JP4153882B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4153882B2
JP4153882B2 JP2004040131A JP2004040131A JP4153882B2 JP 4153882 B2 JP4153882 B2 JP 4153882B2 JP 2004040131 A JP2004040131 A JP 2004040131A JP 2004040131 A JP2004040131 A JP 2004040131A JP 4153882 B2 JP4153882 B2 JP 4153882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
data
sequencer
read
semiconductor memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004040131A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005235259A (ja
Inventor
裕之 大川
順治 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004040131A priority Critical patent/JP4153882B2/ja
Priority to TW093110183A priority patent/TWI289348B/zh
Priority to US10/852,486 priority patent/US7149944B2/en
Publication of JP2005235259A publication Critical patent/JP2005235259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4153882B2 publication Critical patent/JP4153882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/1201Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details comprising I/O circuitry
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/14Implementation of control logic, e.g. test mode decoders
    • G11C29/16Implementation of control logic, e.g. test mode decoders using microprogrammed units, e.g. state machines

Description

この発明は、半導体集積回路装置に関するもので、例えば半導体メモリのテスト手法に係るものである。
LSI(Large Scale Integrated circuit)の大規模化に伴って、その開発や製造におけるテストは困難になりつつある。そのため、LSIのテスト技術は、その重要性が近年ますます増大している。
従来、LSIの機能テストにおいては、LSIの入力端子からテストパターンを入力し、出力端子からの出力結果が期待値パターンと一致するか否かによって、回路の故障を検出する。また、LSIの構成が複雑化するに従い、テスト容易化設計(Design For Testability)が行われている。テスト容易化設計には、例えばスキャン(Scan)設計手法や、自己テスト回路(Built In Self Test : BIST)を組み込む方法が広く知られている(例えば非特許文献1参照)。
Benoit Nadeau-Dostie著、「DESIGN FOR AT-SPEED TEST, DIAGNOSIS AND MEASUREMENT」、KLUWER ACADEMIC PUBLISHERS、2000年、Chapter 2、p.35-57
しかしながら、近年のLSIの大規模化と動作周波数の上昇に伴い、従来のテスト手法によってLSIの動作を保証することが困難になってきている。例えば、LSIの構成が非常に複雑化することで、テストパターンが膨大になり、テストに多大なコストと時間を要するようになる。更に、BIST回路を組み込む方法であっても、LSIの動作が非常に複雑化していることにより、やはりテストコストが増大し、テスト時間が大きくなるという問題があった。
この発明は、テスト方法を簡略化出来る半導体集積回路装置を提供する。
この発明の一態様に係る半導体集積回路装置は、データを記憶する半導体メモリ装置と、第1動作モードと第2動作モードとの2つの動作モードで動作可能とされ、前記半導体メモリ装置へのデータの書き込みを制御する第1シーケンサ回路と、前記第1動作モードと前記第2動作モードとの2つの動作モードで動作可能とされ、前記半導体メモリ装置からのデータの読み出しを制御する第2シーケンサ回路と、前記第1シーケンサ回路及び前記第2シーケンサ回路を、前記第1動作モードと前記第2動作モードとのいずれかの動作モードで動作するよう制御するシーケンサ制御回路とを具備し、前記第1動作モードにおいて、前記第1、第2シーケンサ回路は、互いに非同期の第1、第2クロック信号にそれぞれ応答して、前記半導体メモリ装置への前記データの書き込み及び前記半導体メモリ装置からの前記データの読み出しをそれぞれ行い、前記第2動作モードにおいて、前記第1、第2シーケンサ回路は、互いに同期した第1、第2クロック信号にそれぞれ応答して、前記半導体メモリ装置への前記データの書き込み及び前記半導体メモリ装置からの前記データの読み出しをそれぞれ行い前記第1、第2シーケンサ回路は、前記第1動作モードにおいては前記データの書き込みと読み出しとを並行して行い、前記第2動作モードにおいては前記データの書き込みと読み出しとを交互に行い、前記第2動作モードにおいて前記第2シーケンサ回路は、前記第1シーケンサ回路が書き込み動作を開始してから、少なくとも前記第1、第2クロック信号の2サイクル経過後に前記第2シーケンサ回路が読み出し動作を開始する。
この発明によれば、テスト方法を簡略化出来る半導体集積回路装置を提供できる。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置について、図1を用いて説明する。図1は、メモリ混載型の半導体集積回路(LSI)の内部構成を示すブロック図である。
図示するように、LSI10は、半導体メモリ20、データラッチ30、クロック生成器40、41、及びBIST回路50を備えている。半導体メモリ20は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static RAM)、フラッシュメモリ等であり、外部から入力されたデータを保持する。データラッチ30は、半導体メモリ20からデータを読み出す際、読み出したデータを一時的にラッチする。クロック生成器40は、半導体メモリ20へのデータの書き込み動作時に使用されるクロック信号WCLKを生成する。クロック生成器41は、半導体メモリ20からのデータの読み出す動作時に使用されるクロック信号RCLKを生成する。BIST回路50は、半導体メモリ20のテストの為に設けられており、半導体メモリ20のテスト時にのみ動作する。従って、LSI10の通常動作時には動作しない。
次に、BIST回路50の構成について以下説明する。BIST回路50は、書き込み用シーケンサ回路51、読み出し用シーケンサ回路52、データ圧縮/比較回路53、フェイル信号出力回路54、シーケンサ制御回路55、及びOR回路56を備えている。
シーケンサ制御回路55は、書き込み用シーケンサ回路51及び読み出し用シーケンサ回路52を制御する。すなわち、シーケンサ制御回路55は、リセット信号RESET、モード信号MODE、スタート信号STARTによって、シーケンサ回路51、52の動作モードや、動作タイミング等を制御する。より具体的な制御方法については後述する。
書き込み用シーケンサ回路51は、半導体メモリ20のテスト時に、半導体メモリ20へのデータの書き込み動作を制御する。より具体的には、書き込みテスト時に、半導体メモリ20への書き込みパターンデータW_DATA、書き込み用アドレス信号W_ADDR、及び書き込み命令信号(write enable signal)WEを生成して、半導体メモリ20へ供給する。
読み出し用シーケンサ回路52は、半導体メモリ20のテスト時に、半導体メモリ20からのデータの読み出し動作を制御する。より具体的には、読み出しテスト時に、半導体メモリ20からの読み出し期待値であるパターンデータR_DATA、読み出し用アドレス信号R_ADDR、及び読み出し命令信号(read enable signal)REを生成して、半導体メモリ20へ供給する。
上記シーケンサ回路51、52は、それぞれAlternative mode及びSuccessive modeの2つの動作モードを有している。Alternative modeは、クロック信号WCLK、RCLKが非同期の状態におけるテストであり、Successive modeは、クロック信号WCLK、RCLKが同期している状態におけるテストである。Alternative modeにおいては、メモリセルアレイへの書き込み及び読み出しを交互に行う。そして、書き込み用シーケンサ回路51は、書き込み動作が終了すると、終了信号W_ENDを読み出し用シーケンサ回路52に送出する。読み出し用シーケンサ回路52は、終了信号W_ENDに応答して読み出し動作を開始する。そして読み出し用シーケンサ回路52は、読み出し動作が終了すると、終了信号R_ENDを書き込み用シーケンサ回路51に送出する。引き続き、書き込み用シーケンサ回路51は、終了信号R_ENDに応答して、次の書き込み動作を開始する。Alternative mode及びSuccessive modeにおけるテスト方法については、後に詳細に説明する。
データ圧縮/比較回路53は、データラッチ30に読み出した読み出しデータと、読み出し用シーケンサ回路52が生成したパターンデータR_DATAとを比較しつつ、その比較結果を圧縮する。例えば、64ビットや128ビットのビット長の読み出しデータ及びパターンデータR_DATAを比較し、比較結果を数ビット長の1つの信号に圧縮する。
フェイル信号出力回路54は、読み出し用シーケンサ回路52が出力する読み出し命令信号REに応答して動作する。そして、データ圧縮/比較回路53の結果に応じて、フェイル信号FAILを出力する。すなわち、読み出し用シーケンサ回路52が生成したパターンデータR_DATAと、読み出しデータとが一致しない場合、フェイル信号FAILを出力する。
OR回路56はスタート信号STARTと、終了信号R_ENDとのOR演算を行う。そして演算結果を書き込み用シーケンサ回路51に送出する。
図2は、図1における半導体メモリ20のブロック図である。図示するように、半導体メモリ20は、2ポート型のメモリ装置である。2ポート型メモリは、それぞれ2つのクロック端子、データ端子、アドレス端子、命令端子を有している。2つのクロック端子には、それぞれ書き込み用クロックWCLK、及び読み出し用クロックRCLKが入力される。2つのデータ端子は、一方には書き込みデータW_DATAが入力され、他方からは読み出しデータが出力される。2つのアドレス端子には、それぞれ書き込み用アドレス信号W_ADDR、及び読み出し用アドレス信号R_ADDRが入力される。2つの命令端子には、それぞれ書き込み命令信号WE、及び読み出し命令信号REが入力される。
すなわち、2ポート型メモリにおいては、書き込みに必要な信号の入出力端子と、読み出しに必要な信号の入出力端子とが、別個に設けられている。従って、異なるアドレスにアクセスする限りにおいては、書き込み動作と読み出し動作とを同時に並行に行うことが可能である。この点、1ポート型メモリの場合、入出力端子は書き込み及び読み出しで共用される。従って、書き込み動作と読み出し動作とを同時に行うことは出来ず、ある所定の時間内にはいずれか一方の動作のみしか行うことが出来ない。
図3は、図1における書き込み用シーケンサ回路51の内部構成を示すブロック図である。図示するように、書き込み用シーケンサ回路51は、制御回路60、パターン発生回路61、及びアドレス発生回路62を備えている。
制御回路60は、外部から入力されるリセット信号RESET、モード信号MODE、並びにスタート信号STARTと終了信号R_ENDとのOR信号に応答して動作し、パターン発生回路61及びアドレス発生回路62を制御する。また、書き込み動作終了後、その旨を示す終了信号W_ENDを出力する。パターン発生回路61は、半導体メモリ20に書き込むべきパターンデータW_DATAを発生する。アドレス発生回路62は、書き込みデータを書き込むべきメモリセルのアドレス信号W_ADDRを発生する。
図4は、図1における読み出し用シーケンサ回路52の内部構成を示すブロック図である。図示するように、読み出し用シーケンサ回路52は、書き込み用シーケンサ回路51と同じ構成を有しており、制御回路60、パターン発生回路61、及びアドレス発生回路62を備えている。
制御回路60は、外部から入力されるリセット信号RESET、モード信号MODE、及び終了信号W_ENDに応答して動作し、パターン発生回路61及びアドレス発生回路62を制御する。また読み出し動作終了後、その旨を示す終了信号R_ENDを出力する。パターン発生回路61は、半導体メモリ20からの読み出し期待値であるパターンデータR_DATAを発生する。パターンデータR_DATAは、書き込み用シーケンサ回路51のパターン発生回路61が発生する書き込み用パターンデータW_DATAと同じパターンである。アドレス発生回路62は、データを読み出すべきメモリセルのアドレス信号R_ADDRを発生する。アドレス信号R_ADDRも、アドレス信号W_ADDRに等しい。
次に、上記構成のLSIの備える半導体メモリ20のテスト方法について説明する。半導体メモリ20のテストは、半導体メモリ20内のメモリセルにデータを書き込んだ後、それを読み出し、読み出しデータが書き込みデータと一致するか否かを判定することによって行われる。一致しなかった場合には不良メモリと判断される。テスト方法は、上述の通り、Alternative modeとSuccessive modeとがある。以下、それぞれのモードについて説明する。
<Alternative mode>
Alternative modeは、書き込み動作を制御する書き込み用クロック信号WCLKと、読み出し動作を制御する読み出し用クロック信号RCLKとが非同期である状態においてテストを行うモードである。前述の通り、Alternative modeにおいて書き込みと読み出しは交互に行われる。
図5は、Alternative modeにおけるテスト方法のフローチャートであり、図6はAlternative modeにおけるテスト時の各種信号のフローチャートである。図6には、書き込み用シーケンサ回路51及び読み出し用シーケンサ回路52の動作状態についても図示している。
まず、Alternative modeにおいて、クロック生成器40、41は、それぞれ互いに非同期の書き込み用クロック信号WCLK及び読み出し用クロック信号RCLKを発生する。クロック信号WCLKは、半導体メモリ20及び書き込み用シーケンサ回路51に供給され、クロック信号RCLKは、半導体メモリ20及び読み出し用シーケンサ回路52に供給される。
テストを開始するにあたって、まずシーケンサ制御回路55が、リセット信号RESETを書き込み用シーケンサ回路51、読み出し用シーケンサ回路52、及びフェイル信号出力回路54に供給する(図6における時刻t0)。リセット信号RESETが入力されることにより、書き込み用シーケンサ回路51、読み出し用シーケンサ回路52、及びフェイル信号出力回路54はリセットされる(ステップS10)。すなわち、シーケンサ回路51、52においては、制御回路60によって、パターン発生回路61及びアドレス発生回路62が初期化され、フェイル信号出力回路54の出力も初期化される。
次にシーケンサ制御回路55は、Alternative modeである旨を示すモード信号MODEを、書き込み用シーケンサ回路51及び読み出し用シーケンサ回路52に供給する。以上によって、シーケンサ回路51、52においてテスト動作の準備が完了する。
そして、テストを開始する。まず、シーケンサ制御回路55が、スタート信号STARTを書き込み用シーケンサ回路51に供給する(ステップS11、時刻t1)。すると、書き込み用シーケンサ回路51は、スタート信号STARTが入力されたことにより、クロック信号WCLKに同期して書き込み動作を開始する(時刻t2)。書き込み動作は次のようにして行われる。まず、書き込み用シーケンサ回路51における制御回路60の命令に従って、パターン発生回路61が書き込みパターンデータW_DATAを生成し、アドレス発生回路62がアドレス信号W_ADDRを生成する(ステップS12)。パターンデータW_DATAは、例えば全てのメモリセルに1を書き込むデータパターンや、全てのメモリセルに0を書き込むデータパターン、またはチェッカーボードパターンやランダムパターン等であり、特に限定されるものではない。また制御回路60は、書き込み命令信号WEを出力する。
上記書き込みパターンデータW_DATA、アドレス信号W_ADDR、及び書き込み命令信号WEに応答して、半導体メモリ20のメモリセルアレイにおける、上記アドレス信号W_ADDRに対応したメモリセルに、上記データW_DATAが書き込まれる(ステップS13)。
書き込みパターンデータW_DATAのメモリセルアレイへの書き込みが終了すると、書き込み用シーケンサ回路51における制御回路60は終了信号W_ENDを出力する(ステップS14、時刻t3)。終了信号W_ENDは、読み出し用シーケンサ回路52に供給される。
すると、読み出し用シーケンサ回路52は、終了信号W_ENDが入力されたことにより、クロック信号R_CLKに同期して読み出し動作を開始する(時刻t4)。読み出し動作は次のようにして行われる。まず、読み出し用シーケンサ回路52における制御回路60の命令に従って、パターン発生回路61が期待値パターンデータR_DATAを生成し、アドレス発生回路62がアドレス信号R_ADDRを生成する(ステップS15)。期待値パターンデータR_DATAは、時刻t2における書き込み時に、書き込み用シーケンサ回路51が生成した書き込みパターンデータW_DATAと同一である。また制御回路60は、読み出し命令信号REを出力する。
上記アドレス信号R_ADDR及び読み出し命令信号REに応答して、半導体メモリ20のメモリセルアレイにおける、上記アドレス信号R_ADDRに対応してメモリセルからデータが読み出される(ステップS16)。
メモリセルから読み出された読み出しデータは、データラッチ30を介してデータ圧縮/比較回路53に送られる。データ圧縮/比較回路53は、読み出しデータと、読み出し用シーケンサ回路52が生成した期待値パターンデータR_DATAとを比較する(ステップS17)と共に、比較結果を圧縮する。その比較結果は、フェイル信号出力回路54はに入力される。フェイル信号出力回路54は、読み出しデータと期待値パターンデータR_DATAとが不一致だった場合(ステップS18)に、当該半導体メモリのメモリセルアレイには不良が存在すると判断し、フェイル信号FAILを出力する(ステップS19)。読み出しデータと期待値パターンデータR_DATAとが一致した場合(ステップS18)には、フェイル信号FAILは出力されない。
以上によって全てのパターンデータの書き込みが終了した場合(ステップS20)には、テストを終了する。更に他のパターンデータによってテストを行う場合(ステップS20)には、読み出し用シーケンサ回路52における制御回路60、終了信号R_ENDを出力する(ステップS21、時刻t5)。
すると、書き込み用シーケンサ回路51は、終了信号R_ENDに応答して、クロックWCLKに同期して書き込み動作を開始する(時刻t6)。以後、ステップS12、S13で説明したようにして書き込み動作を行う。ここで発生される書き込みデータパターンW_DATAは、以前に書き込んだデータパターンと異なっていても同じであっても構わない。書き込み動作が終了すると、書き込み用シーケンサ回路51の制御回路60が終了信号W_ENDを読み出し用シーケンサ回路52に供給する(ステップS14、時刻t7)。すると、読み出し用シーケンサ回路52は、終了信号W_ENDに応答して、クロック信号RCLKに同期して読み出し動作及びデータの比較を開始する(時刻t8)。読み出し動作及び比較動作は、ステップS15乃至S19で説明した通りである。
以後、更に書き込みべきデータパターンがあれば、ステップS12以降の処理を繰り返し、無ければテストを終了する。
<Successive mode>
Successive modeは、書き込み動作を制御する書き込み用クロック信号WCLKと、読み出し動作を制御する読み出し用クロック信号RCLKとが同期している状態においてテストを行うモードである。Successive modeにおいて書き込みと読み出しは、読み出しが書き込みに少し遅れるようにして平行に行われる。
図7は、Successive modeにおけるテスト方法のフローチャートであり、図8はSuccessive modeにおけるテスト時の各種信号のフローチャートである。図8には、書き込み用シーケンサ回路51及び読み出し用シーケンサ回路52の動作状態についても図示している。
まず、Successive modeにおいて、クロック生成器40、41は、それぞれ互いに同期した書き込み用クロック信号WCLK及び読み出し用クロック信号RCLKを発生する。クロック信号WCLKは、半導体メモリ20及び書き込み用シーケンサ回路51に供給され、クロック信号RCLKは、半導体メモリ20及び読み出し用シーケンサ回路52に供給される。なお、クロック生成器40、41のうちのいずれか一方のみが動作し、動作状態のクロック生成器が生成するクロック信号WCLK、RCLKのいずれかが、半導体メモリ20、及び書き込み用シーケンサ回路51と読み出し用シーケンサ回路52の両方に供給されても良い。
テストを開始するにあたって、Alternative modeと同様に、シーケンサ制御回路55から出力されるリセット信号RESETによって、シーケンサ回路51、52、及びフェイル信号出力回路54が初期化される(ステップS10、時刻t0)。
次にシーケンサ制御回路55は、Successive modeである旨を示すモード信号MODEを、書き込み用シーケンサ回路51及び読み出し用シーケンサ回路52に供給する。以上によって、シーケンサ回路51、52においてテスト動作の準備が完了する。
そして、テストを開始する。まず、シーケンサ制御回路55が、スタート信号STARTを書き込み用シーケンサ回路51に供給する(ステップS11、時刻t1)。すると、書き込み用シーケンサ回路51は、スタート信号STARTが入力されたことにより、クロック信号WCLKに同期して書き込み動作を開始する(ステップS30、時刻t2)。書き込み動作は、Alternative modeで説明したステップS12、S13の通りにして行われる。なお、スタート信号STARTは、Alternative modeと異なり、テスト期間中は“H”レベルに固定されている。
また、書き込み用シーケンサ回路51が書き込み動作を開始してから所定のクロックサイクル後(図8の例では2サイクル後:このサイクル数を以後ディレイタイムと呼ぶ)、読み出し用シーケンサ回路52が、クロック信号RCLKに同期して読み出し動作を開始する(ステップS31、時刻t3)。読み出し動作は、Alternative modeで説明したステップS15、S16の通りにして行われる。なお、図示していないが、スタート信号STARTは読み出し用シーケンサ回路52に対しても入力され、スタート信号STARTに応答して、読み出し用シーケンサ回路52は動作を開始する。
すなわち、書き込み動作と読み出し動作とが、平行して行われる。但し、読み出し動作は、書き込み動作よりも数クロックだけ遅れて実行される。例えば図8の例であると、1つのデータパターンの書き込み動作は時刻t2に開始され、時刻t4で終了する。そして、時刻t2〜t4で書き込まれたメモリセルからの読み出し動作が、時刻t2から2クロックだけ遅れた時刻t3に開始され、時刻t5に終了する。従って、時刻t3〜t4の期間は、書き込み動作と読み出し動作とが同時に行われていることになる。そして、書き込み動作と読み出し動作とは互いに独立して実行される。
読み出し用シーケンサ回路52によってメモリセルからデータが読み出された後、データ圧縮/比較回路53は、Alternative modeで説明したステップS17の処理を行って、読み出しデータと期待値パターンデータとを比較する。そして、比較結果に応じて、フェイル信号出力回路54がフェイル信号FAILを出力する(ステップS19)。
全てのパターンデータの書き込みが終了した場合(ステップS20)には、テストを終了する。更に他のパターンデータによってテストを行う場合(ステップS20)には、直前の書き込み動作終了から数クロックの後(図8の例では1サイクル)、再びステップS30に戻って書き込み動作が行われる。再度書き込み動作が行われた場合には、読み出し用シーケンサ回路52も、直前の読み出し動作終了から数クロックの後(図8の例では1サイクル)、ステップS31以降の処理を繰り返す。なお、書き込み及び読み出しを再開する際に設けた数サイクルのアイドル期間は、特に必要が無ければ設ける必要は無い。
以上のようにして、全ての書き込みデータパターンW_DATAについて、書き込み及び読み出しを繰り返す。図8の例では書き込み回数は4回である(4種類のデータパターン)。
全てのデータパターンについての書き込みが終了すると、シーケンサ制御回路55がテストを再度行うか否かを判定する(ステップS32)。再度を行う場合には、スタート信号STARTを“H”レベルに固定したままにしておく。その結果、書き込み用シーケンサ回路51は再びステップS30からの処理を繰り返し、読み出し用シーケンサ回路52も同じようにステップS31からの処理を繰り返す。なお、この際、読み出し用シーケンサ回路52は、ディレイタイムを再設定することが可能である。例えば図8の例であると、1回目のテストではディレイタイムが2サイクルに設定されているが、2回目のテストでは3サイクルに変更されている。
以後、全てのデータパターンについての書き込みが終了し、再度のテストが不要であると判断されると、テストが終了する。
以上のように、本実施形態に係る半導体集積回路装置であると、半導体メモリのテスト方法を簡略化出来る。この点につき、以下詳述する。
本実施形態に係る構成であると、LSI10に混載されている半導体メモリ20をテストするために、BIST回路50を設けている。そして、BIST回路50は、半導体メモリ20への書き込み動作及び読み出し動作を制御するBISTシーケンサ回路を有している。
そしてBISTシーケンサ回路は、書き込み用シーケンサ回路51と読み出し用シーケンサ回路52とを有している。すなわち、書き込み動作と読み出し動作とを、別個のシーケンサ回路によって制御している。BIST回路50は、2つのシーケンサ回路51、52を用いることによって、書き込み用クロックWCLKと読み出し用クロックRCLKとが同期した状態(Successive mode)と、非同期の状態(Alternative mode)とにおける2つの動作状態を作り出すことが出来る。
Alternative modeにおいては、書き込み用シーケンサ回路51による書き込み動作と、読み出し用シーケンサ回路52による読み出し動作とが交互に行われる。そして、両シーケンサ回路50、51は、その動作終了後に通信しあい、一方のシーケンサ回路による動作が終了すると他方に対して終了信号を送出する。終了信号は、他方のシーケンサ回路の開始命令として機能し、この終了信号に応答して、他方のシーケンサ回路が動作を開始する。
またSuccessive modeにおいては、書き込み用シーケンサ回路51による書き込み動作と、読み出し用シーケンサ回路52による読み出し動作とが独立して平行して行われる。
以上のようにして、2つのシーケンサ回路51、52を用いることで、2つのモードにおける半導体メモリ20の動作試験を行うことが出来る。そして、動作試験はシーケンサ回路51、52によって制御されており、アドレス信号がデータパターンはシーケンサ回路51、52によって生成される。従って、外部からこれらの信号を入力する必要が無く、テストパターンを縮小でき、同時にテスト時間を短縮出来る。
更に、上記書き込み用シーケンサ回路51と読み出し用シーケンサ回路52とは、基本的に同一の構成とすることが出来る。従って、BIST回路50の設計が非常に容易となり、LSIの製造期間を短縮出来ると共に、製造コストを低減できる。
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置について、図9を用いて説明する。図9は、メモリ混載型のLSIの内部構成を示すブロック図である。本実施形態は、上記第1の実施形態に係るLSIにおいて、LSIの動作信頼性を更に向上させるための構成に係る。
図示するように、本実施形態に係るLSI10は、上記第1の実施形態において図1を用いて説明した構成において、書き込み用アドレス信号スクランブル回路70及び読み出し用アドレス信号スクランブル回路71を更に有している。またBIST回路50は、フリップフロップ57−1〜57−8を更に有している。
書き込み用アドレス信号スクランブル回路70及び読み出し用アドレス信号スクランブル回路71は、それぞれ書き込み用アドレス信号W_ADDR及び読み出し用アドレス信号R_ADDRと、半導体メモリ20内のメモリセルのアドレスとを一致させるために設けられている。アドレス信号W_ADDR、R_ADDRは、例えばアドレスが連続した複数のアドレス信号を生成する。他方、半導体メモリ20のメモリセルアレイ内においては、個々のメモリセルのアドレスは必ずしも順序だって割り当てられているとは限らない。このような場合に、アドレス信号W_ADDR、R_ADDRと、メモリセルのアドレスとを相互に関連付けているのがスクランブル回路70、71である。
フリップフロップ57−1、57−2は、書き込み用シーケンサ回路51が出力する終了信号W_ENDを読み出し用シーケンサ回路52に伝送する信号線上に、直列に設けられている。またフリップフロップ57−3、57−4は、読み出し用シーケンサ回路52が出力する終了信号R_ENDを書き込み用シーケンサ回路51に伝送する信号線上に、直列に設けられている。フリップフロップ57−5、57−6は、読み出し用シーケンサ回路52が出力する読み出し命令信号REをフェイル信号出力回路54に伝送する信号線上に、直列に設けられている。フリップフロップ57−7、57−8は、読み出し用シーケンサ回路52が出力する読み出し用データパターンR_DATAをデータ圧縮/比較回路53に伝送する信号線上に、直列に設けられている。上記フリップフロップ57−1〜57−8は、例えばD−F/Fであって、信号を遅延させる機能があれば足りる。従って、クロックに同期して信号を遅延できるのであれば、特にF/Fに限定されるものではない。
本実施形態に係る半導体集積回路装置であると、上記第1の実施形態で説明した効果に加えて、テスト時の動作信頼性を向上できる。まず、スクランブル回路70、71を設けることによって、指定されたアドレスに対するデータの書き込み、及び指定されたアドレスからのデータの読み出しを、より正確に行うことが出来る。
また、フリップフロップ57−1〜57−8を設けることによって、データの書き込み動作、読み出し動作、比較動作、及びフェイル信号出力動作を、より正確に行うことが出来る。例えば、Alternative modeにおいて、書き込み信号W_ENDは、2つのフリップフロップ57−1、57−2を介して読み出し用シーケンサ回路52に与えられる。すなわち、終了信号W_ENDは、書き込み用シーケンサ回路51が終了信号W_ENDを出力してから数クロックサイクルの後に、読み出し用シーケンサ回路52に到達する。更に換言すれば、読み出し用シーケンサ回路52は、書き込み動作が終了した後、数クロックサイクルが確実に経過した後に、動作を開始する。終了信号R_ENDについても同様である。すなわち、書き込み用シーケンサ回路51は、読み出し動作が終了した後、数クロックサイクルが確実に経過した後に、動作を開始する。以上のような動作タイミングとすることで、Alternatibe modeにおいては、書き込み動作と読み出し動作とが一瞬でも同時に行われることが無いように、シーケンサ回路51、52が制御される。
データ圧縮/比較回路53でも同様である。期待値パターンデータR_DATAは、シーケンサ回路52が動作を開始してから数クロックサイクルの後に、データ圧縮/比較回路53に到達する。これは、フリップフロップ57−7、57−8によって、期待値パターンデータR_DATAがディレイされるからである。フェイル信号出力回路54も同様である。読み出し命令信号REは、読み出し用シーケンサ回路52が動作を開始してから数クロックサイクル後に、フェイル信号出力回路54に与えられる。これは、フリップフロップ57−5、57−6によって、読み出し命令信号REがディレイされるからである。従って、読み出し動作が確実に開始された後に、データの比較及びフェイル信号出力が行われる。
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置について、図10を用いて説明する。本実施形態は、上記第1、第2の実施形態で説明したBIST回路50を、プロセッサシステムに応用したものである。図10は、DMA(Direct Memory Access)によるデータ転送を行うプロセッサシステムのブロック図である。
図示するように、プロセッサシステム100は、ホストプロセッサ110と、画像処理プロセッサ120と、メインメモリ130と、I/Oプロセッサ140とを備えている。
ホストプロセッサ110は、メインプロセッサ111と、複数の信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)112と、外部との入出力を司るI/O部113、114、115とを有する。I/O部113はメインメモリ130との入出力を司る。I/O部114は画像処理プロセッサ120との入出力を司る。I/O部114はI/Oプロセッサ140との入出力を司る。
画像処理プロセッサ120は、コントローラ121、I/O部122、123、演算処理部124を有している。I/O部122は、ホストプロセッサ110とのデータのやりとりを行う。I/O部123は、PCIなどの各種汎用バス、ビデオおよびオーディオ等の入出力を司る。演算処理部124は、画像処理演算を行う。
演算処理部124は、ピクセル変換部126及び演算ユニット(DSP)127を有する。ピクセル変換部126は、ポリゴンの頂点情報をピクセルデータに変換する。演算ユニット127は、ピクセルデータの処理を行う。
I/Oプロセッサ140は、汎用バスの他、HDDやDVD(Digital Versatile Disc)ドライブ等の周辺機器、およびネットワークと接続する制御を行う。
図11は図10における画像処理プロセッサ120の内部構成をより詳細に示したブロック図である。図示するように、複数の演算ユニット127はそれぞれ、プロセッサ・クラスタ128、メモリ129、及びBIST回路150を備えている。プロセッサ・クラスタ128は、複数のプロセッサPを含んでいる。そしてそれぞれのプロセッサPは、それぞれが別個の処理を並列して実行できる他、一つの処理を複数のプロセッサPが分担して実行することもできる。メモリ129は、プロセッサ・クラスタ128における処理結果を格納する。BIST回路150は、上記第1、第2の実施形態で説明したBIST回路50であって、メモリ129をテストするために用いられる。すなわちBIST回路150は、データの書き込み用シーケンサ回路51、読み出し用シーケンサ回路52を含み、テスト時において、上記第1の実施形態で説明したAlternative mode及びSuccessive modeの2つのモードによって動作する。
上記コントローラ121、ピクセル変換部126、I/O部122、123およびメモリ129は、共通バス170に接続されている。なお、図11では図示を省略しているが、BIST回路150には、書き込み用クロック信号WCLK、読み出し用クロック信号RCLKが与えられる。クロック信号WCLK、RCLKは、画像処理プロセッサ120外部から与えられても良いし、画像処理プロセッサ120自身がクロック生成回路を備えていても良い。
図12は画像処理プロセッサ120に含まれるコントローラ121の内部構成の一例を示すブロック図である。図示するように、コントローラ121は、複数のDMAコントローラ(DMAC)131、専用回路132、制御用プロセッサ133、タイマ134、割り込み部135、メモリ136、BIST回路151を備えている。
DMAC131は、複数の演算ユニット127の間、および複数の演算ユニット127とメモリ136との間でのデータ転送を行う。専用回路132は、本システムのために専用に作られた回路であり、DMAC131や演算ユニット127の起動制御を行う。制御用プロセッサ133は、例えば汎用プロセッサである。そして制御用プロセッサ133は、メモリ136に格納されたプログラムコードまたはホストプロセッサ110からの指示に従って、専用回路132を制御する。タイマ134は、時間の管理を行い、必要に応じて割り込み部135に割り込みを指示する。割り込み部135は、タイマ134からの信号や、DMAC131や演算ユニット127からの完了信号を受信して、制御用プロセッサ133に割り込みをかける。BIST回路151は、上記第1、第2の実施形態で説明したBIST回路50であって、メモリ136をテストするために用いられる。すなわちBIST回路151は、データの書き込み用シーケンサ回路51、読み出し用シーケンサ回路52を含み、テスト時において、上記第1の実施形態で説明したAlternative mode及びSuccessive modeの2つのモードによって動作する。
上記専用回路132、タイマ134、割り込み部135およびメモリ136は、ローカルネットワーク137に接続されている。このローカルネットワーク137には、I/O部122を介してホストプロセッサ110も接続されている。なお、図12では図示を省略しているが、BIST回路151には、書き込み用クロック信号WCLK、読み出し用クロック信号RCLKが与えられる。クロック信号WCLK、RCLKは、コントローラ121外部から与えられても良いし、コントローラ121自身がクロック生成回路を備えていても良い。
図13は、図12に示したコントローラ121が備える専用回路132の内部構成の一例を示すブロック図である。図13は、専用回路132を制御用プロセッサ133のコプロセッサとして接続した場合の構成を示している。図示するように、専用回路132は、制御プロセッサI/O部141と、複数のDMA用レジスタ142と、DMA発行部143と、複数の同期用レジスタ(sync register)144と、同期レジスタ制御部145と、DMA用レジスタ142毎に設けられたBIST回路152とを有する。
制御プロセッサI/O部141は、制御用プロセッサ133との間でデータのやり取りを行う。DMA用レジスタ142は、DMAC131の動作に必要な各種情報を記憶する。DMA発行部143は、DMA用レジスタ142の情報をDMAC131に転送する処理を行う。どのDMA用レジスタ142からどのDMAC131に情報が転送されるかは制御用プロセッサ133により決定され、制御プロセッサI/O部141を介してDMA発行部143に通知される。同期用レジスタ144は、DMAC131や演算ユニット127の動作状態を記憶する。同期レジスタ制御部145は、同期用レジスタ144の更新を制御する。BIST回路152は、上記第1、第2の実施形態で説明したBIST回路50であって、DMA用レジスタ142をテストするために用いられる。すなわちBIST回路152は、データの書き込み用シーケンサ回路51、読み出し用シーケンサ回路52を含み、テスト時において、上記第1の実施形態で説明したAlternative mode及びSuccessive modeの2つのモードによって動作する。
上記本実施形態で説明したように、上記第1、第2の実施形態で説明したBIST回路50は、複数の半導体メモリを備えたLSIにも適用出来る。
上記のように、この発明の第1乃至第3の実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、書き込み用のBISTシーケンサ回路及び読み出し用のBISTシーケンサ回路を備えている。そして、テスト時においては、両BISTシーケンサ回路がデータパターン及びアドレス信号を生成する。従って、書き込み用クロックWCLKと読み出し用クロックRCLKとが同期した状態(Successive mode)と、非同期の状態(Alternative mode)とにおける2つのテストモードを擬似的に実現することが出来る。従って、テストパターンを縮小でき、同時にテスト時間を短縮出来る。更に、書き込み用BISTシーケンサ回路と読み出し用BISTシーケンサ回路とは、基本的に同一の構成とすることが出来る。従って、BIST回路の設計が非常に容易となり、LSIの製造期間を短縮出来ると共に、製造コストを低減できる。また、個々の半導体メモリ毎に上記BISTシーケンサ回路が設けられるため、例えば数GHzという高周波数で動作するCPUやDSPを、実際の動作環境下でテストを行うことが可能となる。
なお、上記第1、第2の実施形態では、2ポート型の半導体メモリ、特に書き込み用及び読み出し用の端子を1グループづつ有する1R/1W(1 read / 1 write)−2ポート型半導体メモリを例に挙げて説明した。しかし、例えばそれぞれの端子を2グループづつ有する2R/2W−4ポート型半導体メモリでも良く、書き込み用の端子と読み出し用の端子とを別個に有する半導体メモリであれば特に限定されるものではない。
また、Successive modeにおいては、書き込み動作の開始から数クロックだけ遅れて読み出し動作が開始するが、このディレイタイムは、書き込み用シーケンサ回路51が1つのパターンデータを書き込むのに必要な時間以内にすることが望ましい。例えば図8の例であると、1つのパターンデータを書き込むのに必要なクロックサイクルは4サイクルである。従って、ディレイタイムは最大で4サイクルとなる。逆に、書き込み動作と読み出し動作とが同時になることは避けなければならないから、2つのシーケンサ回路51、52の動作タイミングに問題が発生しないよう、ディレイタイムは2サイクル以上にすることが望ましい。
また、上記第1、第2の実施形態では、データラッチ30に読み出したデータを外部に出力することも出来る(Scan-Out)。これは、例えばシーケンサ制御回路55が出力するモード信号MODEによって、読み出し用シーケンサ回路52に命令することで実現可能である。
図14は、シーケンサ回路51、52の備えるパターン発生回路61の具体例の一例を示す回路図である。図示するように、パターン発生回路61は、直列接続された32個のD−F/F160、及び3つのOR回路161−1〜161−3を備えている。OR回路161−1は、1段目のフリップフロップ160の出力と、2段目のフリップフロップ160の出力とのOR演算を行う。OR回路161−2は、2段目のフリップフロップ160の出力と、OR回路161−1の出力とのOR演算を行う。OR回路161−3は、23段目のフリップフロップ160の出力と、OR回路161−2の出力とのOR演算を行う。OR回路161−3の出力は、最終段(32段目)のフリップフロップ160の入力信号となる。そして、各フリップフロップ160の出力が、32ビットバスに出力される。本構成のパターン発生回路61は、x32+X22+x+x+1なるパターンを出力する、疑似乱数発生回路(Linier Feedback Shift Resister)である。
図15、図16は、上記第1乃至第3の実施形態の変形例に係る半導体集積回路装置のテスト方法の処理フローを示すフローチャートであり、それぞれAlternative mode、Successive modeについて示している。上記実施形態では、個々の書き込みパターンについて書き込み及び読み出した終了した後に、比較結果に応じてフェイル信号を出力している。しかし図15、図16に示すように、全ての書き込みパターンについて書き込み及び読み出し・比較を行った後に、いずれかのパターンで書き込み失敗があった場合にフェイル信号を出力するようにしても良い。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の備える半導体メモリ装置のブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の備える書き込み用シーケンサのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の備える読み出し用シーケンサのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の、Alternative modeにおけるテスト方法の処理フローを示すフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の、Alternative modeにおけるテスト時の、各種信号のタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の、Successive modeにおけるテスト方法の処理フローを示すフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の、Successive modeにおけるテスト時の、各種信号のタイミングチャート。 この発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図。 この発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図。 この発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置の備える画像処理プロセッサの内部構成をより詳細に示すブロック図。 図11に示す画像処理プロセッサの備えるコントローラのブロック図。 図12に示すコントローラの備える専用回路のブロック図。 この発明の第1乃至第3の実施形態に係る半導体集積回路装置が備える書き込み用、読み出し用シーケンサ内のパターン発生回路の一構成例を示す回路図。 この発明の第1乃至第3の実施形態の変形例に係る半導体集積回路装置の、Alternative modeにおけるテスト方法の処理フローを示すフローチャート。 この発明の第1乃至第3の実施形態の変形例に係る半導体集積回路装置の、Successive modeにおけるテスト方法の処理フローを示すフローチャート。
符号の説明
10…LSI、20…半導体メモリ、30…データラッチ、40、41…クロック生成器、50、150〜152…BIST回路、51…書き込み用シーケンサ回路、52…読み出し用シーケンサ回路、53…データ圧縮/比較回路、54…フェイル信号出力回路、55…シーケンサ制御回路、56…OR回路、57−1〜57−8…フリップフロップ、60…制御回路、61…パターン発生回路、62…アドレス発生回路、70…読み出し用アドレス信号スクランブル回路、71…書き込み用アドレス信号スクランブル回路、100…プロセッサシステム、110…ホストプロセッサ、111…メインプロセッサ、112…信号処理部、113〜115、122、123…I/O部、120…画像処理プロセッサ、121…コントローラ、124…演算処理部、126…ピクセル変換部、127…演算ユニット、128…プロセッサ・クラスタ、129、136…メモリ、130…メインメモリ、131…DMAコントローラ、132…専用回路、133…制御用プロセッサ、134…タイマ、135…割り込み部、137…ローカルネットワーク、140…I/Oプロセッサ、141…制御プロセッサI/O部、142…DMA用レジスタ、143…DMA発行部、144…同期用レジスタ、145…同期レジスタ制御部、160…D−F/F、161−1〜161−3…OR回路、170…共通バス

Claims (4)

  1. データを記憶する半導体メモリ装置と、
    第1動作モードと第2動作モードとの2つの動作モードで動作可能とされ、前記半導体メモリ装置へのデータの書き込みを制御する第1シーケンサ回路と、
    前記第1動作モードと前記第2動作モードとの2つの動作モードで動作可能とされ、前記半導体メモリ装置からのデータの読み出しを制御する第2シーケンサ回路と
    前記第1シーケンサ回路及び前記第2シーケンサ回路を、前記第1動作モードと前記第2動作モードとのいずれかの動作モードで動作するよう制御するシーケンサ制御回路と
    を具備し、前記第1動作モードにおいて、前記第1、第2シーケンサ回路は、互いに非同期の第1、第2クロック信号にそれぞれ応答して、前記半導体メモリ装置への前記データの書き込み及び前記半導体メモリ装置からの前記データの読み出しをそれぞれ行い
    前記第2動作モードにおいて、前記第1、第2シーケンサ回路は、互いに同期した第1、第2クロック信号にそれぞれ応答して、前記半導体メモリ装置への前記データの書き込み及び前記半導体メモリ装置からの前記データの読み出しをそれぞれ行い
    前記第1、第2シーケンサ回路は、前記第1動作モードにおいては前記データの書き込みと読み出しとを交互に行い、前記第2動作モードにおいては前記データの書き込みと読み出しとを並行して行い、
    前記第2動作モードにおいて前記第2シーケンサ回路は、前記第1シーケンサ回路が書き込み動作を開始してから、少なくとも前記第1、第2クロック信号の2サイクル経過後に前記第2シーケンサ回路が読み出し動作を開始することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記第1動作モードにおいて、前記第1シーケンサ回路は、前記半導体メモリ装置へのデータの書き込みが終了後、第1終了信号を前記第2シーケンサ回路に送出し、
    前記第2シーケンサ回路は、前記第1終了信号に応答して、前記半導体メモリ装置からのデータの読み出しを開始し、該データの読み出しが終了後、第2終了信号を前記第1シーケンサ回路に送出し、
    前記第1シーケンサ回路は、前記第2終了信号に応答して、前記半導体メモリ装置へのデータの書き込みを開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記第1、第2シーケンサ回路はそれぞれ、アドレス信号を発生するアドレス信号発生回路と、
    データパターンを発生するデータパターン発生回路と、
    データの書き込み終了を示す第1終了信号または読み出し終了を示す第2終了信号を発生する制御回路と
    を含み、前記第1シーケンサ回路は、該第1シーケンサ回路の前記アドレス信号発生回路が発生した前記アドレス信号に対応する、前記半導体メモリ装置におけるメモリセルに、該第1シーケンサ回路の前記データパターン発生回路が発生した前記データパターンを書き込み、
    前記第2シーケンサ回路は、該第2シーケンサ回路の前記アドレス信号発生回路が発生した前記アドレス信号に対応する、前記半導体メモリ装置から、データを読み出す
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第2シーケンサ回路が前記半導体メモリ装置から読み出したデータと、前記第2シーケンサ回路が備える前記データパターン発生回路が発生するデータパターンとを比較する比較回路を更に備える
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路装置。
JP2004040131A 2004-02-17 2004-02-17 半導体集積回路装置 Expired - Fee Related JP4153882B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004040131A JP4153882B2 (ja) 2004-02-17 2004-02-17 半導体集積回路装置
TW093110183A TWI289348B (en) 2004-02-17 2004-04-13 Semiconductor integrate circuit device with read sequencer circuit and write sequencer circuit
US10/852,486 US7149944B2 (en) 2004-02-17 2004-05-25 Semiconductor integrated circuit device equipped with read sequencer and write sequencer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004040131A JP4153882B2 (ja) 2004-02-17 2004-02-17 半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005235259A JP2005235259A (ja) 2005-09-02
JP4153882B2 true JP4153882B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=34836368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004040131A Expired - Fee Related JP4153882B2 (ja) 2004-02-17 2004-02-17 半導体集積回路装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7149944B2 (ja)
JP (1) JP4153882B2 (ja)
TW (1) TWI289348B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4695373B2 (ja) * 2004-10-05 2011-06-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 メモリテスト回路及びメモリテスト方法
JP2007272982A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置およびその検査方法
JP2007334813A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Nec Electronics Corp メモリ制御回路及びデータ書き換え方法
JP4919768B2 (ja) * 2006-11-10 2012-04-18 株式会社東芝 集積回路装置
US7808849B2 (en) * 2008-07-08 2010-10-05 Nvidia Corporation Read leveling of memory units designed to receive access requests in a sequential chained topology
US7796465B2 (en) * 2008-07-09 2010-09-14 Nvidia Corporation Write leveling of memory units designed to receive access requests in a sequential chained topology
US8461884B2 (en) * 2008-08-12 2013-06-11 Nvidia Corporation Programmable delay circuit providing for a wide span of delays
JP2012168724A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Toshiba Corp 半導体装置
JP5982781B2 (ja) 2011-10-28 2016-08-31 富士通株式会社 集積回路,試験回路,試験装置,及び試験方法
CN106971761B (zh) * 2016-01-13 2020-11-03 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 用于测试sram周期时间的电路及方法
KR102471608B1 (ko) * 2016-06-03 2022-11-29 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 메모리 장치 및 그의 구동 방법
JP2020510951A (ja) * 2017-06-12 2020-04-09 サンディスク テクノロジーズ エルエルシー マルチコアオンダイメモリマイクロコントローラ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5109348A (en) * 1987-09-14 1992-04-28 Visual Information Technologies, Inc. High speed image processing computer
US4908825A (en) * 1988-04-08 1990-03-13 Northern Telecom Limited Memory organization and output sequencer for a signal processor
WO1993003438A1 (en) * 1991-08-07 1993-02-18 Adaptec, Incorporated Intelligent hardware for automatically reading and writing multiple sectors of data between a computer bus and a disk drive
US6621760B1 (en) * 2000-01-13 2003-09-16 Intel Corporation Method, apparatus, and system for high speed data transfer using source synchronous data strobe
JP4569915B2 (ja) * 2000-08-11 2010-10-27 エルピーダメモリ株式会社 半導体記憶装置
US6775759B2 (en) * 2001-12-07 2004-08-10 Micron Technology, Inc. Sequential nibble burst ordering for data
US6836831B2 (en) * 2002-08-08 2004-12-28 International Business Machines Corporation Independent sequencers in a DRAM control structure

Also Published As

Publication number Publication date
TWI289348B (en) 2007-11-01
US20050182993A1 (en) 2005-08-18
TW200529410A (en) 2005-09-01
JP2005235259A (ja) 2005-09-02
US7149944B2 (en) 2006-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7721174B2 (en) Full-speed BIST controller for testing embedded synchronous memories
JP3788983B2 (ja) 半導体集積回路装置
US7159145B2 (en) Built-in self test system and method
JP5579972B2 (ja) 半導体記憶装置及び半導体記憶装置のテスト方法
US7911861B2 (en) Semiconductor memory device and method of testing semiconductor memory device
JP4153882B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3180317B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH09128998A (ja) テスト回路
JP2004046927A (ja) 半導体記憶装置
TW201316343A (zh) 試驗裝置及試驗方法
JP2001297598A (ja) 半導体集積回路装置、及び半導体集積回路装置の自己テスト方法
JP2003196996A (ja) 集積回路メモリの冗長列試験システムおよび方法
JPH1145567A (ja) 半導体記憶装置
US20090303806A1 (en) Synchronous semiconductor memory device
JP2002298598A (ja) 半導体装置、および半導体装置のテスト方法
JP2001243797A (ja) 半導体装置及びその試験方法
JP2004178267A (ja) メモリ回路生成方法および装置、メモリ回路、回路モデル検証方法および装置、回路モデル生成方法および装置
JP5240135B2 (ja) 半導体記憶装置の試験方法及び半導体記憶装置
JP2002139557A (ja) 半導体装置
JP2004030783A (ja) パターン発生回路及び半導体装置並びに半導体装置の試験方法
JP2005129174A (ja) メモリ自己検査機能を有する半導体装置
JP2005345239A (ja) Icテスタ
JP2004061114A (ja) 自己診断試験回路および方法
JP2006317178A (ja) SiP形態の半導体装置
JP2008198297A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees