JPH1186966A - Icカード用コネクタ装置 - Google Patents

Icカード用コネクタ装置

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JPH1186966A
JPH1186966A JP9242761A JP24276197A JPH1186966A JP H1186966 A JPH1186966 A JP H1186966A JP 9242761 A JP9242761 A JP 9242761A JP 24276197 A JP24276197 A JP 24276197A JP H1186966 A JPH1186966 A JP H1186966A
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cam groove
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heart
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亙 小口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ICカードを挿着した時だけプッシュロッド
を押込み位置から突出させてICカードを排出させるこ
とができ、ICカードの非挿着時はプッシュロッドを押
込み位置に保持できるイジェクト機構。 【解決手段】 ICカード1の非挿着時、作動部12a
はカム溝14のカム面に係止されてプッシュロッド4を
押し込み位置に保持しており、この状態でプッシュロッ
ド4を押し込んでも、押圧片の付勢力によって作動部は
カム面から外れないように維持される。一方、ICカー
ド1の挿着時に規制部15cはカム面Bの一部を塞ぐよ
うに移動し、この状態でプッシュロッド4を押し込む
と、作動部がカム溝のカム面に沿って循環方向へ移行す
ることにより、プッシュロッドを押込み位置から突出位
置まで突出させ、プッシュロッドを再び押込み位置に押
し込む過程で、作動部を駆動板の受部に当接させてIC
カードを排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを挿抜
して使用される機器に装備されるICカード用コネクタ
装置に係り、特に、挿着状態にあるICカードを排出さ
せるためのイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード用コネクタ装置は通常、IC
カード内のソケットコンタクトに接続させるための多数
本のピンコンタクトをピンハウジングに配設してなるピ
ンヘッダ部や、挿抜時のICカードをガイドするフレー
ムや、挿着状態のICカードをピンコンタクトから離脱
させるためのイジェクト機構部等を備えて概略構成され
ており、ピンハウジングとフレームを一体成形品とした
ものも知られている。
【0003】従来より、前記イジェクト機構部を、フレ
ームの外側面にICカードの挿抜方向に沿って往復動可
能に保持されたプッシュロッドと、フレームもしくはピ
ンハウジングに回動自在に支承されたイジェクトレバー
とで構成し、該イジェクトレバーの一端部をプッシュロ
ッドに係合させたものが広く採用されている。このよう
なイジェクト機構部を備えたICカード用コネクタ装置
にあっては、ICカードの挿着状態でプッシュロッドを
押し込むと、このプッシュロッドに連動して回転するイ
ジェクトレバーの爪部がICカードを手前へ押圧するこ
とにより、ICカードを手指で簡単に抜き取ることがで
きるが、ICカードの挿着状態においてプッシュロッド
が手前側に突出しているため、突出状態にあるプッシュ
ロッドの誤操作によって接続中のICカードが意に反し
て排出されてしまうという難点がある。
【0004】これに対し、実開平6−13072号公報
に開示されたICカード用コネクタ装置は、プッシュロ
ッドとスライドプレート間をリンク結合する第1および
第2の伝達レバーと、第1の伝達レバーに軸支されて第
2の伝達レバーと係脱可能な第3の伝達レバーと、該プ
ッシュロッドを押込み位置と第1の突出位置に保持可能
なハート型カム機構とを備えており、プッシュロッドの
突出量に応じて該プッシュロッドの押し込み力がスライ
ドプレートへ選択的に伝達されるように構成されてい
る。すなわち、ICカードの挿着状態において、プッシ
ュロッドは押込み位置に保持されており、第3の伝達レ
バーは第2の伝達レバーと係合していないが、プッシュ
ロッドをハート型カム機構によって第1の突出位置まで
突出させた後さらに手前の第2の突出位置に引くと、そ
の第2の突出位置で第3の伝達レバーが第2の伝達レバ
ーに係合するため、この状態でプッシュロッドを押込み
位置方向へ押圧すると、その押圧力が各伝達レバーを介
してスライドプレートに伝達され、スライドプレートが
ICカードを手前側に押圧する。したがって、ICカー
ドの接続中はプッシュロッドを押し込み位置に保持し、
ICカードの排出時のみにプッシュロッドを第2の突出
位置まで突出させることにより、ICカードが意に反し
て排出されることを防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記公報
に開示されたICカード用コネクタ装置によれば、IC
カードの挿着時はプッシュロッドを押し込み位置に保持
し、ICカードを排出させる時にプッシュロッドを突出
させることができるため、ICカードの接続中に突出状
態にあるプッシュロッドを誤操作してICカードが意に
反して排出されることを防止できる。しかしながら、プ
ッシュロッドはICカードの有無に拘らず往復動作可能
であり、ICカードの非挿着状態でプッシュロッドを誤
って押圧してしまうと、押し込み位置に保持されたプッ
シュロッドが突出するため、次にICカードを挿着する
前に突出したプッシュロッドを押し込み位置まで押圧し
なければならず、操作性が低下するという問題や、突出
したプッシュロッドが損傷しやすいという問題がある。
また、プッシュロッドとスライドプレートとの間にリン
ク結合された3つの伝達レバーを介設し、これら各伝達
レバーの姿勢によってプッシュロッドの押圧力をスライ
ドプレートへ選択的に伝達するようになっているため、
各伝達レバーを回動させる広いスペースが必要となり、
ICカード用コネクタ装置の小型化が妨げられるという
問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレームに形
成したハート型カム溝内を伝達ピンが一方向へ循環する
ことにより、プッシュロッドを押込み位置と突出位置に
保持可能となし、ICカードの挿着に連動して移動する
駆動板と伝達ピンを所定方向へ付勢する付勢手段との協
働により、ICカードが挿着されている時だけ伝達ピン
の循環方向への移動を許容し、ICカードが挿着されて
いない時は伝達ピンをハート型カム溝のロック部から外
れないようにした。このような構成を採用すると、IC
カードを挿着した時だけ、プッシュロッドを押込み位置
から突出させてICカードを排出させることができる
が、ICカードの非挿着時はプッシュロッドを押込み位
置から突出しないように保持することができ、しかも、
イジェクト機構を簡略化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のICカード用コネクタ装
置では、ICカードのソケットコンタクトに接続される
多数本のピンコンタクトと、挿着されたICカードを排
出する回動可能なイジェクトアームと、内側面にICカ
ードの挿抜用ガイド溝が形成され、外側面にロック部を
有するハート型カム溝が形成されたフレームと、前記フ
レームに往復動可能に保持され、前記ICカードの排出
方向へ弾性付勢されたプッシュロッドと、前記プッシュ
ロッドの往復動作に伴って前記ハート型カム溝内を一方
向へ循環する伝達ピンと、前記伝達ピンを循環方向とは
逆向きに付勢する付勢手段と、前記イジェクトアームに
係合され、前記フレームに沿って往復動可能な駆動板と
を備え、ICカードの非挿着時は、前記伝達ピンを前記
付勢手段によって前記ハート型カム溝のロック部に係合
させることにより、前記プッシュロッドを押込み位置に
保持し、ICカードの挿着時は、前記駆動板の一部を前
記ロック部内に延出させて前記伝達ピンを前記ハート型
カム溝の循環方向へ移動することにより、前記プッシュ
ロッドを押込み位置から突出位置に移動可能となし、こ
の突出位置から前記プッシュロッドを押込み位置へ移動
する過程で、前記伝達ピンを前記駆動板に当接させて前
記イジェクトアームを回動することにより、ICカード
を排出するように構成した。
【0008】このような構成により、ICカードの挿着
時はプッシュロッドを押込み位置から突出させてICカ
ードを排出できるが、ICカードの非挿着時はプッシュ
ロッドが押込み位置から突出しないように保持されるた
め、イジェクト動作の操作性を向上させることができ、
しかも、イジェクト機構をフレームの外側面とプッシュ
ロッドに集約的に配設することができるため、イジェク
ト機構を簡略化してICカード用コネクタ装置の小型化
に対向させることができる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るICカード用コネクタ装置にICカ
ードが挿着された状態を示す平面図、図2は該コネクタ
装置からICカードを離脱させた直後の状態を示す平面
図、図3はイジェクト機構の平面図、図4は該イジェク
ト機構の分解斜視図、図5はハート型カム溝の説明図、
図6は該ハート型カム溝のカム面を示す展開図、図7は
イジェクト機構の動作説明図である。
【0010】図1と図2に示すように、実施例に係るI
Cカード用コネクタ装置は、ICカード1内のソケット
コンタクトに接続させるための多数本のピンコンタクト
(いずれも図示せず)を所定の配列で圧入固定してなる
ピンハウジング2と、このピンハウジング2の左右両側
に固定され、挿抜時のICカード1を幅方向両側からガ
イドする一対のフレーム3と、一方のフレーム3に取着
されたプッシュロッド4と、ピンハウジング2に軸支さ
れたイジェクトアーム5と第1および第2の回動アーム
6,7等によって主に構成されており、プッシュロッド
4とイジェクトアーム5間に後述するイジェクト機構が
介設されている。
【0011】前記ピンハウジング2には所定の間隔を存
して第1の支軸8と第2の支軸9が設けられており、第
1の支軸8にイジェクトアーム5の一端が回転自在に支
承されている。このイジェクトアーム5には連結孔5a
と係合部5bが形成されており、係合部5bはフレーム
3の外方へ突出している。第1の回動アーム6も第1の
支軸8に回転自在に支承されており、ICカード1を押
し出すための爪片6aと、イジェクトアーム5の連結孔
5a内に突出する舌片6bとが形成されている。第2の
回動アーム7は第2の支軸9に回転自在に支承されてお
り、ICカード1を押し出すための爪片7aと、イジェ
クトアーム5の連結孔5a内に突出する舌片7bとが形
成されている。
【0012】前記イジェクト機構の構成を図3〜図6に
基づいて詳述すると、実施例に示すコネクタ装置は、両
フレーム3の内側面に形成された上下2段のガイド溝3
aに沿って2枚のICカード1を挿着可能で、これら両
ICカード1を排出する2本のプッシュロッド4を具備
しているが、両プッシュロッド4の機能や構成は基本的
に同じであるため、以下、一方のプッシュロッド4とそ
のイジェクト機構について説明する(図4も一方のみを
図示している)。
【0013】前記プッシュロッド4は一端に摘み4aを
有し、一方のフレーム3の外側面に設けられた突部3b
により、ICカード1の挿抜方向(図3の矢印イ,ロ方
向)に沿って往復移動できるように保持されている。プ
ッシュロッド4はコイルばね10によってICカード1
の抜き取り方向(図3の矢印ロ方向)へ常時付勢されて
いるが、ストッパ片4bがフレーム3に固定された取付
金具11と当接することにより、同方向への移動量は図
3の突出位置に規制されている。プッシュロッド4の孔
4cに伝達ピン12の後端部が回転可能に支承されてお
り、この伝達ピン12の先端にL字状に折り曲げられた
作動部12aが形成されている。また、プッシュロッド
4に付勢手段としての板ばね13が係止されており、こ
の板ばね13の自由端側に押圧片13aが形成されてい
る。この押圧片13aはプッシュロッド4の移動方向に
対して斜めに交差する直線で折り曲げられており、伝達
ピン12は押圧片13aの板面に弾接してフレーム3の
外側面に対し斜め方向へ付勢されている。
【0014】前記フレーム3の外側面にはハート型カム
溝14が刻設されており、伝達ピン12の作動部12a
は押圧片13aからの弾性力を受けてこのカム溝14と
係合している。図5と図6に示すように、このカム溝1
4は高さの異なる複数のカム面A〜Dを有し、プッシュ
ロッド4の往復動作に伴って伝達ピン12の作動部12
aがこれらカム面A〜D上を図5の矢印方向へ循環す
る。ただし、カム溝14のロック部であるカム面Bは同
一高さに設定されており、このカム面Bは隣接するカム
面Aより高いがカム面Cより低く設定されている。ま
た、フレーム3の外側面には駆動板15がICカード1
の挿抜方向に沿って往復移動できるように保持されてお
り、この駆動板15には板面に対して直角に折り曲げら
れた受部15aが形成されると共に、係合孔15bと先
端を斜めにカットした規制部15cとが形成されてい
る。受部15aはフレーム3の外側面に刻設された長溝
3cに挿入されており、この長溝3cとカム溝14のカ
ム面Cとは直線的に連続している。前記イジェクトアー
ム5の係合部5bはフレーム3を挿通して駆動板15の
係合孔15bと係合しており、イジェクトアーム5に連
動して駆動板15の受部15aが長溝3cとカム面Cと
の間を往復移動すると共に、駆動板15の規制部15c
がカム面Bの一部に対して出入する。
【0015】このように構成されたコネクタ装置におい
て、ICカード1が挿着されていない場合、プッシュロ
ッド4は図3の矢印イ方向へ押し込まれて同図の押込み
位置に保持されている。この時、図7の(a)に示すよ
うに、伝達ピン12の作動部12aはカム溝14のカム
面Bと係止しており、プッシュロッド4はコイルばね1
0の引張力とカム面Bに係止する伝達ピン12とにより
押込み位置に安定的に保持される。かかるICカード1
の非挿着時に、駆動板15の規制部15cはカム溝14
のカム面Bから後退しており、伝達ピン12の作動部1
2aは板ばね13の押圧片13aによって循環方向と逆
向きに付勢されているため、押込み位置に保持されたプ
ッシュロッド4が前方へ押し込まれると、図7の(b)
に示すように、作動部12aはカム面B内をカム面C方
向へ移行し、カム面Bの高さはカム面Cより低いため、
作動部12aはロック部であるカム面Bから外れること
なく係合状態が維持される。したがって、ICカード1
の非挿着状態でプッシュロッド4が誤って押し込まれた
としても、プッシュロッド4を突出させることなく押し
込み位置に保持させておくことができる。
【0016】一方、ICカード1をフレーム3のガイド
溝3aに沿って挿入していくと、ピンハウジング2へ向
かうICカード1が第1および第2の回動アーム6,7
の爪片6a,7aを押し込みながら、自身のソケットコ
ンタクトにピンハウジング2のピンコンタクトを圧入さ
せていくので、ICカード1を所定量挿入することによ
り、該ICカード1が各ピンコンタクトと確実に接続す
る挿着完了状態となる。その際、第1の回動アーム6と
第2の回動アーム7はそれぞれ第1の支軸8と第2の支
軸9を回転軸として互いに逆向きに回転し、これら回動
アーム6,7の回転が舌片6b,7bと連結孔5aの連
結部分を介してイジェクトアーム5へ伝達されるので、
イジェクトアーム5は第1の支軸8を回転軸として回転
し、それに連動して駆動板15がカム溝14の方向へ移
動する。これにより、図7の(c)に示すように、駆動
板15の受部15aが長溝3cからカム面Cへと移動す
ると共に、駆動板15の規制部15cがカム面Bの一部
を塞ぐように移動するが、伝達ピン12の作動部12a
はカム面Bと係止したままであるため、ICカード1の
接続中にプッシュロッド4は押込み位置に保持されたま
まとなる。
【0017】このようにして挿着されたICカード1を
コネクタ装置から排出させる場合は、まず、押込み位置
に保持されたプッシュロッド4を前方へ押し込み、図1
に示すように、プッシュロッド4の摘み4aを突出位置
まで突出させる。この場合、前述したようにカム面Bの
一部が駆動板15の規制部15cによって塞がれている
ため、押込み位置にあるプッシュロッド4を図3の矢印
イ方向へ押し込むと、図7の(d)に示すように、伝達
ピン12の作動部12aはカム面Bからカム面Aへ移行
する。その結果、作動部12aはコイルばね10の引張
力によりカム面Aからカム面Dを経てカム面Cへと移行
するため、図7の(e)に示すように、カム面C内で作
動部12aが駆動板15の受部15aと対峙し、プッシ
ュロッド4は図3の矢印ロ方向へ移動して突出位置まで
突出する。
【0018】このようにプッシュロッド4を突出位置ま
で突出させた後、プッシュロッド4の摘み4aを図3の
矢印イ方向へ押し込むと、図7の(f)に示すように、
伝達ピン12の作動部12aがカム溝14のカム面Cを
経てカム面Bに係止されるため、プッシュロッド4は再
び押込み位置に保持される。その際、伝達ピン12の作
動部12aがカム面Cを移行する過程で、作動部12a
が駆動板15の受部15aに当接してこれを押圧するた
め、駆動板15に係合されたイジェクトアーム5が回転
し、この回転に伴って第1および第2の回動アーム6,
7の爪片6a,7がICカード1の前面両端部を離脱方
向へほぼまっすぐに押圧し、図2の2点鎖線で示すよう
に、ICカード1のソケットコンタクトとピンハウジン
グ2のピンコンタクトの圧入が解除される。したがっ
て、この状態でICカード1の手前側を手指でつまんで
引き抜くことにより、ICカード1をコネクタ装置から
簡単に排出することができる。
【0019】図8は付勢手段として用いられる板ばねの
変形例であり、この板ばね13はプッシュロッド4の移
動方向に対して直交する直線で折り曲げられた押圧片1
3bを有し、押圧片13bの先端は斜めにカットされて
いる。このような板ばね13を用いると、板ばね13の
板面に対して押圧片13bを直角に折り曲げれば良いた
め、板ばね13を簡単に加工することができ、押圧片1
3bの傾斜する先端を伝達ピン12に弾接することによ
り、伝達ピン12を循環方向とは逆向きに付勢すること
ができる。
【0020】なお、上記実施例では、2枚のICカード
が挿着可能なコネクタ装置を例示して説明したが、本発
明は1枚または3枚以上のICカードが挿着可能なコネ
クタ装置にも同様に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】フレームに形成したハート型カム溝内を伝
達ピンが一方向へ循環することにより、プッシュロッド
を押込み位置と突出位置に保持可能となし、ICカード
の挿着に連動して移動する駆動板と伝達ピンを所定方向
へ付勢する付勢手段との協働により、ICカードが挿着
されている時だけ伝達ピンの循環方向への移動を許容
し、ICカードが挿着されていない時は伝達ピンをハー
ト型カム溝のロック部から外れないように構成ると、I
Cカードの挿着時はプッシュロッドを押込み位置から突
出させてICカードを排出できるが、ICカードの非挿
着時はプッシュロッドが押込み位置から突出しないよう
に保持されるため、イジェクト動作の操作性を向上させ
ることができ、しかも、イジェクト機構をフレームの外
側面とプッシュロッドに集約的に配設することができる
ため、イジェクト機構を簡略化してICカード用コネク
タ装置の小型化に対向させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るICカード用コネクタ
装置にICカードが挿着された状態を示す平面図であ
る。
【図2】該コネクタ装置からICカードを離脱させた直
後の状態を示す平面図である。
【図3】該コネクタ装置に備えられるイジェクト機構の
平面図である。
【図4】該イジェクト機構の分解斜視図である。
【図5】ハート型カム溝の説明図である。
【図6】該ハート型カム溝のカム面を示す展開図であ
る。
【図7】図3のイジェクト機構の動作説明図である。
【図8】板ばねの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ピンハウジング 3 フレーム 3a ガイド溝 3c 長溝 4 プッシュロッド 5 イジェクトアーム 5a 係合部 6 第1の回動アーム 7 第2の回動アーム 10 コイルばね 12 伝達ピン 12a 作動部 13 板ばね 13a,13b 押圧片 14 ハート型カム溝 15 駆動板 15a 受部 15b 係合孔 15c 規制部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードのソケットコンタクトに接続
    される多数本のピンコンタクトと、挿着されたICカー
    ドを排出する回動可能なイジェクトアームと、内側面に
    ICカードの挿抜用ガイド溝が形成され、外側面にロッ
    ク部を有するハート型カム溝が形成されたフレームと、
    前記フレームに往復動可能に保持され、前記ICカード
    の排出方向へ弾性付勢されたプッシュロッドと、前記プ
    ッシュロッドの往復動作に伴って前記ハート型カム溝内
    を一方向へ循環する伝達ピンと、前記伝達ピンを循環方
    向とは逆向きに付勢する付勢手段と、前記イジェクトア
    ームに係合され、前記フレームに沿って往復動可能な駆
    動板とを備え、 ICカードの非挿着時は、前記伝達ピンを前記付勢手段
    によって前記ハート型カム溝のロック部に係合させるこ
    とにより、前記プッシュロッドを押込み位置に保持し、 ICカードの挿着時は、前記駆動板の一部を前記ロック
    部内に延出させて前記伝達ピンを前記ハート型カム溝の
    循環方向へ移動することにより、前記プッシュロッドを
    押込み位置から突出位置に移動可能となし、この突出位
    置から前記プッシュロッドを押込み位置へ移動する過程
    で、前記伝達ピンを前記駆動板に当接させて前記イジェ
    クトアームを回動することにより、ICカードを排出す
    るように構成したことを特徴とするICカード用コネク
    タ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6652301B2 (en) 2001-12-28 2003-11-25 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Ejector mechanism for card connector
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