JP2000123921A - カード用電気コネクタ - Google Patents

カード用電気コネクタ

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JP2000123921A JP10294338A JP29433898A JP2000123921A JP 2000123921 A JP2000123921 A JP 2000123921A JP 10294338 A JP10294338 A JP 10294338A JP 29433898 A JP29433898 A JP 29433898A JP 2000123921 A JP2000123921 A JP 2000123921A
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    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/633Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの誤脱防止のために機器の前面から押
釦等の突出量を極力小さくさせることのできるカード用
電気コネクタを提供することを目的とする。 【解決手段】 押釦4は、イジェクトバー2の長手方向
にスロットから突出する操作位置からこれよりも前方に
て直角方向をなす待機位置まで回動可能に、イジェクト
バー2の後端部に設けられた被圧部3と連結され、カー
ドの後端に係止してカードの抜けを阻止する爪状の係止
部9を一端側に有する係止部材8が設けられ、該係止部
9がカードの挿抜を可能とする解放位置と抜出を阻止す
る係止位置との間で移動可能となっており、押釦と係止
部材は、押釦が操作位置にあるときに係止部材が解放位
置にあり、押釦が待機位置にあるときには係止部材が係
止位置にあるように、互に協働して接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカード等のカ
ードを機器内のコネクタ本体と接続するためのカード用
電気コネクタの技術分野に属し、特にカードの挿入使用
時における不用意な抜けを防止する機構を備えたカード
用電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカード用電気コネクタは、必要
時にカードを抜出するための離脱機構を備えている。こ
の離脱機構は、操作者が機器内に向けて前方へ押圧する
イジェクトバーと、押し込まれたイジェクトバーからの
力を受けると共にその方向を変換してカードを抜出方向
に押し出すイジェクトレバーとを有している。
【0003】上記イジェクトバーは、機器の操作外面か
ら突出する押釦が接続されていて、操作者はこの押釦を
押すことによりイジェクトバーを操作できる。押釦は上
記機器の操作外面から突出しているため、不用意に誤っ
て押釦に触れて、使用中のカードが抜出されてしまうと
いうこともある。そこで、これを防止するための手段が
いくつか提案されている。
【0004】特開平7−335317には、そのための
誤脱防止装置が開示されている。この装置は添付図面の
図7及び図8に示すごとくである。図7(A)におい
て、イジェクトバー51は、カード抜出時に矢印52方
向に押圧され、そのために後端の被圧部53に押釦54
が取りつけられている。該押釦54は被圧部33に対し
て横方向に可動であり、カードの挿入完了時には図7
(B)のごとく横方向に移動されてカードCの後縁にほ
ぼ当接する係止位置にきてカードCの不用意な抜出を防
止する。
【0005】上記特開平7−335317には、回動す
る押釦も開示されている。図5のように、イジェクトバ
ーの被圧部55に対してピン56にて回動可能な押釦5
7が取りつけられている。押釦57はカードの挿抜時に
は図8(A)のように被圧部55と平行となるように位
置し、カードの挿入完了時には図8(B)のように回動
されて横方向となり位置にくる。この係止位置で、カー
ドの抜出を阻止する。又、図示の例では、被圧部55に
ロック孔55A,55Bが、そして押釦にロック突起5
7A,57Bが設けられていて、ロック孔55Aにロッ
ク突起57Aが、そしてロック孔55Bにロック突起5
7Bがそれぞれ係止して、図8(A)さらには図8
(B)の位置を維持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前出の特開平7−33
5317では、押釦をイジェクトバーの操作位置へ移動
するだけで、カードが自由に挿抜可能な解放位置にもた
らすことができる。
【0007】しかしながら、カードの抜出を防止する係
止位置にあるときには、押釦がカードの後端縁に近接し
て位置するために、機器の操作外面から該押釦が突出し
てしまうこととなる。押釦は操作者が指で押すことので
きる大きさが必要であり、それをカードの後端縁の位置
にもたらすということは、その突出の量も大きいことを
意味する。この押釦の突出は、機器の小型化の要請に反
し、又機器の使用中に、誤って押釦に触れて押釦を操作
位置にもたらしてしまい誤動作を惹起する可能性もあ
る。
【0008】本発明は、かかる点を改善し、カードの誤
脱防止を図れると共に、機器の小型化に応えて不使用時
の押釦の位置を使用時の位置に対して没した前方位置へ
の移動ができるようなカード用電気コネクタを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカード用電
気コネクタは、ハウジングのスロット内に挿入されてコ
ネクタ本体に接続されたカードを該コネクタ本体から抜
出するための離脱機構を備えている。そして、該離脱機
構は抜出操作のためのイジェクトバー及び該イジェクト
バーを後端側で前方に向け押すための押釦を有してい
る。
【0010】かかる電気コネクタにおいて、本発明で
は、押釦は、イジェクトバーの長手方向にスロットから
突出する操作位置からこれよりも前方にて直角方向をな
す待機位置まで回動可能な状態で、イジェクトバーの後
端部に設けられた被圧部と連結されている。
【0011】本発明はさらに係止部材を備えており、該
係止部材は、カードの後端に係止してカードの抜けを阻
止する爪状の係止部を一端側に有している。該係止部材
は、係止部がカードの挿抜を可能とする解放位置と抜出
を阻止する係止位置との間で移動可能となっている。
【0012】上記押釦と係止部材は、押釦が操作位置に
あるときに係止部材が解放位置にあり、押釦が待機位置
にあるときには係止部材が係止位置にあるように、互に
協働して接続されている。
【0013】このような構成の本発明の電気コネクタに
あっては、カードの挿抜時には押釦を操作位置に突出す
るように設定すると、該押釦と協働する係止部材の係止
部は自動的に解放位置にきて、カードの挿抜が可能とな
る。次に、カードの挿入完了時に、押釦を待機位置まで
回動すると、該押釦と協働する係止部材は、係止部が係
止位置にきてカードの抜出を阻止する。このとき、押釦
は待機位置への回動により前方へ移動するので突出部分
がなくなるかもしくはその突出量がきわめて小さくな
る。また、係止部は、きわめて単純な部材でよいので、
例えばカードの前端縁に係止する板状の爪部材等で形成
可能となりその突出量はきわめて小さい。
【0014】本発明において、係止部材は回動レバーと
して形成され、他端部が回動軸を介して被圧部又は押釦
と回動自在に連結され、該係止部材と押釦とは、互の回
動を許容し連結される軸部と長孔で協働可能となってい
るようにすることができる。
【0015】又、本発明において、押釦と係止部材とは
カード面に対して直角な方向の軸線まわりに回動可能で
あり、その回動方向が逆方向とすることができる。
【0016】さらに、係止部材は、上記回動レバーの形
態によらず、該係止部材は弾性を有する部材とし、他端
が被圧部又はハウジングに対して固定された部材に固定
され、押釦が待機位置へ移動する際に中間部で押釦の一
部により押圧されて係止位置に向けて弾性撓み変形可能
とするように形成することも可能である。こうすること
により構造の簡単化を図れる。
【0017】又、本発明におい、押釦は、操作位置そし
て待機位置のいずれか一方を維持し、所定値以上の回動
力を受けたときにのみ他方の位置へ移動可能とするロッ
ク機構を有していることが好ましい。
【0018】上記ロック機構は、例えば、押釦に設けら
れた可動子と該可動子をイジェクトバーの被圧部に向け
付勢するばねを備え、押釦の回動時に可動子が被圧部の
第一被圧面と第二被圧面とを摺動可能となっており、第
一被圧面から第二被圧面への移行部で可動子が最大付勢
力を受けるようになっていることによって実現できる。
【0019】
【発明実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図3に
もとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0020】図1(A)ないし(C)は本発明の一実施
形態装置を示す装置主要部の平面図で、(A)は押釦が
操作位置、(C)は待機位置にあるときをそれぞれ示
し、(B)はそれらの中間位置にあるときを示してい
る。又、図2(A)ないし(C)は、図1(A)ないし
(C)にそれぞれ対応した状態で、紙面に平行な面での
断面を示している。
【0021】図1(C)及び図2(C)において、カー
ドCは金属板を屈曲成形して作られたカードケース1に
挿入されており、該カードCは該カードケース1の前方
部分(図にて図示されていない上方部分)にてコネクタ
本体と接続可能となっている。上記カードケース1の側
方には、該カードケース1の側縁に近接して厚目の金属
板を帯状に成形されたイジェクトバー2が配設されてお
り、その長手方向となる前後方向(図にて上下方向)に
可動となっている。該イジェクトバー2の後端側は一部
クランク状に屈曲成形されていてその後部にブロック状
の樹脂製の被圧部3が一体にモールド成形されている。
この被圧部3はカード側に被案内部3Aが設けられてい
て、イジェクトバー2の移動時にカードケース1の側縁
にて案内される。
【0022】上記被圧部3の後端部には、樹脂製の押釦
4が回動自在に連結されている。図示の形態にあって
は、この連結は、押釦4に設けられた紙面に直角方向の
軸部4Aと、被圧部3に形成された長孔3Bとの係合に
よってなされている。
【0023】上記押釦4は、図2(C)に見られるよう
に、内部に上記軸部4A側に開口せる筒状の凹所5が形
成されていて、ここにピストン状の可動子6が収められ
ている。該可動子6は頭部6Aと柱部6Bとを有してい
る。上記凹部5内には圧縮ばね7が収められていて、そ
の一部が上記可動子6の柱部6Bの周囲にあり、該ばね
7の一端で頭部6Aを上記被圧部3へ圧している。この
頭部6Aは被圧部3の後端縁の被圧面3C,3D,3E
に当接しながら上記押釦4が回動するが、この連続せる
三つの被圧面3C,3D,3Eのうち、移行部たる中間
の被圧面3Dが他の被圧面3C,3Eにくらべて軸部4
Aから遠い距離位置している。すなわち、図2(B)に
示されるように、可動子6は、頭部6Aが中間の被圧面
3Dに当接しているときにはね7を一番圧縮するので、
該ばね7から最大付勢力を受ける。したがって、押釦4
が操作位置にあって上記頭部6Aが被圧面3Eと接触し
ている状態、そして押釦4が待機位置にあって上記頭部
6Aが被圧面3Bと接触している状態は、押釦4が上記
最大付勢力以上の力でばね7に抗することのできる所定
値以上の回動力を受けない限り、そのままその位置が維
持されるので上記可動子6(頭部6A)、ばね7、そし
て被圧面3C,3D,3Eはロック機構を構成する。
【0024】又、上記押釦4は、開放位置まで回動した
ときに(図1(A),図2(A)参照)、カード側とな
る側面の端部と中間部に突出部4B,4Cを有し、両突
出部4B、4Cの間に窪部4Dが形成されているので該
窪部4Dに係止部9が収められる。
【0025】上記イジェクトバー2の被圧部3と押釦4
には回動レバーをなす係止部材8が連結されている。該
係止部材8は金属板を曲げ加工して作られており、図1
(C)及び図2(C)において紙面に平行な上板部8
A、そして下板部8B、さらに両者をその一端で連結せ
る紙面に直角な連結部8Cを有し、全体として「コ」字
状をなして側方に開口しており、上記上板部8Aと下板
部8Bとの間にカードCの角部分が収まる空間を形成し
ている。又、係止部材8は、図1(A)及び図2(A)
に示される位置へ回動したときには、上記空間に被圧部
3の後部と押釦4が収まるようになる。かかる係止部材
8は上記一端側の連結部8Cにつながり爪状の係止部9
を有しており、他端側では回動軸10により被圧部3に
対して回動自在に連結されている。上記係止部は連結部
そのものであってもよい。さらに、該係止部材8は中間
部に長孔8Dが形成されていて、ここで軸部11により
押釦4と連結されている。この長孔8Dと軸部11は、
係止部材8の軸10まわりの回動を許容しつつ、該係止
部材8と押釦4とのリンク結合を可能としている。
【0026】次に、図1(A)〜(C)及び図2(A)
〜(C)を参考しつつ、本実施形態のコネクタの使用要
領を説明する。
【0027】 先ず、図1(A)及び図2(A)に示
されるように、押釦4をイジェクトバー2の被圧部3の
後方延長上にくるような操作位置にもたらす。係止部材
8は長孔8Dにて軸部11により引かれて軸10まわり
に回動して、被圧部3そして押釦4と重なる位置にくる
ようになる。その際、係止部材8の爪状の係止部9は押
釦4の窪部4D内に収まり、カードCの挿抜に障害とは
ならない。かくして、カードCが機器内へ挿入され、機
器内のコネクタ本体と接続されて機器が使用可能な状態
となる。
【0028】 次に、押釦4を図1(B)そして図2
(B)の状態を経て図1(C)そして図1(C)の待機
位置へもたらす。
【0029】 押釦4が待機位置まで回動させると、
該押釦4は軸部11が長孔8Dにて係止部材8を押し、
該係止部材8は回動軸10まわりに時計方向に回動し、
爪状の係止部9がカードCの後端縁に至近した位置にき
てカードCの後退を阻止する。かくして、カードCの抜
出は、押釦4を図1(A)そして図2(A)の操作位置
へ戻さない限り不可となる。
【0030】さらに、係止部9は爪状で小さいのでカー
ドの後端縁からの突出量はきわめて小さく、又、押釦4
も後方への突出量がきわめて小さい。かくして、機器の
操作外面には突出物がなくなり、機器の使用時に不用意
に押釦に触れてカードが抜出される等の虞れはなくな
る。
【0031】 上記押釦4は、図1(A)そして図2
(A)の操作位置、図1(C)そして図2(C)の待機
位置が、所定値以上の回動力を受けない限り維持され
る。既述のごとく、押釦4が図2(B)の中間回動位置
にあるときに、ばね7から最大付勢力を受けているの
で、押釦4は図2(A)の操作位置と図2(C)の待機
位置のいずれかに移動して安定しようとする。又、位置
の変更には、上記最大付勢力に抗した回動力を必要とす
る。かくして、押釦4は所定値以上の回動力を受けない
かぎりいずれか一方の位置に維持される。
【0032】又、本実施形態では、第1図(C)の待機
位置から第1図(B)の中間回動位置へ移行する際にお
いて、軸部11が回動軸10を中心として移動する軌跡
の開始方向を、係止部9にカードから加わる力の方向
(後方への力)と異なる方向(好ましくは逆向きの方
向)としたので、カードCが後方に移動した際に、係止
部9がカードCに後方に押されても操作位置へ戻らない
ようになっている。
【0033】本実施形態において、係止部材は他端部が
イジェクトバーの被圧部と回動自在に連結されていた
が、これには限定されない。例えば図3には二通りの実
施形態を組み合わせたものが、示されている。一つの実
施形態は押釦で係止部材を押圧移動させるものであり、
図3(C)のごとく、係止部材8が横方向に延びる長孔
8Dにて軸11により押釦4と連結されかつ図示せぬ手
段により右方に付勢されていて、該係止部材8が腕部1
2にて押釦4の腕部13により左方に圧せられるように
することができる。この場合、押釦4が図3(A)の操
作位置にあるときには、上記腕部12,13は離れてい
るが、押釦4を、待機位置へ向け図3(B)の状態を経
て図3(C)の位置へ回動するときには、上記押釦4の
腕部13が係止部材8の腕部12を圧して、係止部材8
は付勢力に抗して左方に移動し、係止部9がカードの後
端縁位置にくるようになる。
【0034】更にもう一つの実施形態は、押釦4と係止
部材8との連結をカム機構でおこなうものであり、この
場合、例えば、第3図(A)〜(C)に二点鎖線で示さ
れているごとく、押釦4にカム機構4Eを設け、係止部
材8に突部8Eを設け、溝部内に突部が位置するように
組み合わせることでカム機構をなし、押釦4を操作状態
から待機状態へ操作すると、溝4Eによって突部8Eが
案内されて係止部材8が左方に移動し係止部9がカード
の後端縁位置にくるようにすることも可能である。
【0035】係止部材は軸部に支持されて回動するもの
でなくとも、弾性撓みを可能とする部材でもよい。他の
実施形態として示す図4(C)において、板ばね状の係
止部材14の一端側に爪状の係止部14Aを有し、該係
止部材14の他端側が一体モールド成形によりイジェク
トバー2の被圧部3に固定保持されている。押釦4は、
図3の場合と同様に、腕部13を有し、上記係止部材1
4は、常時、腕部13に圧せられて付勢力を得ている。
【0036】かかる本実施形態では、押釦4が図4
(A)の操作位置にあるときには、上記係止部材14は
その付勢力が弱まる方向に押釦4の側面に接面しながら
その撓み量を小さくする。したがって、それに伴い該係
止部材14の係止部14Aは、カードCの後端縁位置か
ら外れて右方へ移動する。その結果、カードCの挿抜は
自在となる。
【0037】次にカードCの挿入完了後には、押釦4は
図4(B)の状態を経て図4(C)の待機位置まで回動
される。すると、押釦4の回動に伴い、腕部13により
係止部材14は、その撓みを大きくするように左方に変
位し、係止部14AがカードCの後端縁の位置にきてカ
ードCの抜けを防止する。この場合、係止部材にはカー
ドとの干渉を回避するための窓部や切欠き等が形成され
ている必要がある。
【0038】なお、本実施形態においても、押釦が操作
位置そして待機位置をそれぞれ維持するための既述のロ
ック機構を有していることが望ましい。
【0039】上記係止部材14はその他端部の固定がイ
ジェクトバー2の被圧部3である必要はない。例えば、
上記係止部材14の他端部は、図5のようにハウジング
に対して固定位置にあるカードケース1に対して固定さ
れていてもよい。あるいは、該係止部材の周辺にあるほ
かの部材でもよい。
【0040】又、撓み変形を生ずるこの形式の係止部材
は、押釦4によって直接圧せられる必要はない。例え
ば、図6のごとく係止部材14と押釦とを結ぶリングレ
バー状の連結部材15によって係止部材14を作動させ
てもよい。その場合、連結部材15には一方の連結部に
長孔をもつようにして自由度を与える必要がある。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上のごとく、カードの離脱
機構の押釦を操作位置から待機位置へ向け収めるように
前方に回動移動させ、この押釦の回動に伴ってカードの
後端縁に係止する爪状の係止部をもつ係止部材を連動さ
せることとしたので、押釦が待機位置にあるときには、
係止部が小さく作られるために押釦及びその周辺は後方
に突出する量がきわめて小さくなり、不用意に押釦に触
れてしまい、使用中のカード抜出といった不都合な事態
が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態装置の主要部を示す平面図
で、(A)は押釦が操作位置にあるとき、(B)は中間
位置にあるとき、(C)は待機位置にあるときを示す。
【図2】図1装置の断面図で、(A),(B),(C)
は図1の(A),(B),(C)にそれぞれ対応した状
態を示す。
【図3】図1装置の変形例を示す平面図で、(A),
(B),(C)は図1の(A),(B),(C)にそれ
ぞれ対応した状態を示す。
【図4】本発明の他の実施形態装置の主要部を示す平面
図で、(A)は押釦が操作位置にあるとき、(B)は中
間位置にあるとき、(C)は待機位置にあるときを示
す。
【図5】図4装置の変形例を示す平面図である。
【図6】図4装置の他の変形例を示す平面図である。
【図7】従来装置を示す斜視図であり、(A)は押釦が
操作位置にあるとき、(B)は待機位置にあるときを示
す。
【図8】他の従来装置を示す斜視図であり、(A)は押
釦が操作位置にあるとき、(B)は待機位置にあるとき
を示す。
【符号の説明】
2 イジェクトバー 3 被圧部 3B (第一)被圧面 3C 移行部(被圧面) 3D (第二)被圧面 3B,3C,3D,6,7 ロック機構 4 押釦 8 係止部材 8D 長孔 9 係止部 10 回動軸 11 軸部 14 係止部材 14A 係止部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングのスロット内に挿入されてコ
    ネクタ本体に接続されたカードを該コネクタ本体から抜
    出するための離脱機構を備え、該離脱機構が抜出操作の
    ためのイジェクトバー及び該イジェクトバーを後端側で
    前方に向け押すための押釦を有しているものにおいて、
    押釦は、イジェクトバーの長手方向にスロットから突出
    する操作位置からこれよりも前方にて直角方向をなす待
    機位置まで回動可能に、イジェクトバーの後端部に設け
    られた被圧部と連結され、カードの後端に係止してカー
    ドの抜けを阻止する爪状の係止部を一端側に有する係止
    部材が設けられ、該係止部がカードの挿抜を可能とする
    解放位置と抜出を阻止する係止位置との間で移動可能と
    なっており、押釦と係止部材は、押釦が操作位置にある
    ときに係止部材が解放位置にあり、押釦が待機位置にあ
    るときには係止部材が係止位置にあるように、互に協働
    して接続されていることを特徴とするカード用電気コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 係止部材は回動レバーとして形成され、
    他端部が回動軸を介して被圧部又は押釦と回動自在に連
    結され、該係止部材と押釦とは、互の回動を許容し連結
    される軸部と長孔で協働可能となっていることとする請
    求項1に記載のカード用電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 押釦と係止部材とはカード面に対して直
    角な方向の軸線まわりに回動可能であり、その回動方向
    が逆方向であることとする請求項1又は請求項2に記載
    のカード用電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 係止部材は弾性を有し、他端が被圧部又
    はハウジングに対して固定された部材に固定され、押釦
    が待機位置へ移動する際に中間部で押釦の一部により押
    圧されて係止位置に向けて弾性撓み変形可能となってい
    ることとする請求項1に記載のカード用電気コネクタ。
  5. 【請求項5】 押釦は、操作位置そして待機位置のいず
    れか一方を維持し、所定値以上の回動力を受けたときに
    他方の位置へ移動可能とするロック機構を有しているこ
    ととする請求項1ないし請求項4のうちの一つに記載の
    カード用電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 ロック機構は、押釦に設けられた可動子
    と該可動子をイジェクトバーの被圧部に向け付勢するば
    ねを備え、押釦の回動時に可動子が被圧部の第一被圧面
    と第二被圧面とを摺動可能となっており、第一被圧面か
    ら第二被圧面への移行部で可動子が最大付勢力を受ける
    ようになっていることとする請求項5に記載のカード用
    電気コネクタ。
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