JP4159062B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像拡大処理と画像縮小処理の一方を任意に選択し、画像拡大処理を選択したときも画像縮小処理を選択したときも、適切な輪郭補正を行う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像処理装置は、入力映像信号に対して輪郭補正を行った後に画像拡大処理及び/又は画像縮小処理を行うか、又は入力映像信号に対して画像拡大処理及び/又は画像縮小処理を行った後に輪郭補正を行っていた。すなわち、輪郭補正が画像拡大処理及び/又は画像縮小処理と関連付けて行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来の画像処理装置では、輪郭補正が画像拡大処理及び/又は画像縮小処理と関連付けて行われていなかったので、輪郭補正効果がほとんどなかったり、本来輪郭強調されるべきでない部分が強調されたりするという問題点があった。
すなわち、入力映像信号に対して画像拡大処理を行った後に輪郭補正を行う構成のものでは、画像拡大処理で拡大された映像信号に対して輪郭補正を行うので、本来輪郭強調されるべきでない部分が強調されるという問題点があった。また、入力映像信号に対して輪郭補正を行った後に画像縮小処理を行う構成のものでは、輪郭補正で強調された高域周波数成分が画像縮小処理で帯域制限されるため、輪郭補正効果がほとんどないという問題点があった。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑みなされたもので、画像拡大処理と画像縮小処理の一方を任意に選択することができ、しかも、画像拡大処理を選択したときも画像縮小処理を選択したときも適切な輪郭補正を行うことのできる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明による画像処理装置は、画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを予め記憶した係数記憶部と、拡大/縮小選択信号に基づいて係数記憶部から対応した係数デ−タを読み出す係数読出制御部と、この係数読出制御部で読み出された係数デ−タに基いて画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う特性可変フィルタと、画像メモリと、輪郭補正回路と、特性可変フィルタと画像メモリと輪郭補正回路のそれぞれの前段と後段に挿入されるとともに相互に結合されたセレクタ群とを具備し、このセレクタ群は、拡大/縮小選択信号が画像拡大処理を選択する信号のときには入力映像信号の処理順序を輪郭補正回路、画像メモリ、特性可変フィルタの順とし、拡大/縮小選択信号が画像縮小処理を選択する信号のときには入力映像信号の処理順序を特性可変フィルタ、画像メモリ、輪郭補正回路の順としてなることを特徴とするものである。
【0006】
拡大/縮小選択信号によって画像拡大処理と画像縮小処理の一方が任意に選択される。拡大/縮小選択信号によって画像拡大処理が選択されたときには、セレクタ群によって入力映像信号が輪郭補正回路、画像メモリ、特性可変フィルタの順に処理される。このとき、特性可変フィルタは、拡大/縮小選択信号によって係数記憶部から読み出された画像拡大用の係数デ−タに基づいて画像拡大のためのフィルタ処理を行う。このため輪郭補正後に画像拡大処理が行われるので、画像拡大処理で拡大された映像信号に対して輪郭補正を行っていた従来例のように、本来輪郭強調されるべきでない部分が強調されることがない。また、拡大/縮小選択信号によって画像縮小処理が選択されたときには、セレクタ群によって入力映像信号が特性可変フィルタ、画像メモリ、輪郭補正回路の順に処理される。このとき、特性可変フィルタは、拡大/縮小選択信号によって係数記憶部から読み出された画像縮小用の係数デ−タに基づいて画像縮小のためのフィルタ処理を行う。このため画像縮小処理後に輪郭補正が行われるので、輪郭補正を行った後に画像縮小処理を行っていた従来例のように、輪郭補正で強調された高域周波数成分が画像縮小処理で帯域制限されることがない。
【0007】
水平方向(すなわち横方向)と垂直方向(すなわち縦方向)のそれぞれについて画像拡大処理と画像縮小処理の一方を任意に選択できるようにするために、係数記憶部は水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを予め記憶してなり、係数読出制御部は、水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大処理と画像縮小処理の一方を選択するための拡大/縮小選択信号に基づいて、係数記憶部から対応した係数デ−タを読み出してなり、特性可変フィルタは、係数読出制御部で読み出された水平方向用係数デ−タに基いて、水平方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う水平特性可変フィルタと、係数読出制御部で読み出された垂直方向用係数デ−タに基いて、垂直方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う垂直特性可変フィルタとで構成する。
【0008】
水平方向と垂直方向の両方について画像拡大処理又は画像縮小処理を選択したときに適切な輪郭補正をするとともに、水平方向と垂直方向の一方を画像拡大処理に他方を画像縮小処理に選択したときに、画像縮小処理で輪郭補正効果がなくなることがないようにするために、セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び輪郭補正回路の順とし、垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を垂直特性可変フィルタ、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、画像メモリ、垂直特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、垂直拡大・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタの順とする。
【0009】
水平方向と垂直方向の両方について画像拡大処理又は画像縮小処理を選択したときに適切な輪郭補正をするとともに、水平方向と垂直方向の一方を画像拡大処理に他方を画像縮小処理に選択したときに、画像拡大処理で本来強調されるべきでない部分が強調されることがないようにするために、セレクタ群は、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び輪郭補正回路の順とし、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び水平特性可変フィルタの順とし、拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、水平特性可変フィルタ、画像メモリ及び垂直特性可変フィルタの順とし、拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタの順とする。
【0010】
水平方向と垂直方向の輪郭成分を抽出して加算した輪郭補正ができるようにするために、輪郭補正回路を、水平方向の輪郭成分を抽出する水平輪郭抽出部と、垂直方向の輪郭成分を抽出する垂直輪郭抽出部と、前記水平輪郭抽出部で抽出した輪郭成分と前記垂直輪郭抽出部で抽出した輪郭成分を加算する第1加算部と、この第1加算部から出力する輪郭成分を前記輪郭補正回路に入力する映像信号に加算して輪郭補正した映像信号を出力する第2加算部とで構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明による画像処理装置の一実施形態例を図1を用いて説明する。
図1において、10はディジタルの映像信号(以下、単に映像信号という)を入力する端子、12は画像処理された映像信号を出力する端子である。
14は輪郭補正処理を行う輪郭補正回路、16は後述する2ビットの拡大/縮小選択信号に基づいて水平方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う水平特性可変フィルタ、18は拡大/縮小選択信号に基づいて垂直方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う垂直特性可変フィルタ、20は画像メモリの一例としてのフレームメモリである。
22、24、26、28は、後述するセレクト信号に基づいてA、B、C、Dの4入力のうちの1つを選択しY出力とする第1、第2、第3、第4セレクタである。30、32は、後述するセレクト信号に基づいてA、Bの2入力のうちの1つを選択しY出力とする第5、第6セレクタである。
【0012】
34は水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大処理と画像縮小処理の一方を選択するための2ビットの拡大/縮小選択信号を入力する端子で、この拡大/縮小選択信号は、図4に示すような選択作用をするセレクト信号として前記第1、第2、第3、第4セレクタ22、24、26、28へ入力している。すなわち、第1、第2、第3、第4セレクタ22、24、26、28のそれぞれは、拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいてA、B、C、D入力を選択して出力する。
【0013】
36はデコーダで、このデコーダ36は、図4に示すように、前記拡大/縮小選択信号をデコードし、セレクト信号として前記第5、第6セレクタ30、32へ出力する。すなわち、デコーダ36は、拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」に基づいてLレベル信号を出力し、拡大/縮小選択信号の「11」に基づいてHレベル信号を出力する。また、第5、第6セレクタ30、32のそれぞれは、デコーダ36のL、Hレベル信号に基づいてA、B入力を選択して出力する。
【0014】
38はEPROM(消去可能型プログラマブル・リード・オンリ・メモリ)で、このEPROM38には水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タが予め記憶されている。
40は水平方向の画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを書き込み、読み出すための水平RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、42は垂直方向の画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを書き込み、読み出すための垂直RAM、44は制御回路である。
【0015】
前記制御回路44は、前記入力端子34に入力した拡大/縮小選択信号に基づき、図示を省略した制御プログラムによって次のような機能▲1▼▲2▼を有する。
▲1▼拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいて、EPROM38、水平RAM40及び垂直RAM42に対応したアドレス信号、R/W(リード/ライト)信号を出力し、EPROM38から「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」用の係数デ−タを読み出し、水平RAM40及び垂直RAM42を介して水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18へ出力する。
▲2▼拡大/縮小選択信号の「00」(すなわち垂直縮小・水平縮小)に基づいて、イネーブル信号を水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18及びフレームメモリ20へ出力し、拡大/縮小選択信号の「01」(垂直縮小・水平拡大)に基づいて、イネーブル信号を垂直特性可変フィルタ18へ出力するとともにリードイネーブル信号を水平特性可変フィルタ16及びフレームメモリ20へ出力し、拡大/縮小選択信号の「10」(垂直拡大・水平縮小)に基づいて、イネーブル信号を水平特性可変フィルタ16へ出力するとともにリードイネーブル信号を垂直特性可変フィルタ18及びフレームメモリ20へ出力し、拡大/縮小選択信号の「11」(垂直拡大・水平拡大)に基づいて、リードイネーブル信号を水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18及びフレームメモリ20へ出力する。
【0016】
前記輪郭補正回路14は、図2に示すように、入力端子50に入力した映像信号から垂直方向の輪郭成分を抽出する垂直輪郭抽出部51と、入力映像信号から水平方向の輪郭成分を抽出する水平輪郭抽出部52と、垂直方向の輪郭成分と水平方向の輪郭成分を加算する第1加算部53と、この第1加算部53から出力する輪郭成分を入力映像信号に加算して出力端子54へ出力する第2加算部55とを具備している。
【0017】
前記垂直輪郭抽出部51は、入力端子50に入力した映像信号を順次1ライン分(1H分)遅延させる遅延器56、57、58、59と、入力端子50に入力した映像信号に係数Kv1を掛けて出力する乗算器61と、遅延器56、57、58、59のそれぞれの出力信号に係数Kv2、Kv3、Kv4、Kv5を掛けて出力する乗算器62、63、64、65と、乗算器61〜65の出力信号を加算する加算器66とで構成されている。係数Kv1、Kv2、Kv3、Kv4、Kv5は、例えば、入力映像信号がインタレース走査の信号のときには0、−1/4、1/2、−1/4、0に設定され、入力映像信号がノンインタレース走査の信号のときには−1/4、0、1/2、0、−1/4に設定される。
【0018】
前記水平輪郭抽出部52は、垂直輪郭抽出部51の遅延器57から出力する映像信号を順次1ドット分(1D分)遅延させる遅延器67、68、69、70と、遅延器57から出力した映像信号に係数Kh1を掛けて出力する乗算器71と、遅延器67、68、69、70のそれぞれの出力信号に係数Kh2、Kh3、Kh4、Kh5を掛けて出力する乗算器72、73、74、75と、乗算器71〜75の出力信号を加算する加算器76とで構成されている。係数Kh1、Kh2、Kh3、Kh4、Kh5は、例えば、入力映像信号がインタレース走査の信号のときには0、−1/4、1/2、−1/4、0に設定され、入力映像信号がノンインタレース走査の信号のときには−1/4、0、1/2、0、−1/4に設定される。
【0019】
前記垂直輪郭抽出部51の出力側と前記第1加算部53の一方の入力側との間には、入力信号を順次1ドット分(1D分)遅延させる遅延器77、78、ノイズコアリング回路79、非線形処理回路80及び垂直輪郭補正回路81が挿入されている。
前記水平輪郭抽出部52の出力側と前記第1加算部53の他方の入力側との間には、ノイズコアリング回路82、非線形処理回路83及び水平輪郭補正回路84が挿入されている。
【0020】
前記水平特性可変フィルタ16は、図3に示すように、入力端子85に入力した映像信号を順次1ドット分遅延させて出力するEN端子付き遅延器861、862、863、…、86nと、入力端子85に入力した映像信号に係数デ−タを掛けて出力する乗算器870、871、872、873、…、87nと、この乗算器870、871、872、873、…、87nの出力信号を加算し出力端子88へ出力する加算器89とで構成されている。前記遅延器861、862、863、…、86nは、例えばEN端子付きのD型フリップフロップからなり、このEN端子には前記制御回路44からのイネーブル信号(拡大時にはリードイネーブル信号、縮小時にはイネーブル信号)が入力する。前記乗算器870、871、872、873、…、87nには、前記制御回路44の機能▲2▼により前記EPROM38、及び水平RAM40から読み出された水平拡大用と水平縮小用の係数デ−タが入力する。
【0021】
前記垂直特性可変フィルタ18は、前記水平特性可変フィルタ16の遅延器861、862、863、…、86nのそれぞれを、映像信号を順次1ライン分遅延させて出力する遅延器に置換した以外は、前記水平特性可変フィルタ16と同様に構成されている。すなわち、前記1ライン分遅延の遅延器のそれぞれのEN端子には、前記制御回路44からのイネーブル信号(拡大時にはリードイネーブル信号、縮小時にはイネーブル信号)が入力し、前記1ライン分遅延の遅延器のそれぞれの出力側に結合された乗算器には、前記制御回路44の機能▲2▼により前記EPROM38及び垂直RAM42から読み出された垂直拡大用と垂直縮小用の係数デ−タが入力する。
【0022】
つぎに、図1に示した実施形態例の作用を図2〜図7を併用して説明する。
まず、(1)において、入力端子34に入力した2ビットの拡大/縮小選択信号に基づき水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18が画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理用となる作用を説明し、(2)において、拡大/縮小選択信号に基づくセレクタ群22、24、26、28、30、32の作用を説明し、(3)において、(1)(2)に基づいて選択された「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」について処理順序の作用を説明し、(4)において輪郭補正回路14の具体的な作用について説明する。
【0023】
(1)特性可変フィルタ16、18の作用
(イ)拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいて、制御回路44の機能▲1▼によってEPROM38から「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」用の係数デ−タが読み出され、水平RAM40及び垂直RAM42を介して水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18へ入力する。
具体的には、水平特性可変フィルタ16については、図3に示すように、乗算器870、871、872、873、…、87nのそれぞれに、EPROM38、及び水平RAM40から読み出された水平拡大用又は水平縮小用の係数デ−タが入力する。垂直特性可変フィルタ18についても同様である。
【0024】
(ロ)拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいて、制御回路44の機能▲2▼によって水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18に対応したイネーブル信号が入力する。
具体的には、水平特性可変フィルタ16については、図3に示すように、遅延器861、862、863、…、86nのそれぞれのEN端子に、水平拡大処理の選択時にはリードイネーブル信号が、水平縮小処理の選択時にはイネーブル信号が入力する。垂直特性可変フィルタ18についても同様である。
【0025】
(ハ)したがって、拡大/縮小選択信号が「01」または「11」のとき(すなわち1桁目のビットが1のとき)には、水平拡大用の係数デ−タ及びリードイネーブル信号の入力に基づいて水平特性可変フィルタ16が水平拡大用のフィルタ処理を行い、拡大/縮小選択信号が「00」又は「10」のとき(すなわち1桁目のビットが0のとき)には、水平縮小用の係数デ−タ及びイネーブル信号の入力に基づいて水平特性可変フィルタ16が水平縮小用のフィルタ処理を行う。同様にして、拡大/縮小選択信号が「10」または「11」のとき(すなわち2桁目のビットが1のとき)には、垂直拡大用の係数デ−タ及びリードイネーブル信号の入力に基づいて垂直特性可変フィルタ18が垂直拡大用のフィルタ処理を行い、拡大/縮小選択信号が「00」又は「01」のとき(すなわち2桁目のビットが0のとき)には、垂直縮小用の係数デ−タ及びイネーブル信号の入力に基づいて垂直特性可変フィルタ18が垂直縮小用のフィルタ処理を行う。
【0026】
(2)セレクタ群22〜32の作用
拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいて、、第1、第2、第3、第4セレクタ22、24、26、28は、それぞれA、B、C、D入力を選択する。
デコーダ36は、拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」に基づいてLレベル信号を出力し、拡大/縮小選択信号の「11」に基づいてHレベル信号を出力するので、拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」に基づいて第5、第6セレクタ30、32はA入力を選択し、拡大/縮小選択信号の「11」に基づいて第5、第6セレクタ30、32はB入力を選択する。
【0027】
(3)各処理順序の作用
前記(1)(2)の作用により、拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいて「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」を選択したときには、入力端子10に入力した映像信号に対する輪郭補正回路14、水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18及びフレームメモリ20の処理順序は、図5の(a)、(b)、(c)、(d)に示すような処理順序となる。以下、順次説明する。
【0028】
(a)垂直縮小・水平縮小を選択した場合
(イ)拡大/縮小選択信号が「00」のときには、入力端子10に入力した映像信号は、第1セレクタ22のA入力、Y出力を介して水平特性可変フィルタ16に入力して処理され、ついで第2セレクタ24のA入力、Y出力を介して垂直特性可変フィルタ18に入力して処理され、ついで第3セレクタ26のA入力、Y出力を介してフレームメモリ20に入力してリサンプル処理され、ついで第4セレクタ28のA入力、Y出力を経、第5セレクタ30のA入力、Y出力を介して輪郭補正回路14に入力して処理され、ついで第6セレクタ32のA入力、Y出力を介して出力端子12に出力する。
【0029】
(ロ)拡大/縮小選択信号が「00」のときには、前記(1)で説明したように水平特性可変フィルタ16が水平縮小フィルタとして機能するとともに垂直特性可変フィルタ18が垂直縮小フィルタとして機能するので、入力端子10に入力した映像信号は、図5の(a)に示すように、水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18による水平縮小フィルタ処理、垂直縮小フィルタ処理が行われた後に、フレームメモリ20を用いたリサンプル処理を経て輪郭補正回路14で輪郭補正が行われる。このため、図6の(A)に示すように画像縮小処理後にリサンプルを経て輪郭補正が行われるので、輪郭補正を行った後に画像縮小処理を行っていた従来例(同図の(B)の比較例ご参照)のように、輪郭補正で強調された高域周波数成分が画像縮小処理で帯域制限されることがない。
すなわち、周波数Fsでサンプリングされた原信号(入力映像信号)の周波数特性が図6(A)の(a)に示すようなものとすると、縮小フィルタによって同図(b)に示すように周波数の帯域が制限され、ついで同図(c)に示すように周波数Fs/2でリサンプル処理(間引き処理)された後に同図(d)に示すように輪郭補正される。この輪郭補正は、図6(A)の(d)にハッチングを付与して示したように、高域成分が強調され、輪郭補正効果が得られる。
これに対して、図6の(B)に示すように輪郭補正後に画像縮小処理を行っていた比較例では、周波数Fsで輪郭補正しているので同図(b)にハッチングで示したように高域周波数成分が強調され、この高域周波数成分が縮小フィルタによって同図(c)に示すように周波数の帯域が制限された後に周波数Fs/2でリサンプル処理(間引き処理)されるので、同図(d)に示すように輪郭補正効果がなくなってしまう。
【0030】
(b)垂直縮小・水平拡大を選択した場合
(イ)拡大/縮小選択信号が「01」のときには、入力端子10に入力した映像信号は、第2セレクタ24のB入力、Y出力を介して垂直特性可変フィルタ18に入力して処理され、ついで第3セレクタ26のB入力、Y出力を介してフレームメモリ20に入力してリサンプル処理され、ついで第1セレクタ22のB入力、Y出力を介して水平特性可変フィルタ16に入力して処理され、ついで第4セレクタ28の入力、Y出力を経、第5セレクタ30のA入力、Y出力を介して輪郭補正回路14に入力して処理され、ついで第6セレクタ32の入力、Y出力を介して出力端子12に出力する。
【0031】
(ロ)拡大/縮小選択信号が「01」のときには、前記(1)で説明したように水平特性可変フィルタ16が水平拡大フィルタとして機能するとともに垂直特性可変フィルタ18が垂直縮小フィルタとして機能するので、入力端子10に入力した映像信号は、図5の(b)に示すように、垂直特性可変フィルタ18による垂直縮小フィルタ処理、フレームメモリ20を用いたリサンプル処理、水平特性可変フィルタ16による水平拡大フィルタ処理を経て輪郭補正回路14で輪郭補正処理が行われる。このため、前記(a)の場合と同様に輪郭補正効果が得られ、従来例のように輪郭補正効果がなくなるようなことがない。
【0032】
(c)垂直拡大・水平縮小を選択した場合
(イ)拡大/縮小選択信号が「10」のときには、入力端子10に入力した映像信号は、第1セレクタ22のC入力、Y出力を介して水平特性可変フィルタ16に入力して処理され、ついで第3セレクタ26のC入力、Y出力を介してフレームメモリ20に入力してリサンプル処理され、ついで第2セレクタ24のC入力、Y出力を介して垂直特性可変フィルタ18に入力して処理され、ついで第4セレクタ28のC入力、Y出力を経、第5セレクタ30のA入力、Y出力を介して輪郭補正回路14に入力して処理され、ついで第6セレクタ32のA入力、Y出力を介して出力端子12に出力する。
【0033】
(ロ)拡大/縮小選択信号が「10」のときには、前記(1)で説明したように垂直特性可変フィルタ18が垂直拡大フィルタとして機能するとともに水平特性可変フィルタ16が水平縮小フィルタとして機能するので、入力端子10に入力した映像信号は、図5の(c)に示すように、水平特性可変フィルタ16による水平縮小フィルタ処理、フレームメモリ20を用いたリサンプル処理、垂直特性可変フィルタ18による垂直拡大フィルタ処理を経て輪郭補正回路14で輪郭補正が行われる。このため、前記(a)の場合と同様に輪郭補正効果が得られ、従来例のように輪郭補正効果がなくなるようなことがない。
【0034】
(d)垂直拡大・水平拡大を選択した場合
(イ)拡大/縮小選択信号が「11」のときには、入力端子10に入力した映像信号は、第5セレクタ30のB入力、Y出力を介して輪郭補正回路14に入力して処理され、ついで第3セレクタ26のD入力、Y出力を介してフレームメモリ20に入力してリサンプル処理され、ついで第1セレクタ22のD入力、Y出力を介して水平特性可変フィルタ16に入力して処理され、ついで第2セレクタ24のD入力、Y出力を介して垂直特性可変フィルタ18に入力して処理され、ついで第4セレクタ28のD入力、Y出力を経、第6セレクタ32のB入力、Y出力を介して出力端子12に出力する。
【0035】
(ロ)拡大/縮小選択信号が「11」のときには、前記(1)で説明したように垂直特性可変フィルタ18が垂直拡大フィルタとして機能するとともに水平特性可変フィルタ16が水平拡大フィルタとして機能するので、入力端子10に入力した映像信号は、図5の(d)に示すように、輪郭補正回路14で輪郭補正が行われた後に、フレームメモリ20を用いたリサンプル処理、水平特性可変フィルタ16による水平拡大フィルタ処理、垂直特性可変フィルタ18による垂直拡大フィルタ処理が行われる。このため、図7(A)に示すように輪郭補正後にリサンプルを経て画像拡大処理が行われ、適切な輪郭補正がなされる。これに対して、画像拡大処理を行った後に輪郭補正を行っていた従来例では、図7(B)に示すように本来強調されるべきでない部分が強調される。
すなわち、周波数Fsでサンプリングされた原信号(入力映像信号)の周波数特性を図6(A)(a)と同様であるとすると、輪郭補正回路14で輪郭補正した信号の周波数特性は、図7(A)(a)に示すようになり、周波数Fsによるフレームメモリ20を用いた補間処理を経た後、同図(b)に示すように画像拡大処理がなされる。このため、図7(B)に示すように本来強調されるべきでない部分が強調されるようなことがなく、適切な輪郭補正がなされる。
これに対して、画像拡大処理後に輪郭補正を行っていた比較例では、周波数Fsによるフレームメモリ20を用いた補間処理を経、図7(B)(a)に示すような画像拡大処理を行った後に、輪郭補正を行っているので、同図(b)に示すように本来強調されるべきでない部分が強調されてしまう。
【0036】
(4)輪郭補正回路14の作用
(イ)垂直輪郭抽出部51は、遅延器56、57、58、59、乗算器61、62、63、64、65及び加算器66の作用によって、入力端子50に入力した映像信号から垂直方向の輪郭成分を抽出する。
水平輪郭抽出部52は、遅延器67、68、69、70、乗算器71、72、73、74、75及び加算器76の作用によって、入力端子50に入力した映像信号から水平方向の輪郭成分を抽出する。
【0037】
(ロ)垂直輪郭抽出部51で抽出された垂直方向の輪郭成分は、遅延器77、78で順次1ドット分遅延し、ノイズコアリング回路79で設定レベル(例えば7)以下の成分が抑圧されてノイズ成分(微小レベルの垂直輪郭成分)が除去され、非線形処理回路80で非線形処理され、さらに垂直輪郭補正回路81で垂直輪郭強調度の補正が行われ第1加算器53の一方の入力側に入力する。非線形処理回路80での非線形処理は、大レベルの垂直輪郭成分を抽出して不自然な画像となるのを防止するためのリミッタをかける処理をいい、例えば輪郭成分の振幅の絶対値が設定値Sより大きい範囲では抑圧され(例えば一定値に抑圧され)、設定値Sより小さい範囲では強調され(例えば1より大きい係数の直線特性で強調され)る処理をいう。
【0038】
(ハ)水平輪郭抽出部52で抽出された水平方向の輪郭成分は、ノイズコアリング回路82で設定レベル(例えば7)以下の成分が抑圧されてノイズ成分が除去され、非線形処理回路83で非線形処理され、さらに水平輪郭補正回路84で水平輪郭強調度の補正が行われ第1加算器53の他方の入力側に入力する。非線形処理回路83での非線形処理は、非線形処理回路80での非線形処理とほぼ同様である。
【0039】
(ニ)第1加算器53で得られた合成輪郭成分は、第2加算器55で映像信号と加算され、出力端子54から出力する。この出力端子54から出力する輪郭補正された映像信号は、第3セレクタ26のD入力及び第6セレクタ32のA入力となる。
【0040】
前記実施形態例では、水平方向と垂直方向の両方の輪郭補正を可能とするために、水平輪郭抽出部、垂直輪郭抽出部、第1加算部及び第2加算部で輪郭補正回路を構成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、水平輪郭抽出部、垂直輪郭抽出部の一方と加算部とで輪郭補正回路を構成し、水平方向と垂直方向の一方の輪郭補正を行う輪郭補正回路を構成要素とする画像処理装置についても利用することができる。
【0041】
前記実施形態例では、水平方向と垂直方向の一方を画像拡大処理、他方を画像縮小処理に選択したときに、画像縮小処理で輪郭補正効果がなくなることがないようにするために、セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を垂直特性可変フィルタ、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、画像メモリ、垂直特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とするように構成したが、本発明はこれに限るものではない。
【0042】
例えば、セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び水平特性可変フィルタの順とし、拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、水平特性可変フィルタ、画像メモリ及び垂直特性可変フィルタの順とするように構成した場合には、水平方向と垂直方向の一方を画像拡大処理、他方を画像縮小処理に選択したときに、画像拡大処理で本来強調されるべきでない部分が強調されることがないようにすることができる。
【0043】
具体的には、第1セレクタ22のC入力と第2セレクタ24のB入力を、図8に示すよう変更するとともに、デコーダ36aの機能を図9に示すように変更することによって、拡大/縮小選択信号の「00」、「01」、「10」、「11」に基づいて「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」を選択したときには、入力端子10に入力した映像信号に対する輪郭補正回路14、水平特性可変フィルタ16、垂直特性可変フィルタ18及びフレームメモリ20の処理順序は、図10の(a)、(b)、(c)、(d)に示すような処理順序となる。
このように構成した場合には、垂直縮小・水平拡大又は垂直拡大・水平縮小を選択すると、輪郭補正後に水平拡大処理又は垂直拡大処理が行われるので、画像拡大処理で本来強調されるべきでない部分が強調されることがないようにすることができる。
【0044】
前記実施形態例では、水平方向と垂直方向のそれぞれについて画像拡大処理と画像縮小処理の一方を選択することができるようにするために、特性可変フィルタを水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタで構成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、特性可変フィルタを水平特性可変フィルタ又は垂直特性可変フィルタの一方で構成した画像処理装置についても利用することができる。この場合、セレクタ群の構成を簡単にすることができるとともに、係数記憶部の記憶容量を少なくすることができ、係数読出制御部の制御を簡単にすることができる。
【0045】
【発明の効果】
発明による画像処理装置は、特性可変フィルタ、画像メモリ、輪郭補正回路及びセレクタ群を具備し、このセレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が画像拡大処理を選択する信号のときには入力映像信号の処理順序を輪郭補正回路、画像メモリ、特性可変フィルタの順とし、拡大/縮小選択信号が画像縮小処理を選択する信号のときには入力映像信号の処理順序を特性可変フィルタ、画像メモリ、輪郭補正回路の順とした。このため、画像拡大処理と画像縮小処理の一方を任意に選択することができる。さらに、画像拡大処理を選択したときには、特性可変フィルタが画像拡大のためのフィルタ処理を行い、輪郭補正後に画像拡大処理が行われるので、画像拡大処理で拡大された映像信号に対して輪郭補正を行っていた従来例のように、本来輪郭強調されるべきでない部分が強調されることがない。また、画像縮小処理を選択したときには、特性可変フィルタが画像縮小のためのフィルタ処理を行い、画像縮小処理後に輪郭補正が行われるので、輪郭補正を行った後に画像縮小処理を行っていた従来例のように、輪郭補正で強調された高域周波数成分が画像縮小処理で帯域制限されることがない。したがって、画像拡大処理、画像縮小処理の何れを選択した時にも適切な輪郭補正を行うことができ、画像の鮮鋭度向上に寄与することができる。
【0046】
係数記憶部が水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを予め記憶し、係数読出制御部が、水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大と画像縮小の一方を選択するための拡大/縮小選択信号に基づいて、係数記憶部から対応した係数デ−タを読み出し、特性可変フィルタを、係数読出制御部で読み出された水平方向用係数デ−タに基いて、水平方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う水平特性可変フィルタと、係数読出制御部で読み出された垂直方向用係数デ−タに基いて、垂直方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う垂直特性可変フィルタとで構成した場合には、水平方向と垂直方向のそれぞれについて画像拡大処理と画像縮小処理の一方を任意に選択することができる。
【0047】
セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び輪郭補正回路の順とし、垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を垂直特性可変フィルタ、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、画像メモリ、垂直特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、垂直拡大・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタの順とするように構成した場合には、水平方向と垂直方向の両方について画像拡大処理又は画像縮小処理を選択したときに適切な輪郭補正をすることができるとともに、水平方向と垂直方向の一方を画像拡大処理、他方を画像縮小処理に選択したときに、画像縮小処理で輪郭補正効果がなくなることがないようにすることができる。
【0048】
セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び輪郭補正回路の順とし、垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び水平特性可変フィルタの順とし、垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、水平特性可変フィルタ、画像メモリ及び垂直特性可変フィルタの順とし、垂直拡大・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を輪郭補正回路、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタの順とするように構成した場合には、水平方向と垂直方向の両方について画像拡大処理又は画像縮小処理を選択したときに適切な輪郭補正をすることができるとともに、水平方向と垂直方向の一方を画像拡大処理、他方を画像縮小処理に選択したときに、画像拡大処理で本来強調されるべきでない部分が強調されることがないようにすることができる。
【0049】
輪郭補正回路を、水平方向の輪郭成分を抽出する水平輪郭抽出部と、垂直方向の輪郭成分を抽出する垂直輪郭抽出部と、水平輪郭抽出部で抽出した輪郭成分と垂直輪郭抽出部で抽出した輪郭成分を加算する第1加算部と、この第1加算部から出力する輪郭成分を輪郭補正回路に入力する映像信号に加算して輪郭補正した映像信号を出力する第2加算部とで構成した場合には、水平方向と垂直方向の輪郭成分を抽出して加算した輪郭補正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の一実施形態例を示すブロック図である。
【図2】図1の輪郭補正回路14の一例を示すブロック図である。
【図3】図1の水平特性可変フィルタ16の一例を示すブロック図である。
【図4】図1のセレクタ群22〜32及びデコーダ36の作用を示す説明図である。
【図5】図1において「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」が選択された場合の処理順序を示す説明図である。
【図6】図1において、画像縮小処理(例えば「垂直縮小・水平縮小」)が選択された場合の周波数特性を、従来例(比較例)と比較して示す説明図で、(A)は本発明の場合、(B)は従来例(比較例)の場合である。
【図7】図1において、画像拡大処理(例えば「垂直拡大・水平拡大」)が選択された場合の周波数特性を、従来例(比較例)と比較して示す説明図で、(A)は本発明の場合、(B)は従来例(比較例)の場合である。
【図8】本発明の他の実施形態例を示すブロック図である。
【図9】図8のセレクタ群22〜32及びデコーダ36aの作用を示す説明図である。
【図10】図9において「垂直縮小・水平縮小」、「垂直縮小・水平拡大」、「垂直拡大・水平縮小」、「垂直拡大・水平拡大」が選択された場合の処理順序を示す説明図である。
【符号の説明】
10…映像信号の入力端子、 12…映像信号の出力端子、 14…輪郭補正回路、 16…水平特性可変フィルタ、 18…垂直特性可変フィルタ、 20…フレームメモリ(画像メモリの一例)、 22…第1セレクタ、 24…第2セレクタ、 26…第3セレクタ、 28…第4セレクタ、 30…第5セレクタ、 32…第6セレクタ、 34…拡大/縮小選択信号の入力端子、 36、36a…デコーダ、 38…EPROM、 40…水平ROM、 42…垂直ROM、 44…制御回路、 51…垂直輪郭抽出部、 52…水平輪郭抽出部、53…第1加算部、 54…第2加算部、 861〜86n…遅延器、 870〜87n…乗算器、 88…加算器。

Claims (5)

  1. 画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを予め記憶した係数記憶部と、拡大/縮小選択信号に基づいて前記係数記憶部から対応した係数デ−タを読み出す係数読出制御部と、この係数読出制御部で読み出された係数デ−タに基いて画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う特性可変フィルタと、縮小処理時には間引き処理を行い拡大処理時には補間処理を行う画像メモリと、水平方向の輪郭成分及び/又は垂直方向の輪郭成分を抽出して映像信号に加算する輪郭補正回路と、前記特性可変フィルタと前記画像メモリと前記輪郭補正回路のそれぞれの前段と後段に挿入されるとともに相互に結合されたセレクタ群とを具備し、このセレクタ群は、前記拡大/縮小選択信号が画像拡大処理を選択する信号のときには入力映像信号の処理順序を前記輪郭補正回路、画像メモリ、特性可変フィルタの順とし、前記拡大/縮小選択信号が画像縮小処理を選択する信号のときには前記入力映像信号の処理順序を前記特性可変フィルタ、画像メモリ、輪郭補正回路の順としてなることを特徴とする画像処理装置。
  2. 係数記憶部は水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大用と画像縮小用の係数デ−タを予め記憶してなり、係数読出制御部は、水平方向と垂直方向のそれぞれについての画像拡大と画像縮小の一方を選択するための拡大/縮小選択信号に基づいて、前記係数記憶部から対応した係数デ−タを読み出してなり、特性可変フィルタは、前記係数読出制御部で読み出された水平方向用係数デ−タに基いて、水平方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う水平特性可変フィルタと、前記係数読出制御部で読み出された垂直方向用係数デ−タに基いて、垂直方向の画像拡大と画像縮小のフィルタ処理のうちの対応した一方のフィルタ処理を行う垂直特性可変フィルタとからなる請求項1記載の画像処理装置。
  3. セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び輪郭補正回路の順とし、前記拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を前記垂直特性可変フィルタ、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、前記拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を前記水平特性可変フィルタ、画像メモリ、垂直特性可変フィルタ及び輪郭補正回路の順とし、前記拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を前記輪郭補正回路、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタの順としてなる請求項2記載の画像処理装置。
  4. セレクタ群によって、拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を水平特性可変フィルタ、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び輪郭補正回路の順とし、前記拡大/縮小選択信号が垂直縮小・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を前記輪郭補正回路、垂直特性可変フィルタ、画像メモリ及び水平特性可変フィルタの順とし、前記拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平縮小を選択する信号のときには処理順序を前記輪郭補正回路、水平特性可変フィルタ、画像メモリ及び垂直特性可変フィルタの順とし、前記拡大/縮小選択信号が垂直拡大・水平拡大を選択する信号のときには処理順序を前記輪郭補正回路、画像メモリ、水平特性可変フィルタ及び垂直特性可変フィルタの順としてなる請求項2記載の画像処理装置。
  5. 輪郭補正回路は、水平方向の輪郭成分を抽出する水平輪郭抽出部と、垂直方向の輪郭成分を抽出する垂直輪郭抽出部と、前記水平輪郭抽出部で抽出した輪郭成分と前記垂直輪郭抽出部で抽出した輪郭成分を加算する第1加算部と、この第1加算部から出力する輪郭成分を前記輪郭補正回路に入力する画像デ−タに加算して輪郭補正した画像デ−タを出力する第2加算部とからなる請求項1、2、3又は4記載の画像処理装置。
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