JP4170516B2 - 計量装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば船上のように振動する床に設置されても正確な重量又は質量の計量を可能にする計量装置において、零点補正機能を有する計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記従来の計量装置として本願出願に係る発明者が先に発明している計量装置がある(特願平9−244700号)。その計量装置は、図2に示すように、それぞれがロードセルから成る計量セル1と複数のダミーセル21 〜2n 、更に増幅器3、41 〜44 、アナログ・デジタル変換器(A/D変換器)5、61 〜64 、及び信号処理装置12を備えており、これら計量セル1とダミーセル21 〜2n は揺動(振動)する同一の床Fに異なる高さ位置に設けられている。
ここで、まずこれらロードセルのうちの1つについて説明する。ロードセルが例えば図3に示す揺動座標空間xyzにおいて、xy平面に平行な平面上に設置されているとする。この座標空間xyzの揺動は、xyzの各軸に平行する方向の3つの直線運動と、xyzの各軸の回りの3つの回転運動から成っている。ただし、この使用しているロードセルは設置されている平面の垂直方向であるz軸方向の力を検出し、これ以外の方向の力を検出しないので、ロードセルに掛かる重量の負荷質量m(被計量物30と載台(風袋)31との合成質量m1 、又は分銅32とダミーセルの風袋との合成質量m2 )の重心(質点)の空間位置(以下、ロードセル(計量セル、ダミーセル)の重心位置と言うこともある。)が空間座標上の点p(xp 、yp 、zp )に位置するとすると、ロードセルの出力信号up (t)をマトリックスで表すと、
【0003】
【数1】
Figure 0004170516
【0004】
である。T は転置を表す。(1)〜(3)式において、E、mはそれぞれロードセルの出力感度、負荷質量、θx (t)、θy (t)はそれぞれx、y軸回りの回転運動、δz (t)はz軸方向の直線運動であり、‥と・はそれぞれ時間に対する2階微分と1階微分を表す。また、gxy(t)は重力加速度gのxy平面に対する垂直成分である。B(t)が揺動環境の加速度である。
ここで例えば4台のダミーセル21 〜24 をそれぞれxy平面に平行な平面にであって、適切な座標di (xdi、ydi、zdi)(ただし、i=1、2、3、4)に設置する。ただし、di (i=1、2、3、4)は4台の各ダミーセルの重心位置を表す。
【0005】
次に、従来の計量装置の信号処理について説明する。ただし、デジタル方式の処理を行うので、計量セル1と各ダミーセル21 〜24 の出力信号を時系列として表すこととする。
図2に示す揺動環境算出手段9は、4台の各ダミーセル21 〜24 の出力信号udi(j) (ただし、i=1、2、3、4)を用いて床Fの揺動による揺動環境の加速度B(j) を算出し、この算出値Bc (j) は、次式で表すことができる。
【0006】
c (j) =D-1d (j) /(E2 2 ) (4)
ただし、
【0007】
【数2】
Figure 0004170516
【0008】
Figure 0004170516
である。ただし、各ダミーセル21 〜24 の出力感度と負荷質量はそれぞれ同一であり、E2 とm2 (m2 は、各ダミーセルに設けられている分銅32の質量と各ダミーセルの風袋質量の合計質量)で表してある。
【0009】
また、(1)式より計量セル1の出力信号uk (j) を
k (j) =BT (j) C (7)
と表すことができる。ただし、
T = [a b c d] (8)
a=E1 1 k 、b=E1 1 k 、c=E1 1 k 、d=E1 1 、及び座標k(xk 、yk 、zk )は、計量セル1の重心位置である。
【0010】
揺動環境加速度Bc (j) 、計量セル1の出力信号uk (j) をそれぞれ1つの線形システムの4入力、1出力とみなして、パラメータ算出手段10がパラメータベクトルCを例えば最小2乗法を用いて算出する。ここで、パラメータベクトルCのうちのパラメータdc は、
c =E1 1
である。よって、計量セル1に掛かる負荷質量m1 は、
1 =dc /E1 (9)
により求めることができる。なお、B(j) は実際の揺動環境加速度であり、Bc (j) はその計算値である。
そして、この算出された計量セル1の負荷質量m1 は、被計量物30の質量mx と載台31を含む風袋の既知質量Mとの合計質量であるので、質量算出手段11は、被計量物30の質量mx
x =m1 −M (10)
により算出することができる。
【0011】
次に、上記の処理の内容を図2に示すブロック図を参照して説明する。計量セル1、及び4台の各ダミーセル21 〜24 から出力されるアナログ計量信号W、及び各アナログダミー信号D1 〜D4 は、増幅器3、41 〜44 で増幅されてA/D変換器5、61 〜64 でデジタル信号に変換され、そして、デジタルフィルタ7、81 〜84 を通過してデジタル計量信号uk (j) 、デジタルダミー信号ud1(j) 〜ud4(j) に変換される。ここで、CPUから成る信号処理装置12は、これらデジタルフィルタ7、81 〜84 、揺動環境算出手段9、パラメータ算出手段10、及び質量算出手段11を備えている。揺動環境算出手段9は、ダミー信号ud1〜ud4と、予め設定さているダミーセル21 〜24 の重心位置の座標di (xdi、ydi、zdi)(i=1、2、3、4)と、を(4)式に代入して揺動環境の加速度Bc (j) を算出し、この算出したBc (j) をパラメータ算出手段10に出力する。パラメータ算出手段10は、計量セル1の出力信号uk (j) と揺動環境の加速度Bc (j) を1つの線形システムとみなしてパラメータベクトルCの各パラメータa、b、c、dを例えば最小2乗法を使用して算出する。そして、質量算出手段11は、パラメータdの計算値dc を(9)式に代入してm1 を算出し、更にm1 を(10)式に代入して被計量物30の質量mx を出力することができる。このようにして、信号処理装置12は、計量セル1から出力される計量信号uk (j) から計量セル1の重心位置k(xk 、yk 、zk )における上下方向の振動成分を除去し、これによって、床Fの振動に基づく計量誤差を除去した補正済み計量信号である被計量物30の質量mx を出力することができる。
【0012】
なお、計量ごとに被計量物30の重心位置kが殆ど変化しない計量装置、例えば組合せ秤や自動重量選別装置では、詳細には説明しないが、まず、被計量物30の標本(質量は既知)を計量してその計量信号等を使用して計量セル1の重心位置を表す座標k(xk 、yk 、zk )を求め、そして、この算出された座標k(xk 、yk 、zk )、揺動環境算出手段9が算出したBc (j) 、及び計量信号uk (j) を(1)式に代入することにより床Fの振動に基づく計量誤差を除去した補正済み計量信号である被計量物30の質量mx を出力させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の計量装置に設けられている信号処理装置12では、温度変化等によって起こる計量セル1及びダミーセル2のオフセット誤差sk 、sdiの補正を行う機能を備えていないという問題がある。そして、被計量物30の一部が載台31上に残留することによって風袋質量が変化した場合に、風袋質量変化Mf の補正を行う機能を備えていないという問題もある。そのために、オフセットsk 、sdiの変化や風袋質量変化Mf に基づく誤差が計量精度の低下を招くという問題がある。
ところで、従来の静止状態で被計量物を計量する計量装置でも、オフセット変化や風袋質量変化が計量精度の低下の要因の1つとなっているが、その対策として、計量装置に零点設定(風袋引き)という機能が設けられている。要するに、この零点設定機能は、被計量物が風袋上に載置されていない状態の風袋質量値を記憶しておき、被計量物が載台上に載置されたときの計量値から風袋質量値を減算する機能であり、これによって、オフセット変化や風袋質量変化に基づく零点変化による誤差を除去することができる。
【0014】
しかし、上記のような揺動環境下で使用される計量装置では、零点変化を簡単に除去することができない。なぜなら、次の2つの理由があるからである。
第1の理由は、揺動環境下では、揺動環境の影響によって被計量物が載せられていない風袋のみの質量を正確に得ることができないからである。つまり、遮断周波数が揺動環境の揺動周波数よりも低く設定されたデジタルフィルタ7、81 〜84 を用いても、計量値に上記オフセット変化や風袋質量変化以外の揺動環境の影響によって生じる直流誤差成分が含まれている場合があり、その場合には正確な計量値を得ることができないからである。
第2の理由を説明する。計量セル1、ダミーセル21 〜24 のオフセットをsk 、sdi、計量セル1の風袋質量変化量をMf とすると、計量セル1とダミーセル21 〜24 の出力信号u' k (j) 、u' di(j) は、(1)式を変形することにより、
u' k (j) =E1 (mx +M+Mf )KT B(j) +sk (11)
u' di(j) =E2 2 i T B(j) +sdi (12)
と表すことができる。ただし、i=1、2、3、4である。(11)式から分かるように、オフセットsk のu' k (j) に対する影響がKT B(j) に依存しないが、風袋質量変化量Mf のu' k (j) に対する影響がKT B(j) に依存している。換言すれば、オフセットsk と風袋質量変化量Mf のu' k (j) に対する影響をそれぞれ別々に考慮する必要がある。従って、仮にE1 (M+Mf )KT B(j) +sk で表される被計量物が載置されていない状態の計量信号が得られたとしても、sk とMf との分離ができないので、これらsk とMf が計量精度に及ぼす悪影響を除去することができないからである。
【0015】
本発明は、ロードセルのオフセット変化及び風袋質量変化の悪影響を受けずに床振動に基づく計量誤差を正確に補正して、被計量物の質量又は重量を正確に計量することができる計量装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る計量装置は、振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記各補正信号ごとに所定時間ごとの上記補正信号の差分を順次算出する差分演算手段と、上記各補正信号ごとの上記補正信号の差分に基づいて上記物体の振動環境の加速度を算出する加速度算出手段と、この算出された上記振動環境の加速度と上記被計量物の計量信号とに基づいて上記被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0017】
第2の発明に係る計量装置は、振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記各補正信号ごとに所定時間ごとの上記補正信号の差分を順次算出する差分演算手段と、上記各補正信号ごとの上記補正信号の差分に基づいて上記物体の振動環境の加速度の所定時間ごとの差分を順次算出する振動環境算出手段と、上記物体の振動環境の加速度の差分を積分して上記物体の振動環境の加速度を算出する積分演算手段と、この算出された上記振動環境の加速度と上記被計量物の計量信号とに基づいて上記被計量物の質量が含まれているパラメータを算出するパラメータ算出手段と、上記パラメータと上記計量用荷重変換手段に掛かる風袋の質量とに基づいて上記被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0018】
第3の発明に係る計量装置は、振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記各補正信号ごとに所定時間ごとの上記補正信号の差分を順次算出する差分演算手段と、上記各補正信号ごとの上記補正信号の差分に基づいて上記物体の振動環境の加速度の所定時間ごとの差分を順次算出する振動環境算出手段と、上記物体の振動環境の加速度の差分の積分値を算出すると共に、当該積分値と上記計量用荷重変換手段の風袋の重心と当該計量用荷重変換手段に負荷されている既知質量の標本の重心との合成重心位置の座標とから成る上記物体の振動環境の加速度を算出する積分演算手段と、この算出された上記振動環境の加速度と上記被計量物の計量信号とに基づいて上記被計量物の質量が含まれているパラメータを算出するパラメータ算出手段と、上記パラメータと上記計量用荷重変換手段に掛かる風袋の質量とに基づいて上記被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0019】
本発明に係る計量装置によると、各補正用荷重変換手段から出力された補正信号の差分を各補正用荷重変換手段ごとに順次算出してそれぞれの差分に基づいて揺動環境の加速度を算出しているので、オフセット変化による誤差(オフセット変化による誤差とは、補正信号や計量信号に対する影響が揺動環境の加速度に依存しない誤差を言う。)を含まない揺動環境の加速度を算出することができる。そして、このオフセット変化の誤差を含まない揺動環境の加速度を使用して、被計量物の荷重が掛かっている状態での計量信号(風袋質量変化による誤差を含む)と被計量物の荷重か掛かっていない状態での計量信号から得られた風袋質量(風袋質量変化による誤差を含む)に基づいて、オフセット変化の誤差及び風袋質量変化による誤差を除去し、かつ、振動成分を除去した被計量物の質量を算出することができる。ただし、風袋質量変化による誤差とは、計量信号に対する影響が揺動環境の加速度に依存している誤差を言う。
【0020】
第2の発明に係る計量装置によると、算出して得られた振動環境の加速度と被計量物の計量信号とに基づいて被計量物の質量が含まれているパラメータを算出し、このパラメータを使用して物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出するすることができる。
【0021】
第3の発明に係る計量装置によると、予め設定されている、又は予め計算して得られた計量用荷重変換手段の風袋の重心と計量用荷重変換手段に負荷されている既知質量の標本の重心(質点)との合成重心位置の座標を使用して振動成分を除去した被計量物の質量を算出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係る計量装置の第1実施形態を図1を参照して説明する。第1実施形態の計量装置は、図2に示す従来の計量装置の信号処理装置12に代えて図1に示す信号処理装置25を設けたものである。これ以外は同図に示す従来の計量装置と同等であり、増幅器3、41 〜44 、及びA/D変換器5、61 〜64 の詳細な説明を省略する。そして、図2に示すデジタルフィルタ7、81 〜84 も従来のものと同等であるので詳細な説明を省略する。
本発明の計量装置は、この計量装置が設置されている床Fの揺動(振動)に基づく揺動成分を除去した被計量物30の質量を算出することができる計量装置に適用したものであり、温度変化等によって起こる計量信号及び補正信号のオフセットsk 、sdiの変化の誤差に基づく計量誤差を補正することができると共に、計量セル1の風袋質量変化Mf による計量誤差を補正することができ、これによって、被計量物30の正確な質量mx を算出することができるものである。
計量セル1は、図2に示すように従来のものと同等であり、一方の端部が床Fに固定され、他方の端部には被計量物30が載置される載台31が取り付けられており、載台31に載置された被計量物30の重量を計量して、その重量に応じたアナログ計量信号Wを出力する。
【0023】
ダミーセル21 〜24 は、従来のものと同等であり、床Fの揺動を検出するためのものである。この実施形態では4台のダミーセル21 〜24 を設けた構成としたが、これ以外の台数としてもよく、例えば4台以上設けてもよい。各ダミーセル21 〜24 の一方の端部が計量セル1が取り付けられている床Fに固定され、他方の端部には既知質量m2 の分銅(補正用質量)32を取り付けて自由端としてある。各ダミーセル21 〜24 は、床Fからの揺動を受ける状態で分銅32の既知質量m2 に基づく重量を受けてこの重量と対応するアナログ補正信号(ダミー信号)D1 〜D4 を出力する。質量m2 は、各ダミーセル21 〜24 の風袋質量を含むものとする。
【0024】
なお、計量セル1は、床Fから高さH1 の位置に設置してある。そして、ダミーセル21 〜23 は、床Fから所定の同一の高さH2 (H2 <H1 )の位置であって同一平面上に設置してあり、ダミーセル24 は、床Fから所定の高さH3 (H3 <H2 )の位置に設置してある。ここで、計量セル1及びダミーセル21 〜24 の設置位置とは、計量セル1及びダミーセル21 〜24 の重心位置(従来の技術の説明参照)である。
【0025】
信号処理装置25はCPUで構成され、デジタルフィルタ7、81 〜84 、差分演算手段211 〜214 、揺動環境算出手段33、積分演算手段22、パラメータ算出手段23、及び質量算出手段24を備えている。差分演算手段211 〜214 、揺動環境算出手段33、積分演算手段22、パラメータ算出手段23、及び質量算出手段24は、CPUと接続する記憶部に予め記憶されているプログラムに従って所定の演算を行うものである。
各差分演算手段211 〜214 は、それぞれと対応するデジタルフィルタ81 〜84 からダミー信号u’di(j) (ただし、i=1、2、3、4)、即ち、u’d1(j) 〜u’d4(j) が入力し、(13)式の演算を行って、各ダミー信号u’diごとに所定時間ごとのダミー信号の差分Δu’di(j) を順次算出する手段である。
Δu’di(j) =u’di(j) −u’di(j−1) (13)
【0026】
揺動環境算出手段33は、各差分演算手段211 〜214 から入力したΔu’di(j) (i=1、2、3、4)を(6)式の対応する各ud1(j) 〜ud4(j) に代入して(4)式の演算を行って、床Fの揺動環境(振動環境)の加速度Bc (j) の所定時間ごとの差分ΔB(j) を順次算出する手段である。
積分演算手段22は、揺動環境算出手段33が算出した床Fの揺動環境の加速度の差分ΔB(j) を、(14)式に示すようにデジタル積分演算して、この算出した積分値を(19)式に代入して床Fの揺動環境の加速度B’(j) を算出する手段である。
この揺動環境算出手段33と積分演算手段22が請求項1に記載の加速度算出手段を構成している。
つまり、
【0027】
【数3】
Figure 0004170516
【0028】
である。
ここで、B(0) は、デジタル積分演算におけるB(j) の初期値であるが、例えば船舶上等のような揺動環境下では、そこに設置された計量装置が常時揺動しているので、初期値B(0) が0であるとは限らない。従って、B(0) を未知のパラメータとして処理することとする。
(11)式に(14)式を代入すると、計量セル1の計量信号u’k (j) を
【0029】
【数4】
Figure 0004170516
【0030】
のように書き直すことができる。ただし、
1 =mx +M+Mf (17)
k =E1 1 T B(0) +sk (18)
x は被計量物30の質量、Mは風袋である載台31の質量、Mf は風袋質量の変化量、m1 は計量セル1の負荷質量である。sk は計量セル1のオフセット、ek は未知の定数である。
そこで、
【0031】
【数5】
Figure 0004170516
【0032】
C’T = [a b c d ek ] (20)
とおけば、(16)式を
u’k (j) =B’T (j) C’ (21)
と書き直すことができる。
B’(j) 、u’k (j) をそれぞれ1つの線形システムの5入力、1出力とみなしてパラメータベクトルC’を例えば最小2乗法を使用して求めれば、(20)式のa、b、c、d、及びek を得ることができる。
つまり、積分演算手段22は、(19)式に示す揺動環境の加速度B’(j) を算出してパラメータ算出手段23に出力する手段である。そして、パラメータ算出手段23は、この算出された揺動環境の加速度B’(j) と被計量物30の計量信号u’k (j) とに基づいて上記のように最小2乗法を使用して被計量物30の質量mx が含まれているパラメータd(=E1 1 =E1 (mx +M+Mf ))を算出する手段である。a、b、c、dは(8)式のものと同様に表せられる。パラメータdの計算値はdc である。
【0033】
質量算出手段24は、この算出されたパラメータdと計量セル1に掛かる風袋と残留物の合計質量(M+Mf )とに基づいて、床Fの揺動に基づく振動成分を除去した被計量物30の質量mx を算出する手段である。
なお、風袋と残留物の合計質量(M+Mf )は、被計量物30の質量mx を計量する前に、載台31上に被計量物30を載置していない状態で、オペレータがこの計量装置の零点設定を行うことにより質量算出手段24が算出することができる。つまり、載台31上に被計量物30が載置されていない状態でこの信号処理装置25が上記のようにして演算を行い、パラメータ算出手段23がパラメータd’=E1 m’1 (=E1 (M+Mf ))を算出し、そして、質量算出手段24がm1 ’=d’/E1 (=(M+Mf ))を演算して風袋と残留物の合計質量(M+Mf )を算出する。
また、質量算出手段24は、被計量物30を計量して得られたパラメータd=E1 1 (=E1 (mx +M+Mf ))より、m1 =d/E1 (=(mx +M+Mf ))を演算して被計量物30と風袋と残留物の合計質量(mx +M+Mf )を算出し、次に、被計量物30の質量mx を、
x =m1 −(M+Mf ) (22)
の演算を行うことにより算出する構成となっている。
パラメータ算出手段23と質量算出手段24が請求項1に記載の質量算出手段を構成している。
【0034】
上記のように構成された計量装置によると、差分演算手段211 〜214 が各ダミーセル21 〜24 から出力されたダミー信号u’d1(j) 〜u’d4(j) の差分Δu’d1(j) 〜Δu’d4(j) を各ダミーセル21 〜24 ごとに順次算出し、揺動環境算出手段33及び積分演算手段22がそれぞれの差分Δu’d1(j) 〜Δu’d4(j) に基づいて揺動環境の加速度B’(j) を算出しているので、温度変化等によって起こるオフセット変化sdi(i=1、2、3、4)による計量誤差(オフセット変化による誤差とは、ダミー信号に対する影響が揺動環境の加速度B(j) に依存しない誤差を言う。)を含まない揺動環境の加速度B’(j) を算出することができる。そして、パラメータ算出手段23と質量算出手段24がこのオフセット変化sdiの誤差を含まない揺動環境の加速度B’(j) を使用して、計量セル1に被計量物30の荷重が掛かっている状態での計量信号uk (j) と、被計量物30の荷重か掛かっていない状態での計量信号u’k (j) から得られた風袋質量(M+Mf )と、に基づいて、オフセットsk 、sdiの変化による誤差及び風袋質量変化Mf による誤差(風袋質量変化Mf による誤差とは、計量信号uk (j) に対する影響が揺動環境の加速度B(j) に依存している誤差を言う。)を除去し、かつ、揺動成分を除去した被計量物30の質量mx を算出することができる。このように、計量セル1の風袋質量変化Mf による計量誤差を補正することができるので、例えば前回計量した被計量物30の一部が載台31に残留することがあってもその残留分を除去した被計量物30の正確な質量mx を算出することができる。
【0035】
そして、被計量物30の重心と計量セル1の載台31の重心との合成重心位置の座標を予め設定する必要がないので、被計量物30の形状や大きさのばらつきが比較的大きいために、計量中の被計量物30の重心と載台31の重心との合成重心位置の座標のばらつきが比較的大きい場合でも、被計量物30の質量mx を正確に計量することができる。
【0036】
次に、計量装置の第2実施形態を説明する。第1実施形態と第2実施形態の計量装置の相違するところは、信号処理装置25が備えている積分演算手段22とパラメータ算出手段23である。これ以外は、第1実施形態と同等であるので詳細な説明を省略する。第2実施形態の計量装置は、計量ごとに被計量物30の合成重心位置が殆ど変化しない場合に適用すると都合のよい装置である。例えば、自動重量選別装置や組合せ秤に適用することができる。
【0037】
自動重量選別装置に適用した第2実施形態の計量装置によると、まず、被計量物30の計量の前段階として、被計量物30の標本(被計量物30の平均的な形状と重量を備えるものであり、質量は既知のもの)を使用して、この標本を計量セル3に設けられている例えば計量コンベア(図示せず)上に供給したときの標本の重心と計量コンベア(風袋)の重心の合成重心位置を表す座標k(xk 、yk 、zk )を算出する。なお、座標k(xk 、yk 、zk )は、この計量装置に設けられている座標算出部(図示せず)により後述する従来公知の演算によって算出してもよいし、この計量装置の設計の段階で予め計算によって求めておいてこの計量装置の記憶部(図示せず)に記憶させておいてもよい。
そして、積分演算手段34は、このようにして得られた座標k(xk 、yk 、zk )と揺動環境算出手段33により算出して得られた揺動環境の加速度の差分ΔB(j) を(23)式に代入して床Fの揺動環境の加速度B”(j) を算出する構成となっている。
この場合、
【0038】
【数6】
Figure 0004170516
【0039】
C”T = [d ek ] (24)
とおけば、(16)式を
u”k (j) =B”T (j) C” (25)
と書き直すことができる。ただし、Kは座標k(xk 、yk 、zk )のマトリックスである。
B”(j) 、u”k (j) をそれぞれ1つの線形システムの2入力、1出力とみなしてパラメータベクトルC”を例えば最小2乗法を使用して求めれば、(24)式のd及びek を得ることができる。
つまり、積分演算手段34は、(23)式に示す揺動環境の加速度B”(j) を算出してパラメータ算出手段35に出力する手段である。そして、パラメータ算出手段35は、この算出された揺動環境の加速度B”(j) と被計量物30の計量信号u”k (j) とに基づいて上記のように最小2乗法を使用して被計量物30の質量mx が含まれているパラメータd(=E1 1 =E1 (mx +M+Mf ))を算出する手段である。以下、第1実施形態と同様にして、質量算出手段24が、この算出されたパラメータd(dc )と計量セル1に掛かる風袋と残留物の合計質量(M+Mf )とに基づいて被計量物30の質量mx を算出することができる。そして、この質量mx は、第1実施形態と同様に、オフセットsk 、sdiの変化による誤差及び風袋質量変化Mf による誤差を除去し、かつ、揺動成分を除去したものである。
【0040】
第2実施形態の計量装置によると、例えばこの計量装置の出荷の段階でこの計量装置に予め設定されて記憶部に記憶されている、又はこの計量装置を使用して被計量物を計量する前の段階でこの計量装置により予め計算して得られた計量セル1の風袋の重心と計量セル1に負荷されている既知質量の標本の重心との合成重心位置の座標k(xk 、yk 、zk )を使用して被計量物30の質量mx を算出しているので、第1実施形態の計量装置のようにこの座標kが設定されていない場合と比較して、座標kを算出する必要がない分だけ被計量物30の質量mx の演算処理が簡単となり演算時間を短縮することができ、これによって、計量速度の向上を図ることができるし、この座標kの精度に応じて計量精度の向上も図ることができる。
【0041】
なお、座標算出手段は、被計量物30の標本を使用して、この標本を計量セル1に設けられている計量コンベア上に供給したときの計量信号uk ’(j) と揺動環境の加速度B’(j) を(21)式に代入して最小2乗法を使用して、標本の重心と計量コンベア(風袋)の重心の合成重心位置を表す座標k(xk 、yk 、zk )を算出することができる。揺動環境の加速度B’(j) は、第1実施形態の積分演算手段22を設けてこの積分演算手段22により算出することができる。そして、この合成重心位置を表す座標k(xk 、yk 、zk )を最小2乗法を使用して求めたが、これ以外にも従来公知の例えば4元1次連立方程式を解いて求めてもよい。
【0042】
ただし、上記各実施形態において、振動補正済み計量信号として被計量物の質量mx を生成する構成としたが、この質量mx に重力加速度gを乗算して被計量物の重量を生成する構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る計量装置は、計量用荷重変換手段が設置されている物体の振動に基づく振動成分を除去した被計量物の質量を算出することができる計量装置に適用することができるものであり、温度変化等によって起こる計量信号及び補正信号のオフセット変化の誤差に基づく計量誤差を補正することができ、その補正によって被計量物の質量を正確に計量することができる。更に、計量用荷重変換手段の風袋質量変化による計量誤差を補正することもできるので、例えば前回計量した被計量物の一部が風袋に残留することがあってもその残留分を除去した被計量物の正確な質量を算出することができる。
【0044】
第2の発明に係る計量装置によると、被計量物の形状や大きさのばらつきが比較的大きいために、計量中の被計量物の重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心との合成重心位置の座標のばらつきが比較的大きい場合でも、被計量物の質量を正確に計量することができる。
【0045】
第3の発明に係る計量装置は、計量用荷重変換手段により計量中の被計量物の重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心との合成重心位置の座標のばらつきが比較的小さい計量装置、例えば組合せ秤や自動重量選別機に適用することができる。そして、予め設定されている、又は予め計算して得られた計量用荷重変換手段の風袋の重心と計量用荷重変換手段に負荷されている既知質量の標本の重心との合成重心(質点)位置の座標を使用して被計量物の質量を算出しているので、この座標が設定されていない場合と比較して、この合成重心位置の演算時間分だけ被計量物の質量の演算時間を短縮することができ、これによって、計量速度の向上を図ることができるし、この合成重心位置の座標の精度に応じて計量精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1及び第2実施形態に係る計量装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】従来の計量装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
【図3】ロードセルの配置を示す図である。
【符号の説明】
1 計量セル
2、21 〜24 ダミーセル
211 〜214 差分演算手段
22 積分演算手段
23 パラメータ算出手段
24 質量算出手段
33 揺動環境算出手段
25 信号処理装置

Claims (3)

  1. 振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記各補正信号ごとに所定時間ごとの上記補正信号の差分を順次算出する差分演算手段と、上記各補正信号ごとの上記補正信号の差分に基づいて上記物体の振動環境の加速度を算出する加速度算出手段と、この算出された上記振動環境の加速度と上記被計量物の計量信号とに基づいて上記被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴とする計量装置。
  2. 振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記各補正信号ごとに所定時間ごとの上記補正信号の差分を順次算出する差分演算手段と、上記各補正信号ごとの上記補正信号の差分に基づいて上記物体の振動環境の加速度の所定時間ごとの差分を順次算出する振動環境算出手段と、上記物体の振動環境の加速度の差分を積分して上記物体の振動環境の加速度を算出する積分演算手段と、この算出された上記振動環境の加速度と上記被計量物の計量信号とに基づいて上記被計量物の質量が含まれているパラメータを算出するパラメータ算出手段と、上記パラメータと上記計量用荷重変換手段に掛かる風袋の質量とに基づいて上記被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴とする計量装置。
  3. 振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記各補正信号ごとに所定時間ごとの上記補正信号の差分を順次算出する差分演算手段と、上記各補正信号ごとの上記補正信号の差分に基づいて上記物体の振動環境の加速度の所定時間ごとの差分を順次算出する振動環境算出手段と、上記物体の振動環境の加速度の差分の積分値を算出すると共に、当該積分値と上記計量用荷重変換手段の風袋の重心と当該計量用荷重変換手段に負荷されている既知質量の標本の重心との合成重心位置の座標とから成る上記物体の振動環境の加速度を算出する積分演算手段と、この算出された上記振動環境の加速度と上記被計量物の計量信号とに基づいて上記被計量物の質量が含まれているパラメータを算出するパラメータ算出手段と、上記パラメータと上記計量用荷重変換手段に掛かる風袋の質量とに基づいて上記被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴とする計量装置。
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