JP4167958B2 - 車両用ドア制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアの開閉に係る制御を行う車両用ドア制御装置に関するものである。
従来、車両用ドアの開閉に係る制御を行う車両用ドア制御装置としては、例えば特許文献1に記載された自動車用ドアロックの操作装置が知られている。同公報に記載の装置では、車速により車両の走行状態を検出している間は、ドアハンドルの操作に関わらずドアロックの解除が制御回路(コントローラ)のメイン制御部(CPU)にて禁止される。これにより、車両走行中の誤ったハンドル操作に対するドア開放が防止されている。
また、衝突等による衝撃を検出した場合には、車速(車両の走行状態)の検出に関わらずドアロックの解除が制御回路のメイン制御部にて許可される。これにより、衝突時における迅速なドア開放が図られている。
特開平6−146688号公報
ところで、この装置では、検出された車両状態に基づくドアロックの駆動(解除)制御をメイン制御部(CPU)のみで行っている。従って、例えばCPU暴走が発生してドアロック解除の駆動信号が出力されると、予期せぬドア開放が起きる可能性がある。
本発明の目的は、動作不良による不意の車両用ドアの開放を抑制することができる車両用ドア制御装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両用ドアの開閉に係る駆動を行うアクチュエータと、前記車両用ドアの開閉に係る要求信号に基づき前記アクチュエータを駆動制御する第1制御回路と、車両状態を検出する検出手段と、前記検出された車両状態に基づき前記アクチュエータを駆動制御する前記第1制御回路とは独立の演算装置を有する第2制御回路とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ドア制御装置において、前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの給電ラインに介装された常開型のスイッチング回路を備え、前記第2制御回路は、前記スイッチング回路をオン・オフ制御して前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を制御することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ドア制御装置において、前記検出手段は、衝突を検出する衝突感知センサを備え、前記第2制御回路は、衝突が検出されていないときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ドア制御装置において、前記検出手段は、衝突を検出する衝突感知センサと、該衝突が検出されてから所定時間の経過を検出するタイマとを備え、前記第2制御回路は、衝突が検出されてから前記所定時間内は前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を禁止するとともに、該所定時間の経過が検出されたときに該アクチュエータの駆動を許容することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ドア制御装置において、前記検出手段は、車速を検出する車速センサを備え、前記第2制御回路は、前記検出された車速が所定値よりも小さいときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用ドア制御装置において、前記検出手段は、水没を検出する水没センサを備え、前記第2制御回路は、水没が検出されたときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容することを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、車両用ドアの開閉に係る要求信号に基づき前記アクチュエータを駆動制御する第1制御回路と、検出された車両状態に基づき該アクチュエータを駆動制御する前記第1制御回路とは独立の第2制御回路とを備えている。従って、一方の制御回路が暴走しても、他方の制御回路によってアクチュエータが駆動制御されることから動作不良による不意の車両用ドアの開放が抑制される。
請求項2に記載の発明によれば、第2制御回路は、常開型のスイッチング回路をオン・オフ制御して前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を制御する。従って、例えば第2制御回路が動作不能に陥った場合に上記スイッチング回路はオフ状態を保持して前記車両用ドアの開放に係るアクチュエータの給電ラインを遮断することから、動作不良による不意の車両用ドアの開放が更に抑制される。
請求項3に記載の発明によれば、第2制御回路は、衝突が検出されていないときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容する。すなわち、衝突が検出されているときにはアクチュエータの駆動が禁止されることから衝突時における不意の車両用ドアの開放が抑制される。
請求項4に記載の発明によれば、第2制御回路は、衝突が検出されてから上記所定時間内は前記車両用ドアの開放に係るアクチュエータの駆動を禁止する。すなわち、衝突が検出された直後では上記アクチュエータの駆動が禁止されて不意の車両用ドアの開放が抑制される。また、第2制御回路は、衝突が検出されてから上記所定時間の経過が検出されたときに上記アクチュエータの駆動を許容する。従って、例えば衝突後において迅速な車両用ドアの開放と乗員脱出が可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、第2制御回路は、検出された車速が所定値よりも小さいときに前記車両用ドアの開放に係るアクチュエータの駆動を許容する。すなわち、車速が大きいときには上記アクチュエータの駆動が禁止されて車両走行中の不意の車両用ドアの開放が抑制される。
請求項6に記載の発明によれば、第2制御回路は、水没が検出されたときに前記車両用ドアの開放に係るアクチュエータの駆動を許容する。従って、例えば他の車両状態の検出如何に優先させて上記アクチュエータの駆動を許容することで、冠水時や水中転落時などの水没時において迅速な車両用ドアの開放と乗員脱出が可能となる。
以上詳述したように、請求項1乃至6に記載の発明では、動作不良による不意の車両用ドアの開放を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図6に従って説明する。図4は、本実施形態の車両用ドア制御装置10の概略的構成を示す模式図である。同図に示されるように、この車両用ドア制御装置10は、車両用ドア11の車外側及び室内側にそれぞれ配置された車外操作スイッチ12及び室内操作スイッチ13と、アクチュエータとしてのドア開閉駆動部14と、これら車外操作スイッチ12、室内操作スイッチ13及びドア開閉駆動部14等に接続された制御ユニット15とを備えている。
上記車外操作スイッチ12は、車外においてドア開閉駆動部14による車両用ドア11の開閉駆動を行う際に選択的に操作されるオン・オフスイッチである。また、室内操作スイッチ13は、室内においてドア開閉駆動部14による車両用ドア11の開閉駆動を行う際に選択的に操作されるオン・オフスイッチである。
ドア開閉駆動部14は車両用ドア11に取着されており、ドア開閉駆動部14はこれに一端が連結され他端がピラー16に連結されたレバー17を出没させることでピラー16側を支点に車両用ドア11を回動させてこれを開閉する。
詳述すると、図5に概略構成図を示したように、このドア開閉駆動部14は、ドア駆動モータ21と、減速機構22と、クラッチ23と、減速機構24と、変換機構25とを備えている。
ドア駆動モータ21は、制御ユニット15からの駆動信号に応じた極性でバッテリの高電位(+B)に接続され、その回転軸21aを正回転若しくは逆回転させる。減速機構22は、ドア駆動モータ21の回転軸21aに連結されており、所定の減速比で回転速度を減速させる。クラッチ23は、2枚の摩擦板23a,23bを備えた電磁クラッチであって、一方の摩擦板23aが減速機構22に連結され、他方の摩擦板23bが減速機構24に連結されている。後述するように、このクラッチ23は、制御ユニット15からの駆動信号に応じて両摩擦板23a,23b間が断接され、これらを介したトルク伝達の可否を切り替える。減速機構24は、所定の減速比でクラッチ23(摩擦板23b)の回転速度を減速させる。減速機構24に連結された変換機構25には、上記レバー17の一端が連結されており、減速機構24における回転運動を直線運動に変換させてレバー17を出没させる。
なお、本実施形態では、クラッチ23の接続状態でドア駆動モータ21を正回転させたときにレバー17が押し出されて車両用ドア11が開放され、逆回転させたときにレバー17が引き戻されて車両用ドア11が閉鎖されるように設定されている。また、クラッチ23の接続状態でドア駆動モータ21を停止させたときには、車両用ドア11の任意の開閉位置で同車両用ドア11側からの外力がクラッチ23により抑えられ、車両用ドア11の位置が保持されるようになっている。さらに、クラッチ23の解放状態では、車両用ドア11側から外力が加わる際にクラッチ23は空転するため、人為的な操作によって車両用ドア11が開閉自在となる。
次に、車両用ドア制御装置10の電気的構成について、図1のブロック図に基づき説明する。同図に示されるように、車両用ドア制御装置10は、上記車外操作スイッチ12及び室内操作スイッチ13に加えて、ドア開スイッチ26と、回転角度センサ27と、検出手段を構成する衝突感知センサ28、車速センサ29及び水没センサ30とを備えている。また、前記制御ユニット15は、互いに独立となる第1制御回路31及び第2制御回路32にて構成されている。
上記車外操作スイッチ12、室内操作スイッチ13、ドア開スイッチ26及び回転角度センサ27は、第1制御回路31に接続されている。車外操作スイッチ12は、車外からの車両用ドア11の開閉操作に応じたオン・オフ信号を開閉要求信号として第1制御回路31に出力する。室内操作スイッチ13は、室内からの車両用ドア11の開閉操作に応じたオン・オフ信号を開閉要求信号として第1制御回路31に出力する。
ドア開スイッチ26は、車両用ドア11を開放することでオンするスイッチであり、車両用ドア11の開閉状態に応じたオン・オフ信号を第1制御回路31に出力する。回転角度センサ27は、クラッチ23の摩擦板23bと減速機構24との連結部(図5参照)に設けられており、レバー17の出没に対応して同連結部が所定角度を回転するごとにパルスを第1制御回路31に出力する。
第1制御回路31は、CPU(中央演算処理装置)33と、入力回路34と、開方向駆動回路35と、閉方向駆動回路36と、駆動回路37とを備えている。CPU33は、入力回路34を介して前記車外操作スイッチ12、室内操作スイッチ13及びドア開スイッチ26に接続されており、これらから入力した信号に基づきそれぞれ車両用ドア11の開閉操作の有無及び同開閉状態を検出している。また、CPU33は、入力回路34を介して前記回転角度センサ27に接続されており、ここから入力したパルスをカウントすることでレバー17の出没量、すなわち車両用ドア11の開放位置を検出している。さらに、CPU33は、入力回路34を介して前記第2制御回路32とも接続されており、これにより同第2制御回路32の後述の動作状態を監視している。
また、CPU33は、開方向駆動回路35を介して前記ドア駆動モータ21の一側端子21bと接続されており、閉方向駆動回路36を介して同ドア駆動モータ21の他側端子21cと接続されている。開方向駆動回路35は、通常は一側端子21bをグランドに接続しており、CPU33から駆動信号が出力されることで第2制御回路32を介して同端子21bをバッテリの高電位(+B)に接続可能にする。一方、閉方向駆動回路36は、通常は他側端子21cをグランドに接続しており、CPU33から駆動信号が出力されることで同端子21cをバッテリの高電位(+B)に接続する。すなわち、第1制御回路31によって車両用ドア11の開閉に係るドア駆動モータ21の各駆動が許容されている。
ここで、端子21b,21cの極性とドア駆動モータ21の動作について説明すると、端子21b,21cがともにグランドに接続される通常の状態では、ドア駆動モータ21は停止したままである。CPU33により開方向駆動回路35に駆動信号が出力され、第2制御回路32を介して端子21bがバッテリの高電位に接続(導通)されると、ドア駆動モータ21は正方向に回転駆動される。一方、CPU33により閉方向駆動回路36に駆動信号が出力され、端子21cがバッテリの高電位に接続(導通)されると、ドア駆動モータ21は逆方向に回転駆動される。ドア駆動モータ21の正回転によって車両用ドア11が開放され、逆回転によって閉鎖されることは既述のとおりである。
さらにまた、CPU33は、駆動回路37を介してクラッチ23と接続されている。駆動回路37は、通常はバッテリによるクラッチ23への給電を遮断してこれを解放している。CPU33により駆動回路37に駆動信号が出力され、バッテリからクラッチ23に給電されると、クラッチ23は接続される。クラッチ23の接続状態では、車両用ドア11の開閉駆動等が可能になり、解放状態では人為的な操作によって車両用ドア11が開閉自在になることは既述のとおりである。
前記衝突感知センサ28、車速センサ29及び水没センサ30は、第2制御回路32に接続されている。衝突感知センサ28は、衝突等による衝撃(慣性力)を検知するもので、所定値以上の衝撃を受けることでH(ハイ)レベルとなる衝突感知信号を出力する。車速センサ29は、例えばトランスミッション(図示略)のアウトプットシャフト後部に取り付けられており、トランスミッションが所定角度を回転するごとに車速信号としてパルス(メーターパルス)を出力する。水没センサ30は、例えば浸水による静電容量の変化に基づき車両の水没を検知するもので、浸水時に相当する静電容量を検出することでHレベルとなる水没感知信号を出力する。
第2制御回路32は、演算装置41と、常開型のスイッチング回路42を備えている。そして、演算装置41は、タイマ43と、演算器44と、NOR回路45と、OR回路46とを備えている。
タイマ43は前記衝突感知センサ28に接続されており、衝突感知信号に基づく信号をNOR回路45の一方の入力端子に出力する。このタイマ43は、通常はLレベルの信号を出力する。タイマ43は、衝突感知信号がL(ロー)レベルからHレベルに変化することでこれに同期してLレベルからHレベルに変化するとともに所定時間T(例えば10秒)の経過後にHレベルからLレベルに変化する信号をNOR回路45の一方の入力端子に出力する。すなわち、タイマ43は衝突感知信号がLレベルからHレベルに変化することで所定時間T、Hレベルの信号を保持する。
上記演算器44は車速センサ29に接続されている。この演算器44は、例えばコンパレータを有しており、車速信号のパルス幅相当の車速が所定速度x(例えば時速3km)未満のときにLレベルの信号をNOR回路45の他方の入力端子に出力する。
従って、上記NOR回路45は、タイマ43及び演算器44からともにLレベルの信号が入力されたときにHレベルの信号を出力する。すなわち、衝突感知信号がLレベルからHレベルに変化してから所定時間T内ではなく、且つ、上記車速が所定速度x未満であるときにHレベルの信号を出力する。
上記OR回路46の一方の入力端子は前記水没センサ30に接続されており、他方の入力端子はNOR回路45の出力端子に接続されている。従って、OR回路46は、水没センサ30若しくはNOR回路45からHレベルの信号が入力されたときにHレベルの信号を出力する。
OR回路46の出力端子は前記スイッチング回路42に接続されている。このスイッチング回路42は、バッテリの高電位及び前記第1制御回路31の開方向駆動回路35と接続されている。スイッチング回路42は、OR回路46の出力端子からHレベルの信号が出力されることで、開方向駆動回路35を介してドア駆動モータ21の一側端子21bをバッテリの高電位(+B)に接続可能にする。すなわち、第2制御回路32によって車両用ドア11の開放に係るドア駆動モータ21の駆動が許容されている。なお、OR回路46の出力端子は、第1制御回路31の入力回路34を介してCPU33にも接続されている。これにより、CPU33ではスイッチング回路42のオン・オフ状態が監視されている。
以上により、ドア駆動モータ21の一側端子21bは、衝突感知信号がLレベルからHレベルに変化してから所定時間T内でなく、且つ、上記車速が所定速度x未満であるとき、若しくは、水没が検出されたときで、なお且つ、CPU33により開方向駆動回路35に駆動信号が出力されているときにバッテリの高電位に接続される。従って、車両用ドア11の開放に係るドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位との接続にあたっては、CPU33による処理のみならず第2制御回路32の演算装置41による論理演算にも規制される。
図2は、主として衝突感知センサ28からの衝突感知信号及び車速センサ29からの車速信号に対応した、第2制御回路32側の動作の一例を示すタイムチャートである。同図において、図2(a)は衝突感知信号を、図2(b)はタイマ43からの出力信号を、図2(c)は車速信号に基づく演算器44からの出力信号を、図2(d)はスイッチング回路42のオン・オフ状態をそれぞれ示す。図2(a)(b)に示すように、衝突感知信号及びタイマ43からの出力信号がLレベルにある時刻T1で車速が大きくなって車速信号に対応した演算器44からの出力信号がLレベルからHレベルに変化したとする(図2(c))。このとき、スイッチング回路42がオン状態からオフ状態に切り替えられて車両用ドア11の開放に係るドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位との接続が禁止される(図2(d))。従って、第1制御回路31のCPU33による開方向駆動回路35への駆動信号の出力に関わらず、ドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位とは遮断される。
また、時刻T2で衝突感知信号がLレベルからHレベルに変化したとする(図2(a))。このとき、タイマ43からの出力信号はLレベルからHレベルに変化するとともに時刻T2から所定時間Tの経過後の時刻T3においてHレベルからLレベルに変化する(図2(b))。これにより、スイッチング回路42がオフ状態からオン状態に切り替えられて車両用ドア11の開放に係るドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位との接続が許容される(図2(d))。従って、第1制御回路31のCPU33により開方向駆動回路35に駆動信号が出力されると、これに対応してドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位とが接続され、ドア駆動モータ21は正方向、すなわち車両用ドア11の開放側に回転駆動される。
一方、図3は、主として車速センサ29からの車速信号及び水没センサ30からの水没感知信号に対応した、第2制御回路32側の動作の一例を示すタイムチャートである。同図において、図3(a)は車速信号に基づく演算器44からの出力信号を、図3(b)は水没センサ30からの水没感知信号を、図3(c)はスイッチング回路42のオン・オフ状態をそれぞれ示す。図3(b)に示すように、水没感知信号がLレベルにある時刻T11で車速が大きくなって車速信号に対応した演算器44からの出力信号がLレベルからHレベルに変化したとする(図3(a))。このとき、スイッチング回路42がオン状態からオフ状態に切り替えられて車両用ドア11の開放に係るドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位との接続が禁止される(図3(c))。従って、第1制御回路31のCPU33による開方向駆動回路35への駆動信号の出力に関わらず、ドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位とは遮断される。
また、時刻T12で水没感知信号がLレベルからHレベルに変化したとする(図3(b))。このとき、車速信号に関わらずスイッチング回路42がオフ状態からオン状態に切り替えられて車両用ドア11の開放に係るドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位との接続が許容される(図3(c))。従って、第1制御回路31のCPU33により開方向駆動回路35に駆動信号が出力されると、これに対応してドア駆動モータ21の一側端子21bとバッテリの高電位とが接続され、ドア駆動モータ21は正方向、すなわち車両用ドア11の開放側に回転駆動される。
なお、CPU33に不具合が生じても、クラッチ23が通常の開放状態になることで車両用ドア11の人為的な開閉操作に支障をきたすことはない。
次に、CPU33による車両用ドア11の開閉制御態様について説明する。なお、クラッチ23は、基本的に車両用ドア11の開閉に係るドア駆動モータ21の回転駆動に際してそのトルク伝達を許容すべく制御される。また、車両用ドア11の任意の開閉位置においてクラッチ23が接続状態に設定されると、車両用ドア11は当該開閉位置に保持される。以下、本実施形態における車両用ドア11の開閉制御態様について、図6のフローチャートに基づき説明する。この処理は、所定時間ごとの定時割り込みにより繰り返し実行される。
処理がこのルーチンに移行すると、ステップ101においてCPU33は、車外操作スイッチ12若しくは室内操作スイッチ13からの開閉(閉鎖)要求信号に基づき、現在、車両用ドア11のクローズ操作があるか否かを判断する。そして、車両用ドア11のクローズ操作があると判断されると、CPU33はステップ102に移行して、現在、車両用ドア11が全閉状態か否かを判断する。この車両用ドア11の全閉状態は、前記回転角度センサ27から入力したパルス数に基づき検出される。ここで、車両用ドア11が全閉状態ではないと判断されると、CPU33はステップ103に移行して駆動回路37に駆動信号を出力しクラッチ23を接続する。更に、CPU33はステップ104に移行して、車両用ドア11を閉鎖すべく閉方向駆動回路36に駆動信号を出力する。従って、CPU33は、車両用ドア11の全閉状態を除いて、開閉(閉鎖)要求信号に基づき車両用ドア11を閉鎖する。
一方、ステップ101において車両用ドア11のクローズ操作がないと判断され、若しくはステップ102において車両用ドア11が全閉状態であると判断されたとする。このとき、CPU33はステップ105に移行して車外操作スイッチ12若しくは室内操作スイッチ13からの開閉(開放)要求信号に基づき、現在、車両用ドア11のオープン操作があるか否かを判断する。
ここで、車両用ドア11のオープン操作があると判断されると、CPU33はステップ106に移行して、現在、車両用ドア11が全開状態か否かを判断する。この車両用ドア11の全開状態も、前記回転角度センサ27から入力したパルス数に基づき検出される。ここで、車両用ドア11が全開状態ではないと判断されると、CPU33はステップ107に移行してクラッチ23を接続する。更に、CPU33はステップ108に移行して、車両用ドア11を開放すべく開方向駆動回路35に駆動信号を出力する。従って、CPU33は、車両用ドア11の全開状態を除いて、開閉(開放)要求信号に基づき車両用ドア11を開放する。
また、ステップ105において車両用ドア11のオープン操作がないと判断され、若しくはステップ106において車両用ドア11が全開状態であると判断されると、CPU33はステップ109に移行して前記OR回路46の出力端子のレベルに基づき、第2制御回路32のスイッチング回路42がオフ状態か否かを判断する。そして、スイッチング回路42がオフ状態と判断されると、CPU33はステップ110に移行して前記ドア開スイッチ26がオン状態か否かを判断する。ここで、ドア開スイッチ26がオン状態と判断されると、車両用ドア11の開放を禁止すべくスイッチング回路42がオフ状態にあるにも関わらず車両用ドア11が開放されていることから、それ以上の開放を禁止すべく、ステップ111に移行してクラッチ23を接続する。つまり、クラッチ23は、車速が大きい車両走行状態や衝突直後など車両用ドア11の開放を禁止すべき状態において、意図せぬ車両用ドア11の開放を防止するブレーキとして機能している。
さらに、ステップ109においてスイッチング回路42がオフ状態ではない(オン状態)と判断され、若しくはステップ110においてドア開スイッチ26がオフ状態と判断されると、特に車両用ドア11の開放を禁止すべき状態でもないことから、ステップ112に移行して駆動回路37への駆動信号の出力を停止しクラッチ23を開放する。そして、CPU33はステップ113に移行して、開方向駆動回路35及び閉方向駆動回路36への駆動信号の出力を停止し車両用ドア11の開閉駆動を停止する。
このようにドア駆動モータ21及びクラッチ23の制御を選択的に行ったCPU33は、その後の処理を一旦終了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、車両用ドア11の開閉に係る要求信号に基づきドア開閉駆動部14(ドア駆動モータ21)を駆動制御する第1制御回路31と、衝突感知センサ28、車速センサ29、水没センサ30に基づきドア開閉駆動部14を駆動制御する第1制御回路31とは独立の第2制御回路32とを備えている。従って、一方の制御回路が暴走しても、他方の制御回路によってドア開閉駆動部14(ドア駆動モータ21)が駆動制御されることから動作不良(故障や事故など)による不意の車両用ドア11の開放を抑制できる。また、開方向駆動回路35、スイッチング回路42のいずれかが偶発故障しても同様に不意の車両用ドア11の開放を抑制できる。
(2)本実施形態では、第2制御回路32は、常開型のスイッチング回路42をオン・オフ制御して前記車両用ドア11の開放に係るドア開閉駆動部14の駆動を制御する。従って、例えば第2制御回路32が動作不能に陥った場合に上記スイッチング回路42はオフ状態を保持して前記車両用ドア11の開放に係るドア開閉駆動部14の給電ラインを遮断することから、動作不良による不意の車両用ドア11の開放を更に抑制できる。
(3)本実施形態では、第2制御回路32は、衝突が検出されてから上記所定時間T内は前記車両用ドア11の開放に係るドア開閉駆動部14の駆動を禁止する。すなわち、衝突が検出された直後では上記ドア開閉駆動部14の駆動が禁止されて不意の車両用ドア11の開放を抑制できる。従って、例えば側突等の衝突に伴い車外操作スイッチ12、室内操作スイッチ13や信号線が損傷してオン状態のまま故障したり、CPU33によるハンドル操作の誤判定が発生したりしても車両用ドア11の開放を抑制できる。
また、第2制御回路32は、衝突が検出されてから上記所定時間Tの経過が検出されたときに前記車両用ドア11の開放に係る上記ドア開閉駆動部14の駆動を許容する。従って、例えば衝突後において迅速な車両用ドア11の開放と乗員脱出が可能となる。あるいは、故障などで衝突感知センサ28が衝突を誤検知したり故障したりしても、所定時間Tの経過後にリセットされる(Lレベルになる)ことから乗員の閉じ込めも防止できる。
(4)本実施形態では、第2制御回路32は、車速信号のパルス幅相当の車速が所定速度xより大きいとき(車速が速いとき)には車両用ドア11の開放に係るドア開閉駆動部14の駆動を禁止することから車両走行中の不意の車両用ドア11の開放を抑制できる。
(5)本実施形態では、第2制御回路32は、水没が検出されたときに他の車両状態(車速、衝突)の検出如何に優先させて前記車両用ドア11の開放に係るドア開閉駆動部14の駆動を許容する。従って、例えば冠水時や水中転落時などの水没時において迅速な車両用ドアの開放と乗員脱出が可能となる。
(6)本実施形態では、何らかの不具合などで車両用ドア11を開放したまま車両を走行させてしまったり、走行時に車両用ドア11が開放されたとしても、クラッチ23の接続によってこれをブレーキとして機能させ、それ以上の開放を阻止できる。
(7)本実施形態では、車両用ドア11の閉鎖に係るドア開閉駆動部14の駆動は、車速、衝突等の検出に関係なく常に動作可能である。例えば、走行中に車両用ドア11が開放されているときには、これを閉鎖することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、CPU33を論理回路にて構成してもよい。
・前記実施形態において、論理回路からなる演算装置41に代えてCPUを採用してもよい。
・前記実施形態においては、CPU33側で車外操作スイッチ12及び室内操作スイッチ13の操作状態等を検出し、演算装置41側で衝突感知センサ28、車速センサ29及び水没センサ30の状態(レベル)を検出したが、これらの関係は逆であってもよい。あるいは、これらCPU33及び演算装置41により分担して検出される車両状態等の組み合せは任意である。また、これらCPU33及び演算装置41が検出する車両状態等は実質的に同じであってもよい。要は、ドア開閉駆動部14を駆動制御する互いに独立した制御回路があり、いずれかの動作のみで車両用ドア11が開閉(開放)されることがないようにすればよい。
・前記実施形態における車両状態の検出項目(車速、衝突、水没)は一例である。
・前記実施形態においては、車外操作スイッチ12及び室内操作スイッチ13のオン・オフ信号を車両用ドア11の開閉に係る要求信号として、CPU33による車両用ドア11の開閉制御を行った。これに対して、例えば利用者が所有する送信機から受信した信号を車両用ドア11の開閉に係る要求信号として、CPU33による車両用ドア11の開閉制御を行ってもよい。
・前記実施形態においては、車両用ドア11として、ピラー16側を支点に回動させて開閉するいわゆるヒンジ式の車両用ドアについて説明したが、例えば車両の前後方向に移動させて開閉するスライドドアなどであってもよい。
・前記実施形態においては、車両用ドア11の開閉に係る駆動としてピラー16側を支点にこれを回動させる形態を説明したが、例えばドアロックのラッチ機構を係合・解除させる形態であってもよい。
本発明の一実施形態の電気的構成を示すブロック図。 (a)(b)(c)(d)は同実施形態の動作態様を示すタイムチャート。 (a)(b)(c)は同実施形態の動作態様を示すタイムチャート。 同実施形態の概略構成を示す模式図。 同実施形態の概略構成図。 同実施形態の動作態様を示すフローチャート。
符号の説明
10…車両用ドア制御装置、11…車両用ドア、12…車外操作スイッチ、13…室内操作スイッチ、14…アクチュエータとしてのドア開閉駆動部、28…検出手段を構成する衝突感知センサ、29…検出手段を構成する車速センサ、30…検出手段を構成する水没センサ、31…第1制御回路、32…第2制御回路、42…スイッチング回路、43…タイマ。

Claims (6)

  1. 車両用ドアの開閉に係る駆動を行うアクチュエータと、
    前記車両用ドアの開閉に係る要求信号に基づき前記アクチュエータを駆動制御する第1制御回路と、
    車両状態を検出する検出手段と、
    前記検出された車両状態に基づき前記アクチュエータを駆動制御する前記第1制御回路とは独立の演算装置を有する第2制御回路とを備えたことを特徴とする車両用ドア制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドア制御装置において、
    前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの給電ラインに介装された常開型のスイッチング回路を備え、
    前記第2制御回路は、前記スイッチング回路をオン・オフ制御して前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする車両用ドア制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドア制御装置において、
    前記検出手段は、衝突を検出する衝突感知センサを備え、
    前記第2制御回路は、衝突が検出されていないときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容することを特徴とする車両用ドア制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車両用ドア制御装置において、
    前記検出手段は、衝突を検出する衝突感知センサと、該衝突が検出されてから所定時間の経過を検出するタイマとを備え、
    前記第2制御回路は、衝突が検出されてから前記所定時間内は前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を禁止するとともに、該所定時間の経過が検出されたときに該アクチュエータの駆動を許容することを特徴とする車両用ドア制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ドア制御装置において、
    前記検出手段は、車速を検出する車速センサを備え、
    前記第2制御回路は、前記検出された車速が所定値よりも小さいときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容することを特徴とする車両用ドア制御装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用ドア制御装置において、
    前記検出手段は、水没を検出する水没センサを備え、
    前記第2制御回路は、水没が検出されたときに前記車両用ドアの開放に係る前記アクチュエータの駆動を許容することを特徴とする車両用ドア制御装置。
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