JPH11329586A - Icカード用コネクタ装置 - Google Patents

Icカード用コネクタ装置

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JPH11329586A
JPH11329586A JP10129027A JP12902798A JPH11329586A JP H11329586 A JPH11329586 A JP H11329586A JP 10129027 A JP10129027 A JP 10129027A JP 12902798 A JP12902798 A JP 12902798A JP H11329586 A JPH11329586 A JP H11329586A
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push rod
card
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Toru Nishioka
徹 西岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摘み(操作子)を介してプッシュロッドを押
し込んで挿着状態のICカードを排出させるICカード
用コネクタ装置において、搬送中や組み付け作業中に懸
念される摘みやプッシュロッドの破損事故が確実に防止
できるようにすること。 【解決手段】 プッシュロッド4に対する摘み10の取
付位置として、プッシュロッド4の手前側へ突出する摘
み10の突出量が小さく搬送中や組み付け作業中の破損
事故が回避しやすい第1の取付位置と、前記突出量が前
記第1の取付位置の場合よりも大きくプッシュロッド4
の良好な操作性が確保できる第2の取付位置とが選択可
能であって、且つ、前記第1の取付位置にある摘み10
をプッシュロッド4に対し手前側へ所定量スライド移動
させると、摘み10が前記第2の取付位置でプッシュロ
ッド4に係止されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを挿抜
して使用される機器に装備されるICカード用コネクタ
装置に係り、特に、プッシュロッドの一端部に取着した
操作子を押し込んでICカードを排出させるようにした
ICカード用コネクタ装置の搬送中や組み付け作業中の
事故防止対策に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード用コネクタ装置は通常、IC
カード内のソケットコンタクトに接続させるための多数
本のピンコンタクトをピンハウジングに配設してなるピ
ンヘッダ部や、挿抜時のICカードをガイドするフレー
ムや、挿着状態のICカードをピンコンタクトから離脱
させるためのイジェクト機構部等を備えて概略構成され
ており、ピンハウジングとフレームを一体成形品とした
ものも知られている。
【0003】前記イジェクト機構部には種々の構成のも
のがあるが、フレームの外側面に保持されてICカード
挿抜方向に沿って往復動可能なプッシュロッドと、フレ
ームやピンハウジングに回動自在に支承されて前記プッ
シュロッドと係合するイジェクトレバーとを備えた構成
のものが広く知られており、プッシュロッドの一端部に
は通常、操作子となる摘みが取り付けられている。かか
る構成のイジェクト機構部は、ICカードを挿入すると
イジェクトレバーが回転駆動され、その回転に連動して
プッシュロッドが手前側へ押し出されるようになってお
り、また、ICカードが挿着されている状態で摘みを介
してプッシュロッドを押し込むと、このプッシュロッド
に連動して回転するイジェクトレバーが該ICカードを
押圧し、手指で簡単に抜き取れる位置まで該ICカード
を排出方向へ移動させられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したI
Cカード用コネクタ装置は、パーソナルコンピュータ等
の機器本体に組み付けるまではプッシュロッドを押し込
んだ状態、つまり摘みがフレームの手前側へ大きく突出
していない状態にしておくことで、搬送中や組み付け作
業中に危惧される摘みやプッシュロッドの破損事故を防
止している。しかしながら、プッシュロッドを押し込ん
でも摘みはフレームの手前側へ若干量突出しているの
で、搬送中にこの摘みに衝撃が加わる危険性はあり、特
に、プッシュロッドが手前側へ押し出されて摘みの突出
量が大きい状態のまま搬送されてしまった場合には、摘
みやプッシュロッドが破損しやすいという問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるICカード
用コネクタ装置は、摘みをプッシュロッドの手前側へほ
とんど突出させずに取り付けられるようにして、搬送中
や組み付け作業中に懸念される摘みやプッシュロッドの
破損事故が確実に防止できるようにするとともに、機器
本体に組み付けた後に摘みをプッシュロッドに対しスラ
イド移動できるようにしておくことで、この摘みを必要
量だけ手前側へ突出させた状態でプッシュロッドに取り
付けられるようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、機器本体に装備され、
ICカードを挿抜可能に支持するフレームと、このフレ
ームに往復動可能に保持されてICカード排出方向へ弾
性付勢されたプッシュロッドと、このプッシュロッドの
一端部に取着された操作子と、挿着状態のICカードの
ソケットコンタクトに接続される多数本のピンコンタク
トとを備え、前記操作子を介して前記プッシュロッドを
押し込むことで挿着状態のICカードが排出可能なIC
カード用コネクタ装置において、前記プッシュロッドに
対する前記操作子の取付位置として、該プッシュロッド
の手前側へ突出する該操作子の突出量が小なる第1の取
付位置と、前記突出量が前記第1の取付位置の場合より
も大なる第2の取付位置とが選択可能であって、且つ、
前記第1の取付位置にある前記操作子を前記プッシュロ
ッドに対し手前側へ所定量スライド移動させると、該操
作子が前記第2の取付位置で該プッシュロッドに係止さ
れるように構成した。
【0007】このような構成のICカード用コネクタ装
置は、操作子(摘み)を第1の取付位置でプッシュロッ
ドに取り付けて、このプッシュロッドを押し込んだ状態
にしておけば、操作子を手前側へほとんど突出させるこ
となく搬送できる。また、仮にプッシュロッドが手前側
へ押し出された状態のまま搬送されてしまったとして
も、プッシュロッド自体が手前側へ突出する量は僅かな
ので、第1の取付位置にある操作子が手前側へ大きく突
出することはない。したがって、このコネクタ装置は、
機器本体へ組み付けるまでの搬送中や組み付け作業中に
懸念される操作子やプッシュロッドの破損事故を確実に
防止することができる。そして、このコネクタ装置を機
器本体に組み付けた後、操作子をプッシュロッドに対し
第1の取付位置から第2の取付位置へとスライド移動さ
せれば、この操作子を必要量だけ手前側へ突出させた状
態でプッシュロッドに係止させることができるので、所
望の操作領域でプッシュロッドと一体的に往復動可能な
操作子となすことができる。
【0008】また、ICカードが未挿着でプッシュロッ
ドが押し込まれているとき、第1の取付位置にある操作
子が前記フレームの手前側へ突出しない位置に保持され
るように設定しておけば、搬送中や組み付け作業中に操
作子が破損する危険性が一層低減するので好ましい。そ
の際、ICカードが挿着されるとプッシュロッドが手前
側へ押し出されて、第1の取付位置にある操作子がフレ
ームの手前側へ突出するように設定しておけば、機器本
体に組み付けた後に、この操作子を第1の取付位置から
第2の取付位置へ容易にスライド移動させられるので好
ましい。
【0009】なお、操作子を第1の取付位置でプッシュ
ロッドに取り付けるための構造としては、例えば、操作
子に設けた弾性片がプッシュロッドに設けた切欠き部と
係合して該操作子が位置決めされるようにしておけば、
操作子を簡単且つ正確にプッシュロッドに取り付けるこ
とができるとともに、該弾性片を該切欠き部から離脱さ
せれば操作子を第2の取付位置へ容易にスライド移動さ
せられるので、好ましい。また、この操作子を第2の取
付位置でプッシュロッドに取り付けるための構造として
は、例えば、操作子に設けた当接部がプッシュロッドに
設けた係止部に係止されて該操作子の手前側への移動が
規制されるとともに、前記弾性片が該プッシュロッドの
端面に係止されて該操作子の奥側への移動が規制される
ようにしておけば、構成が複雑にならず信頼性も確保で
きるので好ましい。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明に係るICカード用コネクタ装置を機器本
体に組み付けた状態を示す一部断面側面図、図2は図1
に示すコネクタ装置にICカードを挿着した状態を示す
一部断面平面図、図3は該コネクタ装置の組立段階で摘
みをプッシュロッドに取り付ける作業手順を示す説明
図、図4は該コネクタ装置を機器本体に組み付けてから
摘みの取付位置を変更させる作業手順を示す説明図、図
5は該コネクタ装置のフレームの内側面図、図6は該コ
ネクタ装置のプッシュロッドの内側面図、図7は該コネ
クタ装置の摘みの外側面図および断面図である。
【0011】これらの図に示すICカード用コネクタ装
置は、ICカード1内のソケットコンタクト(図示せ
ず)に接続させるための多数本のピンコンタクト(図2
中にその端子部2aを示す)を所定の配列で圧入固定し
てなるピンハウジング2と、このピンハウジング2の左
右両端に固定され、挿抜時のICカード1を幅方向両側
からガイド溝3aにてガイドする一対のフレーム3と、
一方のフレーム3に往復動可能に保持されたプッシュロ
ッド4と、ピンハウジング2に軸支されたイジェクトア
ーム5、第1の回動アーム6および第2の回動アーム7
等によって概略構成されている。
【0012】前記ピンハウジング2には所定の間隔を存
して第1の支軸8と第2の支軸9が設けられており、第
1の支軸8に前記イジェクトアーム5の一端部が回動自
在に支承されている。このイジェクトアーム5には連結
孔5aと係合部5bが形成されており、係合部5bはフ
レーム3の側方へ突出している。前記第1の回動アーム
6も第1の支軸8に回動自在に支承されており、この第
1の回動アーム6にはICカード1を押し出すための爪
片6aと、イジェクトアーム5の連結孔5a内に突出す
る舌片6bとが形成されている。一方、第2の回動アー
ム7は第2の支軸9に回動自在に支承されており、この
第2の回動アーム7には、ICカード1を押し出すため
の爪片7aと、イジェクトアーム5の連結孔5a内に突
出する舌片7bとが形成されている。
【0013】前記プッシュロッド4の手前側の端部に
は、操作子となる摘み10が取り付けられている。この
プッシュロッド4には図6に示すように、フレーム3の
一対のガイド突起3bを挿通して往復動可能に保持され
るようにするための一対のガイド孔4aと、イジェクト
アーム5の前記係合部5bと係合させるための一対の係
合孔4bと、摘み10を深く差し込んだ状態(第1の取
付位置)で取り付ける際に位置決め機能を果たす切欠き
部4cと、摘み10を浅く差し込んだ状態(第2の取付
位置)で取り付ける際にストッパ機能を果たす係止部4
dとが形成されている。一方、摘み10には図7に示す
ように、プッシュロッド4が挿入される挿入路10a
と、この挿入路10aの一部に入り込んでいる弾性片1
0bと、奥側の端部で挿入路10aに隣接している当接
部10cとが形成されている。この摘み10をプッシュ
ロッド4に取り付ける際には、まず図3A,Bに示すよ
うに、摘み10の挿入路10aに当接部10c側の端部
からプッシュロッド4を挿入していく。プッシュロッド
4を所定量挿入すると、図3Cに示すようにプッシュロ
ッド4の端面4eが摘み10の弾性片10bに当接する
が、この弾性片10bを図示上方へ押し上げてから再び
プッシュロッド4を挿入していくと、図3D,Eに示す
ように、弾性片10bがプッシュロッド4の切欠き部4
cに入り込むため、摘み10は位置決めされた状態でプ
ッシュロッド4に取着される。こうして、摘み10を深
く差し込んだ第1の取付位置でプッシュロッド4に取り
付けると、図3Eに示すようにプッシュロッド4の手前
側へ突出する摘み10の突出量はごく僅かとなる。ただ
し、第1の取付位置にある摘み10は手前へ引っ張って
弾性片10bを切欠き部4cから離脱させることによ
り、図3Cに示す位置までプッシュロッド4に対しスラ
イド移動させることができ、後述するようにこの図3C
に示す位置が摘み10の本来の取付位置(第2の取付位
置)である。
【0014】なお、プッシュロッド4は図示せぬコイル
ばねによりICカード排出方向(手前側)へ常時付勢さ
れた状態でフレーム3に保持されるが、プッシュロッド
4の段部4fがフレーム3に位置規制された時点で同方
向への移動が制限されるようになっている。
【0015】このように構成されたICカード用コネク
タ装置は、図1,2に示すようにパーソナルコンピュー
タ等の機器本体11内の回路基板12上に実装される
が、これまでは、機器本体11に組み付けるまでの搬送
中や組み付け作業中に、手前側へ突出している摘みが衝
撃を受けて破損事故を起こしやすいという難点があっ
た。しかるに上述した本実施例のコネクタ装置では、摘
み10がプッシュロッド4に対し深く差し込んだ状態で
取り付けてあるので、図4Aに示すようにプッシュロッ
ド4を押し込んだ状態にしておけば、摘み10を手前側
へほとんど突出させることなく搬送や組み付け作業が行
える。また、仮にプッシュロッド4が図4Bに示すよう
に手前側へ押し出された状態のまま搬送されてしまった
としても、プッシュロッド4自体が手前側へ突出する量
は僅かなので、第1の取付位置にある摘み10が手前側
へ大きく突出することはない。したがって、このコネク
タ装置は、機器本体11へ組み付けるまでの搬送中や組
み付け作業中に懸念される摘み10やプッシュロッド4
の破損事故を確実に防止することができる。
【0016】また、このコネクタ装置は機器本体11へ
組み付けた後、プッシュロッド4に対する摘み10の取
付位置を変更させることにより、プッシュロッド4の良
好な操作性が確保できるようになっている。すなわち、
このコネクタ装置の機器本体11への組み付け作業が完
了したなら、図4Aの状態で該コネクタ装置にICカー
ド1を差し込んで挿着させることにより、図4Bに示す
ように、プッシュロッド4が手前側へ押し出されて摘み
10が機器本体11の前面に露出するので、この摘み1
0を手前へ引っ張って弾性片10bを切欠き部4cから
離脱させると、図4Cに示すように、当接部10cが係
止部4dに当接して弾性片10bが端面4eと係合する
第2の取付位置まで、摘み10をスライド移動させるこ
とができる。かかる第2の取付位置において、摘み10
は、当接部10cが係止部4dに係止されて手前側への
移動が規制されるとともに、弾性片10bが端面4eに
係止されて奥側への移動が規制されるので、結局、プッ
シュロッド4に対し深く差し込んであった第1の取付位
置から、プッシュロッド4に対し浅く差し込まれた状態
の第2の取付位置までスライド移動して、摘み10はプ
ッシュロッド4に位置決め保持されることになる。こう
して摘み10の取付位置を図4Cに示す第2の取付位置
に変更すると、摘み10はICカード1の排出時に必要
なプッシュ操作が行いやすい位置まで機器本体11の前
面から突出するので、良好な操作性が確保でき、この摘
み10を介してプッシュロッド4を図4Dに示す位置ま
で押し込めば、先に挿着させてあったICカード1を排
出することができる。
【0017】なお、本実施例では、プッシュロッド4が
押し込まれている状態で第1の取付位置にある摘み10
がフレーム3の手前側へ突出しない位置に保持されるよ
うに設定してあるので、搬送中や組み付け作業中に摘み
10が破損する危険性が極めて少なくなっているが、第
1の取付位置にある摘み10がフレーム3の手前側へ若
干量突出していても差し支えない。
【0018】次に、このコネクタ装置の使用時の動作に
ついて簡単に説明する。ICカード未挿着の状態で、I
Cカード1を左右一対のフレーム3のガイド溝3aに沿
って挿入していくと、ピンハウジング2へ向かうICカ
ード1が第1および第2の回動アーム6,7の爪片6
a,7aを押し込みながら自身のソケットコンタクトに
ピンハウジング2のピンコンタクトを圧入させていき、
挿着が完了した時点でICカード1は各ピンコンタクト
と確実に接続された状態となる。その際、第1の回動ア
ーム6と第2の回動アーム7はそれぞれ第1の支軸8と
第2の支軸9を回転軸として互いに逆向きに回転し、こ
れら両回動アーム6,7の回転が舌片6b,7bを介し
てイジェクトアーム5に伝達されるので、イジェクトア
ーム5が第1の支軸8を回転軸として回転してプッシュ
ロッド4を駆動する。そして、イジェクトアーム5に駆
動されたプッシュロッド4がフレーム3に沿って手前側
へ移動するのに伴い、摘み10が図4Cに示す位置まで
突出するようになっている。
【0019】また、こうしてICカード1が挿着されて
いる状態で、摘み10を介してプッシュロッド4を奥側
へ押し込むと、イジェクトアーム5が先ほどとは逆向き
に回転駆動されるので、その回転に連動して第1および
第2の回動アーム6,7の爪片6a,7aが、ICカー
ド1の奥側の端面の左右両端部を排出方向へほぼまっす
ぐに押圧し、図2に鎖線で示すように、手指でつまんで
簡単に抜き取れる位置までICカード1を排出方向へ移
動させられるようになっている。
【0020】
【発明の効果】本発明によるICカード用コネクタ装置
は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載さ
れるような効果を奏する。
【0021】操作子(摘み)を第1の取付位置でプッシ
ュロッドに取り付け、このプッシュロッドを押し込んだ
状態にしておけば、この操作子を手前側へほとんど突出
させることなく搬送でき、また、仮にプッシュロッドが
手前側へ押し出された状態のまま搬送されてしまったと
しても、プッシュロッド自体が手前側へ突出する量は僅
かであり第1の取付位置にある操作子が手前側へ大きく
突出することはないので、機器本体へ組み付けるまでの
搬送中や組み付け作業中に懸念される操作子やプッシュ
ロッドの破損事故を確実に防止することができる。そし
て、このコネクタ装置を機器本体に組み付けた後、操作
子をプッシュロッドに対し第1の取付位置から第2の取
付位置へとスライド移動させれば、この操作子を必要量
だけ手前側へ突出させた状態でプッシュロッドに係止さ
せることができるので、所望の操作領域でプッシュロッ
ドと一体的に往復動可能な操作子となすことができる。
【0022】また、ICカードが未挿着でプッシュロッ
ドが押し込まれているとき、第1の取付位置にある操作
子がフレームの手前側へ突出しない位置に保持されるよ
うに設定しておけば、搬送中や組み付け作業中に操作子
が破損する危険性が一層低減するので好ましい。その
際、ICカードが挿着されるとプッシュロッドが手前側
へ押し出されて、第1の取付位置にある操作子がフレー
ムの手前側へ突出するように設定しておけば、機器本体
に組み付けた後に、この操作子を第1の取付位置から第
2の取付位置へ容易にスライド移動させられるので好ま
しい。
【0023】また、操作子を第1の取付位置でプッシュ
ロッドに取り付けるための構造として、操作子に設けた
弾性片がプッシュロッドに設けた切欠き部と係合して該
操作子が位置決めされるようにしておけば、操作子を簡
単且つ正確にプッシュロッドに取り付けることができる
とともに、該弾性片を該切欠き部から離脱させれば操作
子を第2の取付位置へ容易にスライド移動させられるの
で、好ましい。また、この操作子を第2の取付位置でプ
ッシュロッドに取り付けるための構造として、操作子に
設けた当接部がプッシュロッドに設けた係止部に係止さ
れて該操作子の手前側への移動が規制されるとともに、
前記弾性片がプッシュロッドの端面に係止されて操作子
の奥側への移動が規制されるようにしておけば、構成が
複雑にならず信頼性も確保できるので好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るICカード用コネクタ装置を機器
本体に組み付けた状態を示す一部断面側面図である。
【図2】図1に示すコネクタ装置にICカードを挿着し
た状態を示す一部断面平面図である。
【図3】該コネクタ装置の組立段階で摘みをプッシュロ
ッドに取り付ける作業手順を示す説明図である。
【図4】該コネクタ装置を機器本体に組み付けてから摘
みの取付位置を変更させる作業手順を示す説明図であ
る。
【図5】該コネクタ装置のフレームの内側面図である。
【図6】該コネクタ装置のプッシュロッドの内側面図で
ある。
【図7】該コネクタ装置の摘みの外側面図および断面図
である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ピンハウジング 3 フレーム 3a ガイド溝 3b ガイド突起 4 プッシュロッド 4c 切欠き部 4d 係止部 4e 端面 5 イジェクトアーム 6,7 回動アーム 10 摘み 10a 挿入路 10b 弾性片 10c 当接部 11 機器本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に装備され、ICカードを挿抜
    可能に支持するフレームと、このフレームに往復動可能
    に保持されてICカード排出方向へ弾性付勢されたプッ
    シュロッドと、このプッシュロッドの一端部に取着され
    た操作子と、挿着状態のICカードのソケットコンタク
    トに接続される多数本のピンコンタクトとを備え、前記
    操作子を介して前記プッシュロッドを押し込むことで挿
    着状態のICカードが排出可能なICカード用コネクタ
    装置において、 前記プッシュロッドに対する前記操作子の取付位置とし
    て、該プッシュロッドの手前側へ突出する該操作子の突
    出量が小なる第1の取付位置と、前記突出量が前記第1
    の取付位置の場合よりも大なる第2の取付位置とが選択
    可能であって、且つ、前記第1の取付位置にある前記操
    作子を前記プッシュロッドに対し手前側へ所定量スライ
    ド移動させることにより、該操作子が前記第2の取付位
    置で該プッシュロッドに係止されるようにしたことを特
    徴とするICカード用コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 ICカードが未挿着で前記プッシュロッ
    ドが押し込まれているとき、前記第1の取付位置にある
    前記操作子は前記フレームの手前側へ突出しない位置に
    保持されていることを特徴とする請求項1記載のICカ
    ード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 ICカードが挿着されると前記プッシュ
    ロッドが手前側へ押し出されて、前記第1の取付位置に
    ある前記操作子が前記フレームの手前側へ突出するよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載のICカード用コ
    ネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記操作子が前記第1の取付位置にある
    とき、該操作子に設けた弾性片が前記プッシュロッドに
    設けた切欠き部と係合して該操作子が位置決めされるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに
    記載のICカード用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記操作子が前記第2の取付位置にある
    とき、該操作子に設けた当接部が前記プッシュロッドに
    設けた係止部に係止されて該操作子の手前側への移動が
    規制されるとともに、前記弾性片が該プッシュロッドの
    端面に係止されて該操作子の奥側への移動が規制される
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載のICカード
    用コネクタ装置。
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