JP2887867B1 - Icカード用コネクタ装置 - Google Patents

Icカード用コネクタ装置

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JP2887867B1 JP10004786A JP478698A JP2887867B1 JP 2887867 B1 JP2887867 B1 JP 2887867B1 JP 10004786 A JP10004786 A JP 10004786A JP 478698 A JP478698 A JP 478698A JP 2887867 B1 JP2887867 B1 JP 2887867B1
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    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K13/0806Feeding or discharging cards using an arrangement for ejection of an inserted card
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
    • G06K7/0047Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having edge contacts

Abstract

【要約】 【課題】 ICカードの接続中はプッシュロッドを押し
込み位置に保持できるICカード用コネクタ装置におい
て、プッシュロッドの突出量に応じてICカードの排出
動作とキャンセル動作を選択的に行うことができ、か
つ、イジェクト機構を小型化すること。 【解決手段】 内側面にICカード1の挿抜用ガイド溝
3aを有するフレーム3の外側面に、第1の伝達ピン1
5と協働してプッシュロッド4を押込み位置と突出位置
の2位置に保持可能なハート型カム溝10と、プッシュ
ロッド4の突出量に応じて第2の伝達ピン16が選択的
にトレースする循環型カム溝11および逃げ溝12とを
形成し、イジェクトアーム5に連動する駆動板13の受
部13bを循環型カム溝11内に出入可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを挿抜
して使用される機器に装備されるICカード用コネクタ
装置に係り、特に、挿着状態にあるICカードを排出さ
せるためのイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード用コネクタ装置は通常、IC
カード内のソケットコンタクトに接続させるための多数
本のピンコンタクトをピンハウジングに配設してなるピ
ンヘッダ部や、挿抜時のICカードをガイドするフレー
ムや、挿着状態のICカードをピンコンタクトから離脱
させるためのイジェクト機構部等を備えて概略構成され
ており、ピンハウジングとフレームを一体成形品とした
ものも知られている。
【0003】従来より、前記イジェクト機構部を、フレ
ームの外側面にICカードの挿抜方向に沿って往復動可
能に保持されたプッシュロッドと、フレームもしくはピ
ンハウジングに回動自在に支承されたイジェクトレバー
とで構成し、該イジェクトレバーの一端部をプッシュロ
ッドに係合させたものが広く採用されている。このよう
なイジェクト機構部を備えたICカード用コネクタ装置
にあっては、ICカードの挿着状態でプッシュロッドを
押し込むと、このプッシュロッドに連動して回転するイ
ジェクトレバーの爪部がICカードを手前へ押圧するこ
とにより、ICカードを手指で簡単に抜き取ることがで
きるが、ICカードの挿着状態においてプッシュロッド
が手前側に突出しているため、突出状態のプッシュロッ
ドの誤操作により接続中のICカードが意に反して排出
されてしまうという難点がある。これに対し、実開平6
−13072号公報に開示されたICカード用コネクタ
装置は、プッシュロッドとスライドプレート間をリンク
結合する第1および第2の伝達レバーと、第1の伝達レ
バーに軸支されて第2の伝達レバーと係脱可能な第3の
伝達レバーと、該プッシュロッドを押込み位置と第1の
突出位置に保持可能なハート型カム機構とを備えてお
り、プッシュロッドの突出量に応じて該プッシュロッド
の押し込み力がスライドプレートへ選択的に伝達される
ように構成されている。すなわち、ICカードの挿着状
態において、プッシュロッドは押込み位置に保持されて
おり、第3の伝達レバーは第2の伝達レバーと係合して
いないが、プッシュロッドをハート型カム機構によって
第1の突出位置まで突出させた後さらに手前の第2の突
出位置に引くと、その第2の突出位置で第3の伝達レバ
ーが第2の伝達レバーに係合するため、この状態でプッ
シュロッドを押込み位置方向へ押圧すると、その押圧力
が各伝達レバーを介してスライドプレートに伝達され、
スライドプレートがICカードを手前側に押圧する。し
たがって、ICカードの接続中はプッシュロッドを押し
込み位置に保持し、ICカードの排出時のみにプッシュ
ロッドを第2の突出位置まで突出させることにより、I
Cカードが意に反して排出されることを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記公報
に開示されたICカード用コネクタ装置によれば、IC
カードの接続中はプッシュロッドを押し込み位置に保持
し、ICカードの排出時のみにプッシュロッドを突出さ
せるように構成されているため、ICカードが意に反し
て排出されることを防止でき、また、ICカードの排出
を要望していないのに拘らずプッシュロッドを誤って突
出させてしまった場合は、プッシュロッドを第2の突出
位置まで引かずに第1の突出位置から押込むと、ICカ
ードを排出させることなくプッシュロッドが再び押込み
位置に保持されるため、イジェクト動作の操作性を向上
させることができる。
【0005】しかしながら、通常のイジェクト動作時
に、押込み位置に保持されたプッシュロッドを第1の突
出位置まで突出させる操作と、第1の突出位置にあるプ
ッシュロッドを第2の突出位置まで引き出す操作と、第
2の突出位置まで突出させたプッシュロッドを押込み位
置に押し込む操作という3回の操作を必要とするため、
イジェクト動作が煩雑になるという問題がある。また、
プッシュロッドを第2の突出位置まで誤って突出させて
しまった場合、意に反してICカードを排出してしまう
という問題が残る。さらに、プッシュロッドとスライド
プレートとの間にリンク結合された3つの伝達レバーを
介設し、これら各伝達レバーの姿勢によってプッシュロ
ッドの押圧力をスライドプレートへ伝達または遮断する
ようになっているため、各伝達レバーを回動させる広い
スペースが必要となり、ICカード用コネクタ装置の小
型化が妨げられるという問題がある。また、このような
理由から各伝達レバーは必然的にICカード挿入口の天
面または底面側に配置せざるを得ず、特に、2枚以上の
ICカードを挿抜可能なICカード用コネクタ装置の場
合、複数組の各伝達レバーを十分なスペースを確保して
上下方向に積層しなければならないため、ICカード用
コネクタ装置が高さ方向にも大型化するという問題が発
生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プッシュロッ
ドに第1の伝達ピンと第2の伝達ピンを回動可能に取り
付け、第1の伝達ピンのロック機構によりプッシュロッ
ドを押し込み位置と第1の突出位置に往復動作可能とな
すと共に、プッシュロッドを第1の突出位置からさらに
突出した第2の突出位置に移動可能となし、第2の突出
位置にあるプッシュロッドのプッシュ動作時に第2の伝
達ピンを回動させてICカードの排出解除を行うことと
する。このように構成すると、差し込み状態にあるIC
カードを排出させる場合は、第1の伝達ピンのロック機
構を利用してプッシュロッドを押し込み位置から第1の
突出位置まで突出させた後、この第1の突出位置でプッ
シュロッドを押込み位置方向へプッシュ動作すると、第
2の伝達ピンによってICカードが排出されるため、通
常の使用形態であるイジェクト動作を簡単に行うことが
できる。また、通常のイジェクト動作に比べると頻度は
少ないが、万一、ICカードの排出を要望していないの
に拘らずプッシュロッドを誤って突出させてしまった場
合は、プッシュロッドを第1の突出位置からさらに手前
の第2の突出位置まで突出させた後、この第2の突出位
置でプッシュロッドを押込み位置方向へプッシュ動作す
ると、第2の伝達ピンが回動してICカードの排出をキ
ャンセルするため、ICカードの差し込み状態を維持す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のICカード用コネクタ装
置では、ICカードを抜き差し可能に支持するフレーム
と、押し込み位置と突出位置に往復動作可能なプッシュ
ロッドと、該プッシュロッドに回動可能に取り付けられ
た第1および第2の伝達ピンとを有し、ICカードが差
し込み時は、前記プッシュロッドが第1の伝達ピンのロ
ック機構により押し込み位置にあって、この状態で、プ
ッシュロッドの第1のプッシュ動作で、第1の伝達ピン
のロック機構が解除されて前記プッシュロッドが第1の
突出位置に移動し、この第1の突出位置で、プッシュロ
ッドの第2のプッシュ動作で、第2の伝達ピンによりI
Cカードを排出するようにしたICカード用コネクタ装
置において、前記プッシュロッドを、第1の突出位置か
らさらに突出した第2の突出位置に移動可能とし、前記
プッシュロッドが第1の突出位置にある時、前記プッシ
ュロッドのプル動作で前記プッシュロッドを第2の突出
位置に移動させ、この第2の突出位置の状態で、前記プ
ッシュロッドのプッシュ動作時、第2の伝達ピンが回動
し、ICカードの排出解除を行うようにした。
【0008】また、往復移動可能な駆動板を備え、第1
の突出位置にある前記プッシュロッドを押圧し、前記第
2の伝達ピンで前記駆動板を移動させ、駆動板を介して
ICカードの排出を行うようにした。
【0009】また、前記プッシュロッドが第1の突出位
置にある時、前記第2の伝達ピンと前記駆動板とが対峙
状態にあって、この第1の突出位置に前記プッシュロッ
ドが位置した状態で、該プッシュロッドをプッシュ動作
により押し込み位置に移動すると、前記第2の伝達ピン
が前記駆動板を移動して、ICカードを排出し、また、
前記プッシュロッドを第1の突出位置から第2の突出位
置にさせた後、前記プッシュロッドをプッシュ動作させ
た時、前記第2の伝達ピンと前記駆動板との間の対峙状
態が解除されて、前記第2の伝達ピンの移動による前記
駆動板の移動を無くして、ICカードの排出解除を行う
ようにした。
【0010】また、循環カム溝および逃げ溝を備え、前
記第2の伝達ピンが前記循環カム溝および逃げ溝内を一
方向にトレースするように構成し、前記第2の突出位置
で前記プッシュロッドをプッシュ動作させた時、前記第
2の伝達ピンが前記逃げ溝をトレースすることによっ
て、前記駆動板との対峙状態を解除するようにした。
【0011】また、ICカードの排出時において、前記
循環カム溝に係合した前記第2の伝達ピンの軌道がずれ
て、第2の伝達ピンと駆動板との対峙状態が解除される
ようにした。
【0012】また、前記第1の伝達ピンが前記ハート型
カム溝内を一方向にトレースするように構成した。
【0013】また、前記循環カム溝に係合した第2の伝
達ピンが、ICカードを排出して循環カム溝の次の段差
に落ち込んだ後に、前記ハートカム溝に係合した第1の
伝達ピンが、ハート型カム溝の次の段差に落ち込むよう
にした。
【0014】また、前記第1および第2の伝達ピンが上
辺部と上辺部の両端に形成された折り曲げ部を有するU
字型で構成され、前記プッシュロッドには第1および第
2の突部を設け、前記第1の伝達ピンの上辺部を前記第
1の突部に、また、前記第2の伝達ピンの上辺部を前記
第2の突部に当接させると共に、前記第1の伝達ピンの
一方の折り曲げ部の一端を前記ハート型カム溝に、ま
た、前記第2の伝達ピンの一方の折り曲げ部の一端を前
記循環カム溝および逃げ溝に係合させ、前記第1の伝達
ピンの前記折り曲げ部と前記第1の突部の間、および、
前記第2の伝達ピンの前記折り曲げ部と前記第2の突部
の間で、前記第1と第2の伝達ピンを弾圧するようにし
た。
【0015】また、U字型の前記第1および第2の伝達
ピンは、前記上辺部の両端に形成された前記折り曲げ部
を同じ長さに形成した。
【0016】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の第1実施例に係るICカード用コネクタ
装置にICカードが挿着された状態を示す平面図、図2
は該コネクタ装置からICカードを離脱させた直後の状
態を示す平面図、図3は該コネクタ装置に備えられるイ
ジェクト機構の要部を示す側面図、図4は該イジェクト
機構の分解図、図5はフレームの側面図、図6はプッシ
ュロッドの側面図、図7は駆動板の側面図、図8はハー
ト型カム溝と循環型カム溝および逃げ溝の各カム面の高
さを示す説明図、図9は第1の伝達ピンの弾圧状態を示
す説明図、図10と図11は取付板の側面図、図12は
通常のイジェクト動作を示す説明図、図13はキャンセ
ル動作を示す説明図である。
【0017】図1と図2に示すように、実施例に係るI
Cカード用コネクタ装置は、ICカード1内のソケット
コンタクトに接続させるための多数本のピンコンタクト
(いずれも図示せず)を所定の配列で圧入固定してなる
ピンハウジング2と、このピンハウジング2の左右両側
に固定され、挿抜時のICカード1を幅方向両側からガ
イドする一対のフレーム3と、一方のフレーム3に取着
されたプッシュロッド4と、ピンハウジング2に軸支さ
れたイジェクトアーム5と第1および第2の回動アーム
6,7等によって主に構成されており、プッシュロッド
4とイジェクトアーム5間に後述するイジェクト機構が
介設されている。
【0018】前記ピンハウジング2には所定の間隔を存
して第1の支軸8と第2の支軸9が設けられており、第
1の支軸8にイジェクトアーム5の一端が回転自在に支
承されている。このイジェクトアーム5には連結孔5a
と係合部5bが形成されており、係合部5bはフレーム
3の外方へ突出している。第1の回動アーム6も第1の
支軸8に回転自在に支承されており、ICカード1を押
し出すための爪片6aと、イジェクトアーム5の連結孔
5a内に突出する舌片6bとが形成されている。第2の
回動アーム7は第2の支軸9に回転自在に支承されてお
り、ICカード1を押し出すための爪片7aと、イジェ
クトアーム5の連結孔5a内に突出する舌片7bとが形
成されている。
【0019】前記イジェクト機構の構成を図3〜図11
に基づいて詳述すると、実施例に示すICカード用コネ
クタ装置は、両フレーム3の内側面に形成された上下2
段のガイド溝3aに沿って2枚のICカード1を挿着可
能で、一方のフレーム3の外側面に両ICカード1を排
出する2本のプッシュロッド4が具備されているが、両
プッシュロッド4の機能や構成は基本的に同じであるた
め、以下、一方のプッシュロッド4とそのイジェクト機
構について説明する(図3も一方のイジェクト機構のみ
を示し、他方は省略してある)。
【0020】図5に示すように、前記フレーム3の外側
面には一対のガイド突部3b,3cが設けられており、
これらガイド突部3b,3cの間にハート型カム溝10
と循環型カム溝11および逃げ溝12が刻設されてい
る。図8に示すように、これらハート型カム溝10と循
環型カム溝11および逃げ溝12は高さの異なる複数の
カム面を有し、ハート型カム溝10のカム面A1と逃げ
溝12のカム面C2は連続している。また、循環型カム
溝11と逃げ溝12は一部共通するカム面A,L,D2
を有し、循環型カム溝11のカム面D3と逃げ溝12の
カム面C2はハート型カム溝10のカム面A1の延長線
上で連続している。
【0021】前記フレーム3の外側面には駆動板13が
往復移動できるように保持されており、図7に示すよう
に、この駆動板13は一方のガイド突部3bに挿入され
るガイド孔13aを有する。また、駆動板13には先端
をテーパ状にした受部13bが形成されており、この受
部13bは循環型カム溝11のカム面C3とカム面D3
の真上を往復移動する。さらに、駆動板13には係合孔
13cが穿設されており、前記イジェクトアーム5の係
合部5bはフレーム3を挿通して駆動板13の係合孔1
3cと係合している。
【0022】前記フレーム3の外側面には駆動板13の
上からプッシュロッド4が組み込まれており、このプッ
シュロッド4は両ガイド突部3b,3cによってICカ
ード1の挿抜方向に沿って往復移動できるように保持さ
れている。プッシュロッド4の一端に摘み14が取り付
けられており、この摘み14の下面にガイド突部3cと
係脱可能な係止爪14aが形成されている。図6に示す
ように、プッシュロッド4にはガイド孔4aが穿設され
ており、このガイド孔4aはフレーム3のガイド突部3
bに挿入されている。また、プッシュロッド4には一対
の軸孔4b,4hと第1および第2の逃げ孔4c,4d
が穿設されており、軸孔4bと第1の逃げ孔4cとの
間、および軸孔4hと第2の逃げ孔4d間にはそれぞれ
突部4e,4fが形成されている。
【0023】前記プッシュロッド4の外側面にはU字型
に折り曲げられた第1の伝達ピン15と第2の伝達ピン
16が保持されている。第1の伝達ピン15は上辺部1
5cの両端に一対の腕部15a,15bを有し、両腕部
15a,15bの長さは同一に設定されている。一方の
腕部15aはプッシュロッド4の軸孔4bに挿入され、
他方の腕部15bは第1の逃げ孔4cを挿通してハート
型カム溝10の各カム面に係合しており、第1の伝達ピ
ン15は軸孔4bを支点として揺動可能である。また、
第2の伝達ピン16も上辺部16cの両端に一対の腕部
16a,16bを有し、両腕部16a,16bの長さは
同一に設定されている。一方の腕部16aはプッシュロ
ッド4の軸孔4hに挿入され、他方の腕部16bは第2
の逃げ孔4dを挿通して循環型カム溝11と逃げ溝12
の各カム面と選択的に係合しており、第2の伝達ピン1
6は軸孔4hを支点として揺動可能である。その際、第
1の伝達ピン15の上辺部15cと第2の伝達ピン16
の上辺部16cがそれぞれ突部4e,4f上を揺動する
ことにより、プッシュロッド4と両伝達ピン15,16
間の摩擦抵抗が小さくなるようになっている。なお、第
1の伝達ピン15の両腕部15a,15bは同じ長さに
形成され、第2の伝達ピン16の両腕部16a,16b
も同じ長さに形成されているため、プッシュロッド4に
第1の伝達ピン15と第2の伝達ピン16を組み込む時
の方向性がなくなり、組立作業性を容易にしている。
【0024】前記フレーム3の外側面にはプッシュロッ
ド4の上から取付板17が被着されており、この取付板
17によってプッシュロッド4と第1および第2の伝達
ピン15,16がフレーム3から脱落しないように取り
付けられている。取付板17には一対の弾性片17a,
17bが切り起こし形成されると共に、複数の取付脚1
7cが折り曲げ形成されており、各取付脚17cはスナ
ップ結合によってフレーム3に固定されている。図9に
示すように、一方の弾性片17aは第1の伝達ピン15
の上辺部15cに弾接しており、第1の伝達ピン15は
この弾性片17aによってフレーム3の外側面方向へ弾
性付勢されている。その際、弾性片17aの作用点は突
部4eと腕部15bの間、すなわち、同図の矢印Lで示
す範囲内に設定されているため、第1の伝達ピン15の
腕部15bは突部4eを支点としてハート型カム溝10
のカム面方向に付勢され、各カム面上を確実にトレース
することができる。取付板17の他方の弾性片17bは
第2の伝達ピン16の上辺部16cに弾接しており、第
2の伝達ピン16はこの弾性片17bによってフレーム
3の外側面方向へ弾性付勢されている。図示省略してあ
るが、前述した弾性片17aと同様に、この弾性片17
bの作用点も突部4fと腕部16bの間に設定されてお
り、腕部16bが循環型カム溝11と逃げ溝12の各カ
ム面上を確実にトレースできるようになっている。
【0025】前記弾性片17a,17bの数はフレーム
3に形成されたガイド溝3aの段数に応じて増減され、
例えば1枚のICカード1に対応する1段構成のフレー
ム3の場合は、図10に示すように、1つの取付板17
に一対の弾性片17a,17bが形成され、2枚のIC
カード1に対応する2段構成のフレーム3の場合は、図
11に示すように、1つの取付板17に2個ずつで合計
4個の弾性片17a,17bが形成され、3段以上の場
合も同様である。このように1つの取付板17に弾性片
17a,17bを一体形成すると、部品点数を削減して
コストダウンを図ることができるが、取付板17を2分
割し、別々の取付板17に弾性片17a,17bを形成
しても良い。また、取付板17とプッシュロッド4の間
にコイルばね18が張架されており、プッシュロッド4
はこのコイルばね18によってフレーム3の前面から突
出する方向へ付勢されている。
【0026】前記プッシュロッド4の押込み操作に連動
して第1の伝達ピン15の腕部15bはハート型カム溝
10の各カム面を図8の実線で示す矢印方向へトレース
し、腕部15bがカム面B1と係止している時、プッシ
ュロッド4は図2に示す押込み位置に保持され、腕部1
5bがカム面E1からD1へ移行し、摘み14の係止爪
14aがフレーム3のガイド突部3cと係合した時点
で、プッシュロッド4は図1に示す第1の突出位置に保
持される。また、摘み14の係止爪14aとガイド突部
3cとの係合力に抗して、プッシュロッド4を第1の突
出位置からさらに手前の第2の突出位置まで移動させる
ことができ、第2の突出位置でプッシュロッド4の折曲
げ部4gはフレーム3に固定された取付金具19と当接
する。一方、プッシュロッド4の押込み操作に連動して
第2の伝達ピン16の腕部16bは、循環型カム溝11
の各カム面を図8の破線で示す矢印方向、または逃げ溝
12の各カム面を図8の一点鎖線で示す矢印方向のいず
れかへ選択的にトレースし、この選択動作はプッシュロ
ッド4を第1の突出位置から第2の突出位置まで移動し
た時に行われる。
【0027】このように構成されたICカード用コネク
タ装置において、始めに、ICカード1の挿着後にこれ
を排出する通常の動作モードについて、主として図12
に従って説明する。まず、ICカード1が挿着されてい
ない場合、プッシュロッド4は図2の押込み位置に保持
されている。この時、図12の(a)に示すように、第
1の伝達ピン15の腕部15bはハート型カム溝10の
カム面B1と係止し、第2の伝達ピン16の腕部16b
は循環型カム溝11のカム面B2と係合しており、プッ
シュロッド4はコイルばね18の引張力とカム面B1に
係止する第1の伝達ピン15とにより押込み位置に安定
的に保持される。
【0028】ICカード1をフレーム3のガイド溝3a
に沿って挿入していくと、ピンハウジング2へ向かうI
Cカード1が第1および第2の回動アーム6,7の爪片
6a,7aを押し込みながら、自身のソケットコンタク
トにピンハウジング2のピンコンタクトを圧入させてい
くので、ICカード1を所定量挿入することにより、該
ICカード1が各ピンコンタクトと確実に接続する挿着
完了状態となる。その際、第1の回動アーム6と第2の
回動アーム7はそれぞれ第1の支軸8と第2の支軸9を
回転軸として互いに逆向きに回転し、これら回動アーム
6,7の回転が舌片6b,7bと連結孔5aの連結部分
を介してイジェクトアーム5へ伝達されるので、イジェ
クトアーム5は第1の支軸8を回転軸として回転し、そ
れに連動して駆動板13がフレーム3の手前へ移動す
る。これにより、図12の(b)に示すように、駆動板
13の受部13bが循環型カム溝11の真上に移動し、
受部13bのテーパが第2の伝達ピン16の腕部16b
を循環型カム溝11のカム面B2からカム面A2へと移
動させるが、第1の伝達ピン15の腕部15bはハート
型カム溝10のカム面Bと係止したままであるため、I
Cカード1の接続中、プッシュロッド4は押込み位置に
保持されたままの状態が維持される。
【0029】この状態からICカード1を排出させるに
は、まず、押込み位置に保持されたプッシュロッド4を
前方へ押し込み、図1に示すように、プッシュロッド4
の摘み14を第1の突出位置まで突出させる。この場
合、押込み位置に保持されたプッシュロッド4を押し込
むと、図12の(c)に示すように、第1の伝達ピン1
5の腕部15bはハート型カム溝10のカム面B1から
カム面A1へ移行し、コイルばね18の引張力によりカ
ム面A1からカム面Hとカム面E1を経てカム面D1へ
と移行する。同時に、第2の伝達ピン16の腕部16b
は循環型カム溝11のカム面A2からカム面L,D2,
K,E3を経てカム面D3へと移行するため、図12の
(d)に示すように、カム面D3内で第2の伝達ピン1
6の腕部16aと駆動板13の受部13bとが対峙する
ことになる。
【0030】このようにプッシュロッド4を第1の突出
位置まで突出させた後、プッシュロッド4の摘み14を
押込み位置方向へ押し込むと、図12の(e)〜(h)
に示すように、第1の伝達ピン15の腕部15bがハー
ト型カム溝10のカム面D1からカム面C1を経てカム
面B1に係止されるため、プッシュロッド4は再び押込
み位置に保持される。同時に、第2の伝達ピン16の腕
部16bは循環型カム溝11のカム面D3からカム面C
3を経てカム面B2に戻り、この移行過程で第2の伝達
ピン16の腕部16aが駆動板13の受部13bを押圧
するため、駆動板13に係合されたイジェクトアーム5
が回転する。その結果、この回転に伴って第1および第
2の回動アーム6,7の爪片6a,7がICカード1の
前面両端部を離脱方向へほぼまっすぐに押圧するため、
図2の2点鎖線で示すように、ICカード1のソケット
コンタクトとピンハウジング2のピンコンタクトの圧入
が解除される。したがって、この状態でICカード1の
手前側を手指でつまんで引き抜くことにより、ICカー
ド1をICカード用コネクタ装置から簡単に排出するこ
とができる。
【0031】次に、ICカード1の挿着後に誤ってプッ
シュロッド4を突出させてしまった場合、ICカード1
を排出させることなくプッシュロッド4を押込み位置に
戻すキャンセルモードについて、主として図13に従っ
て説明する。ここで、図13の(a)はICカード1の
挿着後にプッシュロッド4が押込み位置に保持されてい
る状態を示し、この状態で、ICカード1の排出を要望
していないのにプッシュロッド4を誤って前方へ押し込
んでしまった場合、前述したようにプッシュロッド4は
第1の突出位置まで突出し、図13の(b)に示すよう
に、循環型カム溝11のカム面D3内で第2の伝達ピン
16の腕部16aと駆動板13の受部13bとが対峙す
る。
【0032】この状態からプッシュロッド4を第1の突
出位置でさらに手前へ引っ張り、図2の2点鎖線で示す
第2の突出位置まで突出させると、図13の(c)に示
すように、第1の伝達ピン15の腕部15bはハート型
カム溝10のカム面D1内を手前に移動するが、第2の
伝達ピン16の腕部16bは循環型カム溝11のカム面
D3から逃げ溝12のカム面C2へと移行する。そし
て、この第2の突出位置からプッシュロッド4の摘み1
4を押込み位置方向へ押し込むと、図13の(d)〜
(g)に示すように、第1の伝達ピン15の腕部15b
がハート型カム溝10のカム面D1からカム面C1を経
てカム面B1に係止されるため、プッシュロッド4は再
び押込み位置に保持されるが、第2の伝達ピン16の腕
部16bは逃げ溝12のカム面C2からカム面J,E
2,D2,Lを経てカム面A2へと移行し、この移行過
程で腕部16bは駆動板13の受部13bを押圧しな
い。したがって、イジェクトアーム5も回転せず、IC
カード1のソケットコンタクトとピンハウジング2のピ
ンコンタクトの圧入状態は維持される。なお、図13の
(g)は図12の(b)と全く同じ状態であるから、プ
ッシュロッド4を第2の突出位置から押込み位置に保持
した後、この押込み位置でプッシュロッド4を再び前方
へ押し込むことにより、前述した通常の動作モードにお
ける図12の(c)〜(h)と同様の動作が行われる。
【0033】以上の説明から明らかなように、プッシュ
ロッド4を第1の突出位置まで突出させて押込み位置方
向へ押し込むと、プッシュロッド4の押圧力が循環型カ
ム溝11内をトレースする第2の伝達ピン16を介して
駆動板13に伝達されるため、ICカード1を排出する
ことができる。これに対し、ICカード1の排出を要望
していないのに誤ってプッシュロッド4を第1の突出位
置まで突出させてしまった場合、例えば、上下2段に配
置されたイジェクト機構の一方のプッシュロッド4を操
作する際に他方のプッシュロッド4を誤操作した場合
は、プッシュロッド4を第1の突出位置から第2の突出
位置まで突出させて押込み位置方向へ押込むと、第2の
伝達ピン16が回動して循環型カム溝11の代わりに逃
げ溝12内をトレースし、第2の伝達ピン16によって
駆動板13が動作されないため、ICカード1の排出動
作をキャンセルして挿着状態を維持することができる。
【0034】図14は本発明の第2実施例に係るICカ
ード用コネクタ装置に備えられるハート型カム溝と循環
型カム溝および逃げ溝の各カム面の高さを示す説明図、
図15は該ICカード用コネクタ装置の通常のイジェク
ト動作を示す説明図であり、図1〜図13に対応する部
分には同一符号を付してある。
【0035】この第2実施例が前述した第1実施例と相
違する点は、図14に示すように、循環型カム溝11の
カム面C3に斜面部を設けたことにあり、それ以外の構
成は基本的に同じである。このように循環型カム溝11
のカム面C3に斜面部を設けると、ICカード1を排出
する最後の段階、具体的には図15の(f)に示す状態
において、カム面C3の斜面部によって第2の伝達ピン
16の軌道がずらされ、腕部16bはカム面C3からカ
ム面B2へと移行する。したがって、ICカード1の排
出の最後に、第2の伝達ピン16の腕部16bと駆動板
13の受部13bとの対峙状態は解除されることにな
り、例えば図15の(f)の状態で使用者が誤ってIC
カード1とプッシュロッド4の両方を同時に押し込んだ
としても、第2の伝達ピン16の腕部16bは駆動板1
3の受部13bのテーパによって循環型カム溝11のカ
ム面B2からカム面A2へと移動させられるだけで、第
2の伝達ピン16の腕部16bが駆動板13の受部13
bから無理な力を受けて変形することを防止できる。
【0036】また、この第2実施例では、ICカード1
の排出動作の終盤において、第2の伝達ピン16の腕部
16bが循環型カム溝11のカム面D3とカム面C3間
の段差に落ち込んだ後に、第1の伝達ピン15の腕部1
5bがハート型カム溝10のカム面D1とカム面C1間
の段差に落ち込むように設定してある。すなわち、図1
5の(f)〜(h)に示すように、第2の伝達ピン16
の腕部16bが循環型カム溝11のカム面D3とカム面
C3間の段差に落ち込んだ時点で、第1の伝達ピン15
の腕部15bはハート型カム溝10のカム面D1上にあ
り、腕部16bが循環型カム溝11のカム面C3からカ
ム面B2へ移動した後に、腕部15bがハート型カム溝
10のカム面D1とカム面C1間の段差に落ち込でカム
面B1に係止されるようになっている。このようにハー
ト型カム溝10と循環型カム溝11のカムのタイミング
に優位性をもたせると、図15の(e)〜(f)に示す
状態から何らかの都合でICカード1の排出動作を中止
し、再びICカード1を挿入するというイレギュラな操
作を行ったとしても、図15の(d)に示す状態に復帰
するだけで、駆動板13の受部13bが第2の伝達ピン
16の腕部16bを無理に押圧することはない。
【0037】これに対し、上記のタイミングが逆転する
ように構成すると、第1の伝達ピン15の腕部15bが
ハート型カム溝10のカム面D1とカム面C1間の段差
に落ち込んだ直後に、ICカード1の排出動作を中止し
て再びICカード1を挿入するというイレギュラな操作
を行った場合、第2の伝達ピン16の腕部16bは循環
型カム溝11のカム面D3を逆行するが、第1の伝達ピ
ン15の腕部15bはハート型カム溝10のカム面B1
に係止されるという状態が生じるため、駆動板13から
第2の伝達ピン16とプッシュロッド4を介して第1の
伝達ピン15に力が伝わり、ハート型カム溝10のカム
面B1が損傷するという問題が生じる。
【0038】なお、上記各実施例では、2枚のICカー
ドが挿着可能なコネクタ装置を例示して説明したが、本
発明は1枚または3枚以上のICカードが挿着可能なコ
ネクタ装置にも同様に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】差し込み状態にあるICカードを排出させ
る場合は、第1の伝達ピンのロック機構を利用してプッ
シュロッドを押し込み位置から第1の突出位置まで突出
させた後、この第1の突出位置でプッシュロッドを押込
み位置方向へプッシュ動作すると、第2の伝達ピンによ
ってICカードが排出され、また、ICカードの排出を
要望していないのに拘らずプッシュロッドを誤って突出
させてしまった場合は、プッシュロッドを第1の突出位
置からさらに手前の第2の突出位置まで突出させた後、
この第2の突出位置でプッシュロッドを押込み位置方向
へプッシュ動作すると、第2の伝達ピンが回動してIC
カードの排出がキャンセルするため、操作性に優れたイ
ジェクト機構を実現でき、特に、複数枚対応のICカー
ド用コネクタ装置に適用した場合に好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るICカード用コネクタ装置に
ICカードが挿着された状態を示す平面図である。
【図2】該コネクタ装置からICカードを離脱させた直
後の状態を示す平面図である。
【図3】該コネクタ装置に備えられるイジェクト機構の
要部を示す側面図である。
【図4】該イジェクト機構の分解図である。
【図5】フレームの側面図である。
【図6】プッシュロッドの側面図である。
【図7】駆動板の側面図である。
【図8】ハート型カム溝と循環型カム溝および逃げ溝の
各カム面の高さを示す説明図である。
【図9】第1の伝達ピンの弾圧状態を示す説明図であ
る。
【図10】取付板の側面図である。
【図11】取付板の側面図である。
【図12】通常のイジェクト動作を示す説明図である。
【図13】キャンセル動作を示す説明図である。
【図14】第2実施例に係るICカード用コネクタ装置
に備えられるハート型カム溝と循環型カム溝および逃げ
溝の各カム面の高さを示す説明図である。
【図15】該ICカード用コネクタ装置の通常のイジェ
クト動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ピンハウジング 3 フレーム 3a ガイド溝 3b,3c ガイド突部 4 プッシュロッド 4a ガイド孔 4b,4h 軸孔 4c 第1の逃げ孔 4d 第2の逃げ孔 4e,4f 突部 5 イジェクトアーム 6 第1の回動アーム 7 第2の回動アーム 10 ハート型カム溝 11 循環型カム溝 12 逃げ溝 13 駆動板 13b 受部 14 摘み 14a 係止爪 15 第1の伝達ピン 15a,15b 腕部 15c 上辺部 16 第2の伝達ピン 16a,16b 腕部 16c 上辺部 17 取付板 17a,17b 弾性片 18 コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−106679(JP,A) 特開 平9−274966(JP,A) 特開 平8−96891(JP,A) 特開 平9−283210(JP,A) 特開 平9−326274(JP,A) 特開 平1−255082(JP,A) 特開 平10−289752(JP,A) 特開 平10−255905(JP,A) 実開 平6−11468(JP,U) 特公 平5−52991(JP,B2) 実公 平4−18235(JP,Y2) 実公 平5−34048(JP,Y2) 実公 平3−26628(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/629 - 13/633 H01R 23/68 G06K 17/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを抜き差し可能に支持するフ
    レームと、押し込み位置と突出位置に往復動作可能なプ
    ッシュロッドと、該プッシュロッドに回動可能に取り付
    けられた第1および第2の伝達ピンとを有し、ICカー
    ドが差し込み時は、前記プッシュロッドが第1の伝達ピ
    ンのロック機構により押し込み位置にあって、この状態
    で、プッシュロッドの第1のプッシュ動作で、第1の伝
    達ピンのロック機構が解除されて前記プッシュロッドが
    第1の突出位置に移動し、この第1の突出位置で、プッ
    シュロッドの第2のプッシュ動作で、第2の伝達ピンに
    よりICカードを排出するようにしたICカード用コネ
    クタ装置において、 前記プッシュロッドを、第1の突出位置からさらに突出
    した第2の突出位置に移動可能とし、前記プッシュロッ
    ドが第1の突出位置にある時、前記プッシュロッドのプ
    ル動作で前記プッシュロッドを第2の突出位置に移動さ
    せ、この第2の突出位置の状態で、前記プッシュロッド
    のプッシュ動作時、第2の伝達ピンが回動し、ICカー
    ドの排出解除を行うようにしたことを特徴とするICカ
    ード用コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 往復移動可能な駆動板を備え、第1の突
    出位置にある前記プッシュロッドを押圧し、前記第2の
    伝達ピンで前記駆動板を移動させ、駆動板を介してIC
    カードの排出を行うようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のICカード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記プッシュロッドが第1の突出位置に
    ある時、前記第2の伝達ピンと前記駆動板とが対峙状態
    にあって、この第1の突出位置に前記プッシュロッドが
    位置した状態で、該プッシュロッドをプッシュ動作によ
    り押し込み位置に移動すると、前記第2の伝達ピンが前
    記駆動板を移動して、ICカードを排出し、また、前記
    プッシュロッドを第1の突出位置から第2の突出位置に
    させた後、前記プッシュロッドをプッシュ動作させた
    時、前記第2の伝達ピンと前記駆動板との間の対峙状態
    が解除されて、前記第2の伝達ピンの移動による前記駆
    動板の移動を無くして、ICカードの排出解除を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載のICカード用
    コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 循環カム溝および逃げ溝を備え、前記第
    2の伝達ピンが前記循環カム溝および逃げ溝内を一方向
    にトレースするように構成し、前記第2の突出位置で前
    記プッシュロッドをプッシュ動作させた時、前記第2の
    伝達ピンが前記逃げ溝をトレースすることによって、前
    記駆動板との対峙状態を解除するようにしたことを特徴
    とする請求項3記載のICカード用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 ICカードの排出時において、循環カム
    溝に係合した第2の伝達ピンの軌道がずれて、第2の伝
    達ピンと駆動板との対峙状態が解除されることを特徴と
    する請求項4記載のICカード用コネクタ装置。
  6. 【請求項6】 ハート型カム溝を備え、前記第1の伝達
    ピンが前記ハート型カム溝内を一方向にトレースするよ
    うに構成したことを特徴とする請求項4又は5記載のI
    Cカード用コネクタ装置。
  7. 【請求項7】 循環カム溝に係合した第2の伝達ピン
    が、ICカードを排出して循環カム溝の次の段差に落ち
    込んだ後に、ハートカム溝に係合した第1の伝達ピン
    が、ハート型カム溝の次の段差に落ち込むようにしたこ
    とを特徴とする請求項6記載のICカード用コネクタ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の伝達ピンが上辺部
    と上辺部の両端に形成された折り曲げ部を有するU字型
    で構成され、前記プッシュロッドには第1および第2の
    突部を設け、前記第1の伝達ピンの上辺部を前記第1の
    突部に、また、前記第2の伝達ピンの上辺部を前記第2
    の突部に当接させると共に、前記第1の伝達ピンの一方
    の折り曲げ部の一端を前記ハート型カム溝に、また、前
    記第2の伝達ピンの一方の折り曲げ部の一端を前記循環
    カム溝および逃げ溝に係合させ、前記第1の伝達ピンの
    前記折り曲げ部と前記第1の突部の間、および、前記第
    2の伝達ピンの前記折り曲げ部と前記第2の突部の間
    で、前記第1と第2の伝達ピンを弾圧するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6記載のICカード用コネクタ装
    置。
  9. 【請求項9】 U字型の前記第1および第2の伝達ピン
    は、前記上辺部の両端に形成された前記折り曲げ部を同
    じ長さに形成したことを特徴とする請求項8記載のIC
    カード用コネクタ装置。
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