JP4158773B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特に、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動(NV:Noise Vibration:以下、これらを総称して「騒音」と記載する場合がある。)を低減させる制御装置および制御方法に関する。
エンジン(たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの公知の機関を用いることが考えられる。)と電気モータとを組合せたハイブリッドシステムと呼ばれるパワートレインを搭載した車両が開発され、実用化されている。このようなハイブリッド車両においては、運転者のアクセル操作量に関係なく、エンジンによる運転と電気モータとによる運転とが自動的に切替えられて、最も効率が良くなるように制御される。たとえば、エンジンが、定常状態で運転されて蓄電機構である二次電池(バッテリ)を充電する発電機を回すために運転される場合、あるいは二次電池の充電量などに応じて走行中に間欠的に運転される場合などは、運転者によるアクセルの操作量とは無関係にエンジンの運転および停止を繰返す。つまりエンジンと電気モータとをそれぞれ単独、または協同して動作させることにより、燃料消費向上や排気ガスを大幅に抑制することが可能になる。
また、燃料電池を動力源とした電気モータで走行する燃料電池車や、蓄電機構を動力源として電気モータのみで走行する電気自動車もその開発が進んでいる。上述のハイブリッド車両と同様にあるいはさらに、電気モータの動作により車両を走行させることにより、エネルギ効率を大幅に向上させることが可能になる。
特開平10−115240号公報(特許文献1)は、ハイブリット車両の機械的パワーを生む内燃機関の作動状態を、実際の作動状態から進行して漸進的に名目的作動状態に移行する遷移期間に少なくとも1つの駆動輪に伝達されるべきパワーとは独立して、回転速度を最適な作動条件に迅速に合わせることができるように変化させる方法を開示する。この方法は、ハイブリット車両として、機械的パワーを生み出す内燃機関、機械的パワーを伝達するために少なくとも1つの駆動輪に接続する機械的接続部を有する少なくとも1つの第1電機および電気的パワーを伝達するために第1電機に接続する電気的接続部を有する電気エネルギ貯蔵器を含んでなり、機械的接続部を介して伝達されるパワーの推移コースが指令に即座に従い、そして中間貯蔵器として機能する電気エネルギ貯蔵器が内燃機関における作動状態の変化する際に少なくとも時としてパワーを供給したり、あるいは吸収したりするハイブリット車両の内燃機関の作動状態を変化させる方法であって、内燃機関の作動状態の変化する際に、内燃機関特性曲線上の選定された特定の作動点として、作動点が最小限度のエネルギ消費、汚染物質の最小限度の排出、騒音の最小限度の発生、内燃機関の可能な最良整備等のパラメータの少なくとも1つに関して最適であるか、あるいは内燃機関の回転速度の急速な増大を許容する斯かる作動点を通じて、内燃機関はその作動を内燃機関によって生み出された機械的パワーの推移コースに特別の注意を払うことなく誘導される。
このハイブリット車両の該内燃機関の作動状態を変化させる方法によると、内燃機関の作動状態を変化させる際に、パワーに関して内燃機関から駆動輪の完全切り離し、すなわち断絶がエネルギ貯蔵器の意図的適用の所為で保証され、このように断絶することによって、一方では所望の車両パワー、すなわち駆動輪に伝達されるパワーの効果的な直接的増大や減少が、そして他方では内燃機関の最適作動条件で以って回転速度の急速な増大や減少が可能となる。この断絶によって、内燃機関は作動状態の変化の際に、すなわち回転速度の増大や減少の際に駆動することも可能であり、特にはエネルギ消費、汚染物質の排出、騒音の発生および/あるいは内燃機関に関して最適になるように駆動することが可能になる。
特開平10−115240号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、内燃機関の騒音の減少についての言及はあるが、電気モータ走行時(ハイブリッド車両におけるモータ走行、モータおよびエンジン走行、燃料電池車および電気自動車におけるモータ走行等)におけるモータや変速機に起因するノイズや振動を抑制することに言及していない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動(総じて騒音)を低減させる、車両の制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、走行源として少なくとも電気モータを搭載した車両を制御する。この制御装置は、電気モータと駆動輪との間に設けられた変速機と、複数の変速比に対応して、電気モータおよび変速機の少なくともいずれかに起因して、車両に発生する騒音に関する情報を記憶するための記憶手段と、記憶された情報に基づいて、変速機の変速比を決定して、変速機を制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、たとえば、車両に発生する騒音を抑制することが要求されると、電気モータに起因して車両に発生する騒音に関する情報に基づいて変速機の変速比が決定される。電気モータから発生するトルク(電気モータの要求されるトルク)が小さいほど電気モータの起振力が小さく電気モータのケーシング等を振動させて発生する騒音が小さくなる。一方、電気モータから発生するトルク(電気モータの要求されるトルク)が大きいほど電気モータの起振力が大きく電気モータのケーシング等を振動させて発生する騒音が大きくなる。車両に要求される駆動トルクが同じであっても、変速比の大きい低速段の方が電気モータに要求されるトルクは小さくて済み、変速比の小さい高速段の方が電気モータに要求されるトルクは大きくなる。このような情報に基づいて、電気モータに起因して発生する騒音を抑制する場合には、要求されるトルクが小さくて起振力が小さくなるように、変速比の大きい低速段が選択される。このため、車両に発生する騒音は、変速比の小さい高速段が選択された場合よりも、小さくすることができる。その結果、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動を低減させる、車両の制御装置を提供することができる。なお、変速機から発生する騒音の起振力とトルクとの関係およびトルクと変速比との関係についても、電気モータから発生する騒音と同じことが言える。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、車両に発生する騒音を抑制することが要求されると、変速機を制御するための手段を含む。
第2の発明によると、車両に発生する騒音を抑制することが要求されると、第1の発明と同様にして、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動を低減させることができる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、情報は、騒音の大きさに関する情報であって、電気モータから発生するトルクが大きいと騒音の大きさが大きくなるものである。
第3の発明によると、電気モータから発生するトルクが大きいほど起振力が大きく電気モータのケーシング等を振動させる力が大きい。このため、車両に発生する騒音の大きさが大きくなる。このような情報を記憶しておいて、電気モータに起因して発生する騒音を抑制する場合には、電気モータに要求されるトルクが小さくて起振力が小さくなるように、変速比の大きい低速段を選択することができる。
第4の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、変速機における変速比が大きいほど、電気モータから発生するトルクは小さいものである。
第4の発明によると、電気モータから発生するトルクが大きいほど起振力が大きく電気モータのケーシング等を振動させる力が大きく騒音が大きく、電気モータから発生するトルクが小さいほど起振力が小さく電気モータのケーシング等を振動させる力が小さく騒音が小さい。電気モータから発生するトルク(要求されるトルク)は、変速比の大きい低速段の方が電気モータに要求されるトルクは小さい。このような情報を記憶しておいて、電気モータに起因して発生する騒音を抑制する場合には、電気モータに要求されるトルクが小さくて起振力が小さくなるように、変速比の大きい低速段を選択することができる。
第5の発明に係る車両の制御装置は、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、通常走行モードと低騒音モードとを選択するための選択手段をさらに含む。低騒音モードが選択された場合が、車両に発生する騒音を抑制することが要求される場合である。
第5の発明によると、たとえば運転者により、通常走行モード(多くの場合、燃費を向上させる燃費優先モード)ではなく低騒音モードが選択されると、燃費よりも騒音の抑制が優先させて車両を制御することができる。
第6の発明に係る車両の制御装置においては、第5の発明の構成に加えて、選択手段は、車両の搭乗者により選択されるものである。
第6の発明によると、運転者を含む車両の搭乗者が運転モード(燃費優先モードや低騒音モード)を選択することができる。
第7の発明に係る車両の制御装置は、走行源として少なくとも電気モータを搭載した車両を制御する。この制御装置は、電気モータと駆動輪との間に設けられた変速機と、電気モータおよび変速機の少なくともいずれかに起因して、車両に発生する騒音の共振に関する情報を記憶するための記憶手段と、共振を抑制するように、記憶された情報に基づいて、変速機の変速比を決定して、変速機を制御するための制御手段とを含む。
第7の発明によると、車両に発生する騒音の共振が発生する車速等を予め求めておいて、その車速になると、共振を抑制するように、記憶された情報に基づいて変速機の変速比が決定される。電気モータから発生する振動の共振周波数や変速機から発生する振動の共振周波数は、車速等により予め把握できる。このような共振周波数に対応する車速領域に入ると、共振をより抑制できる(共振がより発生しにくい)変速比を決定して変速を実行する。このため、車両に発生する騒音は、共振を伴わなくなるので、共振を伴う場合よりも、小さくすることができる。その結果、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動を低減させる、車両の制御装置を提供することができる。
第8の発明に係る車両の制御装置においては、第7の発明の構成に加えて、共振は、車両の速度により変化するものである。
第8の発明によると、共振(共振周波数)は、車両の速度により変化するので、車速を検知して、共振周波数に対応する車速領域においては、変速段を変更して共振が抑制できる変速段を使用する。これにより、車両に発生する騒音は、共振を伴わなくなるので、共振を伴う場合よりも、小さくすることができる。
第9の発明に係る車両の制御装置は、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、車両に要求される速度が予め定められた速度よりも高いと、増速側の変速比を決定するための手段をさらに含む。
第9の発明によると、運転者により要求される速度が高くなると、車両の速度を増速できることを第一義的に達成するために増速側の変速比になるように変速比を決定して車両の速度を上昇させることができる。
第10の発明に係る車両の制御装置は、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、車両に要求されるトルクが予め定められたトルクよりも高いと、減速側の変速比を決定するための手段をさらに含む。
第10の発明によると、車両に要求されるトルクが高くなると、大きなトルクが車両に発生できることを第一義的に達成するために減速側の変速比になるように変速比を決定して車両に発生するトルクを上昇させることができる。
第11の発明に係る車両の制御装置は、走行源としてエンジンと電気モータとを搭載した車両を制御する。この制御装置は、走行源と駆動輪との間に設けられた変速機と、複数の変速比に対応して、エンジンおよび電気モータに起因して車両に発生する騒音に関する情報を記憶するための記憶手段と、記憶された情報に基づいて、変速機の変速比を決定して変速機を制御するとともに、エンジンを制御するための制御手段とを含む。
第11の発明によると、たとえば、車両に発生する騒音を抑制することが要求されると、車両の走行源であるエンジンから発生する騒音と電気モータから発生する騒音の双方を抑制して、車両に発生する騒音を抑制することができる。
第12の発明に係る車両の制御装置においては、第11の発明の構成に加えて、制御手段は、車両に発生する騒音を抑制することが要求されると、変速機を制御するための手段を含む。
第12の発明によると、車両に発生する騒音を抑制することが要求されると、第11の発明と同様にして、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動を低減させることができる。
第13の発明に係る車両の制御装置は、第11または12の発明の構成に加えて、制御手段は、エンジンから発生する騒音と変速機とから発生する騒音との合計が最小になるように、変速機およびエンジンを制御するための手段を含む。
第13の発明によると、車両の走行源であるエンジンから発生する騒音と電気モータから発生する騒音の双方を抑制して、車両に発生する騒音を最小限まで抑制することができる。
第14の発明に係る車両の制御装置は、走行源として少なくとも電気モータを搭載した車両を制御する。電気モータと駆動輪との間には変速機が設けられる。この制御装置は、電気モータおよび電気モータの駆動回路であるインバータの少なくともいずれかに起因して車両に発生する騒音に応じて、電気モータおよび変速機の少なくともいずれかの制御状態を可変とするように制御するための制御手段を含む。
第14の発明によると、前述した第1〜13の発明と同様に、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動(総じて騒音)を低減させる制御装置を提供できる。
第15の発明に係る車両の制御方法は、走行源として少なくとも電気モータを搭載した車両を制御する。電気モータと駆動輪との間には変速機が設けられる。この制御方法は、電気モータおよび電気モータの駆動回路であるインバータの少なくともいずれかに起因して車両に発生する騒音に応じて、電気モータおよび変速機の少なくともいずれかの制御状態を可変とするように制御する制御ステップを含む。
第15の発明によると、前述した第1〜13の発明と同様に、モータ走行可能な車両におけるノイズや振動(総じて騒音)を低減させる制御方法を提供できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下の説明においては、車両をハイブリッド車両として説明するが、本発明はこれに限定されない。少なくとも電気モータを車両の走行源として有する車両であればよい。
<第1の実施の形態>
以下、本実施の形態に係る制御装置により制御されるハイブリッド車両について説明する。
図1に、本実施の形態に係る制御装置により制御されるハイブリッド車両の構成を模式的に示す。本実施の形態にハイブリッド車両においては、図1に模式的に示したように、主動力源100のトルクが出力部材200に伝達され、その出力部材200からデファレンシャル300を介して駆動輪400にトルクが伝達される。一方、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギを回収する回生制御の可能な回生機構としてのアシスト動力源500が設けられており、このアシスト動力源500が変速機600を介して出力部材200に連結される。したがってアシスト動力源500と出力部材200との間で伝達するトルクを変速機600で設定する変速比に応じて増減する。
変速機600は、設定する変速比が「1」以上となるように構成される。このように構成することにより、アシスト動力源500でトルクを出力する力行時に、アシスト動力源500で出力したトルクを増大させて出力部材200に伝達できるので、アシスト動力源500を低容量もしくは小型にすることができる。しかしながら、アシスト動力源500の運転効率を良好な状態に維持することが好ましいので、例えば車速に応じて出力部材200の回転数が増大した場合には、変速比を低下させてアシスト動力源500の回転数を低下させる。また、出力部材200の回転数が低下した場合には、変速比を増大させることがある。
さらに、駆動輪400を含む各車輪には、その回転を選択的に止めるための車輪ブレーキ700が設けられる。この車輪ブレーキ700は、運転者のブレーキ操作に基づいて動作する。車輪ブレーキ700は、アシスト動力源500と協調制御されて車両の制動を行なう。
図2を参照して、より具体的に説明すると、主動力源100は、エンジン110と、モータジェネレータ(以下、第1モータジェネレータまたはMG(1)と記載する場合がある。)1100と、これらエンジン110と第1モータジェネレータ1100との間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構1200とで構成される。そのエンジン110は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成される。その制御は、たとえば、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(エンジンECU(Electronic Control Unit))1300によって行なわれる。
また、第1モータジェネレータ1100は、一例として同期電動機であって、電動機としての機能と発電機としての機能とを生じるように構成され、インバータ1400を介してバッテリなどの蓄電装置1500に接続される。そして、そのインバータ1400を制御することにより、第1モータジェネレータ1100の出力トルクあるいは回生トルクを適宜に設定する。その制御をおこなうために、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG(1)ECU)1600が設けられる。
さらに、遊星歯車機構1200は、外歯歯車であるサンギヤ1700と、そのサンギヤ1700に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ1800と、これらサンギヤ1700とリングギヤ1800とに噛合しているピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持しているキャリヤ1900とを三つの回転要素として差動作用を生じる公知の歯車機構である。エンジン110の出力軸がダンパー2000を介してそのキャリヤ1900に連結される。すなわち、キャリヤ1900が入力要素となっている。
これに対してサンギヤ1700に第1モータジェネレータ1100が連結される。したがって、サンギヤ1700がいわゆる反力要素となっており、またリングギヤ1800が出力要素となっている。そして、そのリングギヤ1800が出力部材(すなわち出力軸)200に連結されている。
一方、変速機600は、図2に示すように、一組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成される。すなわち、それぞれ外歯歯車である第1サンギヤ2100と第2サンギヤ2200とが設けられており、その第1サンギヤ2100にショートピニオン2300が噛合するとともに、そのショートピニオン2300がこれより軸長の長いロングピニオン2400に噛合し、そのロングピニオン2400が各サンギヤ2100,2200と同心円上に配置されたリングギヤ2500に噛合している。なお、各ピニオン2300,2400は、キャリヤ2600によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ2200がロングピニオン2400に噛合している。したがって第1サンギヤ2100とリングギヤ2500とは、各ピニオン2300,2400とともにダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成し、また第2サンギヤ2200とリングギヤ2500とは、ロングピニオン2400とともにシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成する。
そして、第1サンギヤ2100を選択的に固定する第1ブレーキB1と、リングギヤ2500を選択的に固定する第2ブレーキB2とが設けられる。これらのブレーキB1,B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1,B2は、油圧や電磁力などによる係合力に応じてそのトルク容量が連続的に変化するように構成される。さらに、第2サンギヤ2200に前述したアシスト動力源500が連結され、またキャリヤ2600が出力軸200に連結される。
したがって、この変速機600は、第2サンギヤ2200がいわゆる入力要素であり、またキャリヤ2600が出力要素となっており、第1ブレーキB1を係合させることにより変速比が「1」より大きい高速段(以下、Hiと記載する場合がある。)が設定され、第1ブレーキB1に代えて第2ブレーキB2を係合させることにより、高速段より変速比の大きい低速段(以下、Loと記載する場合がある。)が設定されるように構成される。
この各変速段の間での変速は、通常状態においては、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検知された運転状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。その制御を行なうためのマイクロコンピュータを主体とした電子制御装置(変速機ECU)2700が設けられる。
なお、図2に示すように、アシスト動力源500として、トルクを出力する力行およびエネルギを回収する回生の可能なモータジェネレータ(以下、第2モータジェネレータまたはMG(2)と記載する場合がある。)510が設けられる。この第2モータジェネレータ510は、インバータ2800を介してバッテリ2900に接続される。そして、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG(2)ECU)3000によってそのインバータ2800を制御することにより、力行および回生ならびにそれぞれの場合におけるトルクを制御するように構成される。なお、そのバッテリ2900および電子制御装置(MG(2)ECU)3000は、前述した第1モータジェネレータ1100についてのインバータ1400およびバッテリ(蓄電装置)1500と統合することもできる。また、上記の各電子制御装置であるエンジンECU1300,MG(1)ECU1600,変速機ECU2700,MG(2)ECU3000のそれぞれが、相互にデータを通信できるように接続される。
図3(A)に、上述したトルク合成分配機構としてのシングルピニオン型遊星歯車機構1200についての共線図を示す。キャリヤ1900に入力されるエンジン110の出力するトルクに対して、第1モータジェネレータ1100による反力トルクをサンギヤ1700に入力すると、出力要素となっているリングギヤ1800には、エンジン110から入力されたトルクより大きいトルクが発生する。その場合、第1モータジェネレータ1100は、発電機として機能する。また、リングギヤ1800の回転数(出力回転数)を一定とした場合、第1モータジェネレータ1100の回転数を大小に変化させることにより、エンジン110の回転数を連続的に(無段階に)変化させることができる。すなわち、エンジン110の回転数を、たとえば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、第1モータジェネレータ1100を制御することによって行なうことができる。
また、図3(B)に、変速機600を構成しているラビニョ型遊星歯車機構についての共線図を示す。すなわち第2ブレーキB2によってリングギヤ2500を固定すれば、低速段Loが設定され、第2モータジェネレータ510の出力したトルクが変速比に応じて増幅されて出力軸200に付加される。これに対して第1ブレーキB1によって第1サンギヤ2100を固定すれば、低速段Loより変速比の小さい高速段Hiが設定される。この高速段Hiにおける変速比も「1」より大きいので、第2モータジェネレータ510の出力したトルクがその変速比に応じて増大させられて出力軸200に付加される。
なお、各変速段Lo,Hiが定常的に設定されている状態では、出力軸200に付加されるトルクは、第2モータジェネレータ510の出力トルクを変速比に応じて増大させたトルクとなるが、変速過渡状態では各ブレーキB1,B2でのトルク容量や回転数変化に伴う慣性トルクなどの影響を受けたトルクとなる。また、出力軸200に付加されるトルクは、第2モータジェネレータ510の駆動状態では、正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
以下、上述したハイブリッド車における通常運転時について説明する。通常運転時とは燃費優先変速マップに基づいて変速制御が実行される燃費優先モードが選択された場合である。
このような場合には、エンジン110を可及的に効率の良い状態で運転して排ガス量を低減すると同時に燃費を向上させ、またエネルギ回生を行なって燃費を改善することが主な目的である。したがって、大きい駆動力が要求されている場合には、主動力源100のトルクを出力軸200に伝達している状態で、第2モータジェネレータ510を駆動してそのトルクを出力軸200に付加する。その場合、低車速の状態では、変速機600を低速段Loに設定して付加するトルクを大きくし、その後、車速が増大した場合には、変速機600を高速段Hiに設定して、第2モータジェネレータ510の回転数を低下させる。これは、第2モータジェネレータ510の駆動効率を良好な状態に維持して燃費の悪化を防止するためである。
また、一方、所定の車速で走行している状態でブレーキ操作が行なわれ、車両が減速する場合には、第2モータジェネレータ510を被駆動状態としてエネルギ回生を行なうとともに回生制動を行なう。その場合、所定値以上の車速で走行していれば、変速機600が高速段Hiになっているので、その状態で回生制動が行なわれ、その後、車速が低下すると、停車時には低速段Loとするために、変速が行なわれる。
したがって、このハイブリッド車両においては、第2モータジェネレータ510を動作させている走行中に変速機600による変速を実行する場合がある。その変速は、前述した各ブレーキB1,B2の係合・解放状態を切り換えることにより実行される。たとえば高速段Hiから低速段Loに切り換える場合には、第1ブレーキB1を係合させていた状態からこれを解放させ、同時に第2ブレーキB2を係合させることにより、高速段Hiから低速段Loへの変速が実行される。
一方、本実施の形態における技術的特徴は、上述した燃費優先モードではなく、ハイブリッド車両に発生する騒音を抑制して走行する低ノイズモードを有することである。
図4および図5を参照して、第1モータジェネレータ1100や、第2モータジェネレータ510における特性図(回転数NとトルクTとの関係におけるモータジェネレータの動作特性領域)を示す。
図4に、変速機600の変速段が低速段Loの場合を、図5に変速機600の変速段が高速側Hiの場合を、それぞれ示す。図4および図5に示す動作点(黒点)について、図4および図5を比較すれば、回転数Nについては、低速段Loの方が高速段Hiの2倍であって、トルクTについては低速段Loが高速段Hiの1/2になっている。
すなわち、低速段Loにおいては、モータジェネレータに要求される回転数Nは高いが、トルクTが低く、高速段Hiにおいては、モータジェネレータに要求される回転数Nは低いが、トルクTが高いという関係がある。なお、図4に示す実線および図5に示す実線は、それぞれ低速段Lo側の変速マップと高速段Hi側の変速マップを示している。
図4および図5に示すように、低速段Lo側の方が高速段Hi側よりもモータジェネレータに要求されるトルクが低くてすむ。要求されるトルクが低いと、モータジェネレータによる起振力が小さく、モータジェネレータのケーシング等を振動させる力が弱くそれによる騒音が小さく抑制することができる。したがって、騒音を抑制するモードにおいては変速機600の低速段Loが選択されることになる。
図6を参照して、図2の変速機ECUで実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、変速機ECU2700は、低ノイズモードスイッチがオン状態であるか否かを判断する。このとき、変速機ECU2700は、低ノイズモードスイッチ2710から入力された信号に基づいて低ノイズモードスイッチがオン状態であるか否かを判断する。なお、この低ノイズモードスイッチ2710は、たとえば車両の搭乗者である運転者が操作できる、車室内の位置に設けられている。低ノイズモードスイッチがオン状態であると(S100にてYES)、処理はS110へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS150へ移される。
S110にて、変速機ECU2700は、車速Vを検知する。このとき、変速機ECU2700は、出力軸200の回転数を検知して、それを車速Vに換算して、車速Vを検知することができる。
S120にて、変速機ECU2700は、車速Vが予め定められたしきい値以上であるか否かを判断する。すなわち、車両が高速運転中であるか否かが判断される。車速Vが予め定められたしきい値以上であると(S120にてYES)、処理はS130へ移される。もしそうでないと(S120にてNO)、処理はS140へ移される。
S130にて、変速機ECU2700は、変速ギヤを高速段Hiに選択する。S140にて、変速機ECU2700は、変速ギヤを低速段Loに選択する。
S150にて、変速機ECU2700は、燃費優先に基づいて変速ギヤ(高速段Hi/低速段Lo)を選択する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置である変速機ECTにより制御される車両の動作について説明する。
運転者等により低ノイズモードスイッチ2710が操作されると(S100にてYES)、車速Vが検知される(S110)。車速Vが高速でない場合には(S120にてNO)、変速ギヤが低速段Loに選択される(S140)。
一方、車速Vを検知して(S110)、車速Vがしきい値以上であると(S120にてYES)、変速ギヤが高速段Hiに選択される(S130)。
図7に示すように変速機600の低速段Loが使用されるLoギヤ使用領域と、変速機700の高速段Hiが使用されるHiギヤ使用領域とがそれぞれ設定されている場合において、その重複領域においては低速段Loギヤおよび高速段Hiギヤのどちらでも使用可能な状態となっている。
図7は、モータジェネレータの回転数(車速)に対するトルクの変化を示している。図7に、動作遷移線を実線で示す。この遷移線で表わされるように、回転数(車速)が高速段Hi使用領域に入るまでは変速機700の低速段Loが使用される(S120にてNO、S140)。このとき、図8に示すように、周波数(この周波数は車速との相関関係がある)と音圧との関係は低速段Loのときの方が高速段Hiのときよりも低いため、車速Vが予め定められたしきい値以上(高速段Hi使用領域に対応)までは低速段Loが使用され、騒音の発生を抑制することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係る制御装置である変速機ECUによると、車速が上昇するまでの間であって、低ノイズモードが要求されている場合には、低速段Lo、高速段Hiのいずれも使用可能な領域においては、より騒音の音圧を抑制することができる低速段Loが選択される。低速段Loが選択されるとモータジェネレータに要求されるトルクが小さくてすみ、モータジェネレータによる起振力が小さくなる。この起振力が小さくなることによりモータに起因する騒音の発生を抑制させることができる。
なお、上述の実施の形態においては、モータジェネレータに起因する騒音について説明したが、変速機に起因する騒音についても変速機700から発生する騒音の起振力とモータジェネレータのトルク(変速機により伝達されるトルク)との関係および、そのトルクと変速機との関係についてもモータジェネレータから発生する騒音と同じことが当てはまる。そのため、前述の実施の形態のようにまたはあるいは前述の実施の形態に加えて変速機700の騒音を考慮して、低ノイズモードスイッチが押されている場合に車両に発生する騒音を抑制するように変速機700を制御するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る制御装置について説明する。本実施の形態における制御装置は、前述の変速機ECU700により実行されるプログラムにより実現される。本実施の形態におけるハードウェア構成は、前述の第1の実施の形態によって説明した図1〜図3に示すハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。本実施の形態においては、変速機ECU700で実行されるプログラムにより、モータジェネレータや変速機から発生する振動が共振周波数に対応する場合には変速ギヤを切替えるところに特徴がある。
図9を参照して、本実施の形態に係る制御装置である変速機ECU700により実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S200にて、変速機ECU2700は、車速Vを検知する。S210にて、変速機ECU2700は、車速Vが共振周波数に対応しているか否かを判断する。車速Vがどのような共振周波数に対応するかについては予め求められ、変速機ECU2700の内部のメモリに記憶されている。車速Vが共振周波数に対応していると(S210にてYES)、処理はS220へ移される。もしそうでないと(S210にてNO)、この処理は終了する。
S220にて、変速機ECU2700は、変速ギヤを切替える。このとき、低速段Loであった場合には高速段Hiに、高速段Hiであった場合には低速段Loにそれぞれ切替えられる。S230にて、変速機ECU2700は、車速Vを検知する。S240にて、変速機ECU2700は、車速Vが共振周波数に対応していないか否かを判断する。すなわち、S210の判断にて車速Vが共振周波数に対応してから変速ギヤを切替え、車速Vが変化して、車速Vが共振周波数に対応していないようになったか否かが判断される。車速Vが共振周波数に対応していなくなると(S240にてYES)、処理はS250へ移される。もしそうでないと(S240にてNO)、この処理は終了する。
S250にて、変速機ECU2700は、変速ギヤを切替える。このとき変速ギヤが高速段Hiであった場合には低速段Loに、低速段Loであった場合には高速段Hiにそれぞれ切替えられる。
以上のように構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置である変速機ECUにより制御される車両の動作について説明する。
図10に、前述の図7に対応する動作遷移線を示す。図10における低速段Lo使用領域および高速段Hi使用領域は図7と同じである。車両の車速Vが次第に上昇する場合を想定して以下の説明を行なう。
車両の走行中に車速Vが検知され、たとえば図11の実線に示す低速段Loの音圧の第1のピーク値(第1の共振周波数に対応)に到達すると(S210にてYES)、変速ギヤが低速段Loから高速段Hiに切替えられる(S220)。すなわち、図11に示すように、実線で示される低速段Loの音圧レベルが第1のピーク値に到達すると低速段Loから高速段Hiに変速される。車速Vが上昇して、実線で示される低速段Loの第1のピーク値から外れると(S240にてYES)、変速ギヤ段が高速段Hiから低速段Loに切替えられる(S250)。さらに車速Vが上昇して、図11の実線で示される低速段Loの音圧の第2のピーク値(第2の共振周波数に対応)に到達すると(S210にてYES)、変速ギヤが低速段Loから高速段Hiに切替えられる。
このようにして、上述したように、低速段Loを使用中に、図11の実線で示すように低速段Loにおけるピーク値(共振周波数)に到達すると他方のギヤである高速段Hiに変速機700の変速ギヤが切替えられ低速段Loにおける共振を回避することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係る制御装置によると、モータジェネレータや変速機における振動による共振周波数を回避して、車両の振動を抑制することができる。
<変形例>
上述した実施の形態においては、ハイブリッド車両におけるエンジンから発生する騒音について考慮されていないが、エンジン、モータジェネレータ、変速機について、それぞれ発生する騒音を考慮するようにしてもよい。
このようなハイブリッド車両の走行源であるエンジンから発生する騒音と電気モータと、これらの走行源を駆動輪に伝達する変速機から発生する騒音の双方を抑制して、車両に発生する騒音を抑制することができる。
さらに、これらの騒音の総計が最小限になるように、エンジン、モータジェネレータおよび変速機を制御して、騒音を最小限に抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る制御装置を搭載したハイブリッド車両の構成を模式的に示すブロック図である。 図1の構成を具体的に示すスケルトン図である。 図2に示す各遊星歯車機構についての共線図である。 低速段Lo時におけるモータジェネレータの特性図である。 高速段Hi時におけるモータジェネレータの特性図である。 本発明の第1の実施の形態に係る制御装置である変速機ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る制御装置を搭載したハイブリッド車両における動作遷移線を示す図である。 周波数と音圧との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る制御装置である変速機ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る制御装置を搭載したハイブリッド車両における動作遷移線を示す図である。 回転数(車速)と音圧との関係を示す図である。
符号の説明
100 主動力源、110 エンジン、200 出力部材(出力軸)、500 アシスト動力源、510 第2モータジェネレータ(MG(2))、600 変速機、1100 第1モータジェネレータ(MG(1))。

Claims (8)

  1. 走行源として少なくとも電気モータを搭載した車両の制御装置であって、
    前記車両は、前記電気モータと駆動輪を駆動するための出力軸との間に設けられ、複数の変速比が実現可能に構成された変速機をさらに搭載し
    前記制御装置は、
    動作モードとして通常走行モードと低騒音モードとを選択するための選択手段と、
    記変速機を制御するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、回転数とトルクに基づいて定められる所定の動作領域で前記電気モータが動作する場合において、前記動作モードとして前記通常走行モードが選択されているときには前記複数の変速比のうちの第1の変速比と第2の変速比との間で切換え可能に前記変速機を制御し、前記動作モードとして前記低騒音モードが選択されているときには前記第1、第2の変速比のうち低速側を使用するように前記変速機を制御する、車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記通常走行モードにおいては、前記所定の動作領域において前記低速側の変速比に固定するよりも燃費が改善されるように前記変速比を決定する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記車両は、
    内燃機関と、
    モータジェネレータと、
    前記内燃機関、前記モータジェネレータおよび前記出力軸に3つの回転要素がそれぞれ結合された遊星歯車機構とをさらに含む、請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記変速機における変速比が大きいほど、前記電気モータから発生するトルクは小さい、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
  5. 前記電気モータから発生するトルクが大きいと前記騒音の大きさが大きくなる、請求項1〜4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 前記選択手段は、前記車両の搭乗者の操作に基づいて前記動作モードの選択を行なう、請求項1〜5のいずれかに記載の車両の制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記車両に要求される速度が予め定められた速度よりも高いと、増速側の変速比を決定するための手段をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の車両の制御装置。
  8. 前記制御装置は、前記車両に要求されるトルクが予め定められたトルクよりも高いと、減速側の変速比を決定するための手段をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の車両の制御装置。
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