JP3055199U - ランナー保持具 - Google Patents

ランナー保持具

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JP3055199U
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延之 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レール上の任意位置にランナー及び物品を保持
することができ、その保持位置の変更が容易に行えるラ
ランナー保持具を提供する。 【解決手段】カーテンレール外面に固定したランナー保
持具と対向する方向に、カーテンレールに挿入したラン
ナーを移動し、ランナー保持具の保持片間にランナーを
係合して、カーテンを、窓部が全閉又は一部が閉塞され
る状態に保持する。保持片間から抜取ったランナーを、
カーテンレール上の任意位置に移動して、カーテンを、
窓部全体が開放又は一部が開放される状態に保持する。
一対のランナー保持具を連結してカーテンレール外面に
固定し、ランナー保持具の保持片間に先頭側のランナー
を係合して、左右のカーテンを、カーテンレール上の任
意位置に於いて近接又は重合した状態に保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、自動車、列車、船舶、飛行機、建物等の内部の取付け部 (例えば窓部、壁部、天井部等)に架設したレールに物品(例えばカーテン、ス クリーン、装飾品等)を吊設するとき、その物品が吊設されたランナーをレール 上の任意位置に保持することができるランナー保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のようなカーテンを開閉可能に吊設する場合、例えば、レール内 部に挿入したランナーに、カーテンの上端側縁部に取付けたフックを係止し、レ ールの一端側に固定したキャップに、カーテンの一端側上縁部に取付けたフック を係止する。レールの他端側に固定したキャップに、先頭のランナーを係合した り、或いは、マグネットの吸着力により先頭のランナーを吸着保持して、左右の 何れか一方に対してカーテンを開閉操作する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したカーテンを開閉方向を変更する場合、レールの一端側に固定 したキャップからフックを抜取り、そのフックを、レールの一番端に挿入したラ ンナーに係止する。
【0004】 一方、レールの他端側に挿入したランナーからフックを抜取り、そのフックを 、他端側に固定したキャップに係止するので、カーテンの開閉方向を変更する作 業に手間が掛かる。
【0005】 且つ、レール端部からキャップを取り外して、不足分のランナーを挿入したり 、余剰分のランナーを抜取ったりするので、作業時に於いて、ランナーが脱落す ることがあり、ランナーを挿入及び抜取りする作業が大変煩わしいという問題点 を有している。
【0006】 また、レールに吊設した左右のカーテンを互いに重合する場合、先頭のランナ ーを互いに係合したり、マグネットの吸着力により吸着固定して、レール中央部 に於いてカーテンを互いに重合するが、そのカーテンを、車両内部(例えば自動 車)の窓部に吊設した場合、走行時に付与される振動や風等によりカーテンの重 合位置が変位しやすく、定位置に保持することができないという問題点を有して いる。
【0007】 この考案は上記問題に鑑み、ランナー保持具をレール外面に固定した後、該ラ ンナー保持具に形成した保持部にランナーを係合するので、レール上の任意位置 にランナー及び物品を保持することができ、保持位置の変更が容易に行えるラン ナー保持具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、レールに対して移動可能に係合したランナーを保持す るランナー保持具であって、上記ランナー保持具を、上記レール外面に対して固 定可能に設けると共に、上記ランナー保持具の端部に、上記ランナーを保持する 保持部を形成したランナー保持具であることを特徴とする。
【0009】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記ランナー保持 具に、上記レールに形成した軌条に対して係止される係止部を設けたランナー保 持具であることを特徴とする。
【0010】 請求項3記載の考案は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記レール 外面に固定される一対のランナー保持具の間に、該ランナー保持具を互いに連結 する連結手段を設けたランナー保持具であることを特徴とする。
【0011】 請求項4記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記保持部を、上 記ランナーが保持される間隔に隔てて一対の保持片を形成すると共に、上記保持 片の間に、上記ランナーの側面に対して係合される凹状保持部を形成して構成し たランナー保持具であることを特徴とする。
【0012】 請求項5記載の考案は、上記請求項3記載の構成と併せて、上記連結手段を、 上記一対のランナー保持具の対向端部に、互いに係止される凹部と凸部を形成し て構成したランナー保持具であることを特徴とする。
【0013】
【作用】
請求項1記載のランナー保持具は、組付ける前又は組付けた後のレール外面或 いは取付け部に架設する前又は架設した後のレール外面に固定され、ランナー保 持具に形成した保持部にランナーを係合して、ランナー及び物品(例えばカーテ ン、スクリーン又は装飾品等)を任意位置に保持する。保持部からランナーを離 脱して、ランナー及び物品を任意位置に移動するので、レール上の任意位置にラ ンナー及び物品を保持することができる。
【0014】 請求項2記載のランナー保持具は、上記請求項1記載の作用と併せて、レール に形成した軌条に、係止部を係止してランナー保持具を固定するので、が容易に 行える径 請求項3記載のランナー保持具は、上記請求項1又は2記載の作用と併せて、 一対のランナー保持具を連結手段により連結してレール外面に固定するので、左 右のランナー及び物品を近接した状態に保持したり、左右の物品を重合した状態 に保持することができる。
【0015】 請求項4記載のランナー保持具は、上記請求項1記載の作用と併せて、保持部 に形成した保持片を拡張して、凹状保持部にランナーを係合するので、ランナー 及び物品を任意位置に保持することができ、凹状保持部からランナーを抜き取り 、ランナー及び物品を任意位置に移動する。
【0016】 請求項5記載のランナー保持具は、上記請求項3記載の作用と併せて、凹部と 凸部を互いに係合して、一対のランナー保持具を一体的に連結するので、保持部 からランナーを離脱するとき、一対のランナー保持具が分離するの確実に防止す ることができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、ランナー保持具をレール外面に固定した後、ランナー保持 具に形成した保持部にランナーを係合するので、レール上の任意位置にランナー 及び物品を保持することができ、従来例のように取付け部からレールを取り外し たり、そのレールからランナー及びキャップを取り外したりする必要が無く、レ ール上の任意位置に移動又は取付けるだけで、その保持位置を任意に変更するこ とができる。
【0018】 しかも、レールに形成した軌条に係止部を係止してランナー保持具を固定する ので、ランナー保持具を、レール上の任意位置に移動及び取付けることができる と共に、その取付け及び取外しが容易に行える。
【0019】 一対のランナー保持具を連結してレール外面に固定するので、左右のランナー 及び物品を近接した状態に保持したり、左右の物品を重合した状態に保持したり することができ、一対のランナー保持具を連結した状態のまま任意位置に移動固 定することで、ランナー及び物品の近接位置と重合位置を任意に変更することが できる。 さらに、保持部に形成した保持片を拡張して、凹状保持部にランナ ーを係合するので、ランナー及び物品の位置が変位するのを確実に防止すること ができ、凹状保持部からランナーを強引に抜き取り、ランナー及び物品を任意位 置に移動するので、その位置の変更が容易に行える。
【0020】 さらにまた、凹部と凸部を互いに係合して、一対のランナー保持具を一体的に 連結するので、保持部からランナーを離脱するとき、一対のランナー保持具が分 離するの確実に防止することができ、その連結状態を維持することができる。
【0021】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は物品の一例として、左右のカーテンが吊設されたランナーをカーテンレ ール上の任意位置に保持するときに用いられるランナー保持具を示し、図8に於 いて、このランナー保持具6は、例えば車両内部や建物内部の窓部又は壁部、天 井部等の取付け部Aに架設したカーテンレール1の中央部外面及び両端部外面に 取付けられ、カーテンレール1の中央部に挿入した先頭用のランナー2と、両端 部(一番端)に挿入したランナー2を保持する。
【0022】 カーテンレール1に挿入したランナー2…には、カーテン4の上端側縁部に取 付けたフック3…を係止し、カーテンレール1の両端部には、ランナー2…を抜 止めするためのキャップ5を嵌合又は嵌着している。
【0023】 なお、上述したカーテン4の代わりに、例えばスクリーン、ネット、飾り又は その他の類似する物品等を吊設してもよい。
【0024】 カーテンレール1は、図5に示すように、例えば鋼板、合成樹脂又はその他の 材質により形成され、取付け部Aの寸法(横幅)と対応する長さであって、左右 のカーテン4を全閉状態(例えば窓部が全閉される状態)に展開可能又はその他 の物品を吊設可能な長さに形成している。
【0025】 レール全体を組付ける前又は組付けた後、例えばネジ、ボルト、釘、アンカー 或いはブラケット、面ファスナー、両面粘着テープ又はその他の固定部材で固定 する等して、カーテンレール1を取付け部Aに固定する。
【0026】 また、図4に示すように、カーテンレール1に形成した孔部1bと、ランナー 保持具6に形成した孔部12を介して、長尺のネジ部材13を取付け部Aに直接 螺着して固定してもよい。
【0027】 カーテンレール1の下面全長又は側面全長に形成した軌条1a,1aは、ラン ナー2の上端側に形成した上下走行部2a,2bが係止される間隔であって、そ の走行部2a,2bの間に形成した軸部2cよりも若干幅広となる間隔に隔てて 形成している。
【0028】 ランナー保持具6は、図1、図2、図3にも示すように、例えばポリカーボネ ート、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂又はその他の材質により保 持具本体7を形成すると共に、その保持具本体7を、カーテンレール1に形成し た軌条1a,1aと対向して、カーテンレール1の下部外面又は側部外面に対し て嵌付け可能な大きさ及び形状に形成している。
【0029】 保持具本体7の前端側には、ランナー2の走行部2bを保持する保持部8を形 成し、後端側には、同一形状のランナー保持具6を連結する連結部9を形成して いる。
【0030】 保持部8は、保持具本体7の前端側中央面に、ランナー2の走行部2bを保持 するための保持孔8aを形成すると共に、その保持孔8aを、ランナー2の走行 部2bよりも若干大径に形成し、走行部2bの外周縁部が保持される形状(例え ば凹面形状、曲面形状)に形成している。
【0031】 保持孔8aの前端側中央部に、ランナー2の走行部2bを嵌込み及び抜取りす るための溝部8bを長さ方向に対して切欠き形成すると共に、溝部8bの両側縁 部に、ランナー2の走行部2bが保持される間隔に隔てて保持片8c,8cを形 成している。
【0032】 保持片8c,8cは、走行部2bの嵌込み及び抜取りが許容される状態に可撓 可能であって、元の状態に復元可能に形成している。
【0033】 保持片8c,8cの前端側には、ランナー2の走行部2bが差込みガイドされ る方向及び角度に傾斜してガイド面8dを形成している。
【0034】 ガイド面8d,8dは、前端側から後端側に向けて徐々に幅狭となる間隔であ って、ランナー2の走行部2bの嵌込み及び抜取りが容易に行える形状に形成し ている。且つ、ガイド面8d,8dの前端側対向面を、ランナー2の走行部2b と略同等又は若干幅広となる間隔に設定し、その後端側対向面を、ランナー2の 走行部2bよりも若干幅狭となる間隔に設定している。
【0035】 連結部9は、保持具本体7の後端側両縁部に、一対のランナー保持具6,6を 連結するための係止突起9aと係止段部9bを形成している。
【0036】 係止突起9a及び係止段部9bは、互いに合致固定される大きさ及び形状に形 成され、係止突起9aと係止段部9bの対向面には、互いに係止される爪部9c と孔部9dを形成している。
【0037】 つまり、図6に示すように、一対のランナー保持具6,6を連結するとき、何 れか一方のランナー保持具6を180度反転して、連結部9,9を互いに当接す ると共に、連結部9,9の対向縁部に形成した係止突起9aと係止段部9bを互 いに合致し、係止突起9aの爪部9cと、係止段部9bの孔部9dを互いに係止 して、一体的に連結固定する。
【0038】 他の連結方法として、例えばマグネット、ネジ、ビス、ボルト、フック、連結 金具、面ファスナー、両面粘着テープ又はその他の連結部材で連結する等して、 一対のランナー保持具6,6を一体的に連結してもよい。
【0039】 また、図10に示すように、一方の連結部9に形成した鉤状の係止爪9eと、 他方の連結部9に形成した係止孔9fを互いに合致される状態に係止して、一体 的に連結固定してもよい。
【0040】 なお、上述した係止突起9a、係止段部9b、係止爪9e、係止孔9fを、任 意の大きさ及び形状に変更してもよく、また、係止可能な形状に形成した凹部と 凸部を互いに係止する等の任意の連結構造を用いて連結してもよく、実施例のよ うな構造のみに限定されるものではない。
【0041】 保持具本体7の後端側中央面には、カーテンレール1に形成した軌条1a,1 aの間と対向してネジ部材13を挿通するための孔部12を形成している。
【0042】 孔部12の裏面側周縁部には、複数本(例えば3本)の抜止め爪12aを円周 方向に対して等間隔に隔てて形成しており、抜止め爪12aの先端側内縁部は、 ネジ部材13のネジ山径よりも幅狭となる間隔に近接した状態に形成され、抜止 め爪12aの先端側外縁部には、軌条1aの裏面側内縁部に対して係止可能な段 部12bを形成している。
【0043】 ネジ部材13を、孔部12を介して、抜止め爪12a…の中心部に挿通し、抜 止め爪12a…の先端側内縁部に螺着及び圧入することで、ネジ部材12を締込 み方向(時計方向)に回動操作するほど、抜止め爪12a…は、その爪自体の弾 性に抗して径方向(3方向)に押し広げられ、カーテンレール1の軌条1a,1 aの裏面側内縁部に対して係止される大きさ及び角度に可撓される。
【0044】 且つ、ネジ部材12の先端部を、カーテンレール1の内壁面に当接することで 、その反力により、抜止め爪12a及び段部12bが軌条1aの裏面側内縁部に 対して圧接及び係止され、カーテンレール1上の任意位置に対してランナー保持 具6を強固に固定することができる。
【0045】 一方、ネジ部材13を緩み方向(反時計方向)に回動したり、孔部12及び抜 止め爪12a…の間から抜取ったとき、抜止め爪12a…は、その爪自体の弾性 により、カーテンレール1の軌条1a,1aの間から抜取り可能又は抜取り容易 な状態に復元するので、ランナー保持具6を、カーテンレール1上の任意位置に 移動及び取付けることが可能となる。
【0046】 なお、保持具本体7を、カーテンレール1の外面に嵌着又は嵌合して固定した り、その裏面側に形成した爪部又は段部を、カーテンレール1の軌条1a,1a に係止又は係合して固定してもよく、また、ネジ部材13に代えて、例えば釘、 ピン、アンカー又はその他の固定部材を用いて固定してもよい。
【0047】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、上述したランナー保持具 6によりランナー2を保持する動作を説明する。 先ず、図6、図7、図8に示すように、2枚のカーテン4を開閉可能に吊設す る場合、レール全体を組付ける前又は組付けた後、カーテンレール1の中央部外 面に一対のランナー保持具6,6を連結して固定し、両端部外面にランナー保持 具6を相対向して固定する。
【0048】 カーテンレール1を、取付け部A(例えば車両内部の窓部等)に架設する前又 は架設した後、レールに挿入したランナー2…にカーテン4を吊設し、レール端 部に固定したランナー保持具6に、カーテン4の閉塞側縁部に取付けたランナー 2を係合して、閉塞状態又は開放不可に保持する。
【0049】 カーテン4を開閉操作する場合、先頭側のランナー2と対応するカーテン4の 開放側縁部を手で牽引操作して、カーテンレール1の中央部に固定したランナー 保持具6と対向する方向に先頭側のランナー2を走行移動させ、同時に、カーテ ン2を構成する布地自体の張力により、残りのランナー2…を同一方向に走行移 動させて、カーテン2を開閉動作する。
【0050】 ランナー2を、ランナー保持具6に係合する場合、ランナー保持具6の保持部 8に形成した保持片8c,8cの間に、ランナー2の走行部2bを押し込むと共 に、保持片8c,8cのガイド面9,9にランナー2の走行部2bを当接し、そ の当接時の反力により、保持片8c,8cを弾性に抗して幅方向に拡張する。
【0051】 溝部8bを介して、保持片8c,8cの間に対してランナー2の走行部2bを 強引に差込み、保持部8に形成した保持孔8aに対してランナー2の走行部2b を係合すると、保持片8c,8cが元の状態に復元し、ランナー2の走行部2b を抜止め保持するので、カーテンレール1の中央部に対して先頭側のランナー2 が保持され、一方又は左右のカーテン4を閉塞(例えば窓部全体が閉塞される状 態)することができる。
【0052】 カーテンレール1の中央部に於いて、先頭側のランナー2,2を近接した状態 に保持し、カーテン4,4を互いに重合するので、確実に閉塞及び遮光すること ができる。
【0053】 カーテン4を開放する場合、カーテン4の開放側縁部を手で牽引操作して、ラ ンナー保持具6の保持部8に形成した保持片8c,8cを拡張しながら、保持孔 8aからランナー2の走行部2bを強引に抜き取り、カーテンレール1の端部に 向けてランナー2…を走行移動するので、一方又は左右のカーテン4を開放する ことができる。
【0054】 また、カーテンレール1の端部からランナー保持具6を取り外して、同側端部 に固定したキャップ3に、カーテン4の閉塞側縁部を係止したり、或いは、一番 端に挿入したランナ2とキャップ5を、例えばマグネット、面ファスナー、粘着 テープ又はその他の固定部材で固定する等して、開放不可に固定してもよく、カ ーテン4の一側縁部が閉塞状態に保持されるので、その閉塞側を基準として、カ ーテン4を一方向に開閉操作することができる。
【0055】 ネジ部材13を緩み方向(反時計方向)に回動して、一対のランナー保持具6 ,6を連結した状態のままカーテンレール1上の任意位置に移動することで、上 述と同様に、カーテンレール1上の任意位置に於いて、カーテン4,4を互いに 重合することができる。その位置を基準として、カーテンレール1の中央部又は 両端部にカーテン4を集束したり、開閉操作したりするので、カーテン4の重合 位置及び集束位置を任意に変更することができる。
【0056】 カーテンレール1の中央部に固定したランナー保持具6に、カーテン4の中央 側縁部に取付けたランナー2を係合して、その閉塞側縁部を基準として、カーテ ン4を開閉してもよい。
【0057】 また、カーテンレール1の端部に固定したランナー保持具6を、同側端部に対 して任意間隔に隔てられた位置に固定することで、カーテン4を若干開放した状 態に開閉制限することができる。
【0058】 一方、図8、図9に示すように、1枚のカーテン4を開閉可能に吊設する場合 、カーテンレール1の両端部外面にランナー保持具6を固定した後、カーテン4 の一端側に取付けたランナー2を、カーテンレール1の何れか一端側に固定した ランナー保持具6に係合する。
【0059】 カーテン4を開閉操作する場合、カーテン4の他端側を手で牽引操作して、同 側端部に固定したランナー保持具6に、先頭側のランナー2を係合することで、 カーテン4を閉状態に保持することができる。そのランナー2を、ランナー保持 具6から離脱させることで、カーテン4を開放することができる。
【0060】 上述と同様にして、カーテン4の他端側に取付けたランナー2を、同側端部に 固定したランナー保持具6に係合することで、カーテン4を反対方向に開閉操作 することができ、要望に応じて、カーテン4を、左右の何れか任意方向に対して 開閉操作することができる。
【0061】 以上のように、ランナー保持具6を、カーテンレール1の中央部外面及び両端 部外面に固定して、保持部8に形成した保持孔8aにランナー2の走行部2bを 係合するので、カーテンレール1上の任意位置にランナー2及びカーテン4を保 持することができ、従来例のように取付け部Aからカーテンレール1を取り外し たり、そのカーテンレール1からランナー2及びキャップ5を取り外したりする 必要が無く、カーテンレール1上の任意位置にランナー保持具6を移動又は取付 けるだけで、ランナー2及びカーテン4の保持位置を任意に変更することができ る。
【0062】 しかも、カーテンレール1に形成した軌条1a,1aに、保持具本体7に形成 した抜止め爪12a…を係止してランナー保持具6を固定するので、ランナー保 持具6を、カーテンレール1上の任意位置に移動及び取付けることができると共 に、その取付け及び取外しが容易に行える。
【0063】 一対のランナー保持具6,6を連結してカーテンレール1の外面に固定するの で、左右のランナー2及びカーテン4を近接した状態に保持したり、左右のカー テン4を重合した状態に保持することができ、一対のランナー保持具6,6を連 結した状態のまま任意位置に移動又は固定するだけで、ランナー2及びカーテン 4の近接位置と重合位置を任意に変更することができる。
【0064】 さらに、保持部8に形成した保持片8c,8cを拡張して、保持孔8aにラン ナー2の走行部2bを係合するので、ランナー2及びカーテン4の位置が変位す るのを確実に防止することができ、保持孔8aからランナー2の走行部2bを強 引に抜き取り、ランナー2及びカーテン4を任意位置に移動するので、その位置 の変更が容易に行える。
【0065】 さらにまた、保持孔8aを、ランナー2の走行部2bに係合するので、カーテ ンレール1の軌条1a,1aに、ランナー2に吊設したカーテン4の垂下荷重が 直接付与され、ランナー保持具6には垂下荷重が殆ど付与されず、破損又は損傷 するのを確実に防止することができ、ランナー2を保持する機能が安定して得ら れる。
【0066】 さらにまた、連結部9に形成した係止突起9aと係止段部9b又は係止爪9e と係止孔9fを互いに係止して、一対のランナー保持具6,6を一体的に連結す るので、保持孔8aからランナー2の走行部2bを抜取るとき、一対のランナー 保持具6が分離するの確実に防止することができ、その連結状態を維持すること ができる。
【0067】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のレールは、実施例のカーテンレール1に対応し、 以下同様に、 に対応し、 保持部は、保持部8及び保持孔8a、溝部8b、保持片8c、ガイド面8dに 対応し、 係止部は、抜止め爪12aに対応し、 凹状保持部は、保持孔8aに対応し、 連結手段は、連結部9及び係止突起9a、係止段部9b、爪部9c、孔部9d 、係止爪9e、係止孔9fに対応し、 凹部は、係止段部9b、孔部9d、係止孔9fに対応し、 凸部は、係止突起9a、爪部9c、係止爪9eに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0068】 例えば、ランナー保持具6の連結部9に形成した係止突起9a及び係止爪9e を取り除いたり、連結部9を形成せずに、カーテンレール1の中央部又は両端部 等の任意位置にランナー保持具6を固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ランナー保持具の全体を示す斜視図。
【図2】 ランナー保持具の嵌付け状態を示す側面図。
【図3】 ランナー保持具をカーテンレールに固定した
状態を示す側面図。
【図4】 ランナー保持具及びカーテンレールの固定状
態を示す側面図。
【図5】 ランナー保持具によるランナーの保持状態を
示す側面図。
【図6】 レール中央部に固定したランナー保持具の連
結状態を示す底面図。
【図7】 レール端部に固定したランナー保持具の固定
状態を示す底面図。
【図8】 ランナー保持具を左右開閉式カーテンに使用
した例を示す正面図。
【図9】 ランナー保持具を片側開閉式カーテンに使用
した例を示す正面図。
【図10】 ランナー保持具の他の連結状態を示す底面
図。
【符号の説明】
A…取付け部 1…カーテンレール 1a…軌条 2…ランナー 2b…走行部 3…フック 4…カーテン 6…ランナー保持具 7…保持具本体 8…保持部 8a…保持孔 8c…保持片 9…連結部 9a…係止突起 9b…係止段部 9e…係止爪 9f…係止孔 12…孔部 12a…抜止め爪 13…ネジ部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールに対して移動可能に係合されたラン
    ナーを保持するランナー保持具であって、上記ランナー
    保持具を、上記レール外面に対して固定可能に設けると
    共に、上記ランナー保持具の端部に、上記ランナーを保
    持する保持部を形成したランナー保持具。
  2. 【請求項2】上記ランナー保持具に、上記レールに形成
    した軌条に対して係止される係止部を設けた請求項1記
    載のランナー保持具。
  3. 【請求項3】上記レール外面に固定される一対のランナ
    ー保持具の間に、該ランナー保持具を互いに連結する連
    結手段を設けた請求項1又は2記載のランナー保持具。
  4. 【請求項4】上記保持部を、上記ランナーが保持される
    間隔に隔てて一対の保持片を形成すると共に、上記保持
    片の間に、上記ランナーの側面に対して係合される凹状
    保持部を形成して構成した請求項1記載のランナー保持
    具。
  5. 【請求項5】上記連結手段を、上記一対のランナー保持
    具の対向端部に、互いに係止される凹部と凸部を形成し
    て構成した請求項3記載のランナー保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012096835A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Nifco Inc グロメット
JP2019033997A (ja) * 2017-08-18 2019-03-07 株式会社エスビック カーテンレールおよびランナー保持部品
JP2019100045A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 三和シヤッター工業株式会社 サッシ戸における緩衝材の取り付け構造および取り付け方法

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