JPH11102751A - Icカード用コネクタ装置 - Google Patents

Icカード用コネクタ装置

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JPH11102751A
JPH11102751A JP10001673A JP167398A JPH11102751A JP H11102751 A JPH11102751 A JP H11102751A JP 10001673 A JP10001673 A JP 10001673A JP 167398 A JP167398 A JP 167398A JP H11102751 A JPH11102751 A JP H11102751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの接続中はプッシュロッドを押し
込み位置に保持できるICカード用コネクタ装置におい
て、プッシュロッドの突出量に応じてICカードの排出
動作とキャンセル動作を選択的に行うことができ、か
つ、イジェクト機構を小型化すること。 【解決手段】 内側面にICカード1の挿抜用ガイド溝
3aを有するフレーム3の外側面に、第1の伝達ピン1
5と協働してプッシュロッド4を押込み位置と突出位置
の2位置に保持可能なハート型カム溝10と、プッシュ
ロッド4の突出量に応じて第2の伝達ピン16が選択的
にトレースする循環型カム溝11および直線状長溝12
を形成し、この第2の伝達ピン16を第1の伝達ピン1
5とイジェクトアーム5に連動する駆動板13との間に
介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを挿抜
して使用される機器に装備されるICカード用コネクタ
装置に係り、特に、挿着状態にあるICカードを排出さ
せるためのイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード用コネクタ装置は通常、IC
カード内のソケットコンタクトに接続させるための多数
本のピンコンタクトをピンハウジングに配設してなるピ
ンヘッダ部や、挿抜時のICカードをガイドするフレー
ムや、挿着状態のICカードをピンコンタクトから離脱
させるためのイジェクト機構部等を備えて概略構成され
ており、ピンハウジングとフレームを一体成形品とした
ものも知られている。
【0003】従来より、前記イジェクト機構部を、フレ
ームの外側面にICカードの挿抜方向に沿って往復動可
能に保持されたプッシュロッドと、フレームもしくはピ
ンハウジングに回動自在に支承されたイジェクトレバー
とで構成し、該イジェクトレバーの一端部をプッシュロ
ッドに係合させたものが広く採用されている。このよう
なイジェクト機構部を備えたICカード用コネクタ装置
にあっては、ICカードの挿着状態でプッシュロッドを
押し込むと、このプッシュロッドに連動して回転するイ
ジェクトレバーの爪部がICカードを手前へ押圧するこ
とにより、ICカードを手指で簡単に抜き取ることがで
きるが、ICカードの挿着状態においてプッシュロッド
が手前側に突出しているため、突出状態のプッシュロッ
ドの誤操作により接続中のICカードが意に反して排出
されてしまうという難点がある。これに対し、実開平6
−13072号公報に開示されたICカード用コネクタ
装置は、プッシュロッドとスライドプレート間をリンク
結合する第1および第2の伝達レバーと、第1の伝達レ
バーに軸支されて第2の伝達レバーと係脱可能な第3の
伝達レバーと、該プッシュロッドを押込み位置と第1の
突出位置に保持可能なハート型カム機構とを備えてお
り、プッシュロッドの突出量に応じて該プッシュロッド
の押し込み力がスライドプレートへ選択的に伝達される
ように構成されている。すなわち、ICカードの挿着状
態において、プッシュロッドは押込み位置に保持されて
おり、第3の伝達レバーは第2の伝達レバーと係合して
いないが、プッシュロッドをハート型カム機構によって
第1の突出位置まで突出させた後さらに手前の第2の突
出位置に引くと、その第2の突出位置で第3の伝達レバ
ーが第2の伝達レバーに係合するため、この状態でプッ
シュロッドを押込み位置方向へ押圧すると、その押圧力
が各伝達レバーを介してスライドプレートに伝達され、
スライドプレートがICカードを手前側に押圧する。し
たがって、ICカードの接続中はプッシュロッドを押し
込み位置に保持し、ICカードの排出時のみにプッシュ
ロッドを第2の突出位置まで突出させることにより、I
Cカードが意に反して排出されることを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記公報
に開示されたICカード用コネクタ装置によれば、IC
カードの接続中はプッシュロッドを押し込み位置に保持
し、ICカードの排出時のみにプッシュロッドを突出さ
せるように構成されているため、ICカードが意に反し
て排出されることを防止でき、また、ICカードの排出
を要望していないのに拘らずプッシュロッドを誤って突
出させてしまった場合は、プッシュロッドを第2の突出
位置まで引かずに第1の突出位置から押込むと、ICカ
ードを排出させることなくプッシュロッドが再び押込み
位置に保持されるため、イジェクト動作の操作性を向上
させることができる。
【0005】しかしながら、通常のイジェクト動作時
に、押込み位置に保持されたプッシュロッドを第1の突
出位置まで突出させる操作と、第1の突出位置にあるプ
ッシュロッドを第2の突出位置まで引き出す操作と、第
2の突出位置まで突出させたプッシュロッドを押込み位
置に押し込む操作という計3回の操作を必要とするた
め、イジェクト動作が煩雑になるという問題がある。ま
た、プッシュロッドを第2の突出位置まで誤って突出さ
せてしまった場合、意に反してICカードを排出してし
まうという問題が残る。さらに、プッシュロッドとスラ
イドプレートとの間にリンク結合された3つの伝達レバ
ーを介設し、これら各伝達レバーの姿勢によってプッシ
ュロッドの押圧力をスライドプレートへ伝達または遮断
するようになっているため、各伝達レバーを回動させる
広いスペースが必要となり、ICカード用コネクタ装置
の小型化が妨げられるという問題がある。また、このよ
うな理由から各伝達レバーは必然的にICカード挿入口
の天面または底面側に配置せざるを得ず、特に、2枚以
上のICカードを挿抜可能なICカード用コネクタ装置
の場合、複数組の各伝達レバーを十分なスペースを確保
して上下方向に積層しなければならないため、ICカー
ド用コネクタ装置が高さ方向にも大型化するという問題
が発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プッシュロッ
ドを第1の突出位置から押込み位置へ移動することによ
り通常のイジェクト動作を行い、プッシュロッドをプル
動作して第1の突出位置から第2の突出位置へ移動した
後、押込み位置へ移動することによりICカードの排出
解除を行うこととする。このように構成すると、差し込
み状態にあるICカードを排出させる場合は、プッシュ
ロッドを押込み位置でプッシュ動作して第1の突出位置
まで突出させた後、この第1の突出位置でプッシュロッ
ドを押込み位置方向へ移動させるだけで済むため、通常
の使用形態であるイジェクト動作を簡単に行うことがで
きる。また、通常のイジェクト動作に比べると頻度は少
ないが、万一、ICカードの排出を要望していないのに
拘らずプッシュロッドを誤って突出させてしまった場合
は、プッシュロッドをプル動作して第1の突出位置から
さらに手前の第2の突出位置まで突出させた後、この第
2の突出位置でプッシュロッドを押込み位置方向へ押込
むと、ICカードの排出がキャンセルされて差し込み状
態を維持できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のICカード用コネクタ装
置では、ICカードを抜き差し可能に支持するフレーム
と、押し込み位置と突出位置に往復動作可能なプッシュ
ロッドを有し、ICカードが差し込み時は、プッシュロ
ッドが押し込み位置にあって、この状態で、前記プッシ
ュロッドの第1のプッシュ動作で、前記プッシュロッド
が第1の突出位置に移動し、この第1の突出位置で、プ
ッシュロッドの第2のプッシュ動作で、ICカードを排
出するようにしたICカード用コネクタ装置において、
前記プッシュロッドを、第1の突出位置からさらに突出
した第2の突出位置に移動可能とし、前記プッシュロッ
ドが第1の突出位置にある時、前記プッシュロッドのプ
ル動作で前記プッシュロッドを第2の突出位置に移動さ
せ、この第2の突出位置の状態で、前記プッシュロッド
のプッシュ動作時、ICカードの排出解除を行うように
した。
【0008】また、第1および第2の伝達ピンと、往復
移動可能な駆動板とを備え、前記第1の伝達ピンによ
り、前記プッシュロッドを押し込み位置に保持すると共
に、前記第1と第2の伝達ピンおよび前記駆動板の協働
により、ICカードの排出、及び排出解除を行うように
した。
【0009】また、前記プッシュロッドが第1の突出位
置にある時、前記第1の伝達ピンと前記第2の伝達ピン
とが対峙状態になると共に、前記第2の伝達ピンと前記
駆動板とが対峙状態にあって、この第1の突出位置に前
記プッシュロッドが位置した状態で、プッシュロッドを
プッシュ動作により押し込み位置に移動すると、前記第
1の伝達ピンが第2の伝達ピンを移動すると共に、前記
第2の伝達ピンが前記駆動板を移動して、ICカードを
排出し、また、前記プッシュロッドを、第1の突出位置
から第2の突出位置にさせた後、前記プッシュロッドを
プッシュ動作させた時、前記第2の伝達ピンと前記駆動
板との間の対峙状態が解除されて、前記伝達ピンの移動
による前記駆動板の移動を無くして、ICカードの排出
解除を行うようにした。
【0010】また、循環カム溝を備え、前記第2の伝達
ピンが前記循環カム溝内を一方向にトレースするように
構成し、前記第2の突出位置で前記プッシュロッドをプ
ッシュ動作させた時、前記第2の伝達ピンが前記循環カ
ム溝によって、前記駆動板との対峙状態を解除するよう
にした。
【0011】また、前記循環カム溝と連結したハート型
カム溝と、前記循環カム溝に連結した直線状長溝とを備
え、前記第1の伝達ピンが前記ハート型カム溝内を一方
向にトレースすると共に、前記駆動板が前記直線状長溝
内に配置されて、前記第2の伝達ピンの移動領域内に延
出するようにした。
【0012】また、前記第1および第2の伝達ピンが上
辺部と上辺部の両端に形成された折り曲げ部を有するU
字型で構成され、前記プッシュロッドには第1および第
2の突部を設け、前記第1の伝達ピンの上辺部を前記第
1の突部に、また、前記第2の伝達ピンの上辺部を前記
第2の突部に当接させると共に、前記第1の伝達ピンの
一方の折り曲げ部の一端を前記ハート型カム溝に、ま
た、前記第2の伝達ピンの一方の折り曲げ部の一端を前
記循環カム溝に係合させ、前記第1の伝達ピンの前記折
り曲げ部と前記第1の突部の間、および、前記第2の伝
達ピンの前記折り曲げ部と前記第2の突部の間で、前記
第1と第2の伝達ピンを弾圧するようにした。
【0013】また、U字型の前記第1および第2の伝達
ピンは、前記上辺部の両端に形成された前記折り曲げ部
を同じ長さに形成した。
【0014】また、前記フレームに取り付けられた取付
板を備え、該取付板で、前記プッシュロッドと前記第1
および第2の伝達ピンとを取り付けた。
【0015】また、前記取付板には、切り起こされた弾
性部材を設け、該弾性部材により前記第1および第2の
伝達ピンを弾圧した。
【0016】また、前記フレームの内側に上下方向に複
数個のICカードを抜き差し可能に支持し、該フレーム
の外側に前記プッシュロッドを上下方向に複数個配設し
た。
【0017】また、前記フレームに取り付けられた一個
の取付板を備え、該取付板で、前記複数個のプッシュロ
ッドと、前記複数個のプッシュロッドに対応して設けら
れた前記第1および第2の伝達ピンとを取り付けた。
【0018】また、前記取付板には、切り起こされた弾
性部材を設け、前記複数個のプッシュロッドに対応して
設けられた前記第1および第2の伝達ピンを、前記弾性
部材により弾圧するようにした。
【0019】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るICカード用コネクタ装置にICカ
ードが挿着された状態を示す平面図、図2は該コネクタ
装置からICカードを離脱させた直後の状態を示す平面
図、図3は該コネクタ装置に備えられるイジェクト機構
の要部を示す側面図、図4は該イジェクト機構の分解
図、図5はフレームの側面図、図6はプッシュロッドの
側面図、図7は駆動板の側面図、図8はハート型カム溝
と循環型カム溝の説明図、図9は第1の伝達ピンの弾圧
状態を示す説明図、図10と図11は取付板の側面図、
図12は通常のイジェクト動作を示す説明図、図13は
キャンセル動作を示す説明図である。
【0020】図1と図2に示すように、実施例に係るI
Cカード用コネクタ装置は、ICカード1内のソケット
コンタクトに接続させるための多数本のピンコンタクト
(いずれも図示せず)を所定の配列で圧入固定してなる
ピンハウジング2と、このピンハウジング2の左右両側
に固定され、挿抜時のICカード1を幅方向両側からガ
イドする一対のフレーム3と、一方のフレーム3に取着
されたプッシュロッド4と、ピンハウジング2に軸支さ
れたイジェクトアーム5と第1および第2の回動アーム
6,7等によって主に構成されており、プッシュロッド
4とイジェクトアーム5間に後述するイジェクト機構が
介設されている。
【0021】前記ピンハウジング2には所定の間隔を存
して第1の支軸8と第2の支軸9が設けられており、第
1の支軸8にイジェクトアーム5の一端が回転自在に支
承されている。このイジェクトアーム5には連結孔5a
と係合部5bが形成されており、係合部5bはフレーム
3の外方へ突出している。第1の回動アーム6も第1の
支軸8に回転自在に支承されており、ICカード1を押
し出すための爪片6aと、イジェクトアーム5の連結孔
5a内に突出する舌片6bとが形成されている。第2の
回動アーム7は第2の支軸9に回転自在に支承されてお
り、ICカード1を押し出すための爪片7aと、イジェ
クトアーム5の連結孔5a内に突出する舌片7bとが形
成されている。
【0022】前記イジェクト機構の構成を図3〜図11
に基づいて詳述すると、実施例に示すICカード用コネ
クタ装置は、両フレーム3の内側面に形成された上下2
段のガイド溝3aに沿って2枚のICカード1を挿着可
能で、一方のフレーム3の外側面に両ICカード1を排
出する2本のプッシュロッド4が具備されているが、両
プッシュロッド4の機能や構成は基本的に同じであるた
め、以下、一方のプッシュロッド4とそのイジェクト機
構について説明する(図3も一方のイジェクト機構のみ
を示し、他方は省略してある)。
【0023】図5に示すように、前記フレーム3の外側
面には一対のガイド突部3b,3cが設けられており、
これらガイド突部3b,3cの間にハート型カム溝10
と循環型カム溝11および直線状長溝12が刻設されて
いる。図8に示すように、これらハート型カム溝10と
循環型カム溝11は高さの異なる複数のカム面を有し、
両者10,11はカム面Cで連続している。循環型カム
溝11のカム面E3とカム面E4間に直線状長溝12の
カム面D3が形成され、このカム面D3はハート型カム
溝10のカム面D1の延長線上に位置している。
【0024】前記フレーム3の外側面には駆動板13が
往復移動できるように保持されており、図7に示すよう
に、この駆動板13は一方のガイド突部3bに挿入され
るガイド孔13aを有する。また、駆動板13には幅狭
な受部13bが形成されており、この受部13bは直線
状長溝12の真上を往復移動する。さらに、駆動板13
には係合孔13cが穿設されており、前記イジェクトア
ーム5の係合部5bはフレーム3を挿通して駆動板13
の係合孔13cと係合している。
【0025】前記フレーム3の外側面には駆動板13の
上からプッシュロッド4が組み込まれており、このプッ
シュロッド4は両ガイド突部3b,3cによってICカ
ード1の挿抜方向に沿って往復移動できるように保持さ
れている。プッシュロッド4の一端に摘み14が取り付
けられており、この摘み14の下面にガイド突部3cと
係脱可能な係止爪14aが形成されている。図6に示す
ように、プッシュロッド4にはガイド孔4aが穿設され
ており、このガイド孔4aはフレーム3のガイド突部3
bに挿入されている。また、プッシュロッド4には軸孔
4bと第1および第2の逃げ孔4c,4dが穿設されて
おり、軸孔4bと第1の逃げ孔4cとの間、および両逃
げ孔4c,4d間には突部4e,4fが形成されてい
る。
【0026】前記プッシュロッド4の外側面には第1の
伝達ピン15と第2の伝達ピン16が保持されている。
第1の伝達ピン15は上辺部15cの両端に一対の腕部
15a,15bを折り曲げ形成したU字型であり、両腕
部15a,15bの長さは同一に設定されている。一方
の腕部15aはプッシュロッド4の軸孔4bに挿入さ
れ、他方の腕部15bは第1の逃げ孔4cを挿通してハ
ート型カム溝10の各カム面に係合しており、第1の伝
達ピン15は軸孔4bを支点として揺動可能である。第
2の伝達ピン16も上辺部16cの両端に一対の腕部1
6a,16bを折り曲げ形成したU字型であり、両腕部
16a,16bの長さは同一に設定されている。一方の
腕部16aはプッシュロッド4の第1の逃げ孔4cを挿
通してハート型カム溝10のカム面D1に係合し、他方
の腕部16bは第2の逃げ孔4dを挿通して循環型カム
溝11の各カム面と直線状長溝12のいずれか一方と選
択的に係合しており、第2の伝達ピン16は両逃げ孔4
c,4d内を揺動可能である。その際、第1の伝達ピン
15の上辺部15cと第2の伝達ピン16の上辺部16
cがそれぞれ突部4e,4f上を揺動することにより、
プッシュロッド4と両伝達ピン15,16間の摩擦抵抗
が小さくなるようになっている。なお、第1の伝達ピン
15の両腕部15a,15bは同じ長さに形成され、第
2の伝達ピン16の両腕部16a,16bも同じ長さに
形成されているため、プッシュロッド4に第1の伝達ピ
ン15と第2の伝達ピン16を組み込む時の方向性がな
くなり、組立作業性を容易にしている。
【0027】前記フレーム3の外側面にはプッシュロッ
ド4の上から取付板17が被着されており、この取付板
17によって前記プッシュロッド4と第1および第2の
伝達ピン15,16がフレーム3から脱落しないように
取り付けられている。取付板17には一対の弾性片17
a,17bが切り起こし形成されると共に、複数の取付
脚17cが折り曲げ形成されており、各取付脚17cは
スナップ結合によってフレーム3に固定されている。図
9に示すように、一方の弾性片17aは第1の伝達ピン
15の上辺部15cに弾接しており、第1の伝達ピン1
5はこの弾性片17aによってフレーム3の外側面方向
へ弾性付勢されている。その際、弾性片17aの作用点
は突部4eと腕部15bの間、すなわち、同図の矢印L
で示す範囲内に設定されているため、第1の伝達ピン1
5の腕部15bは突部4eを支点としてハート型カム溝
10のカム面方向に付勢され、各カム面上を確実にトレ
ースすることができる。取付板17の他方の弾性片17
bは第2の伝達ピン16の上辺部16cに弾接してお
り、第2の伝達ピン16はこの弾性片17bによってフ
レーム3の外側面方向へ弾性付勢されている。図示省略
してあるが、前述した弾性片17aと同様に、この弾性
片17bの作用点も突部4fと腕部16bの間に設定さ
れており、腕部16bが循環型カム溝11の各カム面と
直線状長溝12上を確実にトレースできるようになって
いる。
【0028】前記弾性片17a,17bの数はフレーム
3に形成されたガイド溝3aの段数に応じて増減され、
例えば1枚のICカード1に対応する1段構成のフレー
ム3の場合は、図10に示すように、1つの取付板17
に一対の弾性片17a,17bが形成され、2枚のIC
カード1に対応する2段構成のフレーム3の場合は、図
11に示すように、1つの取付板17に2個ずつで合計
4個の弾性片17a,17bが形成され、3段以上の場
合も同様である。このように1つの取付板17に弾性片
17a,17bを一体形成すると、部品点数を削減して
コストダウンを図ることができるが、取付板17を2分
割し、別々の取付板17に弾性片17a,17bを形成
しても良い。また、取付板17とプッシュロッド4の間
にコイルばね18が張架されており、プッシュロッド4
はこのコイルばね18によってフレーム3の前面から突
出する方向へ付勢されている。
【0029】前記プッシュロッド4の押込み操作に連動
して第1の伝達ピン15の腕部15bはハート型カム溝
10の各カム面を図8の矢印方向へトレースし、腕部1
5bがカム面Bと係止している時、プッシュロッド4は
図2に示す押込み位置に保持され、腕部15bがカム面
E1からD1へ移行し、摘み14の係止爪14aがフレ
ーム3のガイド突部3cと係合した時点で、プッシュロ
ッド4は図1に示す第1の突出位置に保持される。ま
た、摘み14の係止爪14aとガイド突部3cとの係合
力に抗して、プッシュロッド4を第1の突出位置からさ
らに手前の第2の突出位置まで移動させることができ、
第2の突出位置でプッシュロッド4の折曲げ部4gはフ
レーム3に固定された取付金具19と当接する。
【0030】このように構成されたICカード用コネク
タ装置において、始めに、ICカード1の挿着後にこれ
を排出する通常の動作モードについて、主として図12
に従って説明する。まず、ICカード1が挿着されてい
ない場合、プッシュロッド4は図2の押込み位置に保持
されている。この時、図12の(a)に示すように、第
1の伝達ピン15の腕部15bはハート型カム溝10の
カム面Bと係止しており、プッシュロッド4はコイルば
ね18の引張力とカム面Bに係止する第1の伝達ピン1
5とにより押込み位置に安定的に保持される。
【0031】ICカード1をフレーム3のガイド溝3a
に沿って挿入していくと、ピンハウジング2へ向かうI
Cカード1が第1および第2の回動アーム6,7の爪片
6a,7aを押し込みながら、自身のソケットコンタク
トにピンハウジング2のピンコンタクトを圧入させてい
くので、ICカード1を所定量挿入することにより、該
ICカード1が各ピンコンタクトと確実に接続する挿着
完了状態となる。その際、第1の回動アーム6と第2の
回動アーム7はそれぞれ第1の支軸8と第2の支軸9を
回転軸として互いに逆向きに回転し、これら回動アーム
6,7の回転が舌片6b,7bと連結孔5aの連結部分
を介してイジェクトアーム5へ伝達されるので、イジェ
クトアーム5は第1の支軸8を回転軸として回転し、そ
れに連動して駆動板13がフレーム3の手前へ移動す
る。これにより、図12の(b)に示すように、駆動板
13の受部13bに押圧されて第2の伝達ピン16の一
方の腕部16bが直線状長溝12内を、他方の腕部16
aがハート型カム溝10のカム面D1内をそれぞれ移動
するが、第1の伝達ピン15の腕部15bはハート型カ
ム溝10のカム面Bと係止しているため、第2の伝達ピ
ン16の腕部16aは第1の伝達ピン15の腕部15b
に当接せず、したがってICカード1の接続中、プッシ
ュロッド4は押込み位置に保持されたままの状態が維持
される。
【0032】この状態からICカード1を排出させるに
は、まず、押込み位置に保持されたプッシュロッド4を
前方へ押し込み、図1に示すように、プッシュロッド4
の摘み14を第1の突出位置まで突出させる。この場
合、押込み位置に保持されたプッシュロッド4を押し込
むと、図12の(c)に示すように、第1の伝達ピン1
5の腕部15bはハート型カム溝10のカム面Bからカ
ム面Aへ移行し、コイルばね18の引張力によりカム面
Aからカム面HとE1を経てカム面D1へと移行するた
め、図12の(d)に示すように、カム面D1内で第2
の伝達ピン16の腕部16aと第1の伝達ピン15の腕
部15bとが対峙することになる。
【0033】このようにプッシュロッド4を第1の突出
位置まで突出させた後、プッシュロッド4の摘み14を
押込み位置方向へ押し込むと、図12の(e)に示すよ
うに、第1の伝達ピン15の腕部15bがハート型カム
溝10のカム面D1からカム面Cを経てカム面Bに係止
されるため、プッシュロッド4は再び押込み位置に保持
される。その際、第1の伝達ピン15の腕部15bがカ
ム面D1を移行する過程で第2の伝達ピン16の腕部1
6aに当接してこれを押圧するため、第2の伝達ピン1
6の腕部16bが駆動板13の受部13bを押圧しなが
ら直線状長溝12内を移動する。その結果、駆動板13
に係合されたイジェクトアーム5が回転し、この回転に
伴って第1および第2の回動アーム6,7の爪片6a,
7がICカード1の前面両端部を離脱方向へほぼまっす
ぐに押圧するため、図2の2点鎖線で示すように、IC
カード1のソケットコンタクトとピンハウジング2のピ
ンコンタクトの圧入が解除される。したがって、この状
態でICカード1の手前側を手指でつまんで引き抜くこ
とにより、ICカード1をICカード用コネクタ装置か
ら簡単に排出することができる。
【0034】次に、ICカード1の挿着後に誤ってプッ
シュロッド4を突出させてしまった場合、ICカード1
を排出させることなくプッシュロッド4を押込み位置に
戻すキャンセルモードについて、主として図13に従っ
て説明する。ここで、図13の(a)はICカード1の
挿着後にプッシュロッド4が押込み位置に保持されてい
る状態を示し、この状態で、ICカード1の排出を要望
していないのにプッシュロッド4を誤って前方へ押し込
んでしまった場合、前述したようにプッシュロッド4は
第1の突出位置まで突出し、図13の(b)に示すよう
に、カム面D1内で第2の伝達ピン16の腕部16aと
第1の伝達ピン15の腕部15bとが対峙する。
【0035】プッシュロッド4を第1の突出位置でさら
に手前へ引っ張り、図2の2点鎖線で示す第2の突出位
置まで突出させると、図13の(c)に示すように、第
2の伝達ピン16の腕部16bが直線状長溝12から循
環型カム溝11のカム面E4からカム面Cへと移行す
る。そして、この第2の突出位置からプッシュロッド4
の摘み14を押込み位置方向へ押し込むと、図13の
(d)〜(g)に示すように、第1の伝達ピン15の腕
部15bがハート型カム溝10のカム面D1からカム面
Cを経てカム面Bに係止されるため、プッシュロッド4
は再び押込み位置に保持される。その際、第1の伝達ピ
ン15の腕部15bがカム面D1を移行する過程で第2
の伝達ピン16の腕部16aに当接してこれを押圧する
が、第2の伝達ピン16の腕部16bはすでに直線状長
溝12から循環型カム溝11のカム面Cへ落ち込んでい
るため、腕部16bは循環型カム溝11のカム面Cから
カム面Jとカム面E2を経てカム面D2へと移行する。
したがって、第2の伝達ピン16は駆動板13と当接せ
ず、イジェクトアーム5も回転しないため、ICカード
1のソケットコンタクトとピンハウジング2のピンコン
タクトの圧入状態は維持される。
【0036】このようにプッシュロッド4を第2の突出
位置から押込み位置に保持した後、この押込み位置でプ
ッシュロッド4を再び前方へ押し込むと、図13の
(h)〜(j)に示すように、第1の伝達ピン15の腕
部15bはハート型カム溝10のカム面Bからカム面
A,H,E1を経てカム面D1へと移行し、第2の伝達
ピン16の腕部16bは循環型カム溝11のカム面D2
からカム面Kとカム面E3を経て直線状長溝12のカム
面D3へと移行する。すなわち、図13の(j)に示す
ように、カム面D1内で第2の伝達ピン16の腕部16
aと第1の伝達ピン15の腕部15bが再び対峙するこ
とになり、前述した通常の動作モードにおける図12の
(d)と全く同じ状態になる。
【0037】以上の説明から明らかなように、プッシュ
ロッド4を第1の突出位置まで突出させて押込み位置方
向へ押し込むと、第1の伝達ピン15の押圧力が直線状
長溝12内をトレースする第2の伝達ピン16を介して
駆動板13に伝達されるため、ICカード1を排出する
ことができる。これに対し、ICカード1の排出を要望
していないのに誤ってプッシュロッド4を第1の突出位
置まで突出させてしまった場合、例えば、上下2段に配
置されたイジェクト機構の一方のプッシュロッド4を操
作する際に他方のプッシュロッド4を誤操作した場合
は、プッシュロッド4を第1の突出位置から第2の突出
位置まで突出させて押込み位置方向へ押込むと、第1の
伝達ピン15の押圧力が循環型カム溝11内をトレース
する第2の伝達ピン16へ伝達されるだけで、第2の伝
達ピン16によって駆動板13は動作されないため、I
Cカード1の排出動作をキャンセルして挿着状態を維持
することができる。
【0038】なお、上記実施例では、2枚のICカード
が挿着可能なコネクタ装置を例示して説明したが、本発
明は1枚または3枚以上のICカードが挿着可能なコネ
クタ装置にも同様に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】差し込み状態にあるICカードを排出させ
る場合は、プッシュロッドを押込み位置でプッシュ動作
して第1の突出位置まで突出させた後、この第1の突出
位置でプッシュロッドを押込み位置方向へ移動すること
により通常のイジェクト動作を行うことができ、また、
ICカードの排出を要望していないのに拘らずプッシュ
ロッドを誤って突出させてしまった場合は、プッシュロ
ッドをプル動作して第1の突出位置からさらに手前の第
2の突出位置まで突出させた後、この第1の突出位置で
プッシュロッドを押込み位置方向へ押込むと、ICカー
ドの排出がキャンセルされて差し込み状態を維持できる
ため、操作性に優れたイジェクト機構を実現でき、特
に、複数枚対応のICカード用コネクタ装置に適用した
場合に好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るICカード用コネクタ装置にIC
カードが挿着された状態を示す平面図である。
【図2】該コネクタ装置からICカードを離脱させた直
後の状態を示す平面図である。
【図3】該コネクタ装置に備えられるイジェクト機構の
要部を示す側面図である。
【図4】該イジェクト機構の分解図である。
【図5】フレームの側面図である。
【図6】プッシュロッドの側面図である。
【図7】駆動板の側面図である。
【図8】ハート型カム溝と循環型カム溝の説明図であ
る。
【図9】第1の伝達ピンの弾圧状態を示す説明図であ
る。
【図10】取付板の側面図である。
【図11】取付板の側面図である。
【図12】通常のイジェクト動作を示す説明図である。
【図13】キャンセル動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ピンハウジング 3 フレーム 3a ガイド溝 3b,3c ガイド突部 4 プッシュロッド 4a ガイド孔 4b 軸孔 4c 第1の逃げ孔 4d 第2の逃げ孔 4e,4f 突部 5 イジェクトアーム 6 第1の回動アーム 7 第2の回動アーム 10 ハート型カム溝 11 循環型カム溝 12 直線状長溝 13 駆動板 14 摘み 14a 係止爪 15 第1の伝達ピン 15a,15b 腕部 15c 上辺部 16 第2の伝達ピン 16a,16b 腕部 16c 上辺部 17 取付板 17a,17b 弾性片 18 コイルばね

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードを抜き差し可能に支持するフレ
    ームと、押し込み位置と突出位置に往復動作可能なプッ
    シュロッドを有し、ICカードが差し込み時は、プッシ
    ュロッドが押し込み位置にあって、この状態で、前記プ
    ッシュロッドの第1のプッシュ動作で、前記プッシュロ
    ッドが第1の突出位置に移動し、この第1の突出位置
    で、プッシュロッドの第2のプッシュ動作で、ICカー
    ドを排出するようにしたICカード用コネクタ装置にお
    いて、 前記プッシュロッドを、第1の突出位置からさらに突出
    した第2の突出位置に移動可能とし、前記プッシュロッ
    ドが第1の突出位置にある時、前記プッシュロッドのプ
    ル動作で前記プッシュロッドを第2の突出位置に移動さ
    せ、この第2の突出位置の状態で、前記プッシュロッド
    のプッシュ動作時、ICカードの排出解除を行うように
    したことを特徴とするICカード用コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2の伝達ピンと、往復移動
    可能な駆動板とを備え、前記第1の伝達ピンにより、前
    記プッシュロッドを押し込み位置に保持すると共に、前
    記第1と第2の伝達ピンおよび前記駆動板の協働によ
    り、ICカードの排出、及び排出解除を行うようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のICカード用コネクタ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記プッシュロッドが第1の突出位置に
    ある時、前記第1の伝達ピンと前記第2の伝達ピンとが
    対峙状態になると共に、前記第2の伝達ピンと前記駆動
    板とが対峙状態にあって、この第1の突出位置に前記プ
    ッシュロッドが位置した状態で、プッシュロッドをプッ
    シュ動作により押し込み位置に移動すると、前記第1の
    伝達ピンが第2の伝達ピンを移動すると共に、前記第2
    の伝達ピンが前記駆動板を移動して、ICカードを排出
    し、また、前記プッシュロッドを、第1の突出位置から
    第2の突出位置にさせた後、前記プッシュロッドをプッ
    シュ動作させた時、前記第2の伝達ピンと前記駆動板と
    の間の対峙状態が解除されて、前記伝達ピンの移動によ
    る前記駆動板の移動を無くして、ICカードの排出解除
    を行うようにしたことを特徴とする請求項2記載のIC
    カード用コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 循環カム溝を備え、前記第2の伝達ピン
    が前記循環カム溝内を一方向にトレースするように構成
    し、前記第2の突出位置で前記プッシュロッドをプッシ
    ュ動作させた時、前記第2の伝達ピンが前記循環カム溝
    によって、前記駆動板との対峙状態を解除するようにし
    たことを特徴とする請求項3記載のICカード用コネク
    タ装置。
  5. 【請求項5】 前記循環カム溝と連結したハート型カム
    溝と、前記循環カム溝に連結した直線状長溝とを備え、
    前記第1の伝達ピンが前記ハート型カム溝内を一方向に
    トレースすると共に、前記駆動板が前記直線状長溝内に
    配置されて、前記第2の伝達ピンの移動領域内に延出す
    るようにしたことを特徴とする請求項4記載のICカー
    ド用コネクタ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の伝達ピンが上辺部
    と上辺部の両端に形成された折り曲げ部を有するU字型
    で構成され、前記プッシュロッドには第1および第2の
    突部を設け、前記第1の伝達ピンの上辺部を前記第1の
    突部に、また、前記第2の伝達ピンの上辺部を前記第2
    の突部に当接させると共に、前記第1の伝達ピンの一方
    の折り曲げ部の一端を前記ハート型カム溝に、また、前
    記第2の伝達ピンの一方の折り曲げ部の一端を前記循環
    カム溝に係合させ、前記第1の伝達ピンの前記折り曲げ
    部と前記第1の突部の間、および、前記第2の伝達ピン
    の前記折り曲げ部と前記第2の突部の間で、前記第1と
    第2の伝達ピンを弾圧するようにしたことを特徴とする
    請求項5記載のICカード用コネクタ装置。
  7. 【請求項7】 U字型の前記第1および第2の伝達ピン
    は、前記上辺部の両端に形成された前記折り曲げ部を同
    じ長さに形成したことを特徴とする請求項6記載のIC
    カード用コネクタ装置。
  8. 【請求項8】 前記フレームに取り付けられた取付板を
    備え、該取付板で、前記プッシュロッドと前記第1およ
    び第2の伝達ピンとを取り付けたことを特徴とする請求
    項2、又は3、又は4、又は5、又は6、又は7記載の
    ICカード用コネクタ装置。
  9. 【請求項9】 前記取付板には切り起こされた弾性部材
    を設け、該弾性部材により前記第1および第2の伝達ピ
    ンが弾圧されていることを特徴とする請求項8記載のI
    Cカード用コネクタ装置。
  10. 【請求項10】 前記フレームの内側に上下方向に複数
    個のICカードを抜き差し可能に支持し、前記フレーム
    の外側に前記プッシュロッドが上下方向に複数個配設さ
    れていることを特徴とする請求項1、又は2、又は3、
    又は4、又は5記載のICカード用コネクタ装置。
  11. 【請求項11】 前記フレームに取り付けられた一個の
    取付板を備え、該取付板で、前記複数個のプッシュロッ
    ドと、前記複数個のプッシュロッドに対応して設けられ
    た前記第1および第2の伝達ピンとを取り付けたことを
    特徴とする請求項10記載のICカード用コネクタ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記取付板には、切り起こされた弾性
    部材を設け、前記複数個のプッシュロッドに対応して設
    けられた前記第1および第2の伝達ピンを、前記弾性部
    材により弾圧するようにしたことを特徴とする請求項1
    1記載のICカード用コネクタ装置。
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