JP4165177B2 - 印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体 - Google Patents

印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP4165177B2
JP4165177B2 JP2002304727A JP2002304727A JP4165177B2 JP 4165177 B2 JP4165177 B2 JP 4165177B2 JP 2002304727 A JP2002304727 A JP 2002304727A JP 2002304727 A JP2002304727 A JP 2002304727A JP 4165177 B2 JP4165177 B2 JP 4165177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing ink
ink binder
ink composition
polyurethane resin
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002304727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004137406A (ja
Inventor
陽子 福内
修 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2002304727A priority Critical patent/JP4165177B2/ja
Publication of JP2004137406A publication Critical patent/JP2004137406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4165177B2 publication Critical patent/JP4165177B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基材に対して優れた接着力を有し、耐候性および柔軟性に優れた塗膜が得られるポリウレタン樹脂系印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ポリエチレンテレフタレートをはじめ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、塩ビ、セロファン等のプラスチックフイルムや、アルミ箔などの金属箔等に対する印刷インキ用バインダーとして、ポリウレタン樹脂系印刷インキ用バインダーが使用されているものの、その接着力は必ずしも充分ではなかった。特に、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムや二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、優れた機械的特性や透明性、衛生性等を有するため、包装材料や表示材料、合成紙等で近年多用されているが、これらフィルムに対して良好な接着力を有するポリウレタン樹脂系印刷インキ用バインダーは未だ見出されていないのが現状である。
【0003】
また、一般にポリエステル系のポリウレタン樹脂系印刷インキバインダーは、ポリエーテル系のポリウレタン樹脂系印刷インキバインダーに比べて接着力には優れているものの、反面、耐加水分解性を要求される用途では制限を受けているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等はかかる現状に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、印刷インキ組成物とした場合に耐加水分解性、溶液安定性、顔料分散性が優れているとともに、プラスチックフイルム、プラスチック成形品、金属、ゴム等に対する優れた接着力を有し、耐候性および柔軟性に優れた塗膜が得られる印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意検討を行なった結果、ビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンとが特定の組成比および重合度で重合されたポリカプロラクトンポリオールをポリウレタン原料として使用したポリウレタン樹脂系印刷インキバインダーが、印刷インキ組成物とした場合に優れた耐加水分解性、溶液安定性を有し、得られる塗膜が優れた基材との接着力、耐候性、機械的強度を有することを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
即ち、本発明の要旨は、ポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物との反応で得られるポリウレタン樹脂からなる印刷インキバインダーにおいて、該ポリヒドロキシ化合物として、ビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンがモル比1:2〜1:45で重合された、数平均分子量500〜5000のポリカプロラクトンポリオールを含有することを特徴とする印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の印刷インキバインダーは、実質的に、分子内に2個以上の水酸基を有するポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物との反応で得られるポリウレタン樹脂からなり、該ポリヒドロキシ化合物は、ビスヒドロキシエチルテレフタレート(以下、BHETと略すことがある)とε−カプロラクトンとを共重合してなるポリカプロラクトンポリオールを含有する化合物である。
【0008】
本発明の印刷インキバインダーは、このようにBHETとε−カプロラクトンとを同一分子中に併せもつポリヒドロキシ化合物をポリウレタン樹脂の構成成分とすることにより、該バインダーを塗膜とした際に、基材に対する良好な接着性および優れた機械的強度を発現することができるものである。
BHETとε−カプロラクトンとのモル比は、通常1:2〜1:45、好ましくは1:3〜1:25、更に好ましくは1:4〜1:7である。BHETに対するε−カプロラクトンのモル比が1:2未満の場合は、得られる塗膜の柔軟性が劣るため好ましくなく、前記モル比が1:45を越える場合は、得られる塗膜の基材に対する接着性が劣るため好ましくない。
【0009】
BHETとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールの数平均分子量は、通常500以上、好ましくは600以上、更に好ましくは700以上であり、通常5000以下、好ましくは3000以下、更に好ましくは1000以下である。数平均分子量が前記範囲未満の場合は得られる塗膜の柔軟性が劣るため好ましくなく、前記範囲を越える場合は得られる塗膜の基材に対する接着性が劣るため好ましくない。
【0010】
前記BHETは、テレフタレート骨格を2〜4程度有するオリゴマー(BHET同士からヒドロキシエチル基が留去された縮合物)を20重量%以下含んでいるものを重合原料として併用することも出来る。前記オリゴマーを20重量%を越えて含んでいるものを重合原料とした場合は、印刷インキバインダーを印刷インキ組成物とした場合に溶剤への溶解性が低下する場合がある。
【0011】
本発明におけるBHETとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールの製造方法は限定されないが、通常、ε−カプロラクトンを開環重合する公知の方法に従い、ε−カプロラクトンおよび重合触媒の存在下、BHETを開始剤グリコールとして開環重合させることによって得ることが出来る。
開環重合には通常、開環反応触媒が使用される。また、ε−カプロラクトンの開環重合中は、得られるポリエステルポリオールの着色等を防止する目的で、反応系内に窒素ガス等の不活性ガスを通じるのが好ましい。開環反応触媒としては、例えばテトラメチルチタネート、テトラエチルチタネート、テトラプロピルチタネート、テトラブチルチタネート等の有機チタン化合物、ジブチルスズジラウレート、オクチル酸スズ、ジブチルスズオキサイド、ジブチルスズアセテート等の有機スズ化合物、塩化第一スズ、臭化第一スズ、ヨウ化第一スズ等のハロゲン化第一スズ化合物が挙げられる。さらに種々の金属のアセチルアセトナート化合物、有機カルボン酸金属塩も用いることができる。触媒の添加量は、反応系全体に対し、通常、0.01〜1000ppmの範囲であり、好ましくは0.1〜100ppmの範囲である。
【0012】
さらに、本発明におけるBHETとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールの製造方法としては、ε−カプロラクトンの単独重合体および/または前記の開環重合によって得られたBHETとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールを溶融し、これにBHETを添加してエステル交換反応を行うことによって製造することもできる。
【0013】
また、本発明におけるBHETとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールには、本発明の効果を損なわない範囲において、前記の開環重合の過程で、あるいはエステル交換反応によって、更に他の成分を1種以上共重合させることもでき、具体的には、β―メチル−δ−バレロラクトンおよびその重合物等が挙げられる。
【0014】
本発明において、ポリヒドロキシ化合物としては、前記のBHETとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールを含有することが必要であるが、他のポリヒドロキシ化合物を併用することも出来る。このような他のポリヒドロキシ化合物としては、通常、数平均分子量50〜10000を有するものであり、一般にポリウレタン樹脂製造用として使用される公知のポリヒドロキシ化合物、例えば低分子グリコール類、ポリエーテルグリコール類、ポリチオエーテルグリコール類、ポリエステルグリコール類、ポリブタジエングリコール類、ケイ素含有ポリオール類、リン含有ポリオール類などが使用可能である。
【0015】
低分子グリコール類としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、N−アルキルジエタノールアミン、ビスフエノールAなどが使用される。更にジメチロールプロピオン酸等のカルボキシル基を有するジオール類あるいはトリメチロールプロパン、グリセロール等の低分子量ポリオール等を使用することも可能である。
【0016】
ポリエーテルグリコール類としては例えば酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフランなどの重合生成物もしくは共重合体等が挙げられる。また前記低分子グリコール類の縮合によるポリエーテルグリコール類、あるいは混合エーテルグリコール類、さらにこれらのポリエーテルグリコール類または前記低分子グリコールに酸化エチレン、酸化プロピレンを付加重合させた生成物も使用することができる。
【0017】
ポリチオエーテルグリコール類としては特にチオグリコール単独又はそれと他のグリコール類との縮合生成物の使用が好適である。
ポリエステルグリコール類としては低分子グリコール類と二塩基酸またはそのエステル誘導体とから脱水縮合、脱アルコール縮合反応等によつて得られるポリエステルグリコール類や、ε−カプロラクトンなどのラクトンを必要により前記の低分子グリコール等を開始剤として開環重合したポリラクトンポリオール類等が挙げられる。
【0018】
また、上記ポリヒドロキシ化合物として三官能以上のポリオールを使用することも可能である。
本発明でポリウレタン樹脂を製造するために用いるポリイソシアネート化合物としては、分子中に2以上のイソシアネート基を有するものであれば限定されるものではないが、脂肪族イソシアネート、脂環族イソシアネート、芳香族イソシアネート等の有機ポリイソシアネート化合物および、これらの有機ポリイソシアネート化合物と多価アルコールとの付加物等を用いることができ、中でもジイソシアネート化合物が特に好適に用いられる。例えば脂肪族イソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンエチルエステルジイソシアネートなどが挙げられる。脂環族イソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ω,ω’−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサンなどが使用できる。芳香族イソシアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフエニルメタンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどを用いることができる。
【0019】
中でも、塗膜に耐候性が要求される用途には、脂肪族ジイソシアネートおよび/または脂環族ジイソシアネートが好ましく、特にイソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ω,ω’−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサンが好ましい。
本発明におけるポリウレタン樹脂の製造には、必要に応じて鎖延長剤を用いてもよく、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヒドラジン、ピペラジン、イソホロンジアミン等のジアミン類などを用いることが出来る。また、前記のポリヒドロキシ化合物を鎖延長剤として使用することも可能である。ポリヒドロキシ化合物を鎖延長剤として使用する場合とは、ポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物との反応で得られるポリウレタン樹脂を生成した後に、更にこれをポリヒドロキシ化合物で鎖延長する場合をいう。これら鎖延長剤を用いることにより、得られる塗膜の機械的強度が良好となる場合がある。
【0020】
さらに、必要により末端停止剤を使用してもよく、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等のモノアルコール、モノエチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン等のモノアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、アミノエチルプロパンジオール等のアルカノールアミン等が挙げられる。末端停止剤を使用することにより、分子量の制御および分子末端に反応性の水酸基等を導入することが出来る。
本発明の印刷インキバインダーとしてのポリウレタン樹脂を製造する方法は、目的とするポリウレタン樹脂の重合度、使用する原料の種類などを考慮して公知の製造法から適宜選ばれる。
【0021】
例えば、通常、イソシアネート基に不活性な溶媒を用い、必要によりウレタン化触媒を用いて、通常10〜150℃、好ましくは20〜130℃の温度範囲で、ポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物とを、ポリヒドロキシ化合物の水酸基に対してイソシアネート基が化学量論的に過剰となるように反応させてイソシアネート基を有するプレポリマーを製造し、次いで前記の鎖延長剤および必要に応じて末端停止剤を用いてポリウレタン樹脂を得る方法、あるいは化学量論的に水酸基が過剰になる配合割合でポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物と必要に応じて鎖延長剤とを同時に反応させて水酸基末端を有するポリウレタン樹脂を得る方法などが挙げられる。更には、ポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物とを反応させてポリウレタン樹脂を得た後、さらにポリイソシアネート化合物で鎖延長し末端水酸基のポリウレタン樹脂を得る方法なども採用することが出来る。前記のイソシアネート基に不活性である溶媒としては特に限定されないが、例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン等が好適に用いられる。
【0022】
又溶媒を用いずにバルク重合を行ない、冷却粉砕等を行うことにより粉末状等として得る方法も採用することが出来る。
前記の、ポリウレタン樹脂を製造する際に必要に応じて用いられる触媒としては、通常のウレタン化反応触媒であるスズ系、鉄系、3級アミン系の触媒が用いられ、例えば、スズ系触媒としてはジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウレート、ジブチルチンジオクトエート、スタナスオクトエート等が、鉄系触媒としては鉄アセチルアセトネート、塩化第二鉄等が、3級窒素系触媒としてはトリエチルアミン、トリエチレンジアミン等があげられる。
【0023】
こうして得られた本発明の印刷インキバインダーとしてのポリウレタン樹脂は、前記ポリカプロラクトンポリオールが、ポリウレタン樹脂全量に対し、好ましくは50重量%以上、更に好ましくは55重量%以上、特に好ましくは60重量%以上含有されていることが好ましい。ウレタン樹脂全量に対するポリカプロラクトンポリオールの含有量が50重量%未満の場合には、得られる塗膜の基材に対する接着性が低下する場合がある。
【0024】
さらに、本発明に用いられるポリウレタン樹脂は、重量平均分子量が通常2000以上、好ましくは5000以上、更に好ましくは1万以上であり、通常10万以下、好ましくは8万以下、更に好ましくは5万以下である。重量平均分子量が前記範囲未満の場合には、これをバインダーとして用いた印刷インキ組成物の乾燥性に劣る場合や、得られる塗膜の耐ブロッキング性、皮膜強度、耐油性等が低下する場合がある。一方、前記範囲を越える場合にはポリウレタン樹脂溶液の粘度が高いために取り扱いが困難になり、得られる塗膜の光沢や表面平滑性が低下する場合や、再溶解性等が低下する場合がある。
本発明の印刷インキ組成物は、前記のポリウレタン樹脂からなる印刷インキバインダー、溶剤、着色剤を必須成分とし、さらに必要に応じて配合される架橋剤、流動性および表面皮膜を改良するための界面活性剤、ワックス、その他添加剤等を適宜配合し、ディスパー、ボールミル、アトライター、サンドミル等の通常の製造装置を用いて分散することにより製造することができる。
【0025】
本発明の印刷インキ組成物は、前記したようにポリウレタン樹脂を溶媒中で製造する場合には、この溶媒をそのまま印刷インキ組成物の溶剤とすることができる。さらには、他の溶剤を添加することにより、印刷インキ組成物を調製してもよい。溶剤を用いずにバルク重合でポリウレタン樹脂を製造した場合は、該ポリウレタン樹脂を溶解することのできる溶剤で溶解することにより、本発明の印刷インキ組成物を構成することができる。
【0026】
本発明の印刷インキ組成物には、必要に応じて従来公知のバインダーや各種の樹脂を副成分として併用することができ、例えば、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン−プロピレン等の塩素化ポリオレフィン、クロルスルフォン化ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体もしくはその塩素化物またはクロルスルフォン化物、マレイン酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂およびその他のポリウレタン樹脂等が挙げられる。これらは、印刷インキ組成物に用いる溶剤に溶解する必要があるが、重量平均粒径が100μm以下の粉末、微粒子状のものであれば、溶剤に溶解しないもの分散状態で用いることもできる。
【0027】
本発明の印刷インキ組成物を構成する着色剤としては、染料、顔料などが好適に用いられるが、中でもベンチジンエロー、ハンザエローおよびレーキロッドR46などの不溶性アゾ、レーキロッドC、カーミン6Bおよびボルドー10などの溶性アゾ、フタロシアニンブルーおよびフタロシアニングリーンなどの銅フタロシアニン系顔料、ローダミンレーキおよびメチルバイオレットレーキなどの塩基性染め付けレーキ、キノリンレーキおよびファストスカイブルーなどの酸性染め付けレーキ、アリザリンレーキなどの媒染々料系顔料、アンスラキノン系、チオインジゴ系およびペリノン系などの建染々料系顔料、シンカシアレッドBなどのキナクリドン系顔料、ジオキサジン・バイオレットなどのジオキサジン系顔料、クロモフタールなどの縮合アゾ系顔料などが挙げられ、無機顔料としては、黄鉛、ジンククロメートおよびモリブデート・オレンジなどのクロム酸塩、紺青などのフェロシアン化合物、チタン白、亜鉛華、マピコエロー、鉄黒、ベンガラおよび酸価クロムグリーンなどの金属酸化物、カドミウムエロー、カドミウムレッドおよび硫化水銀などの硫化物セレン化合物、硫酸バリウムおよび硫化鉛などの硫酸鉛、ケイ酸カルシウムおよび群青などのケイ酸塩、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウムなどの炭酸塩、アルミニウム粉、金粉、銀粉およびシンチュウ粉などの金属粉末、パール顔料などが挙げられ、体質顔料としては、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、ご粉、セッコウ、アルミナ白、クレー、シリカ、シリカ白、タルク、ケイ酸カルシウムおよび沈降性炭酸マグネシウムなどが挙げられ、さらにはカーボンブラックや磁性粉なども着色剤として使用することができる。これら着色剤は、2種以上を併用することもできる。
【0028】
本発明の印刷インキ組成物における着色剤の濃度は特に制限されないが、通常は印刷インキ組成物に対して0.1〜60重量%、好ましくは1〜55重量%、より好ましくは10〜50重量%である。
さらに本発明の印刷インキ組成物は、強度、密着性等を向上させるために各種架橋剤を配合することにより、架橋塗膜を得ることができる。架橋剤としてはポリイソシアネート化合物、アミノ樹脂、エポキシ化合物、シラン化合物、金属キレート化合物等が挙げられる。ポリイソシアネート化合物としてはp−フェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等、及びこれらの3量体、水付加物、又はこれらの低分子量ポリオール付加物等が挙げられる。
【0029】
アミノ樹脂としてはメラミン、ベンゾグアナミン、尿素等を用いることができる。また、エポキシ化合物としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂等が挙げられる。さらに、シラン化合物としてはアセトキシシラン、アルコキシシラン、ケトキシムシラン、アミノシラン、アミノキシシラン等が挙げられる。金属キレート化合物としてはTi、Zr、Al等のアルコキシド、アセチルアセトナート、アシレート等が挙げられる。架橋剤の添加量は印刷インキ組成物中に含有する水酸基量に対して架橋剤中の反応性官能基量が1〜2倍程度になることが好ましい。
【0030】
架橋塗膜の形成は、架橋剤が配合された印刷インキ組成物を塗布し、50〜200℃で数秒間〜数時間加熱することによって行われる。この際、架橋反応を促進するために系内に各反応系に合った触媒を添加してもよく、例えば前記のポリウレタン樹脂を製造するための触媒等が用いられる。
本発明の印刷インキ組成物における固形分濃度は特に制限されず、作業性を考慮して適宜決定されればよいが、通常は15〜60重量%である。また、本発明の印刷インキ組成物の粘度は、23℃において通常10〜10万mPa・s、好ましくは50〜1万mPa・sが実用上好適である。
【0031】
本発明の印刷インキを基材へ塗布する方法は限定されないが、グラビアコート法、ロールコート法、バーコート法、ダイコート法、カーテンコート法、スピンコート法等の一般的方法により塗布することができ、これを放置するか、必要により加熱や減圧乾燥することにより塗膜が得られる。
本発明のポリウレタン樹脂からなる印刷インキバインダーは、印刷インキ組成物とした場合に耐加水分解性、溶液安定性、顔料分散性が優れているとともに、基材との接着力に優れ、伸びのある柔軟性に富んだ塗膜が得られることから、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリスチレン、塩化ビニル、アクリル、セロファン等からなる延伸または無延伸のプラスチックフィルム、シート、成型品や、アルミ箔やアルミ蒸着面などの金属、ゴム、エラストマー等に対する印刷インキ用バインダーとして有用であり、特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムに対する印刷インキ用バインダーとして極めて有用である。
【0032】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下に限定されるものではない。なお、「部」は重量部、「%」は重量%を示すこととする。
製造例1
攪拌機、温度計、および窒素導入管を備えた三つ口フラスコに、BHET357.5部、ε−カプロラクトン642.5部、およびテトラブチルチタネート0.01部を仕込み、反応系に窒素を流しながら180℃で6時間の加熱攪拌を行い、ε−カプロラクトンの開環重合を行うことにより、ポリカプロラクトンポリオールを得、これを冷却固化して回収した。得られたビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールは、数平均分子量710、水酸基価158KOHmg/g、ビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンとのモル比が1:4.0であった。
実施例1
撹拌機、温度計、環流冷却器および滴下漏斗を備えた容量3Lの四つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと記載する)150.4部および製造例1のポリカプロラクトンポリオール320.1部を仕込み、100℃で4時間反応させ、遊離イソシアネート含有量3.93重量%のプレポリマーを得た。次いでメチルエチルケトン1192部、イソプロピルアルコール298部を加え、均一溶液とした後、イソホロンジアミン36.0部、アミノエチルプロパンジオール2.1部を撹拌下に添加し、30℃で5時間反応させ樹脂固形分25%の印刷インキバインダー溶液Aを得た。ウレタン樹脂の重量平均分子量は28900、ウレタン樹脂全量に対しビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールは65重量%であった。
実施例2
撹拌機、温度計、環流冷却器および滴下漏斗を備えた容量3Lの四つ口フラスコに、IPDIを110.2部および製造例1のポリカプロラクトンポリオール176.1部を仕込み、100℃で4時間反応させ、遊離イソシアネート含有量7.02%のプレポリマーを得た。次いでメチルエチルケトン761部、イソプロピルアルコール190部を加え、均一溶液とした後、イソホロンジアミン35.4部、アミノエチルプロパンジオール5.5部を撹拌下に添加し、30℃で5時間反応させ樹脂固形分25%の印刷インキバインダー溶液Bを得た。ウレタン樹脂の重量平均分子量は11900、ウレタン樹脂全量に対しビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールは55重量%であった。
比較例1
撹拌機、温度計、環流冷却器および滴下漏斗を備えた容量3Lの四つ口フラスコに、IPDIを81.8部およびε−カプロラクトンを開環重合して得られる数平均分子量820のポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学工業(株)製、プラクセル208)200部を仕込み、100℃で6時間反応させ、遊離イソシアネート含有量3.26重量%のプレポリマーを得た。次いでメチルエチルケトン719部、イソプロピルアルコール180部を加え、均一溶液とした後、イソホロンジアミン17.0部、アミノエチルプロパンジオール3.40部を撹拌下に添加し、30℃で5時間反応させ樹脂固形分25%の印刷インキバインダー溶液Cを得た。ウレタン樹脂の重量平均分子量は21960であった。なお、ウレタン樹脂全量に対しビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンとからなるポリカプロラクトンポリオールは0重量%である。
<印刷インキ組成物の製造>
実施例1、実施例2および比較例1において得られた印刷インキバインダー溶液をそれぞれ、下記の配合でガラスビーズを用いてペイントシェーカーにて練肉し、印刷インキ組成物を調製した。
印刷インキバインダー溶液 48部
酸化チタン(石原産業(株)製TIPAQUE、R−830) 30部
トルエン 12部
メチルエチルケトン 5部
イソプロパノール 5部
印刷インキバインダー溶液の溶液安定性、印刷インキバインダーの耐湿熱性、印刷インキ組成物の粘度、貯蔵安定性、および接着性評価の結果を表−1に示す。なお、ウレタン樹脂合成時の遊離イソシアネート含有量測定、ポリウレタン樹脂の重量平均分子量測定、印刷インキバインダー溶液の溶液安定性評価、印刷インキバインダーの耐湿熱性評価、印刷インキ組成物の粘度測定、貯蔵安定性評価、および接着性評価は以下の方法により行った。
<遊離イソシアネート含有量測定>
0.5規定のジ−n−ブチルアミン/トルエン溶液20mlの入った共栓付三角フラスコにプレポリマーを採取し、0.5規定のHCl水溶液にて逆滴定した。
<ポリウレタン樹脂の重量平均分子量>
ウレタン樹脂の重量平均分子量は、ウレタン樹脂のテトラヒドロフラン溶液を調製し、東ソー(株)製ゲルパーミエーションクロマトグラフィー装置HLC-8120(カラムTskgelH3000/H4000/H6000)を使用し、標準ポリスチレン換算として測定した。
<印刷インキバインダー溶液の溶液安定性>
印刷インキ組成物を−15℃の条件で保存し、析出物の有無を以下の基準によって評価した。
【0033】
◎:1ヶ月以上安定
○:2週間以上安定
×:1日以内に凝固物が析出
<印刷インキバインダーの耐湿熱性>
印刷インキバインダー溶液に、硬化剤として三菱化学(株)製マイテックNY710A(ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとからなるアダクト体)を該溶液中の樹脂固形分に対し10重量%添加した。この溶液を、ドクターブレード(300μm)を用いてポリエチレンフィルムに塗布し、80℃下で24時間乾燥した。得られた積層体を巾10mmに裁断した後、塗膜の物性を測定した。測定は、引張試験機((株)エー・アンド・デー製テンシロン万能試験機RTC−1210A)を用い、引張速度500mm/分、温度23℃、相対湿度55%の条件下で引張り試験を行った。
【0034】
該フィルムを70℃、相対湿度95%の湿熱条件で2週間保持した後に同様に測定し、湿熱保持前からの強度保持率、伸度保持率を算出した。
<印刷インキ組成物の粘度>
印刷インキ組成物の粘度を、回転粘度計((株)トキメック製VISCONIC EHD−R)を用いて回転数20〜100rpm、標準ローター(1°34′)により25℃で測定した。
<印刷インキ組成物の貯蔵安定性>
印刷インキ組成物を−5℃の条件で保存し、溶液の分離の有無を以下の基準によって評価した。
【0035】
◎:1ヶ月以上安定
○:2週間以上安定
×:1日以内に溶液が分離
<印刷インキ組成物の接着性評価−1>
印刷インキ組成物をバーコーター(No.8)を用いて、コロナ放電処理二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、コロナ放電処理ナイロンフィルム(Ny)の各基材に展色した。展色物を1日放置後、ニチバン(株)製粘着テープ セロテープ(登録商標)を貼り、90°の角度で勢いよく剥離して、展色部分における剥離の度合いを以下の基準によって評価した。
【0036】
◎:全く剥離せず
○:面積80%以上の塗膜が残存
△:面積50%以上〜80%未満の塗膜が残存
×:残存する塗膜面積が50%未満
<印刷インキ組成物の接着性評価試験−2>
印刷インキ組成物をバーコーター(No.8)を用いてコロナ放電処理ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、60℃で5分間乾燥した後、ウレタン系ラミネート用接着剤を50μm塗布し、さらにコロナ放電処理ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層して、温度23℃、相対湿度55%の条件下で養生した。得られた積層体について、巾10mmに裁断した後、フィルムと塗膜間の接着力を90゜剥離試験にて測定した。測定は、引張試験機((株)オリエンテック製テンシロンUTM-III-100)を用い、引張速度200mm/分、温度23℃、相対湿度55%の条件下で行い、破断後の積層体の破壊状況を確認した。
【0037】
【表1】
Figure 0004165177
【0038】
【発明の効果】
本発明で得られる印刷インキバインダーは、印刷インキ組成物とした場合に耐加水分解性、溶液安定性、顔料分散性が優れているとともに、プラスチックフイルム、プラスチック成形品、金属、ゴム等に対する優れた接着力を有し、耐候性および柔軟性に優れた塗膜が得られる。

Claims (7)

  1. 主としてポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物との反応で得られるポリウレタン樹脂からなる印刷インキバインダーにおいて、該ポリヒドロキシ化合物として、ビスヒドロキシエチルテレフタレートとε−カプロラクトンがモル比1:2〜1:45で重合された、数平均分子量500〜5000のポリカプロラクトンポリオールを含有することを特徴とする印刷インキバインダー。
  2. ポリカプロラクトンポリオールが、ポリウレタン樹脂全量に対し50重量%以上含有されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷インキバインダー。
  3. ポリイソシアネート化合物が、脂肪族ジイソシアネートおよび/または脂環族ジイソシアネートであることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷インキバインダー。
  4. ポリウレタン樹脂の重量平均分子量が、2000〜10万であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の印刷インキバインダー。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の印刷インキバインダーと溶剤と着色剤とを少なくとも含むことを特徴とする印刷インキ組成物。
  6. 請求項1乃至4の何れかに記載の印刷インキバインダーを含む層と、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリオレフィンから選択される樹脂層とを少なくとも有する積層体。
  7. 樹脂層が、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムおよび/または二軸延伸ポリプロピレンフィルムであることを特徴とする請求項6に記載の積層体。
JP2002304727A 2002-10-18 2002-10-18 印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体 Expired - Fee Related JP4165177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002304727A JP4165177B2 (ja) 2002-10-18 2002-10-18 印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002304727A JP4165177B2 (ja) 2002-10-18 2002-10-18 印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004137406A JP2004137406A (ja) 2004-05-13
JP4165177B2 true JP4165177B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=32452069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002304727A Expired - Fee Related JP4165177B2 (ja) 2002-10-18 2002-10-18 印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4165177B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021530A (ja) * 2004-06-11 2006-01-26 Mitsubishi Chem Mkv Co 積層体
JP2006257264A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 The Inctec Inc 白インキ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004137406A (ja) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5493798B2 (ja) 溶剤型グラビアインキ
JPWO2009060838A1 (ja) 印刷インキバインダー用ポリウレタン、その製造方法および印刷インキ
JP2010053194A (ja) 印刷インキバインダーおよび該バインダーを用いた印刷インキ組成物ならびに該印刷インキを用いた被覆物
JP5577951B2 (ja) 溶剤型グラビアインキ
JP5789921B2 (ja) 印刷インキバインダー用ポリウレタン樹脂および印刷インキ
JP2003342344A (ja) ポリウレタン樹脂
JP4165177B2 (ja) 印刷インキバインダーおよび印刷インキ組成物ならびに積層体
JP3255953B2 (ja) ラミネート用水性印刷インキ組成物
JP3161799B2 (ja) ラミネート用水性印刷インキ組成物
JP3471087B2 (ja) ラミネート用水性印刷インキ組成物
JP3859736B2 (ja) 変性ポリウレタンウレア及びその用途
WO1991015531A1 (en) Urethane prepolymer and polyurethane composition
JP3531252B2 (ja) ポリウレアオリゴマーおよびそれを含有してなる水性印刷インキ
JP4207621B2 (ja) ポリウレタン樹脂組成物、およびそれを含有する印刷インキ組成物、さらにそれを用いてなるプラスチックシート被覆物とそのラミネート積層物
JPH08217849A (ja) 熱可塑性ポリウレタンウレア溶液およびその用途
JP3218764B2 (ja) 印刷インキ用樹脂組成物
JP2506404B2 (ja) ラミネ―ト加工用印刷インキ組成物及びそれを用いたラミネ―ト加工方法及びラミネ―ト加工物
JP2640161B2 (ja) 印刷インキ用バインダー
JP3796854B2 (ja) ラミネートフィルム用水性印刷インキ組成物の製造方法
JPH04209673A (ja) 印刷インキ用バインダーの製造方法および印刷インキ組成物の製造方法
JPH07119254B2 (ja) 塩素化ポリプロピレン変性物及びその用途
JP2674327B2 (ja) 印刷インキ用バインダーおよび印刷インキ組成物
JPH0260699B2 (ja)
JPH1161024A (ja) 印刷インキ用樹脂および印刷インキ組成物
JPH0463877A (ja) 印刷インキ用バインダー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080721

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4165177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees