JP4167321B2 - カード用コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードドライブ装置などに用いられるカード用コネクタに係り、特にカードを取り出すイジェクト機構の改良したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カードドライブ装置などに用いられるカード用コネクタとしては、例えば図10に示した如きものが既に提案されている。
このカード用コネクタの場合、コネクタ本体10の底部のベース部11には、多数のコンタクト(接触子)20が植設されると共に、その左右の端部から2本の延設フレーム12A,12Bが延びている。この延設フレーム12A,12B間の内側には、溝13,13が設けてあって、これらの間にカードCが挿入され、カード内蔵のコンタクト(図示省略)がベース部11のコンタクト20に接続されるようになっている。
【0003】
そして、この挿入されたカードCの取り出しは、イジェクトボタン30、その連設ロッド片31,イジェクトレバー40などからなるイジェクト機構Eによって行われるようになっている。
【0004】
イジェクトボタン30の連設ロッド片31は、一方の延設フレーム12A側の内部に進退可能に装着されると共に、そのフリー状態時(無荷重時)には、延設フレーム12Aの端面側との間に介装されたコイルスプリングなどの弾性体32によって押し戻されるようになっており、また、その先端は、上記イジェクトレバー40の一端とリンク接続されている。
【0005】
このイジェクトレバー40は、図11に示すように、その途中に穿設された回動孔41をコネクタ本体10のベース部11に形成された突出軸部110に嵌め込み、この後、突出軸部110を加熱し、拡径させて鍔部111を作って止めている。所謂熱カシメを行っている。
【0006】
したがって、イジェクトボタン30を、弾性体32の弾性力に抗して、押圧すれば、連設ロッド片31を介して、イジェクトレバー40が突出軸部110を中心にして回動し、図10中、イジェクトレバー40の左端の押圧片42が、カードCを押圧するため、カードCは押し戻され、イジェクトされる。
【0007】
一方、このコネクタ本体10は、カードドライブ装置などの内部に装着された基板(図示省略)に半田付けなどで取り付けるわけであるが、その取り付け用の金具片50は、コネクタ本体10の2本の延設フレーム12A,12Bの基端部寄りで、イジェクトレバー40とは反対側部分(裏側)のほぼ対称となる2箇所に設けていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構造のカード用コネクタでは、次のような問題点があった。
【0009】
(1)先ず、イジェクトレバー40をコネクタ本体10の突出軸部110に軸着する際、所謂熱カシメ工程が必要で面倒であった。つまり、加熱工程が必要とされ、工数の増加を招いていた。まこ、この熱カシメの場合、保持力にバラツキが生じ易く、さらに、十分な強度の確保が難しく、使用中に破損するなどの恐れがあった。
【0010】
(2)そこで、このような熱カシメによる欠点を解消するものとして、既に図12〜図13に示すような構造のものが提案されている(特開平8−203606号)。この方法によると、面倒な加熱工程が不要となると同時に、ワンタッチ操作で、イジェクトレバー40A,40Bをコネクタ本体100の突出軸部120,133に装着することができる。
しかしながら、この構造の場合にあっても、その製造自体が結構面倒であり、また、やはり十分な保持力が確保できないという問題があった。
【0011】
というのは、図12〜図13の場合、コネクタ本体10の突出軸部120,130自体が特異な形状であって、これに対応して、イジェクトレバー40A,40B側の回動孔41A,41Bも特異な形状とする必要があり、その製造自体が結構面倒であった。そして、また、図12の突出軸部120では、軸径の約半分の部分からなる山型のテーパー状係止部121が形成され、しかも、この極めて狭小な先端部分だけで、イジェクトレバー40Aを保持するものであるため、十分な保持力が得られない構造であった。図13の突出軸部130でも、軸径の約四分の一の部分からなる鍔状押さ部131だけで、イジェクトレバー40Bを保持するものであるため、やはり十分な保持力が得られない構造であった。
【0012】
(3)また、上記図10のコネクタでは、コネクタ本体10の取り付け用の金具片50,50が、2本の延設フレーム12A,12Bの基端部寄りのほぼ対称する2箇所に設けてあるため、特にイジェクト機構Eの組み込まれた延設フレーム12A側では、強度が低下するという問題と、イジェクト機構Eの連設ロッド片31とイジェクトレバー40とは、通常金属製であるため、イジェクト機構Eの使用時、放電が起こるという問題があった。
【0013】
つまり、延設フレーム12A側では、内部に連設ロッド片31が通れると共に、その基端部寄りにあっては、連設ロッド片31とイジェクトレバー40とのリンク接続部があるため、その分のスペースが、延設フレーム12Aの表面側から切り取られる一方、イジェクトレバー40とは反対側部分(裏側)には、上記金具片50が埋め込み設置されるので、延設フレーム12Aの基端部寄りの強度の低下が避けられないという問題もあった。
【0014】
さらに、この延設フレーム12A部分では、イジェクト機構Eの連設ロッド片31もイジェクトレバー40も通常金属製であるため、イジェクトボタン30の操作時、使用者側に静電気が帯電していると、この静電気が金属製の連設ロッド片31からイジェクトレバー40側に導かれ、このイジェクトレバー40を介して、コネクタ本体10のコンタクト20側やカードC自体の側に放電されるという問題もあった。
【0015】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、基本的には、イジェクトレバーの取り付け構造を改良したカード用コネクタを提供せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、イジェクトボタンによりコネクタ本体の樹脂成形による突出軸部に回動孔を介して枢着されたイジェクトレバーを動作させて挿入されたカードを取り出すためのイジェクト機構を有するカード用コネクタにおいて、
前記イジェクトレバーは長尺であり前記イジェクトボタンの押圧を受ける一端のフック部から反対側の前記カードを押圧する他端の押圧片に掛けた長手方向に延びる金属打抜き曲げ加工品からなり、前記イジェクトレバーのコネクタ本体との当接面側で、かつ前記コネクタ本体の突出軸部が枢着される前記回動孔の両側となる長手方向部分に立設基部と当該立設基部から前記イジェクトレバーの端部側に水平方向に延出される先端フック部を有する一対の係止脚片を設ける一方、前記コネクタ本体側には前記一対の係止脚片の立設基部用の2個の逃げ切欠部を設けると共に、前記一対の係止脚片の先端フック部が摺接係合される2個の係合部を設け、
また、前記イジェクトレバーのコネクタ本体との当接面側で、かつ前記コネクタ本体の突出軸部が枢着される前記回動孔の両側となる長手方向に対して幅方向となる縁部に立設基部と当該立設基部から前記コネクタ本体の突出軸部側の水平方向に延出される先端フック部を有する係止脚片を設ける一方、前記コネクタ本体の突出軸部側に前記係止脚片の先端フック部が摺接係合される係合部を設け、
前記イジェクトレバーを前記コネクタ本体の突出軸部に枢着する際、前記イジェクトレバーの長手方向の一対の係止脚片の立設基部を、前記コネクタ本体の逃げ切欠部を通じて逃す一方、前記一対の係止脚片の先端フック部を前記コネクタ本体の係合部に摺接係合させると共に、前記イジェクトレバーの幅方向の縁部の係止脚片の先端フック部を、前記コネクタ本体の突出軸部側の係合部に摺接係合させることを特徴とするカード用コネクタにある。
【0017】
請求項2記載の本発明は、前記コネクタ本体のイジェクトレバーの当接面側には当該イジェクトレバー用のストッパー突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタにある。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1〜図9は、本発明に係るカード用コネクタの一例を示したもので、基本的には、上記図10に示したコネクタとほぼ同構造であるが、イジェクトレバー40Cの取り付け構造と、コネクタ本体の取り付け用の金具片50の装着位置に工夫が施してある。したがって、本発明のコネクタにおいて、図10のコネクタと同一構成部分には同一符号を付してある。
【0019】
本発明のイジェクトレバー40Cは、単なる丸穴からなる回動孔41を有して、コネクタ本体10のベース部11に形成された丸軸状の突出軸部140に嵌め込まれる点では、上記図10のコネクタと同構造であるものの、コネクタ本体10との当接面側で、かつコネクタ本体10の突出軸部140が枢着される回動孔41の両側となる長手方向部分の2箇所(1箇所、3箇所以上も可)には、図5及び図7から明らかなように、立設基部43aとこの立設基部43aから水平方向に延出された先端フック部43bを有する係止脚片43A,43Bが、打抜き曲げ加工などの簡単な方法で形成されている。
【0020】
さらに、本発明のイジェクトレバー40Cでは、コネクタ本体10との当接面側で、かつ回動孔41を挟んだ上記長手方向に対して幅方向となる縁部の1箇所(2箇所なども可)には、図6及び図7から明らかなように、立設基部43aとこの立設基部43aから水平方向に延出された先端フック部43bを有する係止脚片43Cが、打抜き曲げ加工などの簡単な方法で形成されている。
【0021】
なお、このイジェクトレバー40CのカードCを押圧するため押圧片42とは反対側の端部には、図7に示すように、イジェクトボタン30の連設ロッド片31とリンク接続される折り曲げ状のフック部44が設けてある。
【0022】
一方、コネクタ本体10の突出軸部140の周辺のベース部11部分には、後述するように、上記イジェクトレバー40Cを突出軸部140に枢着する際、回動させるわけであるが、そのとき、係止脚片43A,43Bが邪魔にならないように、図5、図7及び図8から明らかなように、先ず、この係止脚片43A,43Bに対応させて、これらの立設基部43a,43a用の逃げ切欠部14,14を設けると共に、この逃げ切欠部14,14の突出軸部140と対向する側の壁面部分には、係止脚片43A,43Bの先端フック部43b,43bが摺接係合される係合部15,15が、突出する形で形成してある。
【0023】
また、コネクタ本体10の突出軸部140から連続したベース部11部分の縁部には、図6、図7及び図8から明らかなように、上記係止脚片43Cに対応させて、この係止脚片43Cの先端フック部43bが摺接係合される係合部16が、突出する形で形成してある。ここで、係合部16の大きさを、図8から明らかなように、縁部の約半分の大きさとして、図中左側に切欠スペースを設けたのは、係止脚片43A,43Bの場合と同様、イジェクトレバー40Cの枢着時、係止脚片43Cが邪魔にならないように、逃げ切欠部17としたからである。なお、この係止脚片43Cの場合、本例のように係止脚片43A,43Bと併用するときには、逃げ切欠部17が必要とされるものの、単独で設けた場合には、特に必要とされず、省略することも可能である。
【0024】
上記コネクタ本体10のベース部11の図1中の右端部寄りのイジェクトレバー40Cとの当接面の一部には、このイジェクトレバー40Cの揺動を規制するストッパー突起部18が設けてある。
【0025】
さらに、このコネクタ本体10では、基板側への半田付けなどによる取り付け用の金具片50,50が2個あって(2個以上も可)、その1つは、延設フレーム12B側でその基端部寄りに装着する一方、他方は、延設フレーム12A側で、図1及び図9に示すように、その上端面部分に装着してある。
【0026】
そして、上記延設フレーム12A側の金具片50には、その固着面側に例えば貫通孔51(切欠部なども可)を設け、この貫通孔51に通されたイジェクト機構Eの連設ロッド片31や連設ロッド片31に介装されたコイルスプリングなどの弾性体32とは、常時又はイジェクトボタン30の操作時などに適宜当接して、接触導通されるようになっている。また、金具片50の一部から延出片を延ばし、この延出片が連設ロッド片31や弾性体32側に当接するようにして、接触導通させるようにしてもよい。この延設フレーム12A側の金具片50は、また、図2に示すように、基板200側の接合部210を通じて、アースされるようになっている。なお、延設フレーム12B側の金具片50は、図2中の下側の接合部210に接合させるようになっている。
【0027】
しかして、上記のような構成において、本発明のイジェクトレバー40Cを、コネクタ本体10の突出軸部140へ枢着する際には、先ず、このイジェクトレバー40Cを、例えば図1の鎖線で示す、X1位置の状態(本来の正規な装着位置から大きくずれた状態)で、その回動孔41をコネクタ本体10の突出軸部140に嵌め込む。このとき、イジェクトレバー40Cのずれ角度にもよるが、係止脚片43A,43Bは、コネクタ本体10のベース部11の外側に位置し、係止脚片43Cは、逃げ切欠部17の部分に位置するため、何ら支障なく、嵌め込むことができる。
【0028】
この状態から、イジェクトレバー40Cの突出軸部140との枢着部分が浮き上がらないように押さえつつ、図1中の右端側を少々持ち上げる形で、図中Y方向(反時計方向)に回動させて、上記ストッパー突起部18を載り越えさせ、図1の鎖線で示すX2 位置や実線で示すX3 位置部分まで回す。なお、ここで、X2 〜X3 の移動範囲は、イジェクトレバー40Cの本来の正規な装着位置における揺動範囲である。
【0029】
上記の位置まで、イジェクトレバー40Cを回すと、その際、図5に示すように、係止脚片43A,43Bの立設基部43a,43aがコネクタ本体10側の逃げ切欠部14,14内に入り込み、その先端フック部43b,43bが係合部15,15の底面側に摺接係合される。また、係止脚片43Cは逃げ切欠部17部分から、その先端フック部43bが係合部16に外側から挟持する形で、摺接係合される。さらに、イジェクトレバー40Cの図1中の連設ロッド片31とのリンク接続部側の動きは、上記ストッパー突起部18と延設フレーム12A側の段部12aとの間で規制される。
【0030】
この係合状態では、各係止脚片43A,43B,43Cの各先端フック部43b,43b,43bがコネクタ本体10側の各係合部15,15,16によって押さえられる形となるため、イジェクトレバー40Cは、大きな保持力を持って保持され、容易に外れる恐れのない安定した枢着状態が得られる。
また、各係止脚片43A,43B,43C自体、及び各係合部15,15,16自体の強度も十分な強度を有するものであるため、全体としては、容易に破損する恐れのない大きな強度が得られる。
【0031】
なお、イジェクトレバー40Cの枢着を解除するには、上記枢着時とは逆に、イジェクトレバー40Cのリンク接続部側を少々持ち上げる形で、時計方向に回動させれば、容易に解除することができる。
【0032】
さらに、本発明のコネクタ本体10の場合、図2に示すように、基板200側の接合部210,210には、その取り付け用の金具片50,50(下方側の金具片は図示省略)によって、半田付けなどで取り付けられる。このとき、特に延設フレーム12A側の金具片50は、その上端面部分に装着されていて、しかも、基板200を通じて接地されているため、イジェクトボタン30の操作時、使用者側に静電気が帯電していて、この静電気が金属製の連設ロッド片31側に通電されても、直ちに金具片50から接地される。したがって、静電気がイジェクトレバー40側に通電されることが殆どなくなり、コネクタ本体10のコンタクト20側やカードC自体の側への放電は、効果的に防止されるようになる。
【0033】
また、延設フレーム12A側の金具片50を、その上端面部分に移動させることは、図10のコネクタ本体10において、この延設フレーム12Aの基端部寄り埋め込み設置されていた金具片分の装着スペースをなくして、樹脂充実部とすることができるため、延設フレーム12Aの基端部寄りの強度を大幅に強化することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るカード用コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
【0035】
(1)先ず、イジェクトレバーの回動孔とコネクタ本体の突出軸部とは、共に真円であるため、安定した枢着状態が得られ、イジェクトレバーの保持は、専らイジェクトレバー側に設けた係止脚片とコネクタ本体側の係合部との摺接係合によって行われるため、大きな保持力が得られる。
【0036】
(2)また、複数の係止脚片とそれに対応した複数の係合部を設ければ、その分さらに大きな保持力が得られる。
【0037】
(3)また、イジェクトレバーの係止脚片自体やコネクタ本体側の係合部自体も、構造的に十分な強度を有するものであるため、全体としても、容易に破損する恐れのない大きな強度が得られる。
【0038】
(4)さらに、イジェクトレバーも回動を伴ったワンタッチ操作によって、簡単に組み付けることができ、面倒な熱カシメなどは全く不要であるため、コストダウンも期待できる。もちろん、ワンタッチ操作で取り外すことも可能である。
【0039】
(5)また、コネクタ本体のイジェクトレバーの当接面側にイジェクトレバー用のストッパー突起部を設ければ、イジェクトレバーの揺動範囲を規制することができると共に、この規制によって、イジェクトレバーの係止脚片がコネクタ本体側の係合部との係合範囲から外れ難くなくなるため、結果として、イジェクトレバーの枢着部分の外れや脱落などを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカード用コネクタの要部を示した平面図である。
【図2】 図1の右方向からの側面図である。
【図3】 図1の前方からの背面図である。
【図4】 図1の手前からの正面図である。
【図5】 図1のカード用コネクタにおけるイジェクトレバーの係止脚片とコネクタ本体側の係合部との摺接係合状態を示した縦断面図である。
【図6】 図1のカード用コネクタにおけるイジェクトレバーの係止脚片とコネクタ本体側の係合部との摺接係合状態を示した縦断面図である。
【図7】 図1のカード用コネクタにおけるイジェクトレバーとコネクタ本体側のベース部を示した側面図である。
【図8】 図1のカード用コネクタにおいて、イジェクトレバーを取り外した状態のコネクタ本体を示した部分拡大平面図である。
【図9】 図1のカード用コネクタにおける一方側の延設フレームと取り付け用の金具片を示した部分拡大斜視図である。
【図10】 従来のカード用コネクタの要部を示した平面図である。
【図11】 従来のカード用コネクタにおけるイジェクトレバーの回動孔とコネクタ本体の突出軸部との枢着状態を示した部分拡大縦断面図である。
【図12】 従来のカード用コネクタにおける別のイジェクトレバーの回動孔とコネクタ本体の突出軸部との枢着状態を示した部分拡大縦断面図である。
【図13】 従来のカード用コネクタにおける別のイジェクトレバーの回動孔とコネクタ本体の突出軸部との枢着状態を示した部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ本体
11 ベース部
12A,12B 延設フレーム
14 逃げ切欠部
15 係合部
16 係合部
17 逃げ切欠部
18 ストッパー突起部
20 コンタクト
30 イジェクトボタン
31 連設ロッド片
40C イジェクトレバー
41 回動孔
43A〜43C 係止脚片
43a 立設基部
43b 先端フック部
44 フック部
50 金具片
140 突出軸部
200 基板
210 接合部
E イジェクト機構
Claims (2)
- イジェクトボタンによりコネクタ本体の樹脂成形による突出軸部に回動孔を介して枢着されたイジェクトレバーを動作させて挿入されたカードを取り出すためのイジェクト機構を有するカード用コネクタにおいて、
前記イジェクトレバーは長尺であり前記イジェクトボタンの押圧を受ける一端のフック部から反対側の前記カードを押圧する他端の押圧片に掛けた長手方向に延びる金属打抜き曲げ加工品からなり、前記イジェクトレバーのコネクタ本体との当接面側で、かつ前記コネクタ本体の突出軸部が枢着される前記回動孔の両側となる長手方向部分に立設基部と当該立設基部から前記イジェクトレバーの端部側に水平方向に延出される先端フック部を有する一対の係止脚片を設ける一方、前記コネクタ本体側には前記一対の係止脚片の立設基部用の2個の逃げ切欠部を設けると共に、前記一対の係止脚片の先端フック部が摺接係合される2個の係合部を設け、
また、前記イジェクトレバーのコネクタ本体との当接面側で、かつ前記コネクタ本体の突出軸部が枢着される前記回動孔の両側となる長手方向に対して幅方向となる縁部に立設基部と当該立設基部から前記コネクタ本体の突出軸部側の水平方向に延出される先端フック部を有する係止脚片を設ける一方、前記コネクタ本体の突出軸部側に前記係止脚片の先端フック部が摺接係合される係合部を設け、
前記イジェクトレバーを前記コネクタ本体の突出軸部に枢着する際、前記イジェクトレバーの長手方向の一対の係止脚片の立設基部を、前記コネクタ本体の逃げ切欠部を通じて逃す一方、前記一対の係止脚片の先端フック部を前記コネクタ本体の係合部に摺接係合させると共に、前記イジェクトレバーの幅方向の縁部の係止脚片の先端フック部を、前記コネクタ本体の突出軸部側の係合部に摺接係合させることを特徴とするカード用コネクタ。 - 前記コネクタ本体のイジェクトレバーの当接面側には当該イジェクトレバー用のストッパー突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ。
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