JP3525364B2 - 計量方法および装置 - Google Patents

計量方法および装置

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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計量セルによる計
量値から床振動成分による計量誤差を除去するようにし
た計量方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の計量セルで個々に計量し
た各被計量物を選択的に組み合わせて、目標重量の被計
量物を取り出すようにした組合せ計量装置においては、
計量結果から床振動による計量誤差を除去するために、
床振動検出専用の複数の振動検出セルを設置して、以下
のような計量値補正処理が行われている。すなわち、こ
の場合の補正処理は、振動検出セルから得られた振動に
起因する出力bに所定の係数κを乗算した値κ・bを、
計量セルの出力aから差し引くものである。上記係数κ
は、計量セルと振動検出セルとの間の、感度や風袋重量
の違いによる出力誤差を補正するセル感度比であり、同
じ床振動が加わった時の計量セルの出力をa0 ,振動検
出セルから得られた振動に起因する出力をb0 とする
と、前記セル感度比κはa0 /b0 と表せる。このよう
な組合せ計量装置として、複数の計量セルに1対1に対
応させて複数の振動検出セルを設置するものと、計量セ
ルに1対1に対応しない複数(通常は計量セルよりも少
ない数)の振動検出セルを設置し、これら振動検出セル
の出力から床の振動モードを面計算し、その振動モード
から各計量セルの設置位置の振動成分を算出するものと
がある。
【0003】上記面計算方式では、図6に示すXY平面
(水平面)において点Pの位置に固定されている計量セ
ル3あるいは振動検出セル4(以下ロードセルという)
の出力のうち、床の振動成分VP(t)(tは時間)を VP(t)=A(t)・x+B(t)・y+C(t) ……(1) と表すことにより、各計量セル3または振動検出セル4
の設置位置での振動成分を算出する。この場合、ロード
セルは、XY平面の挙動のうち、X軸回りの回転運動で
生じる垂直(Z軸)方向成分、Y軸回りの回転運動で生
じる垂直(Z軸)方向成分、およびXY平面に垂直な軸
(Z)方向の運動を検出し、それ以外の運動は検出しな
いので、X軸回りの回転運動で生じる垂直(Z軸)方向
成分の運動をB(t),Y軸回りの回転運動で生じる垂
直(Z軸)方向の運動をA(t)、Z軸方向の運動をC
(t)として、これら運動の組合せで床振動を表してい
る。床の振動モードは、(1)式におけるA(t),B
(t),C(t)を求めることにより得られる。すなわ
ち、A(t),B(t),C(t)の値を既知の値とし
た(1)式はXY平面の任意の位置(x,y)の振動に
起因する出力を表す。A(t),B(t),C(t)の
値は、XY面上に固定されている3個のロードセルの出
力VP(t)と各ロードセルの位置座標(x,y)を
(1)式に当てはめて、3元一次連立方程式を解くこと
によって求めることができるが、実際には、各ロードセ
ルの出力に誤差があるため、3点以上の位置のロードセ
ルにより、最小自乗法を用いて、上記A(t),B
(t),C(t)の値を求めるのがよい。 このよう
に、計量セルと感度の異なる振動検出セルを使って面計
算方式により床振動成分を求める場合は、(1)式の振
動モードから算出される振動成分VPにセル感度比κを
乗算したもの、すなわち、 VP’=κ・{A(t)・x+B(t)・y+C(t)} ……(2) を、セル感度補正した振動成分として用いることにより
計量セルの出力が補正される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、組合せ計量装
置に使用する振動検出セルには、計量セルにおける風袋
重量に見合うものとして重りを使用しているため、その
振動の自由度が1であるのに対して、計量セルは、弾性
を有する計量ホッパーを介して被計量物が負荷されるの
で、その振動の自由度は2(またはそれ以上)となり、
両セルの床振動に対する出力の周波数特性が図7のよう
に異なる。同図において、Aは計量セルの出力特性を、
Bは振動検出セルの出力特性を示す。また、仮に計量セ
ルと振動検出セルの自由度が同じであったとしても、計
量セルや振動検出セルが設置される機構部の固有振動数
に差があれば、やはり計量セルと振動検出セルの出力の
周波数特性は異なる。したがって、計量セルと振動検出
セルのセル感度比は、周波数によって微妙に異なること
になる。ここで、(1)式において、Y軸回りの回転成
分A(t),X軸回りの回転成分B(t)の回転周波数
や垂直成分C(t)の振動周波数は、それぞれ機物に固
有の値を示すことが多く、これらは一致しないのが実情
である。したがって、上記(2)式のように振動モード
成分A(t),B(t),C(t)に同じセル感度比κ
を乗算して振動成分を補正するのでは、成分ごとに補正
の不足や過剰が生じて十分な補正効果が得られず、それ
だけ計量精度が低下するという問題点があった。
【0005】本発明は上述のような実情に鑑みてなされ
たもので、床振動の影響を十分に除去して高精度の計量
を行うことのできる計量方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の計量方法または計量装置は、計量セルによ
り被計量物を計量して、その重量に対応した計量信号を
出力するとともに、この計量セルと同一の床に設置され
た複数の振動検出セルから出力される振動検出信号に基
づいて床の振動モードを検出して上記計量セルが設置さ
れた位置の床の上下方向変位を算出し、上記算出された
変位により、上記計量信号から床の振動成分を除去した
振動補正済信号を生成する計量方法または計量装置であ
って、計量セルと振動検出セル間のセル感度比を、上記
振動モードを形成する振動モード成分に対応させて求め
てメモリに記憶しておき、振動モード成分に対応したセ
ル感度比を上記メモリから読み出し、このセル感度比に
より上記振動検出信号を補正してセル感度補正済信号を
生成するものである。
【0007】上記構成によれば、振動モード成分ごとに
振動周波数が異なる場合でも、各振動モード成分に最適
なセル感度比セル感度補正を行うことができ、床振動の
影響を十分に除去して高精度の計量を行うことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る組合せ計量装置の信号処理系の概略構成を示すブロッ
ク図である。同図において、11 〜1n は計量器で、被
計量物の載置部であるn個の計量ホッパー21 〜2n
重量検出部である計量セル31 〜3nとからなり、上記
計量ホッパー21 〜2n に載置された被計量物X1〜X
nの重量を計量セル31 〜3n で計量し、その重量に対
応したアナログ計量信号a1 〜an を出力する。41
m はm個(m≧3)の振動検出セルで、フレームFR
を介して上記各計量セル31 〜3n と同一の床Fに複数
設置されており、床振動に起因してアナログ振動検出信
号d1 〜dm を出力する。5はマルチプレクサであり、
上記各計量セル31 〜3n から出力される計量信号a1
〜an が増幅器61 〜6n で増幅されて入力されるとと
もに、上記各振動検出セル41 〜4m から出力される振
動検出信号d1 〜dm が増幅器71 〜7mで増幅されて
入力される。8はA/D変換器で、後述するCPU9か
らの切換え信号cによって、上記マルチプレクサ5から
選択的に出力される上記アナログ計量信号a1 〜an
よびアナログ振動検出信号d1 〜dm を、ディジタル信
号に変換する。
【0009】9は演算装置を構成するCPUで、上記A
/D変換器8を通して入力される計量信号a1 〜an
よび振動検出信号d1 〜dm に基づき所定の床振動補正
および組合せ演算を実行して、組合せ重量が一定の許容
範囲内で、かつ目標重量に近い組合せとなるように計量
セル31 〜3n に対応する計量ホッパー21 〜2n を選
択的に開放するための開放信号OSを出力する。
【0010】図2は、前記組合せ計量装置の概略構成を
示す正面図である。同図において、分散フィーダ10
は、上方から投下される被計量物を周縁に分散供給する
手段であり、その周縁には複数個の振動フィーダ111
〜11n が設けられている。この振動フィーダ111
11n によって、分散フィーダ10上の被計量物がn個
のプールホッパー121 〜12n に送出される。各々の
プールホッパー121 〜12n にはゲートが設けられて
おり、また、その下方には先述した計量ホッパー21
n が設けられている。各計量ホッパー21 〜2n は、
計量セル31 〜3n を介してフレームFRに支持され、
先述した開放信号OSにより計量ホッパー21 〜2n
ゲートが選択的に開放される。計量ホッパー21 〜2n
の下方には大きな集合排出シュート13が設けられてい
る。前記フレームFRには、各計量セル31 〜3n とは
対応しないm個の振動検出セル41 〜4m が設けられて
いる。14は包装機であり、架台Gに支持された組合せ
計量装置の下方で床Fに載置されており、上記集合排出
シュート13から送られてくる被計量物を袋詰めする。
【0011】図3は、前記フレームFRに設けられた各
計量セル31 〜3n と、これらの配置面上に位置するよ
うに同じフレームFRに設けられた各振動検出セル41
〜4m との配置例を概略的に示す平面図である。各振動
検出セル41 〜4m は各計量セル31 〜3n と1対1に
対応しておらず、個数も異なる。
【0012】上記組合せ計量装置で使用する計量セル3
1 〜3n および振動検出セル41 〜4m (以下、ロード
セルという)を図4に示す。このタイプのロードセル
は、4箇所のノッチ部31のそれぞれに張り付けられた
歪ゲージ32によって、ロードセル3(4)の変形状態
を歪量として検出するものである。さらに、これら4枚
の歪ゲージ32はホイートストンブリッジを構成してお
り、ロードセル3(4)が破線で示すように、ロバーバ
ル(平行四辺形)状態に変形した場合のみ出力が変化
し、それ以外の変形状態では、出力は変化しないように
なっている。したがって、ロードセル3(4)の固定
(床)側3a(4a)と荷重(重り)側3b(4b)の
相対変位のうち、ロバーバル変形の成分のみが検出され
るから、各モードの床振動状態に対しては、上記相対変
位の垂直方向成分のみを考慮すればよい。
【0013】図5は、前記CPU9の内部の構成を示す
ブロック図である。同図において、151 〜15n およ
び161 〜16m はそれぞれディジタルフィルタであ
り、図1のマルチプレクサ5から選択的に出力され、か
つ、A/D変換器8によってディジタル信号に変換され
た計量信号a1 〜an および振動検出信号d1 〜d
m を、切換回路17を経て、それぞれ対応するディジタ
ルフィルタ151 〜15n および161 〜16m に入力
することにより、主として、被計量物X1〜Xnを計量
ホッパー21 〜2n に乗せたときの機械振動に起因する
比較的高周波の振動成分を除去した信号を得る。
【0014】18は第1の床振動算出手段であり、以下
のような演算処理により各計量セル31 〜3n の設置位
置(xi ,yi )(ただしi=1,2,…,n)での床
振動成分b1 〜bn を算出する。すなわち、先ず各振動
検出セル41 〜4m から出力される振動検出信号d
j と、各振動検出セル41 〜4m の位置座標(xj ,y
j)(ただしj=1,2,…,m)を先の(1)式に代
入して、m個の一次式 dj =A(t)・xj +B(t)・yj +C(t) ……(3) を得る。次に、これらの式に最小自乗法を適用して、A
(t),B(t),C(t)の各値を求める。これらの
各値A(t),B(t),C(t)を(1)式に当ては
めて得られる床の振動モードに、さらに各計量セル31
〜3n の位置座標(xi ,yi )を当てはめることによ
り、各計量セル31 〜3n の設置位置での床振動成分 bi =A(t)・xi +B(t)・yi +C(t) ……(4) を算出する。
【0015】19はセル感度補正手段であり、上記第1
の床振動算出手段18で算出された各床振動成分b
i を、後述するセル感度比算出手段23で算出されるセ
ル感度比κa ,κb ,κc を用いて補正するものであ
る。すなわち、(4)式の振動モードの右辺の各振動モ
ード成分に、対応するセル感度比κa ,κb ,κc をそ
れぞれ乗算して、各床振動成分bi を si =κa ・A(t)・xi +κb ・B(t)・yi +κc ・C(t) ……(5) のようにセル感度補正する。
【0016】201 〜20n は床振動補正手段であり、
上記ディジタルフィルタ151 〜15n を通過した計量
信号a1 〜an を、上記セル感度補正手段19で補正さ
れた床振動成分s1 〜sn により個別に補正する。すな
わち、上記各計量セル31 〜3n の計量値a1 〜an
らセル感度補正した床振動成分s1 〜sn を減算するこ
とで、各計量セル31 〜3n の計量値a1 〜an から、
床の振動成分を除去した振動補正済信号bs1 〜bsn
を生成して出力する。
【0017】21は組合せ演算手段であり、上記床振動
補正手段201 〜20n から出力される振動補正済信号
bs1 〜bsn を入力させて組合せ演算を行うことによ
り、一定の許容範囲で、かつ目標重量に近い複数の振動
補正済信号bs1 〜bsn を選択し、その信号bs1
bsn に対応する計量ホッパー21 〜2n を開放するた
めの開放信号OSを出力する。
【0018】22は第2の床振動算出手段であり、各計
量セル31 〜3n から出力される計量信号a1 〜an
用いて、上記第1の床振動算出手段18と同様に床の振
動モードを算出するものである。感度比の算出のため
に、3つ以上の計量セルの計量ホッパーが開放され、被
計量物が排出されて無負荷状態となる。この無負荷状態
では、計量信号a1 〜an は振動成分のみとなる。そこ
で、先ず計量セル31 〜3n から出力される3つ以上の
計量信号ai と、対応する計量セル3i の位置座標(x
i ,yi )とを先の(1)式に代入して、3つ以上の一
次式 ai =A(t)・xi +B(t)・yi +C(t) ……(6) を得る。次に、これらの式に最小自乗法を適用して、A
(t),B(t),C(t)の各値を求める。これらの
各値A(t),B(t),C(t)を(1)式に当ては
めることにより、計量信号a1 〜an から床の振動モー
ドを算出する。
【0019】23はセル感度比算出手段であり、上記第
1の床振動算出手段18により各振動検出セル41 〜4
m の振動検出信号d1 〜dm から算出される床の振動モ
ードと、同一時刻において上記第2の床振動算出手段2
2により各計量セル31 〜3n の計量信号a1 〜an
ら算出される床の振動モードとを用いて、上記セル感度
補正手段19で使用するセル感度比κa ,κb ,κc
以下のように算出する。すなわち、セル感度比κa は、 κa ={A(t)2 }/{A(t)1 } ……(7) セル感度比κb は、 κb ={B(t)2 }/{B(t)1 } ……(8) セル感度比κc は、 κc ={C(t)2 }/{C(t)1 } ……(9) として算出する。
【0020】(7),(8),(9)の各式において、
A(t)2 ,B(t)2 ,C(t)2 は、上記第2の床
振動算出手段22により算出される床の振動モードでの
各振動モード成分A(t),B(t),C(t)の値を
示し、A(t)1 ,B(t)1 ,C(t)1 は、上記第
1の床振動算出手段18により算出される床の振動モー
ドでの各振動成分A(t),B(t),C(t)の値を
示す。
【0021】24はメモリであり、上記セル感度比算出
手段23で算出される各セル感度比κa ,κb ,κc
記憶し、必要に応じて上記セル感度補正手段19に読み
出させる。
【0022】上記のように構成された組合せ計量装置に
おいては、各計量セル31 〜3n から出力され、かつデ
ィジタルフィルタ151 〜15n を通過した計量信号a
1 〜an が床振動補正手段201 〜20n に入力される
とともに、振動検出セル41〜4m から出力される振動
検出信号d1 〜dm に基づき、第1の床振動算出手段1
8によって床の振動モードが算出され、この床の振動モ
ードから求められる各計量セル31 〜3n の設置位置
(xi ,yi )での床振動成分bi ((4)式)がセル
感度補正手段19に入力される。それらの床振動成分b
i は、メモリ24から読み出されるセル感度比κa ,κ
b ,κc を用いてセル感度補正手段19によりセル感度
補正されて感度補正済の床振動成分si ((5)式)と
なり、それぞれ対応する床振動補正手段201 〜20n
に入力される。各床振動補正手段201 〜20n では、
計量信号a1 〜an からセル感度補正済の対応する床振
動成分s1 〜sn が減算されて、振動補正済信号bs1
〜bsn が出力され、組合せ演算手段21に入力され
る。
【0023】上記のように、この組合せ計量装置では、
(4)式で示す床振動成分bi を、その各振動モード成
分A(t),B(t),C(t)に対応する個別のセル
感度比κa ,κb ,κc を乗算してセル感度補正するの
で、振動モード成分ごとに振動周波数が異なる場合で
も、各振動モード成分に最適なセル感度比κa ,κb
κc でセル感度補正を行うことができる。また、各セル
感度比κa ,κb ,κc は、第1および第2の各床振動
補正手段18,22と、セル感度比算出手段23により
自動的に算出できるので、組合せ計量装置を据え付けた
現場の環境変化により床振動の条件が変わった場合で
も、その床振動に合ったセル感度比κa ,κb ,κc
セル感度補正を行うことができる。
【0024】なお、この組合せ計量装置を稼動現場での
1日の運動開始前又は計量装置の製造工場での出荷前の
調整段階において、上記セル感度比κa ,κb ,κc
求める場合、模擬の床振動を起こす手段として加振機を
使用せずに、以下のような操作で振動を起こすようにし
てもよい。すなわち、全計量セル31 〜3n のうち、選
択した所定個数(例えば4個)の計量セル3i に対応す
る計量ホッパー2i を開閉駆動するという模擬運転を無
負荷状態のもとで行い、このとき開閉駆動されない計量
ホッパー2i に対応する計量セル3i から出力される計
量信号ai に基づき第2の床振動算出手段22で床の振
動モードを算出し、別に振動検出セル4j から出力され
る振動検出信号djに基づき第1の床振動算出手段18
で床の振動モードを算出し、これらの床の振動モードに
基づきセル感度比算出手段23で上記各セル感度比
κa ,κb ,κcを算出する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、振動モ
ードを形成する振動モード成分に対応させて求めてメモ
リに記憶しておき、振動モード成分に対応したセル感度
比を上記メモリから読み出し、このセル感度比により上
記振動検出信号を補正してセル感度補正済信号を生成す
るので、振動モード成分ごとに振動周波数が異なる場合
でも、各振動モード成分に最適なセル感度比セル感度補
正を行うことができ、床振動の影響を十分に除去して高
精度の計量を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による組合せ計量装置の信
号処理系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同組合せ計量装置の正面図である。
【図3】同組合せ計量装置におけるフレームでの計量セ
ルおよび振動検出セルの配置構成を示す平面図である。
【図4】同組合せ計量装置に使用するロードセルの説明
図である。
【図5】同組合せ計量装置におけるCPUの内部構造を
示すブロック図である。
【図6】床の振動モードを算出する面計算の原理を示す
説明図である。
【図7】計量セルおよび振動検出セルの出力の周波数特
性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 〜3n …計量セル、41 〜4m …振動検出セル、1
8…第1の床振動算出手段、19…セル感度補正手段、
201 〜20n …床振動補正手段、22…第2の床振動
算出手段、23…セル感度比算出手段、24…メモリ、
A(t),B(t),C(t)…振動モード成分、X1
〜Xn…被計量物、a1 〜an …計量信号、d1 〜dm
…振動検出信号、s1 〜sn …セル感度補正済信号、b
1 〜bsn …振動補正済信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−209066(JP,A) 特許3251706(JP,B2) 特許3251707(JP,B2) 特許3251754(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 23/01 G01G 19/387

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量セルにより被計量物を計量して、そ
    の重量に対応した計量信号を出力するとともに、この計
    量セルと同一の床に設置された複数の振動検出セルから
    出力される振動検出信号に基づいて床の振動モードを検
    出して上記計量セルが設置された位置の床の上下方向変
    位を算出し、上記算出された変位により、上記計量信号
    から床の振動成分を除去した振動補正済信号を生成する
    計量方法であって、 計量セルと振動検出セル間のセル感度比を、上記振動モ
    ードを形成する振動モード成分に対応させて求めてメモ
    リに記憶しておき、振動モード成分に対応したセル感度
    比を上記メモリから読み出し、このセル感度比により上
    記振動検出信号を補正してセル感度補正済信号を生成す
    る計量方法。
  2. 【請求項2】 被計量物を計量して、その重量に対応し
    た計量信号を出力する計量セルと、この計量セルと同一
    の床に設置された複数の振動検出セルと、上記振動検出
    セルから出力される振動検出信号に基づいて床の振動モ
    ードを検出して上記計量セルが設置された位置の床の上
    下方向変位を算出する床振動算出手段と、上記算出され
    た変位により、上記計量信号から床の振動成分を除去し
    た振動補正済信号を生成する床振動補正手段とを備えた
    計量装置であって、 計量セルと振動検出セル間のセル感度比を、上記振動モ
    ードを形成する振動モード成分に対応させて求めるセル
    感度比算出手段と、 求められたセル感度比を記憶するメモリと、 振動モード成分に対応したセル感度比を上記メモリから
    読み出し、このセル感度比により上記振動検出信号を補
    正してセル感度補正済信号を生成するセル感度補正手段
    とを有する計量装置。
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