JP3443989B2 - 垂直輪郭強調回路用信号発生回路およびアスペクト比変換回路 - Google Patents

垂直輪郭強調回路用信号発生回路およびアスペクト比変換回路

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JP3443989B2
JP3443989B2 JP27758694A JP27758694A JP3443989B2 JP 3443989 B2 JP3443989 B2 JP 3443989B2 JP 27758694 A JP27758694 A JP 27758694A JP 27758694 A JP27758694 A JP 27758694A JP 3443989 B2 JP3443989 B2 JP 3443989B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の垂直輪郭強
調回路用信号発生回路およびアスペクト比変換回路に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】次世代テレビ方式において、垂直方向の
高画質化や画面のアスペクト比を16:9とするワイド
化を追求するため、HDTV(走査線1125本インタ
ーレース走査)や第2世代EDTV(走査線525本順
次走査)等のテレビ方式が推進されている。また、従来
のテレビ方式走査線525本インターレース走査)にお
いてもアスペクト比16:9のワイド化が推進されてい
る。 【0003】このようにアスペクト比が従来の4:3か
ら16:9になり、撮像装置やディスプレイは専用の設
備のワイド対応の装置を使用しなければならず、従来の
設備とワイド専用の設備の両方が必要となる問題点があ
る。 【0004】このため画面をワイド化したテレビ方式に
対応した映像信号処理装置を構成するに当たり、従来の
標準テレビ用の映像信号処理装置の回路やLSIを使用
して開発コストを低減し、かつ従来のアスペクト比4:
3の信号も出力可能である安価なワイド画面用の撮像装
置を提供する手法が近年提案されてきている。 【0005】以下、図3〜図5を用いて従来のワイド画
面対応のインターレース走査撮像装置について説明す
る。 【0006】図3において、撮像素子22より光電変換
された信号はアナログプロセス回路23で、ブラックバ
ランス等による黒レベル調整やホワイトバランス等によ
る白レベル調整、さらにプリニー処理等を施される。こ
のアナログ信号は後段のAD変換器24によりディジタ
ル信号に変換される。このAD変換器24の出力信号は
ディジタル信号処理回路群25に入力され、ガンマ補
正、ブランキング処理、マトリクス処理、垂直・水平輪
郭強調処理等の種々のディジタル処理が施され、輝度信
号および色差信号として出力される。 【0007】図4は、ディジタル信号処理回路群25の
垂直輪郭強調信号作成回路の構成例を示す。 【0008】図4において、図示していない前段信号処
理回路より入力されたR、G、B撮像信号はそれぞれ入
力信号を1水平走査期間遅延する1Hディレイライン2
8、29、30に書き込まれ、インターレースインター
レース走査系の1水平走査期間遅延される。1Hディレ
イラインにより1水平走査期間遅延されたR、G撮像信
号はさらに次の1Hディレイライン31、32にそれぞ
れ入力され、入力から合計2水平走査期間遅延される。
また、遅延されていない(0H遅延)R、G撮像信号は
加算器33により加算され、0H遅延高域輝度信号とな
る。 【0009】1水平走査期間遅延された(1H遅延)
R、G撮像信号は加算器34により加算され1H遅延高
域輝度信号となる。そして2水平走査期間遅延された
(2H遅延)R、G撮像信号は加算器35により加算さ
れて2H遅延高域輝度信号となる。0H、2H遅延高域
輝度信号は垂直輪郭強調信号の1H−(0H+2H)/
2のバンドパスフィルタ(BPF)を構成するため加算
器36により加算されて(0H+2H)/2の垂直BP
F作成用信号として出力される。また、水平輪郭強調信
号用の垂直ローパスフィルタ(LPF)を構成するため
にセレクタ37で(0H+2H)/2、0H、1H、2
Hの高域輝度信号より垂直LPF選択信号で1系統の信
号が選択され、垂直LPF作成用信号として出力され
る。 【0010】また、垂直輪郭強調信号作成回路のR、
G、B撮像信号出力は垂直BPF、LPFの中心信号と
垂直方向の位相を一致させるため、1H遅延されたR、
G、B撮像信号が出力される。 【0011】このようにディジタル信号処理群25
ィジタル処理された信号は、アスペクト比変換回路群2
6でアスペクト比16:9の信号を従来のアスペクト比
4:3に変換される。切り換えによりアスペクト比1
6:9の信号をそのまま出力することを可能である。 【0012】このアスペクト比変換回路群2の動作に
ついて、図5の(a)、(b)、(c)を用いて説明す
る。アスペクト比変換回路群26は、図5(a)に示す
ように、1HメモリA38と1HメモリB39およびセ
レクタ40により構成される。同図(b)のタイミング
チャート図に示すように1HメモリA38は入力信号の
奇数ライン(1、3、5…番目ライン)を書き込み、1
水平走査期間遅延して読み出す。同様に1HメモリB3
9は偶数ライン(2、4、6…番目ライン)を書き込
み、1水平走査期間遅延して読み出す。このように1H
メモリA38、1HメモリB39は書き込みと読み出し
を1H毎に交互に行う。セレクタ40は読み出し動作を
行っている1Hメモリの信号を出力するように1Hメモ
リ切り換え信号で制御される。 【0013】アスペクト比16:9の信号を出力する場
合は、1Hメモリへの書き込み時に1水平走査期間の有
効信号をすべて書き込む。アスペクト比を4:3に変換
する場合は同図(c)に示すように、書き込み時に1水
平走査期間のうち4:3画面の出力に必要な部分のみを
書き込み、書き込み周波数の3/4倍の周波数で読み出
すことによりアスペクト比変換を行う。 【0014】アスペクト比変換回路群26の出力信号は
DA変換器27でアナログ信号に変換され出力される。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイド画面対応の撮像装置では、アスペクト比変換
を行うために1Hディレイラインを使用した専用の特別
処理回路群を必要としており、高価な汎用のメモリを使
用することにより回路規模および撮像装置のコストが大
きくなる。また、個々の処理を専用LSIとして開発す
るとしても各LSIに対してそれぞれ開発費が必要とな
り、開発コストが大きくなるという問題があった。 【0016】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ワイド画面対応の撮像装置において、デ
ィジタル信号処理回路群の垂直輪郭強調信号作成に使用
する1水平走査期間遅延回路および周辺回路を利用し
て、小規模の回路増加のみでアスペクト変換回路を実現
し、専用に開発コストを必要とせず安価にLSI化を可
能にする撮像装置を提供することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、1水平走査期間の撮像信号を保持する第1
と第2の記憶手段と、前記記憶手段の書き込みおよび読
み出しを任意に制御する記憶手段制御部と、入力撮像信
号と前記第1の記憶手段の出力信号が入力され、前記第
2の記憶手段へ選択された信号を出力する第1の信号切
換回路と、前記第1の記憶手段の出力信号と前記第2の
記憶手段の出力信号が入力され、選択された信号を出力
する第2の信号切換回路と、前記第2の切換回路の出力
信号を出力する出力手段を備え、前記第1の信号切換回
路で前記第1の記憶手段の出力信号を出力し、前記第2
の信号切換回路で前記第1の記憶手段の出力信号を出力
して入力撮像信号(0H遅延信号)を前記第1の記憶手
段で前記記憶手段制御部の制御により1水平走査期間遅
延して1水平走査期間遅延信号(1H遅延信号)を得、
前記1H遅延信号を前記第2の記憶手段で前記記憶手段
制御部の制御によりさらに1水平走査期間遅延して入力
より2水平走査期間遅延した信号(2H遅延信号)を得
て、前記0、1、2H遅延信号より垂直輪郭強調信号を
作成するとともに出力手段より前記1H遅延信号を出力
する垂直輪郭強調信号作成回路を備え、かつ前記第1の
信号切換回路で入力撮像信号が前記第2の記憶手段に入
力されるように制御し、また前記記憶手段制御部の動作
を切り換えて入力撮像信号が奇数ラインの時は前記第1
の記憶手段に読み出しに必要な信号成分のみを書き込
み、入力撮像信号が偶数ラインの時は前記第2の記憶手
段に読み出しに必要な信号成分のみを書き込むように前
記第1および第2の記憶手段が1水平走査期間毎に交互
に書き込み動作を行うように制御し、前記第1の記憶手
段が書き込み動作中は前記第2の記憶手段に書き込まれ
た信号を任意の周波数で読み出し、前記第2の記憶手段
が書き込み動作中は前記第1の記憶手段に書き込まれた
信号を任意の周波数で読み出して前記第1および第2の
記憶手段が書き込まれた信号を1水平走査期間遅延して
1水平走査期間毎に交互に読み出し動作を行うように制
御して、前記第1と第2の記憶手段のうち読み出し動作
中の記憶手段の出力信号が出力されるように1水平走査
期間毎に前記第2の信号切換回路を切り換えて撮像信号
を出力することにより撮像信号を任意のアスペクト比に
変換するアスペクト比変換回路を備えたものである。 【0018】また、本発明の撮像装置は入力撮像信号を
画素毎に分割して2系統の信号系列を出力する画素分割
回路と、前記画素分割回路より出力される2系統の信号
系列それぞれについて、1水平走査期間の撮像信号を保
持する第1と第2の記憶手段と、前記記憶手段の書き込
みおよび読み出しを任意に制御する記憶手段制御部と、
前記画素分割回路の出力信号と前記第1の記憶手段の出
力信号が入力され、前記第2の記憶手段へ選択された信
号を出力する第1の信号切換回路と、前記第1の記憶手
段の出力信号と前記第2の記憶手段の出力信号が入力さ
れ、選択された信号を出力する第2の信号切換回路と、
画素毎に分割された2系統の信号系列それぞれの第2の
信号切換回路の出力信号を1系統の信号に切り換えて合
成する第3の信号切換回路と、前記第3の切換回路の出
力信号を出力する出力手段を備え、前記画素分割回路で
画素分割動作を行わずに入力撮像信号をそのまま出力
し、前記第1の信号切換回路で前記第1の記憶手段の出
力信号を出力し、前記第2の信号切換回路で前記第1の
記憶手段の出力信号を出力して入力撮像信号(0H遅延
信号)を前記第1の記憶手段で前記記憶手段制御部の制
御により1水平走査期間遅延して1水平走査期間遅延信
号(1H遅延信号)を備え、前記1H遅延信号を前記第
2の記憶手段で前記記憶手段制御部の制御によりさらに
1水平走査期間遅延して入力より2水平走査期間遅延し
た信号(2H遅延信号)を得て、前記0、1、2H遅延
信号より垂直輪郭強調信号を作成するとともに出力手段
より前記1H遅延信号を出力する垂直輪郭強調信号作成
回路を備え、かつ前記画素分割回路により入力される撮
像信号を画素毎に2系統の信号系列に分割して入力撮像
信号の周波数を1/2倍とし、該2系統のそれぞれの信
号系列で前記第1の信号切換回路で入力撮像信号が前記
第2の記憶手段に入力されるように制御し、また前記記
憶手段制御部の動作を切り換えて入力撮像信号が奇数ラ
インの時は前記第1の記憶手段に読み出しに必要な信号
成分のみを書き込み、入力撮像信号が偶数ラインの時は
前記第2の記憶手段に読み出しに必要な信号成分のみを
書き込むように前記第1および第2の記憶手段が1水平
走査期間毎に交互に書き込み動作を行うように制御し、
前記第1の記憶手段が書き込み動作中は前記第2の記憶
手段に書き込まれた信号を任意の周波数で読み出し、前
記第2の記憶手段が書き込み動作中は前記第1の記憶手
段に書き込まれた信号を任意の周波数で読み出して前記
第1および第2の記憶手段が書き込まれた信号を1水平
走査期間遅延して1水平走査期間毎に交互に読み出し動
作を行うように制御して、前記第1および第2の記憶手
段のうち読み出し動作中の記憶手段の出力信号が出力さ
れるように1水平走査期間毎に前記第2の信号切換回路
を切り換えて撮像信号を出力し、画素毎に分割された2
系統それぞれの前記第2の信号切換回路の出力信号を前
記第3の信号切換回路で1系統の信号に切り換えて合成
することにより1水平走査期間の有効画素数が記憶手段
の画素数の2倍までの画素数の撮像信号に対応できる任
意のアスペクト比に変換するアスペクト比変換回路を備
えたものである。 【0019】 【作用】本発明によれば、ディジタル信号処理回路の垂
直輪郭強調信号作成に使用する1Hメモリおよび周辺回
路の動作を切り換えてアスペクト比変換動作をさせ、1
Hメモリを共用することにより機能毎に開発コストを必
要とせずに安価にLSI化を可能とするアスペクト比変
換回路を3系統構成することができるという作用を有す
る。 【0020】また、本発明によれば、ディジタル信号処
理回路の垂直輪郭強調信号作成に使用する1Hメモリお
よび周辺回路の動作を切り換えて、画素分割、アスペク
ト比変換、画素合成動作をさせ、1Hメモリを共用する
ことにより1水平走査期間の有効画素数が1Hメモリの
画素数を越える撮像装置においても入力信号をn系統の
信号に画素毎に分割してアスペクト比変換後に画素分割
する前の順となるように画素合成することにより1Hメ
モリのn倍の画素数に対応した、機能毎に開発コストを
必要とせずに安価にLSI化を可能とするアスペクト比
変換回路を構成することができるという作用を有する。 【0021】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。 【0022】図1は、本発明の第1の実施例における撮
像装置の構成を示すブロック図である。 【0023】図1において、1、2、3、4、5、6は
撮像信号を1水平走査期間(1H)遅延し、書き込みお
よび読み出しが別々に制御可能な1Hメモリ、7は1H
メモリ1〜6の制御信号を発生する1Hメモリ制御回
路、8、9、10、11は加算器、12は加算器8〜1
1からの4信号入力のうち任意の1信号を出力するセレ
クタ、13、14、15、16、17、18は2信号入
力のうち任意の1信号を出力するセレクタである。 【0024】以下、本発明の第1の実施例の垂直輪郭強
調信号作成回路としての動作について説明する。 【0025】図1において、図示していない前段信号処
理部より入力端a、b、cに入力されたR、G、B撮像
信号入力はそれぞれ1Hメモリ1、2、3に入力され
る。1Hメモリ1、2、3は1Hメモリ制御回路7によ
り入力信号を1H遅延するように制御される。 【0026】1Hメモリ1、2、3から出力される1H
遅延されたR、G、B撮像信号はセレクタ13、14、
15に入力される。セレクタ13、14、15にはそれ
ぞれ遅延されていない(0H遅延)R、G、B撮像信号
と1H遅延されたR、G、B撮像信号が入力されている
が、1H遅延信号のみを出力する。 【0027】セレクタ13、14、15の出力信号はそ
れぞれ1Hメモリ4、5、6に入力される。1Hメモリ
4、5、6は1Hメモリ1、2、3と同様に1Hメモリ
制御回路7により入力信号を1H遅延するように制御さ
れる。 【0028】1Hメモリ4、5、6より2H遅延された
R、G、B撮像信号が出力される。また、1H遅延され
たR、G、B撮像信号はセレクタ16、17、18に入
力される。セレクタ16、17、18にはそれぞれ1H
遅延されたR、G、B撮像信号と2H遅延されたR、
G、B撮像信号が入力されているが、1H遅延信号のみ
を出力する。セレクタ16、17、18の出力信号はそ
のまま出力1、2、3として出力される。加算器8、
9、10、11およびセレクタ12の回路は従来例の垂
直輪郭強調信号作成処理と全く同様であり、故にその動
作も同様であり、動作説明は省略する。 【0029】このようにして従来の垂直輪郭強調信号作
成回路と同様の動作を得ることができる。 【0030】次にアスペクト変換回路としての動作を説
明する。入力端a、b、cより入力されるR,G,B撮
像信号は1Hメモリ1、2、3とセレクタ13、14、
15に入力される。セレクタ13、14、15は入力端
a、b、cのR,G,B撮像信号を出力する。セレクタ
13、14、15より出力されたR,G,B撮像信号は
1Hメモリ4、5、6に入力される。 【0031】1Hメモリ1、2、3と1Hメモリ4、
5、6は1Hメモリ制御回路7により1H毎に交互に入
力信号を書き込み、1H遅延した信号を読み出すように
制御される。1Hメモリ1、2、3は入力信号の奇数ラ
イン(1、3、5…番目ライン)を書き込み、1H遅延
して読み出す。同様に1Hメモリ4、5、6は偶数ライ
ン(2、4、6…番目ライン)を書き込み、1H遅延し
て読み出す。セレクタ16、17、18は読み出し動作
を行っている1Hメモリの信号を出力するように制御さ
れる。 【0032】アスペクト比16:9の信号を出力する場
合は、1Hメモリへの書き込み時に1水平走査期間の有
効信号をすべて書き込む。アスペクト比を4:3に変換
する場合は、書き込み時に1水平走査期間のうち4:3
画面の出力に必要な部分のみを書き込み、書き込み周波
数の3/4倍の周波数で読み出すことによりアスペクト
比変換を行う。任意の周波数で読み出すことにより、任
意のアスペクト比変換を行うことができる。 【0033】加算器8、9、10、11およびセレクタ
12はアスペクト比変換動作とは無関係である。 【0034】このようにして従来のアスペクト比変換回
路と同様の動作を得ることができる。 【0035】このように本発明の第1の実施例によれ
ば、ワイド画面対応の撮像装置において、ディジタル信
号処理回路の垂直輪郭強調信号作成回路は1Hメモリお
よび周辺回路を利用して、1Hメモリの動作を切り換
え、信号経路にセレクタ回路を追加して切り換えられる
ようにすることにより、従来の垂直輪郭強調信号作成回
路に加えてアスペクト比変換回路を3系統実現すること
ができ、専用の開発コストを必要とせず、安価にLSI
化が可能となる信号処理構成を得ることができる。 【0036】次に、本発明の第2の実施例の撮像装置に
ついて説明する。図2は、本発明の第2の実施例におけ
る撮像装置の構成を示すブロック図である。 【0037】図2において、1、2、3、4、5、6は
撮像信号を1H遅延し、書き込みおよび読み出しが別々
に制御可能な1Hメモリ、7は1Hメモリ1〜6の制御
信号を発生する1Hメモリ制御回路、8、9、10、1
1は加算器、12は加算器8〜11からの4信号入力の
うち任意の1信号を出力するセレクタ、13、14、1
5、16、17、18は2信号入力のうち任意の1信号
を出力するセレクタ、19は入力信号のうち奇数画素
(1、3、5…番目画素)のみを出力する第1の画素間
引き回路、20は入力信号のうち偶数画素(2、4、6
…番目画素)を出力する第2の画素間引き回路、21は
奇数画素の信号系列と偶数画素の信号系列を1系統の信
号系列に切り換えるセレクタである。 【0038】この第2の実施例において、第1の実施例
と違うところは、第1の画素間引き回路19と第2の画
素間引き回路20及びセレクタ21が追加される点にあ
る。その他の回路はまったく同様の回路であり、故にそ
の動作、作用も同様であるから、その動作説明は省略す
る。 【0039】以下、追加した回路の動作について説明す
る。1水平走査期間の有効画素数がそれぞれ1Hメモリ
1、2、3、4、5、6の画素数を超える撮像装置にお
いて、入力端aおよび入力端bに同じ信号を入力する。
入力端aより入力された信号は画素間引き回路19に入
力され、奇数画素(1、3、5…番目画素)のみを出力
する。入力端bより入力された信号は画素間引き回路2
0に入力され、偶数画素(2、4、6…番目画素)のみ
を出力する。 【0040】画素間引き回路19の出力信号は1Hメモ
リ1および1Hメモリ4に1H毎に交互に書き込まれ、
セレクタ16で1系統の信号として出力される。画素間
引き回路20の出力信号は1Hメモリ2および1Hメモ
リ5に1H毎に交互に書き込まれ、セレクタ17で1系
統の信号として出力される。 【0041】セレクタ16とセレクタ17の出力信号は
セレクタ21に入力され、奇数画素(1、3、5…番目
画素)と偶数画素(2、4、6…番目画素)の2系統の
信号系列に分割された信号を元の1系統の信号系列
(1、2、3、4、5、6…番目画素)になるように切
り換えられて出力される。セレクタ21の出力はそのま
ま出力端Aに出力される。 【0042】このようにして1水平走査期間の有効画素
数が1Hメモリの画素数を超える撮像装置においても、
撮像信号を奇数画素と偶数画素の2系統の信号系列に分
割して処理し、元の1系統の信号系列に合成することに
より1Hメモリの2倍の画素数の撮像装置に対応した1
系統のアスペクト比変換回路を得ることができる。 【0043】また、撮像信号をn系統の信号系列に画素
毎に分割して処理し、画素毎に分割されたn系統の信号
系列を元の1系統の信号系列となるように切り換えて合
成することにより1Hメモリのn倍の水平有効画素数を
有する撮像装置に対応できることは言うまでもない。 【0044】次に1水平走査期間の有効画素数が1Hメ
モリ1、2、3、4、5、6の画素数以内である撮像装
置における通常の垂直輪郭強調信号作成回路としての動
作について説明する。 【0045】図2において、入力端aより入力されたR
撮像信号は画素間引き回路19に入力される。画素間引
き回路19は入力信号をそのまま出力するように制御さ
れ、その出力信号は1Hメモリ1に入力される。同様に
画素間引き回路20も入力信号をそのまま出力するよう
に制御されるため、入力端bより入力されたG撮像信号
は画素間引き回路20をそのまま通り、1Hメモリ2に
入力される。セレクタ21はセレクタ16とセレクタ1
7の出力をそれぞれ入力するが、セレクタ16の出力を
そのまま出力する。 【0046】このようにして画素間引き回路19、画素
間引き回路20を追加しても従来の垂直輪郭強調信号作
成回路と全く同様の動作を得ることができる。また、ア
スペクト比変換動作も画素間引き回路19、画素間引き
回路20およびセレクタ21を垂直輪郭強調作成回路と
同じように制御することにより第1の実施例の3系統の
アスペクト比変換回路と同様の動作を得ることができ
る。 【0047】このように本発明の第2の実施例によれ
ば、ワイド画面対応の撮像装置において、ディジタル信
号処理回路の垂直輪郭強調信号作成回路の1Hメモリお
よび周辺回路を利用して、1Hメモリの動作を切り換
え、信号経路にセレクタ回路を追加して切り換えられる
ようにすることにより、垂直輪郭強調信号作成回路と1
水平走査期間の有効画素数が1Hメモリの画素数を超え
る撮像装置にも対応できるアスペクト比変換回路をそれ
ぞれ実現することができ、専用の開発コストを必要とせ
ずに、安価にLSI化が可能となる信号処理構成を得る
ことができる。 【0048】 【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、従来はディジタル信号処理に必要な回路群とは別に
高価なメモリ等の回路を使用してアスペクト比変換回路
を実現していたのに対して、ディジタル信号処理回路群
の垂直輪郭強調信号作成回路にセレクタ回路を追加して
1Hメモリを共用した回路構成とすることにより、1つ
のLSIの制御を切り換えて垂直輪郭強調信号作成回路
とアスペクト比変換回路の両方の回路が得られ、安価で
専用の開発費を必要としない撮像装置を提供できる。 【0049】また、本発明によれば画素間引き回路で奇
数画素と偶数画素に画素分割して、これを画素合成用の
セレクタで画素合成する回路を追加することにより、1
つのLSIの制御を切り換えて垂直輪郭強調信号作成回
路と1H水平走査期間の有効画素数が1Hメモリの画素
数を超える撮像装置にも対応したアスペクト比変換回路
が得られ、安価で専用の開発費を必要としない撮像装置
が提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例である撮像装置の構成を示
すブロック図 【図2】本発明の第2実施例である撮像装置の構成を示
すブロック図 【図3】従来の撮像装置の構成を示すブロック図 【図4】従来の撮像装置の垂直輪郭強調信号作成回路の
構成を示すブロック図 【図5】(a)は従来の撮像装置のアスペクト比変換回
路群の構成を示すブロック図 (b)、(c)はそのタイミングチャート 【符号の説明】 1、2、3、4、5、6 1Hメモリ 7 1Hメモリ制御回路 8、9、10、11 加算器 12 セレクタ 13、14、15、16、17、18 セレクタ 19 第1の画素間引き回路 20 第2の画素間引き回路 21 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−202071(JP,A) 特開 平5−244519(JP,A) 特開 平6−90466(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/00 - 7/01 H04N 5/262 - 5/278

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 撮像素子より得られた赤色撮像信号を一
    水平走査時間遅延させるために1ライン分の前記赤色撮
    像信号を記憶する第1の記憶手段、前記第1の記憶手段
    の出力信号をさらに1水平走査時間遅延させるために1
    ライン分の前記出力信号を記憶する第2の記憶手段、前
    記撮像素子より得られた緑色撮像信号を1水平走査時間
    遅延させるために1ライン分の前記撮像信号を記憶する
    第3の記憶手段、前記第3の記憶手段の出力信号をさら
    に1水平走査時間遅延させるために1ライン分の前記出
    力信号を記憶する第4の記憶手段、遅延されていない前
    記赤色撮像信号と遅延されていない前記緑色撮像信号と
    を加算する第1の加算器、前記第1の記憶手段の出力信
    号である1水平走査時間遅延された赤色撮像信号と前記
    第3の記憶手段の出力信号である1水平走査時間遅延さ
    れた緑色撮像信号とを加算する第2の加算器ならびに前
    記第2の記憶手段の出力信号である2水平走査時間遅延
    された赤色撮像信号と前記第4の記憶手段の出力信号で
    ある2水平走査時間遅延された緑色撮像信号とを加算す
    る第3の加算器を備え、前記第1、第2および第3の加
    算器の出力信号を発生する垂直輪郭強調回路用信号発生
    回路、および 撮像信号の偶数画素の間引きを行う第1の画素間引き手
    段、前記第1の画素間引き手段の出力信号を記憶する前
    記第1の記憶手段、前記第1の画素間引き手段の出力信
    号と前記第1の記憶手段の出力信号とが入力され前記第
    1の画素間引き手段の出力信号を選択する第1の信号切
    換手段、前記第1の信号切換手段の出力信号を記憶する
    前記第2の記憶手段、前記第1の記憶手段の出力信号と
    前記第2の記憶手段の出力信号とが入力されいずれかを
    選択する第2の信号切換手段、前記撮像信号の奇数画素
    の間引きを行う第2の画素間引き手段、前記第2の画素
    間引き手段の出力信号を記憶する前記第3の記憶手段、
    前記第2の画素間引き手段の出力信号と前記第3の記憶
    手段の出力信号とが入力され前記第2の画素間引き手段
    の出力信号を選択する第3の信号切換手段、前記第3の
    信号切換手段の出力信号を記憶する前記第4の記憶手
    段、前記第3の記憶手段の出力信号と前記第4の記憶手
    段の出力信号とが入力されいずれかを選択する第4の信
    号切換手段ならびに前記第2の信号切換手段の出力信号
    と前記第4の信号切換手段の出力信号と が入力されいず
    れかを選択する第5の信号切換手段とを備え、前記第
    1、第2、第3および第4の記憶手段は予め定められた
    アスペクト比に応じて必要な前記撮像信号の画素データ
    の書き込みおよび読み出しが行われ前記第2、第4およ
    び第5の信号切換手段は、前記読み出しされた撮像信号
    を切り換え1系統の信号系列とすることによりアスペク
    ト比変換を行うアスペクト比変換回路を具備し、 前記垂直輪郭強調回路用信号発生回路と前記アスペクト
    比変換回路との前記第1、第2、第3および第4の記憶
    手段を共用させることにより、いずれかの回路を選択的
    に使用できることを特徴とする垂直輪郭強調回路用信号
    発生回路およびアスペクト比変換回路。
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