアセトアルデヒドジエチルアセタール(172mL、1.14モル)を5分間かけて加えた。混合物を120℃(内部温度)に加熱し、120℃にて5時間撹拌した。混合物を静置して室温に冷却し、水(5L)に注ぎ、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE、3×600mL)で抽出した。有機溶液をMgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、蒸留して(0.5mm、95−140℃)所望のジエステル(244g、78%)を無色油状物として得た。
Figure 0004171069
(b)4,4−ジエトキシ−2−(ヒドロキシメチル)−ブタノールの製造
Figure 0004171069
LiBH4(購入した溶液、THF中に2M、22.5mL)と実施例14工程(a)の生成物(15mLのTHF中に5g、18.1ミリモル)とを混合し、60℃に温め、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を静置して室温に冷却し、反応容器を冷水浴中に置いた。ついで、トリエタノールアミン(5.97mL、1当量)を、反応混合物の温度が20〜25℃の間に保持されるような速度で加えた。食塩水(17.5mL)を気体発生を制御しうる速度で加え、混合物を室温で45分間撹拌した。層を分離し、有機層を食塩水(2×15mL)で洗浄した。コンバインした食塩水洗浄液をMTBE(メチルtert−ブチルエーテル、3×20mL)で抽出した。コンバインした有機抽出物を蒸発させ、残渣をMTBE(50mL)中に溶解し、食塩水(25mL)で洗浄した。食塩水層をMTBE(3×25mL)で逆抽出した。コンバインした有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して所望のジオール(3.36g、15.5ミリモル、97%)を無色油状物として得た。
Figure 0004171069
(c)(2R)−2−アセトキシメチル−4,4−ジエトキシ−ブタノールの製造
Figure 0004171069
10ml容の1首丸底フラスコ中に実施例14工程(b)の生成物(3.84g、20ミリモル)を入れ、ついで酢酸ビニル(2.6g、30ミリモル)および最後にリパーゼPS30(69mL、アマノ(Amano)、ロンバード、イリノイから購入)を加えた。混合物を周囲温度で16時間撹拌した。反応の進行をTLC(2/1ヘキサン−EtOAc;Ce(SO43で染色し、ホットプレート上で黒焦げにした(charred);ジオールのr.f.は0.1、モノアセテートは0.3、ビスアセテートは0.75である)により厳密にモニターした。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、5ミクロンフィルターで濾過した。フィルターをCH2Cl2でさらに洗浄した。ついで、濾液を真空濃縮して所望の生成物を得た。
(d)(2S)−2−アセトキシメチル−4,4−ジエトキシブチルトルエンスルホネートの製造
Figure 0004171069
マグネチックスターバーおよび隔壁を備えた100ml容の1首丸底フラスコ中にN2下にて実施例14工程(c)の粗製の生成物(4.62g、19ミリモル)、乾燥CH2Cl2(20mL)およびEt3N(5.62mL、40ミリモル)を加えた。この溶液にトシルクロライド(4.76g、25ミリモル)を加えた。得られた混合物を周囲温度で4時間撹拌した。H2O(0.27g、15ミリモル)を加え、4時間激しく撹拌した。反応混合物を80mLのEtOAcおよび50mLのH2Oで希釈し、水性層を分離した。有機層に75mLの5%KH2PO4水溶液を加えた。層を混合および分離後、水性層を除いた。有機層を50mLの飽和NaHCO3溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空濃縮して所望の生成物を7.40gの一定重量とした。
Figure 0004171069
(e)
Figure 0004171069
の製造
50mL容の1首丸底フラスコ中に実施例14工程(d)の生成物(3.88g、10ミリモル)、無水DMF(20mL)、2−アミノ−4−クロロ−プリン(2.125g、12.5ミリモル)およびK2CO3(4.83g)を加えた。得られた懸濁液をN2ブランケット(blanket)下で40℃にて20時間撹拌した。混合物をロータリーエバポレーター上で濃縮して大部分のDMFを除いた。残渣をEtOAc(50mL)およびH2O(50mL)で希釈した。反応混合物を分別漏斗に移し、振盪し、水性層を分離した。水性層をEtOAc(25mL)で抽出した。有機層をコンバインし、5%KH2PO4(75mL)で洗浄した。有機層を分離し、H2O(75mL)、食塩水(75mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空濃縮して粗製の生成物3.95gを得た。粗製の生成物を40mLのメチル−t−ブチルエーテルでスラリー化した。この混合物を4℃で一夜撹拌し、混合物を濾過した。濾液を濃縮して3.35gの生成物を油状物(HPLC分析に基づいて所望の生成物2.6gを含有)として得た。
Figure 0004171069
(f)
Figure 0004171069
の製造
500mL容の1首丸底フラスコ中にベンジルアルコール(136mL)を加え、0℃に冷却し、ついでKO−t−Bu(36g、321ミリモル)を少しずつ加えた。温度を40℃まで温め、混合物を20分間撹拌した。この混合物に、25mLの無水THFおよびベンジルアルコール(30mL)中に溶解した実施例14工程(e)の粗製生成物(24.7g、64.2ミリモル)を0℃にて加えた。温度を2時間かけてゆっくりと8℃に温めた。反応混合物を500mLの氷に注ぎ、500mLのMTBEで抽出した。有機層を250mLの食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空濃縮して193gの所望の生成物のベンジルアルコール溶液を得た。HPLC分析は、この溶液が25.96gの所望の生成物を含有することを示した。
Figure 0004171069
(g)
Figure 0004171069
の製造
100mL容の1首丸底フラスコ中に、無水EtOH(20mL)中に溶解した実施例14工程(f)の粗製の生成物(1.30g、3.13ミリモルの実施例14工程(f)の生成物を含有するベンジルアルコール溶液を9.65g)を加えた。これに5mLの無水EtOH中でスラリー化した0.45gの10%Pd/Cを加えた。反応フラスコを排気し、H2のバルーンでH2を3回加えた。反応フラスコを1気圧H2で与圧し、反応混合物を一夜撹拌した。反応混合物をケイソウ土のパッドで濾過してPd/Cを除いた。揮発成分を真空下で除いた。残渣を25mLの酢酸イソプロピルと混合し、ついで真空濃縮した。残渣をEtOAc(10mL)で希釈し、所望の生成物でシーディングし(seeded)、加熱還流し、ついでCH3CN(2mL)およびMTBE(35ml)を加えた。混合物を30分間撹拌した。沈殿を濾過し、所望の生成物を600mgの一定重量まで乾燥させた。
Figure 0004171069
(h)
Figure 0004171069
の製造
25mL容の1首丸底フラスコ中に、実施例14工程(g)の生成物(0.650g、2.0ミリモル)、ピリジン(4mL)およびCH2Cl2(2mL)、DMAP(10mg)を加えた。混合物を−5℃に冷却し、CH2Cl2(0.5mL)中に溶解したステアロイルクロライド(790mg、2.6ミリモル)を5分間かけて加えた。得られた混合物を−5℃で16時間撹拌した。無水EtOH(0.138g、3.0ミリモル)を加え、混合物をさらに1時間撹拌した。反応混合物を真空濃縮した。残渣にトルエン(30mL)を加え、ついで混合物を真空濃縮した。再びトルエン(30mL)を残渣に加え、ついで混合物を真空濃縮した。残渣に1%KH2PO4(25mL)を加え、この混合物をCH2Cl2(60mL)で抽出した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空濃縮して1.65gの一定重量とした。粗製の生成物を40gのSiO2上のクロマトグラフィーにかけ、95/5 CH2Cl2−EtOHで溶出して所望の生成物367mgを得た。
Figure 0004171069
(i)
Figure 0004171069
の製造
25mL容の1首丸底フラスコ中に、THF(1.7mL)に溶解した実施例14工程(h)の生成物(0.234g、0.394ミリモル)を加えた。この溶液にH2O(180mg)中のトリフルオロメタンスルホン酸(0.108g)を加えた。混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物に飽和NaHCO3溶液(10mL)、THF(5mL)、CH2Cl2(2mL)およびNaBH4(0.10g)を加えた。この混合物を30分間撹拌した。反応混合物にKH2PO4の5%溶液(30mL)を加えた。この混合物を2×15mLのCH2Cl2で抽出した。有機層をコンバインし、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空濃縮して207mgの一定重量とした。この物質をEtOAc(8mL)およびCH3CN(0.5mL)から再結晶して所望の生成物173mgを得た。
Figure 0004171069
実施例15
(R)−9−[4−(N−tert−ブチルオキシカルボニル−L−バリルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニンの他の製造法
(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン(45g)およびTHF(950ml)を2L容フラスコ中でコンバインした。ついで、Boc−L−バリン(3.22g、0.25当量)を加え、ついでテトラブチルアンモニウムフルオライド(THF中に1M、89.05mL)を10分間かけて加えた。透明な反応混合物を室温で2時間50分間撹拌し、反応の進行をTLC(90/10 CH2Cl2/MeOH)によりモニターした。
反応混合物にBoc−L−バリン(35.43g、2.75当量)、DCC(36.67g、2.75当量)およびTHF(25ml)中のジメチルアミノピリジン(1.1g、0.15当量)を加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌した。DCCを濾去し、CH2Cl2で洗浄した。濾液を濃縮し、残渣を2リットルのCH2Cl2中に取り、2Lの1/2飽和重炭酸ナトリウム溶液および食塩水溶液で洗浄した。乾燥および蒸発させると約100gの粗製の生成物が得られた。この物質を3%MeOH/CH2Cl2〜5%MeOH/CH2Cl2を用いたシリカクロマトグラフィー(シリカを6000ml)により精製して所望の生成物38.22mgを得た。
実施例16
(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニンの他の製造法
(a)(R)−9−[2−ヒドロキシメチル)−4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン
H2G(450.0g、1.78モル)およびN,Nジメチルホルムアミド(6.4kg)をブッチ(Bucchi)エバポレーターに入れ、混合物を温めて固体を溶解した。溶液を90℃未満で真空下にて濃縮乾固した。得られた粉末を、スターラー、添加漏斗および温度プローブを備えた22リットル容フラスコに移した。N,N−ジメチルホルムアミド(1.7kg)を加え、ついでピリジン(3.53kg)を加えた。得られた懸濁液を窒素下で−10℃に冷却し、t−ブチルクロロジフェニルシラン(684g、2.49モル)を滴下しながら−5±5℃で撹拌した。得られた混合物を反応が完了するまで(TLC(10:1 メチレンクロライド/メタノール)およびHPLC(4.6×250mmゾルバックス(Zorbax)RxC8(5ミクロン);1.5ml/分の60:40 アセトニトリル−NH4OAC水溶液(0.05M);254nmでUV検出)によりモニター)−5±5℃で撹拌した。水(16kg)を加え、混合物を30分間撹拌して生成物を沈殿させ、ついで混合物を0℃で30分間冷却した。固体を濾過により単離し、生成物のケーキを冷水で洗浄し、空気で吸引乾燥して粗製の生成物をオフホワイトの固体として得た。粗製の固体をピリジン(3kg)中に取り、真空下、60℃で濃縮して水を除去した。乾燥固体残渣をメタノール(10kg)で60℃にて1〜2時間スラリー化し、熱い間に濾過した。濾液を真空濃縮し、固体残渣を酢酸イソプロピル(7kg)とともに30分間還流した。混合物を20℃に冷却し、濾過した。濾過ケーキを50℃で真空乾燥して標記化合物を白色固体(555g)として得た。
(b)(R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブチル]グアニン
実施例16工程(a)の生成物(555g、1.113モル)を50リットル容ブッチエバポレーターに入れた。ピリジン(2.7kg)を滴下して固体を溶解し、混合物を真空下、60℃で蒸発乾固した。残渣を新鮮なピリジン(2.7kg)中に取り、スターラー、添加漏斗および温度プローブを備えた22リットル容のフラスコに移した。溶液を窒素下で−5℃に冷却した。メチレンクロライド(1.5kg)中のステアロイルクロライド(440g、1.45モル)の溶液を温度が0℃以下になるように加えた。4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(15g、0.12モル)を加え、変換が完了するまで(TLC(10:1 メチレンクロライド/メタノール)およびHPLC(4.6×250mmゾルバックスRxC8(5ミクロン);1.5ml/分の60:40 アセトニトリル−NH4OAC水溶液(0.05M);254nmでUV検出)によりモニター)混合物を−5〜0℃で2〜4時間撹拌した。反応の終了時点でアセトニトリル(8.7kg)を加え、混合物を15分間以上撹拌して生成物を沈殿させた。スラリーを0℃にて2時間冷却し、固体を濾過により単離し、濾過ケーキをアセトニトリル(2kg)で洗浄した。所望の生成物を白色固体(775g)として得た。
(c)(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
テトラヒドロフラン(10kg)中の実施例16工程(b)の生成物(765g、0.29モル)の溶液をリアクター中で調製した。テトラヒドロフラン中のテトラ(n−ブチル)アンモニウムフルオライドの溶液(1M溶液を1.7kg、1.7モル)を加え、得られた透明な溶液を20±5℃で4時間撹拌した。水(32kg)を加え、得られたスラリーを1時間撹拌し、ついで0℃に30分間冷却した。沈殿を濾過により単離し、濾過ケーキを水(10kg)およびアセトニトリル(5kg)で順番に洗浄した。真空下、25℃で乾燥した後、702gの粗製の生成物を得た。粗製の生成物を還流THF(4.2kg)および水(160g)中に溶解し、ついで40℃に冷却し、メチレンクロライド(14.5kg)で処理した。混合物を25±5℃に1時間冷却し、ついで5±5℃に1時間冷却して沈殿を完了した。わずかにオフホワイトの粉末を濾過により単離し、真空下、40℃で乾燥させて所望の生成物(416g)を得た。
(d)(R)−9−[4−(N−Cbz−L−バリルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
THF(750ml)中のN−Cbz−L−バリン(169g、0.67モル)の溶液を、メカニカルスターラー、温度計および添加漏斗を備えた2リットル容フラスコ中に調製した。THF(250ml)中のジシクロヘキシルカルボジイミド(69.3g、0.34モル)の溶液を5分間かけて加え、得られたスラリーを20±5℃で2時間撹拌した。スラリーを濾過し、濾過ケーキをTHF(300ml)で洗浄した。濾液および洗浄液をスターラーおよび温度計を備えた3リットル容フラスコに入れた。実施例16工程(c)の生成物(116g、0.22モル)を固体として加え、THF(250ml)で濯いだ。4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(2.73g、0.022モル)を加え、白色スラリーを20±5℃で撹拌した。15分以内に固体はすべて溶解し、反応は1時間以内に完了した(HPLCにより決定:4.6×250mmゾルバックスRxC8カラム;1ml/分の85:15 アセトニトリル−0.2%HClO4水溶液;254nmでUV検出;出発物質は4.1分で溶出し、生成物は5.9分で溶出)。水(5ml)を加えて反応を停止させ、溶液を真空濃縮して薄黄色の半固体を得た。これをメタノール(1.5リットル)中に取り、30分間加熱還流した。溶液を25℃に冷却し、沈殿を濾過により除去した。濾液を真空濃縮して粘性の薄黄色の油状物を得た。アセトニトリル(1L)を加え、得られた白色懸濁液を20±5℃で90分間撹拌した。粗製の固体生成物を濾過により単離し、アセトニトリル(2×100ml)で洗浄し、一夜空気乾燥して所望の生成物をワックス状の粘着性固体(122g)として得た。これをさらに酢酸エチル(500ml)から結晶化し、30℃で真空乾燥することによって精製して所望の生成物を白色のワックス状固体(104g)として得た。
(e)(R)−9−[4−(L−バリルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
温(40℃)エタノール(2.3L)中の実施例16工程(d)の生成物(77g)の溶液を、5%Pd−C(15.4g)とともに水素化リアクターに入れた。混合物を40psiの水素圧下、40℃で4時間激しく撹拌し、排気し、さらに4〜10時間水素化した。触媒を濾去し、濾液を真空濃縮して白色固体を得た。これをエタノール(385ml)とともに25℃で1時間撹拌し、ついで0℃に冷却し、濾過した。濾過ケーキを空気乾燥し、ついで35℃で真空下で乾燥して標記化合物を白色粉末(46g)として得た。
実施例17
(R)−9−[2−(L−バリルオキシ)−4−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
(a)(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン
H2G(506mg;2.0ミリモル)を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(40ml)中にピリジン(400mg;5.06ミリモル)および4−ジメチルアミノピリジン(60mg;0.49ミリモル)とともに溶解した。ステアロイルクロライド(1500mg;4.95ミリモル)を加え、混合物を室温に一夜保った。溶媒のほとんどを真空蒸発させ、残渣を70mlの酢酸エチルおよび70mlの水とともに撹拌し、固体を濾去し、酢酸エチルおよび水で洗浄し、乾燥して680mgの粗製生成物を得た。シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール 15:1)により純粋な標記化合物を白色固体として得た。
Figure 0004171069
(b)(R)−9−[2−(N−Boc−L−バリルオキシメチル)−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン
ジクロロメタン(20ml)中のN−Boc−L−バリン(528mg;2.1ミリモル)およびN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(250mg;1.21ミリモル)の混合物を室温で一夜撹拌し、ジシクロヘキシル尿素を濾去し、少量のジクロロメタンで抽出し、濾液を真空蒸発させて小容量とした。()−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン(340mg;0.654ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン(25mg;0.205ミリモル)および乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)を加え、混合物をN2下、50℃で4時間撹拌した。溶媒を真空蒸発させて小容量とした。シリカゲル、ついで酸化アルミニウム上のカラムクロマトグラフィー(溶出液として酢酸エチル:メタノール:水 15:2:1)により185mg(39%)の純粋な標記化合物を白色固体として得た。
Figure 0004171069
(c)(R)−9−[2−(L−バリルオキシメチル)−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン
)−9−[2−(N−Boc−L−バリルオキシメチル)−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン(180mg;0.25ミリモル)に冷トリフルオロ酢酸(2.0g)を加え、溶液を室温で1時間保持し、蒸発して小容量とし、白色の無定形粉末が得られるまでジオキサンで繰り返し凍結乾燥させた。トリフルオロ酢酸塩として得られた標記化合物の収量は定量的なものであった。
Figure 0004171069
実施例18
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニンの他の製造法
H2G(7.60g、30ミリモル)を乾燥DMF(200ml)中で加熱溶解した。溶液を濾過して固体不純物を除去し、20℃に冷却し(H2Gは結晶化する)、ピリジン(9.0g、114ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン(0.46g、3.75ミリモル)を添加しついでステアロイルクロライド(20.0g、66ミリモル)をゆっくりと加える間、この温度で撹拌した。撹拌を室温で一夜続けた。ついで、溶媒のほとんどを真空留去し、残渣を200mlの酢酸エチルおよび200mlの水とともに撹拌し、固体を濾去し、酢酸エチルおよび水で洗浄し、乾燥させて粗製の生成物を得た。再結晶の代わりとして、粗製の生成物を100mlの酢酸エチル:メタノール:水(15:2:1)とともにほぼ沸騰するまでしばらく加熱し、懸濁液を30℃にゆっくりと冷却し、濾過して溶液中の2”異性体(2”異性体はより低い温度で結晶化する)のほとんどを得た。抽出手順をもう1回繰り返して真空乾燥した後に、ほとんど異性体を含まない生成物6.57g(42%)を得た。
実施例19
結晶性(R)−9−[2−ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニンの製造
実施例16工程(c)の生成物(20.07g、32.5ミリモル)を無水エタノール(400ml)中に加熱溶解し、濾過し、エタノール(117.5ml)でさらに希釈した。この溶液に水(HPLCグレード、103.5ml)を加え、混合物を35〜40℃に冷却した。混合物を冷却した後、水(HPLCグレード、931.5ml)を充分に撹拌しながら一定速度で16時間かけて加えた。すべての水を加えた後、撹拌を室温で4時間続けた。得られた沈殿を紙で濾過し、室温で真空下にて乾燥させて標記化合物を白色の自由流動性の(free flowing)結晶性粉末(19.43g、97%)として得た(融点169〜170℃)。
実施例20
9−R−(4−ヒドロキシ−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル)グアニン
(a)DMF(30ml)中の9−R−(4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−(ヒドロキシメチル)ブチル)グアニン(695mg、1.5ミリモル)の溶液に、N−Boc−L−バリン(488mg、2.25ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン(30mg、0.25ミリモル)およびDCC(556mg、2.7ミリモル)を加えた。16時間後、反応液にN−Boc−L−バリン(244mg)およびDCC(278mg)を再度加え、さらに5時間保持した。反応混合物をセライト濾過し、炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、ついでジクロロメタンで抽出した。有機相を蒸発させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して950mgのN−保護モノアミノアシル誘導体を得た。
(b)上記中間体(520mg、0.78ミリモル)をTHF(15ml)中に溶解した。溶液にピリジン中のフッ化水素(70%/30%、0.34ml)を加えた。2日後、溶液を蒸発させ、トルエンと共蒸発させた。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して311mgの保護モノアミノアシル化合物を得た。
Figure 0004171069
(c)工程(b)の生成物(95mg、0.21ミリモル)をトリフルオロ酢酸(4ml)とジクロロメタン(6ml)との混合物で1時間処理した。溶液を蒸発させ、凍結乾燥して125mgの脱保護モノアミノアシル生成物を得た。
Figure 0004171069
実施例21
(R)−9−(2−ヒドロキシメチル−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル)グアニン
(a)DMF(250ml)中の(R)−9−(2−ヒドロキシメチル−4−ヒドロキシブチル)グアニン(2.53g、10ミリモル)の溶液に、N−Boc−L−イソロイシン(2.77g、12ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン(61mg、0.6ミリモル)およびDCC(3.7g、18ミリモル)を加えた。0℃で16時間反応後、N−Boc−L−イソロイシン(1.3g)およびDCC(1.8g)を再度加え、反応液を室温で一夜保持した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を蒸発させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して1.25gのN−保護モノアミノアシル中間体を得た。
Figure 0004171069
(b)工程(a)の中間体(100mg、0.21ミリモル)をトリフルオロ酢酸(3ml)で0℃にて30分間処理した。溶液を蒸発させ、凍結乾燥して標記脱保護モノアミノアシル生成物を定量的収量で得た。
Figure 0004171069
実施例22
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
実施例1工程(a)の生成物を実施例1工程(c)と同様にしてトリフルオロ酢酸で脱保護した。
Figure 0004171069
実施例23
(R)−9−[2−(L−バリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
(a)(R)−9−[4−(N−Boc−L−バリルオキシ)−2−(N−Boc−L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン
それぞれ2.7当量、0.28当量および3.2当量のN−Boc−バリン、DMAPおよびDCCを用いて実施例1工程(a)に記載の技術を行い、標記化合物を得た。
Figure 0004171069
(b)(R)−9−[4−(L−バリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル]グアニン
実施例23工程(a)の中間体を実施例1工程(c)と同様にして脱保護することにより標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
Figure 0004171069
実施例24
(R)−9−[4−ヒドロキシ−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
実施例7の工程(a)〜(c)に従って標記化合物を調製する。
Figure 0004171069
実施例25
(R)−9−[2−ヒドロキシメチル−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン
実施例17工程(a)の手順により標記化合物を調製する。
Figure 0004171069
実施例26
(R)−9−[2−ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニンの他の製造法
(a)(R)−9−[4−N−ベンジルオキシカルボニル−L−バリルオキシ)2−(ヒドロキシメチル)ブチル]グアニン
乾燥H2G(252mg、1ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン(122mg、1ミリモル)およびN−Cbz−L−バリンp−ニトロフェニルエステル(408mg、1.1ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(16ml)中に溶解した。23℃で30時間撹拌した後、有機溶媒を除去し、残渣を注意深くクロマトグラフィー(シリカ、2%〜7%メタノール/メチレンクロライド)にかけて所望の生成物を白色固体(151mg、31%)として得た。
(b)(R)−9−[4−N−ベンジルオキシカルボニル−L−バリルオキシ)2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン
乾燥メチレンクロライド(2ml)中のステアロイルクロライド(394mg、1.3ミリモル)の溶液を、乾燥ピリジン(5ml)中の工程(a)の生成物(243mg、1ミリモル)および4−ジメチルアミノピリジン(20mg)の溶液に、窒素下、−5℃にてゆっくりと滴下した。この温度で反応混合物を12時間撹拌した。メタノール(5ml)を加え、反応液を1時間撹拌した。溶媒を除去した後、残渣をアセトニトリルでトリチュレートし、クロマトグラフィー(シリカ、0〜5%メタノール/メチレンクロライド)にかけて所望の生成物(542mg、72%)を得た。
(c)(R)−9−[2−ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
工程(b)の生成物(490mg、1ミリモル)をメタノール(30ml)中に溶解し、5%Pd/C(100mg)を加えた。水素を充填したバルーンを反応容器の上部に置いた。23℃で6時間後、TLCは出発物質の不在を示した。反応混合物を0.45ミクロンのナイロン膜で濾過して触媒を除去し、溶媒を除いて所望の生成物を白色固体(350mg、99%)として得た。このものは実施例16で得たものと同一であった(スペクトルおよび分析データ)。
実施例27
(R)−9−(4−ヒドロキシ−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル)グアニンの他の製造法
実施例23工程(b)の(R)−9−(4−(L−バリルオキシ)−2−(L−バリルオキシメチル)ブチル)グアニン(100mg、0.126ミリモル)を0.1N NaOH水溶液(6.3ml、0.63ミリモル)中に室温にて溶解した。定期的にアリコートを取り、0.5Nトリフルオロ酢酸で中和した。アリコートを蒸発させ、HPLCにより分析して反応の進行をモニターした。4時間後、溶液に0.5Nトリフルオロ酢酸溶液(1.26ml、0.63ミリモル)を加え、反応混合物を蒸発させた。所望の生成物をHPLC(YMC、50×4.6mm、勾配0.1%TFA+0〜50%0.1%TFA(アセトニトリル中)、20分間、254nmにてUV検出)により精製した(収率:13.6%)。
Figure 0004171069
実施例28
(R)−9−(2−ヒドロキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル)グアニンの他の製造法
実施例27の反応溶液をHPLC分離して標記化合物を29.2%の収率で得た。
Figure 0004171069
実施例29
(R)−9−[2−ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン一塩酸塩
実施例16工程(d)の生成物(360mg、0.479ミリモル)をメタノール(10ml)と酢酸エチル(10ml)との混合物中に溶解した。溶液に10%Pd/C(100mg)および1N HCl(520μl)を加えた。反応混合物を1気圧H2、室温にて2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液から溶媒を蒸発させて所望の生成物を結晶性固体(300mg)として得た。
製剤実施例A
錠剤の調合
下記成分を0.15mmふるいでスクリーニングし、乾燥混合する。
10g (R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
40g 乳糖
49g 結晶セルロース
1g ステアリン酸マグネシウム
打錠機を用いて混合物を圧錠し、250mgの活性成分を含有する錠剤とする。
製剤実施例B
腸溶錠剤
製剤実施例Aの錠剤に、下記成分を含有する溶液をタブレットコーター(tabletcoater)中でスプレーコーティングする。
120g エチルセルロース
30g プロピレングリコール
10g ソルビタンモノオレエート
1000mlまで 蒸留水
製剤実施例C
除放製剤
50g (R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
12g ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトセルK15)
4.5g 乳糖
を乾燥混合し、ポビドンの水性ペーストで顆粒化する。ステアリン酸マグネシウム(0.5g)を加え、混合物を打錠機で圧錠して500mgの活性成分を含有する13mm直径の錠剤とする。
製剤実施例D
ソフトカプセル
250g (R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
100g レシチン
100g ラッカセイ油
本発明の化合物をレシチンおよびラッカセイ油中に分散させ、ソフトゼラチンカプセル中に充填する。
生物学的実施例1
ラットにおけるバイオアベイラビリティー試験
本発明の化合物のバイオアベイラビリティーをラットモデルにおいて親化合物であるH2Gおよび他のH2G誘導体と比較した。本発明の化合物および比較化合物を複数の(multiples of)3匹の個々に体重を計った動物に経口(カテーテルにより胃中へ)で投与して、被験化合物成分の溶解度に依存して水性(実施例4、5、比較例1〜3、5、8)ビヒクル、落花生油(比較例4、9、10)ビヒクルまたはプロピレングリコール(実施例1〜3、6〜12、17、比較例6、7)ビヒクル中に溶解したプロドラッグ0.1ミリモル/kgを与えた。投与後5時間〜投与後約17時間、動物を絶食し、メタボリックケージ中に維持した。投与後24時間の間、採尿し、分析のときまで凍結させた。尿中のH2Gをステーレ
Figure 0004171069
およびエーベルグ
Figure 0004171069
Antimicrob Agents Chemother.36No2、339〜342(1992)のHPLC/UVアッセイを以下のように改変して用いて分析した:解凍後の試料を蒸留水H2O中で1:100に希釈し、3000rpmで10分間遠心分離してアミコンフィルターで濾過する。2つの30μl試料をHPLCカラム(ゾルバックスSB−C18;75×4.6mm;3.5ミクロン;移動相0.05M NH4PO4、3〜4%メタノール、pH3.3〜3.5;0.5ml/分;254mm、MeOH4%でpH3.33のときのH2Gの保持時間、〜12.5分)上でクロマトグラフィーにかける。バイオアベイラビリティーは、少なくとも3匹の動物で平均した各動物から回収したH2G測定値として計算し、それぞれリンゲル緩衝液ビヒクル中の0.1ミリモル/kgH2Gで頸静脈内注射した4匹の個々に体重を測定したラットの一群から回収した平均24時間尿H2Gのパーセントとして表し、上記のようにして分析した。
比較例1(H2G)は実施例1〜12の製造に用いたのと同じバッチからのものであった。比較例2(モノVal−H2G)および比較例3(ジVal−H2G)の調製は実施例20および実施例23に示してある。比較例4(ジステアロイルH2G)は、実施例1の工程(b)に匹敵するエステル化条件での非保護H2Gのジエステル化により調製した。比較例5および8(Val/AcH2G)は、無水酢酸および関連モノバリンH2Gを用いて実施例4と同様にして調製した。比較例6(Ala/ステアロイルH2G)は、工程4においてN−t−Boc−L−アラニンを用いて実施例6と同様にして調製した。比較例7(Gly/デカノイル)は、N−t−Boc−L−グリシンで調製した工程(a)中間体を用いて実施例5と同様にして調製した。比較例9および10の調製は、それぞれ実施例24および25に示す。その結果を次頁の表2に示す。
Figure 0004171069
本発明の化合物と比較例の化合物とのバイオアベイラビリティーの比較は、R1/R2での脂肪酸とR1/R2でのアミノ酸との特別の組み合わせが対応するジアミノ酸エステルまたはジ脂肪酸エステルに比べて有意に大きなバイオアベイラビリティーをもたらすことを示している。たとえば、このモデルにおいて、実施例1の化合物は比較例3の対応ジバリンエステルに比べて55%良好なバイオアベイラビリティーを示す。実施例4の化合物は対応ジバリンエステルに比べて25%良好なバイオアベイラビリティーを示す。
さらに、たとえば比較例5、6および7の結果から、本発明の特定の脂肪酸のみが特定のアミノ酸との組み合わせで薬動力学パラメータにおけるこれら劇的で予測できない増大をもたらすことも明らかである。
生物学的実施例2
ラットにおける血漿濃度
血漿濃度アッセイを雄のスプラーグドーリー由来ラットで行った。投与に先立ち、動物を一夜絶食させたが水分は自由にとらせた。評価すべき各化合物をプロピレングリコール中で10mgH2G/mlに対応する濃度にて溶液/懸濁液として調製し、室温にて8時間振盪した。ラット群(各群少なくとも4匹のラット)に各化合物の10mg/kg(1ml/kg)経口投与量を与えた;この投与量を胃管栄養法(gavage)により投与した。投与後の選択した時点(投与後0.25時間、0.5時間、1時間、1.5時間、2時間、4時間、6時間、9時間、12時間、15時間および24時間)でヘパリン処理血液試料(0.4ml/試料)を各動物の尾静脈から得た。血液試料を直ちに氷浴中で冷却した。採取から2時間以内に血漿を遠心分離により赤血球から分離し、分析のときまで凍結させた。目的成分を血漿タンパク質からアセトニトリル沈殿を用いて分離した。凍結乾燥および再構成後、蛍光検出を用いる逆相HPLCにより血漿濃度を測定した。H2Gおよび他の被験化合物の経口取り込みを、経口投与から得られる曲線下H2G面積を別の群のラットに投与したH2Gの10mg/kg静脈内投与から得られるものと比較することによって決定した。その結果を上記表1Bに示す。
生物学的実施例3
サルにおけるバイオアベイラビリティー
実施例1および比較例3の化合物(上記生物学的実施例1を参照)をカニクイザルに胃管栄養法により経口で投与した。これら溶液は、以下のものを含んでいた:
実施例1 6.0mlのプロピレングリコール中に150mgを溶解、25mg/kgまたは0.0295ミリモル/kgに対応。
比較例3 7.0mlの水中に164mgを溶解、23.4mg/kgまたは0.0295ミリモル/kgに対応。
血液試料を30分、1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、10時間および24時間で採取した。血漿を2500rpmで遠心分離により分離し、分析までに凍結乾燥する前に54℃で20分間不活化した。血漿H2Gレベルを上記実施例30のHPLC/UVアッセイによりモニターした。
図1は血漿H2G回収を時間の関数として示す。単一の動物試験から統計的に有意な結論を引き出すことはできないが、本発明の化合物を与えた動物は他のH2Gプロドラッグを与えた動物に比べて若干より速やかで若干より大きなH2Gへの暴露を経験したように思われる。
生物学的実施例4
抗ウイルス活性
単純ヘルペスウイルス−1(HSV−1)感染マウスは、インビボでの抗ウイルス剤の効能を決定するための動物モデルとして用いることができる。LD50の1000倍のHSV−1を腹腔内接種したマウスに、現在市場に出回っている抗ヘルペス剤であるアシクロビルを含む製剤(滅菌水ビヒクル中の2%プロピレングリコール中に21および83mg/kg、毎日3回、経口)かまたは実施例29の化合物(滅菌水ビヒクル中の2%プロピレングリコール中に21および83mg/kg、毎日3回、経口)のいずれかを接種5時間後から開始して5日間連続で投与した。動物の存命を毎日評価した。その結果を図2に示すが、図2は生存率を時間に対して作図したものである。図の説明において、本発明の化合物は実施例29と、アシクロビルはACVと表示してある。生存したHSV−1感染マウスのパーセントは、本発明の化合物を所定量投与した場合に等価量のアシクロビルを投与した場合に比べて有意に大きくなった。

Claims (13)

  1. 式I
    Figure 0004171069
    [式中、(a)R1が−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2であり、R2が−C(O)C3〜C21の飽和_アルキルカルボニルであるか;または
    (b)R1が−C(O)C3〜C21の飽和_アルキルカルボニルであり、R2が−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2であり;
    3はOHまたはHであり、R3=Oである場合に互変異体を含む_]
    の化合物および薬理学的に許容しうるその塩。
  2. 1が−C(O)CH(CH(CH32)NH2または−C(O)CH(CH(CH3)CH2CH3)NH2であり、R2が−C(O)C3〜C21の飽和_アルキルカルボニルであ_る、請求項1に記載の化合物。
  3. −C(_O) 3 〜C 21 の飽和アルキルカルボニル−C(O)9〜C17の飽和アルキルカルボニルである、請求項1に記載の化合物。
  4. 3がヒドロキシである請求項1に記載の化合物。
  5. (R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
    (R)−9−[2−(ミリストイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン
    (R)−9−[2−(ブチリルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
    (R)−9−[2−(デカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
    (R)−9−[2−(ドコサノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
    (R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ステアロイルオキシメチル)ブチル]グアニン、
    (R)−9−[2−(デカノイルオキシメチル)−4−(L−イソロイシルオキシ)ブチル]グアニン、
    R)−9−[4−(L−イソロイシルオキシ)−2−(ミリストイルオキシメチル)ブチル]グアニン
    (R)−9−[2−(ドデカノイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
    (R)−9−[2−パルミトイルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン、
    (R)−2−アミノ−9−[2−ステアロイルオキシメチル−4−(L−バリルオキシ)ブチル]プリン、
    (R)−9−[2−(L−バリルオキシメチル)−4−(ステアロイルオキシ)ブチル]グアニン、
    または薬理学的に許容しうるその塩
    よりなる群れから選ばれる、請求項1に記載の化合物。
  6. (R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニン。
  7. (R)−9−[2−(ステアロイルオキシメチル)−4−(L−バリルオキシ)ブチル]グアニンまたは薬理学的に許容しうるその塩。
  8. 薬理学的に許容しうる担体または希釈剤とともに請求項1に記載の化合物を含んでなる医薬組成物。
  9. 薬理学的に許容しうる担体または希釈剤とともに請求項5に記載の化合物を含んでなる医薬組成物。
  10. 薬理学的に許容しうる担体または希釈剤とともに請求項6に記載の化合物を含んでなる医薬組成物。
  11. 請求項1に記載の化合物の有効量を含む、ウイルス感染の治療または予防用剤。
  12. 水痘帯状ヘルペスウイルス、単純ヘルペスウイルス1型および2型、エプスタイン−バーウイルスまたはヘルペス6型(HHV−6)および8型(HHV−8)を含むヘルペス感染の治療または予防のためのものである請求項11に記載のウイルス感染の治療または予防用剤。
  13. SIV、HIV−1およびHIV−2を含むレトロウイルス感染の治療または予防のためのものである請求項11に記載のウイルス感染の治療または予防用剤
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