JP4170308B2 - 光ファイバケーブル固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバケーブルを余長処理装置等の通信機器に固定するための光ファイバケーブル固定具に関する。
近時、装置間を伝送される信号の伝送レートが向上しており、伝送媒体として電気ケーブルに代わり光ファイバケーブルが多用されてきている。光信号が伝送される光ファイバ心線は、強度が低い。このため、光ファイバケーブルは、光ファイバ心線とともにテンションメンバを樹脂により被覆することで形成される。例えば、余長処理装置等に導入された光ファイバケーブルは、テンションメンバを余長処理装置内に設けられる光ファイバケーブル固定具に取り付けることで固定される。光ファイバケーブルは、テンションメンバをねじ等により締め付けることで、この種の光ファイバケーブル固定具に取り付けられる(特許文献1参照)。
特開平7−134214号公報
テンションメンバをねじ等により光ファイバケーブル固定具に取り付ける場合、ねじを締め付けるための工具が必要になる上、ねじやワッシャなどの小さい部品が必要になる。このため、光ファイバケーブルの取り付け、取り外しに時間が掛かる。また、この種の光ファイバケーブル固定具が、光ファイバ心線をテンションメンバとともに締め付ける構造を有する場合、ねじの締め付けにより光ファイバ心線が歪み、光信号の伝送特性が劣化する可能性がある。
本発明の目的は、光ファイバ心線の伝送特性に影響を与えることなく、光ファイバケーブルを余長処理装置等に簡単かつ確実に固定する光ファイバケーブル固定具を提供することにある。
請求項1の光ファイバケーブル固定具は、周囲より窪んだ底面を有する固定具本体を有する。保持部は、固定具本体における光ファイバケーブルの導入側の一端に形成され、光ファイバケーブルにおける光ファイバ心線とテンションメンバとが分離される分離部分を保持する。取り出し部は、固定具本体の他端に形成され、保持部から延在する光ファイバ心線を固定具本体の外側に延在させるために形成される。ガイド溝は、固定具本体の底面上に一端から他端に掛けて形成され、固定具本体上を延在する光ファイバ心線が収納される。第1係止突起は、固定具本体の底面上のガイド溝の両側に、溝方向に沿って間隔を置いて複数形成される。これら第1係止突起は、分離部分から分かれ蛇行状に湾曲され、固定具本体の底面上に埋め込まれる各テンションメンバの湾曲部の内周側に接触する。そして、第1係止突起とテンションメンバの湾曲部との摩擦力により、テンションメンバの導入側への抜けが防止される。特に、底面上に埋め込まれたテンションメンバが導入側へ引っ張られるときに、分離部分に近いテンションメンバに対してガイド溝側に寄せる力が働くことで、テンションメンバと第1係止突起との接触部分には、強い摩擦力が生じる。
請求項2の光ファイバケーブル固定具では、第1係止突起は、ガイド溝の両側にそれぞれ3個ずつ形成される。溝方向に並ぶ各第1係止突起列の中央の第1係止突起は、ガイド溝の側壁を外側に突出させて側壁および底面と一体に形成されている。中央の第1係止突起を、底面だけでなく側壁と一体に形成することで、中央の第1係止突起の強度は高くな
り、テンションメンバを固定具本体に取り付ける際に、第1係止突起が損傷することが防止される。
請求項3の光ファイバケーブル固定具では、中央の第1係止突起は、湾曲部の内周側が接触する位置に内周側に向けて突出する係止リブを備えている。底面上に埋め込まれたテンションメンバが導入側へ引っ張られるときに、係止リブがテンションメンバの内周部分に食い込むことで、テンションメンバが導入側に移動することが防止される。すなわち、テンションメンバが導入側に向けて緩むことが防止される。
請求項4の光ファイバケーブル固定具は、係止リブの底面と反対側の端は、面取りされている。このため、テンションメンバを湾曲しながら固定具本体の底面上に埋め込む際に、埋め込み作業が容易になる。また、埋め込み作業中に、作業者が怪我をすることが防止される。
請求項5の光ファイバケーブル固定具では、第2係止突起は、固定具本体の底面上において、他端側に位置する第1係止突起のガイド溝と反対側に、この第1係止突起と並列して形成されている。並列された第1および第2係止突起の間隔は、テンションメンバの外径より大きい。テンションメンバを第1係止突起と第2係止突起の間に配置する場合に、テンションメンバは、第2係止突起により湾曲形状が直線形状に戻ることが規制される。このため、中央の係止突起とテンションメンバとの摩擦力が小さくなることが防止され、テンションメンバが導入側に向けて緩むことが防止される。
請求項6の光ファイバケーブル固定具では、底面から突出する第1係止突起は、横断面矩形状に形成され、これら第1係止突起の突出端は、面取りされている。底面上に埋め込まれたテンションメンバが導入側へ引っ張られるときに、第1係止突起の角部がテンションメンバの湾曲部の内周側に食い込むことで、テンションメンバが導入側に向けて緩むことが防止される。また、面取りをすることで、テンションメンバの埋め込み作業が容易になり、埋め込み作業中に、作業者が怪我をすることが防止される。
請求項7の光ファイバケーブル固定具では、第1係止突起は、ガイド溝を軸として対称な位置に形成されている。このため、底面上に埋め込まれたテンションメンバが導入側へ引っ張られるときに、引っ張り力は、ガイド溝の両側のテンションメンバに等しく分散される。したがって、テンションメンバをガイド溝側に寄せる力は等しくなり、ガイド溝の両側において、テンションメンバと第1係止突起との接触部分の摩擦力は等しくなる。摩擦力の偏りがないため、テンションメンバを固定具本体への固定力を大きくできる。
請求項8の光ファイバケーブル固定具では、板状のカバーが、固定具本体における底面に対向する開口部分を覆って配置される。カバーは、固定具本体への取り付け時に底面から突出する第1係止突起の突出端が挿入される挿入穴を備えている。このため、カバーを取り付けることで、テンションメンバの蛇行部分がカバー側に外れることが防止される。また、第1係止突起が外力により破損することが防止される。
請求項9の光ファイバケーブル固定具では、カバーは、固定具本体に対向する面における溝方向に並ぶ第1係止突起の間に対応する位置に、固定具本体に向けて突出するケーブル押さえ突起を備えている。テンションメンバの蛇行部分は、ケーブル押さえ突起により底面側に押圧される。これにより、テンションメンバがカバー側に外れることが防止される。
請求項10の光ファイバケーブル固定具では、カバーは、固定具本体に対向する面に、固定具本体に向けて突出する係止部を備えている。固定具本体は、底面上に係止部を係止
するための係合部を備えている。このため、テンションメンバを固定具本体の底面上に埋め込んだ後に、カバーを固定具本体上に載置し押圧するだけで、カバーは固定具本体に取り付けられる。
請求項11の光ファイバケーブル固定具では、カバーは、固定具本体に取り付けられた状態で固定具本体に対して底面と平行な方向に突出する摘み部を備えている。このため、固定具本体に取り付けられたカバーは、摘み部を引っ張るだけで固定具本体から容易に取り外される。
請求項12の光ファイバケーブル固定具では、保持部は、固定具本体の底面に向けて光ファイバケーブルを保持部内に挿入するために、溝方向に対して斜めに開口された傾斜開口部を底面と反対側に備えている。このため、保持部に保持された光ファイバケーブルが保持部から外れることが防止される。
請求項13の光ファイバケーブル固定具は、底面上の一端から他端に延在する一対の板状部を備えている。ガイド溝は、一対の板状部の間に形成されている。板状部は、底面と反対側の端に、ガイド溝に向けて突出する心線外れ防止片を備えている。このため、ガイド溝に保持された光ファイバ心線がガイド溝から外れることが防止される。
請求項14の光ファイバケーブル固定具では、固定具本体、保持具、取り出し部、ガイド溝および第1係止突起は、樹脂により一体形成されている。このため、光ファイバケーブル固定具を簡易に形成できる。
本発明では、光ファイバ心線の伝送特性に影響を与えることなく、光ファイバケーブルを余長処理装置等の通信機器に簡単かつ確実に固定できる。
図1および図2は、本発明の光ファイバケーブル固定具の第1の実施形態を示している。この実施形態の光ファイバケーブル固定具は、光ファイバ心線2の両側に弾性を有する一対のテンションメンバ4が配線された光ファイバケーブル6を固定するために用いられる。光ファイバ心線2とテンションメンバ4とは、塩化ビニル樹脂(PVC)等で被覆されて一体化されており、塩化ビニル樹脂を切り裂くことで、テンションメンバ4の一部を光ファイバ心線2から分離できる。この種の光ファイバケーブル6は、家屋への引き込み用として使用されることが多く、一般に、ドロップケーブルとも称されている。
光ファイバケーブル固定具は、固定具本体100とカバー200とで構成されている。固定具本体100は、例えば、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)等を用いて金型成形により一体形成されている。このため、複雑な形状を有する光ファイバケーブル固定具を簡易に形成できる。固定具本体100は、ほぼ平坦な直方体形状をしており、周囲に設けられた壁部10と、この壁部10より窪んだ底面12とを有している。壁部10の内側の一部には、カバー200の外周部を当接するための段差が形成されている。固定具本体100には、光ファイバケーブル6を導入する側の壁部10aを切り欠いて導入部14が形成されている。導入部14に隣接する底面12には、光ファイバケーブル6の光ファイバ心線2とテンションメンバ4とが分離される分離部分8を保持する内部空間を有する保持部16が形成されている。保持部16の導入部14側および導入部14と反対側は、光ファイバケーブル6を挿通するために開口されている。保持部16の底面12と反対側の端(図の上端)には、後述するガイド溝22の溝方向Dに対して斜めに開口された傾斜開口部16aが形成されている。
固定具本体100には、テンションメンバ4と分離された光ファイバ心線2の先端側を固定具本体100から取り出すために、壁部10aと反対側の壁部10bを切り欠いて取り出し部18が形成されている。
導入部14と取り出し部18との間の底面12上には、導入部14から取り出し部18に掛けて所定間隔を置いて底面12上を延在する一対の板状部20a、20bが形成されている。板状部20a、20bの間の空間により、固定具本体100上を延在する光ファイバ心線2が収納されるガイド溝22が形成されている。板状部20a、20bの底面12と反対側の端(図の上端)には、ガイド溝22に向けて突出する板状の心線外れ防止片20c、20dがそれぞれ形成されている。板状部20a、20bは、ガイド溝22の側壁として機能する。
ガイド溝22の両側には、導入部14側と取り出し部18側に、底面から突出する横断面矩形状の係止突起24(第1係止突起)が4箇所に形成されている。係止突起24の突出端は、面取りされている。板状部20a、20bにおける溝方向Dのほぼ中央は、ガイド溝22と反対側に突出しており、これら突出部分により係止突起26(第1係止突起)が一体形成されている。そして、係止突起24と板状部20a、20b(係止突起26)とにより、板状部20a、20bの外側に沿って蛇行形状の埋め込み溝23が形成される。係止突起26を板状部20a、20bを折り曲げて形成することで、係止突起26の強度を高くできる。したがって、後述するように、テンションメンバ4を埋め込み溝23に埋め込む(嵌め込む)際に、係止突起26が損傷することを防止できる。
係止突起26は、溝方向Dに並ぶ一対の係止突起24の中央に配置される。係止突起26は、ガイド溝22と反対側の端における保持部16側に、係止リブ26aを有している。係止リブ26aは、ガイド溝22の反対側ほど肉薄で、先端が鋭角な横断面三角状に形成されている。係止リブ26aの底面12と反対側の端は、面取りされており、ガイド溝22側から先端側に掛けて傾斜している。係止突起24の突出高さは、係止突起26の高さより大きい。保持部16の高さは、係止突起24の突出高さとほぼ等しい。なお、係止突起24、26は、ガイド溝22の中心軸に対して対称な位置にそれぞれ形成されている。
導入部14側に位置する一対の係止突起24のガイド溝22と反対側には、後述するカバー200の係止部44を係止するための係合部28がそれぞれ形成されている。係合部28は、係止部44の係止爪44aを係止するための凹部28aを有している。
カバー200は、固定具本体100の底面12に対応する板形状を有しており、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)等を用いて金型成形により一体形成されている。カバー200には、固定具本体100の係止突起24に対応する位置に、貫通穴(挿入穴)40が形成されている。カバー200には、係止突起26と導入部14側に位置する係止突起24との間、および係止突起26と取り出し部18側に位置する係止突起24との間に対応する位置に、固定具本体100に向けて突出する板状のケーブル押さえ突起42がそれぞれ形成されている。
カバー200には、固定具本体100の係合部28に対応する位置に、固定具本体100に向けて突出し、先端に係止爪44aを有する係止部44が形成されている。係止部44の脇には、肉抜き穴46が形成されている。図中の左側の係止部44に対応する肉抜き穴46は、貫通穴40を兼ねている。係止部44は、溝方向Dの直交方向(カバー200に対して平行な方向)に弾性を有している。特に、肉抜き穴46を形成することで、係止部44は弾性力が増すため撓みやすくなる。カバー200には、貫通穴40を兼ねた肉抜き穴46側の端に、溝方向Dの直交方向(カバー200に対して平行な方向)に突出する
摘み部48が形成されている。摘み部48は、カバー200の紛失を防止するためにひも等を通す貫通穴48aが形成されている。また、カバー200には、固定具本体100への取り付け時に、保持部16の衝突を防ぐための切り欠き50が形成されている。
図3は、固定具本体100に光ファイバケーブル6を取り付けた状態を示している。光ファイバケーブル6を固定具本体100に取り付ける場合、まず、光ファイバケーブル6は、先端側が切り裂かれ、光ファイバ心線2とテンションメンバ4とが分離される。テンションメンバ4の長さ(分離部分8から先端までの長さ)は、固定具本体100の長さ(図の縦方向)より若干長い程度に切断される。
次に、光ファイバ心線2がガイド溝22に収納される。ここで、心線外れ防止片20c、20dの先端部分は、ともにガイド溝22の中心軸に重なっている。このため、ガイド溝22に収納された光ファイバ心線2は、収納位置によらず図上から見て必ず心線外れ防止片20c、20dの少なくとも一方に重なる。したがって、心線外れ防止片20c、20dにより、光ファイバ心線2がガイド溝22から外れることを防止できる。
光ファイバ心線2のガイド溝22への収納とともに、光ファイバケーブル6の分離部分8が、光ファイバ心線2の軸長方向に対して斜めにされ、保持部16の傾斜開口部16aに挿入される。なお、光ファイバケーブル6は、光ファイバ心線2の両側にテンションメンバ4を配置して構成されており、その断面は扁平形状を有している。このため、扁平部分を立てることで、分離部分8を傾斜開口部16aを介して保持部16の内部空間に容易に保持できる。傾斜開口部16aの開口ラインは、保持部16に保持された光ファイバケーブル6の軸に対して傾斜している。このため、光ファイバケーブル6が保持部16から外れることを防止できる。
次に、テンションメンバ4が埋め込み溝23に沿って蛇行状に湾曲され、埋め込み溝23に埋め込まれる。本発明では、板状部20a、20bと係止突起24、26とにより形成される埋め込み溝23の幅は、テンションメンバ4の外径より大きく設定されている(例えば、外径の約2倍)。したがって、テンションメンバ4の外径に交差が生じた場合にも、テンションメンバ4を埋め込み溝23に容易に埋め込むことができる。
テンションメンバ4の埋め込み溝23への埋め込み後、テンションメンバ4の湾曲部分の一部は、その内周側が係止突起24、26に接触する。特に、テンションメンバ4は、係止突起26から突出する係止リブ26aに強く接触する。なお、係止突起24および係止リブ26aは面取りされているため、テンションメンバ4を埋め込み溝23に埋め込む際に、埋め込み作業が容易にでき、作業者が怪我をすることを防止できる。
光ファイバ心線2は、固定具本体100に固定されておらず、ガイド溝22に移動自在に保持される。このため、光ファイバ心線2は、カバー200および固定具本体100により押圧されて変形することはない。したがって、光ファイバケーブル6を光ファイバ固定具に固定するときに、光ファイバ心線2が変形により歪むことはなく、光信号の伝送特性が劣化することはない。本発明では、テンションメンバ4を、固定具本体100にねじ止め等することなく取り付けできるため、ねじ等の小さな部品も不要である。したがって、光ファイバケーブル6を固定具本体100に取り付ける際の作業性を向上できる。
この状態で、テンションメンバ4が導入部14側に引っ張られた場合、テンションメンバ4は、蛇行形状から直線形状に変形しようとする。このため、テンションメンバ4の湾曲部分の内周側は、係止突起24、26の角部分に押圧され、テンションメンバ4と係止突起24、26の接触部分には、摩擦力が生じる。特に、係止突起24、26および板状部20a、20bは、ガイド溝22の中心軸に対して対称な形状に形成されている。この
ため、テンションメンバ4の引っ張り力(外力)は、ガイド溝22の両側のテンションメンバ4に等しく分散され、分離部分8に近い各テンションメンバ4には、ガイド溝22側に寄せる力が均等に働く。したがって、2本のテンションメンバ4と係止突起24、26との接触部分の摩擦力は互いに等しくなる。この結果、図の左側と右側とで、テンションメンバ4の固定具本体100への固定力は、ほぼ均等になる。固定力に偏りがないため、テンションメンバ4は、保持部16側に抜け難くなる。
また、係止突起24は、横断面矩形状のため、係止突起24の角部は、テンションメンバ4の湾曲部分に食い込みやすい。さらに、中央に位置する係止突起26は、係止リブ26aを有しているため、係止リブ26aの先端の鋭角部分は、テンションメンバ4に食い込む。したがって、テンションメンバ4とこれら角部分および係止リブ26aとの強い摩擦力により、テンションメンバ4(光ファイバケーブル6)の保持部16側への抜けを確実に防止できる。すなわち、テンションメンバ4が保持部16に向けて緩むことを確実に防止できる。
なお、上述したように、光ファイバ心線2は、固定具本体100に固定されておらず、ガイド溝22に移動自在に保持されている。このため、テンションメンバ4が導入部14側に引っ張られた際に、光ファイバ心線2が変形することはない。したがって、光ファイバ心線2に光信号が伝送されているときに、テンションメンバ4が引っ張られた場合にも、光信号の伝送特性が劣化することを防止できる。
図4は、図3に示した光ファイバケーブル6が取り付けられた固定具本体100にカバー200を取り付けた状態を示している。カバー200は、係止部44の係止爪44aを固定具本体100の係合部28に係止することで固定具本体100に取り付けられる。係止部44が弾性を有しているため、カバー200を固定具本体100上に載置し、固定具本体100に向けて押圧することで、カバー200を固定具本体100に容易に取り付けることができる。カバー200の外形形状は、固定具本体100の壁部10の内周形状(すなわち、図1に示した底面12の形状)に対応して形成されている。このため、カバー200の取り付けにより、固定具本体100の開口部分は、カバー200により覆われる。
カバー200の固定具本体100への取り付けにより、固定具本体100の係止突起24の突出端は、貫通穴40に挿入される。また、テンションメンバ4の蛇行部分は、カバー200のケーブル押さえ突起42により図示しない底面12側に押圧される。これにより、テンションメンバ4のカバー200側への外れを防止できる。また、係止突起24の突出端が貫通穴40により支持されるため、係止突起24が外力により破損することを防止できる。なお、固定具本体100に取り付けられたカバー200は、摘み部48を引っ張るだけで固定具本体100から容易に取り外すことができる。
図5は、本発明の光ファイバケーブル固定具を採用した光ファイバケーブル余長処理装置の例を示している。この例では、光ファイバケーブル余長処理装置は、本体部300と蓋部400とで構成されている。光ファイバケーブル固定具の固定具本体100は、光ファイバケーブル余長処理装置の本体部300における光ファイバケーブルの導入口に近接する位置に、本体部300とともに一体形成されている。カバー200の貫通穴48aに通されるひも等は、例えば、本体部300に結ばれる。これにより、光ファイバケーブルを固定具本体100に取り付ける際に、カバー200の紛失を防止できる。
図6は、本発明の光ファイバケーブル固定具を採用した光ファイバケーブル余長処理装置を用いて光ファイバケーブル6の余長処理を行う例を示している。固定具本体100に取り付けられた光ファイバケーブル6から光ファイバケーブル余長処理装置の本体部30
0内に導入された光ファイバ心線2は余長処理部300bにより余長処理される。そして、光ファイバ心線2の先端に取り付けられた光プラグ500が、本体部300に取り付けられる光アダプタ600に接続され、余長処理が完了する。
以上、この実施形態では、光ファイバケーブル固定具に取り付けられた光ファイバ心線2に光信号が伝送されているときに、テンションメンバ4が引っ張られた場合にも、光信号の伝送特性が劣化することを防止できる。ねじ等を用いることなく、光ファイバケーブル6を固定具本体100に効率よく取り付けできる。すなわち、光ファイバケーブル6を固定する際の作業性を向上できる。ねじ等を用いることなく固定具本体100とカバー200のみで光ファイバケーブル固定具を構成できるため、光ファイバケーブル固定具の製造コストを削減できる。また、光ファイバケーブル固定具を小型にできる。係止突起24、26とテンションメンバ4との摩擦力により、光ファイバケーブル6の保持部16側への抜けを確実に防止できる。
図7および図8は、本発明の光ファイバケーブル固定具の第2の実施形態を示している。第1の実施形態と同じ要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。この実施形態では、固定具本体102において、取り出し部18側に位置する一対の係止突起24の外側(ガイド溝22と反対側)に、係止突起24に並列に係止突起25(第2係止突起)がそれぞれ形成されている。係止突起25の形状は、係止突起24と同じである。係止突起24、25の間隔は、テンションメンバ4の外径より僅かに大きく形成されている。また、カバー202は、係止突起25に対応する位置に貫通穴41が形成されている。固定具本体102の係止突起25を除く構造およびカバー202の貫通穴41を除く構造は、第1の実施形態の固定具本体100およびカバー200と同じである。
この実施形態では、光ファイバケーブル6に強い引っ張り力が掛かるおそれがあるときに、図7に示すように、各テンションメンバ4の先端部分は、板状部20a、20bと係止突起24との間に配置される。この状態は、第1の実施形態(図3)と同じである。すなわち、光ファイバケーブル6が導入部14側に引っ張られた場合、各テンションメンバ4の先端部分は、取り出し部18側の係止突起24の角部と、係止突起26の取り出し部18側の角部に押圧される。このため、テンションメンバ4(光ファイバケーブル6)の保持部16側への抜けを確実に防止できる。
一方、光ファイバケーブル6に強い引っ張り力が掛かるおそれがないときに、図8に示すように、各テンションメンバ4の先端部分は、係止突起24、25の間に配置される。このとき、係止突起25は、湾曲されたテンションメンバ4が復元力により外側に開くことを防止し、テンションメンバ4の湾曲部分の内周側が係止リブ26aに離れることを防止する。すなわち、テンションメンバ4が板状部20a、20bと係止突起24との間に配置されない場合にも、係止突起25により、係止リブ26aとテンションメンバ4との摩擦力が小さくなることを防止できる。すなわち、テンションメンバ4を、係止リブ26aに確実に食い込ませることができる。
この状態で光ファイバケーブル6が導入部14側に引っ張られた場合、テンションメンバ4は、導入部14側に位置する係止突起24の角部と、係止リブ26aに押圧され、取り出し部18側の係止突起24の角部と、係止突起25の取り出し部18側の角部には押圧されない。したがって、引っ張り力に対するテンションメンバ4の固定力は、図7に比べ弱くなる。しかし、テンションメンバ4を湾曲する回数を減らすことができるため、光ファイバケーブル6を固定具本体102に取り付けるときの作業性をさらに向上できる。
以上、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、係止突起25を形成することにより、テンションメンバ4を
図8に示した状態に取り付ける場合にも、テンションメンバ4を係止リブ26aに確実に接触させることができる。この結果、光ファイバケーブル6の導入部14側への引っ張り力に対して、光ファイバケーブル6が固定具本体102から外れることを確実に防止できる。また、光ファイバケーブル6を固定具本体102に取り付けるときの作業性をさらに向上できる。
なお、上述した実施形態において、溝方向に沿って並ぶ係止突起24、26の数は、3個に限定されることなく、4個以上でもよい。カバー200に形成される貫通穴40は、係止突起24の先端が挿入される凹部でもよい。
上述した実施形態では、カバー200に貫通穴40およびケーブル押さえ突起42を形成したが、貫通穴40およびケーブル押さえ突起42の一方のみを形成することでも、テンションメンバ4のカバー200側への外れを防止できる。
底面12におけるカバー200のケーブル押さえ突起42に対応する部分を除く領域に、テンションメンバ4を係止突起24の突出方向に湾曲させるために、隆起部を形成してもよい。この場合、テンションメンバ4が底面12に平行な方向だけでなく、底面12に直交する方向にも湾曲するため、テンションメンバ4を固定具本体100、102に、より確実に固定できる。
係止突起24、26が横断面矩形状であれば、係止リブ26aを形成しなくても光ファイバケーブル6が固定具本体102から外れることを防止できる。また、係止リブ26aを係止突起26の導入部14側だけでなく、係止突起26の取り出し部18側に形成してもよい。さらに、係止突起26aを導入部側に位置する係止突起24の取り出し部18側に形成してもよい。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明は、光ファイバケーブルを固定するために、光ファイバケーブルの余長処理装置等の通信機器に適用できる。
本発明の光ファイバケーブル固定具の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示したカバーの詳細を示す斜視図である。 図1に示した固定具本体に光ファイバケーブルを取り付けた状態を示す正面図である。 図3の光ファイバケーブルが取り付けられた固定具本体にカバーを取り付けた状態を示す正面図である。 本発明の光ファイバケーブル固定具を採用した光ファイバケーブル余長処理装置の例を示す斜視図である。 本発明の光ファイバケーブル固定具を採用した光ファイバケーブル余長処理装置を用いて光ファイバケーブルの余長処理を行う例を示す正面図である。 本発明の光ファイバケーブル固定具の第2の実施形態を示す斜視図である。 図7に示した固定具本体において、光ファイバケーブルを別の取り付け例を示す斜視図である。
符号の説明
2 光ファイバ心線
4 テンションメンバ
6 光ファイバケーブル
8 分離部分
10 壁部
12 底面
14 導入部
16 保持部
18 取り出し部
20a、20b 板状部
20c、20d 心線外れ防止片
22 ガイド溝
23 埋め込み溝
24、25、26 係止突起
26a 係止リブ
28 係合部
40、41 貫通穴
42 ケーブル押さえ突起
44 係止部
46 肉抜き穴
48 摘み部
50 切り欠き
100、102 固定具本体
200、202 カバー

Claims (14)

  1. 光ファイバ心線と、光ファイバ心線の両側に設けられた弾性を有する一対のテンションメンバとが樹脂により一体化され、樹脂を切り裂くことでテンションメンバの一部を光ファイバ心線から分離可能な光ファイバケーブルを固定するための光ファイバケーブル固定具であって、
    周囲より窪んだ底面を有する固定具本体と、
    前記固定具本体における光ファイバケーブルの導入側の一端に形成され、光ファイバケーブルの光ファイバ心線とテンションメンバとが分離される分離部分を保持する保持部と、
    前記固定具本体の他端に形成され、前記保持部から延在する光ファイバ心線を前記固定具本体の外側に延在させるための取り出し部と、
    前記固定具本体の底面上に、前記一端から前記他端に掛けて形成され、前記固定具本体上を延在する光ファイバ心線が収納されるガイド溝と、
    前記固定具本体の底面上の前記ガイド溝の両側に、溝方向に沿って間隔を置いて形成され、前記分離部分から分かれ蛇行状に湾曲される各テンションメンバの湾曲部の内周側に接触させるための複数の第1係止突起とを備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  2. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記第1係止突起は、前記ガイド溝の両側にそれぞれ3個ずつ形成され、
    前記溝方向に並ぶ各第1係止突起列の中央の第1係止突起は、前記ガイド溝の側壁を外側に突出させて前記側壁および前記底面と一体に形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  3. 請求項2記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記中央の第1係止突起は、前記湾曲部の内周側が接触する位置に内周側に向けて突出する係止リブを備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  4. 請求項3記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記係止リブの前記底面と反対側の端は、面取りされていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  5. 請求項2記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記固定具本体の前記底面上において、前記他端側に位置する第1係止突起の前記ガイド溝と反対側に、この第1係止突起と並列して形成された第2係止突起を備え、
    並列された第1および第2係止突起の間隔は、テンションメンバの外径より大きいことを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  6. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記底面から突出する前記第1係止突起は、横断面矩形状に形成され、
    これら第1係止突起の突出端は、面取りされていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  7. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記第1係止突起は、前記ガイド溝を軸として対称な位置に形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  8. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記固定具本体における前記底面に対向する開口部分を覆って配置される板状のカバー
    を備え、
    前記カバーは、前記底面から突出する前記第1係止突起の突出端が、前記固定具本体への取り付け時に挿入される挿入穴を備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  9. 請求項8記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記カバーは、前記固定具本体に対向する面における前記溝方向に並ぶ第1係止突起の間に対応する位置に、テンションメンバの蛇行部分を前記固定具本体の前記底面に押圧するために、前記固定具本体に向けて突出するケーブル押さえ突起を備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  10. 請求項8記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記カバーは、前記固定具本体に対向する面に、前記固定具本体に向けて突出する係止部を備え、
    前記固定具本体は、前記底面上に前記係止部を係止するための係合部を備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  11. 請求項10記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記カバーは、前記固定具本体に取り付けられた状態で前記固定具本体に対して前記底面と平行な方向に突出する摘み部を備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  12. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記保持部は、前記固定具本体の前記底面に向けて光ファイバケーブルを前記保持部内に挿入するために、前記溝方向に対して斜めに開口された傾斜開口部を前記底面と反対側に備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  13. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記底面上の前記一端から前記他端に延在する一対の板状部を備え、
    前記ガイド溝は、前記一対の板状部の間に形成され、
    前記板状部は、前記底面と反対側の端に、前記ガイド溝に向けて突出する心線外れ防止片を備えていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。
  14. 請求項1記載の光ファイバケーブル固定具において、
    前記固定具本体、前記保持具、前記取り出し部、前記ガイド溝および前記第1係止突起は、樹脂により一体形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル固定具。

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