JP4159222B2 - 独立基礎型枠の測量用ゲージとその設置方法 - Google Patents

独立基礎型枠の測量用ゲージとその設置方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、独立基礎型枠の測量用ゲージとその設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一戸建て住宅等の建物の基礎としては、壁長さ方向に連続した同じ断面を有する布基礎が広く採用されており、かかる布基礎の断面は、通常、幅広のベース部の上面から立壁部を突出した逆T型やL型等に形成される。また、この布基礎で囲まれる敷地内に、当該布基礎とは分離した独立基礎(束基礎)を配置することがあり、この独立基礎の上面には建物の柱が連結される。
上記独立基礎は布基礎から分離しているため、当該独立基礎の型枠の設置位置を測量する場合には、布基礎の壁型枠を基準として割り出す必要がある。
【0003】
そこで、従来では、互いに直交するように配置された布基礎の両壁型枠からの水平距離を巻き尺で測って独立基礎型枠の平面位置を割り出すとともに、布基礎の壁型枠に対する高低差を水平器や水糸で測って独立基礎型枠の設置高さを割り出し、かかる設置位置及び設置高さに合わせて当該型枠を設置するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の独立基礎型枠の設置方法では、布基礎の両壁型枠からの水平距離を巻き尺で測って独立基礎型枠の平面位置を割り出すようにしているので、その平面位置を正確に割り出すために巻き尺による距離測定を何度もチェックしながら行う必要があり、独立基礎型枠の設置が完了するまでに非常に時間と手間がかかっていた。
本発明は、このような実情に鑑み、布基礎の壁型枠を基準として独立基礎型枠の平面位置を簡単かつ正確に割り出せるようにして、独立基礎型枠の設置作業を短時間で精度よく行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明の独立基礎型枠の測量用ゲージは、互いに直交するように配置された布基礎の両壁型枠に対してそれぞれ直交状に連結可能な一端部を有する一対のゲージ部材と、この一対のゲージ部材を互いに直交させた状態でその他端部同士を同心状に連結することができる位置決め部材と、を備え、
前記位置決め部材は、一対のゲージ部材の他端部を連結可能なプレート本体を備えると共に、プレート本体から下方に突設されて独立基礎型枠を設置すべき位置を指し示す表示部を備え、この表示部の下端部に、独立基礎型枠の上縁部が嵌合することにより独立基礎型枠の平面位置を決定する嵌合溝が形成され、位置決め部材のプレート本体にアンカーボルトが挿通されるボルト挿通孔が形成されているものである。
【0006】
上記の測量用ゲージを用いて独立基礎型枠を設置するには、互いに直交するように配置された布基礎の両壁型枠におけるそのコーナー点から所定の距離だけ離れた位置に、長尺物よりなる前記二本のゲージ部材の一端部をそれぞれ連結し、その二本のゲージ部材の他端部同士を互いに連結することにより、両壁型枠と当該二本のゲージ部材とで平面形状が長方形又は正方形となるフレーム構造を構築し、その二本のゲージ部材の他端部の連結部分に合わせて当該独立基礎型枠を設置するようにすればよい。
【0007】
この場合、両壁型枠と二本のゲージ部材とで平面形状が長方形又は正方形となるフレーム構造を構築し、このフレーム構造のコーナー部(二本のゲージ部材の他端部の連結部分)によって独立基礎型枠の平面位置を決定しているので、巻き尺による距離測定を何度も行う必要がなく、独立基礎型枠の平面位置を簡単かつ正確に割り出すことができる。
【0008】
また、表示部の嵌合溝に独立基礎型枠の上端部を嵌め込むだけで当該型枠を位置決め部材に対して位置決めできるようになるので、独立基礎型枠の設置作業が極めて簡便になる。
また、位置決め部材により独立基礎型枠の平面位置だけでなくその基礎に埋設すべきアンカーボルトの平面位置をも決定できるようになるので、独立基礎型枠の設置作業をより効率よく行うことができる。
【0009】
更に、布基礎側のアンカーボルトの平面位置を位置決めするアンカーゲージの連結部にゲージ部材の一端部を直交状に連結し、独立基礎側のアンカーボルトの平面位置を位置決めする上記位置決め部材のプレート本体にゲージ部材の他端部を直交状に連結することにより、布基礎側のアンカーボルトの平面位置に適合させた状態で独立基礎側のアンカーボルトの平面位置を位置決めでき、独立基礎側のアンカーボルトの設置精度を向上することができる。
【0010】
また、本発明において、布基礎の両壁型枠の長手方向に沿った状態でその両壁型枠の上端に固定可能なアンカーゲージを備え、一対のゲージ部材の一端部とアンカーゲージとに、そのゲージ部材とアンカーゲージが直交したときにのみ合致する複数のピン孔がそれぞれ形成され、一対のゲージ部材の他端部と位置決め部材のプレート本体とに、その一対のゲージ部材同士が直交したときにのみ合致する複数のピン孔がそれぞれ形成されていてもよい。
この場合、複数本のピン孔に挿通した打ち込みピンによってゲージ部材と位置決め部材との直交関係やゲージ部材とアンカーゲージとの直交関係が崩れるのが防止されるので、長方形又は正方形に構築されるべき前記フレーム構造が平行四辺形状に歪むことがなく、独立基礎型枠の平面位置の測量精度を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態における建物基礎は、ベース部2の上面側に立壁部3を立設した断面形状の連続壁よりなる布基礎1と、この布基礎1で囲まれる敷地内に設置された複数の独立基礎と、を備えている。
図3に示すように、上記布基礎1は、地盤の所定位置に掘削された掘削溝4内に配置されており、この掘削溝4の底部には、栗石を敷設してなる支持層5と、この支持層5上に打設された捨てコン層6が配置され、この捨てコン層6の上に当該布基礎1が構築されている。
【0012】
また、図1に示す独立基礎型枠30の形状から明らかなように、独立基礎は、平面方向から見て正方形状に形成されたベース部と、このベース部の中央部から突設された先細り台形状の短柱部とを備え、上記布基礎1とは分離した状態で地盤上に設置されるものである。
図3に示すように、布基礎1を構築するための型枠ユニット7は、布基礎1の立壁部3を構成するための相対向する一対の壁型枠8と、この両壁型枠8を掘削溝4内に浮いた状態で下方から支持する支持装置9と、布基礎1のベース部2の立側面を構成するためのベース型枠10と、を備えている。
【0013】
本実施形態の支持装置9は、掘削溝4内の捨てコン層6の上に載置されるベース部材11と、相対向する一対の壁型枠8を下方から支持することができかつベース部材11に対して高さ調整自在に連結された支持部材12と、を備えている。また、ベース部材11は、長方形の金属製のベースプレート13と、このプレート13の左右両側に立設された断面角筒状に形成された左右一対の支持脚14と、を備えている。
支持部材12は、壁型枠8の下端縁を上方から着脱自在に嵌合することができる型枠受け部15を両端部に有する受け金具16と、この受け金具16の両端部に垂下状に突設された左右一対の螺子棒17と、この各螺子棒17に外嵌状に螺合された調整ナット18と、を備えている。また、前記ベース部材11の支持脚14は、螺子棒17を左右方向にやや遊びがある状態で挿通できる断面幅を有し、かつ、調整ナット18の径よりも小さい断面高さを有している。
【0014】
このため、螺子棒17を支持脚14に挿通させた状態で調整ナット18を回すことにより、支持部材12の設置高さを調節できるようになっている。また、螺子棒17は支持脚14の幅方向に若干の遊びを持った状態で挿通されているので、壁型枠8を支持装置9にセットした後でも、支持部材12をベース部材11に対して左右にずらすことで壁型枠8の中心位置を微調整することができる。
受け金具16の中央部には、同中央部を正面視でほぼ上向きのコの字状に屈曲することにより、布基礎1の内部に埋設される鉄筋枠19を支承する鉄筋受け部20が形成されている。なお、本実施形態の鉄筋枠19は、ベース部2に埋設される横鉄筋と、立壁部3に埋設される縦鉄筋とからなり、これらの各鉄筋は溶接等によって互いに連結されている。
【0015】
図3に示すように、布基礎1の立壁部3の上部にはアンカーボルト21が壁上面から突出するように埋設されており、壁型枠8の上端面にはそのアンカーボルト21を所定の平面位置に位置決めするためのアンカーゲージ22が固定されている。図2に示すように、このアンカーゲージ22は、複数のアンカーボルト21のボルト挿通孔23が形成された固定プレート24を長手方向両端部に有する長尺の鋼製平板よりなる。
アンカーゲージ22は、両固定プレート24の中心間距離が所定のモジュール長さPの整数倍となる長さL(=n×P)に形成されており、壁型枠8の上縁に形成されたフランジ部25にボルト締結可能な連結縁部26を幅方向両側に備えている。
【0016】
なお、図3に示すように、左右一対の壁型枠8は、一端部が地盤に打ち込まれたタイロッド27の先端を当該壁型枠8の上端縁に掛止することによって振れ止めされている。また、左右一対のベース型枠10は、その上端にボルト締結した止め金具28の先端を壁型枠8の下端部に連結することによって振れ止めされている。
一方、図1に示すように、独立基礎を構築するための独立基礎型枠30は、独立基礎の短柱部を構成するためのボックス型枠31と、このボックス型枠31を掘削溝内で浮いた状態で下方から支持する支持装置9と、独立基礎のベース部の立側面を構成するためのベース型枠32と、を備えている。
【0017】
このうち、ボックス型枠31は、上方に向かうに従って先細り状に形成されかつ上下が開放された台形箱状に形成されていて、このボックス型枠31の下端縁には、支持装置9の受け金具16の両端部に着脱自在に掛止される掛止片33が設けられている。なお、本実施形態では、ボックス型枠31を下方から支持する支持装置として、布基礎1の壁型枠8を支持する前記支持装置9と同じものを使用しているので、ボックス型枠31の上下高さを微調整することができる。
独立基礎型枠30のベース型枠32は、平面視L形に屈曲形成された四つのコーナー枠34と、この各コーナー枠34の間の隙間を埋める中間枠35とを備えており、先に設置したコーナー枠34同士を中間枠35で繋ぐことによって平面視正方形状に組み立てられるようになっている。
【0018】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る独立基礎型枠の測量用ゲージ37は、前記布基礎1の壁型枠8に対して直交状に連結可能な一端部を有する一対のゲージ部材38と、この一対のゲージ部材38を互いに直交させた状態でその他端部同士を同心状に連結することができる位置決め部材39と、両壁型枠8の長手方向に沿った状態で同両型枠8の上端に固定可能な前記アンカーゲージ22と、を備えている。
このうち、ゲージ部材38は、長尺の棒状材よりなるゲージ本体40の両端部に平板状の連結プレート41をボルト締結することによって構成されている。本実施形態のゲージ本体38は断面C形のチャンネル材よりなり、連結プレート41には、前記アンカーボルト21を挿通できる前後一対のボルト挿通孔42と、打ち込みピン43を挿通できる左右一対のピン孔44が形成されている。
【0019】
また、このゲージ部材38は、前記アンカーゲージ22の場合と同様に、両連結プレート41の中心間距離が所定のモジュール長さPの整数倍となる長さL(=n×P)に形成されている。なお、ゲージ本体40は、複数本のチャンネル材を蝶ねじ45で連結してなり、これによってモジュール長さPを一単位とした種々の長さに変更できるようになっている。
位置決め部材39は、ゲージ部材38の連結プレート41と直交状に連結可能なプレート本体46と、独立基礎型枠30のボックス型枠31を設置すべき位置を指し示すべくそのプレート本体46から下方に突設された表示部47と、を備えており、プレート本体46は、前記アンカーボルト21を挿通できる複数のボルト挿通孔48を有するほぼ長方形状の鋼製板よりなる。
【0020】
他方、表示部47は、プレート本体46の縁部から下方に突出するように屈曲形成された舌片よりなり、独立基礎型枠30のボックス型枠31の上縁部が嵌合する嵌合溝49を下端部に備えている。従って、この表示部47の嵌合溝49にボックス型枠31の上端縁を嵌め込むことで同型枠31の平面位置を決定することができる。
位置決め部材39のプレート本体46の外周縁部には、ゲージ部材38の連結プレート41に対応する左右一対のピン孔50が形成されている。この位置決め部材39のピン孔50は、同部材39とゲージ部材38がボルト挿通孔42,48を交差中心として直交したときにのみゲージ部材38のピン孔44と合致する位置に配置されている。
【0021】
また、前記アンカーゲージ22の固定プレート24にも、ゲージ部材38の連結プレート41に対応する左右一対のピン孔51が形成されている。このアンカーゲージ22のピン孔51も、同ゲージ22とゲージ部材38がボルト挿通孔23,42を交差中心として直交したときにのみゲージ部材38のピン孔44と合致する位置に配置されている。
次に、図4及び図5を参照しつつ、上記測量用ゲージ37を用いて行われる独立基礎型枠30の設置方法について説明する。
【0022】
まず、図4(a)に示すように、互いに直交する横通りの壁型枠8Aと縦通りの壁型枠8Bの双方に、そのコーナー点Qにおいてボルト挿通孔23が合致するようにそれぞれアンカーゲージ22を取り付ける。なお、この図4及び図5に示す施工例では、アンカーゲージ22とゲージ部材38の長さはいずれもL=2Pのものを使用している。
次に、図4(b)に示すように、上記コーナー点Qから2Pだけ離れた位置にある各アンカーゲージ22の端部に、L=2Pの長さを有する二本のゲージ部材38の一端側の連結プレート41をぞれぞれ連結する。このさい、ボルト挿通孔23,42に挿通したアンカーボルト21をナットで締め付け、かつ、ゲージ部材38の一端側の一対のピン孔44に打ち込みピン43を打ち込むことにより、各ゲージ部材38をアンカーゲージ22に対して直交させるようにする。
【0023】
そして、図5(a)に示すように、その二本のゲージ部材38の他端側の連結プレート41同士を前記位置決め部材39にぞれぞれ連結することにより、横通りの壁型枠8A及び縦通りの壁型枠8B及び当該二本のゲージ部材38とで平面形状が正方形となるフレーム構造を構築し、位置決め部材39の中心部分(ゲージ部材38の交差点)によって独立基礎型枠30の設置中心を決定する。
その後、上記設置中心の両側に支持部材9を載置してその上にボックス型枠31を仮置きし、その型枠31の上端縁が位置決め部材39の表示部47に合うように当該ボックス型枠31をセットするとともに、ゲージ部材38のボルト挿通孔42に合致している位置決め部材39のボルト挿通孔48にアンカーボルト21を挿通してナットで固定する。
【0024】
そして、ボックス型枠31の上端縁が表示部47の嵌合溝49に嵌まり込むように微調整し、ゲージ部材38の他端側の一対のピン孔44に打ち込みピン43を挿通して両ゲージ部材38が互いに直交していることを確認する。なお、前記コーナー点Qからゲージ部材38同士の交差点までの斜距離を測定して測量精度をチェックすることにしてもよい。
その後、図5(b)に示すように、ボックス型枠31の周囲にベース型枠32を組み立て、その型枠32をボックス型枠31に連結してから、ベース型枠32の周囲に土を埋め戻すこととにより、独立基礎型枠30の設置が完了する。
【0025】
このように、本実施形態の測量用ゲージ37によれば、両壁型枠8A,8Bと二本のゲージ部材38とで平面形状が正方形(長方形でもよい。)となるフレーム構造を構築し、このフレーム構造のコーナー部(二本のゲージ部材38の他端部の連結部分)によって独立基礎型枠30の平面位置を決定しているので、巻き尺による距離測定を何度も行う必要がなく、独立基礎型枠30の平面位置を簡単かつ正確に割り出すことができる。
また、本実施形態の場合、表示部47の嵌合溝49にボックス型枠31の上端部を嵌め込むことで当該型枠31を位置決めするようにしているので、ボックス型枠31の位置決定が極めて簡便であるとともに、位置決め部材39のプレート本体46に形成したボルト挿通孔48によってアンカーボルト21の平面位置を同時に決定するようにしているので、独立基礎型枠30の設置作業をより効率よく行うことができる。
【0026】
更に、本実施形態によれば、布基礎1側のアンカーゲージ22にゲージ部材38を直交状に連結するようにしているので、布基礎1側のアンカーボルト21の平面位置に適合させた状態で独立基礎側のアンカーボルト21の平面位置を位置決めすることができ、独立基礎側のアンカーボルト21の設置精度を向上することができる。
また、本実施形態の場合、複数の打ち込みピン43によってゲージ部材38と位置決め部材39及びアンカーゲージ22との直交関係を保持するようにしているので、フレーム構造が平行四辺形状に歪むことがなく、独立基礎型枠30の平面位置の測量精度を向上することができる。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、ゲージ部材38とアンカーゲージ22とで構築されるフレーム構造は正方形だけでなく長方形状に形成することもできる。
また、本発明は、アンカーゲージ22を使用せずに、ゲージ部材38を直接各壁型枠8の上端部に連結してフレーム構造を構築することにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、布基礎の壁型枠を基準として独立基礎型枠の平面位置を簡単かつ正確に割り出すことができるので、独立基礎型枠の設置作業を短時間で精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】独立基礎型枠と測量用ゲージの分解斜視図である。
【図2】布基礎の壁型枠と測量用ゲージの分解斜視図である。
【図3】布基礎及び型枠ユニットの横断面図である。
【図4】独立基礎型枠の設置方法の手順を示す平面図である。
【図5】独立基礎型枠の設置方法の手順を示す平面図である。
【符号の説明】
1 布基礎
3 立壁部
21 アンカーボルト
22 アンカーゲージ
23 ボルト挿通孔
24 固定プレート
30 独立基礎型枠
31 ボックス型枠
37 測量用ゲージ
38 ゲージ部材
39 位置決め部材
44 ピン孔
46 プレート本体
47 表示部
48 ボルト挿通孔
49 嵌合溝
50 ピン孔
51 ピン孔

Claims (3)

  1. 互いに直交するように配置された布基礎(1)の両壁型枠(8A,8B)に対してそれぞれ直交状に連結可能な一端部を有する一対のゲージ部材(38)と、この一対のゲージ部材(38)を互いに直交させた状態でその他端部同士を同心状に連結することができる位置決め部材(39)と、を備え、
    前記位置決め部材(39)は、一対のゲージ部材(38)の他端部を連結可能なプレート本体(46)を備えると共に、プレート本体(46)から下方に突設されて独立基礎型枠(30)を設置すべき位置を指し示す表示部(47)を備え、この表示部(47)の下端部に、独立基礎型枠(30)の上縁部が嵌合することにより独立基礎型枠(30)の平面位置を決定する嵌合溝(49)が形成され、位置決め部材(39)のプレート本体(46)にアンカーボルト(21)が挿通されるボルト挿通孔(48)が形成されている独立基礎型枠の測量用ゲージ。
  2. 布基礎(1)の両壁型枠(8A,8B)の長手方向に沿った状態でその両壁型枠(8A,8B)の上端に固定可能なアンカーゲージ(22)を備え、一対のゲージ部材(38)の一端部とアンカーゲージ(22)とに、そのゲージ部材(38)とアンカーゲージ(22)が直交したときにのみ合致する複数のピン孔(44,51)がそれぞれ形成され、一対のゲージ部材(38)の他端部と位置決め部材(39)のプレート本体(46)とに、その一対のゲージ部材(38)同士が直交したときにのみ合致する複数のピン孔(44,50)がそれぞれ形成されている請求項1に記載の独立基礎型枠の測量用ゲージ。
  3. 前記請求項1又は2に記載の独立基礎型枠の測量用ゲージを使用した独立基礎型枠の設置方法であって、次の各工程(a)〜(c)を備えている独立基礎型枠の設置方法。
    (a) 互いに直交するように配置された布基礎(1)の両壁型枠(8A,8B)におけるそのコーナー点(Q)から所定の距離だけ離れた位置に、長尺物よりなる二本のゲージ部材(38)の一端部をそれぞれ連結する第一工程、
    (b) 前記二本のゲージ部材(38)の他端部同士を互いに連結することにより、前記両壁型枠(8A,8B)と当該二本のゲージ部材(38)とで平面形状が長方形又は正方形となるフレーム構造を構築する第二工程
    (c) 前記二本のゲージ部材(38)の他端部の連結部分に合わせて独立基礎型枠(30)を設置する第三工程
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