JP3053103U - レールキャップ - Google Patents

レールキャップ

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JP3053103U
JP3053103U JP1998002344U JP234498U JP3053103U JP 3053103 U JP3053103 U JP 3053103U JP 1998002344 U JP1998002344 U JP 1998002344U JP 234498 U JP234498 U JP 234498U JP 3053103 U JP3053103 U JP 3053103U
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延之 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レールの取付け作業が簡単且つ容易に行えと共
に、作業の簡素化及び能率アップを図ることができるレ
ールキャップを提供する。 【解決手段】カーテンレールの両端部にレールキャップ
を差込み固定し、キャップ本体に形成した抜止め突起
を、車両内部の壁面に形成した孔部に対して差込み固定
する。また、キャップ本体に蓋体を嵌着して、抜止め突
起の軸中心部に軸部を差込み、抜止め突起の抜止め片を
弾性に抗して強制的に拡張し、その抜止め片を、孔部に
係止して抜止め固定するので、カーテンレールの取付け
作業が簡単且つ容易に行える。且つ、カーテンレールが
脱落したり、浮き上がったり、その取付け位置が変位し
たりするのを確実に防止することができ、取付け状態を
維持するのに必要な強度が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、車両内部の壁面、建物、列車、船舶等の適宜固定部にレ ールを介して吊下げ物(例えばカーテン、装飾品等)を吊設するとき、吊下げ物 を吊設したランナーがレールから脱落するのを防止するのに用いられるレールキ ャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のようなカーテンレールを車両内部の壁面に固定する場合、例え ば、カーテンレールの両端部にレールキャップを嵌着固定した後、そのレールキ ャップに形成した取付け孔を介して、予め車両内部の壁面に形成した孔部にネジ 部材を螺入して、カーテンレールを水平に架設する方法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した方法で固定する場合、車両内部の壁面に形成した孔部と、レ ールキャップに形成した取付け孔とを連通してネジ部材により固定するので、孔 の位置合わせが煩わしく、その孔の位置が変位しやすいため、ネジ部材を真っ直 ぐに螺入することが困難である。且つ、全体の組付け数及び部品数が多くなるた め、部品の取扱い、カーテンレールの取付け作業に手間及び時間が掛かるという 問題点を有している。
【0004】 また、表裏両面に粘着剤を塗布した粘着テープを介して、壁面の曲面部分に沿 ってカーテンレールを貼着固定する場合、カーテンレール自体を、その弾性に抗 して湾曲した状態に貼着固定しなければならず、曲面部分の曲率半径が小さいほ ど、カーテンレールに生じる復元力が大きくなり、カーテンレールの中間部又は 端部が浮き上がろうとするため、車両内部の壁面に沿ってカーテンレールを固定 することが困難である。
【0005】 カーテン開閉時に於いて、カーテンレールの端部には、カーテン自体の重さよ りも大きな垂下荷重が付加されるので、車両内部の壁面と、カーテンレールの端 部との間に介在された粘着テープが剥離しやすく、カーテンレールの取付け位置 が変位したり、カーテンレールが脱落したりすることがあり、その取付け状態を 維持することができないという問題点を有している。
【0006】 この考案は上記問題に鑑み、レール端部にキャップ本体を固定した後、キャッ プ本体又は蓋体に形成した抜止め突起を、適宜固定部に形成した孔部に対して差 込み固定するので、レールの取付け作業が簡単且つ容易に行え、作業の簡素化及 び能率アップを図ることができるレールキャップの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、レール端部に固定されるキャップ本体の裏面側に、適 宜固定部に形成した孔部に対して差込み固定される抜止め突起を形成したレール キャップであることを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、レール端部に固定されるキャップ本体に対して蓋体を 嵌付け可能に設け、上記蓋体の嵌付け側に、上記キャップ本体に形成した挿通孔 を介して、適宜固定部に形成した孔部に対して差込み固定される抜止め突起を形 成したレールキャップであることを特徴とする。
【0009】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記キャップ本体 に形成した抜止め突起の軸中心部と対向して、該キャップ本体に対して嵌付けら れる蓋体に軸部を形成し、上記抜止め突起の軸中心部に対して上記軸部を差込み 可能に設けると共に、上記抜止め突起を、上記軸部の差込み量に対応して上記孔 部に対して抜止め固定される拡張状態と、その抜止め固定が解除される復元状態 とに可撓可能に設けたレールキャップであることを特徴とする。
【0010】 請求項4記載の考案は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記抜止め 突起の先端側に、上記孔部に対して差込み可能な状態に可撓され、該孔部に対し て係止される状態に復元する係止部を形成したレールキャップであることを特徴 とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載のレールキャップは、レールの両端部に対してキャップ本体を固 定した後、キャップ本体に形成した抜止め突起を、適宜固定部に形成した孔部に 対して直接差込み固定するので、例えばネジ、釘等の部材を用いずにレールを簡 単且つ容易に固定することができる。且つ、レールの取付け位置が変位したり、 脱落や浮上がったりするのを確実に防止することができる。
【0012】 請求項2記載のレールキャップは、レールの両端部に固定したキャップ本体に 、開閉可能又は着脱可能に設けた蓋体を嵌付け、蓋体に形成した抜止め突起を、 キャップ本体に形成した挿通孔に挿通して、適宜固定部に形成した孔部に差込み 固定するので、キャップ本体と蓋体を一体的に固定することができ、同時に、レ ールを簡単且つ容易に固定することができる。
【0013】 請求項3記載のレールキャップは、請求項1記載の作用と併せて、キャップ本 体に形成した抜止め突起を、適宜固定部に形成した孔部に差込んだ後、キャップ 本体に蓋体を嵌付け、キャップ本体に形成した抜止め突起の軸中心部に、蓋体に 形成した軸部を強引に差込み、その抜止め突起を、孔部に対して係止される大き さに拡張して抜止め固定するので、レールを強固に固定することができる。また 、軸部を抜取り、抜止め突起を元の状態に復元して、抜止め解除することで、適 宜固定部からレール及びレールキャップを簡単に取外すことができる。
【0014】 請求項4記載のレールキャップは、上記請求項1又は2記載の作用と併せて、 キャップ本体又は蓋体に形成した抜止め突起の係止部を、差込み可能な状態に可 撓して孔部に差込み、その係止部を、孔部の裏面側に突出して元の状態に復元さ せ、抜止め突起を、孔部に対して楔状に抜止め固定するので、引抜き不可に固定 され、レールを確実に固定することができる。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、レール端部に対してキャップ本体を固定した後、キャップ 本体又は蓋体に形成した抜止め突起を、適宜固定部に形成した孔部に対して差込 み固定するので、例えばネジ、釘等の部材を用いずにレールを固定することがで き、その取付け作業が簡単且つ容易に行え、作業性が向上する。且つ、組付け数 及び部品数が少なく、部品の取扱いが容易となるため、取付け時の作業時間が大 幅に短縮され、作業の簡素化及び能率アップを図ることができる。
【0016】 しかも、キャップ本体又は蓋体に形成した抜止め突起を適宜固定部に対して差 込み固定するので、レールの取付け状態を維持するのに必要な強度が継続して得 られ、耐久性が向上する。レール端部に大きな垂下荷重が付加されても、レール の位置が変位したり、脱落や浮上がったりするのを確実に阻止することができ、 且つ、適宜固定部に沿ってレールを正確且つ確実に固定することができ、取付け 精度が向上する。
【0017】 さらに、キャップ本体に形成した抜止め突起の軸中心部に、蓋体に形成した軸 部を差込み、その抜止め突起を、孔部に対して係止される大きさに拡張して抜止 め固定することで、単純に差込み固定するよりも、レールを強固に固定すること ができる。また、軸部を抜取り、抜止め突起を元の状態に復元するだけで、レー ルを簡単に取外すことができ、部品の交換及び補修が容易に行える。
【0018】 さらにまた、抜止め突起に形成した係止部を可撓変形して孔部に差込み、その 孔部に対して楔状に抜止め固定することで、孔部に対して抜止め突起が引抜き不 可に固定され、レールを確実に固定することができる。
【0019】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面はレールの一例として、カーテンレールの両端部を車両内部の壁面に対し て固定することができる第1実施例のレールキャップを示し、図1及び図2に於 いて、このレールキャップ3は、カーテン(図示省略)を吊設するカーテンレー ル1の両端部に固定され、左右のレールキャップ3を車両内部(図示省略)の壁 面Aに固定して、カーテンレール1を水平に架設すると共に、そのカーテンレー ル1に挿入したランナー2…を抜止め及び保持する。
【0020】 レールキャップ3は、図3、図4にも示すように、例えば、ポリカーボネート 、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂によりキャップ本体4と蓋体5 を一体的に形成している。
【0021】 キャップ本体4の一端側に形成した差込み部6は、カーテンレール1の一端側 内部に対して差込み可能及び嵌込み可能であって、一端側内壁面に対して圧接固 定される大きさ及び形状に形成している。
【0022】 なお、差込み部6の先端面及び側面を、滑らかな曲面形状(例えばR面)に形 成して差込み及び嵌込みを容易にしてもよい。
【0023】 他端側に連設した蓋体5は、キャップ本体4の外周縁部に対して嵌着可能であ って、差込み部6を除いて、キャップ本体4の略全体が覆われる大きさ及び形状 に形成している。
【0024】 キャップ本体4及び蓋体5の一側対向縁部は、可撓可能な肉厚に形成したヒン ジ7又は連結部材(図示省略)により開閉可能に連設している。蓋体5の両側縁 部に形成した係止爪8は、キャップ本体4の両側縁部に形成した段部9に対して 係止され、キャップ本体4と蓋体5とを嵌着した状態に保持する。
【0025】 キャップ本体4の裏面側中央部に形成した抜止め突起10は、車両内部の壁面 Aに形成した孔部Aaに対して差込み可能であって、その孔部Aaに対して抜止 め固定される形状に形成している。
【0026】 抜止め突起10の外周部を、その軸芯を中心として円周方向に対して等角度又 は等間隔に分割して複数の抜止め片10a…を形成し、その抜止め片10a…を 、壁面Aに形成した孔部Aaに対して差込み可能な状態に可撓変形可能に形成し ている。
【0027】 その抜止め片10aの先端側外周面には、孔部Aaの裏面側周縁部に対して係 止される爪部10bを形成している。
【0028】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、レールキャップ3を用い て、車両内部の壁面Aに対してカーテンレール1を架設するときの取付け方を説 明する。 先ず、図1、図2に示すように、レールキャップ3を構成するキャップ本体4 に形成した差込み部6を、カーテンレール1の一端側内部に差込むと共に、左右 対称又は同一形状に形成したレールキャップ3を、カーテンレール1の両端部に 対して差込み固定し、カーテンレール1に挿入されたランナー2…を抜止め及び 保持する。
【0029】 カーテンレール1の両端部と対応する間隔に隔てて、車両内部の壁面Aに対し て孔部Aaを形成した後、キャップ本体4に形成した抜止め突起10を、壁面A に形成した孔部Aaに対向させて、予め位置決めした壁面Aに対してカーテンレ ール1を装着する。
【0030】 同時に、図3、図4に示すように、キャップ本体4に形成した抜止め突起10 を、壁面Aに形成した孔部Aaに対して差込むと共に、抜止め突起10を構成す る抜止め片10a…を差込み可能な状態に可撓変形させて、壁面Aに形成した孔 部Aaに対して強引に差込み、挿通した抜止め片10a…を元の状態に復元させ 、抜止め片10aに形成した爪部10bを、孔部Aaの裏面側周縁部に係止して 抜止め固定するので、車両内部の壁面Aに対してカーテンレール1を確実に固定 することができる。
【0031】 また、図5に示すように、レールキャップ3を構成するキャップ本体4に、開 閉可能又は着脱可能に設けた蓋体5を嵌着し、キャップ本体4に形成した挿通孔 4aを介して、蓋体5の嵌付け面側に形成した抜止め突起10を、壁面Aに形成 した孔部Aaに対して差込み、抜止め固定してもよい。
【0032】 つまり、カーテンレール1の両端部に対してレールキャップ3を差込み固定し た後、キャップ本体4に形成した抜止め突起10を、車両内部の壁面Aに形成し た孔部Aaに対して差込み、抜止め固定するので、例えばネジ、釘等の部材を用 いずにカーテンレール1を固定することができ、その取付け作業が簡単且つ容易 に行え、作業性が向上する。且つ、組付け数及び部品数が少なく、部品の取扱い が容易となるため、取付け時の作業時間が大幅に短縮され、作業の簡素化及び能 率アップを図ることができる。
【0033】 しかも、キャップ本体4に形成した抜止め突起10を、壁面Aの孔部Aaに対 して差込み固定するので、カーテンレール1の取付け状態を維持するのに必要な 強度が継続して得られ、耐久性が向上する。カーテン(図示省略)の開閉時に於 いて、カーテンレール1の端部に大きな垂下荷重が付加されても、取付け位置が 変位したり、脱落や浮上がったりするのを確実に阻止することができ、且つ、車 両内部の壁面Aに沿ってカーテンレール1を正確且つ確実に固定することができ 、取付け精度が向上する。
【0034】 図6は、キャップ本体4の裏面側中央部に、楔形の抜止め突起11を形成した 第2実施例のレールキャップ3を示し、抜止め突起11と、その突起本体11a の先端側両側部に形成した係止片11b,11bを可撓して、壁面Aに形成した 孔部Aaに対して強引に差込み、突起本体11aの係止片11b,11bを元の 状態に復元させて、その係止片11b,11bを、孔部Aaの裏面側周縁部に係 止して楔状に抜止め固定するので、カーテンレール1を確実に固定することがで き、第1実施例と同等の作用効果を奏することができる。
【0035】 また、図7に示すように、キャップ本体4に、開閉可能又は着脱可能に設けた 蓋体5を嵌着し、挿通孔4aを介して、蓋体5の嵌付け面側に形成した楔形の抜 止め突起11を、壁面Aの孔部Aaに対して差込み、抜止め固定してもよい。
【0036】 図8は、キャップ本体4の裏面側中央部に、串形又は魚の骨形の抜止め突起1 2を形成した第3実施例のレールキャップ3を示し、キャップ本体4に形成した 抜止め突起12を、壁面Aに形成した孔部Aaに対して強引に差込み、突起本体 12aの先端側外周面に形成した係止片12b…を、孔部Aaの内周縁部に食い 込ませて抜止め固定するので、第1実施例と同等の作用効果を奏することができ る。
【0037】 また、図9に示すように、キャップ本体4に、開閉可能又は着脱可能に設けた 蓋体5を嵌着し、挿通孔4aを介して、蓋体5の嵌付け面側に形成した抜止め突 起12を、壁面Aの孔部Aaに対して差込み、抜止め固定してもよい。
【0038】 図10、図11は、キャップ本体4の裏面側中央部に形成した抜止め突起10 を、蓋体5の嵌付け面側に形成した軸部13により径方向に拡張して抜止めする 第4実施例のレールキャップ3を示し、キャップ本体4に形成した抜止め突起1 0を、壁面Aに形成した孔部Aaに差込んだ後、キャップ本体4に、ヒンジ7に より開閉可能に連設した蓋体5を嵌着して、キャップ本体4に形成した抜止め突 起10の軸中心部に、横長形状に形成した挿通孔4aを介して、蓋体5に形成し た軸部13を強引に差込み、 抜止め突起10を構成する抜止め片10a…の内側テーパ面に、軸部13の先 端側周面部を当接して、抜止め片10a…を弾性に抗して径方向に拡張し、その 抜止め片10a…を、孔部Aaの裏面側周縁部に係止して抜止め固定するので、 単純に差込み固定するよりも、カーテンレール1を強固に固定することができる 、第1実施例と同等又は以上の作用効果を奏することができる。なお、蓋体5を 、着脱可能に設けてもよい。
【0039】 また、蓋体5を牽引して、軸部13を強制的に抜き取り、抜止め突起10の抜 止め片10a…を元の状態に復元させて、抜止め解除することにより、カーテン レール1及びレールキャップ3を、壁面Aから簡単に取外すことができ、部品の 交換及び補修が容易に行える。
【0040】 図12、図13は、キャップ本体4に形成した抜止め突起10を、蓋体5に形 成した軸部13により径方向に拡張して抜止めする第5実施例のレールキャップ 3を示し、抜止め突起10の軸中心部に、挿通孔4aを介して、軸部13の頭部 13aを予め差込みセットしておき、その抜止め突起10を、壁面Aに形成した 孔部Aaに差込んだ後、キャップ本体4に蓋体5を嵌着して、軸部13を深く差 込み、 抜止め突起10を構成する抜止め片10a…の内側角部に、軸部13の頭部1 3aを当接し、抜止め片10a…を弾性に抗して径方向に拡張し、その抜止め片 10a…を、孔部Aaの裏面側周縁部に係止して抜止め固定するので、第4実施 例と同等の作用効果を奏することができる。且つ、抜止め片10a…の内側角部 に、軸部13の頭部13aを係止して、拡張状態を保持する。
【0041】 また、蓋体5及び軸部13を引き戻して、抜止め突起10の抜止め片10a… を元の状態に復元させ、抜止め解除することにより、カーテンレール1及びレー ルキャップ3を、壁面Aから簡単に取外すことができる。
【0042】 図14、図15は、キャップ本体4に形成した抜止め突起10を、蓋体5に形 成した軸部13により径方向に拡張して抜止めする第6実施例のレールキャップ 3を示し、抜止め突起10の軸中心部に、挿通孔4aを介して、軸部13を予め 差込みセットしておき、その抜止め突起10を、壁面Aに形成した孔部Aaに差 込んだ後、キャップ本体4に蓋体5を嵌着して、軸部13を深く差込む。
【0043】 抜止め突起10を構成する抜止め片10a…の内側角部に、軸部13に先端側 に形成したテーパ面13bを当接し、抜止め片10a…を弾性に抗して拡張し、 その抜止め片10a…を、孔部Aaの裏面側周縁部に係止して抜止め固定するの で、第4実施例と同等の作用効果を奏することができる。且つ、抜止め片10a …の内側角部に、軸部13の中間部に形成した立上り部13cを係止して、拡張 状態を保持する。
【0044】 また、蓋体5及び軸部13を引き戻して、抜止め突起10の抜止め片10a… を元の状態に復元すると共に、その抜止め片10a…を、軸部13の先端側周縁 部に係止して、抜止め解除することにより、カーテンレール1及びレールキャッ プ3を、壁面Aから簡単に取外すことができる。
【0045】 なお、蓋体5から軸部13を分離して、軸部13を独立して差込み可能及び抜 取り可能に設けてもよい。また、軸部13の軸周面にネジ山を螺刻し、その軸部 13を、抜止め突起10の軸中心部に螺入して拡張してもよい。
【0046】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のレールは、実施例のカーテンレール1に対応し、 以下同様に、 適宜固定部は、車両内部の壁面Aに対応し、 係止部は、抜止め突起10,11の係止片10a,11bに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0047】 例えば、カーテンレール1の裏面側を、表裏両面に粘着剤を塗布した粘着テー プ(図示省略)を介して、車両内部の壁面Aに貼着固定してもよい。
【0048】 また、レールキャップ3を、カーテンレール1の全長と対応する間隔に隔てて 車両内部の壁面Aに固定した後、そのレールキャップ3,3の間に、カーテンレ ール1を水平に架設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のレールキャップの取付け状態を
示す斜視図。
【図2】 レールキャップの取付け状態を示す背面図。
【図3】 抜止め突起の差込み状態を示す横断平面図。
【図4】 抜止め突起の係止状態を示す横断平面図。
【図5】 蓋体に抜止め突起を形成した他の例を示す横
断平面図。
【図6】 第2実施例のレールキャップの取付け状態を
示す横断平面図。
【図7】 蓋体に抜止め突起を形成した他の例を示す横
断平面図。
【図8】 第3実施例のレールキャップの取付け状態を
示す横断平面図。
【図9】 蓋体に抜止め突起を形成した他の例を示す横
断平面図。
【図10】 第4実施例のレールキャップの取付け状態
を示す横断平面図。
【図11】 抜止め突起の係止状態を示す横断平面図。
【図12】 第5実施例のレールキャップの取付け状態
を示す横断平面図。
【図13】 抜止め突起の係止状態を示す横断平面図。
【図14】 第6実施例のレールキャップの取付け状態
を示す横断平面図。
【図15】 抜止め突起の係止状態を示す横断平面図。
【符号の説明】
A…壁面 Aa…孔部 1…カーテンレール 2…ランナー 3…レールキャップ 4…キャップ本体 4a…挿通孔 5…蓋体 6…差込み部 7…ヒンジ 10…抜止め突起 10a…抜止め片 11…抜止め突起 11b…係止片 12…抜止め突起 12b…係止片 13…軸部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール端部に固定されるキャップ本体の裏
    面側に、適宜固定部に形成した孔部に対して差込み固定
    される抜止め突起を形成したレールキャップ。
  2. 【請求項2】レール端部に固定されるキャップ本体に対
    して蓋体を嵌付け可能に設け、上記蓋体の嵌付け面側
    に、上記キャップ本体に形成した挿通孔を介して、適宜
    固定部に形成した孔部に対して差込み固定される抜止め
    突起を形成したレールキャップ。
  3. 【請求項3】上記キャップ本体に形成した抜止め突起の
    軸中心部と対向して、該キャップ本体に対して嵌付けら
    れる蓋体に軸部を形成し、上記抜止め突起の軸中心部に
    対して上記軸部を差込み可能に設けると共に、上記抜止
    め突起を、上記軸部の差込み量に対応して上記孔部に対
    して抜止め固定される拡張状態と、その抜止め固定が解
    除される復元状態とに可撓可能に設けた請求項1記載の
    レールキャップ。
  4. 【請求項4】上記抜止め突起の先端側に、上記孔部に対
    して差込み可能な状態に可撓され、該孔部に対して係止
    される状態に復元する係止部を形成した請求項1又は2
    記載のレールキャップ。
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