JP4168037B2 - スロットマシン - Google Patents
スロットマシン Download PDFInfo
- Publication number
- JP4168037B2 JP4168037B2 JP2005066368A JP2005066368A JP4168037B2 JP 4168037 B2 JP4168037 B2 JP 4168037B2 JP 2005066368 A JP2005066368 A JP 2005066368A JP 2005066368 A JP2005066368 A JP 2005066368A JP 4168037 B2 JP4168037 B2 JP 4168037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- determination
- winning
- value
- game
- special
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
遊技者所有の有価価値を記憶する有価価値記憶手段と、
少なくとも前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段と、
前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させる際に操作される有価価値返却操作手段と、
前記有価価値返却操作手段の操作に応じて前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させる返却制御を行う返却制御手段と、
前記有価価値の付与を伴う小役入賞が発生したときに、該小役入賞の種類に応じて定められた数の有価価値を付与する価値付与処理を行う価値付与処理手段と、
遊技状態の移行を伴う特別入賞が発生したときに、終了条件が成立するまでの期間にわたり遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段と、
前記ゲームが開始したときに、前記賭数設定手段による賭数の設定を禁止する賭数設定禁止手段と、
前記ゲームが開始したときに、前記有価価値返却手段による返却制御を禁止する返却制御禁止手段と、
前記可変表示装置の表示結果が導出された後、前記小役入賞に対応する表示結果以外の表示結果が導出されたときには、該表示結果が導出されたときにゲームの終了を判定し、前記小役入賞に対応する表示結果が導出されたときには、該小役入賞の発生に伴う前記価値付与処理が終了したときにゲームの終了を判定するゲーム終了判定手段と、
前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したことを条件に、前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除する賭数設定禁止解除手段と、
前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したことを条件に、前記返却制御禁止手段による返却制御の禁止を解除する返却制御禁止解除手段と、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、前記小役入賞と前記特別入賞とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記複数種類の許容段階に共通して記憶するとともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データ記憶手段と、
を備え、
前記賭数設定禁止解除手段は、前記特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定した後、店員による所定の解除操作がなされてゲームの進行が規制される打止状態が解除されたときに前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除し、
前記返却制御禁止解除手段は、前記特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したときに、前記店員による所定の解除操作による前記打止状態の解除を待たずに前記返却制御禁止手段による返却制御の禁止を解除し、
前記返却制御手段は、前記ゲームの進行が規制される打止状態であっても前記有価価値返却操作手段の操作を監視し、前記有価価値返却操作手段が操作されたときに前記返却制御を行い、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記判定値データ記憶手段は、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データと、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、ゲームの終了が判定された時点で返却制御の禁止は解除され、ゲーム終了後、店員によるリセット操作等の所定の解除操作がなされるまで賭数の設定が禁止されている期間(いわゆる打止状態)であっても、解除操作を待たずして有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させることが可能となるので、可能な限り遊技者の意志を反映して、遊技者所有のものとして記憶されている有価価値の返却を受けることができる。これにより、特に、特別遊技状態の終了後、すぐに遊技を終了したい遊技者の意志を反映させて有価価値の返却を受けることが可能となる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。また、複数の遊技状態に応じて定められた賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、賭数設定禁止手段は、例えば、賭数の設定に用いる遊技媒体が投入されても、その遊技媒体が返却されるようにしたり、有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を賭数の設定に用いる際に操作される賭数設定操作手段の操作を無効化することで賭数の設定を禁止すれば良い。
また、返却制御禁止手段は、例えば、有価価値返却操作手段の操作を無効化することで返却制御を禁止すれば良い。
また、前記賭数設定禁止解除手段は、特別遊技状態が複数種類ある場合において、これら複数種類の特別遊技状態のうち特定の種類の特別遊技状態の終了条件が成立したゲームにおいてのみ、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定した後、所定の解除操作がなされたときに前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除し、該特定の種類以外の特別遊技状態の終了条件が成立したゲームにおいては、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したときに前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除することも可能である。
また、判定値データ記憶手段には、いずれか1種類以上の入賞について複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶されているので、このように複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶される1種類以上の入賞については、判定値データの記憶に必要な記憶容量が少なくて済むようになる。すなわち入賞の発生を許容するか否かの決定のために必要な判定値データのデータ量を抑えることができる。
また、判定値データ記憶手段には、いずれか1種類以上の入賞について複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶されているとともに、他の2種類以上の入賞について許容段階の種類に応じたデータが個別に記憶されており、この中には、許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データも含まれている。判定値データは、許容段階に応じて事前決定手段が各々の入賞の発生を許容する旨を決定する確率を決定するものとなるが、開発用の機種においては、この判定値データを微妙に調整しながらシミュレーションを行っていくのが通常である(当初の判定値データを異なるものとしておく場合と、同じものとしておく場合とがあり得る)。そして、シミュレーションの結果で得られた適切な判定値データを量産用の機種に適用するものとしている。ここで、許容段階に応じて判定値データを変化させながらシミュレーションを行った結果として許容段階に関わらずに判定値データが同じものとなったとしても、そのような種類の入賞は、そのまま許容段階の種類に応じて個別に判定値データを記憶させておけば良い。
また、当初は許容段階の種類に応じて個別に同一の判定値を示す同数判定値データとして判定値データを記憶させておいた場合、シミュレーションの結果により当初登録しておいた判定値データのままでよければ、そのまま同数判定値データとして判定値データ記憶手段に記憶させておくことができる。シミュレーションの結果として当初登録しておいた判定値データで問題があったときには、許容段階に応じて判定値データを変化させ、異数判定値データとして判定値データ記憶手段に記憶させることができる。このため、開発用の機種における判定値データの記憶態様を量産用の機種においてそのまま転用することができるので、最初の設計段階から量産用の機種に至るまでの開発を容易に行うことができる。
尚、前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データとは、判定値の数そのものであっても良いし、判定値の範囲を定義することによって判定値の数を示すデータであっても良い。
また、遊技状態毎に入賞の種類が定められている場合には、前記許容判定手段は、許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記遊技状態に対して定められた入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定するものとすることができる。
また、前記許容段階設定手段により設定可能な複数種類の許容段階は、前記事前決定手段が入賞の発生を許容する割合がその全ての種類において互いに異なっていなければならないというものではなく、一部の種類における前記許容する割合が他の種類における前記許容する割合と異なっていれば良い。もっとも、全ての種類において異なっていることを妨げるものではない。
また、前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データとは、判定値の数そのものであっても良いし、判定値の範囲を定義することによって判定値の数を示すデータであっても良い。
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該決定により発生が許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段を備え、
前記判定値データ記憶手段は、
前記小役入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する小役入賞用判定値データ記憶手段と、
前記特別入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する特別入賞用判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段が前記特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲は、前記事前決定手段が前記小役入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と重複する判定値の範囲を含み、
前記許容判定手段は、
前記小役入賞用判定値データ記憶手段に記憶された判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれるか否かによって前記小役入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する小役入賞許容判定手段と、
前記特別入賞用判定値データ記憶手段に記憶された判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記小役入賞許容判定手段が判定に用いるのと同一の前記判定用数値データが含まれるか否かによって前記特別入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する特別入賞許容判定手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、
前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されていない場合に、前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方によって入賞の発生を許容する旨を示しているか否かの判定を行い、
前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されている場合に、前記小役入賞許容判定手段のみによって入賞の発生を許容する旨を示しているか否かの判定を行い、
前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方が入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記小役入賞及び前記特別入賞双方の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定領域に入力された判定用数値データが、特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と、特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と、が重複する判定値の範囲に含まれる場合には、事前決定手段により特別入賞及び小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨が決定されることとなるため、ゲームの結果として小役入賞が発生した場合に、特別入賞の発生が許容されていることに対して期待が持てる。また、特別入賞の発生を許容する旨が持ち越されているゲームにおいては、小役入賞許容判定手段による判定のみを行えば良いので、事前決定手段による処理を簡素化することができる。
また、前記事前決定手段が前記特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲は、前記事前決定手段が前記小役入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と重複しない判定値の範囲も含み、前記事前決定手段は、前記特別入賞許容判定手段のみが入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記特別入賞のみの発生を許容する旨を決定し、前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方が入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記小役入賞及び前記特別入賞双方の発生を許容する旨を決定するようにしても良く、このようにすれば、ゲームの結果として小役入賞が発生しなかった場合でも、特別入賞の発生が許容されていることが否定されないので、このような状況においても特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
また、前記事前決定手段が前記小役入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲は、前記事前決定手段が前記特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と重複しない判定値の範囲を含み、前記事前決定手段は、前記小役入賞許容判定手段のみが入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記小役入賞のみの発生を許容する旨を決定し、前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方が入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記小役入賞及び前記特別入賞双方の発生を許容する旨を決定するようにしても良く、このようにすれば、ゲームの結果として小役入賞が発生した場合でも、特別入賞の発生が許容されていることが否定されないので、このような状況においても特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
前記判定値データ記憶手段は、前記判定値データとして、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す重複判定値データを記憶し、
前記許容判定手段は、前記重複判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれる場合に、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定領域に入力された判定用数値データが、重複判定値データにより特定される判定値の範囲に含まれる場合には、事前決定手段により特別入賞及び小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨が決定されることとなるため、ゲームの結果として小役入賞が発生した場合に、特別入賞の発生が許容されていることに対して期待が持てる。また、特別入賞及び小役入賞について1つの許容判定手段により判定できるので、事前決定手段による処理を簡素化することができる。
また、前記判定値データ記憶手段は、前記判定値データとして、前記特別入賞のみの発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す単独判定値データと、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す重複判定値データと、を記憶するようにしても良く、このようにすれば、ゲームの結果として小役入賞が発生しなかった場合でも、特別入賞の発生が許容されていることが否定されないので、このような状況においても特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
また、前記判定値データ記憶手段は、前記判定値データとして、前記小役入賞のみの発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す単独判定値データと、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す重複判定値データと、を記憶するようにしても良く、このようにすれば、ゲームの結果として小役入賞が発生した場合でも、特別入賞の発生が許容されていることが否定されないので、このような状況においても特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を持続させることができる。
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該決定により発生が許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段を更に備え、
前記許容判定手段は、前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されている場合において、前記判定領域に入力された判定用数値データが、前記重複判定値データにより特定される判定値の範囲に含まれる場合に、前記小役入賞のみの発生を許容する旨、または前記特別入賞の発生も前記小役入賞の発生も許容しない旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別入賞の発生を許容する旨が持ち越されているゲームにおいては、重複判定値データにより特定される判定値の範囲が、小役入賞のみの発生が許容される範囲、または特別入賞の発生も小役入賞の発生も許容されない範囲として処理されるので、特別入賞の発生を許容する旨が持ち越されているゲームであっても、複数の特別入賞が重複して許容されることがない。
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、カウンタ回路から抽出したnビット配列のデータ信号に対応した数値データに対して、入替手段によって特定のビットのデータと他のビットのデータを入れ替えた入替数値データを、判定用数値データとして入力するものとしている。このため、賞の発生を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞の種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞の種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、特定のビットの入れ替えだけで、入力手段が入力した数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビ
ットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の数値データを用いて第1の数値データに対してそのまま演算を行うのではなく、第1の数値データの上位kビットに対して演算を行うことにより演算結果数値データが示す数値のバラツキが大きくなる。このため、入賞の発生を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞の種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞の種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、数値更新手段からの第2の数値データの抽出と上位kビットに対する演算だけで、入力手段が入力した第1の数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データ
を抽出する第2の数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の数値データを用いて第1の数値データに対してそのまま演算を行うのではなく、第1の数値データの上位kビットに対しても演算を行うことにより演算結果数値データが示す数値のバラツキが大きくなる。下位jビットに対しても演算を行うことによりバラツキが更に大きくなる。このため、入賞の発生を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞の種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞の種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、第1、第2の数値更新手段からの第2、第3の数値データの抽出と上位kビット及び下位jビットに対する演算だけで、入力手段が入力した第1の数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
前記特別遊技状態制御手段は、
前記通常遊技状態において前記特別入賞のうち第1の特別入賞に対応する第1の特別表示結果が導出されたときに、第1特別遊技状態に制御する第1の特別遊技状態制御手段と、
前記第1特別遊技状態において前記特別入賞のうち第2の特別入賞に対応する第2の特別表示結果が導出されたときに、該第1特別遊技状態において第2特別遊技状態に制御する第2の特別遊技状態制御手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、
前記通常遊技状態において、少なくとも遊技媒体を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技入賞及び前記第1の特別入賞の発生を許容するか否かを決定するとともに、所定の確率で前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されていないときに、少なくとも前記小役入賞及び前記第2の特別入賞の発生を許容するか否かを決定し、
前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されているときに、前記所定の確率以上の確率で前記小役入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、通常遊技状態に制御されているとき、第1特別遊技状態において第2特別遊技状態に制御されていないとき、第2特別遊技状態に制御されているときのいずれにおいても、事前決定手段が小役入賞の発生を許容するか否かを決定する。事前決定手段により発生を許容する旨を決定することのできる入賞が、当該遊技状態において発生可能な入賞の種類として定められることとなる。小役入賞は、入賞の発生により有価価値の付与を伴うもので、スロットマシンの遊技において基本となる入賞である。このように基本の入賞である小役入賞を、いずれの遊技状態においても入賞の種類として定めることで、遊技性が遊技者にとって分かりやすいものとなる。また、小役入賞の発生を許容する旨が決定される確率は、第2特別遊技状態に制御されているときには通常遊技状態に制御されているとき以上のものとなるので、第2特別遊技状態に制御されることで、小役入賞の発生に対する遊技者の期待感を減退させることがない。
前記特別遊技状態制御手段は、前記通常遊技状態において、前記可変表示装置の表示結果として前記特別入賞のうち第3の特別入賞に対応する第3の特別表示結果が導出されたときに、前記第2特別遊技状態に制御する第3の特別遊技状態制御手段を更に含み、
前記事前決定手段は、前記通常遊技状態において、更に前記第3の特別入賞の発生を許容するか否かを決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、通常遊技状態に制御されているときであっても、第3の特別表示結果の導出により第1の特別遊技状態を経ることなく第2の特別遊技状態に制御することができる。このため、通常遊技状態に制御されているときであっても第2特別遊技状態への制御を遊技者に期待させることができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
前記特別遊技状態制御手段は、前記第1の特別遊技状態において付与された有価価値の数が予め定められた所定数に達したときに、該第1特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段を更に含み、
前記事前決定手段は、前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されていないときに、前記第2の特別入賞と前記小役入賞のみの発生を許容するか否かを決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、再遊技入賞が発生すると、次のゲームでの賭数の設定ために有価価値が消費されることはないが、有価価値が付与されることもないので、第1の特別遊技状態の終了にも影響しない。つまり、仮に第1の特別遊技状態において第2の特別遊技状態に制御されていないときに再遊技入賞を発生させても、不必要に第1の特別遊技状態のゲーム数を増やすだけとなってしまう。ここでは、第1の特別遊技状態において第2の特別遊技状態に制御されていないときには、事前決定手段が再遊技入賞の発生を許容する旨を決定しないものとなるので、第1の特別遊技状態を無駄に長引かせることがなく、遊技を効率よく進めることができるようになる。
前記第2の特別表示結果は、前記通常遊技状態において入賞の対象となる表示結果を構成する識別情報の組み合わせとは異なる識別情報の組み合わせによって構成される、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の特別表示結果は、通常遊技状態においては入賞に対応する表示結果として導出され得ないものであるが、通常遊技状態において入賞となる識別情報の組み合わせと同一の識別情報の組み合わせによって入賞となるものではない。このため、識別情報の組み合わせ毎の役割が明確になり、遊技性が遊技者にとって分かりやすいものとなる。
前記価値付与処理手段は、前記価値付与処理において、前記第2の特別遊技状態以外の遊技状態において所定の小役入賞が発生したときに第1の数の有価価値を付与し、前記第2の特別遊技状態において前記所定の小役入賞が発生したときに前記第1の数とは異なる第2の数の有価価値を付与する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、所定の小役入賞の発生に対して、遊技状態に応じて適切な数の有価価値を付与することができるようになる。特に有価価値を付与する数として第2の数が第1の数よりも大きく設定したときには、第2の特別遊技状態に対する遊技者の期待感を一層高めさせることができ、更に遊技の興趣を向上させることができる。
前記第2の特別遊技状態に制御されていない場合には、第1の段階の賭数が設定されたときのみゲームの開始を許容し、前記第2特別遊技状態に制御されている場合には、前記第1の段階とは異なる第2の段階の賭数が設定されたときのみゲームの開始を許容するゲーム開始許容手段を更に備え、
前記事前決定手段は、当該ゲームにおいて設定された賭数の段階に応じた確率で前記小役入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技状態を参照することなく賭数のみを参照して、遊技状態に応じた確率で小役入賞の発生を許容する旨を決定することができる。これにより、小役入賞の発生を許容する旨を決定するか否かを容易に判断することができるようになる。
また、前記価値付与処理手段は、前記価値付与処理において、前記小役入賞が発生したときに、当該ゲームにおいて設定された賭数の段階に応じた数の有価価値を付与することが好ましい。
このようにすれば、遊技状態を参照することなく賭数のみを参照して、遊技状態に応じて小役入賞の発生に対して有価価値を付与することができる。すなわち、小役入賞が発生したときに付与すべき有価価値の数を容易に判断することができるようになる。
遊技者の操作により、前記可変表示装置における識別情報の変動表示を停止させることを指示する停止操作手段と、
前記第2の特別遊技状態において前記事前決定手段により前記小役入賞のうちで発生を許容する旨が決定される確率の最も高い特定小役入賞の発生を許容する旨が決定されているときに、前記停止操作手段の操作がなされたタイミングに関わらず、該特定小役入賞に対応する特定小役表示結果を必ず導出させる導出制御手段と、
を更に備えることを特徴としている。
この特徴によれば、第2の特別遊技状態において発生を許容する旨が決定される特定小役入賞に対応する特定小役表示結果は、停止操作手段の操作タイミングに関わらず必ず導出させることができるので、いわゆる取りこぼしが生じない。このため、第2の特別遊技状態においては、遊技者がいわゆる目押しをする必要性が小さくなり、簡単に遊技を進められるようになる。
前記事前決定手段は、前記第2の特別遊技状態において、該第2の特別遊技状態以外の遊技状態において入賞の対象となる表示結果を構成する識別情報の組み合わせとは異なる識別情報の組み合わせによって表示結果が構成される第2特別時小役入賞の発生を許容するか否かを更に決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の特別遊技状態に制御されているときには、第2の特別遊技状態以外でも対象となる小役入賞に加えて第2の特別遊技状態においてのみ対象となる第2特別時小役入賞が発生することもあるので、第2の特別遊技状態に対する遊技者の期待感を一層高めさせることができ、更に遊技の興趣を向上させることができる。しかも、第2特別時小役入賞は、第2の特別遊技状態以外の遊技状態において対象となる入賞の表示結果となる識別情報の組み合わせと同一の識別情報の組み合わせによって入賞となるものではない。このため、識別情報の組み合わせ毎の役割が明確になり、遊技性が遊技者にとって分かりやすいものとなる。
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、前記小役入賞と前記特別入賞とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記複数種類の許容段階に共通して記憶するとともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データ記憶手段と、
を備え、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定値データ記憶手段には、いずれか1種類以上の入賞について複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶されているので、このように複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶される1種類以上の入賞については、判定値データの記憶に必要な記憶容量が少なくて済むようになる。すなわち入賞の発生を許容するか否かの決定のために必要な判定値データのデータ量を抑えることができる。
尚、判定値データを許容段階の種類に応じて個別に記憶するとは、必ずしも許容段階の種類の数だけ個別に判定値データを記憶するものだけを意味するものではなく、全ての許容段階の種類に共通して判定値データを記憶するのでなければ、これに含まれるものとなる。例えば、許容段階の種類が6種類(第1段階〜第6段階)ある場合、第1〜第3段階までは共通、第4 〜第6 段階までは共通といった場合も、判定値データを許容段階の種類に応じて個別に記憶するものとなる。
また、遊技状態毎に入賞の種類が定められている場合には、前記許容判定手段は、許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記遊技状態に対して定められた入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定するものとすることができる。
また、前記許容段階設定手段により設定可能な複数種類の許容段階は、前記事前決定手段が入賞の発生を許容する割合がその全ての種類において互いに異なっていなければならないというものではなく、一部の種類における前記許容する割合が他の種類における前記許容する割合と異なっていれば良い。もっとも、全ての種類において異なっていることを妨げるものではない。
また、前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データとは、判定値の数そのものであっても良いし、判定値の範囲を定義することによって判定値の数を示すデータであっても良い。
前記判定値データ記憶手段は、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データと、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、判定値データ記憶手段には、いずれか1種類以上の入賞について複数種類の許容段階に共通して判定値データが記憶されているとともに、他の2種類以上の入賞について許容段階の種類に応じたデータが個別に記憶されており、この中には、許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データも含まれている。判定値データは、許容段階に応じて事前決定手段が各々の入賞の発生を許容する旨を決定する確率を決定するものとなるが、開発用の機種においては、この判定値データを微妙に調整しながらシミュレーションを行っていくのが通常である(当初の判定値データを異なるものとしておく場合と、同じものとしておく場合とがあり得る)。そして、シミュレーションの結果で得られた適切な判定値データを量産用の機種に適用するものとしている。ここで、許容段階に応じて判定値データを変化させながらシミュレーションを行った結果として許容段階に関わらずに判定値データが同じものとなったとしても、そのような種類の入賞は、そのまま許容段階の種類に応じて個別に判定値データを記憶させておけば良い。
また、当初は許容段階の種類に応じて個別に同一の判定値を示す同数判定値データとして判定値データを記憶させておいた場合、シミュレーションの結果により当初登録しておいた判定値データのままでよければ、そのまま同数判定値データとして判定値データ記憶手段に記憶させておくことができる。シミュレーションの結果として当初登録しておいた判定値データで問題があったときには、許容段階に応じて判定値データを変化させ、異数判定値データとして判定値データ記憶手段に記憶させることができる。このため、開発用の機種における判定値データの記憶態様を量産用の機種においてそのまま転用することができるので、最初の設計段階から量産用の機種に至るまでの開発を容易に行うことができる。
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データを、入賞毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データに加算する加算手段を含み、
前記許容判定手段は、前記加算手段の加算結果が前記所定の範囲を越えたか否かを判定し、該判定の結果により前記所定の範囲を越えると判定されたときの加算を行った判定値データに対応した入賞の発生を許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、入賞毎に判定値データ記憶手段から判定値データを取り出した後、これに判定値用数値データを加算することで、そのまま当該入賞の発生を許容するか否かを判定することができる。つまり、判定値データに基づいて入賞毎の判定値を許容判定値登録手段に登録するといった処理が必要ないので、処理効率が高いものとなる。
尚、前記事前決定手段は、前記加算手段の代わりに、前記許容段階設定手段により設定された許容段階の種類に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データを、入賞毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データから減算する減算手段を含み、前記許容判定手段が、前記減算手段の減算結果が前記所定の範囲よりも小さくなったか否かを判定し、該判定の結果により前記所定の範囲よりも小さくなったと判定されたときの減算を行った判定値データに対応した入賞の発生を許容する旨を示していると判定するようにしても良く、この場合でも、判定値データに基づいて入賞毎の判定値を許容判定値登録手段に登録するといった処理が必要ないので、処理効率が高いものとなる。
前記事前決定手段により決定を行う前に、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに基づいて、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が入賞毎に発生を許容する旨を決定する判定値を、許容判定値登録手段に登録する許容判定値登録制御手段を更に備え、
前記許容判定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データを入賞毎に前記許容判定値登録手段に登録された判定値と比較し、該比較の結果により前記判定用数値データと一致する判定値に対応した入賞の発生を許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、前記判定領域に入力された判定用数値データを入賞毎に前記許容判定値登録手段に登録された判定値と比較するのみで、入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定することができる。
前記賭数設定手段により、複数種類の賭数段階のうちからゲーム毎にいずれかの種類の賭数段階の賭数を設定することが可能であり、
前記判定値データ記憶手段は、いずれか2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶し、
前記許容判定手段は、前記賭数設定手段により設定された賭数段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定し、
前記判定値データ記憶手段は、更に、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す第2異数判定値データと、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す第2同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、開発用の機種において賭数段階の種類に応じても判定値データを微妙に調整しながらシミュレーションを行っていくのが通常である(当初の判定値データを異なるものとしておく場合と、同じものとしておく場合とがあり得る)。ここで、賭数段階の種類に応じて判定値データを変化させ得るものとした入賞の判定値データが、シミュレーションを行った後に賭数段階に関わらずに同じものとなったとしても(当初から同じ場合と、当初は異なっていた場合とがあり得る)、そのような種類の入賞は、そのまま賭数段階の種類に応じて個別に判定値データを記憶させておけば良い。このため、開発用の機種における判定値データの記憶態様を量産用の機種においてそのまま転用することができるので、最初の設計段階から量産用の機種に至るまでの開発を容易に行うことができる。
尚、この場合において、前述した許容判定値登録制御手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階の種類及び前記賭数設定手段により設定された賭数の種類に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに基づいて、判定値を許容判定値登録手段に登録するものとすることができる。また、前記加算手段(減算手段)は、前前記許容段階設定手段により設定された許容段階の種類及び前記賭数設定手段により設定された賭数の種類に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データを、入賞の種類毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データに加算する(減算する)ものとすることができる。
1ゲームに対して所定数(規定数)の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、
遊技者所有の有価価値(クレジット)を記憶する有価価値記憶手段(RAM41cのクレジットカウンタ)と、
少なくとも前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段(CPU41aによるBET処理)と、
前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させる際に操作される有価価値返却操作手段(精算スイッチ10)と、
前記有価価値返却操作手段の操作に応じて前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させる返却制御を行う返却制御手段(CPU41aによる精算処理)と、
前記有価価値の付与を伴う小役入賞が発生したときに、該小役入賞の種類に応じて定められた数の有価価値を付与する価値付与処理を行う価値付与処理手段(CPU41aによる払出処理)と、
遊技状態の移行を伴う特別入賞(ビッグボーナス入賞)が発生したときに、終了条件が成立するまでの期間にわたり遊技者にとって有利な特別遊技状態(ビッグボーナス)に制御する特別遊技状態制御手段(CPU41aによる遊技状態の移行制御)と、
前記ゲームが開始したときに、前記賭数設定手段による賭数の設定を禁止する賭数設定禁止手段(CPU41aによる賭数設定の禁止制御)と、
前記ゲームが開始したときに、前記有価価値返却手段による返却制御を禁止する返却制御禁止手段(CPU41aによるクレジットの精算の禁止制御)と、
前記可変表示装置の表示結果が導出された後、前記小役入賞に対応する表示結果以外の表示結果が導出されたときには、該表示結果が導出されたときにゲームの終了を判定し、前記小役入賞に対応する表示結果が導出されたときには、該小役入賞の発生に伴う前記価値付与処理が終了したときにゲームの終了を判定するゲーム終了判定手段(CPU41aによるゲームの終了判定制御、具体的には、ゲーム終了時処理の終了によりゲームの終了が判定される)と、
前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したことを条件に、前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除する賭数設定禁止解除手段(CPU41aによる賭数設定の禁止制御の解除)と、
前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したことを条件に、前記返却制御禁止手段による返却制御の禁止を解除する返却制御禁止解除手段(CPU41aによるクレジットの精算の禁止制御の解除)と、
前記可変表示装置(2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記小役入賞(小役)と前記特別入賞(特別役)とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階(設定値)のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段(CPU41aによる設定変更処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲(0〜16383)内において更新される数値データ(内部抽選用の乱数)を、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(判定値数の格納アドレス)を、前記複数種類の許容段階に共通して記憶する(例えば、チェリー、スイカ)とともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する(例えば、ベル、レギュラーボーナス(1)等)判定値データ記憶手段(役別テーブル)と、
を備え、
前記賭数設定禁止解除手段は、前記特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定した後、店員による所定の解除操作(リセット操作)がなされてゲームの進行が規制される打止状態が解除されたときに前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除し、
前記返却制御禁止解除手段は、前記特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したときに、前記店員による所定の解除操作(リセット操作)による前記打止状態の解除を待たずに前記返却制御禁止手段による返却制御の禁止を解除し、
前記返却制御手段は、前記ゲームの進行が規制される打止状態であっても前記有価価値返却操作手段(精算スイッチ10)の操作を監視し、前記有価価値返却操作手段(精算スイッチ10)が操作されたときに前記返却制御(クレジットの精算)を行い、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記判定値データ記憶手段(役別テーブル)は、前記許容段階(設定値)の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データ(ベル)と、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データ(レギュラーボーナス(1))とを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該決定により発生が許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定(特別役の当選フラグ)を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段(CPU41aによる当選フラグの持越制御)を備え、
前記判定値データ記憶手段は、
前記小役入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(小役の判定値数の格納アドレス)を記憶する小役入賞用判定値データ記憶手段(小役及び再遊技役用の役別テーブル)と、
前記特別入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(特別役(特別役のハズレ)の判定値数の格納アドレス)を記憶する特別入賞用判定値データ記憶手段(特別役用の役別テーブル)と、
を含み、
前記事前決定手段が前記特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲は、前記事前決定手段が前記小役入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と重複する判定値の範囲を含み、
前記許容判定手段は、
前記小役入賞用判定値データ記憶手段に記憶された判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれるか否かによって前記小役入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する小役入賞許容判定手段(内部抽選処理における小役及び再遊技役の当選判定)と、
前記特別入賞用判定値データ記憶手段に記憶された判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記小役入賞許容判定手段が判定に用いるのと同一の前記判定用数値データが含まれるか否かによって前記特別入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する特別入賞許容判定手段(内部抽選処理における特別役の当選判定)と、
を含み、
前記事前決定手段は、
前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されていない場合に、前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方によって入賞の発生を許容する旨を示しているか否かの判定を行い、
前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されている場合に、前記小役入賞許容判定手段のみによって入賞の発生を許容する旨を示しているか否かの判定を行い、
前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方が入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記小役入賞及び前記特別入賞双方の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
前記判定値データ記憶手段は、前記判定値データとして、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す重複判定値データを記憶し、
前記許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)は、前記重複判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれる場合に、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該決定により発生が許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定(特別役の当選フラグ)を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段(CPU41aによる当選フラグの持越制御)を更に備え、
前記許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)は、前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されている場合において、前記判定領域に入力された判定用数値データ(内部抽選用の乱数)が、前記重複判定値データにより特定される判定値の範囲に含まれる場合に、前記小役入賞のみの発生を許容する旨、または前記特別入賞の発生も前記小役入賞の発生も許容しない旨(ハズレ)を示していると判定する、
ことを特徴としている。
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路42a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ42b、上位カウンタ42c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路43)と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段(CPU41a(図9))と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する(図9)、
ことを特徴としている。
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路42a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ42b、上位カウンタ42c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路43)と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段(CPU41a(図29))と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段(リフレッシュレジスタ41R)と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段(CPU41a(図29))と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算(OR演算)を行う演算手段(CPU41a(図29))と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビ
ットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する(図29)、
ことを特徴としている。
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路42a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ42b、上位カウンタ42c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路43)と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段(CPU41a(図30))と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段(リフレッシュレジスタ41R)と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段(リフレッシュレジスタ41R)と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段(CPU41a(図30))と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データ
を抽出する第2の数値抽出手段(CPU41a(図30))と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算(OR演算)を行う演算手段(CPU41a(図30))と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する(図30)、
ことを特徴としている。
前記特別遊技状態制御手段(CPU41aによる遊技状態の移行制御)は、
前記通常遊技状態において前記特別入賞のうち第1の特別入賞(ビッグボーナス)に対応する第1の特別表示結果が導出されたときに、第1特別遊技状態(ビッグボーナス)に制御する第1の特別遊技状態制御手段と、
前記第1特別遊技状態において前記特別入賞のうち第2の特別入賞(JACIN)に対応する第2の特別表示結果が導出されたときに、該第1特別遊技状態において第2特別遊技状態(レギュラーボーナス)に制御する第2の特別遊技状態制御手段と、
を含み、
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、
前記通常遊技状態において、少なくとも遊技媒体を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技入賞(リプレイ)及び前記第1の特別入賞の発生を許容するか否かを決定するとともに、所定の確率で前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されていないときに、少なくとも前記小役入賞及び前記第2の特別入賞の発生を許容するか否かを決定し、
前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されているときに、前記所定の確率以上の確率で前記小役入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
前記特別遊技状態制御手段(CPU41aによる遊技状態の移行制御)は、前記通常遊技状態において、前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特別入賞のうち第3の特別入賞(レギュラーボーナス)に対応する第3の特別表示結果が導出されたときに、前記第2特別遊技状態(レギュラーボーナス)に制御する第3の特別遊技状態制御手段を更に含み、
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、前記通常遊技状態において、更に前記第3の特別入賞の発生を許容するか否かを決定する、
ことを特徴としている。
前記特別遊技状態制御手段(CPU41aによる遊技状態の移行制御)は、前記第1の特別遊技状態(ビッグボーナス)において付与された有価価値の数が予め定められた所定数に達したときに、該第1特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段を更に含み、
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態(レギュラーボーナス)に制御されていないときに、前記第2の特別入賞(JACIN)と前記小役入賞のみの発生を許容するか否かを決定する、
ことを特徴としている。
前記第2の特別表示結果は、前記通常遊技状態において入賞の対象となる表示結果を構成する識別情報の組み合わせとは異なる識別情報の組み合わせ(スイカ−JAC−JAC)によって構成される、
ことを特徴としている。
前記価値付与処理手段(CPU41aによる払出処理)は、前記価値付与処理において、前記第2の特別遊技状態(レギュラーボーナス)以外の遊技状態において所定の小役入賞(ベル)が発生したときに第1の数(8枚)の有価価値を付与し、前記第2の特別遊技状態において前記所定の小役入賞が発生したときに前記第1の数とは異なる第2の数(15枚)の有価価値を付与する、
ことを特徴としている。
前記第2の特別遊技状態(レギュラーボーナス)に制御されていない場合には、第1の段階(3)の賭数が設定されたときのみゲームの開始を許容し、前記第2特別遊技状態に制御されている場合には、前記第1の段階とは異なる第2の段階(1)の賭数が設定されたときのみゲームの開始を許容するゲーム開始許容手段(CPU41aによるBET処理)を更に備え、
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、当該ゲームにおいて設定された賭数の段階に応じた確率で前記小役入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
また、前記価値付与処理手段は、前記価値付与処理において、前記小役入賞が発生したときに、当該ゲームにおいて設定された賭数の段階に応じた数の有価価値を付与することが好ましい。
遊技者の操作により、前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)における識別情報の変動表示を停止させることを指示する停止操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記第2の特別遊技状態(レギュラーボーナス)において前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)により前記小役入賞のうちで発生を許容する旨が決定される確率の最も高い特定小役入賞(ベル)の発生を許容する旨が決定されているときに、前記停止操作手段の操作がなされたタイミングに関わらず、該特定小役入賞に対応する特定小役表示結果を必ず導出させる導出制御手段(CPU41aによるリールの停止制御)と、
を更に備えることを特徴としている。
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、前記第2の特別遊技状態(レギュラーボーナス)において、該第2の特別遊技状態以外の遊技状態において入賞の対象となる表示結果を構成する識別情報の組み合わせとは異なる識別情報の組み合わせ(ベル−JAC−JAC)によって表示結果が構成される第2特別時小役入賞(JAC)の発生を許容するか否かを更に決定する、
ことを特徴としている。
前記可変表示装置(2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記小役入賞(小役)と前記特別入賞(特別役)とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階(設定値)のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段(CPU41aによる設定変更処理)と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲(0〜16383)内において更新される数値データ(内部抽選用の乱数)を、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段(CPU41aによる乱数取得処理)と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データ(判定値数の格納アドレス)を、前記複数種類の許容段階に共通して記憶する(例えば、チェリー、スイカ)とともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する(例えば、ベル、レギュラーボーナス(1)等)判定値データ記憶手段(役別テーブル)と、
を備え、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴としている。
前記判定値データ記憶手段(役別テーブル)は、前記許容段階(設定値)の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データ(ベル)と、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データ(レギュラーボーナス(1))とを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)は、前記許容段階設定手段(CPU41aによる設定変更処理)により設定された許容段階(設定値)に対応して前記判定値データ記憶手段(役別テーブル)に記憶された判定値データを、入賞毎に順次前記判定領域に入力された判定用数値データに加算する加算手段を含み、
前記許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)は、前記加算手段の加算結果が前記所定の範囲を越えたか否か(オーバーフローしたか否か)を判定し、該判定の結果により前記所定の範囲を越えると判定されたときの加算を行った判定値データに対応した入賞の発生を許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)により決定を行う前に、前記許容段階設定手段(CPU41aによる設定変更処理)により設定された許容段階(設定値)に対応して前記判定値データ記憶手段(役別テーブル)に記憶された判定値データに基づいて、前記判定領域に入力された判定用数値データ(内部抽選用の乱数)に対して前記事前決定手段が入賞毎に発生を許容する旨を決定する判定値を、許容判定値登録手段に登録する許容判定値登録制御手段を更に備え、
前記許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)は、前記判定領域に入力された判定用数値データを入賞毎に前記許容判定値登録手段に登録された判定値と比較し、該比較の結果により前記判定用数値データと一致する判定値に対応した入賞の発生を許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴としている。
前記第1の賭数設定手段(CPU41aによるBET処理)及び前記第2の賭数設定手段(CPU41aによるBET処理)により、複数種類の賭数段階(1または3)のうちからゲーム毎にいずれかの種類の賭数段階の賭数を設定することが可能であり、
前記判定値データ記憶手段(役別テーブル)は、いずれか2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データ(内部抽選用の乱数)に対して前記事前決定手段(CPU41aによる内部抽選処理)が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶し、
前記許容判定手段(内部抽選処理における役の当選判定)は、前記賭数設定手段により設定された賭数段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定し、
前記判定値データ記憶手段は、更に、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す第2異数判定値データ(ベル)と、前記賭数段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す第2同数判定値データ(チェリー、スイカ)とを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴としている。
2L、2C、2R リール
40 遊技制御基板
41 メイン制御部
41a CPU
42 乱数発生回路
43 サンプリング回路
90 演出制御基板
91 サブ制御部
91a CPU
Claims (8)
- 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
遊技者所有の有価価値を記憶する有価価値記憶手段と、
少なくとも前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段と、
前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させる際に操作される有価価値返却操作手段と、
前記有価価値返却操作手段の操作に応じて前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を返却させる返却制御を行う返却制御手段と、
前記有価価値の付与を伴う小役入賞が発生したときに、該小役入賞の種類に応じて定められた数の有価価値を付与する価値付与処理を行う価値付与処理手段と、
遊技状態の移行を伴う特別入賞が発生したときに、終了条件が成立するまでの期間にわたり遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段と、
前記ゲームが開始したときに、前記賭数設定手段による賭数の設定を禁止する賭数設定禁止手段と、
前記ゲームが開始したときに、前記有価価値返却手段による返却制御を禁止する返却制御禁止手段と、
前記可変表示装置の表示結果が導出された後、前記小役入賞に対応する表示結果以外の表示結果が導出されたときには、該表示結果が導出されたときにゲームの終了を判定し、前記小役入賞に対応する表示結果が導出されたときには、該小役入賞の発生に伴う前記価値付与処理が終了したときにゲームの終了を判定するゲーム終了判定手段と、
前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したことを条件に、前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除する賭数設定禁止解除手段と、
前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したことを条件に、前記返却制御禁止手段による返却制御の禁止を解除する返却制御禁止解除手段と、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に、前記小役入賞と前記特別入賞とを含む予め定められた複数種類の入賞を発生させることを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段が入賞の発生を許容する旨を決定する割合が異なる複数種類の許容段階のうちから、いずれかの許容段階を選択して設定する許容段階設定手段と、
前記事前決定手段により決定を行う前に、所定のタイミングで所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に判定用数値データとして判定領域に入力する数値データ入力手段と、
いずれか1種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記複数種類の許容段階に共通して記憶するとともに、前記許容段階に共通して判定値データが記憶されていない2種類以上の入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データ記憶手段と、
を備え、
前記賭数設定禁止解除手段は、前記特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定した後、店員による所定の解除操作がなされてゲームの進行が規制される打止状態が解除されたときに前記賭数設定禁止手段による賭数の設定の禁止を解除し、
前記返却制御禁止解除手段は、前記特別遊技状態における終了条件が成立したゲームにおいて、前記ゲーム終了判定手段がゲームの終了を判定したときに、前記店員による所定の解除操作による前記打止状態の解除を待たずに前記返却制御禁止手段による返却制御の禁止を解除し、
前記返却制御手段は、前記ゲームの進行が規制される打止状態であっても前記有価価値返却操作手段の操作を監視し、前記有価価値返却操作手段が操作されたときに前記返却制御を行い、
前記事前決定手段は、前記許容段階設定手段により設定された許容段階に対応して前記判定値データ記憶手段に記憶された判定値データに応じて、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記入賞の種類毎に発生を許容する旨を示しているか否かを判定する許容判定手段を含み、該許容判定手段により発生を許容する旨を示していると判定された種類の入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記判定値データ記憶手段は、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして異なる判定値の数を示す異数判定値データと、前記許容段階の種類に応じて個別に記憶する判定値データとして同一の判定値の数を示す同数判定値データとを、前記入賞の種類に応じて記憶する、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該決定により発生が許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段を備え、
前記判定値データ記憶手段は、
前記小役入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する小役入賞用判定値データ記憶手段と、
前記特別入賞について、前記判定領域に入力された判定用数値データに対して前記事前決定手段が発生を許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す判定値データを記憶する特別入賞用判定値データ記憶手段と、
を含み、
前記事前決定手段が前記特別入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲は、前記事前決定手段が前記小役入賞の発生を許容する旨を決定することとなる判定値データから特定される判定値の範囲と重複する判定値の範囲を含み、
前記許容判定手段は、
前記小役入賞用判定値データ記憶手段に記憶された判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれるか否かによって前記小役入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する小役入賞許容判定手段と、
前記特別入賞用判定値データ記憶手段に記憶された判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記小役入賞許容判定手段が判定に用いるのと同一の前記判定用数値データが含まれるか否かによって前記特別入賞の発生を許容する旨を示しているか否かを判定する特別入賞許容判定手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、
前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されていない場合に、前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方によって入賞の発生を許容する旨を示しているか否かの判定を行い、
前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されている場合に、前記小役入賞許容判定手段のみによって入賞の発生を許容する旨を示しているか否かの判定を行い、
前記小役入賞許容判定手段及び前記特別入賞許容判定手段の双方が入賞の発生を許容する旨を示していると判定した場合に前記小役入賞及び前記特別入賞双方の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。 - 前記判定値データ記憶手段は、前記判定値データとして、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を決定することとなる判定値の数を示す重複判定値データを記憶し、
前記許容判定手段は、前記重複判定値データにより特定される判定値の範囲に、前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれる場合に、前記特別入賞及び前記小役入賞の双方の発生を同時に許容する旨を示していると判定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスロットマシン。 - 前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該決定により発生が許容された特別入賞が発生しなかったときに、当該決定を次ゲーム以降に持ち越す決定持越手段を更に備え、
前記許容判定手段は、前記決定持越手段により前記特別入賞の発生を許容する旨の決定が持ち越されている場合において、前記判定領域に入力された判定用数値データが、前記重複判定値データにより特定される判定値の範囲に含まれる場合に、前記小役入賞のみの発生を許容する旨、または前記特別入賞の発生も前記小役入賞の発生も許容しない旨を示していると判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。 - 所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。 - 所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビ
ットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスロットマシン。 - 所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路と、
前記判定領域とは異なる特定領域に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データ
を抽出する第2の数値抽出手段と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段と、
を更に備え、
前記数値データ入力手段は、前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、前記判定用数値データとして前記判定領域に入力する、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスロットマシン。 - 前記特別遊技状態制御手段は、
前記通常遊技状態において前記特別入賞のうち第1の特別入賞に対応する第1の特別表示結果が導出されたときに、第1特別遊技状態に制御する第1の特別遊技状態制御手段と、
前記第1特別遊技状態において前記特別入賞のうち第2の特別入賞に対応する第2の特別表示結果が導出されたときに、該第1特別遊技状態において第2特別遊技状態に制御する第2の特別遊技状態制御手段と、
を含み、
前記事前決定手段は、
前記通常遊技状態において、少なくとも遊技媒体を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技入賞及び前記第1の特別入賞の発生を許容するか否かを決定するとともに、所定の確率で前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役入賞の発生を許容する旨を決定し、
前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されていないときに、少なくとも前記小役入賞及び前記第2の特別入賞の発生を許容するか否かを決定し、
前記第1の特別遊技状態において前記第2の特別遊技状態に制御されているときに、前記所定の確率以上の確率で前記小役入賞の発生を許容する旨を決定する、
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066368A JP4168037B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066368A JP4168037B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | スロットマシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006247069A JP2006247069A (ja) | 2006-09-21 |
JP4168037B2 true JP4168037B2 (ja) | 2008-10-22 |
Family
ID=37088150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005066368A Expired - Fee Related JP4168037B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4168037B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007330603A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Sankyo Kk | スロットマシン |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008136779A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Samii Kk | スロットマシン |
JP5443667B2 (ja) * | 2006-12-19 | 2014-03-19 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP2008173383A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Samii Kk | スロットマシン |
JP5637606B2 (ja) * | 2012-02-13 | 2014-12-10 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP6708998B2 (ja) * | 2016-04-18 | 2020-06-10 | ネット株式会社 | 遊技機及び有利遊技終了方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2649171B2 (ja) * | 1988-05-31 | 1997-09-03 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP3581379B2 (ja) * | 1993-05-28 | 2004-10-27 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JPH11206962A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-08-03 | Sankyo Kk | スロットマシン |
JP3894465B2 (ja) * | 1999-04-14 | 2007-03-22 | 株式会社大都技研 | 遊戯台 |
JP2001314551A (ja) * | 2000-05-09 | 2001-11-13 | Sankyo Kk | スロットマシンおよび記録媒体 |
JP2002210082A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-07-30 | Konami Parlor Entertainment Kk | 遊技機及びそのプログラム |
JP4076830B2 (ja) * | 2002-09-24 | 2008-04-16 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP2004305521A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Aruze Corp | 遊技機 |
-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005066368A patent/JP4168037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007330603A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Sankyo Kk | スロットマシン |
JP4570588B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2010-10-27 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006247069A (ja) | 2006-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4724442B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5319898B2 (ja) | スロットマシン | |
JP4292188B2 (ja) | スロットマシン | |
JP4472661B2 (ja) | スロットマシン | |
JP6654837B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4790304B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2004016733A (ja) | 遊技機 | |
JP4168037B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5502265B2 (ja) | スロットマシン | |
JP4503555B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2007222237A (ja) | スロットマシン | |
JP4676786B2 (ja) | スロットマシン | |
JP4292189B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2007054253A (ja) | スロットマシン | |
JP4724444B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2009207910A (ja) | スロットマシン | |
JP2007282885A (ja) | 遊技球を用いたスロットマシン | |
JP5019718B2 (ja) | スロットマシン | |
JP2006288659A (ja) | スロットマシン | |
JP4292190B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5101006B2 (ja) | 遊技球を用いたスロットマシン | |
JP6867855B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5101004B2 (ja) | 遊技球を用いたスロットマシン | |
JP6875184B2 (ja) | スロットマシン | |
JP6626292B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061206 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20071023 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20071126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080722 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080804 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4168037 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |