JP4626104B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高域周波数強調手段を有する映像信号処理回路における高画質化のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の映像信号処理回路における高域周波数成分強調回路のブロック図を図17に示す。図17において、101は高域周波数信号作成回路、102は重複周波数成分抑圧回路、103は高域周波数成分強調回路である。また図18にデジタル信号処理における高域周波数強調回路103の動作例を、図19に高域周波数強調回路103による強調周波数帯域の概要を示す。
【0003】
入力信号Sig1は、高域周波数信号作成回路101において図18に示す水平方向及び垂直方向に所定の遅延(図中td)処理を施され第1遅延信号DLY1及び第2遅延信号DLY2と成り、DLY1とSig1の差分信号(DLY1−Sig1)とDLY1とDLY2の差分信号(DLY1−DLY2)からSig1の水平方向及び垂直方向の所定の高域周波数成分の信号Ap1を作成する。次に、この高域周波数成分信号Ap1は重複周波数成分抑圧回路102において垂直方向あるいは水平方向の重複する周波数帯域成分を抑圧する。
【0004】
このことを図19を用いて説明する。図19(a)において横軸は水平方向周波数、縦軸は垂直方向周波数を示している。高域周波数信号作成回路101において作成される高域周波数信号Ap1は、映像信号における水平方向と垂直方向の高域周波数成分のバランスを保つために水平方向高域周波数信号成分と垂直方向高域周波数信号成分を有している。このため、水平方向高域&垂直方向高域の周波数領域(図19(a)斜線領域)においては水平方向高域周波数信号成分と垂直方向高域周波数信号成分とが重複することになり、斜め方向の映像信号だけが余分に強調され周波数帯域全体のバランスが崩れ画質を損なう。そこで図19(b)に示すように周波数帯域全体において高域周波数信号成分が略等しくなるように、高域周波数成分信号Ap1は重複周波数成分抑圧回路102において垂直方向あるいは水平方向の重複する周波数帯域成分を抑圧され図17におけるAp2信号と成る。図19(b)は垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分を抑圧した場合を示しているが、水平方向高域周波数信号の垂直方向高域周波数部分を抑圧しても同様に重複周波数成分の無い高域周波数信号を得られる。
【0005】
その後、重複周波数帯域抑圧後高域周波数信号Ap2は、図17における高域周波数成分強調回路103において図18に示すタイミングが一致するDLY1と同等のタイミングの信号との加算され、入力信号Sig1の所定の高域周波数成分を強調した信号が作成される。
【0006】
また、重複周波数成分抑圧回路102における高域周波数成分の抑圧を行う信号処理例を説明する。図19における垂直方向高域周波数信号をApv、水平方向高域周波数信号をAph、垂直単位画素遅延をZv、水平単位画素遅延をZh、水平方向周波数帯域制限後垂直方向高域周波数成分をDApとすると、図19(b)における水平方向高域周波数部分を抑圧された垂直方向高域周波数信号DApvは、Apv×(1+Zh-12と記すことができ、全体としてAp2はDApv+Aphと現わすことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の映像信号処理回路における高域周波数成分強調回路では、周波数帯域全体において略等しい高域周波数成分の信号を作成することが行われている。
【0008】
しかし、近年例えばライン数の多い撮像素子を備えた撮像装置において、TV放送方式の走査方式に基づく走査ライン数より多いライン数の信号を固体撮像素子から読み出して、TV放送方式の走査方式に基づくライン数の動画を得る場合のように、ライン数の多い映像信号からライン数の少ない映像信号を作成する映像信号処理回路が増加している。そしてこのような縮小映像信号処理である画素数変換処理に適した高域周波数成分強調回路が求められている。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するものであって、縮小映像信号処理に適した高域周波数成分強調回路を有する映像信号処理回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像信号処理回路は、この課題を解決するために、次のように構成している。
【0011】
本願第1の発明の映像信号処理回路は、入力映像信号の高域周波数成分を強調する高域周波数強調手段と、前記高域周波数強調手段の出力信号をその出力信号が有する垂直方向または水平方向の画素数より少ない垂直方向または水平方向の画素数に変換する画素数変換手段とを備えたものである。
【0012】
さらに、本願第2の発明の映像信号処理回路は、複数の撮影モードを設定する撮影モード設定回路と、前記撮影モードに対応した撮像素子駆動を行う撮像手段と、前記撮像手段出力信号に対する高域周波数強調手段とを備えたものである。
【0013】
さらに、本願第3の発明の映像信号処理回路は、複数の撮影モードを設定する撮影モード設定回路と、前記撮影モードに対応した撮像素子駆動を行う撮像手段と、前記撮像手段出力信号に対する高域周波数強調手段と、前記高域周波数強調手段出力信号をその出力信号が有するライン数より少ないライン数に変換するライン数変換手段とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1は、本願第1の発明の実施の形態1による映像信号処理回路の構成を示すブロック図である。なお、図17に示す従来例のブロック図と対応する部分には同一の符号を付す。
【0016】
図1において、101は高域周波数信号作成回路、106は斜め周波数成分抑圧回路、103は高域周波数成分強調回路、104は画素数変換手段としての画素数変換回路、105は高域周波数信号作成回路101と斜め周波数成分抑圧回路106と高域周波数成分強調回路103とから構成される高域周波数強調手段である。
【0017】
以上のように構成された映像信号処理回路について、以下その動作を述べる。
【0018】
図1において、入力信号Sig1は高域周波数信号作成回路101と高域周波数成分強調回路103に入力される。まず高域周波数信号作成回路101では入力信号Sig1の水平方向または垂直方向の所定の高域周波数成分の信号(図中Ap1)を作成し、この高域周波数成分の信号は斜め周波数成分抑圧回路106において垂直方向または水平方向の周波数帯域成分を抑圧され、高域周波数成分強調回路103に入力される(図中Ap2)。また前記高域周波数成分強調回路103では前記斜め周波数成分抑圧回路106からの信号(図中Ap2)と入力信号Sig1を用いて入力信号Sig1に対して高域周波数成分を強調した信号を作成する。その後、前記高域周波数成分強調回路103の出力信号は画素数変換手段である画素数変換回路104において、水平方向あるいは垂直方向の画素数を所定の画素数に変換する。
【0019】
次に、図2を用いて図1に示した画素数変換回路104の動作例を説明する。図2は画素数変換の一例として入力信号(Si)4画素から出力信号(So)3画素を作成する画素数変換比が4:3の場合の一例を示す。図2においては入力信号画素Si1〜Si7を用いて必要な空間位置の出力信号画素So1〜So5を作成している。具体的にはSo1は入力信号Si1と空間位置が等しく、So2は入力信号画素Si2とSi3の間1/3の空間位置、So3は入力信号画素Si3とSi4の間2/3の空間位置に作成している。So4以降は、So1〜So3と同様の補間演算で生成される。
【0020】
次に、図3を用いて図2で示した画素変換後の出力信号の周波数特性を説明する。図3(a)においてSo1〜So6は図2で示した4:3の画素数変換比の出力信号であり、横方向は出力信号の空間位置、縦方向はその出力信号が持つ高域周波数成分レベルを示している。例えば、図2に示すようにSo1,So4の空間位置は入力信号Si1,Si5の空間位置と等しいので図2では入力信号に対して周波数成分を変化させるフィルター処理を行わない場合を示しており、So1,So4は入力信号が持つ周波数成分を有している。またSo2の空間位置は入力信号Si2とSi3の間1/3の位置、So3の空間位置は入力信号Si3とSi4の間2/3の位置であり、入力画素に対して左右対称の位置となり画素数変換におけるフィルター処理での周波数成分の変化は等しくなる。このことから画素数変換による出力信号の周波数、特にフィルター処理により低下する高域周波数の成分は3画素周期で変化する。
【0021】
また、図3(b)に入力信号が斜め方向の直線で画素数変換が垂直方向に行われた場合の出力画像の概要を示す。ここで直線のような入力画像は高域周波数成分を多く有しており、その入力信号に対し前記4:3の垂直方向の画素数(この場合ライン数)変換を行うと、出力信号(So1〜So6)は図3(a)に示すようにライン位置によって高域周波数成分が異なる3ライン周期のうねりを持ち画質に悪影響を及ぼすこととなる。図3(b)では、高域周波数成分の劣化の無いSo1とSo4を白色で高域周波数成分の劣化が生じるSo2,So3,So5,So6を灰色で示している。また、このうねりは水平方向の直線や垂直方向の直線のように一つの方向の周波数成分の映像信号に比べ斜め線のような両方向の高域周波数成分を有する映像信号において顕著に現れる。
【0022】
次に、図4を用いて図1に示した高域周波数強調手段105の動作例を説明する。図4において入力信号Sig1は、水平方向または垂直方向に所定の遅延(図中td)処理を施され第1遅延信号DLY1及び第2遅延信号DLY2と成る。次にDLY1とSig1の差分信号(DLY1−Sig1)とDLY1とDLY2の差分信号(DLY1−DLY2)からSig1の所定の高域周波数成分の信号Ap1を作成し、このAp1に対し垂直方向または水平方向の周波数帯域成分を抑圧した後タイミングが一致するDLY1との加算処理により入力信号Sig1の所定の高域周波数成分を強調した信号を作成する。
【0023】
ここで、前記の高域周波数強調手段105においては図4に示した所定の遅延値tdを変化することによって、高域周波数信号Ap1の周波数成分を変化することができ、tdを小さくするとAp1は更に高域方向に移動した高域周波数成分の信号と成り、tdを大きくするとAp1は低域方向に移動した中高域周波数成分の信号と成る。
【0024】
このように、図1の高域周波数信号作成回路101において作成される高域周波数信号Ap1は、入力信号に対する水平方向と垂直方向の高域周波数成分のバランスを保つために水平方向高域周波数信号成分と垂直方向高域周波数信号成分を有している。このため、従来例と同様に水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域(図19(a)の斜線領域)においては水平方向高域周波数信号成分と垂直方向高域周波数信号成分とが重複することになり、この入力信号の斜め方向の高域周波数成分だけが余分に強調され周波数帯域全体のバランスが崩れ画質を損なうこととなる。また、図2、図3に示すように画素数変換回路104において作成される画素数変換後の信号は作成される空間位置によって高域周波数成分が変化することによるうねりが発生し、これは特に斜め方向の高域周波数成分に対して画質の劣化が顕著である。
【0025】
このことから画素数変換回路104への入力信号に対する高域周波数強調手段105の強調周波数帯域の動作概要を図5に示す。図5(a),(b)において、横軸は水平方向周波数、縦軸は垂直方向周波数を示している。まず図5(a)においては、垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分を抑圧しさらに水平方向高域周波数信号の垂直方向高域周波数部分を抑圧して、水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を水平方向高域&垂直方向低中域の周波数帯域または水平方向低中域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分より少なくしている。次に図5(b)においては、垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分の抑圧を更に狭帯域化して、水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を水平方向高域の周波数帯域または水平方向低中域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分より少なくしている。
【0026】
また図5に示した斜め周波数成分抑圧回路106での高域周波数成分の抑圧を行う信号処理例を説明する。図5における垂直方向高域周波数信号をApv、水平方向高域周波数信号をAph、垂直単位画素遅延をZv、水平単位画素遅延をZh、水平方向周波数帯域抑圧後垂直方向高域周波数成分をDApv、垂直方向周波数帯域抑圧後水平方向高域周波数成分をDAphとすると、図5(a)における水平方向高域周波数部分を抑圧された垂直方向高域周波数信号DApvはApv×(1+Zh-12の、垂直方向高域周波数部分を抑圧された水平方向高域周波数信号DAphはAph×(1+Zv-12と記すことができ、全体としてAp2はDApv+DAphと現わされる。同様に図5(b)における水平方向高域周波数部分を狭帯域に抑圧された垂直方向高域周波数信号DApvはApv×(1+Zh-12×(1+Zh-2)またはApv×(1+Zh-1+2×Zh-2+Zh-3+Zh-4)と記すことができ、全体としてAp2は、DApv+Aphと現わされる。
【0027】
このように、画素数変換回路104における内挿処理において画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を、事前に高域周波数強調手段105で強く抑圧することで高域周波数強調手段と画素数変換手段から成る映像信号処理回路の画質を向上させている。
【0028】
以上のように、この実施の形態1では、高域周波数強調手段と画素数変換手段を有する映像信号処理回路において高域周波数強調手段が斜め周波数成分抑圧回路を備えることで、画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を事前に強く抑圧することができ出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0029】
(実施の形態2)
図6は、本願第1の発明の実施の形態2による映像信号処理回路の構成を示すブロック図である。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。また、図6では、図1に示す実施の形態1の構成と対応する部分には同一の符号を付す。
【0030】
図6において、101は高域周波数信号作成回路、102は重複周波数成分抑圧回路、106は斜め周波数成分抑圧回路、107は重複周波数成分抑圧回路102の出力信号と斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択する選択回路(a)、108は重複周波数成分抑圧回路102と斜め周波数成分抑圧回路106と選択回路(a)107とから構成される不要周波数成分抑圧回路、103は高域周波数成分強調回路、109は高域周波数信号作成回路101と斜め周波数成分制限回路102と斜め周波数成分抑圧回路106と選択回路(a)107と高域周波数成分強調回路103とから構成される高域周波数強調手段、104は画素数変換回路、110は高域周波数強調手段109の出力信号と画素数変換手段104の出力信号を選択する選択回路(b)、111は画素数変換回路104と選択回路(b)110とから構成される画素数変換手段、112はモード設定回路である。
【0031】
以上のように構成された映像信号処理回路について、以下その動作を述べる。
【0032】
図6において、入力信号Sig1は高域周波数強調手段109を構成する高域周波数信号作成回路101と高域周波数成分強調回路103に入力される。まず高域周波数信号作成回路101では入力信号Sig1の水平方向または垂直方向の所定の高域周波数成分の信号(図中Ap1)を作成し、この高域周波数成分の信号は不要周波数成分抑圧回路108を構成する斜め周波数成分抑圧回路106において前記実施の形態1の図5に示したように垂直方向または水平方向の高域周波数帯域成分を抑圧され、また重複周波数成分抑圧回路102において従来例の図16に示したように重複する垂直方向高域&水平方向高域の周波数成分を抑圧され、これらの信号はモード設定回路112に制御される選択回路(a)107を経て高域周波数成分強調回路103に入力される(図中Ap2)。一方前記高域周波数成分強調回路103では選択回路(a)107からの信号(図中Ap2)と入力信号Sig1を用いて入力信号Sig1に対して高域周波数成分を強調した信号を作成する。その後、前記高域周波数成分強調回路103の出力信号は画素数変換手段110に入力される。
【0033】
次に、高域周波数強調手段109からの信号は画素数変換手段111を構成する画素数変換回路104と選択回路(b)110に入力される。画素数変換回路104では入力信号の水平方向あるいは垂直方向の画素数を所定の画素数に変換し、選択回路(b)110に入力する。選択回路(b)ではモード設定回路112の制御により画素数変換回路104の出力と画素数を変換されていない画素数変換手段111への入力信号とを選択して出力する。
【0034】
ここで、まずモード設定回路112が画素数変換モードを設定している場合は、選択回路(a)107は斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択し、選択回路(b)110は画素数変換回路104の出力信号を選択することによって、画素数変換の変換後位置による高域周波数成分の差異に伴う画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を、事前に高域周波数強調手段109で強く抑圧した後に画素数変換回路104で所定の画素数変換を行うことで最終出力信号の画質を向上させる。次にモード設定回路112が画素数非変換モードを設定している場合は、選択回路(a)107は重複周波数成分抑圧回路102の出力信号を選択し、選択回路(b)110は高域周波数強調手段109からの出力信号を選択することによって、全周波数帯域においてバランスの良い高域周波数強調信号を作成することで最終出力信号の画質を向上させることができる。
【0035】
以上のように、この実施の形態2では、高域周波数強調手段と画素数変換手段を有する映像信号処理回路において高域周波数強調手段が斜め周波数成分抑圧回路と重複周波数成分抑圧回路を備えることで、モード設定回路が画素数変換設定時には斜め周波数成分抑圧回路によって画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を事前に強く抑圧することができ出力映像信号の画質を向上させ、画素数非変換設定時には重複周波数成分抑圧回路によって必要最小限の重複帯域の信号成分のみを抑圧することができ出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0036】
(実施の形態3)
図7は、本願第2の発明の実施の形態3による映像信号処理回路の構成を示すブロック図である。
【0037】
図7において、700は撮像素子、701は撮像素子駆動回路、702は撮像素子駆動制御回路、703は撮像素子700と撮像素子駆動回路701と撮像素子駆動制御回路702とから構成される撮像部、704はノイズ除去,ゲイン制御を行うアナログ信号処理回路、705はアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路(以下、A/Dと称す)、706は撮像信号処理回路、707は高域周波数信号作成回路、708は中高域周波数信号作成回路、709は高域周波数信号作成回路707の出力信号と中高域周波数信号作成回路708の出力信号を選択する選択回路、この高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路708と選択回路709は、図1に示した実施の形態1の高域周波数信号作成回路101に対応する。710は不要周波数成分抑圧回路、711は高域周波数成分強調回路、712は高域周波数信号作成回路707から高域周波数成分強調回路711までで構成されている高域周波数強調手段、713はライン数画素数変換回路、714は撮像信号処理回路706からライン数画素数変換回路713までで構成されているディジタル映像信号処理部、715は撮像素子駆動制御回路702及びディジタル映像信号処理部714を制御する全体制御回路、716は撮影モード設定回路である。
【0038】
以上のように構成された映像信号処理回路について、以下その動作を述べる。
【0039】
図7において、撮影モード設定回路716が設定した撮影モードに対応した全体制御回路715の制御により、撮像部703において撮像素子700は撮像素子駆動制御回路702及び撮像素子駆動回路701により駆動され、その出力信号はアナログ信号処理回路704でノイズを除去する相関2重サンプリング処理,信号振幅の拡大処理等を施されA/D705にてディジタル信号に変換されてディジタル映像信号処理部714に入力される。
【0040】
ディジタル映像信号処理部714では、アナログ信号処理回路704を経てディジタル信号に変換された撮像素子700の出力信号に対し撮像信号処理回路706で撮影モードに応じた所定の信号処理を行い一般的にはRGB信号またはY(輝度信号)C(色信号)の映像信号を生成し、この映像信号は次に高域周波数強調手段712に入力される。高域周波数強調手段712では、入力信号(図中Sig1)は高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路708に入力され、それぞれで所定の周波数帯域の信号(図中、Ap1h,Ap1m)が作成される。これらAp1h,Ap1mは撮影モードに応じて選択回路709でどちらか一方が選択され、不要周波数成分抑圧回路710で不要な周波数成分が抑圧され各撮影モードに必要な周波数特性の信号(図中Ap2)となり、高域周波数成分強調回路711ではこのAp2信号と前記入力信号(図中Sig1)を遅延してタイミングの一致した信号から所定の高域周波数を強調した映像信号を作成する。その後この映像信号はライン数画素数変換回路713で撮影モードに応じたライン数及び画素数の変換を行い出力信号を作成する。
【0041】
次に、図8を用いて図7に示した高域周波数強調手段712の動作例を説明する。
【0042】
図7において、入力信号Sig1は高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路708に入力され、高域周波数信号作成回路707では図8(a)に示すように水平方向または垂直方向に所定の遅延(図中、tdh)処理を施され第1遅延信号DLY1h及び第2遅延信号DLY2hと成る。次にDLY1hとSig1の差分信号とDLY1hとDLY2hの差分信号からSig1の所定の高域周波数成分の信号Ap1hを作成する。また中高域周波数信号作成回路708では図8(b)に示すように水平方向または垂直方向に所定の遅延(図中tdm,tdm>tdh)処理を施され第1遅延信号DLY1m及び第2遅延信号DLY2mと成る。次にDLY1mとSig1の差分信号とDLY1mとDLY2mの差分信号からSig1の所定の高域周波数成分の信号であり前記Ap1hより低い周波数成分の中高域周波数信号であるAp1mを作成する。なお回路としては構成の容易さからtdm=n*tdh(n:2以上の自然数)とすることが多く、図8においてはtdm=2*tdhの場合を説明している。このAp1hまたはAp1mが選択回路709で選択され、不要周波数成分抑圧回路710において垂直方向または水平方向の周波数帯域成分を制限した後タイミングが一致するDLY1hあるいはDLY1mとの加算処理により入力信号Sig1の所定の高域周波数成分を強調した信号を作成する。
【0043】
ここで入力信号Sig1とAp1h及びAp1mの周波数特性について図9を用いて説明する。
【0044】
図9において横軸は周波数、縦軸は信号レベルを示し、fsはディジタル信号処理におけるサンプリング周波数、fnはfsに対するナイキスト周波数を示し、入力信号(Sig1)の周波数帯域はDC成分(直流成分)からfnの場合を示している。図9(a)の高域周波数信号作成時では、前記図8(a)に示した高域周波数信号作成において所定の遅延(図中tdh)が1/fsである場合のAp1hの帯域を示し、図9(b)の中高域周波数信号作成時では、前記図8(b)に示した中高域周波数信号作成において所定の遅延(図中tdm)が2/fsである場合のAp1mの帯域を示している。このように前記高域周波数強調手段712の高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路708において前記図8に示した所定の遅延量の設定によって、高域周波数信号の周波数成分を設定することができ、所定の高域周波数信号及び中高域周波数信号を作成する。
【0045】
次に、撮影モード設定回路716が設定した撮影モードに対する全体制御回路715による全体の信号処理動作の一例を図10〜図14を用いて説明する。図10、図11は各撮影モードにおける撮像素子出力信号に対する信号処理の説明図、図12〜図14は各撮影モードにおける信号処理のタイミング図である。
【0046】
図10、図11において撮像素子の全体領域は(m1ライン×n1画素)で構成され、図10の動画撮影モード時には撮像素子から(m2ライン×n1画素)領域の信号が出力される。この領域は動画撮影時の信号処理の間隔(例えば、NTSC方式では1/60[秒])において撮像素子から読み出すことが可能な略最大領域である。この撮像素子700からの出力信号は、図7のアナログ信号処理回路704、A/D705、撮像信号処理回路706、高域周波数強調手段712を経てライン数画素数変換回路713のライン数変換処理によってm2ライン領域の信号がm3ラインの信号に変換され、その後画素数変換処理によって前記n1画素内の信号で垂直方向と水平方向のアスペクト比率が一致するn2画素の信号がn3画素の信号に変換され、動画撮影時の出力信号形式に合致した信号(m3ライン×n3画素)となる。
【0047】
また、図11の静止画モニター撮影モード時には撮像素子から(m1ライン×n1画素)領域の信号が出力される。静止画モニター撮影モード時には静止画撮影に使用する領域、ここでは撮像素子全領域と同じ領域を読み出す必要があるので動画撮影時の信号処理の間隔(例えばNTSC方式では1/60[秒])を超えた時間を用いて撮像素子から読み出すことになる。ここで、静止画モニター撮影モードとは静止画を撮影する時に被写体をモニター等で確認する撮影状態のことである。撮像素子700からの出力信号は、動画撮影モードと同様にアナログ信号処理回路704、A/D705、撮像信号処理回路706、高域周波数強調手段712を経てライン数画素数変換回路713のライン数変換処理によってm1ライン領域の信号がm3ラインの信号に変換され、その後画素数変換処理によって垂直方向と水平方向のアスペクト比率が一致するn1画素の信号がn3画素の信号に変換され、モニター出力信号形式に合致した信号(m3ライン×n3画素)となる。また静止画撮影モード時は、図を用いた説明は省略するが前記静止画モニター撮影モード時と同様に撮像素子から読み出される(m1ライン×n1画素)領域の信号を用いて静止画信号処理を行い静止画像を作成する。
【0048】
次に、図12〜図14においてVDは垂直方向同期基準信号、VDの期間(図中Tv1)はTV放送方式によって決まる時間(例えばNTSC方式では1/60[秒])であり、第nフィールド時に撮像素子から読み出された出力信号に対するフィールド間の垂直方向のライン信号処理のタイミングを示している。図12の動画撮影モード時には、図10のように撮像素子から(m2ライン×n1画素)領域の信号が出力される。ここで動画撮影時には撮像素子からは垂直方向に2画素の電荷を混合して出力することが多いので(m2/2)ラインの信号が出力される場合を示している。また、この垂直方向に電荷を混合する2画素の組み合わせをフィールド毎に1画素ずらすことによりインタレース読み出しを行っている。この撮像素子出力信号を出力形式に合致したライン数(m3ライン)の信号に変換するために垂直方向の内挿処理を行う。ここでは(m2/2)>m3の場合を説明しているので縮小内挿処理となりライン変換処理直後の信号は有効信号ライン(図中斜線ラインで総数m3ライン)と無効信号ライン(図中空白ライン)が混在することとなり、有効信号ラインを抽出するためにフィールドメモリのWrite処理あるいはRead処理を使用することが多く、ここでもそのために最終出力信号は1フィールド遅れた(n+1)フィールドに出力される場合を説明している。以下同様にして第(n+1)フィールド以降の撮像素子から出力信号に対してもフィールド毎の処理が継続される。
【0049】
また、図13の静止画モニター撮影モード時には、図11のように撮像素子から(m1ライン×n1画素)領域の信号が出力される。静止画モニター撮影モード時には図12の動画撮影モード時と同様に撮像素子からは垂直方向に2画素の電荷を混合して出力することが多いので(m1/2)ラインの信号が出力される場合を示している。ここで前記図12の動画撮影モード時において1垂直期間(Tv1)で撮像素子から読み出せる最大のライン数(m2/2)を読み出しているので、静止画撮影に使用する撮像素子全領域のライン数である(m1/2)ラインを読み出すために1垂直期間がTv2(=2*Tv1)である垂直方向同期基準信号LVDを垂直方向の信号処理基準に用いている。また撮像素子からの読み出しがLVD周期であるので前記垂直方向に電荷を混合する2画素の組み合わせは固定となりノンインタレース読み出しを行っている。この撮像素子出力信号を出力形式に合致したライン数(m3ライン)の信号に変換するために垂直方向の内挿処理を行う。ここでは(m1/2)>m3の場合を説明しているので縮小内挿処理となりライン変換処理直後の信号は有効信号ライン(図中斜線ラインで総数m3ライン)と無効信号ライン(図中空白ライン)が混在することとなり、有効信号ラインを抽出するためにフィールドメモリのWrite処理あるいはRead処理を使用することとなる。さらにこの静止画モニター撮影モード時はLVD基準で処理を行っているので、撮像素子からの信号は(2*VD)期間毎にしか更新されない。このため前記出力形式に合致したライン数(m3ライン)の信号も(2*VD)期間毎にしか作成することができないので、この出力形式に合致したライン数(m3ライン)の信号を2フィールド期間出力する必要がある。このようにn及び(n+1)フィールド期間に撮影された映像は、(n+2)と(n+3)フィールド期間に出力され、以下同様に2フィールド毎の処理が継続される。
【0050】
また、図14の静止画撮影モード時には、高解像度の静止画を得るために撮像素子における垂直方向の2画素の電荷の混合を行わないで奇数ラインの信号と偶数ラインの信号を時分割に出力することが多いので、n及び(n+1)フィールドに奇数ラインである(m1/2)ラインの信号が出力され、(n+2)及び(n+3)フィールドに偶数ラインである(m1/2)ラインの信号が出力される場合を示している。次にこの時分割で読み出された合計m1ラインの信号は、Tv2期間に処理することができないので1垂直期間がTv3(=2*Tv2=4*Tv1)である垂直方向同期基準信号LLVDを垂直方向の信号処理基準に用いて静止画信号処理を行い静止画像(m1ライン)を得ている。
【0051】
次に、このような各撮影モードでの信号処理における高域周波数強調手段について説明する。
【0052】
図15は撮像素子出力信号の垂直方向の周波数特性を示す説明図であり、横軸は周波数、縦軸は信号レベルを示し、faは撮像素子の画素間隔によるサンプリング周波数、fbは撮像素子上の2画素混合によるサンプリング周波数を示している。撮像素子では各画素が離散的に配置されていてその画素間隔によるサンプリング処理(サンプリング周波数:fa)が行われ、DC成分からfa/2までの正規の周波数成分であるナイキスト周波数内成分(図中黒塗りの領域)とその高域周波数成分(図中斜線領域)を持つ信号が得られる。次にこれらの周波数成分を有する信号は前記撮像素子での垂直方向2画素混合によりアンダーサンプリング処理(サンプリング周波数:fb)が行われ、低域周波数帯域への折り返りが発生し画質劣化の要因となる。ここで前記図12に示した動画撮影モード時には、奇数フィールドと偶数フィールドとでインタレース読み出しを行っているので、前記撮像素子上の2画素混合によるサンプリング処理により低域周波数帯域に発生する折り返り成分は奇数フィールドと偶数フィールドとで位相が180°反転(図中一点鎖線と二点鎖線で表示)し、両フィールドを通した撮像素子出力信号全体においてはキャンセルし合う。これに対し図13に示した静止画モニター撮影モード時には、2フィールド毎にノンインタレース読み出しを行っているので、低域周波数帯域に発生する折り返り成分(図中一点鎖線に対応)はキャンセルされず出力信号に含まれる。また図14に示した静止画撮影モード時には、撮像素子上の2画素混合を行わないのでこの2画素混合によるアンダーサンプリング処理での低域周波数帯域の折り返り成分は発生しない。
【0053】
このような周波数成分を有する各撮影モードでの撮像素子出力信号に対する高域周波数強調手段の動作例を説明する。動画撮影モードにおいては前記のように撮像素子はインタレース読み出しを行っているので、図15に示した撮像素子上の2画素混合によるサンプリング処理により低域周波数帯域に発生する折り返り成分は両フィールドを通した出力信号においてはキャンセルされるので、各フィールドにおいて低域周波数帯域に発生する折り返り成分に対する特別な対応は行わず、高域周波数強調手段では撮像素子出力信号の正規周波数成分に対して最適な高域周波数強調である図9(a)に示した高域周波数信号を作成する。
【0054】
次に静止画モニター撮影モード時においては前記のように撮像素子はノンインタレース読み出しを行っているので、図15に示した撮像素子上の2画素混合によるサンプリング処理により低域周波数帯域に発生する折り返り成分は出力信号に含まれる。そのため高域周波数強調手段では低域周波数帯域に発生する折り返り成分を強調させずに撮像素子出力信号の正規周波数成分を強調させることが必要となり、図9(b)に示した中高域周波数信号を作成する。また静止画撮影モード時においては前記のように撮像素子上の2画素混合を行わないためこの2画素混合によるサンプリング処理での低域周波数帯域の折り返り成分は発生しないので、高域周波数強調手段では撮像素子出力信号の正規周波数成分に対して最適な高域周波数強調である図9(a)に示した高域強調信号を作成する。
【0055】
このように、撮影モード設定回路716が設定した撮影モードにおいて撮像素子出力信号が有する正規出力信号の周波数成分あるいは画質劣化の要因となる折り返し周波数成分に合致した高域周波数強調を高域周波数強調手段712が行うことで、折り返し周波数成分を不要に増加させることなく正規出力信号に対する高域周波数強調を行い出力信号の画質を向上させている。
【0056】
以上のように、この実施の形態3では、撮影モード設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読み出しを行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像信号処理回路において、高域周波数強調手段が撮影モードに応じた高域周波数信号または中高域周波数信号を作成することで、画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を不要に増加させること無く適切な高域周波数強調を行い出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0057】
(実施の形態4)
図16は、本願第3の発明の実施の形態4による映像信号処理回路の構成を示すブロック図であり、ここでは、実施の形態3と異なる点を中心に説明する。図6に示した実施の形態2及び図7に示す実施の形態3の構成と対応する部分には同一の符号を付す。
【0058】
図16において、700は撮像素子、701は撮像素子駆動回路、702は撮像素子駆動制御回路、703は撮像素子700と撮像素子駆動回路701と撮像素子駆動制御回路702から構成される撮像部、704はノイズ除去,ゲイン制御を行うアナログ信号処理回路、705はアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路(以下、A/Dと称す)、706は撮像信号処理回路、707は高域周波数信号作成回路、708は中高域周波数信号作成回路、709は高域周波数信号作成回路707の出力信号と中高域周波数信号作成回路708の出力信号を選択する選択回路、これら高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路708と選択回路709は図1に示した高域周波数信号作成回路101に対応する。また710は不要周波数成分抑圧回路であり、これは図6に示した不要周波数成分抑圧回路108に対応し重複周波数成分抑圧回路102、斜め周波数成分抑圧回路106、重複周波数成分抑圧回路102の出力信号と斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択する選択回路(a)107から構成される。711は高域周波数成分強調回路、712は前記高域周波数信号作成回路101と不要周波数成分抑圧回路710と高域周波数成分強調回路711で構成されている高域周波数強調手段、713はライン数画素数変換回路でありこれは図6に示した画素数変換回路104と選択回路(b)110に対応する回路から構成される。714は前記撮像信号処理回路706と高域周波数強調手段712とライン数画素数変換回路713で構成されているディジタル映像信号処理部、715は前記撮像素子駆動制御回路703及びディジタル映像信号処理部714を制御する全体制御回路、716は撮影モード設定回路である。
【0059】
以上のように構成された映像信号処理回路について、以下その動作を述べる。
【0060】
図16において、撮影モード設定回路716が設定した撮影モードに対応した全体制御回路715の制御により、撮像部703において撮像素子700は撮像素子駆動制御回路702及び撮像素子駆動回路701により駆動され、その出力信号はアナログ信号処理回路704でノイズを除去する相関2重サンプリング処理,信号振幅の拡大処理等を施されA/D705にてディジタル信号に変換されてディジタル映像信号処理部714に入力される。ディジタル映像信号処理部714では、アナログ信号処理回路704を経てディジタル信号に変換された撮像素子700の出力信号に対し撮像信号処理回路706で撮影モードに応じた所定の信号処理を行い一般的にはRGB信号またはY(輝度信号)C(色信号)の映像信号を生成し、この映像信号は次に高域周波数強調手段712に入力されその後ライン数画素数変換回路713に入力され、それぞれにおいて撮影モードに応じた処理を施されて出力される。
【0061】
次に、この高域周波数強調手段712及びライン数画素数変換回路713における各撮影モードでの信号処理について、実施の形態3における各撮影モードでの処理内容と異なる点を中心に説明する。
【0062】
動画撮影モード時には、図10及び図12に示したように撮像部703に対し撮像素子上の2画素混合処理及び奇数フィールドと偶数フィールドとでインタレース読み出しを行い、撮像素子からの出力信号における2画素混合によるサンプリング処理により低域周波数帯域に発生する折り返り成分は両フィールドを通した出力信号においてはキャンセルされるので、各フィールドにおいて低域周波数帯域に発生する折り返り成分に対する特別な対応は行わず、高域周波数強調手段712では撮像素子出力信号の正規周波数成分に対して最適な高域周波数強調である高域周波数信号作成回路707が作成したAp1hを選択回路709が選択(図中Ap1)する。次に不要周波数成分抑圧回路710では、その後のライン数画素数変換回路713での画素数変換処理に事前に対応するために画素数変換において画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を強く抑圧する斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択回路(a)107が選択し、動画撮影モードに必要な周波数特性の信号(図中Ap2)となる。高域周波数成分強調回路711ではこのAp2信号と図中Sig1を遅延してタイミングの一致した信号から所定の高域周波数を強調した映像信号を作成する。その後この高域周波数強調手段712の出力信号である映像信号は、ライン数画素数変換回路713において画素数変換回路104で動画撮影モードでの所定のライン数変換及び画素数変換を行い、選択回路(b)109が画素数変換回路104の出力信号を選択する。
【0063】
静止画モニター撮影モード時には、図11及び図13に示したように撮像部703に対し撮像素子上の2画素混合処理及び2フィールド期間の処理によるノンインタレース読み出しを行い、撮像素子からの出力信号における2画素混合によるサンプリング処理により低域周波数帯域に発生する折り返り成分は出力信号に含まれるので、高域周波数強調手段712では低域周波数帯域に発生する折り返り成分を強調させずに撮像素子出力信号の正規周波数成分を強調させることが必要となり、中高域周波数信号作成回路101が作成したAp1mを選択回路709が選択(図中、Ap1)する。次に不要周波数成分抑圧回路710では、その後のライン数画素数変換回路713での画素数変換処理に事前に対応するために画素数変換において画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を強く抑圧する斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択回路(a)107が選択し、静止画モニター撮影モードに必要な周波数特性の信号(図中Ap2)となる。高域周波数成分強調回路711ではこのAp2信号と図中Sig1を遅延してタイミングの一致した信号から所定の高域周波数を強調した映像信号を作成する。その後この高域周波数強調手段712の出力信号である映像信号は、ライン数画素数変換回路713において画素数変換回路104で静止画モニター撮影モードでの所定のライン数変換及び画素数変換を行い、選択回路(b)109が画素数変換回路104の出力信号を選択する。
【0064】
静止画撮影モード時には、図14に示したように撮像部703に対し撮像素子上の2画素混合処理を行なわず、2画素混合によるサンプリング処理での低域周波数帯域の折り返り成分は発生しないので、高域周波数強調手段712では撮像素子出力信号の正規周波数成分に対して最適な高域周波数強調である高域周波数信号作成回路707が作成したAp1hを選択回路709が選択(図中Ap1)する。次に不要周波数成分抑圧回路710では、その後のライン数画素数変換回路713で画素数変換処理を行わないので全周波数帯域においてバランスの良い高域周波数強調信号を作成する重複周波数成分抑圧回路102の出力信号を選択回路(a)107が選択し、静止画撮影モードに必要な周波数特性の信号(図中Ap2)となる。高域周波数成分強調回路711ではこのAp2信号と図中Sig1を遅延してタイミングの一致した信号から所定の高域周波数を強調した映像信号を作成する。その後この高域周波数強調手段712の出力信号である映像信号は、ライン数画素数変換回路713においてライン数変換及び画素数変換を行わないので選択回路(b)109が高域周波数強調手段712の出力信号を選択する。
【0065】
このように、撮影モード設定回路716が設定した撮影モードにおいて撮像素子出力信号が有する正規出力信号の周波数成分あるいは画質劣化の要因となる折り返し周波数成分に合致した高域周波数強調を高域周波数信号作成回路101が行うことで、折り返し周波数成分を不要に増加させることなく正規出力信号に対する高域周波数強調を行い、更にその後のライン数変換及び画素数変換の有無に対応した不要周波数成分の抑圧を事前に不要周波数成分抑圧回路710が行い、高域周波数強調手段712において出力信号の画質を向上させている。
【0066】
以上のように、この実施の形態4では、撮影モード設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読み出しを行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像信号処理回路において、高域周波数強調手段が撮影モードに応じてまず高域周波数信号または中高域周波数信号を作成して画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を不要に増加させること無く適切な高域周波数強調を行い、次に斜め周波数成分抑圧または重複周波数成分抑圧を行い画素数変換処理及びライン数変換処理の有無に対応した不要周波数成分抑圧を行うことで周波数帯域全体にバランスの良い高域周波数強調を行い出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0067】
なお、上記実施の形態1では、画素数変換比として4:3の場合を説明したが、これに限るものでなく例えば実施の形態3及び4に示した動画撮影モードや静止画モニター撮影モードにおけるライン数変換及び画素数変換における比率等も考えられる。また、画素数変換を行うための内挿処理として入力信号画素2画素を用いた直線内挿処理の場合を説明したが、これに限るものでなく3画素、4画素...といった高次内挿処理を行うことも可能である。
【0068】
また、上記実施の形態1では、画素数変換回路104への入力信号に対する高域周波数強調手段105の強調周波数帯域の動作として、垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分を抑圧しさらに水平方向高域周波数信号の垂直方向高域周波数部分を抑圧する場合と垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分の抑圧を更に狭帯域化する場合を説明したが、これに限るものでなく例えば垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分の抑圧を弱めて水平方向高域周波数信号の垂直方向高域周波数部分の抑圧を更に狭帯域化する場合、または高域周波数信号の周波数帯域を水平方向高域&垂直方向低域,水平方向低域&垂直方向高域,及び水平方向高域&垂直方向高域の領域に分割して、水平方向高域&垂直方向高域の信号に対してレベル抑圧を行う場合等も考えられる。また斜め周波数成分抑圧回路106での高域周波数成分の抑圧を行う図5(a)の信号処理例として(1+Zh-12または(1+Zv-12の場合、図5(b)の信号処理例として(1+Zh-1+2×Zh-2+Zh-3+Zh-4)の場合を説明したが、これに限るものでないことは明らかである。
【0069】
なお、上記実施の形態2では、不要周波数成分抑圧回路108が重複周波数成分抑圧回路102と斜め周波数成分抑圧回路106と選択回路(a)107から構成される場合を説明したが、これに限るものでなく例えば不要周波数成分抑圧回路108がそのフィルター特性をプログラマブルに変化できる機能を有しモード設定回路112によってフィルター特性を変化する構成等、モードによって不要周波数成分抑圧回路108のフィルター特性が変化できれば良いことは明らかである。また、画素数変換手段111が画素数変換回路104と選択回路(b)110から構成される場合を説明したが、これに限るものでなく例えば画素数変換回路104がその画素数変換比をプログラマブルに変化できる機能を有しモード設定回路112によって変換比を変化する構成等、モードによって画素数変換の有無を設定できれば良いことは明らかである。
【0070】
なお、上記実施の形態3及び4では、高域周波数信号作成回路101が高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路708と選択回路709から構成される場合を説明したが、これに限るものでなく例えば高域周波数信号作成回路101が作成する信号の周波数特性をプログラマブルに変化できる機能を有し撮影モード設定回路716によって周波数特性を変化する構成等、モードによって高域周波数信号作成回路101が作成する高域周波数信号の周波数特性が変化できれば良いことは明らかである。
【0071】
また、上記実施の形態3及び4では、撮影モードとして動画撮影モード、静止画モニター撮影モード、静止画撮影モードを説明したが、これに限るものでなく例えば動画静止画同時撮影モード等も考えられ、この場合は例えば動画撮影モードと静止画撮影モードの組み合わせた撮影モードとなる。
【0072】
また、上記実施の形態3及び4では、各撮影モードにおける撮像素子出力信号に対する信号処理の説明としてライン数変換を行いその後画素数変換を行う場合を説明したが、これに限るものでなく画素数変換を行いその後ライン数変換を行う構成やライン数変換と画素数変換を同時行う構成も考えられる。
【0073】
なお、この実施形態3及び4は、撮像素子700として、単板システム,3板システム等に対して言及してないが、単板、3板等の制約はなく単板システム、2板システム、3板システムにおいても同等の効果を得ることは可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0075】
(1)本発明の第1の発明では、高域周波数強調手段と画素数変換手段を有する映像信号処理回路において高域周波数強調手段が斜め周波数成分抑圧回路を備えることで、画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を事前に強く抑圧することができ出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0076】
(2)本発明の第2の発明では、撮影モード設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読み出しを行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像信号処理回路において、高域周波数強調手段が撮影モードに応じた高域周波数信号または中高域周波数信号を作成することで、画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を不要に増加させること無く適切な高域周波数強調を行い出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0077】
(3)本発明の第3の発明では、撮影モード設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読み出しを行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像信号処理回路において、高域周波数強調手段が撮影モードに応じてまず高域周波数信号または中高域周波数信号を作成して画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を不要に増加させること無く適切な高域周波数強調を行い、次に斜め周波数成分抑圧または重複周波数成分抑圧を行い画素数変換処理及びライン数変換処理の有無に対応した不要周波数成分抑圧を行うことで周波数帯域全体にバランスの良い高域周波数強調を行い出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による映像信号処理回路の構成を示すブロック図
【図2】同映像信号処理回路における画素数変換回路の動作例の説明図
【図3】同映像信号処理回路における画素数変換回路の画素変換後の出力信号の周波数特性の説明図
【図4】同映像信号処理回路における高域周波数強調手段の動作例の説明図
【図5】同映像信号処理回路における高域周波数強調手段の強調周波数帯域の動作概要図
【図6】本発明の実施の形態2による映像信号処理回路の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3による映像信号処理回路の構成を示すブロック図
【図8】同映像信号処理回路の高域周波数強調手段の動作例の説明図
【図9】同映像信号処理回路の高域周波数強調手段における周波数特性の説明図
【図10】同映像信号処理回路の動画撮影モードにおける撮像素子出力信号に対する信号処理の説明図
【図11】同映像信号処理回路の静止画モニター撮影モードにおける撮像素子出力信号に対する信号処理の説明図
【図12】同映像信号処理装置の動画撮影モードにおける信号処理のタイミング図
【図13】同映像信号処理装置の静止画モニター撮影モードにおける信号処理のタイミング図
【図14】同映像信号処理装置の静止画撮影モードにおける信号処理のタイミング図
【図15】同映像信号処理装置の撮像素子出力信号の垂直方向の周波数特性を示す説明図
【図16】本発明の実施の形態4による映像信号処理回路の構成を示すブロック図
【図17】従来の映像信号処理回路における高域周波数成分強調回路のブロック図
【図18】従来の映像信号処理装置における高域周波数強調回路の動作例の説明図
【図19】従来の映像信号処理装置における高域周波数強調回路の周波数特性説明図
【符号の説明】
101 高域周波数信号作成回路
102 重複周波数成分抑圧回路
103 高域周波数成分強調回路
104 画素数変換回路
105 高域周波数強調手段
106 斜め周波数成分抑圧回路
107 選択回路(a)
108 不要周波数成分抑圧回路
109 高域周波数強調手段
110 選択回路(b)
111 画素数変換手段
112 モード設定回路
700 撮像素子
701 撮像素子駆動回路
702 撮像素子駆動制御回路
703 撮像部
704 アナログ信号処理回路
705 アナログディジタル変換回路
706 撮像信号処理回路
707 高域周波数信号作成回路
708 中高域周波数信号作成回路
709 選択回路
710 不要周波数成分抑圧回路
711 高域周波数成分強調回路
712 高域周波数強調手段
713 ライン数画素数変換回路
714 ディジタル映像信号処理部
715 全体制御回路
716 撮影モード設定回路

Claims (2)

  1. 入力信号の高域周波数成分信号を出力する高域周波数信号作成手段と、
    前記高域周波数成分信号に含まれる垂直方向高域周波数成分信号の水平方向高域周波数成分または水平方向高域周波数成分信号の垂直方向高域周波数成分の少なくとも一方を抑圧した不要周波数成分抑圧信号を出力する不要周波数成分抑圧手段と、
    前記入力信号に前記不要周波数成分抑圧信号を加算して高域周波数成分強調信号を出力する高域周波数成分強調手段と、
    前記高域周波数成分強調信号の画素数を変換する画素数変換手段と、
    前記画素数変換手段が前記高域周波数成分強調信号の画素数を変換する場合は前記画素数変換手段が前記高域周波数成分強調信号の画素数を変換しない場合に比べて前記不要周波数成分抑圧手段の抑圧量を大きくするよう制御する制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする映像信号処理回路。
  2. 前記不要周波数成分抑圧手段は、
    前記高域周波数成分信号に含まれる垂直方向高域周波数成分信号の水平方向高域周波数成分と水平方向高域周波数成分信号の垂直方向高域周波数成分とを抑圧した不要周波数成分抑圧信号と、
    前記高域周波数成分信号に含まれる垂直方向高域周波数成分信号と水平方向高域周波数成分信号とに重複する周波数成分を抑圧した重複周波数成分抑圧信号を出力し、
    前記制御手段は、
    前記画素数変換手段が前記高域周波数成分強調信号の画素数を変換する場合は前記高域周波数成分強調手段が前記入力信号に前記不要周波数成分抑圧信号を加算するよう制御し、
    前記画素数変換手段が前記高域周波数成分強調信号の画素数を変換しない場合は前記高域周波数成分強調手段が前記入力信号に前記重複周波数成分抑圧信号を加算するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理回路。
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