JP5053654B2 - 画像処理装置およびその方法と電子カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、画素補間処理(同時化処理)に特徴を有する画像処理装置およびその方法と電子カメラに関する。
デジタルカメラなどに使用される撮像素子(CCD、CMOS等)は、一般的にベイヤ配列というモザイク状の画素配置を有している。
ベイヤ配列は1画素に1つの色成分しか割り当てられていないため、画像処理装置は、全画素にR,G,Bの3成分を持たせるために「同時化処理(補間処理、デモザイキング処理)」を行う。
近年の撮像素子は、高感度撮影や高速読み出しに対応するために、各画素に溜まった電荷をいくつか加算してから出力する画素加算(画素混合、ビニング)モードを備えている。
ところが、加算する画素数によっては、色成分毎に仮想的な重心位置がずれ、結果として色ずれや偽色が発生する。
このような色ずれを補正するため、特許文献1等に開示されているように、同時化処理回路の前段に、上記重心位置ずれを補正する補正回路を設ける手法がある。
特開2004−147093号公報
しかしながら、上述した従来の手法では、同時化処理回路とは別に補正回路を用意するため、既存の回路に対する変更規模が比較的大きいという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、既存の補間処理回路の構成を大幅に変更することなく、画素加算による重心ずれを補正することができる画像処理装置およびその方法と電子カメラを提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、第1の観点の発明の画像処理装置は、
モザイク状に配置されたカラーフィルタを有するカラー撮像素子から出力される画像信号を、フィルタで補間処理してカラー画像データを得る画像処理装置であって、
前記カラー撮像素子の駆動モードにより、前記画像信号における各画素信号の空間的な重心位置が等間隔でなくなることにより、前記補間処理の対象となる画像領域における各画素信号の空間的な重心位置に複数種類の配置パターンが生じる場合に、
いずれの前記配置パターンにおいても各画素信号の補間処理後の空間的な重心位置が一致するように、前記複数種類の配置パターンの種類に応じて前記補間処理を選択的に変更する補間処理手段を有し、
前記補間処理手段は、前記補間処理の対象となる画像領域における前記複数種類の配置パターンの種類に応じた補間フィルタ係数を選択して当該補間処理の対象となる画像領域に前記補間演算を施す
第2の観点の発明の電子カメラは、
モザイク状に配置されたカラーフィルタを有するカラー撮像素子から出力される画像信号を、フィルタで補間処理してカラー画像データを得る電子カメラであって、
前記画像信号が前記カラー撮像素子の駆動モードにより、各画素信号の空間的な重心位置が等間隔でなくなることにより、前記補間処理の対象となる画像領域における各画素信号の空間的な重心位置に複数の配置パターンが生じる場合に、いずれの前記配置パターンにおいても各画素信号の補間処理後の重心位置が一致するように、前記複数の配置パターンに応じて前記補間処理を選択的に変更する補間処理手段と
を有し、
前記補間処理手段は、
前記補間処理の対象となる画像領域における前記配置パターンの前記種類に応じた補間フィルタ係数を選択して当該補間処理の対象となる画像領域に補間演算を施す。
第3の観点の発明の画像処理方法は、
モザイク状に配置されたカラーフィルタを有するカラー撮像素子から出力される画像信号を、フィルタで補間処理してカラー画像データを得る画像処理方法であって、
前記画像信号が前記カラー撮像素子の駆動モードにより、各画素信号の空間的な重心位置が等間隔でなくなることにより、前記補間処理の対象となる画像領域における各画素信号の空間的な重心位置に複数の配置パターンが生じる場合に、
いずれの前記配置パターンにおいても各色成分信号の補間処理後の重心位置が一致するように、前記補間処理の対象となる画像領域における前記配置パターンの前記種類に応じた補間フィルタ係数を選択して当該補間処理の対象となる画像領域に補間演算を施す。
本発明によれば、既存の補間処理回路の構成を大幅に変更することなく、画素加算による重心ずれを補正することができる画像処理装置およびその方法と電子カメラを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わる電子カメラについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わる電子カメラ1の構成図である。
図1に示すように、電子カメラ1は、例えば、光学系11、撮像素子13、ADC(Analog Digital Converter)15、画像処理回路17、JPEG(Joint
Photographic Experts Group)エンコーダ/デコーダ19、ビデオエンコーダ21、メモリカード23、DRAM(Dynamic Random Access Memory)25、CPU(Central
Processing Unit)27、モニタ29およびバス6を有する。
電子カメラ1において、ADC15、画像処理回路17、JPEGエンコーダ/デコーダ19、ビデオエンコーダ21、メモリカード23、DRAM25およびCPU27は、バス6によって電気的に接続されている。
光学系11は撮影レンズを含んで構成されるものであり、被写体の光学像を形成する。
撮像素子13は、光学系11が形成した光学像に応じた光を複数の画素で受光し、光電変換により画像信号に変換する。
ADC15は、撮像素子13が生成したアナログの画像信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
この画像データは、DRAM25に一旦記憶される。
画像処理回路17は、例えば、DRAM25から読み出した画像データに同時化処理等の処理を施し、その結果を再びDRAM25に書き込む。
画像処理回路17は、上記同時化処理において、DRAM25から読み出した画像データの各色成分について、全画素位置の画素値を補間により生成する。
画像処理回路17については後に詳細に説明する。
JPEGエンコーダ/デコーダ19は、DRAM25から読み出した同時化処理後の画像データにエンコード処理を施し、そのエンコード処理後の画像データを例えばメモリカード23に書き込む。
また、JPEGエンコーダ/デコーダ19は、メモリカード23から読み出したエンコードされた画像データにデコード処理を施してDRAM25に書き込む。
ビデオエンコーダ21は、DRAM25から読み出された画像データに表示処理を施してアナログの画像信号を生成し、当該画像信号に応じた画像をモニタ29に表示させる。
CPU27は、電子カメラ1の動作を統括的に制御する。
以下、電子カメラ1の全体動作の概要について説明する。
CPU27では、図1に示す電子カメラ1の各部の制御が行われる。例えば、CPU27では、撮像素子13の動作制御や撮像素子13で得られた画像信号の読み出し制御、ADC15、画像処理回路17、JPEGエンコーダ/デコーダ19、ビデオエンコーダ21の動作制御などが行われる。
図1において、光学系11を介して入射した被写体からの光束は、CCD等で構成された撮像素子13に結像され、撮像素子13においてアナログの画像信号に変換される。撮像素子13において得られた画像信号は、CPU27の制御の下、所定のタイミングで読み出されてADC15に入力される。ADC15で変換されたデジタルの画像信号は、バス6を介して、DRAM25に格納される。
画像の記録時においては、DRAM25に格納された画像信号が、画像処理回路17によって読み出される。画像処理回路17では、まず画像信号の白バランス調整が行われる。その後、RGBの画像信号が輝度・色差信号(以下、YC信号と称する)に変換される。YC信号に変換された後、Y信号に対しては階調補正処理が行われ、C信号(Cb、Cr)に対しては色補正処理が行われる。なお、色補正処理や階調補正処理などの処理は、RGB信号の状態で行うようにしても良い。
その後、画像信号のデータサイズを削滅するために、YC信号の各画像成分のサンプリング周波数の比(以下、サンプリング比と称する)が変換(ダウンサンプリング)される。このときのサンプリング比は、例えばY:Cb:Cr=4:2:2である。動画像のときにはサンプリング比Y:Cb::Cr=4:2:0が用いられる。
一般に、人問の目は輝度の変化に対しては敏感であるが、色差の変化に対しては比較的鈍感である。このため、色差情報を減らしてサンプリングを行っても、画像再生の際などにおいて人間の目にそれほど不自然さを感じさせることがない。
画像処理回路17において処理された画像信号は、JPEGエンコーダ/デコーダ19に入力されてDCT(Discrete Cosine Transform)変換などの手法によりJPEGエンコードされる。
JPEGエンコーダ/デコーダ19においてエンコードされた画像信号は、一旦DRAM25に格納された後、所定のヘッダ情報が付加されたJPEGファイルとしてメモリカード23に記線される。
また、撮像素子13において得られた画像をスルー画表示する際には、画像処理回路17において得られたYC信号が、モニタ29の仕様などに応じた所定のサイズにリサイズ(通常は縮小)される。さらに、YC信号の各画像成分のサンプリング比が変換(ダウンサンプリング)された後、DRAM25に格納される。このDRAM25に格納された画像信号は、フレーム単位でビデオエンコーダ21によって読み出され、ビデオエンコーダ21を介してモニタ29上に画像として表示される。
さらに、メモリカード23に記録されたJPEG画像信号を再生する際には、メモリカード23に記録されたJPEG画像信号がJPEGエンコーダ/デコーダ19によって読み出されて逆DCT変換などの手法によりデコードされる。その後、デコードによって得られたYC信号が、画像処理回路17において表示用の所定のサイズに縮小された後、DRAM25に一旦格納される。DRAM25に格納されたYC信号は、ビデオエンコーダ21を介してモニタ29上に画像として表示される。
以下、撮像素子13について詳細に説明する。
[撮像素子13]
撮像素子13は、原色ベイヤ配列の撮像素子であって、例えば、マトリクス状に配置された複数の画素に光学像に応じた光を受光させる。
撮像素子13は、全画素の信号を読み出す全画素モードと画素加算モードとを備えている。なお、本実施形態では、撮像素子13が実行する画素加算モードとして4画素加算モードを例示する。
撮像素子13は、全画素モードにおいて、上記複数の画素が当該画素に蓄積された電荷を垂直転送レジスタに転送した後に、各列の垂直転送レジスタに蓄積された電荷を水平転送レジスタに順次転送する。
そして、撮像素子13は、水平転送レジスタに順次転送パルスを与えて全水平画素の電荷に応じたアナログの画像信号をADC15に出力する。
撮像素子13は、画素加算モードにおいて、同色画素の電荷の加算(混合)が水平方向および垂直方向で行われるように駆動信号を生成する。原色ベイヤ配列において、同色の色フィルタは1画素おきに配置されているので、撮像素子13は、1画素おきのタイミングで各画素の電荷が加算されるように駆動を行う。
そして、撮像素子13は、上記加算後の電荷に応じたアナログの画像信号をADC15に出力する。
<9画素加算>
図2および図3は、図1に示す撮像素子13の原色ベイヤ、並びに9画素加算モードを説明するための図である。
図2(A)に示すように、撮像素子13では、同色の色フィルタに対応した画素が1画素おきに配置されている。
撮像素子13は、9画素加算モードにおいて、図2(B)に示すように、水平および垂直方向において1画素おきに位置する同色の9画素の電荷を加算してアナログの画像信号を生成する。
これにより、加算後の各色成分の仮想重心位置は、図3(C),(D)に示すようになる。
図3(C),(D)に示すように、9画素加算モードでは、各色成分の仮想重心位置は、図2(A)等に示すベイヤ配列の各色成分の配置と同じになり、重心ずれは生じない。すなわち、各色成分の重心ずれを補正する必要はない。
<4画素加算>
図4および図5は、図1に示す撮像素子13の4画素加算モードを説明するための図である。
撮像素子13は、4画素加算モードにおいて、図4(A),(B)に示すように、水平および垂直方向において1画素おきに位置する同色の4画素の電荷を加算してアナログの画像信号を生成する。
これにより、加算後の各色成分の仮想重心位置は、図5(C),(D)に示すようになる。
図5(C),(D)に示すように、4画素加算モードでは、各色成分の仮想重心位置は、図2(A)等に示すベイヤ配列の各色成分の配置とは異なり、重心ずれが生じる。すなわち、各色成分の重心ずれを補正する必要がある。
[画像処理回路17]
画像処理回路17は、DRAM25から読み出した画像データに対して同時化(補間)処理を行う。
ところで、画像処理回路17は、前述したように、撮像素子13が全画素モードで動作している場合には、DRAM25から読み出した画像データの各色成分が対応付けられる画素位置は図6(A),図7(A),図8(A)のようになる。
従って、画像処理回路17は、図7(B),図8(B)に示すように各画素位置に割り当てられたフィルタ係数を用いて補間処理を行うことによって、図7(C−1),(C−2),(C−3),(C−4)に示すように、各色成分を各ブロックの中心位置に補間できる。そして、画像処理回路17は、各色成分について生成した補間データを、図6(B)に示すように全画素位置に割り当てるようにDRAM25に書き込む。
なお、図8(B)等に示す各色成分のフィルタ係数が「1、3,3,9」となっているのは、各色成分について使用する周辺画素の位置と補間位置との距離が縦横ともに1:3になっているためである。すなわち、距離に応じた2次元加重平均を演算していることになる。
具体的には、画像処理回路17は、全画素モードにおいて、各色成分について下記式(1−1)〜(1−4)の補間演算を行い、ブロックの中心位置の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。本実施形態において、Rx,Grx,Gbx,Bx(xは整数)は、それぞれR,Gr,Gb,Bが割り当てられた画素の画素値を示している。
[数1]
Rout=(1*R1+3*R2+3*R3+9*R4)/16 …(1−1)

Grout=(3*Gr1+1*Gr2+9*Gr3+3*Gr4)/16 …(1−2)

Gbout=(3*Gb1+9*Gb2+1*Gb3+3*Gb4)/16 …(1−3)


Bout=(9*B1+3*B2+3*B3+1*B4)/16 …(1−4)
なお、画像処理回路17は、GroutおよびGboutの平均をGの出力Goutとする。
一方、画像処理回路17は、前述したように、撮像素子13が4画素加算モードで動作している場合には、DRAM25から読み出される画像データの各色成分は、図8(C)に示す画素位置に対応付けられている。
このとき、画像処理回路17は、前述した図8(B)に示す各画素位置のフィルタ係数を用いて画像データを補間すると、各色成分の補間位置は図8(D)に示すようになり、相互に異なる。これにより、色成分毎の重心ずれが生じてしまう。
なお、参考までに、図8(C)に示す4画素加算モードでの色配置パターンに対して図9(B−1)に示すようなフィルタ係数を適用した場合には、全色成分をブロックの中心位置に補間できる。
しかしながら、撮像素子13から入力する画像データのブロックデータには、図9(A−1)〜(A−4)の4つの色配置パターンがある。
そのため、図9(A−2)〜(A−4)の色配置パターンのブロックの補間処理をする場合に、図9(A−1)の場合と同じフィルタ係数を固定的に用いると、各色成分の補間位置は図9(B−2)〜(B−4)のようになり、ブロックの中心位置からずれてしまう。
画像処理回路17は、上述した問題を解決するために、以下に示す処理を行うことで、同時化処理対象のブロックが図9(A−1)〜(A−4)の何れの色配置パターンであっても、全色成分をブロックの中心位置に補間できるようにする。
以下、画像処理回路17が行う同時化処理について説明する。
図10は、図1に示す画像処理回路17の機能ブロック図である。
図10に示すように、画像処理回路17は、例えば、ブロック化部31、先頭色判別部33、係数メモリ35、フィルタ係数選択部37および同時化(補間)処理部39を機能ブロックとして有する。
なお、ブロック化部31、先頭色判別部33、フィルタ係数選択部37および同時化処理部39の機能の一部あるいは全部は、専用の電子回路で実現してもよいし、処理回路でプログラムを実行することで実現してもよい。
ここで、同時化処理部39が本発明の補間処理手段の一例であり、フィルタ係数選択部37が本発明のフィルタ係数選択手段の一例であり、先頭色判別部33が本発明の色配置判断手段の一例である。
ブロック化部31は、撮像素子13が生成した画像データ(原色ベイヤデータ)をDRAM25から読み出し、これをN×Nのブロックデータにブロック化して同時化処理部39に出力する。
なお、本実施形態では、N=4の場合を例示する。
先頭色判別部33は、撮像素子13からHトリガ(垂直同期)信号HTと、Vトリガ(垂直同期)信号VTとを入力し、これらの信号を基に、ブロック化部31から入力した各ブロックデータの先頭色成分を判別する。
先頭色判別部33は、上記判別結果を示す先頭色判定データTCをフィルタ係数選択部37に出力する。
本実施形態では、ブロックデータにおける色配置パターンとして、例えば、図11(A),(B),(C),(D)に示す4種類の色配置パターンP1〜P4がある。
当該4種類の色配置パターンP1〜P4は、ブロック内での各色成分の重心位置パターンが相互に異なっている。
ここで、色配置パターンP1,P2,P3,P4のブロックデータの先頭色は、それぞれR,Gr,Gb,Bである。
従って、先頭色判別部33は、色成分R,Gr,Gb,Bの何れかを示す先頭色判定データTCをフィルタ係数選択部37に出力する。
係数メモリ35は、全画素モードで使用される全画素用フィルタ係数組FCXを記憶する。
また、係数メモリ35は、4画素加算モードで使用される上記4つの色配置パターンP1,P2,P3,P4のそれぞれに対応した加算用フィルタ係数組FC1,FC2,FC3,FC4を記憶する。
加算用フィルタ係数組FC1,FC2,FC3,FC4は、4画素加算モードに対応したフィルタ係数組であり、図11および図12に示すように、各フィルタ係数組の間で当該組を構成するフィルタ係数が相互に異なる。
全画素用フィルタ係数組FCXは、図7(B)および図8(B)に示すように、撮像素子13が全画素モードにおいて生成した同時化処理対象のブロックデータが図7(A)に示す色配置パターンを有している場合に、全ての色成分をブロックの中心位置に補間するように予め規定された図7(B)に示すフィルタ係数で構成される。
加算用フィルタ係数組FC1は、図11(A)および図12(A)に示すように、撮像素子13が4画素加算モードで生成した同時化処理対象のブロックデータが色配置パターンP1を有している場合に、全ての色成分をブロックの中心位置に補間するように予め規定されたフィルタ係数で構成される。
加算用フィルタ係数組FC2は、図11(B)および図12(B)に示すように、同時化処理対象のブロックデータが色配置パターンP2を有している場合に、全ての色成分をブロックの中心位置に補間するように予め規定されたフィルタ係数で構成される。
加算用フィルタ係数組FC3は、図11(C)および図12(C)に示すように、同時化処理対象のブロックデータが色配置パターンP3を有している場合に、全ての色成分をブロックの中心位置に補間するように予め規定されたフィルタ係数で構成される。
加算用フィルタ係数組FC4は、図11(D)および図12(D)に示すように、同時化処理対象のブロックデータが色配置パターンP4を有している場合に、全ての色成分をブロックの中心位置に補間するように予め規定されたフィルタ係数で構成される。
フィルタ係数選択部37は、撮像素子13からのモード指定データMODと、先頭色判別部33からの先頭色判定データTCに基づいて、係数メモリ35に記憶されている全画素用フィルタ係数組FCXおよび加算用フィルタ係数組FC1〜FC4のうち一つを選択して同時化処理部39に出力する。
具体的には、フィルタ係数選択部37は、モード指定データMODが全画素モードを示す場合に、全画素用フィルタ係数組FCXを選択して同時化処理部39に出力する。
また、フィルタ係数選択部37は、モード指定データMODが4画素加算モードを示し、且つ先頭色判定データTCがR,Gr,Gb,Bを示す場合にそれぞれ加算用フィルタ係数組FC1,FC2,FC3,FC4を選択して同時化処理部39に出力する。
同時化処理部39は、全画素モードにおいて、ブロック化部31から入力したブロックデータを、それに対応してフィルタ係数選択部37から入力した図7(B)に示す全画素用フィルタ係数組FCXを用いて前述した式(1−1)〜(1−4)に示す補間演算を行い、各色成分について、ブロックの中心位置の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
一方、同時化処理部39は、4画素加算モードにおいて、ブロック化部31から入力したブロックデータを、それに対応してフィルタ係数選択部37から入力した加算用フィルタ係数組FC1〜FC4のうち一つを用いて補間演算を行い、各色成分について、ブロックの中心位置の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
具体的には、同時化処理部39は、色配置パターンP1のブロックデータについては、図11(A)および図12(A)に示すように、フィルタ係数選択部37から入力した加算用フィルタ係数組FC1を用いて、各色成分につて下記式(2−1)〜(2−4)の補間演算を行い、ブロック中心の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
[数2]
Rout=(9*R1+15*R2+15*R3+25*R4)/64 …(2−1)
Grout=(15*Gr1+9*Gr2+25*Gr3+15*Gr4)/64 …(2−2)
Gbout=(15*Gb1+25*Gb2+9*Gb3+15*Gb4)/64 …(2−3)
Bout=(25*B1+15*B2+15*B3+9*B4)/64 …(2−4)
また、同時化処理部39は、色配置パターンP2のブロックデータについては、図11(B)および図12(B)に示すように、フィルタ係数選択部37から入力した加算用フィルタ係数組FC2を用いて、各色成分につて下記式(3−1)〜(3−4)の補間演算を行い、ブロック中心の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
[数3]
Rout=(21*R1+3*R2+35*R3+5*R4)/64 …(3−1)
Grout=(3*Gr1+21*Gr2+5*Gr3+35*Gr4)/64 …(3−2)
Gbout=(35*Gb1+5*Gb2+21*Gb3+3*Gb4)/64 …(3−3)
Bout=(5*B1+35*B2+3*B3+21*B4)/64 …(3−4)
また、同時化処理部39は、色配置パターンP3のブロックデータについては、図11(C)および図12(C)に示すように、フィルタ係数選択部37から入力した加算用フィルタ係数組FC3を用いて、各色成分につて下記式(4−1)〜(4−4)の補間演算を行い、ブロック中心の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
[数4]

Rout=(21*R1+35*R2+3*R3+5*R4)/64 …(4−1)
Grout=(35*Gr1+21*Gr2+5*Gr3+3*Gr4)/64 …(4−2)
Gbout=(3*Gb1+5*Gb2+21*Gb3+35*Gb4)/64 …(4−3)
Bout=(5*B1+3*B2+35*B3+21*B4)/64
…(4−4)
また、同時化処理部39は、色配置パターンP3のブロックデータについては、図11(D)および図12(D)に示すように、フィルタ係数選択部37から入力した加算用フィルタ係数組FC4を用いて、各色成分につて下記式(5−1)〜(5−4)の補間演算を行い、ブロック中心の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
[数5]

Rout=(49*R1+7*R2+7*R3+1*R4)/64 …(5−1)
Grout=(7*Gr1+49*Gr2+1*Gr3+7*Gr4)/64 …(5−2)
Gbout=(7*Gb1+1*Gb2+49*Gb3+7*Gb4)/64 …(5−3)
Bout=(1*B1+7*B2+7*B3+49*B4)/64 …(4−4)
同時化処理部39は、GroutおよびGboutの平均をGの出力Goutとして生成する。
そして、同時化処理部39は、入力したブロックデータについて生成した補間データRout,Gout,BoutをDRAM25に書き込む。
これにより、R,G,Bの全成分について、全画素位置の画素値がDRAM25に書き込まれる。
以下、図1に示す画像処理回路17による同時化処理の動作例について説明する。
図13は、図1に示す画像処理回路17による同時化処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップS1:
ブロック化部31は、DRAM25から読み出した画像データ(原色ベイヤデータ)を4×4のブロックのブロックデータにブロック化し、これを同時化処理部39に出力する。
ステップS2:
画像処理回路17は、撮像素子13から入力したモード指定データMODが全画素モードを示す場合にステップS3に進み、4画素加算モードを示す場合にステップS5に進む。
ステップS3:
同時化処理部39は、全画素モードにおいて、ブロック化部31から入力したブロックデータを、それに対応してフィルタ係数選択部37から入力した全画素用フィルタ係数組FCXを用いて補間演算を行い、各色成分について、ブロックの中心位置の補間データRout,Grout,Gbout,Boutを生成する。
このとき、同時化処理部39は、GroutおよびGboutの平均をGの出力Goutとして生成する。
ステップS4:
同時化処理部39は、各成分についてステップS3で生成した補間データRout,Gout,Boutを、4x4ブロックの全画素位置の画素データとしてDRAM25に書き込む。これにより、R,G,Bの全成分について、全画素位置の画素値がDRAM25に書き込まれる。
ステップS5:
先頭色判別部33は、撮像素子13からHトリガ(垂直同期)信号HTと、Vトリガ(垂直同期)信号VTとを入力し、これらの信号を基に、ブロック化部31でブロック化した各ブロックデータの先頭色成分を判別する。
先頭色判別部33は、上記判別結果を示す先頭色判定データTCをフィルタ係数選択部37に出力する。
ステップS6:
フィルタ係数選択部37は、撮像素子13からのモード指定データMODと、先頭色判別部33からの先頭色判定データTCに基づいて、係数メモリ35に記憶されている加算用フィルタ係数組FC1〜FC4のうち一つを選択して同時化処理部39に出力する。
ステップS7:
同時化処理部39は、ブロック化部31から入力したブロックデータを、それに対応してフィルタ係数選択部37から入力した加算用フィルタ係数組FC1〜FC4のうち一つを用いて補間演算を行い、各色成分について、ブロックの中心位置の補間データRout,Gout,Boutを生成する。
ステップS8:
同時化処理部39は、各成分についてステップS7で生成した補間データRout,Gout,Boutを、4x4ブロックの全画素位置の画素データとしてDRAM25に書き込む。
同時化処理部39は、上述した処理を、全てのブロックデータについて行う。
以下、図1に示す電子カメラ1の全体動作を説明する。
[撮像時]
光学系11によって形成された被写体の光学像に応じた光が、撮像素子13の各画素で受光される。
撮像素子13は、前述した全画素モードあるいは4画素加算モードで動作し、各画素に蓄積された電荷を光電変換してアナログの画像信号を生成し、これをADC15に出力する。
次に、ADC15は、撮像素子13が生成したアナログの画像信号をデジタル信号(画像データ)に変換してDRAM25に書き込む。
次に、画像処理回路17は、DRAM25から読み出した画像データに図13等を用いて説明した同時化処理等の処理を施し、その結果を再びDRAM25に書き込む。このとき、画像処理回路17は、上記同時化処理において、DRAM25から読み出した画像データの各色成分について、全画素位置の画素値を補間により生成する。
次に、JPEGエンコーダ/デコーダ19は、上記同時化処理後の画像データをDRAM25から読み出してエンコード処理を施し、そのエンコード処理後の画像データを例えばメモリカード23に書き込む。
[再生時]
メモリカード23から再生対象のエンコードされた画像データがDRAM25に読み出される。
JPEGエンコーダ/デコーダ19は、DRAM25から読み出したエンコードされた画像データをデコードしてビデオエンコーダ21に出力する。
ビデオエンコーダ21は、JPEGエンコーダ/デコーダ19から入力した画像データに再生処理を施して再生画像信号を生成し、これをモニタ29に出力する。
以上説明したように、電子カメラ1では、撮像素子13で4画素加算モードによって画像データが生成された場合に、画像処理回路17において、同時化処理対象のデータブロックの色配置パターンに基づいて、図11および図12に示すように固有の加算用フィルタ係数組FC1〜FC4を選択して使用する。
このように、電子カメラ1によれば、撮像素子13からの画像データに色成分毎の仮想的な重心位置がずれがある場合でも、重心位置ずれを考慮した同時化処理を行うことで、特別な補正回路を設けることなく、各色成分の補間データをブロックの中心位置に補間できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した実施形態では、撮像素子13において4画素加算モードで生成された画像データを、同時化処理部39で処理する場合を例示したが、本実施形態では、撮像素子13において、複数の色成分の間で重心ずれが生じる任意の加算モードで画像データを生成してもよい。その場合においても、同時化処理部39は、フィルタ係数組を選択的に使用して当該画像データを補間することで、全色成分をブロック内の同一補間位置に補間する。
また、上述した実施形態では、ブロックの中心位置に補間する場合を例示したが、複数の色成分の間で同一補間位置に補間されれば、ブロックの中心位置以外の位置に補間してもよい。
また、上述した実施形態では、撮像素子13が画素加算モードにおいて、同色画素の電荷を水平方向および垂直方向の双方で加算する場合を例示したが、同色画素の電荷を水平方向および垂直方向の何れか一方のみで加算してもよい。
また、上述した実施形態では、撮像素子13の画素配置が4×4の場合を例示したが、当該画素配置は例えばN×M(N,Mは3以上の整数)であれば任意である。
さらに、撮像素子13を構成する複数画素は、正方格子配列に限らず、ハニカム(Honey-comb=蜂の巣)構造に配列してもよい。
また、上述した実施形態では、各画素に固定的に色成分を割り当てた場合を例示したが、各画素への色成分の割り当てパターンを撮像時にランダムに決定する手法を採用してもよい。その場合には、ランダムに決定された色成分の割り当てパターンに基づいて、同色画素の電荷を加算してアナログ信号を生成し、画像処理回路17において、その割り当てパターンに応じたフィルタ係数を動的に生成して、補間処理を行う。
本発明は、色成分の重心ずれが生じた画像データを補間処理するシステムに適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係わる電子カメラの構成図である。 図2は、図1に示す撮像素子の原色ベイヤ、並びに9画素加算モードにおける9画素加算を説明するための図である。 図3は、図1に示す撮像素子の原色ベイヤ、並びに9画素加算モードにおける9画素加算を説明するための図である。 図4は、図1に示す撮像素子の4画素加算モードにおける4画素加算を説明するための図である。 図5は、図1に示す撮像素子の4画素加算モードにおける4画素加算を説明するための図である。 図6は、図1に示す画像処理回路が行う同時化処理を説明するための図である。 図7は、図1に示す画像処理回路が行う全画素モードにおける同時化処理を説明するための図である。 図8は、4画素加算モードにおける画像データを説明するための図である。 図9は、4画素加算モードにおける画像データを従来手法で補間処理した場合の問題点を説明するための図である。 図10は、図1に示す画像処理回路の機能ブロック図である。 図11は、図10に示す画像処理回路による同時化処理を説明するための図である。 図12は、図10に示す画像処理回路による同時化処理で使用される加算用フィルタ係数組を説明するための図である。 図13は、図10に示す画像処理回路による同時化処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…電子カメラ、6…バス、11…光学系、13…撮像素子、17…画像処理回路、19…JPEGエンコーダ/デコーダ、21…ビデオエンコーダ、23…メモリカード、25…DRAM、29…モニタ


Claims (11)

  1. モザイク状に配置されたカラーフィルタを有するカラー撮像素子から出力される画像信号を、フィルタで補間処理してカラー画像データを得る画像処理装置であって、
    前記カラー撮像素子の駆動モードにより、前記画像信号における各画素信号の空間的な重心位置が等間隔でなくなることにより、前記補間処理の対象となる画像領域における各画素信号の空間的な重心位置に複数種類の配置パターンが生じる場合に、
    いずれの前記配置パターンにおいても各画素信号の補間処理後の空間的な重心位置が一致するように、前記複数種類の配置パターンの種類に応じて前記補間処理を選択的に変更する補間処理手段を有し、
    前記補間処理手段は、前記補間処理の対象となる画像領域における前記複数種類の配置パターンの種類に応じた補間フィルタ係数を選択して当該補間処理の対象となる画像領域に前記補間演算を施すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補間処理の対象となる画像領域における前記複数種類の配置パターンの種類に基づいて、複数組の補間フィルタ係数の中から、一組の補間フィルタ係数を選択するフィルタ係数選択手段をさらに有し、
    前記補間処理手段は、前記フィルタ係数選択手段が前記選択した一組の補間フィルタ係数を用いて前記補間処理の対象となる画像領域に対して補間演算を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補間処理の対象となる画像領域内での色成分の配置に基づいて前記配置パターンの種類を判断する色配置判断手段をさらに有し、
    前記フィルタ係数選択手段は、前記色配置判断手段が判断した前記配置パターンの種類に基づいて、前記複数組の補間フィルタ係数の中から、一組の前記補間フィルタ係数を選択することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色配置判断手段は、前記補間処理の対象となる画像領域内の先頭の画素が対応する色に基づいて、前記色成分の配置を判断することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像信号は、ベイヤ配列で配置された複数の画素の受光結果を、複数の同色画素を加算してから出力する画素加算モードで得られた信号をデジタル化した信号であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記補間処理の対象となる画像領域は、N×N画素の受光結果を基に生成された画素値で構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記補間処理の対象となる画像領域が4×4画素である場合に、前記補間フィルタ係数の組は、9:15:15:25の比率に基づく補間フィルタ係数を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 前記補間処理の対象となる画像領域が4×4画素である場合に、前記補間フィルタ係数の組は、3:21:5:35の比率に基づく補間フィルタ係数を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  9. 前記補間処理の対象となる画像領域が4×4画素である場合に、前記補間フィルタ係数の組は、1:7:7:49の比率に基づく補間フィルタ係数を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  10. モザイク状に配置されたカラーフィルタを有するカラー撮像素子から出力される画像信号を、フィルタで補間処理してカラー画像データを得る電子カメラであって、
    前記画像信号が前記カラー撮像素子の駆動モードにより、各画素信号の空間的な重心位置が等間隔でなくなることにより、前記補間処理の対象となる画像領域における各画素信号の空間的な重心位置に複数の配置パターンが生じる場合に、いずれの前記配置パターンにおいても各画素信号の補間処理後の重心位置が一致するように、前記複数の配置パターンに応じて前記補間処理を選択的に変更する補間処理手段と
    を有し、
    前記補間処理手段は、
    前記補間処理の対象となる画像領域における前記配置パターンの前記種類に応じた補間フィルタ係数を選択して当該補間処理の対象となる画像領域に補間演算を施すことを特徴とする電子カメラ。
  11. モザイク状に配置されたカラーフィルタを有するカラー撮像素子から出力される画像信号を、フィルタで補間処理してカラー画像データを得る画像処理方法であって、
    前記画像信号が前記カラー撮像素子の駆動モードにより、各画素信号の空間的な重心位置が等間隔でなくなることにより、前記補間処理の対象となる画像領域における各画素信号の空間的な重心位置に複数の配置パターンが生じる場合に、
    いずれの前記配置パターンにおいても各色成分信号の補間処理後の重心位置が一致するように、前記補間処理の対象となる画像領域における前記配置パターンの前記種類に応じた補間フィルタ係数を選択して当該補間処理の対象となる画像領域に補間演算を施すことを特徴とする画像処理方法。
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