JP4170842B2 - 工具吊り下げ具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャンク部を有する工具を吊り下げるための工具吊り下げ具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えばドライバーを店頭で陳列する際に前記ドライバーを吊り下げ支承する吊り下げ具として、特開平7−327793号(発明の名称:ハンガー。以下、従来例という。)が提案されている。
【0003】
この従来例は、吊り下げ孔を有する板状のハンガー本体と、このハンガー体に対して着脱自在とした平面視略Ω字状のゴム製ドライバー杆保持部材とから成り、ハンガー本体には前記ドライバー杆保持部材を取り付けるための取付孔を設け、この取付孔にドライバー杆保持部材をドライバー杆(例えばドライバー杆の先端部)を介して取り付けることで、ドライバーを吊り下げできるように構成している。
【0004】
この従来例によれば、ドライバー杆保持部材をゴム製としているため、このゴムが発揮する滑り止め作用によってドライバー杆が抜け外れにくくし、ハンガー本体に良好に吊り下げ保持している。
【0005】
ところで、この従来例は、ドライバー杆をゴム製のドライバー杆保持部材によって保持して前記ドライバーをハンガー本体に吊り下げ保持しているとはいえ、ドライバーをハンガー本体に対して強く下方へ引っ張れば、当然、ドライバー杆は抜け外れてしまう。
【0006】
そのため、盗難の被害にあいかねない懸念を有していた。
【0007】
前記問題点を解決するために、例えば、ドライバー杆を前記ドライバー杆保持部材によって極めて強固に挟持することで、ドライバーをハンガー本体に対して相当な力をもって引っ張っても、決して抜け外れないように構成することも考えられるが、この場合には、ドライバーをハンガー本体に取り付けるのに非常に手間がかかり、その上、使用時にハンガー本体からドライバーを取り外すのにも非常に手間がかかってしまい、結果、実用性に劣るハンガーになってしまう。
【0008】
また、例えば、ドライバー抜け外れ防止機構なるものを別途ハンガー本体に設けることも考えられるが、構造が複雑化してコスト高となり、結果、やはり実用性に劣るハンガーになってしまう。
【0009】
更に、従来例は、前述のように、ハンガー本体とドライバー杆保持部材とが別体で設けられ、しかも、ドライバー杆保持部材は、ハンガー本体と素材が異なるゴム製のため、製作に手間がかかるという問題点を有する。
【0010】
従って、簡易にコストをかけずに製作することができない。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑み、試作,検討を繰り返して成されたもので、電動ドリルなどの電動機器の取付部に係合するシャンクを有する工具を吊り下げるための工具吊り下げ具において、板状体に対して前記工具を容易に取り付け,取り外しでき、その上、板状体に対して前記工具を引っ張っても容易に抜け外れないため、盗難の懸念もほとんど生じず、しかも、簡易な構成にして容易に設計実現できる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0013】
電動ドリルなどの電動機器の取付部に係合するシャンク部1を有する工具2を吊り下げるための工具吊り下げ具において、板状体3の板面に設けた開口部4と対向状態に前記シャンク部1に被嵌配設する被嵌部5を板面に対して突出状態に設け、この被嵌部5の内側に前記シャンク部1の外面の凹部6に係止する吊り下げ用係止部7を設けて、前記凹部6が前記吊り下げ用係止部7に係止することで前記工具2は前記板状体3に沿設状態で吊り下げ係止されるように前記被嵌部5を構成し、前記シャンク部1を板面に対して前記開口部4側へ傾斜させ前記吊り下げ用係止部7から前記シャンク部1の凹部6を逃がした状態で前記開口部4に挿通し、この傾斜した状態のシャンク部1を略垂直となるまで戻り動させることで前記シャンク部1を前記被嵌部5に被嵌配設させるように前記被嵌部5は構成されており、前記シャンク部1よりも巾狭にして、前記シャンク部1を前記被嵌部5に被嵌配設することで略垂直とした前記シャンク部1における前記開口部4側への逃げ動を阻止する巾狭部12を前記開口部4に設け、この巾狭部12は、被嵌部突設側に向うにつれて徐々に巾狭となるテーパ状に形成され、傾斜した状態の前記シャンク部1における戻り動に際して該シャンク部1の通過を許容する押し拡げ可能に構成されていることを特徴とする工具吊り下げ具に係るものである。
【0014】
また、前記シャンク部1を前記被嵌部5に被嵌配設した際、前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞する閉塞部8を設けて、前記シャンク部1の前記開口部4側への逃げ動を阻止するように構成したことを特徴とする請求項1記載の工具吊り下げ具に係るものである。
【0015】
また、前記閉塞部8を、前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞するシール部材10としたことを特徴とする請求項2記載の工具吊り下げ具に係るものである。
【0016】
また、前記板状体3に前記シャンク部1を有する工具2に関する情報を表示するための表示部9を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具吊り下げ具に係るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0018】
シャンク部1を板状体3の板面に対して開口部4側へ傾動させることで、シャンク部1の凹部6を吊り下げ用係止部7から逃がす。
【0019】
そして、吊り下げ用係止部7から逃がした凹部6を有するシャンク部1を戻り動させることで、シャンク部1を前記開口部4と対向状態に突設した被嵌部5に被嵌配設できることとなり、これにより、工具2を板状体3に沿設状態に吊り下げ係止できることとなる。
【0020】
この際、吊り下げ用係止部7にシャンク部1の凹部6が係止することで、このシャンク部1を被嵌部5に対して強い力で引っ張っても、工具2が板状体3から抜け外れないこととなる。
【0021】
従って、本発明は、簡易な操作で板状体3に工具2を沿設状態に取り付けでき、しかも、例えば板状体3に対して工具2を強く引っ張ったとしても容易に抜け外れることがなく、故に盗難の懸念も生じない。
【0022】
また、板状体3から工具2を取り外す際には、例えばシャンク部1を板面に対して開口部4から離反する方向に傾動させるだけで、シャンク部1の凹部6を吊り下げ用係止部7から逃げつつ被嵌部5からシャンク部1を取り外して板状体3から工具2を簡単に取り外すことができる。
【0023】
また、例えば、前記シャンク部1を前記被嵌部5に被嵌配設した際、前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞する閉塞部8を設けて、シャンク部1の前記開口部4側への逃げ動を阻止するように構成すれば、シャンク部1が被嵌部5と閉塞部8との間に配設された状態を保持できることとなり、これにより、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した状態、即ち、吊り下げ用係止部7に凹部6を係止した極めて抜け外れにくい状態を保持できることとなるなど、一層実用的となる。
【0024】
また、例えば、前記閉塞部8を、前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞するシール部材10とすれば、例えば、シャンク部1を前記被嵌部5に被嵌配設した後、単にシール部材10を配設するだけで、板状体3に工具2を極めて抜け外れにくい状態で簡単に取り付けることができ、また、工具2を使用する際には、シール部材10を剥がせば、シャンク部1の前記開口部4への逃げ動を可能にして、板状体3から工具2を取り外し使用することが可能となるなど、一層実用的となる。
【0025】
また、例えば、前記板状体3に前記シャンク部1を有する工具2に関する情報を表示するための表示部9を設ければ、工具2を吊り下げた状態で前記工具2の製品名や製品説明等の情報を一見して確認できることとなるなど、一層実用的となる。
【0026】
【実施例】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0027】
本実施例は、電動ドリルなどの電動機器の取付部に係合するシャンク部1を有する工具2を吊り下げるための工具吊り下げ具に関するものである。
【0028】
板状体3の板面に設けた開口部4と対向状態に前記シャンク部1に被嵌配設する被嵌部5を板面に対して突出状態に設け、この被嵌部5の内側に前記シャンク部1の外面の凹部6に係止する吊り下げ用係止部7を設けた構成としている。
【0029】
具体的には、図1に示すように、板状体3の下方側に縦長窓孔4Aを設けて前記板状体3に開口部4を設けた構成としている。
【0030】
この開口部4は、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設する際に、シャンク部1の凹部6を被嵌部5の吊り下げ用係止部7から逃がすために設けられたものである。
【0031】
また、縦長窓孔4Aの大きさは、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設する際、このシャンク部1の凹部6を被嵌部5の吊り下げ用係止部7から逃がすことが可能であり、且つ、被嵌部5に被嵌したシャンク部1が過剰にがたつかない大きさに設定している。
【0032】
縦長窓孔4Aの大きさを前記大きさに設定したのは、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した際に、シャンク部1と被嵌部5との間や、シャンク部1と板状体3との間に必要以上の隙間が生じて必要以上のがたつきが生じてしまったり、これにより、工具2が抜け落ちてしまったりすることを防止するためである。
【0033】
尚、本実施例では、開口部4を板状体3の下方側に縦長窓孔4Aを形成することで設けた構成としたが、シャンク部1の凹部6を被嵌部5内側の吊り下げ用係止部7から逃がすことが可能であり、且つ、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した際に、シャンク部1が被嵌部5から抜け外れ易くならなければ、縦長窓状4A以外で前記開口部4を構成しても良く、例えば、板状体3の下端から上方に向けて所定長さ切り欠いた切欠部を形成して開口部4としても良い。この場合には、板状体3の裏面、即ち、被嵌部5を突設しない側の面からシャンク部1を開口部4を介して被嵌部5に被嵌配設することができる。
【0034】
被嵌部5を、開口部4の全部若しくは一部を覆うように板状体3の板面に対して突出状態に設けた構成としている。
【0035】
これは、シャンク部1の外面のより広い範囲を被嵌部5で被嵌できるようにするためである。
【0036】
具体的には、図1,図2に示すように、開口部4の中間部、または、前面中程を覆うように帯板体5Aを板状体3に対して突設することで前記被嵌部5を設けた構成としている。これは、シャンク部1の長さ方向所定巾を被嵌部5で被嵌可能とすることで、シャンク部1を被嵌部5でより一層確固に被嵌配設できるようにするためである。
【0037】
本実施例では、図1,図4に示すように、縦長窓孔4Aの中央よりもやや下方寄りに、所定巾の帯板体5Aを平面視逆U字状に突設して前記被嵌部5を設けた構成としている。
【0038】
これは、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設する際に、シャンク部1の凹部6形成位置と、前記吊り下げ用係止部7の形成位置とを視認し易くし、これにより、板状体3に工具2を取り付け易くするためと、シャンク部1の先端を外部から視認できるようにし、品物(即ち、電動ドリル)の全体の状態が分かるようにするためである。
【0039】
また、被嵌部5の板状体3に対する突出度合いは、シャンク部1を被嵌部5で十分に被嵌できる突出度合いに設定している。
【0040】
これは、シャンク部1の外周面のより広い範囲を被嵌部5により被嵌できるようにすることで、工具2を安定した抜け外れにくい状態で板状体3に吊り下げ係止できるようにするためである。
【0041】
具体的には、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した際、この被嵌部5に被嵌配設される高さ位置にあたるシャンク部1の外周面の少なくとも半分(半周)以上が、前記被嵌部5によって被嵌され得る突出状態に設定している。
【0042】
これは、シャンク部1をより一層安定した状態で被嵌部5に被嵌して工具2を抜け外れにくい状態で板状体3に吊り下げ係止できるようにするためである。
【0043】
本実施例では、図3,図4に示すように、被嵌部5の突出度合いを、前記被嵌部5を構成する平面視逆U字状の帯板体5A内にシャンク部1が丁度収まり得る突出度合いに設定している。
【0044】
これは、被嵌部5に被嵌配設されたシャンク部1と板状体3との間に余計な隙間を生じさせてがたつかせず、且つ、シャンク部1を前記被嵌部5により確固に吊り下げ保持できるようにするためである。
【0045】
尚、本実施例では、縦長窓孔4Aの中央よりもやや下方寄りに、所定巾の帯板体5Aを平面視逆U字状に突設することで前記被嵌部5を設けた構成としたが、シャンク部1を吊り下げ保持できるものであれば適宜採用しても良い。
【0046】
例えば、シャンク部1の凹部6に係止し得るC杆体を開口部4と対向状態に突設して前記被嵌部5を構成しても良い。
【0047】
また、このC杆体は必要に応じて開口部4の長さ方向に複数設けた構成としても良い。
【0048】
また、C杆体を複数設けた場合には、この複数のC杆体同志を連結し得る連結部材を配設した構成としても良い。
【0049】
また、例えば、本実施例のように、平面視逆U字状に被嵌部5を設けるのではなく、板状体3の板面に対して垂直上方に前記凹部6に被嵌する被嵌部材を先ず突設し、この被嵌部材の先端を互いに内方に所定長さ折曲し、これにより、被嵌部材の先端部を開口部4と対向状態に配設して前記被嵌部5を設けた構成としても良い。即ち、板状体3に対して鉤状に前記被嵌部材を突設し前記被嵌部5を設けた構成としても良い。
【0050】
また、本実施例では、縦長窓孔4Aの中央よりもやや下方寄りに、所定巾の帯板体5Aを突設した構成としたが、開口部4を全て覆う巾に設定した帯板体5Aを突設して前記被嵌部5を設けた構成としても良い。
【0051】
前記開口部4には、シャンク部1の開口部4側への逃げ動を規制するための巾狭部12を設けた構成としている。
【0052】
これは、シャンク部1の開口部4側への逃げ動を確実に阻止するためと、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した後、後述のシール部材10を配設するまでの間に、シャンク部1が被嵌部5から係脱しないように、シャンク部1を仮止め保持しておくためである。
【0053】
これにより、例えば、被嵌部5に被嵌したシャンク部1を手で押さえながらシール部材10を配設するなどの手間を要せず、簡単に閉塞部8を設けることができる。
【0054】
具体的には、前記開口部4を構成する縦長窓孔4Aの上方側(板状体3の中央寄り)左右両側縁を内方に所定長さ突設することで前記巾狭部12を設けた構成としている。
【0055】
更に具体的には、図1,図4,図5に示すように、板状体3に突設した帯板体5Aで上部が覆われない縦長窓孔4Aの孔縁部(即ち、対向位置に帯板体5Aを設けない開口部4の孔縁部)を内方にやや突設することで前記巾狭部12を設けた構成としている。
【0056】
これは、シャンク部1を傾動させて凹部6を突出体7Aから逃げつつ縦長窓孔4A内に挿通する際には、巾狭部12によって前記傾動が規制されずに容易に挿通でき、シャンク部1を戻り動した際にシャンク部1が前記巾狭部12を通過して被嵌部5に被嵌配設し、これにより、板状体3に対して沿設状態となったシャンク部1を良好に規制できるようにするためである。
【0057】
前記巾狭部12は、被嵌部5突設側に向かうにつれて徐々に巾狭となるテーパ状に形成した構成としている。
【0058】
即ち、図7,図9に示すように、平面から見て板状体3の裏面側から表面側に向けて徐々に巾狭となるように前記巾狭部12を設けた構成としている。
【0059】
これは、被嵌部5にシャンク部1を被嵌配設する際、巾狭部12にシャンク部1を押し当てることで、テーパ面に沿って被嵌部5にシャンク部1を挿入し易くするためである。
【0060】
具体的には、巾狭部12を平面からみた際、最も巾狭となる部位の巾を、シャンク部1の対向する辺同志の巾よりも巾狭に設定した構成としている。
【0061】
これは、一旦被嵌部5に被嵌配設したシャンク部1を開口部4側へ容易に逃げ動させないようにするためである。
【0062】
即ち、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設する際には、例えば六角シャンクの対辺寸法(対向辺部)が開口部4の巾狭部12の斜めの面取り部分を押し拡げて帯板体5A内部に組み入れられるが、外すときは、面取りが無く、即ち、傾斜部分を有さないため、巾狭部12を押し拡げるのには、はっきりとした外す意志を持って押さないと開口部4の巾狭部12を押し拡げて外すことはできない。これにより、シャンク部1を触って動かしているうちに所謂もののはずみで外れることを物理的に防いでいる。
【0063】
尚、本実施例では、対向する辺同志の間隔が6.35mmのシャンク部1に対して、巾狭部12の最も巾狭となる部位の巾を6.0mmに設定した構成としている。
【0064】
これにより、巾狭部12にシャンク部1を挿通する際には、巾狭部12に対してシャンク部1の一対向辺を略直角の状態として前記巾狭部12を挿通する際のシャンク部1の横巾を小さくし、この状態で巾狭部12のテーパ部(面取り部分)を押し拡げつつ挿通し(図9の(a)参照)、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した後にシャンク部1を少し回転させて、巾狭部12に対するシャンク部1の横巾を前記挿通した際よりも巾広として、シャンク部1を巾狭部12から抜け外れにくくすることができる(図9の(b),(c)参照)。
【0065】
被嵌部5の内側には突出体7Aを設けて、シャンク部1の外面の凹部6に係止する前記吊り下げ用係止部7を設けた構成としている。
【0066】
これは、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した際に、前記突出体7Aがシャンク部1の凹部6に当接して、シャンク部1が被嵌部5から抜け落ちてしまうことを阻止するためである。
【0067】
具体的には、帯板体5Aの内面長さ方向(即ち、板状体3の巾方向)に、シャンク部1の凹部6に係合し得る形状に形成した突出体7Aを設けて前記吊り下げ用係止部7を設けた構成としている。
【0068】
これは、シャンク部1の外面に周設された凹部6のなるべく広い範囲において突出体7Aが係止し得るようにし、これにより、吊り下げ用係止部7によるシャンク部1の吊り下げ係止力を高めるためである。
【0069】
本実施例では、図2,図3に示すように、帯板体5Aの内面長さ方向に断面半円状の突出体7Aを設けて前記吊り下げ用係止部7を設けた構成としている。
【0070】
これは、シャンク部1の外面に断面半円状に凹設されて形成された前記凹部6に嵌合係合し得る形状の突出体7Aを設けることで、シャンク部1を被嵌部5により一層秀れた吊り下げ係止力をもって吊り下げ係止し、これにより、工具2を一層安定した抜け外れにくい状態で板状体3に吊り下げ係止できるようにするためである。
【0071】
尚、本実施例では被嵌部5を構成する帯板体5Aの内面長さ方向に、断面半円状の突出体7Aを設けて前記吊り下げ用係止部7を設けた構成としたが、この吊り下げ用係止部7はシャンク部1の凹部6を吊り下げ係止し得るものであれば適宜採用しても良い。
【0072】
例えば、被嵌部5の内面に、断続的に突出体7Aを設けた構成としても良く、この突出体7Aの断面形状は半円形状でなくとも、多角形状としても良い。
【0073】
前記シャンク部1を前記被嵌部5に被嵌配設した際、前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞する閉塞部8を設け、この閉塞部8と、シャンク部1の対辺寸法よりも狭い巾に設定した開口部4の巾狭部により、前記開口部4側への逃げ動を阻止するように構成している。
【0074】
これは、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した状態から、シャンク部1が開口部4側に傾動することを阻止することで、シャンク部1の凹部6が吊り下げ用係止部7から係脱することを阻止し、これにより、板状体3から工具2が抜け外れてしまうことを防止するためである。
【0075】
具体的には、前記開口部4の全部若しくは一部にシール部材10を配設して前記閉塞部8を設けた構成としている。
【0076】
これにより、開口部4の全部若しくは一部を閉塞するように、単にシール部材10を貼るだけで容易に前記閉塞部8を設けることができる。
【0077】
本実施例では、図1,図3,図10に示すように、被嵌部5を突設しない板状体3側(即ち裏面)の開口部4を、シール部材10により閉塞し、更にシャンク部1の対辺寸法よりも狭い巾に設定した巾狭部12を開口部4に設けることで、シャンク部1の開口部4側への逃げ動(即ち、開口部4外方への逃げ動)を阻止できるように構成している。
【0078】
これにより、シャンク部1は被嵌部5とシール部材10との間に大きな隙間を生じることなく配設されることとなり、よって、シャンク部1の凹部6に吊り下げ用係止部7が係止した状態を保持でき、板状体3に対して工具2が秀れた吊り下げ係止力をもって吊り下げ保持することができる。
【0079】
また、シール部材10は、視覚的に塞がっていることを示し、破いたり剥がしたりしなければ外せないという心理的な防御効果をも発揮することができる。
【0080】
また、板状体3から工具2を取り出す際には、シール部材10を剥がしたり破いたりして、シャンク部1を開口部4側に逃げ動等させることで、取り外すことができる。
【0081】
即ち、工具2を板状体3から外す意志をもってシール部材10を剥がすなどすれば、工具2を板状体3から簡単に外すことが可能であるが、そうでなければ、シール部材10が開口部4を閉塞し、更に、巾狭部12が開口部4側への逃げ動を阻止しており、その上、前記シャンク部1の凹部6に吊り下げ用係止部7が被嵌係合しているため、工具2は板状体3に対して極めて外れにくい。
【0082】
前記板状体3に前記シャンク部1を有する工具2に関する情報を表示するための表示部9を設けた構成としている。
【0083】
即ち、前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞するように配設する前記シール部材10の表面に、前記シャンク部1を有する工具2に関する情報を表示するための表示部9を設け、このシール部材10を前記板状体3に配設することで前記板状体3に前記表示部9を設けた構成としている。
【0084】
これにより、製品の名称や前記製品の説明、バーコードなどを板状体3に記すためのシール部材10を、シャンク部1が開口部4側へ逃げ動することを阻止する前記閉塞部8に兼用でき、よって、本実施例の吊り下げ具をより簡易な構成により形成することができる。
【0085】
尚、本実施例のシール部材10は、図1に示すように、逆L字状に形成して板状体3の表面から裏面にかけて配設できるように構成しており、図10に示すように、板状体3の表面には例えば工具2の名称などを記し、板状体3の裏面には例えば製造元の住所等やバーコードなどを記している。
【0086】
即ち、予め板状体3の表面にシール部材10の一部を貼り、残りの部分を板状体3に貼らない状態としておき、シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設した後に、まだ貼っていないシール部材10部位を板状体3の裏面に折り込んで貼り付けることで、開口部4をシール部材10で簡単に閉塞することができる。尚、折り込まずとも、裏面専用のシール部材10を用意しておき、この裏面専用のシール部材10を貼り付けことで前記開口部4の全部若しくは一部を閉塞しても良い。
【0087】
また、本実施例では、製品の名称やバーコードなどを記したシール部材10を板状体3に貼り付けることで前記板状体3に表示部9を設けた構成としたが、シール部材10と表示部9を別個に設けても良い。
【0088】
即ち、板状体3に印刷により製品の名称等を記し、開口部4は別途用意したシール部材10により閉塞し得るように構成しても良い。
【0089】
本実施例の吊り下げ具は、合成樹脂を用いた一体成形により形成した構成としている。
【0090】
これにより、本実施例の吊り下げ具を極めて容易に製作することができる。よって、本実施例の吊り下げ具をコスト安に製作することができる。
【0091】
次に、本実施例の吊り下げ具へのシャンク部1の取り付け方法、及び、取り外し方法について述べる。
【0092】
本実施例の吊り下げ具に工具2を取り付ける際は、先ず、図1,図2に示すように、被嵌部5の下方から開口部4にシャンク部1を傾斜させてシャンク部1の凹部6を吊り下げ用係止部7から逃げて挿通する。
【0093】
次いで、シャンク部1の凹部6と吊り下げ用係止部7の形成位置とを合わるべく、シャンク部1の対向辺を平面から見て巾狭部12に対して略直角の状態として、巾狭部12を押し拡げつつ前記傾斜したシャンク部1を略垂直となるまで戻り動させる。
【0094】
シャンク部1を少し回転させ、シャンク部1の横巾を対向寸法として巾狭部位12よりもより巾広とする。
【0095】
次いで、板状体3にシール部材10を貼って開口部4を塞ぐ。
【0096】
これにより、吊り下げ具に工具2が沿設状態に取り付けられる。
【0097】
吊り下げ具から工具2を取り外す際には、先ず、板状体3からシール部材10を剥がすか破り、巾狭部12の横巾を拡げつつシャンク部1を傾斜させて開口部4側に逃げ動させ、シャンク部1の凹部6から吊り下げ用係止部7を離脱させてそのまま工具2を板状体3に対して引動し、前記板状体3から工具2を取り外す。
【0098】
即ち、被嵌部5の下方から開口部4の縦長窓孔4Aを斜めに通り抜けるように挿通し、前記シャンク部1の凹部6が前記吊り下げ用係止部7の位置に到達した時、前記シャンク部1を傾斜状態から垂直状態にするべく引き起こし、前記シャンク部1は巾狭部12を押し拡げて再び被嵌部5側へ戻り動させて前記シャンク部1を被嵌部5に被嵌配設することで凹部6を吊り下げ用係止部7に係止させ、これにより、工具2を板状体3に沿設状態に吊り下げ係止する。
【0099】
従って、本実施例の吊り下げ具は、簡易に製造することができる上に、工具2の取り付け,取り外しも簡単な操作で行え、しかも、秀れた吊り下げ係止力を発揮することができる画期的な工具吊り下げ具となる。
【0100】
即ち、本実施例は上述のように構成したから、被嵌部5に被嵌配設したシャンク部1は、下方に強く引っ張っても凹部6が吊り下げ用係止部7に嵌合係合しているため極めて抜け外れにくい極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0101】
更に、開口部4はシール部材10によって閉塞されているため、シャンク部1が開口部4側に逃げ動することを阻止して前記抜け外れにくい状態を維持することができ、また、このシール部材10は、視覚的に板状体3の開口部4が塞がっていることを示すことができ、これにより、このシール部材10を破らなければ工具2を取り外せないという心理的な防御効果をも発揮することができる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0102】
しかも、開口部4には、シャンク部1の対向する辺の間隔よりも巾狭で且つシャンク部1を被嵌部5に被嵌配設する方向に面取りした巾狭部12を設けたため、シャンク部1を被嵌部5から取り外すためには、はっきりとした工具2を取り外す意志をもって巾狭部12を押し広げない限りは工具2を板状体3から取り外すことはできず、よって、前述のシール部材10と相俟って、秀れた盗難防止効果を発揮することができる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0103】
しかしながら、工具2の購入者がこの工具2を使用する際には、シール部材10を単に剥がしたり破いたりすることで、簡単に板状体3から取り外すことができる、これまでにない極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0104】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、板状体に対してシャンク部を有する工具を容易に取り付け,取り外しでき、その上、板状体に対して前記工具を引っ張っても容易に抜け外れないため、盗難の懸念もほとんど生じず、しかも、簡易な構成にして容易に設計実現できる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0105】
即ち、シャンク部を単に開口部側へ傾動させてシャンク部の凹部を吊り下げ用係止部から逃げ、そして再び、シャンク部を戻り動させるだけで、シャンク部を被嵌部に被嵌配設でき、しかも、この際、吊り下げ用係止部にシャンク部の凹部が係止するため、工具が極めて抜け外れにくい状態で前記工具を板状体に沿設状態に吊り下げ係止することができる画期的な工具吊り下げ具となる。
【0106】
また、請求項2記載の発明においては、シャンク部が被嵌部と閉塞部との間に配設された状態を保持できることとなり、これにより、シャンク部を被嵌部に被嵌配設した状態、即ち、吊り下げ用係止部に凹部を係止した極めて抜け外れにくい状態を保持することができる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0107】
また、請求項3記載の発明においては、例えば、シャンク部を前記被嵌部に被嵌配設した後、単にシール部材を配設するだけで、板状体に工具を極めて抜け外れにくい状態で簡単に取り付けることができ、また、工具を使用する際には、シール部材を剥がせば、シャンク部の前記開口部への逃げ動を可能にして、板状体から工具を取り外し、使用することが可能となる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【0108】
また、請求項4記載の発明においては、工具を吊り下げた状態で前記工具の製品名や製品説明等の情報を一見して確認することができる極めて実用性に秀れた画期的な工具吊り下げ具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のシャンク部を被嵌部に被嵌配設する前の状態を示す説明斜視図である。
【図2】 本実施例の吊り下げ用係止部からシャンク部の凹部を逃がしつつ前記シャンク部を開口部に挿通した状態を示す説明断面図である。
【図3】 本実施例のシャンク部を被嵌部に被嵌配設し、シール部材を配設して開口部を閉塞した状態を示す説明断面図である。
【図4】 本実施例のシャンク部を被嵌部に被嵌配設し、シール部材を配設して開口部を閉塞した状態を示す説明斜視図である。
【図5】 本実施例の吊り下げ具を示す説明正面図である。
【図6】 本実施例の図5におけるA−A断面を示す説明断面図である。
【図7】 本実施例の図5におけるB−B断面を示す説明平断面図である。
【図8】 本実施例の図5におけるC−C断面を示す説明平断面図である。
【図9】 本実施例のシャンク部を被嵌部に被嵌させるまでの動きを示す説明平断面図である。
【図10】 本実施例の表示部をシール部材の表面に設け、このシール部材を板状体に貼り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シャンク部
2 工具
3 板状体
4 開口部
5 被嵌部
6 凹部
7 吊り下げ用係止部
8 閉塞部
9 表示部
10 シール部材
12 巾狭部
Claims (4)
- 電動ドリルなどの電動機器の取付部に係合するシャンク部を有する工具を吊り下げるための工具吊り下げ具において、板状体の板面に設けた開口部と対向状態に前記シャンク部に被嵌配設する被嵌部を板面に対して突出状態に設け、この被嵌部の内側に前記シャンク部の外面の凹部に係止する吊り下げ用係止部を設けて、前記凹部が前記吊り下げ用係止部に係止することで前記工具は前記板状体に沿設状態で吊り下げ係止されるように前記被嵌部を構成し、前記シャンク部を板面に対して前記開口部側へ傾斜させ前記吊り下げ用係止部から前記シャンク部の凹部を逃がした状態で前記開口部に挿通し、この傾斜した状態のシャンク部を略垂直となるまで戻り動させることで前記シャンク部を前記被嵌部に被嵌配設させるように前記被嵌部は構成されており、前記シャンク部よりも巾狭にして、前記シャンク部を前記被嵌部に被嵌配設することで略垂直とした前記シャンク部における前記開口部側への逃げ動を阻止する巾狭部を前記開口部に設け、この巾狭部は、被嵌部突設側に向うにつれて徐々に巾狭となるテーパ状に形成され、傾斜した状態の前記シャンク部における戻り動に際して該シャンク部の通過を許容する押し拡げ可能に構成されていることを特徴とする工具吊り下げ具。
- 前記シャンク部を前記被嵌部に被嵌配設した際、前記開口部の全部若しくは一部を閉塞する閉塞部を設けて、前記シャンク部の前記開口部側への逃げ動を阻止するように構成したことを特徴とする請求項1記載の工具吊り下げ具。
- 前記閉塞部を、前記開口部の全部若しくは一部を閉塞するシール部材としたことを特徴とする請求項2記載の工具吊り下げ具。
- 前記板状体に前記シャンク部を有する工具に関する情報を表示するための表示部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具吊り下げ具。
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