JP2000216994A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2000216994A
JP2000216994A JP11012900A JP1290099A JP2000216994A JP 2000216994 A JP2000216994 A JP 2000216994A JP 11012900 A JP11012900 A JP 11012900A JP 1290099 A JP1290099 A JP 1290099A JP 2000216994 A JP2000216994 A JP 2000216994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
area
identification
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11012900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4138126B2 (ja
Inventor
Tadashi Yamamoto
直史 山本
Haruko Kawakami
晴子 川上
Naoya Murakami
直哉 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP01290099A priority Critical patent/JP4138126B2/ja
Publication of JP2000216994A publication Critical patent/JP2000216994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4138126B2 publication Critical patent/JP4138126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルタ処理の自由度を上げ、細かい網点と粗
い網点、細かい文字と太い文字など多くの領域種や拡大
縮小時の縦横の画像の周波数特性の違いに応じて信号処
理の周波数特性を自由に変調する。 【解決手段】各色に対応する3つのフィルタ部とその係
数を発生する係数発生部を有する高画質化処理部105
は畳み込み演算、いわゆるデジタルフィルタ処理を行
い、マクロ像域識別部103とミクロ像域識別部104
からの識別信号及び拡大縮小率に応じて係数発生部のテ
ーブルに従って係数を切り替え、網点領域は175dp
iの成分を除き、文字領域は150dpiの成分を強調
し、その他領域では120dpiの成分をやや強調す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子化された画
像を鮮鋭化や平滑化などにより高画質化するための画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の発達により、複写
機のデジタル化が急速に進んでいる。画像信号をデジタ
ル化することにより、プリンタ機能やFAX機能との融
合や、デジタル信号処理技術の適用による画像の高画質
化などのメリットなどがある。デジタル複写機では原稿
画像をスキャナで走査して電気信号として読み取り、A
/D変換器によりデジタル信号に変換したのち、像域識
別処理、フィルタ処理、階調処理などのデジタル信号処
理を施したのち、例えば電子写真方式などで出力紙上に
記録画像を形成する。
【0003】このようなデジタル複写機においては高画
質処理が必要になる。スキャナでは、原稿画像を光学系
でCCD上に結像させるため、光学系のMTF特性によ
っては空間周波数の高い成分が劣化し、エッジがぼける
などの現象がおきる。これは文字や線画などの解像度劣
化につながる。また、一般の印刷物原稿では網点法によ
り中間調表現を行っており、周期的な網点パターンが構
成されている。これをそのまま処理すると、網点パター
ンがノイズとなって画質が劣化したり、階調処理部でデ
ジタル処理特有のモアレが生ずる可能性がある。このた
め、高画質な画像を記録するためには、文字や線画の部
分ではエッジ強調フィルタを施して、スキャナによるぼ
けの影響を補正する必要がある。また、網点印刷原稿で
は平滑化フィルタを施して網点成分を除く必要がある。
【0004】これらの処理を選択的に行うために、像域
識別を行ない、識別結果に応じて信号処理を切り替える
方法が従来知られている。この方法では、まず像域識別
処理により画像信号から原稿の領域種別を自動的に識別
する。具体的には文字、網点、写真、下地などの領域に
識別する。そして、識別信号に応じて、信号処理方式を
切り替える。例えば、文字と識別された領域ではエッジ
強調処理方式を用い、網点と識別された領域では平滑化
処理方式を施すなどの切替えを行うようにしている。
【0005】このような像域識別の手段としては、例え
ば、階調領域と文字領域の局所的な濃度の変化の違いや
局所的なパ夕一ンの違いを利用する方法が知られてい
る。前者の例として、特開昭58−3374号公報で
は、画像を小ブロックに分割し、各ブロック内の最大濃
度と最小濃度の差を求め、その差が閾値より大きければ
当該ブロックを文字画領域とし、小さければ当該ブロッ
クを階調画領域として識別する方法が開示されている。
【0006】また、後者の例として、特開昭60−20
4177号公報では、画像にラプラシアン・フィルタを
かけた後、2値化し、例えばその4×4画素のパターン
の形状により識別を行う方法が開示されている。
【0007】これらの微小な領域を参照して識別を行う
方法では、網点領域や階調画像上の急峻なエッジが文字
部と誤識別されやすいなどという問題があった。この問
題を解決するため、画像全体を粗い解像度で走査し、画
像の構造をソフトウエアにより解析して像域の識別を行
うという方式(ミックスモード通信のための文字領域の
抽出アルゴリズム、電子通信学会論文誌J67−D,v
0111.pp1277−1284(1984))や、
これらの手法を組み合わせた方法なども提案されてい
る。それぞれ、性能やコストで得失があり、装置の要求
性能や用途に応じて、適した方式が適用されている。
【0008】このような識別結果に応じた信号処理の切
替え方式としては、エッジ強調と平滑化を切替える方式
が多く用いられる。エッジ強調と平滑化を切替えると文
字領域とそうでない領域の遷移領域でノイズが発生した
り、像域識別部での誤識別が生じた場合の画質劣化が大
きいため、エッジ強調と平滑化を多段階的に切り替える
方式が用いられる。特公平6−5885号公報には、画
像にエッジ強調処理と平滑化処理を施したのち、エッジ
検出部から出力されるエッジ検出信号で制御される混合
比率により、これらの信号を混合する方式が開示されて
いる。
【0009】また、特開昭60−167574号公報で
は、画像信号にエッジ成分抽出処理と平滑化処理を施し
たのち、識別信号で制御される係数をエッジ成分信号に
乗じた信号と平滑化信号を加算する方式が開示されてい
る。これらの方式は、構成は若干異なるものの結果とし
ては識別信号に応じてエッジ成分の強度を変調させるこ
とになる。
【0010】しかしながら、従来技術ではエッジ成分の
強度を識別結果に応じて変調させているため、処理の切
替えの自由度が低くなっている。例えば、前記引例(特
公平6−5885号公報)の実施例では強調する周波数
の強度のゲインを変えることはできるが、強調周波数自
体は固定で変えることはできない。このため、平滑化を
行う場合のカットオフ周波数を変えることも不可能であ
る。また、主走査方向と副走査方向の周波数特性も固定
となるため、エッジ強調の強度を主走査と副走査につい
て独立に変調することもできない。従来技術で画像処理
の自由度を上げるには引例の実施例を拡張して種類以上
のフィルタを設け、これらの出力の混合比を変調するこ
とにより可能ではあるが、自由度に応じた処理回路が必
要となるため、回路規模が増大するという問題がある。
【0011】このように複写機に適用する上で文字領域
と文字領域以外の2種類というように識別領域種が少な
い場合には、画像処理の自由度が低いことは大きな問題
とならない。しかし、最近では前述したように画像全体
の構造を利用した識別手段を用いることにより、よりき
めの細かく領域種の多い識別が可能となってきている。
例えば、粗い網点と細かい網点の間の識別や小さい文字
と太い文字の間の識別も可能となる。この場合、画像の
周波数特性は網点の周期や文字の太さにより変わってく
るので、平滑化すべき周波数帯域や強調すベき周波数帯
域は領域により異なる。そこで、さらなる高画質化を実
現するには、識別結果によりフィルタ特性、すなわち周
波数帯域やゲインをきめ細かく変化させる必要がある。
【0012】また、デジタル複写機では拡大縮小を行う
場合、副走査方向はスキャナの走査速度を変えることに
より行ない、主走査方向は信号処理により行われてい
る。このため、信号処理による拡大縮小の前段にフィル
タ処理を設ける場合、フィルタ部での信号の縦横比は拡
大縮小率により変わってくる。このため、拡大縮小率に
応じて、縦横の周波数特性を変える必要がある。
【0013】このように従来技術では、きめの細かい像
域種類違いに対応することや拡大縮小時での信号の縦横
の特性の違いに対処することができなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術ではエッジ成分の強度を識別結果に応じて変調させ
ているため、処理の切替えの自由度が低くなっている。
最近では前述したように画像全体の構造を利用した識別
手段を用いることにより、よりきめの細かく領域種の多
い識別が可能となってきて、例えば、粗い網点と細かい
網点の間の識別や小さい文字と太い文字の間の識別、こ
の場合、画像の周波数特性が網点の周期や文字の太さに
より変わってくるので平滑化すべき周波数帯域や強調す
ベき周波数帯域が領域により異なり、さらなる高画質化
を実現するには識別結果によりフィルタ特性、すなわち
周波数帯域やゲインをきめ細かく変化させる必要があ
る。
【0015】また、デジタル複写機では拡大縮小を行う
場合、副走査方向はスキャナの走査速度を変えることに
より行ない、主走査方向は信号処理により行われてい
る。このため、信号処理による拡大縮小の前段にフィル
タ処理を設ける場合、フィルタ部での信号の縦横比は拡
大縮小率により変わってくる。このため、拡大縮小率に
応じて、縦横の周波数特性を変える必要がある。
【0016】このように、きめの細かい像域種類違いに
対応することや拡大縮小時での信号の縦横の特性の違い
に対処することができないという問題があった。
【0017】そこで、この発明は、フィルタ処理の自由
度を上げ、細かい網点と粗い網点、細かい文字と太い文
字など多くの領域種や拡大縮小時の縦横の画像の周波数
特性の違いに応じて信号処理の周波数特性を自由に変調
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、デジタル画像信号を入力する画像入力手段と、この
画像入力手段で入力される画像信号の文字領域、階調領
域等の領域信号を出力する出力手段と、この出力手段か
ら出力される領域信号に応じた係数を発生する発生手段
と、この発生手段で発生された係数を用いて上記画像入
力手段で入力された画像信号に所定の演算を行う演算手
段とから構成されている。
【0019】この発明の画像処理装置は、デジタル画像
信号を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入
力される画像信号に対して、通常文字領域、背景上文字
領域、連続階調領域、網点階調領域等の領域を識別して
識別信号を出力する識別手段と、この識別手段から出力
される識別信号に応じた係数を発生する発生手段と、こ
の発生手段で発生された係数を用いて上記画像入力手段
で入力された画像信号に所定の演算を行う演算手段とか
ら構成されている。
【0020】この発明の画像処理装置は、デジタル画像
信号を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入
力される画像信号に対して、通常文字領域、背景上文字
領域、連続階調領域、網点階調領域等の領域を識別して
識別信号を出力する識別手段と、この識別手段から出力
される識別信号と予め設定された拡大縮小率とに応じて
係数を発生する発生手段と、この発生手段で発生された
係数を用いて上記画像入力手段で入力された画像信号に
所定の演算を行う演算手段とから構成されている。
【0021】この発明の画像処理装置は、デジタル画像
信号を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入
力された画像信号に予め設定された係数を用いて所定の
演算を行う第1の演算手段と、上記画像入力手段で入力
される画像信号に対して、予め設定された閾値から粗い
網点領域と細かい網点領域とを識別して第1の識別信号
を出力する第1の識別手段と、上記画像入力手段で入力
される画像信号に対して、文字、網点等の領域を識別し
て第2の識別信号を出力する第2の識別手段と、上記第
1の識別手段から出力された第1の識別信号と上記第2
の識別手段から出力された第2の識別信号とから係数を
発生する発生手段と、この発生手段で発生された係数を
用いて上記画像入力手段で入力された画像信号に所定の
演算を行う第2の演算手段と、上記第1の演算手段の演
算結果と上記第2の演算手段の演算結果とに所定の加算
を行う加算手段とから構成されている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0023】図1は、この発明の画像処理装置を適用し
た第1実施例のデジタルカラー複写機の構成を示すもの
である。この装置は、画像入力部101、色変換部10
2、マクロ像域識別部103、ミクロ像域識別部10
4、高画質化処理部105、拡大縮小部106、墨入れ
処理部107、階調処理部108、画像記録部109、
及びこれら各部の制御などを行う制御部110より構成
されている。この発明の画像処理装置は高画質化処理部
105に適用している。なお、トリミングやマスキング
など、この発明と直接関係しない編集処理などの説明は
省略する。
【0024】まず、全体の構成について簡単に説明す
る。
【0025】制御部110は、CPU、RAM、プログ
ラムROMなどにより構成されている。複写機の図示し
ないコントロールパネルを通してユーザより指示される
原稿モードや拡大縮小率などの情報に応じて、各処理部
の動作モードや計算パラメータの設定を行う。
【0026】画像入力部101では、原稿画像を読み取
り、カラー画像信号151を出力する。画像入力部10
1の構成について簡単に説明する。ハロゲンランプなど
の線状の光源により原稿面のライン状の領域に光を照射
する。そして、可動な3枚のミラーとレンズよりなる縮
小光学系により原稿面の前記ライン状領域をカラーライ
ンセンサ上に結像する。カラーラインセンサはそれぞれ
R,G,Bのカラーフィルタのついた3本のCCDライ
ンセンサを互いに近接して平行に配置したもので、画像
情報に応じたCCD受光面上の光量分布を電気信号に変
換して順次読みだし、増幅器で増幅したのち、A/D変
換器でデジ夕ル信号に変換する。さらに、CCDの感度
むらや光源の照度むらの補正のためのシェーディング補
正回路やRGBの3つのラインセンサの位置の違いを補
正するための遅延/補間回路などがあるが、詳しい説明
は省略する。
【0027】上記の可動ミラーをラインセンサと直角方
向に走査しながら読み取りを繰り返すことにより、原稿
画像全面の情報を順次読み取る。ここで、ラインセンサ
の方向を主走査方向、可動ミラーの移動方向を副走査方
向とよぶ。画像を拡大縮小する場合は、可動ミラーの副
走査方向への走査速度を拡大縮小倍率に反比例させる。
CCDでの電気信号の読取り速度は一定としておくの
で、副走査方向に拡大縮小し、主走査方向には等倍の画
像信号が得られる。
【0028】なお、本実施例での画像入力部101のサ
ンプリング密度は、縦横とも600dpiすなわち、1
インチあたり600画素としている。
【0029】つぎに、色変換部102では、RGB反射
率を表すカラー画像信号151を、記録する色材の濃度
を表すYMCの濃度信号152に変換する。RGB反射
率とYMCの濃度の関係は一般に複雑な非線形な関係と
なる。このため、この変換処理を実現するには3次元の
テーブルルックアップ法や1次元のテーブルルックアッ
プと3×3のマトリクスを組み合わせた方法などが用い
られる。具体的な構成については例えば特公平1−05
5245号や特公昭61−007774号などに詳しく
記述されている。
【0030】マクロ像域識別部103では、入力した画
像信号151から画像全体の構造を分析したのち、像域
の識別を行ない、マクロ像域信号を出力する。
【0031】図2は、マクロ像域識別部103の構成例
を示すものである。マクロ像域識別部103は、画像分
離部201、画像メモリ部202、CPU203、プロ
グラムメモリ204、及び領域信号出力部205から構
成されている。すなわち、画像分離部201は、画像入
力部151から出力されたカラー画像信号151を周辺
画素の濃度差や彩度などの状態により、複数プレーンの
画像データに分離し、画像メモリ部202に順次記憶し
ていく。この画像メモリ部202は、画像のプレーン数
分の容量を持っており、分離した画像信号を1画面分す
べて記憶する。
【0032】つぎに、プログラムメモリ(ROM)20
4に格納されたプログラムコードにしたがって、CPU
203で画像メモリ部202に記憶された分離画像デー
タの内容を参照しながら、領域の分離を行い、分離結果
を画像メモリ部202に書き込んでいく。画像メモリ部
202に記憶された領域情報は、領域信号出力部205
で、画像入力部101からの2回目の読み取り信号に同
期して読み出される。このとき、画像メモリ部202内
部の領域分離情報の画素密度と画像入力部101からの
画像信号の画素密度が異なるので、領域分離信号の密度
変換を行い、両者の画素密度を整合させて出力する。
【0033】本実施例において領域分離信号は3ビット
の信号で表わし、その値と領域の関係は図3に示す通り
である。すなわち、信号値0が通常文字領域、信号値1
が背景上文字領域、信号値2が連続階調領域、信号値3
が網点階調領域、信号値4がその他領域を表している。
この他に、領域分離信号を5ビットの信号で表わし、各
ビットの信号がそれぞれ5つの領域を表わすようにして
もよい。
【0034】ミクロ像域識別部104では、入力した画
像(濃度)信号152からその濃度分布や濃度変化など
のミクロな構造情報を抽出し、さらにマクロ領域識別部
103から出力されるマクロ識別信号から参照して、文
字領域、網点領域、その他の領域に分離する。ここで、
マクロ識別信号を用いてミクロの識別閾値や識別処理を
切り替えることにより、階調画像のエッジなどのように
ミクロな構造情報が文字領域と類似しているパターンを
もつ領域も正しく識別することができる。そして、文字
領域では値2、網点領域では値0、その他の領域では値
1をとる識別信号153を出力する。
【0035】なお、文字領域とは文字や線画のエッジお
よびその近傍までを含めた領域とする。また、その他領
域とは銀塩写真などの非網点の階調画像や文字の書かれ
ていない背景領域などである。像域識別の具体的方式に
ついては特開平2−199588号公報や特開平1−3
783号公報などに詳しく記述されている。マクロ領域
識別信号を用いることにより、画像のマクロな構造情報
を利用できるので識別精度が向上する。
【0036】高画質化処理部105では、YMCのカラ
ー画像信号に鮮鋭化や平滑化の処理を施す。複写機では
原稿として主に文書画像が用いられる。このような画像
では文字画像や階調画像などが混在している。文字画像
は鮮鋭に再現されることが重要である。一方、階調画像
は階調が滑らかに再現されることが重要である。また、
印刷や市販のプリンタでは階調表現に網点を用いている
ことが多く、この網点成分を除くことも重要である。
【0037】このため、高画質化処理部105では、マ
クロ像域識別部103およびミクロ像域識別部104か
ら出力される像域信号153に応じて、選択的にフィル
タ処理の特性を切替える。像域信号が文字を表す場合は
エッジ強調フィルタをかけてエッジの強調を行う。ま
た、像域信号が階調のエッジを表す場合は弱いエッジ強
調フィルタをかける。また、像域信号がなだらかな階調
を表す場合には平滑化フィルタをかけてノイズや網点成
分の除去を行う。これにより、文字画像は鮮鋭に、階調
画像は滑らかに再現することができる。
【0038】この高画質処理部105に本発明を適用し
ており、詳細は後述する。
【0039】拡大縮小部106では、主走査方向の拡大
縮小を行う。拡大縮小処理の方式としては線形補間法、
投影法などが知られている。デジタル信号処理により拡
大縮小する場合に、拡大時に線がぎざぎざになるジャギ
ーノイズと縮小時に網点画像に生ずるモアレなどが問題
となる。線形補間法はジャギーノイズが生じにくく、投
影法はモアレノイズが発生しにくい。このため、本実施
例では拡大時は線形補間法、縮小時は投影法を用いるこ
とでこれらのノイズの発生を抑えている。線形補間法、
投影法については特開昭2−308378号公報などに
詳しく記述されている。上述したように本実施例では、
画像入力部101で副走査方向の拡大縮小を行ってお
り、これらにより2次元の両方向への拡大縮小が実現で
きる。
【0040】墨入れ処理部107では、フィルタ処理さ
れたカラーのYMC信号をYMCKの4版の信号に変換
する。YMCの3色の色材を重ねても黒を表現できる
が、一般に黒の色材はYMCの重ねより濃度が高い、安
価であるなどの理由で、一般のカラー記録では黒の色材
をも含めたYMCKの4色で記録を行う。具体的にはU
CR(Under Color Reduction)やGCR(Gray Compon
ent Removal)などの方式が知られ、実際に用いられてい
る。GCR法の計算式を下記に示す。ただし、入力するC
MYの濃度信号をCMY、出力するCMYKの濃度信号
をC'、M'、Y'、K'と記述している。 K'=k・min(C,M,Y) C'=(C−K)/(1−K) M'=(M−K)/(1−K) Y'=(Y−K)/(1−K) また、電子写真などの記録では光のオンオフの長さを変
調して、中間濃度を表現している。階調処理部108
は、この変調処理を行う。具体的には、濃度信号に応じ
た幅のパルス信号を発生する。このパルスに応じて、前
記のレーザ光のオンオフを制御する。ここで、パルスを
単位周期の中で前に寄せる制御と後ろに寄せる制御を切
替えられるように構成されている。
【0041】変調方式には、2画素変調と1画素変調の
2通りがある。2画素変調方式では、奇数画素目は前寄
せ、偶数画素目は後ろ寄せで記録する。一方、1画素変
調方式では全部の画素を前寄せで記録する。1画素変調
方式はパルスのオンオフの周期が1画素単位なので、1
画素単位の解像度で記録できる。一方、2画素変調方式
は周期が2画素単位なので1画素変調方式に比べ、解像
度が低下する。しかし、同じ濃度を表現するためのパル
ス幅が2倍となるので、濃度の安定性が高くなり、1画
素変調方式に比ベ階調性が良くなる。このように、1画
素変調方式は文字画像の記録に適した方式であり、一方
2画素変調方式は階調画像の記録に適した方式である。
【0042】本実施例では、像域信号により、2画素変
調処理と1画素変調処理とを選択する。具体的には、像
域信号が文字を表す場合には1画素変調処理を選択し、
階調のエッジやなだらかな部分を表す場合には2画素変
調処理を選択する。これにより、階調領域では階調が滑
らかで階調性に富んだ画像を再現でき、文字領域では高
解像度でシャープな画像を記録することができる。
【0043】続いて、画像記録部109について説明す
る。本実施例では、画像記録部109に電子写真方式を
用いる。電子写真方式の原理を簡単に説明する。まず、
画像濃度信号に応じてレーザ光などを強度変調し、この
変調光を感光ドラムに照射する。感光ドラムの感光面に
は照射光量に応じた電荷が生じる。したがって、画像信
号の走査位置に応じてレーザ光を感光ドラムの軸方向に
走査するとともに、感光ドラムを回転走査させることに
より、画像信号に応じた2次元の電荷分布が感光ドラム
上に形成される。続いて、現像機で帯電したトナーを感
光ドラム上に付着させる。この時、電位に応じた量のト
ナーが付着して画像を形成する。この感光ドラム上のト
ナーを転写ベルトを介して記録紙の上に転写し、最後に
定着器により、トナーを溶融させて記録紙の上に定着す
る。この操作をYMCKの4色の卜ナーについて順次行
うことにより、フルカラーの画像を紙面上に記録するこ
とができる。
【0044】次に、この発明を適用している高画質化処
理部105の構成と動作について詳しく説明する。高画
質化処理部105の構成を図4に示す。高画質化処理部
105は、第1、第2、及び第3のフィルタ部301、
302、303と係数発生部304とから構成されてい
る。
【0045】色変換部102から出力された画像信号1
52は、第1、第2、及び第3のフィルタ部301、3
02、303に入力する。フィルタ部301,302,
303は、それぞれ画像信号のCMY成分に対応してお
り、C成分の画像信号351をフィルタ部301でフィ
ルタ処理して画像信号153cを出力し、M成分の画像
信号352をフィルタ部302でフィルタ処理して画像
信号153mを出力し、Y成分の画像信号353をフィ
ルタ部303でフィルタ処理して画像信号153yを出
力する。これらのフィルタの構成はまったく同じである
ので、以下第1のフィルタ部301について詳しく説明
する。
【0046】図5は、第1のフィルタ部301の構成を
示すものである。フィルタ部301は、遅延回路部40
1と積和演算部402よりなる。まず、入力した画像信
号451は、遅延回路部401で遅延され、注目画素周
辺の縦横各5×5画素の25画素の信号452〜476
が並列に出力される。遅延回路部401の構成は、図6
に示すように、4個のラインディレイ901〜904と
20個の画素ディレイ905〜924よりなる。これに
よりそれぞれ遅延0ラインから遅延4ラインまでの画像
信号951、961〜964が生成される。
【0047】これらの5つの画像信号は、さらにそれぞ
れ4個の画素ディレイにより遅延され、それぞれ0画素
から4画素遅延された画像信号が生成され、計25個の
画像信号が生成される。ここで、mラインの遅延とn画
素の遅延を受けた画像信号をPm、nと表記する(0≦
m<5、0≦n<5、m、nは整数)。
【0048】これらの画像信号は、積和演算部402に
入力され、係数発生部304から出力される25個の係
数信号452との積和Qが計算されて出力信号453と
なる。この計算式を下記に示す。
【0049】 図7は、係数発生部304の構成を示すものである。
【0050】係数発生部304は、ミクロ像域識別部1
04で生成した識別信号、及び制御部110より設定さ
れる拡大縮小率を示す値を入力し、画像の領域に応じた
フィルタ係数を発生する。具体的には25個のテーブル
により構成される。各テーブルはそれぞれ10個の値を
持ち、ROM(読出し専用メモリ)により構成される。
【0051】これら10個の値は、識別信号及び拡大縮
小率Rにより選択される。すなわち、拡大縮小率が50
%以下、50〜80%、80%〜125%、125%〜
200%、200%以上の5通りと識別信号が0、1の
2通りの計10通りの場合に応じて、10個のいずれか
の値が選択される。すなわち、識別信号及び拡大縮小率
を前記の5通りに類別した信号によりアドレスされるR
OMの内容が係数信号として出力される。このようなテ
ーブル内容の例を図8に示す。
【0052】なお、本実施例ではテーブルの内容をすべ
てROM(読出し専用メモリ)に格納しているが、RA
M(読み書き可能メモリ)に格納してもよい。この場
合、拡大縮小率に応じてRAMの内容を書き換えること
により、テーブルに格納するデータを2個に抑えること
ができ、メモリの容量を小さくすることができる。
【0053】また、原稿モードなどの他のモード指定に
よりフィルタ係数を切り替える場合も同じメモリ容量で
実現できる。
【0054】なお、ここではC成分の画像信号に対する
フィルタ301についてのみ説明したが、M成分の画像
信号、Y成分の画像信号もまったく同様の処理を行う。
【0055】次に、本実施例の動作と本発明を適用した
効果について、従來例と比較しながら具体的に説明す
る。
【0056】本実施例の高画質化処理部105では畳み
込み演算、いわゆるデジタルフィルタ処理を行ってい
る。このフィルタ演算は識別信号及び拡大縮小率に応じ
て図8に示した係数発生部304のテーブルに従って切
り替えられる。まず、拡大縮小率が100%すなわち等
倍の場合を考えると、識別結果が文字領域、網点領域、
その他の領域で選択されるフィルタのカーネルを図9、
その周波数応答特性を図10に示す。ただし、フィルタ
は回転対称で縦横とも同じ周波数特性なので1次元の特
性のみ表示する。
【0057】図10からわかるように、本実施例での網
点領域は175dpiの成分を除き、文字領域は150
dpiの成分を強調し、その他領域では120dpiの
成分をやや強調するような設計となっている。これは、
通常のカラー印刷では175dpiの網点画像が多く用
いられるのでこの周波数成分を除くこと、文字領域は細
かい文字まで鮮鋭に再現するため高い周波数まで強調す
ること、それ以外の部分では画像入力部101でのぼけ
を補正することを目的にした設定となっている。ただ
し、これらは係数発生部304内のテーブルにより自由
に設定できるので、画像入力部101の読取り特性、視
覚特性や画質目標に応じて適当に設計が可能である。
【0058】これに対して従来例の高画質化処理につい
て説明する。特公平6−5885号公報には図11に示
すとおり、画像にエッジ強調部1003でエッジ強調処
理と平滑部1002で平滑化処理をを施したのち、エッ
ジ検出部1001から出力されるエッジ検出信号で制御
される混合比率により、これらの信号を混合部1004
で混合する方式が開示されている。エッジ強調部100
3、平滑部1002は、それぞれ2次微分フィルタ、平
均化フィルタにより構成されている。それらのフィルタ
のカーネルと周波数特性を図12、図13に示す。
【0059】このため、混合部1004までの出力の周
波数特性は、2つのフィルタの周波数特性の線形和とな
り、図13の2つの周波数特性を線形混合したものとな
る。この混合した例を破線で示す。このため、平滑化と
エッジ強調の周波数特性は独立に設定可能であるが、そ
れ以外の特性はこれらの線形和の範囲しか実現できな
い。このため、本実施例のように、文字領域、網点領
域、その他領域でそれぞれ強調周波数や除去周波数を自
由に設定することができず、すべての領域を目標とおり
に高画質化することが困難となる。
【0060】また、本実施例では係数発生部304のテ
ーブルにより拡大縮小率に応じたフィルタ係数を設定す
ることができる。200%拡大時のフィルタのカーネル
は図14に示すとおり縦横が非対称であり、縦方向のサ
イズの大きい構成となっている。前記でも述べたよう
に、既存の多くのデジタル複写機と同様に、本実施例で
は画像入力部101で副走査方向のサンプリング密度を
変えることにより、副走査方向の拡大縮小を行ってい
る。さらに、高画質化処理部105の後段でデジタル処
理により主走査方向の拡大縮小を行つているため、高画
質化処理部105での画像信号は縦と横のサンプリング
密度が異なる。
【0061】200%拡大の場合、具体的には縦方向1
200dpi、横方向600dpiとなる。このため、
本実施例のようにフィルタサイズを縦方向より横方向よ
り大きくすることにより、最終的な出力画像の縦横の周
波数特性はほぼ同じとなる。ただし、ここで縦とは副走
査方向、横とは主走査方向を表わす。なお、拡大時は識
別結果によりフィルタを切り替える効果が少ないので、
本実施例では拡大時には識別信号によらずフィルタ係数
を同じ設定としているが、必ずしもこれに限るものでは
なく、拡大時にも識別信号によりフィルタ係数を切り変
える設定としてもよい。
【0062】一方、従来例では拡大縮小率に応じてフィ
ルタのカーネルを変えることができないので、拡大縮小
時にエッジ強調や平滑化の度合が方向により異なった信
号が出力される。このため、線の方向により鮮鋭度の異
なる不均一な画像が記録される。
【0063】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、フィルタを構成する乗算係数を像域信号および拡大
縮小倍率に応じて独立に変更することができる。これに
より、信号処理部の周波数特性や縦横の方向性を画像の
領域と拡大縮小率に応じて自由に変更することが可能と
なる。これにより、拡大時での画像のぼけや拡大縮小時
での画像の縦横方向の解像度の不均一性を防ぐことがで
きる。これらにより、より高画質な画像を再現する処理
を提供することが可能となる。
【0064】次に、第1実施例の第1変形例について説
明する。本変形例ではフィルタ部の構成が第1実施例と
異なっている。
【0065】図15は、この構成を示すものである。本
変形例では、4個のラインディレイと20個の画素ディ
レイにから出力された25個の画像信号を生成するまで
は第1実施例と同様であるが、これらの信号を加算器群
1301に入力したのち、積和計算部1302に入力す
る。加算器群1301ではX軸、Y軸に関して軸対称位
置にある画像信号同士の加算を行う。具体的には下記式
に示す加算を行う。なお、Q8は加算ではないが表記の
便宜上信号Q8=P2,2とする。
【0066】 Q0=P0,0+P0,4+P4,0+P4,4 Q1=P0,1+P0,3+P4,1+P4,3 Q2=P0,2+P4,2 Q3=P1,0+P1,4+P3,0+P3,4 Q4=P1,1+P1,3+P3,1+P3,3 Q5=P1,2+P3,2 Q6=P2,0+P2,4 Q7=P2,1+P2,3 Q8=P2,2 本変形例の係数発生部1303では9個の係数を発生す
る。係数の発生にテーブルを用いる点、識別信号と拡大
縮小率によりテーブル内の値が選択される点は、第1実
施例と同様であるが発生する係数信号が9個である点が
異なる。この発生した係数信号と加算器群1301で生
成した9個の画像信号とを積和計算部1302で積和演
算し、この結果が出力信号となる。
【0067】本変形例では、通常のフィルタの係数が縦
および横の軸について軸対称であることを利用して、軸
対称な位置の画像信号を予め加算してから共通な係数を
乗算する。本変形例の係数テーブルの内容を図16に示
す。第1実施例の係数テーブルと等価な処理になるよう
に構成されている。
【0068】以上説明したように上記第1実施例の第1
変形例によれば、第1実施例の効果に加え、係数発生部
のテーブルサイズが小さくなること、積和計算部での乗
算演算数が減ることにより回路規模を小さくすることが
できる。なお、その分フィルタ係数の自由度が減るが、
通常の条件ではフィルタのカーネルは縦横とも軸対称で
あり実用上なんら問題はない。
【0069】次に、第1実施例の第2変形例について説
明する。
【0070】第1実施例では識別信号は文字領域、網点
領域、その他領域の3種類をとったが、本変形例では文
字領域識別とその他領域の識別の間に2レべル、および
網点領域識別とその他領域の識別の間に2レベル設け、
計7種類の識別信号を設ける。すなわち、ミクロ像域識
別部104で、文字領域とその他領域の中間的な性質を
もつ領域についてはその性質の度合に応じて、中間信号
値を出力し、また網点領域とその他領域の中間的な性質
をもつ領域についても同様に中間信号を出力する。識別
信号の値とその意味を図17に示す。すなわち、識別信
号0が網点領域、識別信号1がかなり網点領域、識別信
号2がやや網点領域、識別信号3がその他領域、識別信
号4がやや文字領域、識別信号5がかなり文字領域、識
別信号6が文字領域としている。
【0071】本変形例の係数発生部では、識別信号の種
類(本例では7種類)に応じた係数テーブルを用意して
おく。中間信号に応じた係数は中間的な値としておくこ
とで、中間的な識別信号に対しては中間的な処理を行う
ことができる。
【0072】以上説明したように上記第1実施例の第2
変形例によれば、中間値の信号値を用いることにより上
記で示したように係数発生部のテーブルは大きくなる
が、一方、識別誤りによる画質劣化を小さくすること
と、2つの領域の境界で処理が大きく変化することによ
る弊害を防ぐことができるという利点がある。
【0073】次に、第2実施例について説明する。
【0074】図18は、この発明の画像処理装置を適用
した第2実施例のデジタルカラー複写機の構成を示すも
のである。この装置は、画像入力部1401、色変換部
1402、マクロ像域識別部1403、ミクロ像域識別
部1404、高画質化処理部1405、拡大縮小部14
06、墨入れ処理部1407、階調処理部1408、画
像記録部1409、及びこれら各部の制御などを行う制
御部1410より構成されている。本実施例では、マク
ロ像域識別部1403、ミクロ像域識別部1404、高
画質化処理部1405の構成、及びその間の信号の流れ
が第1実施例と異なっている。それ以外の画像入力部1
401、色変換部1402、拡大縮小部1406、墨入
れ処理部1407、階調処理部1408、画像記録部1
409は第1実施例とまったく同様であるので説明を省
略する。
【0075】以下、異なる部分について構成と動作を詳
しく説明する。
【0076】本実施例のマクロ像域識別部1403の構
成は、第1実施例と同様であるが、プログラムROMに
したがつて実行するので領域分析の内容と識別信号の種
類が若干異なっている。マクロ像域識別部1403は、
第1実施例の識別動作に加え、粗い網点領域と細かい網
点領域の識別を行う。ここで網点の粗さは、150dp
iを目安として、これより周波数が高い領域を細かい、
周波数が低い領域を粗い網点と定義する。これらの分離
は、ソフト処理で画像の周期成分を調べる処理を追加す
ることにより可能である。
【0077】図19は、第2の実施例におけるマクロ識
別信号の値と領域の関係を示すものである。すなわち、
信号値0が通常文字領域、信号値1が背景上文字領域、
信号値2が連続階調領域、信号値3が細かい網点階調領
域、信号値4が粗い網点階調領域、信号値5がその他領
域としている。
【0078】図20は、ミクロ像域識別部1404の構
成を示すものである。ミクロ像域識別部1404は、像
域識別部1501,1502,1503から構成されて
いる。このミクロ像域識別部1404では、YMCの色
ごとに独立して識別処理を行い、色ごとに独立した識別
信号を出力する。
【0079】まず、色変換部1402から出力された画
像信号のCMYのそれぞれの色成分であるC成分の画像
信号1551、M成分の画像信号1552、Y成分の画
像信号1553は、それぞれの色の像域識別部1501
〜1503に入力する。各像域識別部(1501〜15
03)には、マクロ識別信号1554も入力する。各像
域識別部(1501〜1503)では、各色成分の画像
信号とマクロ像域信号とを用いてそれぞれに領域識別を
行い、文字、網点、それ以外の3領域に分類し、それぞ
れ値2、0、1をとるミクロ識別信号1555、155
6、1557を出力する。ミクロ識別信号(1555〜
1557)は、該当する色成分の文字や網点があるかど
うかの識別を行う。
【0080】例えば、黒色はYMCのすべての成分をも
ち、緑色はCとYの成分を、赤色はMとYの成分のみを
もつので、M成分のミクロ識別信号1556は黒文字や
赤文字の領域は文字領域として識別され、緑文字領域は
その他の領域と識別される。同様に、黒や赤の網点部分
は網点領域として識別されるが、緑色の網点の領域はそ
の他領域として識別される。
【0081】図21は、高画質化処理部1405の構成
を示すものである。高画質化処理部1405は、遅延回
路1601、加算器群1602、第1の積和演算部16
03、第1の係数発生部1604、第2の積和演算部1
605、第2の係数発生部1606、及び加算部160
8とから構成されている。なお、第1実施例と同様に高
画質化処理部1405は、C,M,Yの3色の色信号ご
とに3チャネルの同じ処理により構成されているので、
ここではC信号の処理部のみ説明する。
【0082】まず、色変換部1402から出力されたC
成分の画像信号1651は、ライン遅延と画素遅延より
なる遅延回路部1601で遅延され、注目画素周辺の縦
横各5×5画素の25個の信号を並列に出力する。な
お、この遅延回路部1601は、第1実施例と同様なの
で説明は省略する。第1実施例と同様にmラインの遅延
とn画素の遅延を受けた画像信号をPm,nと表記す
る。遅延回路部1601から出力された25個の並列画
像信号Pm,nは、加算器群1602に入力され上述し
た加算処理を施され、縮退した画像信号Q0〜Q8が出
力される。
【0083】縮退画像信号Q0〜Q8は、第1の積和演
算部1603及び第2の積和演算部1605に入力す
る。第1の積和演算部1603では、第1の係数発生部
1604より出力する9個の第1の係数信号A0〜A8
と縮退画像信号との間で下記に示す積和演算処理を行
い、その演算結果の信号R0が出力される。
【0084】 第1の係数発生部1604は、RAMより構成され、こ
こに9個の係数が格納されている。このRAMの内容
が、そのまま第1の係数信号として出力される。9個の
係数を図22に示す。これらの係数により第1の積和演
算部1603では平均化フィルタ処理が実現される。
【0085】RAMの内容は、1ページの画像信号を処
理している間は固定であるが、その他の期間は制御部1
410から設定することができる。このため、例えば拡
大縮小時や設定される原稿モードによってこの係数値を
書き換えることができる。
【0086】第2の積和演算部1605では、第2の係
数発生部1606より出力する9個の第2の係数信号B
0〜B8と縮退画像信号Q0〜Q8の間で下記式に示す
積和演算処理を行ない、その演算結果の信号R1が出力
される。
【0087】 図23は、第2の係数発生部1606の構成を示すもの
である。この第2の係数発生部1606は、識別変換部
1701と係数テーブル1702とから構成されてい
る。第2の係数発生部1606では、ミクロ像域識別部
1404で生成したC色の識別信号、マクロ像域識別部
1403から出力するマクロ識別信号を入力し、画像の
領域に応じた係数を発生する。
【0088】識別変換部1701には、マクロ識別信号
とC色のミクロ識別信号が入力される。識別変換部17
01は、ハードウエア的にはルックアップテーブルによ
り構成されている。前記で説明したようにマク口識別信
号は6通りの値を、ミクロ識別信号は3通りの値をとる
が、識別変換部1701はルックアップテーブルにより
3ビット(bit)の係数選択信号を出力する。
【0089】識別変換部1701から出力した3ビット
(bit)の係数選択信号により、係数テーブル170
2の内容を選択する。係数テーブル1702は、9個の
係数の組が8種類格納されており、係数選択信号により
この8種類の中から選択された信号が出力される。これ
ら2つのテーブルではマクロ識別信号とミクロ識別信号
により決まる画像領域に応じて最適な係数が選択され
る。ここで、マクロ識別信号とミクロ識別信号はそれぞ
れ6通りおよび3通りで計18通りの組合わせがある。
【0090】これらの信号は独立ではないのでこの18
通りには冗長な分類がある。このため識別変換部170
1のテーブルにより5通りに縮退させ、係数テーブル1
702の容量を小さくすることができる。この6通りの
信号の意味は0:粗い網点、1:細かい網点、2:背景
上文字、3:文字、4:階調上のエッジ、5:その他と
している。識別変換部1701のルックアップテーブル
の入力と出力信号の関係を図24に、係数テーブル17
02の内容を図25に示す。
【0091】図25に示されるように、第2の積和演算
部1605では領域に応じた周波数特性の2次微分フィ
ルタ演算が行われる。具体的には粗い網点部では120
dpiの周波数成分を除き、細かい網点部では175d
piの周波数成分を除き、背景文字では120dpiの
周波数成分を除き、文字領域では150dpiの周波数
成分を強調し、階調上のエッジ領域では強調し、120
dpiの周波数成分をやや強調その他の領域ではフラッ
トな周波数特性とする。
【0092】最後に加算部1608で第1の積和演算部
1603の出力信号R0と第2の積和演算部1605の
出力信号R1に対して下記式の演算を行ない、高画質化
処理部の出力信号R2として出力する。
【0093】R2=R0+f(R1) ここでf()は非線形変換関数であり、その入出力特性
を図26に示す。この変換はエッジ強調による画像エッ
ジ部での過強調を防ぐためのものである。
【0094】以上はC信号について説明したが、M信
号、Y信号についても同様の処理を行う。ただし、入力
する画像信号はそれぞれM成分、C成分の画像信号を用
いる。
【0095】以上説明したように上記第2実施例によれ
ば、第1の積和演算部で固定の平均化フィルタ処理、第
2の積和演算部で2次微分フィルタ処理を行い、2次微
分処理の係数を識別信号に応じて切り替えることによ
り、第1実施例と同様に全体のフィルタ特性を自由に切
替えることができる。
【0096】また、2次微分処理出力は画像の高域周波
数成分、平均化処理出力は画像の低域周波数成分を表わ
し、これらを分離することによりフィルタ係数の設計が
容易になる。
【0097】また、低域成分は画像の階調再現性に対し
て大きく寄与するのに対し、高域成分は画像の鮮鋭さに
寄与するため、高域成分だけに非線形変換処理を施すこ
とにより、階調再現性をそこなうことなく鮮鋭度を改善
することができる。
【0098】また、本実施例ではマクロ像域識別により
識別された結果により直接フィルタ係数を選択できる。
例えば、本実施例で粗い網点および細かい網点の場合に
選択されるフィルタのカーネルをそれぞれ図28の
(a)と(b)に示す。細かい網点では外周部の係数が
0となっており、等価的に3×3とサイズの小さいフィ
ルタが選択されることになる。一方、粗い網点では5×
5のフィルタが選択され、網点の粗さにより等価的にフ
ィルタサイズすなわちカットオフ周波数を切り替えるこ
とが可能となる。このように粗い網点ではカットオフ周
波数を下げることによりモアレの発生を防ぎ、細かい網
点領域ではカットオフ周波数を上げることにより画像の
鮮鋭感を保つことができる。
【0099】また、本実施例ではCMYの成分ごとに係
数発生部をもつので、CMYごとに独立にフィルタ係数
の設定が可能である。
【0100】画像入力部では一般に光学レンズにより原
稿をCCD上に結像させるが、レンズの色収差によりR
GB成分でMTF特性を同一にすることは難しい。ま
た、3ラインタイプのCCDセンサを用いる場合、セン
サ間の読取り位置の補正を行う際に、拡大縮小率によっ
ては補間演算を行なう必要があるが、この場合にも副走
査方向の解像度が低下する。
【0101】RGBのうち1つの色成分の解像度が低い
場合、色変換後のCMY信号ともに解像度に影響を受け
るが、その補色への影響が最も大きい。例えば、B成分
の信号のMTF特性が低い場合、Bの補色であるY信号
のMTF特性が最も影響を受けて低くなり、記録画像の
画質としてはY成分のある赤や緑の文字の鮮鋭度が悪く
なる。本実施例ではフィルタの係数をCMYごとにフィ
ルタ係数を適正値に設定することにより、この影響を補
正し、どの色の文字も同様に精細に再現することが可能
となる。
【0102】次に、第2実施例の変形例について説明す
る。本変形例は第2実施例に対し、第2の係数発生部の
構成だけが異なっている。そこで、この部分についての
み説明する。
【0103】図27は、本変形例に係る第2の係数発生
部1607の構成を示すものである。第2の係数発生部
1607は、識別変換テーブル1901、乗数テーブル
1902、係数テーブル1903、及び乗算器群190
4よりなる。
【0104】識別変換テーブル1901には、マクロ識
別信号とミクロ識別信号を入力し、これらの値の組によ
ってアドレスされる3bitの乗数選択信号が出力され
る。
【0105】乗数テーブル1902には、8個の乗数値
が格納されており、乗数選択信号により8個のいずれか
が選択され、乗数信号として出力される。
【0106】係数テーブル1903には、9個の係数が
格納されており、これらの値は常に9個の係数信号とし
て出力され、乗算器群1904内の9個の乗算器でそれ
ぞれ乗数信号と乗算され、係数信号として出力され、第
2の積和演算部1605に供給される。
【0107】本変形例では、識別信号に応じて選択され
た乗数信号により係数信号が生成され、これによりフィ
ルタの特性を制御することができる。1自由度の乗数信
号で制御を行うため、フィルタの周波数特性の自由度は
小さくなるが、一方係数テーブルや乗数テーブルなどの
テーブルの総サイズを小さくすることができる。
【0108】また、第2の積和演算処理後に非線形変換
などを行ってから加算を行うため、高域成分を低域成分
と独立して処理が可能である。
【0109】なお、本発明の適用例として、フィルタ処
理の係数の切替えの例を中心に説明したが、本発明はこ
れに限るものではない。例えば、識別信号に応じて色変
換処理の処理パラメータや墨入れ処理部の墨入れ係数を
切り替えることも可能である。これにより、画像の領域
に応じて記録色度を色再現性重視や濃度重視などの間で
切り替えることが可能となる。
【0110】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、フィルタ処理などの画像処理の特性を画像の
領域に応じてきめ細かく制御することができ、細かい文
字の精細再現、銀塩写真などの階調画像の鮮鋭再現、網
点でのモアレの発生の防止などを同時に実現することが
できる。
【0111】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
フィルタ処理の自由度を上げ、細かい網点と粗い網点、
細かい文字と太い文字など多くの領域種や拡大縮小時の
縦横の画像の周波数特性の違いに応じて信号処理の周波
数特性を自由に変調できる画像処理装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置を適用した第1実施例
のデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図。
【図2】マクロ像域識別部の構成例を示す図。
【図3】領域分離信号の値と領域の関係を説明するため
の図。
【図4】高画質化処理部の構成を示す図。
【図5】第1のフィルタ部の構成を示す図。
【図6】遅延回路部の構成を示す図。
【図7】係数発生部の構成を示す図。
【図8】係数発生部のテーブルの内容を示す図。
【図9】各領域のフィルタカーネルを示す図。
【図10】各領域の周波数応答特性を示す図。
【図11】従来の高画質化処理を説明するための図。
【図12】従来のフィルタカーネルを示す図。
【図13】従来のフィルタの周波数特性を示す図。
【図14】200%拡大時のフィルタのカーネルを示す
図。
【図15】第1実施例の第1変形例のフィルタ部の構成
を示す図。
【図16】係数発生部のテーブルの内容を示す図。
【図17】係数発生部からの識別信号を説明するための
図。
【図18】この発明の画像処理装置を適用した第2実施
例のデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図。
【図19】マクロ識別信号の値と領域の関係を説明する
ための図。
【図20】ミクロ像域識別部の構成を示す図。
【図21】高画質化処理部の構成を示す図。
【図22】第1の係数発生部の係数を示す図。
【図23】第2の係数発生部の構成を示す図。
【図24】識別変換部のルックアップテーブルの入力と
出力信号の関係を示す図。
【図25】係数テーブルの内容を説明するための図。
【図26】加算部の非線形変換の特性を示す図。
【図27】変形例の第2の係数発生部の構成を示す図。
【図28】粗い網点および細かい網点の場合に選択され
るフィルタのカーネルを示す図。
【符号の説明】
101,1401…画像入力部(画像入力手段) 102,1402…色変換部 103,1403…マクロ像域識別部(識別手段) 104,1404…ミクロ像域識別部(識別手段、出力
手段) 105,1405…高画質化処理部 106,1406…拡大縮小部 107,1407…墨入れ処理部 108,1408…階調処理部 109,1409…画像記録部 110,1410…制御部 301,302,303…フィルタ部(演算手段) 304…係数発生部(発生手段) 1501,1502,1503…像域識別部 1601…遅延回路部 1602…加算器群 1603…第1の積和演算部(第1の演算手段) 1604…第1の係数発生部 1605…第2の積和演算部(第2の演算手段) 1606…第2の係数発生部(発生手段) 1608…加算部(加算手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 晴子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 村上 直哉 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 5B057 CA01 CA07 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 CE05 CE06 CH01 CH07 CH09 CH18 DB02 DB06 DC16 DC22 5C076 AA21 AA22 BA01 BA07 CB01 5C077 MP02 MP05 MP06 PP02 PP03 PP20 PP27 PP28 PP43 PP47 PQ08 PQ12 PQ23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像信号を入力する画像入力手
    段と、 この画像入力手段で入力される画像信号の文字領域、階
    調領域等の領域信号を出力する出力手段と、 この出力手段から出力される領域信号に応じた係数を発
    生する発生手段と、 この発生手段で発生された係数を用いて上記画像入力手
    段で入力された画像信号に所定の演算を行う演算手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 デジタル画像信号を入力する画像入力手
    段と、 この画像入力手段で入力される画像信号に対して、通常
    文字領域、背景上文字領域、連続階調領域、網点階調領
    域等の領域を識別して識別信号を出力する識別手段と、 この識別手段から出力される識別信号に応じた係数を発
    生する発生手段と、 この発生手段で発生された係数を用いて上記画像入力手
    段で入力された画像信号に所定の演算を行う演算手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 デジタル画像信号を入力する画像入力手
    段と、 この画像入力手段で入力される画像信号に対して、通常
    文字領域、背景上文字領域、連続階調領域、網点階調領
    域等の領域を識別して識別信号を出力する識別手段と、 この識別手段から出力される識別信号と予め設定された
    拡大縮小率とに応じて係数を発生する発生手段と、 この発生手段で発生された係数を用いて上記画像入力手
    段で入力された画像信号に所定の演算を行う演算手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 デジタル画像信号を入力する画像入力手
    段と、 この画像入力手段で入力された画像信号に予め設定され
    た係数を用いて所定の演算を行う第1の演算手段と、 上記画像入力手段で入力される画像信号に対して、予め
    設定された閾値から粗い網点領域と細かい網点領域とを
    識別して第1の識別信号を出力する第1の識別手段と、 上記画像入力手段で入力される画像信号に対して、文
    字、網点等の領域を識別して第2の識別信号を出力する
    第2の識別手段と、 上記第1の識別手段から出力された第1の識別信号と上
    記第2の識別手段から出力された第2の識別信号とから
    係数を発生する発生手段と、 この発生手段で発生された係数を用いて上記画像入力手
    段で入力された画像信号に所定の演算を行う第2の演算
    手段と、 上記第1の演算手段の演算結果と上記第2の演算手段の
    演算結果とに所定の加算を行う加算手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
JP01290099A 1999-01-21 1999-01-21 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4138126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01290099A JP4138126B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01290099A JP4138126B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000216994A true JP2000216994A (ja) 2000-08-04
JP4138126B2 JP4138126B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=11818268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01290099A Expired - Fee Related JP4138126B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4138126B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003046811A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理回路
JP2007336555A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Toshiba Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法
JP2009157915A (ja) * 2007-12-06 2009-07-16 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置
JP2010198321A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2013070185A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム
JP7330337B2 (ja) 2018-03-15 2023-08-21 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003046811A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理回路
JP4626104B2 (ja) * 2001-07-31 2011-02-02 パナソニック株式会社 映像信号処理回路
JP2007336555A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Toshiba Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法
JP2009157915A (ja) * 2007-12-06 2009-07-16 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置
JP4596066B2 (ja) * 2007-12-06 2010-12-08 三菱電機株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置
JP2010198321A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2013070185A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム
JP7330337B2 (ja) 2018-03-15 2023-08-21 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4138126B2 (ja) 2008-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3777785B2 (ja) 画像処理装置
EP0765075B1 (en) Image forming and processing apparatus
JP2993014B2 (ja) 画像処理装置の画質制御方式
JP3891654B2 (ja) 画像形成装置
JP3700381B2 (ja) 画像処理装置
JP3256982B2 (ja) 画像処理装置
JP4549418B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、並びに、プログラム、記録媒体
US8041143B2 (en) Methods for background and noise suppression in binary to grayscale image conversion
JPH0372778A (ja) 画像処理装置の領域識別方式
JP3334042B2 (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4226278B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録した記録媒体
JP4138126B2 (ja) 画像処理装置
JP2000333014A (ja) 画像処理装置および画像処理方法並びに画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH02244876A (ja) 画像処理装置の鮮鋭度改善方式
JP2004112728A (ja) 画像処理装置
JP3093217B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2005072635A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2951972B2 (ja) 画像処理装置
JPH09172544A (ja) 画像処理装置
JP3005003B2 (ja) 画像処理方法
JP2951977B2 (ja) 画像処理装置
JP2941852B2 (ja) 画像処理方法
JP2941853B2 (ja) 画像処理方法
JP3079630B2 (ja) 画像処理装置
JP3143458B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees