JP3058065U - レール固定具 - Google Patents

レール固定具

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JP3058065U
JP3058065U JP1998007530U JP753098U JP3058065U JP 3058065 U JP3058065 U JP 3058065U JP 1998007530 U JP1998007530 U JP 1998007530U JP 753098 U JP753098 U JP 753098U JP 3058065 U JP3058065 U JP 3058065U
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延之 西
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エスエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レールを確実且つ強固に固定することができ、
レールの取付け作業及び取外し作業が容易に行なえるレ
ール固定具を提供する。 【解決手段】レール固定具を内装ボードに固定した後、
治具を、内装ボードと対向してレール固定具に形成した
差込み溝に差込み、レール固定具が固定された部分又は
周囲の内装ボードを扁平状態に押圧して、レール固定具
に形成した爪部を内装ボードよりも突出又は露出した状
態に支持する。レール固定具を、レールの後面側に形成
した嵌込み溝に対して嵌込み固定するので、レールを、
レール固定具に対してガタ付きの無い状態に安定して確
実且つ強固に固定することができる。内装ボードとレー
ルの接触面積及び接触抵抗が小さく、レールの取付け作
業及び取外し作業が容易に行なえ、作業性の向上を図る
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば自動車、列車、船舶、飛行機、建物等の内部(例えば窓部 、壁部、天井部等の取付け部)に、物品(例えばカーテン、飾り等)を吊設する ためのレールを架設するときに用いられるレール固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のようなレールを架設する場合、例えば、図8に示すように、自 動車内部の窓部(図示省略)と対応する内装ボード21に対してブラケット26 …を所定間隔に隔てて固定した後、そのブラケット26…を、レール22の後面 側に形成した嵌込み溝22aに嵌込み、ブラケット26に形成した爪部27,2 9を、レールに形成した嵌込み溝22aの縁部22c,22dに係止して、内装 ボード21に対してレール22を架設する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したレール22を、例えば多数の毛が植設されたボード、革張り 又は布張りのボードに架設する場合、内装ボード21の表面が柔らかく、内装ボ ード21の表面に対してブラケット26がめり込んだ状態に固定されるため、 ブラケット26が固定された内装ボード21の表面を、レール22自体により 扁平状態に押圧して、そのブラケット26を、レール22に形成した嵌込み溝2 2aに対して嵌込まなければならず、内装ボード21の弾性力及び復元力が大き きいため、そのボード表面を扁平又はその状態に維持することが難しく、ブラケ ット26に形成した爪部27,29を、レール22に形成した嵌込み溝22aの 縁部22c,22dに対して確実に係止することが困難である。
【0004】 また、ブラケット26に形成した爪部27,29の係止量が浅いと、レール2 2自体又は物品を吊下げたときに付与される重量により、レール22の一部が外 れたり、レール22が脱落することがあり、架設状態を維持するのに必要な係止 力が得られないという問題点を有している。
【0005】 この考案は上記問題に鑑み、支持部材を、レール固定具と取付け部の間に差込 み、レール固定具が固定された部分を扁平状態に押圧するので、任意の取付け部 に対してレールを確実且つ強固に固定することができ、レールの取付け作業及び 取外し作業が簡単且つ容易に行なえるレール固定具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、取付け部に固定されるレール固定具を、レール側部に 形成した嵌込み部に対して嵌込み可能に設け、上記取付け部とレール固定具の対 向面間に、上記取付け部と対向して支持部材を差込み可能に設けたレール固定具 であることを特徴とする。
【0007】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記レール固定具 の対向端部に、上記レールに形成した嵌込み部の対向縁部に対して係止される係 止突起を形成したレール固定具であることを特徴とする。
【0008】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記支持部材を、 上記取付け部と対向してレール固定具に形成した差込み溝に対して差込み可能に 設けたレール固定具であることを特徴とする。
【0009】 請求項4記載の考案は、上記請求項1又は3記載の構成と併せて、上記支持部 材の差込み側端部を、上記レール固定具の両側部に形成した差込み溝に対して差 込み可能な形状に形成したレール固定具であることを特徴とする。
【0010】 請求項5記載の考案は、上記請求項1,3又は4記載の構成と併せて、上記支 持部材の差込み側端部を、上記レール固定具の側部又は両側部に突出される大き さに形成したレール固定具であることを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載のレール固定具は、取付け部に対して固定され、例えば板状、シ ート状に形成した支持部材(治具)を、レール固定具と取付け部の間に差込み、 レール固定具(ブラケット)が固定された部分又は周囲の取付け部を扁平状態に 押圧して、レール固定具を、取付け部から突出又は浮上がらせるので、レールと 取付け部の接触面積及び接触抵抗が小さくなり、レール固定具を、レールに形成 した嵌込み部に対して簡単且つ容易に嵌込み固定することができる。
【0012】 且つ、レールを分離又は取外すとき、上述と同様にして、支持部材によりレー ル固定具が固定された部分を扁平状態に押圧するので、レールの取付け作業及び 取外し作業が簡単且つ容易に行える。
【0013】 請求項2記載のレール固定具は、上記請求項1記載の作用と併せて、取付け部 の弾性力及び復元力により、レール固定具に形成した係止突起と、レールに形成 した嵌込み部の対向縁部を互いに係止又は圧接するので、レールをガタ付きの無 い状態に安定して固定することができる。 レールを確実且つ強固に固定することができる。
【0014】 請求項3記載のレール固定具は、上記請求項1記載の作用と併せて、支持部材 を、レール固定具に形成した差込み溝に沿って差込むので、差込み位置及び差込 み方向が変位したりせず、レール固定具を固定した部分又は周囲の取付け部を扁 平状態に押圧する作業が確実に行える。
【0015】 請求項4記載のレール固定具は、上記請求項1又は3記載の作用と併せて、例 えばU字形、V字形、コ字形等の二股形状に形成した支持部材の差込み側端部を 、レール固定具の両縁部に形成した差込み溝に差込み、レール固定具が固定され た両側部の取付け部を扁平状態に押圧するので、レール固定具が傾いたり、向き が変位したりせず、レール固定具を安定した状態に支持することができる。
【0016】 請求項5記載のレール固定具は、上記請求項1,3又は4記載の作用と併せて 、支持部材の差込み側端部を、レール固定具の側部又は両側部に突出させて、レ ール固定具と取付け部の間に差込み、レール固定具が固定された周囲の取付け部 を扁平状態に押圧するので、レールと取付け部の接触面積及び接触抵抗が大幅に 減少し、レールの取付け作業が容易に行える。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、支持部材を、レール固定具と取付け部の間に差込み、レー ル固定具が固定された部分又は周囲の取付け部を扁平状態に押圧するので、レー ルと取付け部の接触面積及び接触抵抗が小さくなり、従来例のようにレール固定 具が取付け部に対してめり込んだ状態に固定されていても、レールの固定が妨げ られたりせず、レールを、レール固定具に対して簡単且つ容易に嵌込み固定する ことができる。
【0018】 しかも、取付け部の弾性力及び復元力により、レール固定具に形成した係止突 起と、レールに形成した嵌込み部の対向縁部が互いに係止又は圧接されるので、 レールをガタ付きの無い状態に安定して固定することができ、レールを、レール 固定部に対して確実且つ強固に固定することができる。
【0019】 レールを分離又は取外すとき、上述と同様にして、支持部材によりレール固定 具が固定された部分を扁平状態に押圧するので、レールの取付け作業及び取外し 作業が簡単且つ容易に行え、作業性の向上を図ることができる。
【0020】 しかも、支持部材の差込み側端部を、レール固定具に形成した差込み溝に差込 むので、差込み位置及び差込み方向が変位したりせず、レール固定具が固定され た部分又は周囲の取付け部のみを扁平状態に押圧する作業が確実に行える。
【0021】 さらに、支持部材の差込み側端部を、レール固定具の両縁部に形成した差込み 溝に差込み、レール固定具が固定された両側部の取付け部を扁平状態に押圧する ので、レール固定具が傾いたり、向きが変位したりするのを確実に防止すること ができ、レール固定具が安定した状態に支持されるため、レールの取付け作業及 び取外し作業が容易に行える。
【0022】 さらにまた、支持部材の差込み側端部を、レール固定具の側部又は両側部に突 出させて、レール固定具が固定された周囲の取付け部を扁平状態に押圧するので 、レールと取付け部の接触面積及び接触抵抗が大幅に減少し、レールを、レール 固定具に対して嵌込み固定する作業が容易に行える。
【0023】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は取付け部の一例として、車両内部の内装ボードに対して略C字形の断面 形状に形成されたレールを架設するときに用いられるレール固定具(ブラケット )を示し、図1に於いて、このレール固定具6は、例えば車両内部の窓部と対応 する内装ボード1とレール2の対向面間に取付けられ、任意数のレール固定具6 を、内装ボード1(窓部上方の内装パネル)に沿って所定間隔に隔てて固定した 後、そのレール固定具6…を、レール2の上面側又は後面側に形成した嵌込み溝 2aに嵌込み固定して架設する。
【0024】 レール2に挿入したランナー3…には、カーテン5の上端側縁部に取付けたフ ック4…を吊掛けて、カーテン5を左右の何れか一方向に対して開閉可能に吊設 したり、カーテン5,5を左右の両方向に対して開閉可能に吊設する。
【0025】 レール2は、図5にも示すように、仕様に応じて任意の長さに形成され、レー ル2の後面側には、レール固定具6を嵌込むための嵌込み溝2aを長さ方向に連 続して形成し、前面側には、ランナー3を走行可能に係合又は挿入するための軌 条2b,2bを長さ方向に連続して形成している。なお、嵌込み溝2aを、レー ル2の全長に対して所定間隔に隔てて部分的に形成してもよい。
【0026】 レール固定具6は、図1、図2に示すように、例えばポリアセタール、ポリカ ーボネート、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂により、レール2の後面側全長に形成 した嵌込み溝2aに対して嵌込み可能な大きさ及び形状(例えば正方形、長方形 、楕円形)に形成している。また、例えば金属、木等の材質で形成してもよい。
【0027】 レール固定具6の一端側中央部に形成した爪部7と、その両側部に形成した突 起8は、嵌込み溝2aの一側縁部2cに対して係止可能な大きさ及び形状に形成 している。
【0028】 爪部7は、縁部2cに対して係止される方向に可撓可能に形成され、その爪部 7自体の弾性により、縁部2cに対して係止される方向に付勢している。なお、 爪部7を、嵌込み溝2aの縁部2cに対して回動可能に取付け、例えばバネ、ゴ ム等の弾性体により縁部2cに対して係止される方向に回動付勢してもよい。
【0029】 レール固定具6の他端側に形成した爪部9は、嵌込み溝2aの他側縁部2dに 対して係止可能な大きさ及び形状に形成され、その上段側に形成した凹状の溝部 10は、嵌込み溝2aの縁部2dに対して嵌込み可能な大きさ及び形状に形成さ れ、爪部9及び溝部10は、レール固定具6の横幅全長と略同一となる長さに形 成している。
【0030】 レール固定具6の裏面側中央部に形成した凸部11は、内装ボード1とレール 固定具6の間を、後述する治具15が差込み許容される間隔に離間したり、差込 み可能な空間又は隙間を形成する高さに形成している。
【0031】 その凸部11の両縁部に形成した差込み溝12は、治具15の差込み側端部を 差込み可能な幅及び高さに形成している。
【0032】 レール固定具6の中央平面部には、例えばネジ、釘、ボルト、楔形アンカー等 の固定部材14を挿通するための挿通孔13を厚み方向に対して貫通した状態に 形成している。
【0033】 なお、レール2に形成した嵌込み溝2aの対向縁部2c,2dを弾性に抗して 強制的に拡張し、その嵌込み溝2aに対して任意形状(例えば楕円形状)に形成 したレール固定具6を強制的に嵌込み固定してもよい。
【0034】 治具15は、図3、図4に示すように、例えば合成樹脂、金属、木等の材質に より、レール固定具6の裏面側両縁部に形成した差込み溝12に対して差込み可 能な肉厚及び形状に形成(例えば板状、シート状)され、レール固定具6が固定 された部分(例えば側部、周囲)の内装ボード1を扁平状態に押圧するのに必要 な強度を有している。
【0035】 治具15の差込み側端部15aは、レール固定具6の差込み溝12,12に対 して差込み可能な形状(例えばU字形、V字形、コ字形等の二股形状)に形成さ れ、その端部15a,15aは、差込み方向に対して任意角度(上向き)に反り 返らせた状態であって、差込み溝12,12に対して差込みが容易に行える角度 に折曲げ又は屈曲している。
【0036】 端部15a,15aの対向縁部は、レール固定具6の差込み溝12,12に対 して差込みガイドされ、その差込みが容易に行える形状(例えば曲面形状、斜面 形状)に形成している。また、差込み方向に対して徐々に幅広となる形状に形成 してもよい。
【0037】 端部15a,15aの間は、レール固定具6に形成した凸部11よりも任意寸 法だけ幅広となる間隔に形成され、その端部15aの横幅は、レール固定具6の 差込み溝12よりも任意寸法だけ外側に突出される大きさに形成している。
【0038】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、上述したレール固定具6 を用いてレール2を架設するときの取付け方を説明する。
【0039】 先ず、図1、図3に示すように、例えば車両内部の窓部壁面(内装パネル)等 の内装ボード1に対してレール固定具6の裏面側を押付けた後、固定部材14を 、レール固定具6に形成した挿通孔13を介して、内装ボード1に対して捩じ込 み又は打ち込み、内装ボード1に対してレール固定具6を固定する。同様にして 、任意数のレール固定具6…を、内装ボードAに対して所定間隔に隔てて固定す る。
【0040】 また、レール固定具6の他の固定方法として、例えば釘、ボルト、楔形アンカ ー、接着剤、両面テープ等の固定手段により固定してもよい。
【0041】 次に、図4に示すように、治具15の端部15a,15aを、レール固定具6 が固定された部分の内装ボード1に押付けると共に、その端部15a,15aを 、レール固定具6に形成した差込み溝12,12に沿って差込み、レール固定具 6が固定された部分又は周囲(例えば両側部)の内装ボード1を扁平状態に押圧 する。
【0042】 レール固定具6の全体を、内装ボード1から突出又は浮上がらせ、レール固定 具6に形成した爪部7,9と、突起8と、溝部10を、内装ボード1の表面から 突出又は浮上がらせた状態に支持する。
【0043】 次に、図5、図6に示すように、レール2に形成した嵌込み溝2aの縁部2c を、レール固定具6に形成した爪部7と突起8に係止し、爪部7と突起8を支点 にして、レール2を矢印方向に回動し、レール2に形成した嵌込み溝2aの縁部 2dを、レール固定具6に形成した爪部9に対して強制的に係止すると共に、そ の縁部2dを、溝部10に係合して、相互を嵌込み固定する。
【0044】 また、先に、レール2に形成した嵌込み溝2aの縁部2dを、レール固定具6 に形成した爪部9に係止した後、嵌込み溝2aの縁部2cを、レール固定具6に 形成した爪部7に係止して、嵌込み固定してもよい。
【0045】 上述と同様にして、治具15の端部15a,15aを、残りのレール固定具6 に形成した差込み溝12,12に差込み、そのレール固定具6が固定された部分 の内装ボード1を扁平状態に押圧して、レール2に形成した嵌込み溝2aを、内 装ボード1に固定されたレール固定具6に対して嵌込み固定する。
【0046】 次に、図1に示すように、レール2に挿入したランナー3…に、カーテン5の 上端側縁部に取付けたフック4…を吊掛けて、利用者の手でカーテン5を牽引し て、左右の何れか一方に開閉操作する。
【0047】 なお、レール2の両端部又は両端部に固定したキャップを、固定部材14によ り内装ボード1に対して固定してもよい。
【0048】 以上のように、治具15の端部15a,15aを、レール固定具6に形成した 差込み溝12,12に差込み、レール固定具6が固定された部分又は周囲の内装 ボード1を扁平状態に押圧して、レール固定具6に形成した爪部7,9を、内装 ボード1の表面から突出又は浮上がらせるので、内装ボード1とレール2の接触 面積及び接触抵抗が小さくなり、従来例のようにランナー固定具6が内装ボード 1に対してめり込んだ状態に固定されていても、レール2の固定が妨げられず、 レール2に形成した嵌込み溝2aの縁部2c,2dと、レール固定具6に形成し た爪部7,9が確実に係止されるので、レール2を、レール固定具6に対して簡 単且つ容易に嵌込み固定することができる。
【0049】 しかも、内装ボード1の弾性力及び復元力により、レール2が押し戻され、レ ール2に形成した嵌込み溝2aの縁部2c,2dと、レール固定具6に形成した 爪部7,9が強固に係止されるので、レール2をガタ付きの無い状態に安定して 固定することができ、レール2を、レール固定具6に対して確実且つ強固に固定 することができる。
【0050】 レール2を分離又は取外すとき、治具15の端部15a,15aを、レール固 定具6に形成した差込み溝12,12に差込み、レール固定具6が固定された部 分の内装ボード1を扁平状態に押圧するので、レール2の取付け作業及び取外し 作業が簡単且つ容易に行え、作業性の向上を図ることができる。
【0051】 さらに、二股形状に形成した治具15の端部15a,15aを、レール固定具 6に形成した差込み溝12,12に沿って差込むので、差込み位置及び差込み方 向が変位したりせず、レール固定具6が固定された部分又は周囲の取付け部1の みを扁平状態に押圧する作業が確実に行える。
【0052】 さらにまた、治具15の端部15a,15aにより、レール固定具6が固定さ れた両側部の内装ボード1を扁平状態に押圧するので、レール固定具6が傾いた り、向きが変位したりするのを確実に防止することができ、レール固定具6が安 定した状態に支持されるため、レール2の取付け作業及び取外し作業が容易に行 える。
【0053】 さらにまた、治具15の端部15a,15aを、レール固定具6の差込み溝1 2,12よりも外側に突出して、レール固定具6が固定された周囲の内装ボード 1を扁平状態に押圧するので、内装ボード1とレール2の接触面積及び接触抵抗 が大幅に減少し、レール2を、レール固定具6に対して嵌込み固定する作業が容 易に行える。
【0054】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の取付け部は、実施例の内装ボード1に対応し、 以下同様に、 嵌込み部は、嵌込み溝2aに対応し、 支持部材は、治具15に対応に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0055】 上述したレール固定具6は、例えば、図7に示すように、車両内部、建物内部 等の内装ボード1に対して、略D字形の断面形状に形成されたレール2を架設す るときにも用いることができる。
【0056】 さらにまた、レール固定具6を、例えば電動式又は手動式のカーテン開閉装置 (図示省略)を構成するレール2を架設するときにも用いることができる。
【0057】 さらにまた、レール固定具6を、例えばI字形、T字形、コ字形等の任意断面 形状に形成したレール(図示省略)を架設するときに用いてもよく、上述した実 施例のような断面形状を有するレール2のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レール固定具によるレールの取付け状態を示
す正面図。
【図2】 レール固定具の外観形状を示す斜視図。
【図3】 レール固定具の固定状態及び治具の差込み状
態を示す縦断側面図。
【図4】 治具の差込み状態を示す底面図。
【図5】 レールの取付け状態を示す縦断側面図。
【図6】 レール固定具及びレールの取付け状態を示す
縦断側面図。
【図7】 レール固定具によるレールの他の取付け状態
を示す縦断側面図。
【図8】 従来例のレール固定方法を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1…内装ボード 2…レール 2a…嵌込み溝 2c,2d…縁部 3…ランナー 4…フック 5…カーテン 6…レール固定具 7,9…爪部 8…突起 10…溝部 11…凸部 12…差込み溝 15…治具 15a…端部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け部に固定されるレール固定具を、レ
    ール側部に形成した嵌込み部に対して嵌込み可能に設
    け、上記取付け部とレール固定具の対向面間に、上記取
    付け部を押圧する支持部材を差込み可能に設けたレール
    固定具。
  2. 【請求項2】上記レール固定具の対向端部に、上記レー
    ルに形成した嵌込み部の対向縁部に対して係止される係
    止突起を形成した請求項1記載のレール固定具。
  3. 【請求項3】上記支持部材を、上記取付け部と対向して
    レール固定具に形成した差込み溝に対して差込み可能に
    設けた請求項1記載のレール固定具。
  4. 【請求項4】上記支持部材の差込み側端部を、上記取付
    け部と対向してレール固定具の両側部に形成した差込み
    溝に対して差込み可能な形状に形成した請求項1又は3
    記載のレール固定具。
  5. 【請求項5】上記支持部材の差込み側端部を、上記レー
    ル固定具の側部又は両側部に突出される大きさに形成し
    た請求項1,3又は4記載のレール固定具。
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