JP2002010142A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002010142A
JP2002010142A JP2000191517A JP2000191517A JP2002010142A JP 2002010142 A JP2002010142 A JP 2002010142A JP 2000191517 A JP2000191517 A JP 2000191517A JP 2000191517 A JP2000191517 A JP 2000191517A JP 2002010142 A JP2002010142 A JP 2002010142A
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Japan
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line
signals
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JP2000191517A
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English (en)
Inventor
Koji Kuriyama
孝司 栗山
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素配列により、水平方向全領域わたって、
単位画素の受光部以外の部分に結像する被写体情報を得
ることが不可能である。 【解決手段】 撮像素子1は、受光部と非受光部とから
なる単位画素の幾何学的構造は同一であるが、水平方向
に隣接する2つの単位画素については、上下180度反
転して交互に配置されている。ラインメモリ3、4及び
5によりそれぞれ読み出される同一ライン2回読み出し
信号の各1ラインを光学的1ライン信号と考えると、光
学的2ライン分の信号と、隣接する光学的1ライン分の
信号からなる計3本の光学的ライン信号が補間回路6に
入力される。補間回路6は、撮像素子1の光学的ライン
上の欠落している受光部に補間データを合成した、垂直
方向画素数の2倍の画素数の信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に係り、特
に幾何学的に同一構造を持つ単位画素を配列した固体撮
像素子を使用した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の撮像装置における画素配
置の一例の概略図を示す。この撮像装置は、各単位画素
がフォトダイオードからなる受光部101と、数個の騒
動用トランジスタからなる非受光部102からなる固体
撮像素子が一定間隔で2次元的に配列されている。この
従来の撮像装置では、図示しないレンズを通して被写体
からの光が固体撮像素子上に結像し、各受光部101に
て光電変換された受光量に応じた信号が、所定の順番で
読み出され、2次元画像情報が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、固体撮像素
子上に結像する被写体からの光のうち、実際に光電変換
される画像情報は、画素配列ピッチにて決まる単位画素
面積のうち、受光部101の面積による画像情報のみで
あり、また、画素配列により、水平方向全領域わたっ
て、受光部101以外の部分に結像する被写体情報を得
ることが不可能である。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
特に水平方向全領域わたって、受光部以外の部分に結像
する被写体情報を得る固体撮像素子を使用した高解像度
撮像システムに好適な撮像装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、全面積の一部が受光部とされた単位画素
を、受光部の位置が水平方向で隣接する単位画素同士で
互いに180度反転した位置になるように配置すると共
に、ほぼ同一間隔にて2次元的に複数の単位画素を配列
した固体撮像素子と、固体撮像素子から順番に読み出さ
れた撮像信号のうち、同一ラインの撮像信号を1水平走
査期間毎に2回ずつ読み出し、この読み出し信号に基づ
いて同一ラインの2信号と、同一ラインよりも上又は下
のラインの少なくとも1信号とを並列に出力する同時化
手段と、同時化手段からの少なくとも3信号に基づい
て、単位画素のうち受光部が存在しない位置における画
素データとして、受光部が存在しない位置の周辺の複数
の受光部の画素データを補間により生成する補間回路と
を有する構成としたものである。
【0006】本発明では、同時化手段からの少なくとも
3信号に基づいて、単位画素のうち受光部が存在しない
位置における画素データとして、受光部が存在しない位
置の周辺の複数の受光部の画素データを補間により生成
するようにしたため、受光部が存在しない位置からも画
素データを得ることができる。
【0007】ここで、上記の同時化手段は、撮像信号を
記憶してから1水平走査期間毎に2回ずつ読み出す第1
のラインメモリと、第1のラインメモリから読み出され
た撮像信号を第1のラインメモリの読み出し速度と同じ
速度で書き込んだ後読み出す第2のラインメモリと、第
2のラインメモリから読み出された撮像信号を第1のラ
インメモリの読み出し速度と同じ速度で書き込みだ後読
み出す第3のラインメモリとよりなり、第1、第2及び
第3のラインメモリから同時化された3信号を出力する
ことを特徴とする。
【0008】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、全面積の一部が受光部とされた単位画素を、受光部
の位置が水平方向で隣接する単位画素同士で互いに18
0度反転した位置になるように配置され、かつ、ほぼ同
一間隔にて2次元的に複数の単位画素を配列されると共
に、一方の受光部以外の位置に他方の受光部が位置する
よう、光学的に配置された第1及び第2の固体撮像素子
と、第1及び第2の固体撮像素子のうち一方の固体撮像
素子の水平方向1画素毎に、異なる2色の光を交互に入
射させるカラーフィルタと、第1及び第2の固体撮像素
子から別々に順番に読み出された第1及び第2の撮像信
号のうち、同一ラインの第1及び第2の撮像信号を1水
平走査期間毎に2回ずつ並列に読み出し、これら2つの
読み出し信号をそれぞれ1画素伝送期間毎に交互に時系
列的に合成して点順次信号を生成する点順次信号生成手
段と、点順次信号生成手段から取り出された点順次信号
に基づき、同一ラインの2つの点順次信号と、同一ライ
ンよりも上又は下のラインの少なくとも1つの点順次信
号とを並列に出力する同時化手段と、同時化手段からの
少なくとも3つの点順次信号に基づいて、色信号を生成
する色信号生成回路と、同時化手段からの少なくとも3
つの点順次信号のうち、異なるラインの2つの点順次信
号に基づいて、輝度信号を生成する輝度信号生成回路と
を有する構成としたものである。
【0009】本発明では、同一ラインの2つの点順次信
号と、同一ラインよりも上又は下のラインの少なくとも
1つの点順次信号とからなる、点順次同時化信号に基づ
いて、色信号及び輝度信号を生成するようにしたため、
カラーフィルタが2色の画素単位の交互配置構成であっ
ても、同時化された色信号を生成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる撮像装置の
第1の実施の形態のブロック図、図2は図1中の撮像素
子1の一例の画素配列を示す。本実施の形態の撮像装置
は、被写体からの入射光を光電変換して撮像信号を得る
撮像素子1と、撮像信号をディジタル信号に変換するA
/Dコンバータ2と、第1のラインメモリ3、第2のラ
インメモリ4、第3のラインメモリ5及び補間回路6と
から構成されている。
【0011】撮像素子1は、受光部と非受光部とからな
る単位画素の幾何学的構造は同一であるが、例えば図2
にその画素配列を示すように、水平方向に隣接する2つ
の単位画素については、一方の単位画素の受光部11a
が上で、かつ、非受光部12aが下であるのに対し、他
方の単位画素の受光部11bが下で、かつ、非受光部1
2bが上に位置するように、水平方向に隣接する2つの
単位画素に対して上下180度反転して交互に配置さ
れ、垂直方向には同一の向きで配置されている。
【0012】また、水平方向の各画素は、単位画素毎に
180度反転して交互に配置されることにより、ライン
選択制御信号の配線13が接続されている。これによ
り、各ラインの撮像信号は、..SL-1、SL
L+1、...で表され、また、同じラインでも単位画
素毎に交互に180度反転しているので光学的なライン
としては2本あることになる。すなわち、例えば、図2
に示すように、第Lラインでは、撮像信号はSLである
が、光学的なラインとしては(L)’と(L)の2本あ
る。
【0013】次に、図1の第1の実施の形態の動作につ
いて、図3のタイミングチャートを併せ参照して説明す
る。撮像素子1は、被写体からの光を光電変換して得た
信号を、画素配列に従って順次読み出される様に制御さ
れる。撮像素子1の読み出し信号(撮像信号)は、A/
Dコンバータ2によりディジタルデータに変換された
後、一旦、第1のラインメモリ3に記憶される。第1の
ラインメモリ3は、入力を共通とする2本のラインメモ
リ3a及び3bと、それらの出力の一方を選択するスイ
ッチ3cとで構成されており、ライン毎に交互にライン
メモリ3a及び3bに書き込み、書き込んでいない方の
ラインメモリに対しては、書き込み時の2倍の周波数で
読み出し動作が行われる様に制御される。
【0014】すなわち、図3(a)に示すように、L−
1番目のライン読み出し時はディジタル信号に変換され
ている撮像信号(以下、画像データともいう)SL-1
ラインメモリ3aに書き込まれ、次のL番目のライン読
み出し時はディジタル信号に変換されている撮像信号
(以下、画像データともいう)SLがラインメモリ3b
に書き込まれ、次のL+1番目のライン読み出し時はデ
ィジタル信号に変換されている撮像信号(以下、画像デ
ータともいう)SL+1がラインメモリ3aに書き込ま
れ、以下、1水平走査期間(1H)毎に上記の動作が繰
り返される。
【0015】また、上記のラインメモリ3a及び3bは
書き込み動作をしていない時は、書き込み時に比べて2
倍の速度で読み出し動作を行うように制御されるため、
例えばラインメモリ3bに撮像信号SLが書き込まれて
いる1H期間では、図3(b)に模式的に示すように、
ラインメモリ3aからは直前に書き込まれた1H分の撮
像信号SL-1が繰り返して2回読み出される。同様に、ラ
インメモリ3aに撮像信号SL+1が書き込まれている1
H期間では、図3(c)に模式的に示すように、ライン
メモリ3bからは直前に書き込まれた1H分の撮像信号
Lが繰り返して2回読み出される。
【0016】スイッチ3cは読み出し動作をしている方
のラインメモリの出力信号を選択するように切り替え制
御されるため、スイッチ3cからは図3(d)に示すよ
うに、書き込み時の2倍の速度で読み出された倍速読み
出し画像データが取り出され、図1の第2のラインメモ
リ4に書き込まれた後、第1のラインメモリ3と同じ読
み出し速度で読み出される。これにより、第2のライン
メモリ4の出力データは、図3(e)に示すようにH/
2期間遅延された信号とされ、補間回路6に供給される
一方、次段の第3のラインメモリ5に書き込まれた後、
ラインメモリ3及び4と同じ読み出し速度で読み出され
て更にH/2期間遅延され、同図(f)に示すデータと
されて出力される。
【0017】ここで、上記の第1、第2、第3のライン
メモリ3、4、5の各出力データは、図3(d)、
(e)、(f)に示したように、H/2期間ずつ時間差
があり、同じ期間では、水平方向の画素位置が同一とな
るよう、読み出し制御されている。すなわち、ラインメ
モリ3、4及び5によりそれぞれ読み出される同一ライ
ン2回読み出し信号の各1ラインを光学的1ライン信号
と考えると、光学的2ライン分の信号と、隣接する光学
的1ライン分の信号からなる計3本の光学的ライン信号
が同時に得られる。例えば、ラインメモリ3から画像デ
ータSLが出力されているH/2期間では、ラインメモ
リ4及び5からはそれぞれ電気的には同一ラインである
が、光学的には千鳥状の画像情報を含んでいる画像デー
タSL-1が読み出され、光学的ラインとしては図2に
(L)’、(L−1)及び(L−1)’で示す3本の同
時化信号が得られる。
【0018】なお、図3及び後述の図5中、DP-1
P、DP+1は、その光学的ラインにおける、図2にP−
1、P、P+1で示す画素位置の画素データを示す。ま
た、図3中、斜線で示した光学的ライン(L−1)の画
素位置Pは、図2に示すように、受光部が存在しない位
置であり、この位置の画素データは後述する補間回路6
で補間処理されて求められる。このようにして生成され
た、光学的3ライン同時化信号は、図1の補間処理回路
6に入力される。
【0019】図4は補間処理回路6の一実施の形態のブ
ロック図を示す。同図に示すように、この補間処理回路
6は、遅延回路15〜18と、加算回路19と、乗算器
20及びスイッチ21から構成されている。遅延回路1
5〜18のそれぞれは、水平方向の1画素転送期間分の
遅延時間を有している。乗算器20は入力データを係数
1/4を乗算して補間データを出力する。スイッチ21
は、乗算器20の出力データ及び遅延回路16の出力デ
ータの一方を選択する。
【0020】次に、この図4の補間処理回路6の動作に
ついて図5のタイミングチャートと、入力される光学的
3ライン同時化信号の光学的な読み出し位置と、補間処
理回路6で新たに生成される信号の等価的な光学的位置
を示す図6と共に説明する。補間処理回路6は、以下に
示す様に補間処理が行われ、受光部以外の光学的位置に
相当する補間信号を生成する。なお、図3のタイミング
チャートにも補間回路6にて生成される信号の等価的な
タイミング位置を示した。
【0021】図4において、図1の第1のラインメモリ
3から取り出された図3(d)及び図5(d)に示す光
学的ライン(L)’の画像データ(SL)は、遅延回路
15に供給されて1画素転送期間遅延されて図5(g)
に示す画像データとされる。また、図1の第3のライン
メモリ5から取り出された図3(f)及び図5(f)に
示す光学的ライン(L−1)’の画像データ(SL-1
は、遅延回路18に供給されて1画素転送期間遅延され
て、図5(i)に示す画像データとされる。
【0022】また、図1の第2のラインメモリ4から取
り出された図3(e)及び図5(e)に示す光学的ライ
ン(L−1)の画像データ(SL-1)は、加算回路19
に直接に供給される一方、縦続接続された遅延回路16
及び17により計2画素転送期間遅延されて、図5
(j)に示す画像データとされる。
【0023】加算回路19は上記の遅延回路15、17
及び18から取り出された、図5(g)、(j)及び
(i)に示す画像データと、第2のラインメモリ4から
取り出された図3(e)及び図5(e)に示す画像デー
タとを加算合成して乗算器20に供給する。乗算器20
は加算回路19からの加算合成データに係数1/4を乗
算して、図5(k)に示すようにレベルが調整され補間
された画像データkを出力する。スイッチ21は遅延回
路16からの補間されていない画像データhと乗算器2
0からの補間データkを後述するように画素単位で選択
し、図5(l)に示す画像データを出力する。ただし、
隣接する光学的ラインの受光部の位置が180度異なる
ので、スイッチ21は倍速ライン周期毎にその切り替え
位相が逆転される。
【0024】これにより、受光部以外の光学的位置に相
当するタイミング(図1及び図6に示すP)において
は、前記光学的3ライン同時化信号の1ライン目(L−
1)’と3ライン目(L)’の水平タイミングPの位置
にある2つの画素、及び2ライン目(L−1)の前後の
タイミング(P−1)と(P+1)の2つの画素の、計
4画素の加算平均によって生成された、乗算器20から
の補間信号を、元々2ライン目(L−1)のPの位置に
あった信号とスイッチ21により置き換え、図6に14
で示す新たな2ライン目の画素として出力する。上記の
例では、2ライン目を基準に説明したが、この処理をラ
イン毎に繰り返し行うことにより、全てのラインの補間
処理が行われる。
【0025】その結果、補間回路6の出力信号は、撮像
素子1の光学的ライン上の欠落している受光部に補間デ
ータを合成した、垂直方向画素数(ライン数)の2倍の
画素数の信号となっており、その各ライン信号は撮像素
子1の受光部以外の位置に相当する信号を等価時に埋め
合わせることによって、垂直方向の光学的解像度が向上
したものとなる。
【0026】なお、上記の実施の形態では、光学的3ラ
イン同時化信号を用いて、単純加算平均にて補間信号を
生成したが、第2のラインメモリ4以降のラインメモリ
を3ライン以上に増やし、4ライン分以上の信号をもと
に任意の加重平均演算にて、補間信号を生成してもよ
い。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図7は本発明の第2の実施の形態のブロック
図を示す。この実施の形態は、撮像素子を2枚用いた例
を示す。図7において、レンズ(図示せず)を通過した
被写体からの光は、ダイクロイックミラー24を介して
グリーン成分とマゼンタ成分に分けられ、各々第1、第
2の撮像素子1a及び1bの受光面に結像する。撮像素
子1a及び1bはいずれも図2に示した画素配列とされ
ている。
【0028】図8は前記第1、第2の撮像素子1a及び
1bで受光できる色成分の波長対相対感度特性を示す。
すなわち、第1の撮像素子1aには、図8(a)に示す
分光特性のダイクロイックミラー24により反射され
た、図8(a)にIIで示す波長領域の被写体のグリーン
成分のみが結像する。一方、被写体からの光は、ダイク
ロイックミラー24の図8(a)にI及びIIIで示す通過
波長領域のマゼンタ成分がダイクロイックミラー24を
透過して第2の撮像素子1bに入射される。
【0029】ここで、第2の撮像素子1bには、水平方
向1画素おきに、図8(b)にRで示す透過分光特性の
レッドのカラーフィルタと同図(b)にBで示す透過分
光特性のブルーのカラーフィルタがオンチップされてい
るため、上記のマゼンタ入射色成分は、上記のカラーフ
ィルタによりレッドとブルーの色成分に分離され、各々
水平方向1画素おきに受光面に結像する。
【0030】第1及び第2の撮像素子1a及び1bは、
一方の単位画素中、受光部を除いた部分に他方の受光部
が光学的に結合される様、ダイクロイックミラー24へ
の取り付けが行われている。すなわち、2つの撮像素子
1a及び1bで同時に得られる光学像の受光部配列は、
等価的に図9の様になる。
【0031】第1及び第2の撮像素子1a及び1bから
取り出された、各色信号成分の撮像信号は、A/Dコン
バータ25、26でそれぞれディジタル信号に変換され
た後、カラー映像信号生成回路27に入力される。
【0032】図10は図7中に示すカラー映像信号生成
回路27の一実施の形態のブロック図を示す。第1の撮
像素子1aから取り出されたグリーン成分の撮像信号
(G信号)は、図7のA/Dコンバータ25を通して図
10の第1のラインメモリ31を構成する2つのライン
メモリ31a及び31bにそれぞれ供給される。同時
に、第2の撮像素子1bから取り出されたレッド成分の
信号(R信号)とブルー成分の信号(B信号)との点順
次色信号である撮像信号は、図7のA/Dコンバータ2
6を通して図10の第2のラインメモリ32を構成する
2つのラインメモリ32a及び32bにそれぞれ供給さ
れる。
【0033】上記の第1、第2のラインメモリ31、3
2では、第1の実施の形態と同様に、1回のラインデー
タ書き込みに対し、1H期間で2回の同一ラインデータ
読み出しが行われる。第1、第2のラインメモリ31、
32内のスイッチ31c、32cから取り出された、こ
の2つの倍速読み出し信号は、次段のセレクタ回路33
にて、水平方向1画素毎に交互に選択され、その結果セ
レクタ回路33からはある1H期間の前半では図11に
(L)’で示す光学的ラインの第1のラインメモリ31
の出力G信号成分と、第2のラインメモリ32の出力R
信号成分とが画素単位で合成された点順次信号が取り出
され、同じ1H期間の後半では、セレクタ回路33の切
り替え位相が反転されることにより、図11に(L)で
示す光学的ラインの第1のラインメモリ31の出力G信
号成分と、第2のラインメモリ32の出力B信号成分と
が画素単位で合成された点順次信号が取り出される。以
下、同様の動作が繰り返される。
【0034】セレクタ回路33の出力点順次信号は、図
10に示す次段の第3のラインメモリ34に入力されて
1H期間の半分の期間(すなわち、ラインメモリ31、
32の読み出し速度と同じ速度)で書き込みが行われた
後、1H期間の半分の期間で読み出される一方、色信号
生成回路37へも入力される。第3のラインメモリ34
により倍速の1H期間遅延された点順次信号は、輝度信
号生成回路36及び色信号生成回路37にそれぞれ供給
される一方、第4のラインメモリ35により第3のライ
ンメモリ34と同様にして倍速の1H期間遅延された
後、輝度信号生成回路36及び色信号生成回路37にそ
れぞれ供給される。
【0035】第3、第4のラインメモリ34、35はセ
レタタ回路33の出力信号と水平方向のタイミングが一
致する様に読み出し制御されており、その結果、色信号
生成回路37の入力信号は、例えば図11に(L)、
(L)’及び(L−1)で示す光学的3ライン同時化信
号となっている。色差信号生成回路37は、入力される
光学的3ライン同時化信号から色差信号R−YLと色差
信号B−YLを生成する。一方、輝度信号生成回路36
は、第3、第4のラインメモリ34、35から入力され
る光学的2ライン同時化信号から輝度信号YHを生成す
る。
【0036】図12は色信号生成回路37の一実施の形
態のブロック図を示す。各々1画素転送期間の遅延時間
を有する遅延回路41及び42の縦続回路と加算回路4
3に光学的3ライン同時化信号のうちの例えば光学的ラ
イン(L)の点順次信号が入力され、遅延回路44及び
45の縦続回路と加算回路46に光学的ライン(L)’
の点順次信号が入力され、遅延回路47及び48の縦続
回路と加算回路49に光学的ライン(L−1)の点順次
信号が入力される。加算回路43の出力信号は、加算回
路49に供給され、4画素の同じ色信号成分からなる加
算信号とされた後、乗算回路50で係数1/4と乗算さ
れて加算平均化される。また、遅延回路41及び47と
加算回路46から出力された4画素の同じ色信号成分が
加算回路51で加算された後、乗算回路52で係数1/
4と乗算されて加算平均化される。
【0037】また、遅延回路41、47からの2画素の
同じ色信号成分が加算回路53で加算された後、乗算回
路54で1/2倍されて加算平均化される。更に、加算
回路46で加算された2画素の同じ色信号成分が乗算回
路55で1/2倍されて加算平均化される。スイッチ5
6は遅延回路44からG信号成分が取り出されるときは
G信号成分を選択し、取り出されない時には乗算回路5
2から取り出される平均化されたG信号成分を選択す
る。また、スイッチ57及び58はそれぞれ4つ切り替
え端子を有し、画素単位で切り替え動作を行い、スイッ
チ57は、遅延回路44からの入力信号がR信号である
ときは、そのR信号を選択し、そうでない時は乗算回路
55、54又は50の出力加算平均化R信号を補間デー
タとして選択する。同様に、スイッチ58は、遅延回路
44からの入力信号がB信号であるときは、そのB信号
を選択し、そうでない時は乗算回路55、54又は50
の出力加算平均化B信号を補間データとして選択する。
【0038】スイッチ56、57及び58からそれぞれ
出力された、光学的欠落部分に補間データが挿入された
色信号GL’、RL’及びBL’は、低域フィルタ(L
PF)59、60及び61で帯域が制限されて色信号G
L、RL及びBLとされた後、色差マトリクス回路62
にそれぞれ入力され、ここで公知の演算式による演算に
より2種類の色差信号R−YLとB−YLが生成され
る。
【0039】図13は図10中の輝度信号生成回路36
の一例のブロック図を示す。図13において、入力され
た光学的2ライン同時化信号の各ライン信号を、1画素
伝送期間の遅延時間を有する遅延回路61、62を通し
て加算回路63に供給すると共に直接加算回路63に供
給して水平/垂直の各隣接2画素データ、計4画素デー
タを加算した後、乗算回路64で1/4倍することで加
算平均し、その加算平均信号をLPF65で帯域制限し
て輝度信号YHとして出力する。
【0040】その結果、輝度信号生成回路36の出力輝
度信号YHは、撮像素子1a及び1bの垂直方向画素数
(ライン数)の2倍のライン数の信号となっており、撮
像素子1a及び1bの各垂直方向配列位置に相当するラ
イン信号と、撮像素子1a及び1bの垂直方向配列位置
の略中間位置に相当するライン信号とを繰り返して出力
するものである。以上の結果、垂直方向の解像度が向上
した倍速データからなるカラー映像信号出力が得られ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも3つ同時化信号に基づいて、単位画素のうち
受光部が存在しない位置における画素データとして、受
光部が存在しない位置の周辺の複数の受光部の画素デー
タを補間により生成することにより、受光部が存在しな
い位置からも画素データを得られるようにしたため、撮
像素子の垂直方向の画素数の2倍の画素数の画像信号を
得ることができ、画像信号の高解像度化ができる。
【0042】また、本発明によれば、同一ラインの2つ
の点順次信号と、同一ラインよりも上又は下のラインの
少なくとも1つの点順次信号とからなる、点順次同時化
信号に基づいて、色信号及び輝度信号を生成することに
より、カラーフィルタが2色の画素単位の交互配置構成
であっても、同時化された色信号を生成することができ
るため、第1及び第2の固体撮像素子を駆動しているフ
レーム周期と略同一時間内で、第1及び第2の固体撮像
素子上の実際の垂直方向の画素数の2倍の垂直画素数
(ライン数)の高解像度カラー映像信号を出力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる撮像装置の第1の実施の形態のブ
ロック図である。
【図2】図1中の撮像素子の画素配列の一実施の形態を
示す図である。
【図3】図1の動作説明用タイミングチャートである。
【図4】図1中の補間回路の一実施の形態のブロック図
である。
【図5】図4の動作説明用タイミングチャートである。
【図6】図4の補間回路に入力される同時化された3ラ
イン信号の光学的な読み出し位置と、補間回路で新たに
生成される信号の等価的な光学的位置を示す図である。
【図7】本発明になる撮像装置の第2の実施の形態のブ
ロック図である。
【図8】図7中の2つの撮像素子で受光できる色成分を
示す図である。
【図9】図7中の2つの撮像素子で同時に得られる光学
像の受光部配列を等価的に示す図である。
【図10】図7中のカラー映像信号生成回路の一実施の
形態のブロック図である。
【図11】図10中の要部の信号を模式的に示す図であ
る。
【図12】図10中の色信号生成回路の一例のブロック
図である。
【図13】図10中の輝度信号生成回路の一例のブロッ
ク図である。
【図14】従来の撮像装置における画素配置の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 撮像素子 2、25、26 A/Dコンバータ 3、31 第1のラインメモリ 4、32 第2のラインメモリ 5、34 第3のラインメモリ 6 補間回路 11a、11b 受光部 12a、12b 非受光部 13 配線 14 補間画素位置 24 ダイクロイックミラー 27 カラー映像信号生成回路 33 セレクタ回路 35 第4のラインメモリ 36 輝度信号生成回路 37 色信号生成回路 62 色差マトリクス回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全面積の一部が受光部とされた単位画素
    を、前記受光部の位置が水平方向で隣接する単位画素同
    士で互いに180度反転した位置になるように配置する
    と共に、ほぼ同一間隔にて2次元的に複数の前記単位画
    素を配列した固体撮像素子と、 前記固体撮像素子から順番に読み出された撮像信号のう
    ち、同一ラインの撮像信号を1水平走査期間毎に2回ず
    つ読み出し、この読み出し信号に基づいて前記同一ライ
    ンの2信号と、前記同一ラインよりも上又は下のライン
    の少なくとも1信号とを並列に出力する同時化手段と、 前記同時化手段からの少なくとも3信号に基づいて、前
    記単位画素のうち前記受光部が存在しない位置における
    画素データとして、前記受光部が存在しない位置の周辺
    の複数の前記受光部の画素データを補間により生成する
    補間回路とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記同時化手段は、前記撮像信号を記憶
    してから1水平走査期間毎に2回ずつ読み出す第1のラ
    インメモリと、前記第1のラインメモリから読み出され
    た撮像信号を前記第1のラインメモリの読み出し速度と
    同じ速度で書き込んだ後読み出す第2のラインメモリ
    と、前記第2のラインメモリから読み出された撮像信号
    を前記第1のラインメモリの読み出し速度と同じ速度で
    書き込んだ後読み出す第3のラインメモリとよりなり、
    前記第1、第2及び第3のラインメモリから前記同時化
    された3信号を出力することを特徴とする請求項1記載
    の撮像装置。
  3. 【請求項3】 全面積の一部が受光部とされた単位画素
    を、前記受光部の位置が水平方向で隣接する単位画素同
    士で互いに180度反転した位置になるように配置さ
    れ、かつ、ほぼ同一間隔にて2次元的に複数の前記単位
    画素を配列されると共に、一方の受光部以外の位置に他
    方の受光部が位置するよう、光学的に配置された第1及
    び第2の固体撮像素子と、 前記第1及び第2の固体撮像素子のうち一方の固体撮像
    素子の水平方向1画素毎に、異なる2色の光を交互に入
    射させるカラーフィルタと、 前記第1及び第2の固体撮像素子から別々に順番に読み
    出された第1及び第2の撮像信号のうち、同一ラインの
    第1及び第2の撮像信号を1水平走査期間毎に2回ずつ
    並列に読み出し、これら2つの読み出し信号をそれぞれ
    1画素伝送期間毎に交互に時系列的に合成して点順次信
    号を生成する点順次信号生成手段と、 前記点順次信号生成手段から取り出された前記点順次信
    号に基づき、同一ラインの2つの点順次信号と、前記同
    一ラインよりも上又は下のラインの少なくとも1つの点
    順次信号とを並列に出力する同時化手段と、 前記同時化手段からの少なくとも3つの点順次信号に基
    づいて、色信号を生成する色信号生成回路と、 前記同時化手段からの少なくとも3つの点順次信号のう
    ち、異なるラインの2つの前記点順次信号に基づいて、
    輝度信号を生成する輝度信号生成回路とを有することを
    特徴とする撮像装置。
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