JP2858372B2 - 水平ライン補間回路および撮像装置 - Google Patents

水平ライン補間回路および撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像の水平ライン数を補間処理により増加
させる水平ライン補間回路、および撮影した画像の水平
ライン数を補間処理により増加させる水平ライン補間回
路を備えた撮像装置に関するものである。
従来の技術 画像の水平ライン数を補間処理により増加させる水平
ライン補間回路として、画像の水平ライン数を補間処理
により増加させることによる画像拡大機能を備えた撮像
装置を例にとって説明する。
撮像素子で撮像した画像を水平ライン数を補間処理に
より増加させることで電子的に拡大する撮像装置の従来
例としては第10図に示すものが代表的である。同図にお
いて、1は撮像素子、2は撮像素子1の駆動回路、3は
撮像素子1からの出力信号を増幅する増幅器、34は増幅
器3の出力から輝度信号等を生成するプロセス回路、15
は垂直アパーチャ補正信号を発生する垂直アパーチャ補
正信号発生回路、35はプロセス回路34からの輝度信号と
垂直アパーチャ補正信号発生回路15からの垂直アパーチ
ャ補正信号とを加算して垂直鮮鋭度が補正された輝度信
号を得る第1の加算器である。5は第1の加算器18から
の出力信号を水平ライン数を補間処理により増加させる
ことで拡大処理する電子ズーム回路であり、一般的にメ
モリ回路6、メモリ6の書き込み,読み出し,アドレス
等の制御信号を発生するメモリ制御信号発生回路10、メ
モリ6から読み出された2つのラインの信号にそれぞれ
の補間重み係数w,(1−w)を乗算する乗算器7,8、乗
算器7,8の出力信号を加算して補間出力を出力端子19に
出力する第2の加算器9、2つのラインの信号の補間重
み係数w,(1−w)を操作部12からの指令に基づいて発
生する補間係数発生回路11により構成されている。12は
電子ズームのズーム倍率やズームする画面位置(ズーム
位置)を指令する操作部である。
このような画像拡大装置での画像拡大についての概念
図を第11図に示す。いま、撮像素子1は1フィールドに
240ラインの画像を出力するものとする。このうち、第1
1図に示すように1フィールドあたり200ラインに相当す
る部分を拡大して、正規の1フィールドの画像(すなわ
ち240ラインの信号)を得る場合について説明する。こ
の場合の倍率は240÷200=1.2倍となる。
走査線の本数を200本から240本に増加させるために、
第10図の電子ズーム回路5は第12図(a)に示すような
補間処理を行う。つまり、例えばN+1ラインを得るた
めにはメモリ回路6から入力ラインnとn+1を読み出
し、距離に応じた補間重み係数(この場合は2/12と10/1
2)を乗算して加算する。他の出力ラインについても同
様に上下の2ラインから距離に応じた補間重み係数を乗
算して加算することにより得られる。ここで、補間処理
により得られる出力信号の垂直方向の周波数レスポンス
特性について調べる。補間重み係数が1/2と1/2で補間さ
れるラインは入力の2ラインの完全平均となるので垂直
方向の周波数レスポンス特性は最も低くなり、補間重み
係数が1と0で補間されるラインは入力信号の1ライン
がそのまま出力されることになるので垂直方向の周波数
レスポンス特性は最も高くなる。
したがって、各出力ライン毎の垂直方向の周波数レス
ポンス特性をグラフ化すると第12図(b)に示す特性と
なる。つまり、同図に示すように垂直方向の周波数レス
ポンスの高いラインと低いラインとが生じることにな
り、出力画面での垂直方向の周波数レスポンスの高い部
分と低い部分との位置が第13図に示すように生じる。
なお、上記の説明は水平ライン数を補間処理すること
による電子ズーム機能(画像拡大機能)を備えた撮像装
置で説明したが、このような問題は上記のような撮像装
置に限って生じるものではなく、画像の水平ラインを補
間処理する装置において一般的に発生する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような従来の水平ライン数補間回
路には次のような問題点がある。つまり、前記したよう
に出力ラインの垂直方向の周波数レスポンス特性は補間
重み係数により変化し、したがって出力ライン毎に変化
する。よって、出力画面は垂直方向の周波数レスポンス
の高い部分と低い部分ができ、画面の垂直位置により画
像の垂直方向の周波数レスポンスが大きく異なり、非常
に見苦しい違和感のある画像しか得られないことにな
る。
本発明は以上の点に鑑み、画面の垂直位置により画像
の垂直方向の周波数レスポンスが殆ど変化しない水平ラ
イン補間回路および水平ライン補間機能付き撮像装置を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため本発明は、入力映像信号の
水平ラインの補間処理を行うための補間係数を発生する
補間係数発生回路と、補間係数に基づき入力映像信号の
水平ラインの補間を行って出力映像信号を得るライン補
間回路と、その出力映像信号から垂直アパーチャ補正信
号を得る垂直アパーチャ補正信号発生回路と、補間係数
に応じた制御信号を発生する制御信号発生回路と、垂直
アパーチャ補正信号に制御信号を乗算する乗算器と、乗
算器の出力信号を出力映像信号に加算して垂直鮮鋭度が
改善された映像信号を得る加算回路とを備え、補間係数
は、水平ライン補間によって作成される出力水平ライン
に対して、入力される水平ラインのうち最も近い位置に
存在する水平ラインからの距離に応じて変化し、且つ前
記制御信号は前記距離が大きいほど大きいことを特徴と
する水平ライン補間回路としたものである。
また本発明は、現像素子の出力信号の水平ラインの補
間処理を行うための補間係数を発生する補間係数発生回
路と、補間係数に基づき出力信号の水平ライン補間を行
って出力映像信号を得るライン補間回路と、ライン補間
回路の出力映像信号から垂直アパーチャ補正信号を得る
垂直アパーチャ補正信号発生回路と、補間係数に応じた
制御信号を発生する制御信号発生回路と、垂直アパーチ
ャ補正信号に制御信号を乗算する乗算器と、乗算器の出
力信号を出力映像信号に加算して垂直鮮鋭度が改善され
た映像信号を得る加算回路とを備え、補間係数は、水平
ライン補間によって作成される出力水平ラインに対し
て、入力される水平ラインのうち最も近い位置に存在す
る水平ラインからの距離に応じて変化し、且つ制御信号
はその距離が大きいほどに大きいことを特徴とする撮像
装置としたものである。
さらに本発明は、線順次で異なる2つの色信号を出力
するよう構成されたカラー撮像素子と、このカラー撮像
素子出力信号を少なくとも1水平期間遅延させる遅延回
路と、遅延回路の出力信号とカラー撮像素子の出力信号
とから垂直アパーチャ補正信号を生成する垂直アパーチ
ャ補正信号発生回路と、遅延回路の出力信号とカラー撮
像素子の出力信号とから色信号を分離する色信号分離回
路と、遅延回路の出力信号もしくはカラー撮像素子の出
力信号から輝度信号を分離する輝度信号処理回路と、垂
直アパーチャ補正信号の利得を制御する制御回路と、制
御回路の出力と輝度信号を加算する加算器と、加算器の
出力信号の水平ラインの補間処理を行うための補間係数
を発生する補間係数発生回路と、補間係数に基づき加算
器の出力信号の水平ラインの補間を行って出力映像信号
を得るライン補間回路と、補間係数に応じた制御信号を
発生する制御信号発生回路を備え、制御回路は補間係数
に応じて垂直アパーチャ補正信号の利得を制御し、補間
係数は水平ライン補間によって作成される出力水平ライ
ンに対して、入力される水平ラインのうち最も近い位置
に存在する水平ラインからの距離に応じて変化し、且つ
制御信号はその距離が大きいほど大きく制御されること
を特徴とする撮像装置としたものである。
作用 本発明は上記した構成により、ライン補間係数に応じ
て垂直アパーチャ補正のゲインを制御することにより、
垂直方向の周波数レスポンスをほぼ全画面一様とするこ
とができる。
実施例 以下、本発明の実施例につき図面を参照しながら説明
するが、水平ライン補間回路として、画像の水平ライン
数を補間処理により増加させることによる画像拡大機能
を備えた映像装置を例にとって説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。同図において、1は撮像素子、2は撮像素子1の駆
動回路、3は撮像素子1からの出力信号を増幅する増幅
器、4は増幅器3の出力から輝度信号等を生成するプロ
セス回路である。5はプロセス回路4からの出力信号を
水平ライン補間により拡大処理する電子ズーム回路であ
り、一般的にメモリ回路6、メモリ6の書き込み,読み
出し,アドレス等の制御信号を発生するメモリ制御信号
発生回路10、メモリ6から読み出された2つのラインの
信号にそれぞれの補間重み係数w,(1−w)を乗算する
乗算器7,8、乗算器7,8の出力信号を加算して補間出力を
出力する加算器9、2つのラインの信号の補間重み係数
w,(1−w)を操作部12からの指令に基づいて発生する
補間係数発生回路11により構成されている。12は電子ズ
ームのズーム倍率やズームする画面位置(ズーム位置)
を指令する操作部である。13は電子ズーム回路5の出力
映像信号の垂直アパーチャ補正を行う垂直アパーチャ補
正回路であり、この回路の出力を出力端子19に出力す
る。垂直アパーチャ補正回路13は、電子ズーム回路5か
らの信号から垂直アパーチャ補正信号を発生する垂直ア
パーチャ補正信号発生回路15、電子ズーム回路5の補間
係数wに応じた制御信号kを発生する制御信号発生回路
17、垂直アパーチャ補正信号のレベルを制御信号kに応
じて制御するための第3の乗算器16、電子ズーム回路5
からの信号を遅延処理等を行う処理回路14、処理回路14
の信号と第3の乗算器16からの信号を加算して電子ズー
ム回路5の補間係数wに応じて垂直アパーチャ補正のレ
ベルが制御された映像信号を得る第2の加算器18で構成
されている。
つぎに、この実施例の動作説明を行うが電子ズーム回
路5の動作は第10図の従来例と同様であるので説明を省
略し、垂直アパーチャ補正回路13の動作について詳しく
説明する。
制御信号発生回路17は、補間係数発生回路11からの補
間重み係数wに応じて変化する制御信号kを形成し(第
2図に示すように係数wが0.5より小さいときには係数
wに比例し、係数wが0.5より大きいときには(1−
w)に比例した値となる。)、垂直アパーチャ補正信号
発生回路15で発生された垂直アパーチャ補正信号にこの
制御信号kを乗算器16で乗算することで垂直アパーチャ
補正信号のレベルを制御する。そして、この乗算器16の
出力は処理回路14の信号(垂直アパーチャ補正のなされ
ていない信号)に加算器18で加算されて、補間重み係数
wに応じて垂直鮮鋭度が適応的に制御された信号が出力
端子19に出力される。つまり、補間重み係数wと(1−
w)のいずれか小さい方の係数が小さいライン、つまり
従来例の項で説明したように垂直方向の周波数レスポン
スの大きいラインは垂直アパーチャ補正信号のレベルが
小さく制御され、補間重み係数wと(1−w)のうち値
の小さい方の係数が大きいライン、つまり従来例の項で
説明したように垂直方向の周波数レスポンスの小さいラ
インは垂直アパーチャ補正信号のレベルが大きく制御さ
れ、よって電子ズーム後の映像信号のライン毎の垂直方
向の周波数レスポンスの差は、第3図の特性図に示すよ
うに小さくなり、従来例の項で説明した様な画面の垂直
位置により画像の垂直方向の周波数レスポンスが大きく
異なることによる非常に見苦しい違和感のある画像が、
垂直な画像に補正される。なお、第3図は第12図(b)
で示したのと同様の各出力ライン毎の垂直方向の周波数
レスポンス特性を示す図であり、同図の点線の曲線は従
来例の特性を示したものであり、実線の曲線は第1図の
本発明の垂直アパーチャ補正回路13で垂直アパーチャ補
正のレベルを適応制御(補間重み係数wに応じて制御)
した後の出力端子19に得られる特性を示す。
垂直アパーチャ補正回路13の詳細構成としては第4図
に示すような例が考えられる。同図で、映像信号入力端
子20に入力されたズーム処理後の映像信号(第5図の波
形(a))を第1の1水平操作期間遅延回路(以下、1H
遅延回路と略す)22と第2の1H遅延回路23とで遅延し
て、それぞれ1H,2H遅延信号(第5図の波形(b),
(c))を得る。第1の加算器24で入力映像信号(第5
図の波形(a))と2H遅延信号(第5図の波形(c))
とを加算した後、1/2倍回路25で1/2倍した信号(第5図
の波形(d))を減算回路26で1H遅延信号(第5図の波
形(b))から減じて垂直アパーチャ信号(第5図の波
形(e))を得る。一方、制御入力端子21には補間重み
係数wが導かれ、制御信号発生回路17で、第2図のよう
に補間重み係数wに応じて変化する制御信号kが発生さ
れる。そして、乗算器27で垂直アパーチャ補正信号(第
5図の波形(e))に制御信号kを乗算して、垂直アパ
ーチャ補正信号のレベルを制御する。そして、乗算器27
の出力は第1の1H遅延回路22の出力信号(1H遅延信号、
第5図の波形(b))に第2の加算器28で加算されて、
補間重み係数wに応じて垂直鮮鋭度が適応的に制御され
た信号(第5図の波形(f))が出力端子29に出力され
る。従って、第4図のブロック31が第1図の処理回路14
に相当し、第4図のブロック30が第1図の垂直アパーチ
ャ補正信号発生回路15に相当する。
なお、以上のように垂直アパーチャ補正回路13を、入
力信号を水平ライン補間により拡大処理する電子ズーム
回路5の後方に配置する構成とすると、補間処理により
水平ライン数が増加した段階で垂直アパーチャ補正が行
えるので、より高い垂直周波数でアパーチャ補正を行
え、より鮮鋭度が増加するという長所や、垂直アパーチ
ャ補正を行う信号の水平ラインと補間重み係数wが1:1
に対応するので(第12図(a)で明らかなように、補間
重み係数wは出力ラインNoに固有の値であり、入力ライ
ンNoとは1:1に対応しない)、正確に補間重み係数wに
応じて垂直アパーチャ補正のレベルを制御することがで
きる長所がある。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第6図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
り、第1図の第1の実施例との差異は、第1の実施例で
は垂直アパーチャ補正回路13を入力信号を水平ライン補
間により拡大処理する電子ズーム回路5の後方に配置し
ていたのを、垂直アパーチャ補正回路33を電子ズーム回
路5の前方に配置した点にある。
同図において、1は撮像素子、2は撮像素子1の駆動
回路、3は撮像素子1からの出力信号を増幅する増幅
器、34は増幅器3の出力から輝度信号等を生成するプロ
セス回路、15は垂直アパーチャ補正信号を発生する垂直
アパーチャ補正信号発生回路、17は電子ズーム回路5の
補間係数wに応じた制御信号kを発生する制御信号発生
回路、16は垂直アパーチャ補正信号のレベルを制御信号
kに応じて制御するための第3の乗算器、35はプロセス
回路34からの輝度信号と垂直アパーチャ補正信号発生回
路15からの垂直アパーチャ補正信号とを加算して垂直鮮
鋭度が補正された輝度信号を得る第1の加算器である。
5は第1の加算器35からの出力信号を水平ライン数を補
間処理により増加させることで拡大処理する電子ズーム
回路であり、第1の実施例の電子ズーム回路5と同じも
のである。
以上のような構成とし、第1の実施例と同様に垂直ア
パーチャ補正のレベルを補間重み係数wに応じて制御す
ることにより、第1の実施例ほど正確ではないがほぼ同
様の効果が得られる。そして、第1図のプロセス回路4
と処理回路14を一体構成とすることができ構成を簡単に
できる長所がある。特に、画像拡大機能付撮像装置に適
用したときにプロセス回路や垂直アパーチャ補正信号発
生回路の回路要素を共用することにより、構成の簡略化
を行うことができる長所がある。このような具体構成例
を第7図に示す。
同図において、入力端子36には例えば第8図に示すよ
うな色フィルタが配されたカラー撮像素子からの輝度信
号と色信号が合成された信号が導かれているものとす
る。この信号は、第1の1水平走査期間遅延回路(以
下、1H遅延回路と略す)37と第2の1H遅延回路38とで遅
延して、それぞれ1H遅延信号,2H遅延信号を得る。第1
の加算器39で入力映像信号と2H遅延信号を加算した後、
1/2倍回路40で1/2倍した信号を減算回路41で1H遅延信号
から減じて垂直アパーチャ信号を得る。また、第1の1H
遅延回路37の出力信号は輝度信号処理回路42で輝度信号
分離等の処理がされて、輝度信号が抽出される。一方、
電子ズーム回路45からの補間重み係数wに応じて制御信
号発生回路17で、第2図のように補間重み係数wに応じ
て変化する制御信号kが発生される。そして、乗算器16
で垂直アパーチャ補正信号に制御信号kを乗算して、垂
直アパーチャ補正信号のレベルを制御する。そして、こ
の乗算器16の出力は輝度信号処理回路42の出力信号の輝
度信号に第2の加算器43で加算されて、補間重み係出力
信号である輝度信号に加算されて、補間重み係数wに応
じて垂直鮮鋭度が適応的に制御された輝度信号が得られ
る。
さらに、1H遅延信号と1/2倍回路40の出力はともに色
信号処理回路44に導かれて、色分離、白バランス補正等
の処理が行われて色信号が得られる。
そして、加算器43の出力の補間重み係数wに応じて垂
直鮮鋭度が適応的に制御された輝度信号は、メモリ回路
6、メモリ6の書き込み,読み出し,アドレス等の制御
信号を発生するメモリ制御信号発生回路10、メモリ6か
ら読み出された2つのラインの信号にそれぞれの補間重
み係数w,(1−w)を乗算する乗算器7,8、乗算器7,8の
出力信号を加算して補間出力を輝度信号出力端子47に出
力する第2の加算器9、2つのラインの信号の補間重み
係数w,(1−w)を操作部12からの指令に基づいて発生
する補間係数発生回路11により構成されている電子ズー
ム回路45で、水平ライン補間が行われる。また、色信号
処理回路44からの色信号も、基本的に輝度信号の場合と
同様の構成の色信号補間回路46で水平ライン補間が行わ
れて色信号出力端子48に出力される。
なお、第8図に示した色フィルタを配したカラー撮像
素子1からの信号から、輝度信号と色信号を得る処理の
概要は、次の通りである。
第8図において、奇数フィールドのnH行もしくは偶数
フィールドのn′H行を操作すると、第9図(a),
(c)に示すような画像毎に変化する信号が、また、偶
数フィールドの(n+1)H行もしくは偶数フィールド
の(n+1)′Hを走査すると、第9(b),(d)に
示すような画素毎に変化する信号がカラー撮像素子から
出力される。つまり、nH行目もしくはn′H行目からは
低域信号として2R+3G+2Bの略輝度信号が、高周波変調
信号として2B−Gの色差信号が得られ、(n+1)H行
目もしくは(n+1)′H行目からは、低域信号として
2R+3G−+2Bの略輝度信号が、高周波変調信号として2R
−Gの色差信号が得られる。したがって、輝度信号処理
の分離は基本的にこの信号に低域通過フィルタを介する
処理となる。一方、色信号分離処理はカラー撮像素子か
らの信号を帯域通過フィルタを介するかもしくは画素毎
に減算処理を行って2種類の色差信号を分離する処理と
線順次の色差信号を1H遅延回路もしくは1H+1H遅延回路
を使用しての同時化処理が基本的な処理となる。
従って、第7図のような構成とすることで、色分離
(線順次信号の同時化処理)に必要な1H遅延回路と、垂
直アパーチャ補正(輝度信号の1H遅延と垂直アパーチャ
補正信号生成)に必要な1H遅延回路とを共用でき、回路
の合理化に大きく寄与することができる。また、輝度信
号の垂直アパーチャ補正のレベルは第1の実施例等と同
等に補間重み係数wに応じて適応的に制御されているの
で、補間処理によって従来生じていたライン毎の垂直周
波数レスポンス差が、補正されることはもちろんであ
る。
なお、以上の本発明の実施例では電子ズーム回路5,45
としては、メモリを用いた例で説明したが、この例に限
られることはなく、いかなる電子ズーム回路を用いても
本発明は構成できることは明かであり、例えばフィール
ドメモリを用いないで撮像素子の垂直走査のオン/オフ
制御や読み出し位置の制御とラインメモリとを組み合わ
せた簡易的な電子ズーム回路と組み合わせてもよい。
また以上の本発明の説明では、水平ラインの補間によ
る画像拡大機能(電子ズーム機能)を備えた撮像装置を
例にとって説明したが、このような撮像装置に限ること
なく、一般に水平ライン補間回路全般にに本発明を適用
できることは明かである。このときには、第1図および
第6図の撮像装置1および駆動回路2を省いて増幅器3
に直接入力映像信号を導く構成とすればよく、また、プ
ロセス回路4も必要なければ省略すればよい。
また以上の本発明の説明では、水平ラインの補間方法
を一次補間(隣接する2つのラインSn,Sn+1からその
中間位置のラインを補間により得るのに、wSn+(1−
w)Sn+1の演算で得る方法)として説明したが、この
補間方法に限る必要はなく、何れの方法でもその補間方
法に応じた補間重み係数によって垂直アパーチャ補正の
レベルを制御すれば本発明は達成できることは明かであ
る。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、水平ラインの補
間処理を行うための補間係数に応じて、垂直鮮鋭度信号
の利得を制御した信号で垂直アパーチャ補正を行うの
で、水平ライン補間を行ったときでも、垂直周波数レス
ポンスをほぼ全画面一様にでき、かつ鮮鋭度の優れた画
質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の撮像装置の構成を示す
ブロック図、第2図は本発明における水平ライン補間回
路の補間重み係数と垂直アパーチャ補正信号のレベル制
御特性図の一例を示す特性図、第3図は本発明における
水平ライン補間回路により得られる画像のライン毎の垂
直方向のレスポンスを示す特性図、第4図は第1図の垂
直アパーチャ補正回路13の具体的な構成例を示すブロッ
ク図、第5図は第4図の動作を説明するための要部の信
号波形図、第6図は本発明の第2の実施例の撮像装置の
構成を示すブロック図、第7図は第6図の要部の詳細な
構成を示すブロック図、第8図は第7図の撮像装置に使
用するカラー撮像素子の色フィルタの一例を示す模式
図、第9図は第8図の色フィルタを配したカラー撮像素
子から得られる信号を示す模式図、第10図は従来の水平
ライン補間による画像拡大機能を備えた撮像装置の構成
を示すブロック図、第11図は電子ズームの画像の拡大処
理の概念を示す模式図、第12図は従来の撮像装置の水平
ラインの補間処理を示す模式図とライン毎の垂直方向の
レスポンスを示す特性図、第13図は従来例の撮像装置に
おける水平ライン補間による電子ズーム動作により得ら
れる画像の垂直方向のレスポンスの高低の分布を示す模
式図である。 1……固体撮像素子、2……駆動回路、3……増幅器、
4……プロセス回路、5……電子ズーム回路、13,33…
…垂直アパーチャ補正回路、15……垂直アパーチャ補正
信号発生回路、17……制御信号発生回路。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号の水平ラインの補間処理を行
    うための補間係数を発生する補間係数発生回路と、前記
    補間係数に基づき前記入力映像信号の水平ラインの補間
    を行って出力映像信号を得るライン補間回路と、前記ラ
    イン補間回路の出力映像信号から垂直アパーチャ補正信
    号を得る垂直アパーチャ補正信号発生回路と、前記補間
    係数に応じた制御信号を発生する制御信号発生回路と、
    前記垂直アパーチャ補正信号に前記制御信号を乗算する
    乗算器と、前記乗算器の出力信号を前記出力映像信号に
    加算して垂直鮮鋭度が改善された映像信号を得る加算回
    路とを備え、前記補間係数は、水平ライン補間によって
    作成される出力水平ラインに対して、入力される水平ラ
    インのうち最も近い位置に存在する水平ラインからの距
    離に応じて変化し、且つ前記制御信号は前記距離が大き
    いほど大きいことを特徴とする水平ライン補間回路。
  2. 【請求項2】入力映像信号の水平ラインの補間処理を行
    うための補間係数を発生する補間係数発生回路と、前記
    入力映像信号から垂直アパーチャ補正信号を得る垂直ア
    パーチャ補正信号発生回路と、前記補間係数に応じた制
    御信号を発生する制御信号発生回路と、前記垂直アパー
    チャ補正信号発生回路で発生した前記垂直アパーチャ補
    正信号に前記制御信号を乗算する乗算器と、前記乗算器
    の出力信号を前記入力映像信号から生成した輝度信号に
    加算して垂直鮮鋭度が改善された映像信号を得る加算回
    路と、前記補間係数に基づきこの垂直鮮鋭度が改善され
    た映像信号の水平ラインの補間を行うライン補間回路と
    を備え、前記補間係数は水平ライン補間によって作成さ
    れる出力水平ラインに対して、入力される水平ラインの
    うち最も近い位置に存在する水平ラインからの距離に応
    じて変化し、且つ前記制御信号は前記距離が大きいほど
    大きいことを特徴とする水平ライン補間回路。
  3. 【請求項3】撮像素子の出力信号の水平ラインの補間処
    理を行うための補間係数を発生する補間係数発生回路
    と、前記補間係数に基づき前記出力信号の水平ラインの
    補間を行って出力映像信号を得るライン補間回路と、前
    記ライン補間回路の出力映像信号から垂直アパーチャ補
    正信号を得る垂直アパーチャ補正信号発生回路と、前記
    補間係数に応じた制御信号を発生する制御信号発生回路
    と、前記垂直アパーチャ補正信号に前記制御信号を乗算
    する乗算器と、前記乗算器の出力信号を前記出力映像信
    号に加算して垂直鮮鋭度が改善された映像信号を得る加
    算回路とを備え、前記補間係数は、水平ライン補間によ
    って作成される出力水平ラインに対して、入力される水
    平ラインのうち最も近い位置に存在する水平ラインから
    の距離に応じて変化し、且つ前記制御信号は前記距離が
    大きいほど大きいことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】撮像素子の出力信号の水平ラインの補間処
    理を行うための補間係数を発生する補間係数発生回路
    と、前記入力映像信号から垂直アパーチャ補正信号を得
    る垂直アパーチャ補正信号発生回路と、前記補間係数に
    応じた制御信号を発生する制御信号発生回路と、前記垂
    直アパーチャ補正信号発生回路で発生した前記垂直アパ
    ーチャ補正信号に前記制御信号を乗算する乗算器と、前
    記乗算器の出力信号を前記入力映像信号から生成した輝
    度信号に加算して垂直鮮鋭度が改善された映像信号を得
    る加算回路と、前記補間係数に基づきこの垂直鮮鋭度が
    改善された映像信号の水平ラインの補間を行うライン補
    間回路とを備え、前記補間係数は水平ライン補間によっ
    て作成される出力水平ラインに対して、入力される水平
    ラインのうち最も近い位置に存在する水平ラインからの
    距離に応じて変化し、且つ前記制御信号は前記距離が大
    きいほど大きいことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】線順次で異なる2つの色信号を出力するよ
    う構成されたカラー撮像素子と、このカラー撮像素子出
    力信号を少なくとも1水平期間遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路の出力信号と前記カラー撮像素子の出力信
    号とから垂直アパーチャ補正信号を生成する垂直アパー
    チャ補正信号発生回路と、前記遅延回路の出力信号と前
    記カラー撮像素子の出力信号とから色信号を分離する色
    信号分離回路と、前記遅延回路の出力信号もしくは前記
    カラー撮像素子の出力信号から輝度信号を分離する輝度
    信号処理回路と、前記垂直アパーチャ補正信号の利得を
    制御する制御回路と、前記制御回路の出力と前記輝度信
    号を加算する加算器と、前記加算器の出力信号の水平ラ
    インの補間処理を行うための補間係数を発生する補間係
    数発生回路と、この補間係数に基づき前記加算器の出力
    信号の水平ラインの補間を行って出力映像信号を得るラ
    イン補間回路と、前記補間係数に応じた制御信号を発生
    する制御信号発生回路を備え、前記制御回路は前記補間
    係数に応じて前記垂直アパーチャ補正信号の利得を制御
    し、前記補間係数は水平ライン補間によって作成される
    出力水平ラインに対して、入力される水平ラインのうち
    最も近い位置に存在する水平ラインからの距離に応じて
    変化し、且つ前記制御信号は前記距離が大きいほど大き
    く制御されることを特徴とする撮像装置。
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