JP2003046811A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP2003046811A JP2001231438A JP2001231438A JP2003046811A JP 2003046811 A JP2003046811 A JP 2003046811A JP 2001231438 A JP2001231438 A JP 2001231438A JP 2001231438 A JP2001231438 A JP 2001231438A JP 2003046811 A JP2003046811 A JP 2003046811A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縮小映像信号処理に適した高域周波数成分強
調が可能な映像信号処理回路を提供する。 【解決手段】 静止画撮影モードや動画撮影モードの複
数の撮影モードを設定する撮影モード設定回路716
と、撮影モードに対応した撮像素子駆動を行う撮像部7
03と、撮像部703の出力信号の高域を強調する高域
周波数強調手段712と、撮影モードにより高域周波数
強調手段712の出力信号をその出力信号が有するライ
ン数より少ないライン数に変換するライン数画素数変換
回路713とを備え、高域周波数強調手段712におい
て作成する高域周波数強調信号の周波数特性を、撮影モ
ード設定回路716が設定する撮影モードによって異な
らせることにより、縮小映像信号処理がある場合でも画
質を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高域周波数強調手
段を有する映像信号処理回路における高画質化のための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号処理回路における高域周
波数成分強調回路のブロック図を図17に示す。図17
において、101は高域周波数信号作成回路、102は
重複周波数成分抑圧回路、103は高域周波数成分強調
回路である。また図18にデジタル信号処理における高
域周波数強調回路103の動作例を、図19に高域周波
数強調回路103による強調周波数帯域の概要を示す。
【0003】入力信号Sig1は、高域周波数信号作成
回路101において図18に示す水平方向及び垂直方向
に所定の遅延(図中td)処理を施され第1遅延信号DL
Y1及び第2遅延信号DLY2と成り、DLY1とSi
g1の差分信号(DLY1−Sig1)とDLY1とD
LY2の差分信号(DLY1−DLY2)からSig1
の水平方向及び垂直方向の所定の高域周波数成分の信号
Ap1を作成する。次に、この高域周波数成分信号Ap
1は重複周波数成分抑圧回路102において垂直方向あ
るいは水平方向の重複する周波数帯域成分を抑圧する。
【0004】このことを図19を用いて説明する。図1
9(a)において横軸は水平方向周波数、縦軸は垂直方
向周波数を示している。高域周波数信号作成回路101
において作成される高域周波数信号Ap1は、映像信号
における水平方向と垂直方向の高域周波数成分のバラン
スを保つために水平方向高域周波数信号成分と垂直方向
高域周波数信号成分を有している。このため、水平方向
高域&垂直方向高域の周波数領域(図19(a)斜線領
域)においては水平方向高域周波数信号成分と垂直方向
高域周波数信号成分とが重複することになり、斜め方向
の映像信号だけが余分に強調され周波数帯域全体のバラ
ンスが崩れ画質を損なう。そこで図19(b)に示すよ
うに周波数帯域全体において高域周波数信号成分が略等
しくなるように、高域周波数成分信号Ap1は重複周波
数成分抑圧回路102において垂直方向あるいは水平方
向の重複する周波数帯域成分を抑圧され図17における
Ap2信号と成る。図19(b)は垂直方向高域周波数
信号の水平方向高域周波数部分を抑圧した場合を示して
いるが、水平方向高域周波数信号の垂直方向高域周波数
部分を抑圧しても同様に重複周波数成分の無い高域周波
数信号を得られる。
【0005】その後、重複周波数帯域抑圧後高域周波数
信号Ap2は、図17における高域周波数成分強調回路
103において図18に示すタイミングが一致するDL
Y1と同等のタイミングの信号との加算され、入力信号
Sig1の所定の高域周波数成分を強調した信号が作成
される。
【0006】また、重複周波数成分抑圧回路102にお
ける高域周波数成分の抑圧を行う信号処理例を説明す
る。図19における垂直方向高域周波数信号をApv、
水平方向高域周波数信号をAph、垂直単位画素遅延を
Zv、水平単位画素遅延をZh、水平方向周波数帯域制
限後垂直方向高域周波数成分をDApとすると、図19
(b)における水平方向高域周波数部分を抑圧された垂
直方向高域周波数信号DApvは、Apv×(1+Zh
-12と記すことができ、全体としてAp2はDApv
+Aphと現わすことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
映像信号処理回路における高域周波数成分強調回路で
は、周波数帯域全体において略等しい高域周波数成分の
信号を作成することが行われている。
【0008】しかし、近年例えばライン数の多い撮像素
子を備えた撮像装置において、TV放送方式の走査方式
に基づく走査ライン数より多いライン数の信号を固体撮
像素子から読み出して、TV放送方式の走査方式に基づ
くライン数の動画を得る場合のように、ライン数の多い
映像信号からライン数の少ない映像信号を作成する映像
信号処理回路が増加している。そしてこのような縮小映
像信号処理である画素数変換処理に適した高域周波数成
分強調回路が求められている。
【0009】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、縮小映像信号処理に適した高域周波数成分強調回路
を有する映像信号処理回路を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理回
路は、この課題を解決するために、次のように構成して
いる。
【0011】本願第1の発明の映像信号処理回路は、入
力映像信号の高域周波数成分を強調する高域周波数強調
手段と、前記高域周波数強調手段の出力信号をその出力
信号が有する垂直方向または水平方向の画素数より少な
い垂直方向または水平方向の画素数に変換する画素数変
換手段とを備えたものである。
【0012】さらに、本願第2の発明の映像信号処理回
路は、複数の撮影モードを設定する撮影モード設定回路
と、前記撮影モードに対応した撮像素子駆動を行う撮像
手段と、前記撮像手段出力信号に対する高域周波数強調
手段とを備えたものである。
【0013】さらに、本願第3の発明の映像信号処理回
路は、複数の撮影モードを設定する撮影モード設定回路
と、前記撮影モードに対応した撮像素子駆動を行う撮像
手段と、前記撮像手段出力信号に対する高域周波数強調
手段と、前記高域周波数強調手段出力信号をその出力信
号が有するライン数より少ないライン数に変換するライ
ン数変換手段とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、本願第1の発明
の実施の形態1による映像信号処理回路の構成を示すブ
ロック図である。なお、図17に示す従来例のブロック
図と対応する部分には同一の符号を付す。
【0016】図1において、101は高域周波数信号作
成回路、106は斜め周波数成分抑圧回路、103は高
域周波数成分強調回路、104は画素数変換手段として
の画素数変換回路、105は高域周波数信号作成回路1
01と斜め周波数成分抑圧回路106と高域周波数成分
強調回路103とから構成される高域周波数強調手段で
ある。
【0017】以上のように構成された映像信号処理回路
について、以下その動作を述べる。
【0018】図1において、入力信号Sig1は高域周
波数信号作成回路101と高域周波数成分強調回路10
3に入力される。まず高域周波数信号作成回路101で
は入力信号Sig1の水平方向または垂直方向の所定の
高域周波数成分の信号(図中Ap1)を作成し、この高
域周波数成分の信号は斜め周波数成分抑圧回路106に
おいて垂直方向または水平方向の周波数帯域成分を抑圧
され、高域周波数成分強調回路103に入力される(図
中Ap2)。また前記高域周波数成分強調回路103で
は前記斜め周波数成分抑圧回路106からの信号(図中
Ap2)と入力信号Sig1を用いて入力信号Sig1
に対して高域周波数成分を強調した信号を作成する。そ
の後、前記高域周波数成分強調回路103の出力信号は
画素数変換手段である画素数変換回路104において、
水平方向あるいは垂直方向の画素数を所定の画素数に変
換する。
【0019】次に、図2を用いて図1に示した画素数変
換回路104の動作例を説明する。図2は画素数変換の
一例として入力信号(Si)4画素から出力信号(S
o)3画素を作成する画素数変換比が4:3の場合の一
例を示す。図2においては入力信号画素Si1〜Si7
を用いて必要な空間位置の出力信号画素So1〜So5
を作成している。具体的にはSo1は入力信号Si1と
空間位置が等しく、So2は入力信号画素Si2とSi
3の間1/3の空間位置、So3は入力信号画素Si3
とSi4の間2/3の空間位置に作成している。So4
以降は、So1〜So3と同様の補間演算で生成され
る。
【0020】次に、図3を用いて図2で示した画素変換
後の出力信号の周波数特性を説明する。図3(a)にお
いてSo1〜So6は図2で示した4:3の画素数変換
比の出力信号であり、横方向は出力信号の空間位置、縦
方向はその出力信号が持つ高域周波数成分レベルを示し
ている。例えば、図2に示すようにSo1,So4の空
間位置は入力信号Si1,Si5の空間位置と等しいの
で図2では入力信号に対して周波数成分を変化させるフ
ィルター処理を行わない場合を示しており、So1,S
o4は入力信号が持つ周波数成分を有している。またS
o2の空間位置は入力信号Si2とSi3の間1/3の
位置、So3の空間位置は入力信号Si3とSi4の間
2/3の位置であり、入力画素に対して左右対称の位置
となり画素数変換におけるフィルター処理での周波数成
分の変化は等しくなる。このことから画素数変換による
出力信号の周波数、特にフィルター処理により低下する
高域周波数の成分は3画素周期で変化する。
【0021】また、図3(b)に入力信号が斜め方向の
直線で画素数変換が垂直方向に行われた場合の出力画像
の概要を示す。ここで直線のような入力画像は高域周波
数成分を多く有しており、その入力信号に対し前記4:
3の垂直方向の画素数(この場合ライン数)変換を行う
と、出力信号(So1〜So6)は図3(a)に示すよ
うにライン位置によって高域周波数成分が異なる3ライ
ン周期のうねりを持ち画質に悪影響を及ぼすこととな
る。図3(b)では、高域周波数成分の劣化の無いSo
1とSo4を白色で高域周波数成分の劣化が生じるSo
2,So3,So5,So6を灰色で示している。ま
た、このうねりは水平方向の直線や垂直方向の直線のよ
うに一つの方向の周波数成分の映像信号に比べ斜め線の
ような両方向の高域周波数成分を有する映像信号におい
て顕著に現れる。
【0022】次に、図4を用いて図1に示した高域周波
数強調手段105の動作例を説明する。図4において入
力信号Sig1は、水平方向または垂直方向に所定の遅
延(図中td)処理を施され第1遅延信号DLY1及び
第2遅延信号DLY2と成る。次にDLY1とSig1
の差分信号(DLY1−Sig1)とDLY1とDLY
2の差分信号(DLY1−DLY2)からSig1の所
定の高域周波数成分の信号Ap1を作成し、このAp1
に対し垂直方向または水平方向の周波数帯域成分を抑圧
した後タイミングが一致するDLY1との加算処理によ
り入力信号Sig1の所定の高域周波数成分を強調した
信号を作成する。
【0023】ここで、前記の高域周波数強調手段105
においては図4に示した所定の遅延値tdを変化するこ
とによって、高域周波数信号Ap1の周波数成分を変化
することができ、tdを小さくするとAp1は更に高域
方向に移動した高域周波数成分の信号と成り、tdを大
きくするとAp1は低域方向に移動した中高域周波数成
分の信号と成る。
【0024】このように、図1の高域周波数信号作成回
路101において作成される高域周波数信号Ap1は、
入力信号に対する水平方向と垂直方向の高域周波数成分
のバランスを保つために水平方向高域周波数信号成分と
垂直方向高域周波数信号成分を有している。このため、
従来例と同様に水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯
域(図19(a)の斜線領域)においては水平方向高域
周波数信号成分と垂直方向高域周波数信号成分とが重複
することになり、この入力信号の斜め方向の高域周波数
成分だけが余分に強調され周波数帯域全体のバランスが
崩れ画質を損なうこととなる。また、図2、図3に示す
ように画素数変換回路104において作成される画素数
変換後の信号は作成される空間位置によって高域周波数
成分が変化することによるうねりが発生し、これは特に
斜め方向の高域周波数成分に対して画質の劣化が顕著で
ある。
【0025】このことから画素数変換回路104への入
力信号に対する高域周波数強調手段105の強調周波数
帯域の動作概要を図5に示す。図5(a),(b)にお
いて、横軸は水平方向周波数、縦軸は垂直方向周波数を
示している。まず図5(a)においては、垂直方向高域
周波数信号の水平方向高域周波数部分を抑圧しさらに水
平方向高域周波数信号の垂直方向高域周波数部分を抑圧
して、水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域の信号
成分を水平方向高域&垂直方向低中域の周波数帯域また
は水平方向低中域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成
分より少なくしている。次に図5(b)においては、垂
直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部分の抑圧
を更に狭帯域化して、水平方向高域&垂直方向高域の周
波数帯域の信号成分を水平方向高域の周波数帯域または
水平方向低中域&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分
より少なくしている。
【0026】また図5に示した斜め周波数成分抑圧回路
106での高域周波数成分の抑圧を行う信号処理例を説
明する。図5における垂直方向高域周波数信号をAp
v、水平方向高域周波数信号をAph、垂直単位画素遅
延をZv、水平単位画素遅延をZh、水平方向周波数帯
域抑圧後垂直方向高域周波数成分をDApv、垂直方向
周波数帯域抑圧後水平方向高域周波数成分をDAphと
すると、図5(a)における水平方向高域周波数部分を
抑圧された垂直方向高域周波数信号DApvはApv×
(1+Zh-12の、垂直方向高域周波数部分を抑圧さ
れた水平方向高域周波数信号DAphはAph×(1+
Zv-12と記すことができ、全体としてAp2はDA
pv+DAphと現わされる。同様に図5(b)におけ
る水平方向高域周波数部分を狭帯域に抑圧された垂直方
向高域周波数信号DApvはApv×(1+Zh-12
×(1+Zh-2)またはApv×(1+Zh-1+2×Z
-2+Zh-3+Zh-4)と記すことができ、全体として
Ap2は、DApv+Aphと現わされる。
【0027】このように、画素数変換回路104におけ
る内挿処理において画質劣化の要因となる斜め方向の高
域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波
数帯域の信号成分を、事前に高域周波数強調手段105
で強く抑圧することで高域周波数強調手段と画素数変換
手段から成る映像信号処理回路の画質を向上させてい
る。
【0028】以上のように、この実施の形態1では、高
域周波数強調手段と画素数変換手段を有する映像信号処
理回路において高域周波数強調手段が斜め周波数成分抑
圧回路を備えることで、画質劣化の要因となる斜め方向
の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の
周波数帯域の信号成分を事前に強く抑圧することができ
出力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0029】(実施の形態2)図6は、本願第1の発明
の実施の形態2による映像信号処理回路の構成を示すブ
ロック図である。ここでは、実施の形態1と異なる点を
中心に説明する。また、図6では、図1に示す実施の形
態1の構成と対応する部分には同一の符号を付す。
【0030】図6において、101は高域周波数信号作
成回路、102は重複周波数成分抑圧回路、106は斜
め周波数成分抑圧回路、107は重複周波数成分抑圧回
路102の出力信号と斜め周波数成分抑圧回路106の
出力信号を選択する選択回路(a)、108は重複周波
数成分抑圧回路102と斜め周波数成分抑圧回路106
と選択回路(a)107とから構成される不要周波数成
分抑圧回路、103は高域周波数成分強調回路、109
は高域周波数信号作成回路101と斜め周波数成分制限
回路102と斜め周波数成分抑圧回路106と選択回路
(a)107と高域周波数成分強調回路103とから構
成される高域周波数強調手段、104は画素数変換回
路、110は高域周波数強調手段109の出力信号と画
素数変換手段104の出力信号を選択する選択回路
(b)、111は画素数変換回路104と選択回路
(b)110とから構成される画素数変換手段、112
はモード設定回路である。
【0031】以上のように構成された映像信号処理回路
について、以下その動作を述べる。
【0032】図6において、入力信号Sig1は高域周
波数強調手段109を構成する高域周波数信号作成回路
101と高域周波数成分強調回路103に入力される。
まず高域周波数信号作成回路101では入力信号Sig
1の水平方向または垂直方向の所定の高域周波数成分の
信号(図中Ap1)を作成し、この高域周波数成分の信
号は不要周波数成分抑圧回路108を構成する斜め周波
数成分抑圧回路106において前記実施の形態1の図5
に示したように垂直方向または水平方向の高域周波数帯
域成分を抑圧され、また重複周波数成分抑圧回路102
において従来例の図16に示したように重複する垂直方
向高域&水平方向高域の周波数成分を抑圧され、これら
の信号はモード設定回路112に制御される選択回路
(a)107を経て高域周波数成分強調回路103に入
力される(図中Ap2)。一方前記高域周波数成分強調
回路103では選択回路(a)107からの信号(図中
Ap2)と入力信号Sig1を用いて入力信号Sig1
に対して高域周波数成分を強調した信号を作成する。そ
の後、前記高域周波数成分強調回路103の出力信号は
画素数変換手段110に入力される。
【0033】次に、高域周波数強調手段109からの信
号は画素数変換手段111を構成する画素数変換回路1
04と選択回路(b)110に入力される。画素数変換
回路104では入力信号の水平方向あるいは垂直方向の
画素数を所定の画素数に変換し、選択回路(b)110
に入力する。選択回路(b)ではモード設定回路112
の制御により画素数変換回路104の出力と画素数を変
換されていない画素数変換手段111への入力信号とを
選択して出力する。
【0034】ここで、まずモード設定回路112が画素
数変換モードを設定している場合は、選択回路(a)1
07は斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択
し、選択回路(b)110は画素数変換回路104の出
力信号を選択することによって、画素数変換の変換後位
置による高域周波数成分の差異に伴う画質劣化の要因と
なる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂
直方向高域の周波数帯域の信号成分を、事前に高域周波
数強調手段109で強く抑圧した後に画素数変換回路1
04で所定の画素数変換を行うことで最終出力信号の画
質を向上させる。次にモード設定回路112が画素数非
変換モードを設定している場合は、選択回路(a)10
7は重複周波数成分抑圧回路102の出力信号を選択
し、選択回路(b)110は高域周波数強調手段109
からの出力信号を選択することによって、全周波数帯域
においてバランスの良い高域周波数強調信号を作成する
ことで最終出力信号の画質を向上させることができる。
【0035】以上のように、この実施の形態2では、高
域周波数強調手段と画素数変換手段を有する映像信号処
理回路において高域周波数強調手段が斜め周波数成分抑
圧回路と重複周波数成分抑圧回路を備えることで、モー
ド設定回路が画素数変換設定時には斜め周波数成分抑圧
回路によって画質劣化の要因となる斜め方向の高域周波
数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数帯域
の信号成分を事前に強く抑圧することができ出力映像信
号の画質を向上させ、画素数非変換設定時には重複周波
数成分抑圧回路によって必要最小限の重複帯域の信号成
分のみを抑圧することができ出力映像信号の画質を向上
させることが可能である。
【0036】(実施の形態3)図7は、本願第2の発明
の実施の形態3による映像信号処理回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0037】図7において、700は撮像素子、701
は撮像素子駆動回路、702は撮像素子駆動制御回路、
703は撮像素子700と撮像素子駆動回路701と撮
像素子駆動制御回路702とから構成される撮像部、7
04はノイズ除去,ゲイン制御を行うアナログ信号処理
回路、705はアナログ信号をディジタル信号に変換す
るアナログディジタル変換回路(以下、A/Dと称
す)、706は撮像信号処理回路、707は高域周波数
信号作成回路、708は中高域周波数信号作成回路、7
09は高域周波数信号作成回路707の出力信号と中高
域周波数信号作成回路708の出力信号を選択する選択
回路、この高域周波数信号作成回路707と中高域周波
数信号作成回路708と選択回路709は、図1に示し
た実施の形態1の高域周波数信号作成回路101に対応
する。710は不要周波数成分抑圧回路、711は高域
周波数成分強調回路、712は高域周波数信号作成回路
707から高域周波数成分強調回路711までで構成さ
れている高域周波数強調手段、713はライン数画素数
変換回路、714は撮像信号処理回路706からライン
数画素数変換回路713までで構成されているディジタ
ル映像信号処理部、715は撮像素子駆動制御回路70
2及びディジタル映像信号処理部714を制御する全体
制御回路、716は撮影モード設定回路である。
【0038】以上のように構成された映像信号処理回路
について、以下その動作を述べる。
【0039】図7において、撮影モード設定回路716
が設定した撮影モードに対応した全体制御回路715の
制御により、撮像部703において撮像素子700は撮
像素子駆動制御回路702及び撮像素子駆動回路701
により駆動され、その出力信号はアナログ信号処理回路
704でノイズを除去する相関2重サンプリング処理,
信号振幅の拡大処理等を施されA/D705にてディジ
タル信号に変換されてディジタル映像信号処理部714
に入力される。
【0040】ディジタル映像信号処理部714では、ア
ナログ信号処理回路704を経てディジタル信号に変換
された撮像素子700の出力信号に対し撮像信号処理回
路706で撮影モードに応じた所定の信号処理を行い一
般的にはRGB信号またはY(輝度信号)C(色信号)
の映像信号を生成し、この映像信号は次に高域周波数強
調手段712に入力される。高域周波数強調手段712
では、入力信号(図中Sig1)は高域周波数信号作成
回路707と中高域周波数信号作成回路708に入力さ
れ、それぞれで所定の周波数帯域の信号(図中、Ap1
h,Ap1m)が作成される。これらAp1h,Ap1
mは撮影モードに応じて選択回路709でどちらか一方
が選択され、不要周波数成分抑圧回路710で不要な周
波数成分が抑圧され各撮影モードに必要な周波数特性の
信号(図中Ap2)となり、高域周波数成分強調回路7
11ではこのAp2信号と前記入力信号(図中Sig
1)を遅延してタイミングの一致した信号から所定の高
域周波数を強調した映像信号を作成する。その後この映
像信号はライン数画素数変換回路713で撮影モードに
応じたライン数及び画素数の変換を行い出力信号を作成
する。
【0041】次に、図8を用いて図7に示した高域周波
数強調手段712の動作例を説明する。
【0042】図7において、入力信号Sig1は高域周
波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成回路7
08に入力され、高域周波数信号作成回路707では図
8(a)に示すように水平方向または垂直方向に所定の
遅延(図中、tdh)処理を施され第1遅延信号DLY
1h及び第2遅延信号DLY2hと成る。次にDLY1
hとSig1の差分信号とDLY1hとDLY2hの差
分信号からSig1の所定の高域周波数成分の信号Ap
1hを作成する。また中高域周波数信号作成回路708
では図8(b)に示すように水平方向または垂直方向に
所定の遅延(図中tdm,tdm>tdh)処理を施さ
れ第1遅延信号DLY1m及び第2遅延信号DLY2m
と成る。次にDLY1mとSig1の差分信号とDLY
1mとDLY2mの差分信号からSig1の所定の高域
周波数成分の信号であり前記Ap1hより低い周波数成
分の中高域周波数信号であるAp1mを作成する。なお
回路としては構成の容易さからtdm=n*tdh
(n:2以上の自然数)とすることが多く、図8におい
てはtdm=2*tdhの場合を説明している。このA
p1hまたはAp1mが選択回路709で選択され、不
要周波数成分抑圧回路710において垂直方向または水
平方向の周波数帯域成分を制限した後タイミングが一致
するDLY1hあるいはDLY1mとの加算処理により
入力信号Sig1の所定の高域周波数成分を強調した信
号を作成する。
【0043】ここで入力信号Sig1とAp1h及びA
p1mの周波数特性について図9を用いて説明する。
【0044】図9において横軸は周波数、縦軸は信号レ
ベルを示し、fsはディジタル信号処理におけるサンプ
リング周波数、fnはfsに対するナイキスト周波数を
示し、入力信号(Sig1)の周波数帯域はDC成分
(直流成分)からfnの場合を示している。図9(a)
の高域周波数信号作成時では、前記図8(a)に示した
高域周波数信号作成において所定の遅延(図中tdh)
が1/fsである場合のAp1hの帯域を示し、図9
(b)の中高域周波数信号作成時では、前記図8(b)
に示した中高域周波数信号作成において所定の遅延(図
中tdm)が2/fsである場合のAp1mの帯域を示
している。このように前記高域周波数強調手段712の
高域周波数信号作成回路707と中高域周波数信号作成
回路708において前記図8に示した所定の遅延量の設
定によって、高域周波数信号の周波数成分を設定するこ
とができ、所定の高域周波数信号及び中高域周波数信号
を作成する。
【0045】次に、撮影モード設定回路716が設定し
た撮影モードに対する全体制御回路715による全体の
信号処理動作の一例を図10〜図14を用いて説明す
る。図10、図11は各撮影モードにおける撮像素子出
力信号に対する信号処理の説明図、図12〜図14は各
撮影モードにおける信号処理のタイミング図である。
【0046】図10、図11において撮像素子の全体領
域は(m1ライン×n1画素)で構成され、図10の動
画撮影モード時には撮像素子から(m2ライン×n1画
素)領域の信号が出力される。この領域は動画撮影時の
信号処理の間隔(例えば、NTSC方式では1/60
[秒])において撮像素子から読み出すことが可能な略
最大領域である。この撮像素子700からの出力信号
は、図7のアナログ信号処理回路704、A/D70
5、撮像信号処理回路706、高域周波数強調手段71
2を経てライン数画素数変換回路713のライン数変換
処理によってm2ライン領域の信号がm3ラインの信号
に変換され、その後画素数変換処理によって前記n1画
素内の信号で垂直方向と水平方向のアスペクト比率が一
致するn2画素の信号がn3画素の信号に変換され、動
画撮影時の出力信号形式に合致した信号(m3ライン×
n3画素)となる。
【0047】また、図11の静止画モニター撮影モード
時には撮像素子から(m1ライン×n1画素)領域の信
号が出力される。静止画モニター撮影モード時には静止
画撮影に使用する領域、ここでは撮像素子全領域と同じ
領域を読み出す必要があるので動画撮影時の信号処理の
間隔(例えばNTSC方式では1/60[秒])を超え
た時間を用いて撮像素子から読み出すことになる。ここ
で、静止画モニター撮影モードとは静止画を撮影する時
に被写体をモニター等で確認する撮影状態のことであ
る。撮像素子700からの出力信号は、動画撮影モード
と同様にアナログ信号処理回路704、A/D705、
撮像信号処理回路706、高域周波数強調手段712を
経てライン数画素数変換回路713のライン数変換処理
によってm1ライン領域の信号がm3ラインの信号に変
換され、その後画素数変換処理によって垂直方向と水平
方向のアスペクト比率が一致するn1画素の信号がn3
画素の信号に変換され、モニター出力信号形式に合致し
た信号(m3ライン×n3画素)となる。また静止画撮
影モード時は、図を用いた説明は省略するが前記静止画
モニター撮影モード時と同様に撮像素子から読み出され
る(m1ライン×n1画素)領域の信号を用いて静止画
信号処理を行い静止画像を作成する。
【0048】次に、図12〜図14においてVDは垂直
方向同期基準信号、VDの期間(図中Tv1)はTV放
送方式によって決まる時間(例えばNTSC方式では1
/60[秒])であり、第nフィールド時に撮像素子か
ら読み出された出力信号に対するフィールド間の垂直方
向のライン信号処理のタイミングを示している。図12
の動画撮影モード時には、図10のように撮像素子から
(m2ライン×n1画素)領域の信号が出力される。こ
こで動画撮影時には撮像素子からは垂直方向に2画素の
電荷を混合して出力することが多いので(m2/2)ラ
インの信号が出力される場合を示している。また、この
垂直方向に電荷を混合する2画素の組み合わせをフィー
ルド毎に1画素ずらすことによりインタレース読み出し
を行っている。この撮像素子出力信号を出力形式に合致
したライン数(m3ライン)の信号に変換するために垂
直方向の内挿処理を行う。ここでは(m2/2)>m3
の場合を説明しているので縮小内挿処理となりライン変
換処理直後の信号は有効信号ライン(図中斜線ラインで
総数m3ライン)と無効信号ライン(図中空白ライン)
が混在することとなり、有効信号ラインを抽出するため
にフィールドメモリのWrite処理あるいはRead
処理を使用することが多く、ここでもそのために最終出
力信号は1フィールド遅れた(n+1)フィールドに出
力される場合を説明している。以下同様にして第(n+
1)フィールド以降の撮像素子から出力信号に対しても
フィールド毎の処理が継続される。
【0049】また、図13の静止画モニター撮影モード
時には、図11のように撮像素子から(m1ライン×n
1画素)領域の信号が出力される。静止画モニター撮影
モード時には図12の動画撮影モード時と同様に撮像素
子からは垂直方向に2画素の電荷を混合して出力するこ
とが多いので(m1/2)ラインの信号が出力される場
合を示している。ここで前記図12の動画撮影モード時
において1垂直期間(Tv1)で撮像素子から読み出せ
る最大のライン数(m2/2)を読み出しているので、
静止画撮影に使用する撮像素子全領域のライン数である
(m1/2)ラインを読み出すために1垂直期間がTv
2(=2*Tv1)である垂直方向同期基準信号LVD
を垂直方向の信号処理基準に用いている。また撮像素子
からの読み出しがLVD周期であるので前記垂直方向に
電荷を混合する2画素の組み合わせは固定となりノンイ
ンタレース読み出しを行っている。この撮像素子出力信
号を出力形式に合致したライン数(m3ライン)の信号
に変換するために垂直方向の内挿処理を行う。ここでは
(m1/2)>m3の場合を説明しているので縮小内挿
処理となりライン変換処理直後の信号は有効信号ライン
(図中斜線ラインで総数m3ライン)と無効信号ライン
(図中空白ライン)が混在することとなり、有効信号ラ
インを抽出するためにフィールドメモリのWrite処
理あるいはRead処理を使用することとなる。さらに
この静止画モニター撮影モード時はLVD基準で処理を
行っているので、撮像素子からの信号は(2*VD)期
間毎にしか更新されない。このため前記出力形式に合致
したライン数(m3ライン)の信号も(2*VD)期間
毎にしか作成することができないので、この出力形式に
合致したライン数(m3ライン)の信号を2フィールド
期間出力する必要がある。このようにn及び(n+1)
フィールド期間に撮影された映像は、(n+2)と(n
+3)フィールド期間に出力され、以下同様に2フィー
ルド毎の処理が継続される。
【0050】また、図14の静止画撮影モード時には、
高解像度の静止画を得るために撮像素子における垂直方
向の2画素の電荷の混合を行わないで奇数ラインの信号
と偶数ラインの信号を時分割に出力することが多いの
で、n及び(n+1)フィールドに奇数ラインである
(m1/2)ラインの信号が出力され、(n+2)及び
(n+3)フィールドに偶数ラインである(m1/2)
ラインの信号が出力される場合を示している。次にこの
時分割で読み出された合計m1ラインの信号は、Tv2
期間に処理することができないので1垂直期間がTv3
(=2*Tv2=4*Tv1)である垂直方向同期基準
信号LLVDを垂直方向の信号処理基準に用いて静止画
信号処理を行い静止画像(m1ライン)を得ている。
【0051】次に、このような各撮影モードでの信号処
理における高域周波数強調手段について説明する。
【0052】図15は撮像素子出力信号の垂直方向の周
波数特性を示す説明図であり、横軸は周波数、縦軸は信
号レベルを示し、faは撮像素子の画素間隔によるサン
プリング周波数、fbは撮像素子上の2画素混合による
サンプリング周波数を示している。撮像素子では各画素
が離散的に配置されていてその画素間隔によるサンプリ
ング処理(サンプリング周波数:fa)が行われ、DC
成分からfa/2までの正規の周波数成分であるナイキ
スト周波数内成分(図中黒塗りの領域)とその高域周波
数成分(図中斜線領域)を持つ信号が得られる。次にこ
れらの周波数成分を有する信号は前記撮像素子での垂直
方向2画素混合によりアンダーサンプリング処理(サン
プリング周波数:fb)が行われ、低域周波数帯域への
折り返りが発生し画質劣化の要因となる。ここで前記図
12に示した動画撮影モード時には、奇数フィールドと
偶数フィールドとでインタレース読み出しを行っている
ので、前記撮像素子上の2画素混合によるサンプリング
処理により低域周波数帯域に発生する折り返り成分は奇
数フィールドと偶数フィールドとで位相が180°反転
(図中一点鎖線と二点鎖線で表示)し、両フィールドを
通した撮像素子出力信号全体においてはキャンセルし合
う。これに対し図13に示した静止画モニター撮影モー
ド時には、2フィールド毎にノンインタレース読み出し
を行っているので、低域周波数帯域に発生する折り返り
成分(図中一点鎖線に対応)はキャンセルされず出力信
号に含まれる。また図14に示した静止画撮影モード時
には、撮像素子上の2画素混合を行わないのでこの2画
素混合によるアンダーサンプリング処理での低域周波数
帯域の折り返り成分は発生しない。
【0053】このような周波数成分を有する各撮影モー
ドでの撮像素子出力信号に対する高域周波数強調手段の
動作例を説明する。動画撮影モードにおいては前記のよ
うに撮像素子はインタレース読み出しを行っているの
で、図15に示した撮像素子上の2画素混合によるサン
プリング処理により低域周波数帯域に発生する折り返り
成分は両フィールドを通した出力信号においてはキャン
セルされるので、各フィールドにおいて低域周波数帯域
に発生する折り返り成分に対する特別な対応は行わず、
高域周波数強調手段では撮像素子出力信号の正規周波数
成分に対して最適な高域周波数強調である図9(a)に
示した高域周波数信号を作成する。
【0054】次に静止画モニター撮影モード時において
は前記のように撮像素子はノンインタレース読み出しを
行っているので、図15に示した撮像素子上の2画素混
合によるサンプリング処理により低域周波数帯域に発生
する折り返り成分は出力信号に含まれる。そのため高域
周波数強調手段では低域周波数帯域に発生する折り返り
成分を強調させずに撮像素子出力信号の正規周波数成分
を強調させることが必要となり、図9(b)に示した中
高域周波数信号を作成する。また静止画撮影モード時に
おいては前記のように撮像素子上の2画素混合を行わな
いためこの2画素混合によるサンプリング処理での低域
周波数帯域の折り返り成分は発生しないので、高域周波
数強調手段では撮像素子出力信号の正規周波数成分に対
して最適な高域周波数強調である図9(a)に示した高
域強調信号を作成する。
【0055】このように、撮影モード設定回路716が
設定した撮影モードにおいて撮像素子出力信号が有する
正規出力信号の周波数成分あるいは画質劣化の要因とな
る折り返し周波数成分に合致した高域周波数強調を高域
周波数強調手段712が行うことで、折り返し周波数成
分を不要に増加させることなく正規出力信号に対する高
域周波数強調を行い出力信号の画質を向上させている。
【0056】以上のように、この実施の形態3では、撮
影モード設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読
み出しを行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像
信号処理回路において、高域周波数強調手段が撮影モー
ドに応じた高域周波数信号または中高域周波数信号を作
成することで、画質劣化の要因となる折り返り周波数成
分を不要に増加させること無く適切な高域周波数強調を
行い出力映像信号の画質を向上させることが可能であ
る。
【0057】(実施の形態4)図16は、本願第3の発
明の実施の形態4による映像信号処理回路の構成を示す
ブロック図であり、ここでは、実施の形態3と異なる点
を中心に説明する。図6に示した実施の形態2及び図7
に示す実施の形態3の構成と対応する部分には同一の符
号を付す。
【0058】図16において、700は撮像素子、70
1は撮像素子駆動回路、702は撮像素子駆動制御回
路、703は撮像素子700と撮像素子駆動回路701
と撮像素子駆動制御回路702から構成される撮像部、
704はノイズ除去,ゲイン制御を行うアナログ信号処
理回路、705はアナログ信号をディジタル信号に変換
するアナログディジタル変換回路(以下、A/Dと称
す)、706は撮像信号処理回路、707は高域周波数
信号作成回路、708は中高域周波数信号作成回路、7
09は高域周波数信号作成回路707の出力信号と中高
域周波数信号作成回路708の出力信号を選択する選択
回路、これら高域周波数信号作成回路707と中高域周
波数信号作成回路708と選択回路709は図1に示し
た高域周波数信号作成回路101に対応する。また71
0は不要周波数成分抑圧回路であり、これは図6に示し
た不要周波数成分抑圧回路108に対応し重複周波数成
分抑圧回路102、斜め周波数成分抑圧回路106、重
複周波数成分抑圧回路102の出力信号と斜め周波数成
分抑圧回路106の出力信号を選択する選択回路(a)
107から構成される。711は高域周波数成分強調回
路、712は前記高域周波数信号作成回路101と不要
周波数成分抑圧回路710と高域周波数成分強調回路7
11で構成されている高域周波数強調手段、713はラ
イン数画素数変換回路でありこれは図6に示した画素数
変換回路104と選択回路(b)110に対応する回路
から構成される。714は前記撮像信号処理回路706
と高域周波数強調手段712とライン数画素数変換回路
713で構成されているディジタル映像信号処理部、7
15は前記撮像素子駆動制御回路703及びディジタル
映像信号処理部714を制御する全体制御回路、716
は撮影モード設定回路である。
【0059】以上のように構成された映像信号処理回路
について、以下その動作を述べる。
【0060】図16において、撮影モード設定回路71
6が設定した撮影モードに対応した全体制御回路715
の制御により、撮像部703において撮像素子700は
撮像素子駆動制御回路702及び撮像素子駆動回路70
1により駆動され、その出力信号はアナログ信号処理回
路704でノイズを除去する相関2重サンプリング処
理,信号振幅の拡大処理等を施されA/D705にてデ
ィジタル信号に変換されてディジタル映像信号処理部7
14に入力される。ディジタル映像信号処理部714で
は、アナログ信号処理回路704を経てディジタル信号
に変換された撮像素子700の出力信号に対し撮像信号
処理回路706で撮影モードに応じた所定の信号処理を
行い一般的にはRGB信号またはY(輝度信号)C(色
信号)の映像信号を生成し、この映像信号は次に高域周
波数強調手段712に入力されその後ライン数画素数変
換回路713に入力され、それぞれにおいて撮影モード
に応じた処理を施されて出力される。
【0061】次に、この高域周波数強調手段712及び
ライン数画素数変換回路713における各撮影モードで
の信号処理について、実施の形態3における各撮影モー
ドでの処理内容と異なる点を中心に説明する。
【0062】動画撮影モード時には、図10及び図12
に示したように撮像部703に対し撮像素子上の2画素
混合処理及び奇数フィールドと偶数フィールドとでイン
タレース読み出しを行い、撮像素子からの出力信号にお
ける2画素混合によるサンプリング処理により低域周波
数帯域に発生する折り返り成分は両フィールドを通した
出力信号においてはキャンセルされるので、各フィール
ドにおいて低域周波数帯域に発生する折り返り成分に対
する特別な対応は行わず、高域周波数強調手段712で
は撮像素子出力信号の正規周波数成分に対して最適な高
域周波数強調である高域周波数信号作成回路707が作
成したAp1hを選択回路709が選択(図中Ap1)
する。次に不要周波数成分抑圧回路710では、その後
のライン数画素数変換回路713での画素数変換処理に
事前に対応するために画素数変換において画質劣化の要
因となる斜め方向の高域周波数成分である水平方向高域
&垂直方向高域の周波数帯域の信号成分を強く抑圧する
斜め周波数成分抑圧回路106の出力信号を選択回路
(a)107が選択し、動画撮影モードに必要な周波数
特性の信号(図中Ap2)となる。高域周波数成分強調
回路711ではこのAp2信号と図中Sig1を遅延し
てタイミングの一致した信号から所定の高域周波数を強
調した映像信号を作成する。その後この高域周波数強調
手段712の出力信号である映像信号は、ライン数画素
数変換回路713において画素数変換回路104で動画
撮影モードでの所定のライン数変換及び画素数変換を行
い、選択回路(b)109が画素数変換回路104の出
力信号を選択する。
【0063】静止画モニター撮影モード時には、図11
及び図13に示したように撮像部703に対し撮像素子
上の2画素混合処理及び2フィールド期間の処理による
ノンインタレース読み出しを行い、撮像素子からの出力
信号における2画素混合によるサンプリング処理により
低域周波数帯域に発生する折り返り成分は出力信号に含
まれるので、高域周波数強調手段712では低域周波数
帯域に発生する折り返り成分を強調させずに撮像素子出
力信号の正規周波数成分を強調させることが必要とな
り、中高域周波数信号作成回路101が作成したAp1
mを選択回路709が選択(図中、Ap1)する。次に
不要周波数成分抑圧回路710では、その後のライン数
画素数変換回路713での画素数変換処理に事前に対応
するために画素数変換において画質劣化の要因となる斜
め方向の高域周波数成分である水平方向高域&垂直方向
高域の周波数帯域の信号成分を強く抑圧する斜め周波数
成分抑圧回路106の出力信号を選択回路(a)107
が選択し、静止画モニター撮影モードに必要な周波数特
性の信号(図中Ap2)となる。高域周波数成分強調回
路711ではこのAp2信号と図中Sig1を遅延して
タイミングの一致した信号から所定の高域周波数を強調
した映像信号を作成する。その後この高域周波数強調手
段712の出力信号である映像信号は、ライン数画素数
変換回路713において画素数変換回路104で静止画
モニター撮影モードでの所定のライン数変換及び画素数
変換を行い、選択回路(b)109が画素数変換回路1
04の出力信号を選択する。
【0064】静止画撮影モード時には、図14に示した
ように撮像部703に対し撮像素子上の2画素混合処理
を行なわず、2画素混合によるサンプリング処理での低
域周波数帯域の折り返り成分は発生しないので、高域周
波数強調手段712では撮像素子出力信号の正規周波数
成分に対して最適な高域周波数強調である高域周波数信
号作成回路707が作成したAp1hを選択回路709
が選択(図中Ap1)する。次に不要周波数成分抑圧回
路710では、その後のライン数画素数変換回路713
で画素数変換処理を行わないので全周波数帯域において
バランスの良い高域周波数強調信号を作成する重複周波
数成分抑圧回路102の出力信号を選択回路(a)10
7が選択し、静止画撮影モードに必要な周波数特性の信
号(図中Ap2)となる。高域周波数成分強調回路71
1ではこのAp2信号と図中Sig1を遅延してタイミ
ングの一致した信号から所定の高域周波数を強調した映
像信号を作成する。その後この高域周波数強調手段71
2の出力信号である映像信号は、ライン数画素数変換回
路713においてライン数変換及び画素数変換を行わな
いので選択回路(b)109が高域周波数強調手段71
2の出力信号を選択する。
【0065】このように、撮影モード設定回路716が
設定した撮影モードにおいて撮像素子出力信号が有する
正規出力信号の周波数成分あるいは画質劣化の要因とな
る折り返し周波数成分に合致した高域周波数強調を高域
周波数信号作成回路101が行うことで、折り返し周波
数成分を不要に増加させることなく正規出力信号に対す
る高域周波数強調を行い、更にその後のライン数変換及
び画素数変換の有無に対応した不要周波数成分の抑圧を
事前に不要周波数成分抑圧回路710が行い、高域周波
数強調手段712において出力信号の画質を向上させて
いる。
【0066】以上のように、この実施の形態4では、撮
影モード設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読
み出しを行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像
信号処理回路において、高域周波数強調手段が撮影モー
ドに応じてまず高域周波数信号または中高域周波数信号
を作成して画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を
不要に増加させること無く適切な高域周波数強調を行
い、次に斜め周波数成分抑圧または重複周波数成分抑圧
を行い画素数変換処理及びライン数変換処理の有無に対
応した不要周波数成分抑圧を行うことで周波数帯域全体
にバランスの良い高域周波数強調を行い出力映像信号の
画質を向上させることが可能である。
【0067】なお、上記実施の形態1では、画素数変換
比として4:3の場合を説明したが、これに限るもので
なく例えば実施の形態3及び4に示した動画撮影モード
や静止画モニター撮影モードにおけるライン数変換及び
画素数変換における比率等も考えられる。また、画素数
変換を行うための内挿処理として入力信号画素2画素を
用いた直線内挿処理の場合を説明したが、これに限るも
のでなく3画素、4画素...といった高次内挿処理を
行うことも可能である。
【0068】また、上記実施の形態1では、画素数変換
回路104への入力信号に対する高域周波数強調手段1
05の強調周波数帯域の動作として、垂直方向高域周波
数信号の水平方向高域周波数部分を抑圧しさらに水平方
向高域周波数信号の垂直方向高域周波数部分を抑圧する
場合と垂直方向高域周波数信号の水平方向高域周波数部
分の抑圧を更に狭帯域化する場合を説明したが、これに
限るものでなく例えば垂直方向高域周波数信号の水平方
向高域周波数部分の抑圧を弱めて水平方向高域周波数信
号の垂直方向高域周波数部分の抑圧を更に狭帯域化する
場合、または高域周波数信号の周波数帯域を水平方向高
域&垂直方向低域,水平方向低域&垂直方向高域,及び
水平方向高域&垂直方向高域の領域に分割して、水平方
向高域&垂直方向高域の信号に対してレベル抑圧を行う
場合等も考えられる。また斜め周波数成分抑圧回路10
6での高域周波数成分の抑圧を行う図5(a)の信号処
理例として(1+Zh-12または(1+Zv-12の場
合、図5(b)の信号処理例として(1+Zh-1+2×
Zh-2+Zh-3+Zh-4)の場合を説明したが、これに
限るものでないことは明らかである。
【0069】なお、上記実施の形態2では、不要周波数
成分抑圧回路108が重複周波数成分抑圧回路102と
斜め周波数成分抑圧回路106と選択回路(a)107
から構成される場合を説明したが、これに限るものでな
く例えば不要周波数成分抑圧回路108がそのフィルタ
ー特性をプログラマブルに変化できる機能を有しモード
設定回路112によってフィルター特性を変化する構成
等、モードによって不要周波数成分抑圧回路108のフ
ィルター特性が変化できれば良いことは明らかである。
また、画素数変換手段111が画素数変換回路104と
選択回路(b)110から構成される場合を説明した
が、これに限るものでなく例えば画素数変換回路104
がその画素数変換比をプログラマブルに変化できる機能
を有しモード設定回路112によって変換比を変化する
構成等、モードによって画素数変換の有無を設定できれ
ば良いことは明らかである。
【0070】なお、上記実施の形態3及び4では、高域
周波数信号作成回路101が高域周波数信号作成回路7
07と中高域周波数信号作成回路708と選択回路70
9から構成される場合を説明したが、これに限るもので
なく例えば高域周波数信号作成回路101が作成する信
号の周波数特性をプログラマブルに変化できる機能を有
し撮影モード設定回路716によって周波数特性を変化
する構成等、モードによって高域周波数信号作成回路1
01が作成する高域周波数信号の周波数特性が変化でき
れば良いことは明らかである。
【0071】また、上記実施の形態3及び4では、撮影
モードとして動画撮影モード、静止画モニター撮影モー
ド、静止画撮影モードを説明したが、これに限るもので
なく例えば動画静止画同時撮影モード等も考えられ、こ
の場合は例えば動画撮影モードと静止画撮影モードの組
み合わせた撮影モードとなる。
【0072】また、上記実施の形態3及び4では、各撮
影モードにおける撮像素子出力信号に対する信号処理の
説明としてライン数変換を行いその後画素数変換を行う
場合を説明したが、これに限るものでなく画素数変換を
行いその後ライン数変換を行う構成やライン数変換と画
素数変換を同時行う構成も考えられる。
【0073】なお、この実施形態3及び4は、撮像素子
700として、単板システム,3板システム等に対して
言及してないが、単板、3板等の制約はなく単板システ
ム、2板システム、3板システムにおいても同等の効果
を得ることは可能である。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次の効果
を奏する。
【0075】(1)本発明の第1の発明では、高域周波
数強調手段と画素数変換手段を有する映像信号処理回路
において高域周波数強調手段が斜め周波数成分抑圧回路
を備えることで、画質劣化の要因となる斜め方向の高域
周波数成分である水平方向高域&垂直方向高域の周波数
帯域の信号成分を事前に強く抑圧することができ出力映
像信号の画質を向上させることが可能である。
【0076】(2)本発明の第2の発明では、撮影モー
ド設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読み出し
を行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像信号処
理回路において、高域周波数強調手段が撮影モードに応
じた高域周波数信号または中高域周波数信号を作成する
ことで、画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を不
要に増加させること無く適切な高域周波数強調を行い出
力映像信号の画質を向上させることが可能である。
【0077】(3)本発明の第3の発明では、撮影モー
ド設定回路とこの設定した撮影モードに応じた読み出し
を行う撮像部と高域周波数強調手段を有する映像信号処
理回路において、高域周波数強調手段が撮影モードに応
じてまず高域周波数信号または中高域周波数信号を作成
して画質劣化の要因となる折り返り周波数成分を不要に
増加させること無く適切な高域周波数強調を行い、次に
斜め周波数成分抑圧または重複周波数成分抑圧を行い画
素数変換処理及びライン数変換処理の有無に対応した不
要周波数成分抑圧を行うことで周波数帯域全体にバラン
スの良い高域周波数強調を行い出力映像信号の画質を向
上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による映像信号処理回路
の構成を示すブロック図
【図2】同映像信号処理回路における画素数変換回路の
動作例の説明図
【図3】同映像信号処理回路における画素数変換回路の
画素変換後の出力信号の周波数特性の説明図
【図4】同映像信号処理回路における高域周波数強調手
段の動作例の説明図
【図5】同映像信号処理回路における高域周波数強調手
段の強調周波数帯域の動作概要図
【図6】本発明の実施の形態2による映像信号処理回路
の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3による映像信号処理回路
の構成を示すブロック図
【図8】同映像信号処理回路の高域周波数強調手段の動
作例の説明図
【図9】同映像信号処理回路の高域周波数強調手段にお
ける周波数特性の説明図
【図10】同映像信号処理回路の動画撮影モードにおけ
る撮像素子出力信号に対する信号処理の説明図
【図11】同映像信号処理回路の静止画モニター撮影モ
ードにおける撮像素子出力信号に対する信号処理の説明
【図12】同映像信号処理装置の動画撮影モードにおけ
る信号処理のタイミング図
【図13】同映像信号処理装置の静止画モニター撮影モ
ードにおける信号処理のタイミング図
【図14】同映像信号処理装置の静止画撮影モードにお
ける信号処理のタイミング図
【図15】同映像信号処理装置の撮像素子出力信号の垂
直方向の周波数特性を示す説明図
【図16】本発明の実施の形態4による映像信号処理回
路の構成を示すブロック図
【図17】従来の映像信号処理回路における高域周波数
成分強調回路のブロック図
【図18】従来の映像信号処理装置における高域周波数
強調回路の動作例の説明図
【図19】従来の映像信号処理装置における高域周波数
強調回路の周波数特性説明図
【符号の説明】
101 高域周波数信号作成回路 102 重複周波数成分抑圧回路 103 高域周波数成分強調回路 104 画素数変換回路 105 高域周波数強調手段 106 斜め周波数成分抑圧回路 107 選択回路(a) 108 不要周波数成分抑圧回路 109 高域周波数強調手段 110 選択回路(b) 111 画素数変換手段 112 モード設定回路 700 撮像素子 701 撮像素子駆動回路 702 撮像素子駆動制御回路 703 撮像部 704 アナログ信号処理回路 705 アナログディジタル変換回路 706 撮像信号処理回路 707 高域周波数信号作成回路 708 中高域周波数信号作成回路 709 選択回路 710 不要周波数成分抑圧回路 711 高域周波数成分強調回路 712 高域周波数強調手段 713 ライン数画素数変換回路 714 ディジタル映像信号処理部 715 全体制御回路 716 撮影モード設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 文紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA18 PA33 PA35 PA39 PA40 PA58 RB00 SA22 SA25 XB03 XB07 YC10 ZA03 ZA12 5C022 AA13 AB00 AC01 AC69 5C076 AA22 BA06 BB07 5C077 LL08 LL09 MP01 PP03 PP20 PP49 PQ08 SS01 TT09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の高域周波数成分を強調す
    る高域周波数強調手段と、前記高域周波数強調手段の出
    力信号をその出力信号が有する垂直方向または水平方向
    の画素数より少ない垂直方向または水平方向の画素数に
    変換する画素数変換手段とを備え、 前記画素数変換手段が画素数変換を行う場合は、画素数
    変換を行わない場合に比べて、前記高域周波数強調手段
    において作成する高域周波数強調信号の周波数帯域が狭
    いことを特徴とする映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 画素数変換手段は、垂直方向の画素数を
    変換し、高域周波数強調手段は、垂直方向の高域周波数
    強調を行い高域周波数強調信号の水平方向の周波数帯域
    が狭いことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理回
    路。
  3. 【請求項3】 画素数変換手段は、水平方向の画素数を
    変換し、高域周波数強調手段は、水平方向の高域周波数
    強調を行い高域周波数強調信号の垂直方向の周波数帯域
    が狭いことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理回
    路。
  4. 【請求項4】 複数の撮影モードを設定する撮影モード
    設定回路と、前記撮影モードに対応した撮像素子駆動を
    行う撮像手段と、前記撮像手段の出力信号に対する高域
    周波数強調手段とを備え、 前記高域周波数強調手段において作成する高域周波数強
    調信号の周波数特性が、前記撮影モード設定回路が設定
    する第1の撮影モード時と前記第1の撮影モードと異な
    る第2の撮影モード時とで異なることを特徴とする映像
    信号処理回路。
  5. 【請求項5】 第1の撮影モード時は、撮像手段がイン
    タレース読み出しを行い、第2の撮影モード時は、前記
    撮像手段がノンインタレース読み出しを行うことを特徴
    とする請求項4記載の映像信号処理回路。
  6. 【請求項6】 第2の撮影モード時における高域周波数
    強調信号は、第1の撮影モード時における高域周波数強
    調信号に比べて、その周波数帯域が低域であることを特
    徴とする請求項4または5記載の映像信号処理回路。
  7. 【請求項7】 複数の撮影モードを設定する撮影モード
    設定回路と、前記撮影モードに対応した撮像素子駆動を
    行う撮像手段と、前記撮像手段の出力信号に対する高域
    周波数強調手段と、前記高域周波数強調手段出力信号を
    その出力信号が有するライン数より少ないライン数に変
    換するライン数変換手段とを備え、 前記高域周波数強調手段において作成する高域周波数強
    調信号の周波数特性が、前記撮影モード設定回路が設定
    する第1の撮影モード時と前記第1の撮影モードと異な
    る第2の撮影モード時とで異なることを特徴とする映像
    信号処理回路。
  8. 【請求項8】 第1の撮影モード時は、撮像手段は静止
    画撮影を行い、ライン数変換手段はライン数変換を行わ
    ず、第2の撮影モード時は、撮像手段はノンインタレー
    ス読み出しを行い、ライン数変換手段はライン数変換を
    行うことを特徴とする請求項7記載の映像信号処理回
    路。
  9. 【請求項9】 第2の撮影モード時における高域周波数
    強調信号は、第1の撮影モード時における高域周波数強
    調信号に比べて、その中心周波数が低く周波数帯域が狭
    いことを特徴とする請求項7または8記載の映像信号処
    理回路。
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