JP4149611B2 - スクータ型車両の床下構造 - Google Patents

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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62K2202/00Motorised scooters

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスクータ型車両の床下構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
二輪車等の車両において、部品を収納したり取付けたりする部材としては、例えば、(1)特開平3−243484号公報「電動式車両」、(2)特開平7−309275号公報「自動二輪車の部品取付構造」に記載されたものが知られている。
【0003】
上記技術(1)は、同公報の第10図に示される通り、バッテリトレイ71の上縁部にフック部71a及び締結部71bを設け、車体フレーム11のチューブ70Rにフック部71aを掛け、車体フレーム11のチューブ70Lに締結部71bをボルト74,74で取付けるものである。
【0004】
上記技術(2)は、同公報の図20に示される通り、ヘッドパイプ5から左右後方にそれぞれメインチューブ6,6を延ばし、同公報の第5図に示される通り、部品取付部材50の前部左右にそれぞれ上部係合片52a,53a、下部係合片52b,53bを設け、後部に水平後板55,56を設け、係合片52aと係合片52b、係合片53aと係合片53bでそれぞれメインチューブ6を挟み、メインチューブ6,6間に渡したクロスメンバ10の上に水平後板55,56を載せることでメインチューブ6,6間に部品取付部材50を取付けるものである。
【0005】
また、同公報の図20に示される通り、部品取付部材50の上部に、各種電装品及びこれらの電装品に給電するためのメインハーネス41を配置するとともに、スロットルケーブル45a、45b及び45cを配置するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術(1)では、車体フレーム11にバッテリトレイ71を取付ける場合、チューブ70Rにバッテリトレイ71のフック部71aを掛け、この後、バッテリトレイ71を支えながらチューブ70Lに締結部71bをボルト74,74で固定することになり、作業性が悪い。
【0007】
上記技術(2)では、車体フレームに部品取付部材50を取付ける場合、メインチューブ6,6及びクロスメンバ10の上に部品取付部材50を載せ、この部品取付部材50の前部を押し下げて下部係合片52b,53bを弾性変形させ、メインチューブ6,6の内側を通過させて、係合片52aと係合片52b、係合片53aと係合片53bでそれぞれメインチューブ6を挟み込む。
【0008】
従って、部品取付部材50の材料によっては、弾性力が大きくて押し下げるのに大きな力を必要としたり、反対に、弾性力が小さくて取付ける部品の重量が大きい場合に支えきれなくなるという不都合が生じる。また、使用できる材料が限定される。
【0009】
更に、部品取付部材50の上部に、メインハーネス41とスロットルケーブル45a,45b,45cとが混在するため、これらが重なった場合には、下になった方のメンテナンス等を行う時に作業が煩わしくなる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、部品収納トレイの取付を容易にし、ワイヤリングハーネスとコントロールケーブルとを分離したスクータ型車両の床下構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ヘッドパイプから下方へ前部フレームを延ばし、この前部フレームから後方へ左右一対の床部フレームを延ばし、これらの床部フレーム間に部品収納トレイを配置し、床部フレームにステップフロアを取付けることでステップフロアで部品収納トレイの上面を覆うようにしたスクータ型車両において、床部フレームを、底部と、この底部から立上げた内壁及び外壁とからなる上に開放した略U字断面部材とし、部品収納トレイを、トレイ底部の左右から側壁を立上げ、これらの側壁の上部から左右にフランジ部を延ばし、これらのフランジ部の先端を下方へ曲げて鈎部とした断面を呈するものであり、左右一対の床部フレームに、左右のフランジ部を載せ且つ鈎部を掛けることで床部フレームに部品収納トレイを取付け、左右のフランジ部のうち、一方のフランジ部を他方のフランジ部より長く延ばし、一方のフランジ部には鈎部から一定の距離だけ側壁に寄った位置に第2鈎部を立下げ形成するとともに、鉤部と第2鉤部とで床部フレームの内壁を挟むように形成したことを特徴とする。
【0012】
左右一対の床フレームに部品収納トレイの左右のフランジ部を載せ且つ鈎部を掛けることで、床部フレームに部品収納トレイを取付ける。従って、部品収納トレイをごく簡単に取付けることができ、部品収納トレイの取付け作業性を高めることができる。
【0013】
鈎部と第2鈎部とで挟むようにして一方のフランジ部を床フレームに掛ける。第2鈎部と側壁との間を充分に空けることができるので、この空間にケーブルやその他の備品を配置することができ、部品収納トレイ回りのスペースの有効活用を図ることができる。
【0014】
請求項2は、床部フレームを、底部と、この底部から立上げた内壁及び外壁とから構成し、内壁で部品収納トレイを支えるようにしたときに、この内壁の上端レベルを外壁の上端レベルより下げたことを特徴とする。
低位の内壁の上端で部品収納トレイを支えさせ、高位の外壁の上端でステップフロアを支えさせることができるようにする。この結果、ステップフロアの形状の簡素化を一層図ることができる。
【0015】
請求項3は、床部フレームに底部中央から立ち上げた起立壁を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項4は、部品収納トレイ内に、電装品のためのハーネスを配置し、部品収納トレイ外に、部品収納トレイに沿わせる形でスロットルバルブ、ブレーキ等を作動させるコントロールケーブルを配置し、部品収納トレイでハーネスとコントロールケーブルとを分離したことを特徴とする。
【0017】
部品収納トレイ内にハーネスを配置し、部品収納トレイの外にコントロールケーブルを配置することで、ハーネスとケーブルとを分離する。ハーネスとケーブルとが分離しているため、ハーネス又はケーブルを個々にメンテナンスし若しくは組付けることができるので、保守や組付作業が容易になる。
【0018】
請求項5は、ハーネスの前部と後部とを接続するカプラを、部品収納トレイに取付けたことを特徴とする。
部品収納トレイにカプラを取付け、ハーネスの前部と後部との接続位置を部品収納トレイ上に設定する。これにより、ハーネスの接続を部品収納トレイ上で一括して行い、作業の効率化を図る。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る床下構造を採用したスクータ型車両の側面図であり、スクータ型車両10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11のヘッドパイプ12に繰舵可能に取付けたフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下部に取付けた前輪14及びこの前輪14の上部を覆うフロントフェンダ15と、フロントフォーク13の上部に連結したハンドル16と、このハンドル16の前方に配置したヘッドランプ17と、車体フレーム11の中央低部に取付けた部品収納トレイ18と、車体フレーム11の後ろ上部に取付けたスイング式パワーユニット21(エンジン22と変速機23とからなる)と、パワーユニット21の後部に取付けた後輪24と、車体フレーム11の後部上部に取付けた収納ボックス26と、この収納ボックス26の上部に取付けたシート27と、収納ボックス26の後方で車体フレーム11の後部上部に取付けた燃料タンク28と、車体フレーム11の後部上部にパワーユニット21を懸架するリヤサスペンションユニット29と、車体フレーム11を覆うボディカバー30とからなる。
【0020】
車体フレーム11は前端にヘッドパイプ12と一体的に設けた側面視L字状の車体前部フレーム11aと、この車体前部フレーム11aの後端部に連結した側面視略S字状の車体後部フレーム11bとからなる。
車体前部フレーム11aは、ヘッドパイプ12から下方に延ばした前部フレーム11cと、この前部フレーム11cから後方に延ばした床部フレーム11d,11dとを備える。
ここで、25は図示せぬ点火プラグに高電圧を供給する点火コイルユニットである。
【0021】
ボディカバー30は、ヘッドパイプ12の前部を覆うフロントカバー31と、運転者の脚部を覆うためのレッグシールド32と、運転者の足載せのためのステップフロア33と、ステップフロア33の下方に配置して車体フレーム11の下部を覆うアンダカバー34と、車体フレーム11の後半部を覆うリヤカバー35とからなる。
図中、41はフロントクッションユニット、43はメインスタンド、44はエンジン始動用のキックアーム、45はテイルランプ、46はリヤフェンダ、47はマフラである。
【0022】
図2は本発明に係る床下構造を示す平面図であり、車体前部フレーム11aの床部フレーム11d,11d及び部品収納トレイ18の上部に配置したステップフロア33を外した状態を示す。
車体前部フレーム11aは、前述の前部フレーム11c(図1参照)と、左右の前後方向に延ばした床部フレーム11d,11dと、これらの左右の床部フレーム11d,11dの後部を繋ぐクロスメンバ部11eとからなる。
【0023】
部品収納トレイ18は、左右の床部フレーム11d,11dの間に配置したものであり、各電装品と、これらの電装品に接続する導線の集合体であるワイヤリングハーネス50を収納したものである。
【0024】
上記の電装品としては、前側に配置したバッテリ51、このバッテリ51の後方の各ヒューズソケット52,53に取付けたヒューズ54,55、左側の各リレー取付部56,57,58に取付けたリレー61,62,63、後側に配置したレギュレータ73である。なお、75はプラス側バッテリ端子、76はマイナス側バッテリ端子、77はバッテリ固定用ゴムバンドである。
【0025】
ワイヤリングハーネス50は、車両の前部に設けた電装品、例えばヘッドランプ、ターンシグナルランプ、ホーン、メインスイッチ等に接続した前部ハーネス81と、車両の後部に設けた電装品、例えばリヤコンビネーションランプ、ACゼネレータ、CDIユニット等及び上記のバッテリ51、ヒューズ54,55、リレー61,62,63、レギュレータ73に接続した後部ハーネス82とからなる。
【0026】
図3は図2の3−3線断面図であり、床部フレーム11d,11dは、それぞれ上に開放した略U字断面部材であり、底部91と、この底部91から立上げた内壁92及び外壁93と、底部91から立上げた起立壁94とからなり、内壁92で部品収納トレイ18を支えるようにしたときに、この内壁92の上端レベルを外壁93の上端レベルより高さHだけ下げた部材である。なお、95,95は外壁93の上端から左右に延ばした水平部である。
【0027】
部品収納トレイ18は、トレイ底部101と、このトレイ底部101の左右から立上げた側壁102,103と、これらの側壁102,103の上部から左右に延ばしたフランジ部104,105と、これらのフランジ部104,105の先端を下方へ曲げて形成した鈎部106,107とからなる断面を呈するものであり、左右一対の床部フレーム11d,11dの内壁92,92上端に、左右のフランジ部104,105を載せ且つ鈎部106,107を掛けることで床部フレーム11d,11dに取付ける部材である。
【0028】
フランジ部104は、フランジ部105より延ばし、鈎部106から一定の距離だけ側壁102に寄った位置に第2鈎部108を立下げ形成した部分である。
第2鈎部108は、側壁102との間にスロットルバルブを開閉するスロットルケーブル111、ブレーキを作動させるブレーキケーブル112等のコントロールケーブルを配置するスペースS1と、鈎部106との間に床部フレーム11dの内壁92を配置するスペースS2とを形成する部分である。
アンダカバー34は、車体前部フレーム11a及び部品収納トレイ18の下方全体を覆う部材である。
【0029】
図4は図2の4−4線断面図であり、前部ハーネス81と後部ハーネス82との接続部を示す。
前部ハーネス81と後部ハーネス82とは、前部ハーネス81端部に設けた前部第1カプラ121及び前部第2カプラ122と、後部ハーネス82端部に設けた後部第1カプラ123及び後部第2カプラ124とで結合する。
ここで、125は結合させた前部第1カプラ121と後部第1カプラ123とを保持する第1カプラ保持部,126は結合させた前部第2カプラ122と後部第2カプラ124とを保持する第2カプラ保持部である。
【0030】
以上に述べた床下構造の組付要領を次に説明する。
図5は本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第1説明図である。
(1)床部フレーム11dの内壁92内方にスロットルケーブル111及びブレーキケーブル112を配置する。
(2)車体前部フレーム11aの下部にアンダカバー34を取付ける。
(3)左右の床部フレーム11d,11dに部品収納トレイ18を載せる。
【0031】
図6は本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第2説明図である。
(4)部品収納トレイ18のがたつきをなくすために、部品収納トレイ18の前部中央と後部中央との2ヵ所をビス131,131で車体前部フレームに固定する。
(5)部品収納トレイ18上に電装品(バッテリ51、ヒューズ54,55、レギュレータ73)を取付ける。
【0032】
図7は本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第3説明図である。
(6)前部ハーネス81の前部第1カプラ121と、後部ハーネス82の後部第1カプラ123とを結合し、前部ハーネス81の前部第2カプラ122と、後部ハーネス82の後部第2カプラ124とを結合する。
(7)第1カプラ保持部125に前部第1カプラ121及び後部第1カプラ123を挿入して保持し、第2カプラ保持部126に前部第2カプラ122及び後部第2カプラ124を挿入して保持する。
【0033】
図8は本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第4説明図である。
(8)部品収納トレイ18上の電装品に、後部ハーネス82の各端末導線を接続する。リレー61,62,63については、端末導線に接続した後、リレー取付部56,57,58にそれぞれ取付ける。
以上で、スクータ型車両の床下構造の組付が完了する。
【0034】
図9(a),(b)は本発明に係る床下構造におけるコントロールケーブル支持構造を説明する説明図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。
(a)は、部品収納トレイ18のフランジ部104の下部にコントロールケーブル(スロットルケーブル111、ブレーキケーブル112等)を掛けるための複数のケーブルフック133,134を一体に設けたことを示す。
(b)において、ケーブルフック133,134は、ともにL字形状で、それぞれ交互に配置して、下部の水平部133a,134aでコントロールケーブル111(又は112)を受けるものである。
【0035】
図10は本発明に係る床下構造におけるコントロールケーブル支持構造の他の実施の形態を説明する説明図であり、部品収納トレイ18のフランジ部104に貫通穴136を開け、この貫通穴136にコントロールケーブル(スロットルケーブル111、ブレーキケーブル112等)を掛けるためのケーブルクリップ137の先端を挿入して、フランジ部104にケーブルクリップ137を取付けたことを示す。
【0036】
ケーブルクリップ137は、樹脂製のものであり、貫通穴136に挿入して固定するための先端部138とC字形状のケーブル保持部139とからなり、このケーブル保持部139にコントロールケーブル111(又は112)を押し込んで保持させ、フランジ部104にコントロールケーブル111(又は112)を取付けるものである。
【0037】
図11は本発明に係る床下構造の変形例を示す断面図であり、左側の床部フレーム11dの内壁92の上端に部品収納トレイ18のフランジ部104を載せ、且つ第2鈎部108を掛ける、即ちフランジ部104の下方のスペースS1に内壁92を配置し、床部フレーム11d内、即ちフランジ部104の下方のスペースS2にスロットルケーブル111、ブレーキケーブル112等のコントロールケーブルを配置したことを示す。
【0038】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1のスクータ型車両の床下構造は、床部フレームを、底部と、この底部から立上げた内壁及び外壁とからなる上に開放した略U字断面部材とし、部品収納トレイを、トレイ底部の左右から側壁を立上げ、これらの側壁の上部から左右にフランジ部を延ばし、これらのフランジ部の先端を下方へ曲げて鈎部とした断面構造体とし、左右一対の床部フレームに、左右のフランジ部を載せ且つ鈎部を掛けることで床部フレームに部品収納トレイを取付け、左右のフランジ部のうち、一方のフランジ部を他方のフランジ部より長く延ばし、一方のフランジ部には鈎部から一定の距離だけ側壁に寄った位置に第2鈎部を立下げ形成するとともに、鉤部と第2鉤部とで床部フレームの内壁を挟むように形成したので、左右の床部フレームに部品収納トレイを載せるだけの構造であり、取付の作業性を向上させることができる。また、鈎部により部品収納トレイの左右の位置決めを行うことができる。
【0039】
また、側壁と第2鈎部との間、第2鈎部と鈎部との間にそれぞれスペースを形成することができ、これらのスペースを別々に利用する等して部品収納トレイ下の有効利用を図ることができる。
【0040】
請求項2のスクータ型車両の床下構造は、床部フレームを、底部と、この底部から立上げた内壁及び外壁とから構成し、内壁で部品収納トレイを支えるようにしたときに、この内壁の上端レベルを外壁の上端レベルより下げたので、左右の床部フレームにおけるそれぞれの外壁の上端にステップフロアを載せることができ、ステップフロアに作用する荷重を受けることができる。また、ステップフロア形状を単純にすることができる。
【0041】
請求項3のスクータ型車両の床下構造は、床部フレームに底部中央から立ち上げた起立壁を設けた。
【0042】
請求項4のスクータ型車両の床下構造は、部品収納トレイ内に、電装品のためのハーネスを配置し、部品収納トレイ外に、部品収納トレイに沿わせる形でスロットルバルブ、ブレーキ等を作動させるコントロールケーブルを配置し、部品収納トレイでハーネスとコントロールケーブルとを分離したので、ワイヤリングハーネスとコントロールケーブルとを重ならないようにすることができ、メンテナンスを容易に行うことができる。
また、ワイヤリングハーネスとコントロールケーブルとの組付を独立して行えるため、組付性の自由度を向上させることができる。
【0043】
請求項5のスクータ型車両の床下構造は、ハーネスの前部と後部とを接続するカプラを、部品収納トレイに取付けるので、ハーネスの前部と後部とを接続するときに部品収納トレイ上で一括して行うことができ、作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る床下構造を採用したスクータ型車両の側面図
【図2】 本発明に係る床下構造を示す平面図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第1説明図
【図6】 本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第2説明図
【図7】 本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第3説明図
【図8】 本発明に係る床下構造の組付要領を説明する第4説明図
【図9】 本発明に係る床下構造におけるコントロールケーブル支持構造を説明する説明図
【図10】 本発明に係る床下構造におけるコントロールケーブル支持構造の他の実施の形態を説明する説明図
【図11】 本発明に係る床下構造の変形例を示す断面図
【符号の説明】
10…スクータ型車両、11c…前部フレーム、11d…床部フレーム、12…ヘッドパイプ、18…部品収納トレイ、33…ステップフロア、50…ハーネス(ワイヤリングハーネス)、81…前部ハーネス、82…後部ハーネス、91…底部、92…内壁、93…外壁、94…起立壁、101…トレイ底部、102,103…側壁、104,105…フランジ部、106,107…鈎部、108…第2鈎部、111,112…コントロールケーブル(スロットルケーブル、ブレーキケーブル)、121,122,123,124…カプラ、125,126…カプラ保持部。

Claims (5)

  1. ヘッドパイプから下方へ前部フレームを延ばし、この前部フレームから後方へ左右一対の床部フレームを延ばし、これらの床部フレーム間に部品収納トレイを配置し、床部フレームにステップフロアを取付けることでステップフロアで部品収納トレイの上面を覆うようにしたスクータ型車両において、
    記床部フレームは、底部と、この底部から立上げた内壁及び外壁とからなる上に開放した略U字断面部材であり、前記部品収納トレイは、トレイ底部の左右から側壁を立上げ、これらの側壁の上部から左右にフランジ部を延ばし、これらのフランジ部の先端を下方へ曲げて鈎部とした断面を呈するものであり、前記左右一対の床部フレームに、左右のフランジ部を載せ且つ鈎部を掛けることで床部フレームに部品収納トレイを取付け
    前記左右のフランジ部のうち、一方のフランジ部を他方のフランジ部より長く延ばし、一方のフランジ部には鈎部から一定の距離だけ側壁に寄った位置に第2鈎部を立下げ形成するとともに、前記鉤部と前記第2鉤部とで前記床部フレームの前記内壁を挟むように形成したことを特徴としたスクータ型車両の床下構造。
  2. 前記床部フレームは、底部と、この底部から立上げた内壁及び外壁とからなり、内壁で前記部品収納トレイを支えるようにしたときに、この内壁の上端レベルを外壁の上端レベルより下げたことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両の床下構造。
  3. 前記床部フレームに前記底部中央から立ち上げた起立壁を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクータ型車両の床下構造。
  4. 記部品収納トレイ内に、電装品のためのハーネスを配置し、前記部品収納トレイ外に、部品収納トレイに沿わせる形でスロットルバルブ、ブレーキ等を作動させるコントロールケーブルを配置し、部品収納トレイでハーネスとコントロールケーブルとを分離したことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両の床下構造。
  5. 前記ハーネスの前部と後部とを接続するカプラを、前記部品収納トレイに取付けることを特徴とする請求項4記載のスクータ型車両の床下構造。
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