JP6322106B2 - 車両用オプション部品の結線構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用オプション部品の結線構造に係り、特に、単一の電力供給系で駆動する電力機器を増設するための車両用オプション部品の結線構造に関する。
従来から、単一の電力供給系で駆動する電力機器を増設するため、元の電力供給系に増設する電力機器の電源ラインを割り込ませる種々の構造が知られている。
特許文献1には、複数の電子機器をデージーチェーン方式によって数珠つなぎに接続するため、機器間の接続ケーブルを共通のケーブル中継器を介して接続することで、接続ケーブルの共通化を図るようにした機器間接続装置が開示されている。
また、特許文献2には、車両のメータ装置内にオプション部品としての電子機器を増設するための結線構造において、オプション部品の背面に接続する給電ソケットが、メータケースに形成された既存のソケット孔に適合するようにした構造が開示されている。
特開平1−100883号公報 実開昭62−70038号公報
ところで、車両用オプション部品としての補助ライトやウインチ等を車両に増設する場合においても、車載バッテリから供給される元の配線構造にオプション部品の配線を割り込ませる結線構造の最適化が検討されている。
しかしながら、特許文献1,2に記載された技術では、車両用オプション部品の給電コードを接続する作業性の向上や、車両用オプション部品の増設に伴って増加する給電コードを効率よく配置する工夫等は検討されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、給電コードの接続作業性を向上すると共に配線スペースの低減を図ることができる車両用オプション部品の結線構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車両(1)の電源に接続される電力ソケット(S)を備え、該電力ソケット(S)に電力を供給する給電経路に割り込んでオプション部品(OP1,OP2)の電源を取得する車両用オプション部品の結線構造において、複数の配線が束ねられるメインハーネス(M)から、前記電力ソケット(S)に電力を供給するメイン側出力コード(H)が分岐しており、前記電力ソケット(S)と前記メイン側出力コード(H)とが一対のカプラ(C)で断接可能に構成されており、一端側に取り付けられた前記オプション部品(OP1,OP2)に電力を供給するオプション部品用ハーネス(OPH1,OPH2)には、その他端部に、集合部(52)から二股に分岐するオプション側出力コード(A)および入力コード(B)が設けられており、前記オプション側出力コード(A)と前記電力ソケット(S)とが一対のカプラ(C1,C2)で断接可能に構成されると共に、前記入力コード(B)と前記メイン側出力コード(H)と一対のカプラ(C)で断接可能に構成されており、前記オプション側出力コード(A)が、前記入力コード(B)より長く形成されており、前記オプション部品(OP1,OP2)を前記車両(1)に増設する際に、増設しようとするオプション部品用ハーネス(OPH1,OPH2)のオプション側出力コード(A)を前記電力ソケット(S)に接続すると共に、前記電力ソケット(S)に接続されていた前記メイン側出力コード(H)またはオプション側出力コード(A)をU字状に折り曲げたうえで前記入力コード(B)に接続するように構成されている点に第1の特徴がある。
また、前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)が、前記オプション部品(OP1,OP2)が異なる場合でも同じ構造とされる点に第2の特徴がある。
また、前記メインハーネス(M)は、前記車両(1)の上下方向に配索されており、前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)の端部には、前記一対のカプラ(C)のうちの雄カプラ(C1)がそれぞれ設けられ、前記電力ソケット(S)および前記入力コード(B)の端部には、前記一対のカプラ(C)のうちの雌カプラ(C2)がそれぞれ設けられている点に第3の特徴がある。
また、前記メインハーネス(M)は、前記車両(1)の上下方向に配索されており、前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)には、前記一対のカプラ(C)のうちの雄カプラ(C1)がそれぞれ設けられ、前記電力ソケット(S)および前記入力コード(B)には、前記一対のカプラ(C)のうちの雌カプラ(C2)がそれぞれ設けられている点に第4の特徴がある。
また、前記オプション部品用ハーネス(OPH1,OPH2)が、前記電力ソケット(S)の上方で前記車両(1)の車幅方向に延在する支持フレーム(F1)に沿って配索されている点に第5の特徴がある。
さらに、前記支持フレーム(F1)に沿って、パワーステアリング機構用のモータ(38)に電力を供給する大径配線(40)が配索されている点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、複数の配線が束ねられるメインハーネス(M)から、前記電力ソケット(S)に電力を供給するメイン側出力コード(H)が分岐しており、前記電力ソケット(S)と前記メイン側出力コード(H)とが一対のカプラ(C)で断接可能に構成されており、一端側に取り付けられた前記オプション部品(OP1,OP2)に電力を供給するオプション部品用ハーネス(OPH1,OPH2)には、その他端部に、集合部(52)から二股に分岐するオプション側出力コード(A)および入力コード(B)が設けられており、前記オプション側出力コード(A)と前記電力ソケット(S)とが一対のカプラ(C1,C2)で断接可能に構成されると共に、前記入力コード(B)と前記メイン側出力コード(H)と一対のカプラ(C)で断接可能に構成されており、前記オプション側出力コード(A)が、前記入力コード(B)より長く形成されており、前記オプション部品(OP1,OP2)を前記車両(1)に増設する際に、増設しようとするオプション部品用ハーネス(OPH1,OPH2)のオプション側出力コード(A)を前記電力ソケット(S)に接続すると共に、前記電力ソケット(S)に接続されていた前記メイン側出力コード(H)またはオプション側出力コード(A)をU字状に折り曲げたうえで前記入力コード(B)に接続するように構成されているので、電力ソケットSの機能を残したまま電力ソケットとメイン側出力コードとの間にオプション部品用ハーネスを割り込ませて、オプション部品の電源を確保することが可能となる。このとき、U字状に折り曲げたメイン側出力コードまたはオプション側出力コードと出力コードとをまとめて束ねることが容易になる。これにより、オプション部品用ハーネスの増設作業が容易になり、かつ配線スペースを縮小することが可能となる。
また、U字状に折り曲げたメイン側出力コードまたはオプション側出力コードと出力コードとを、メインハーネスに対してまとめて束ねることで、さらに配線スペースの縮小が可能となる。
第2の特徴によれば、前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)が、前記オプション部品(OP1,OP2)が異なる場合でも同じ構造とされるので、オプション部品を2つ以上増設する場合にも、カプラが配線方向で同様の位置に並ぶこととなり、複数のオプション部品用ハーネスを同様の位置にまとめて束ねることが可能となる。これにより、2つめ以降のオプション部品の増設に際しても1つめの増設と同様の作業性を維持することが可能となる。
第3の特徴によれば、前記メインハーネス(M)は、前記車両(1)の上下方向に配索されており、前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)の端部には、前記一対のカプラ(C)のうちの雄カプラ(C1)がそれぞれ設けられ、前記電力ソケット(S)および前記入力コード(B)の端部には、前記一対のカプラ(C)のうちの雌カプラ(C2)がそれぞれ設けられているので、増設したオプション部品用ハーネスをメインハーネスにまとめて束ねた際に、上側に雌カプラ、下側に雄カプラが位置することとなり、凹部を有するカプラ雌カプラが下向きとなって、カプラの端子部分に水分や埃等が侵入しにくくなる。
第4の特徴によれば、前記メインハーネス(M)は、前記車両(1)の上下方向に配索されており、前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)には、前記一対のカプラ(C)のうちの雄カプラ(C1)がそれぞれ設けられ、前記電力ソケット(S)および前記入力コード(B)には、前記一対のカプラ(C)のうちの雌カプラ(C2)がそれぞれ設けられているので、オプション部品を2つ以上増設する場合にも、すべてのカプラにおいて、上側に雌カプラ、下側に雄カプラが位置することとなり、端子部分に水分や埃等が侵入しにくくすることができる。
第5の特徴によれば、前記オプション部品用ハーネス(OPH1,OPH2)が、前記電力ソケット(S)の上方で前記車両(1)の車幅方向に延在する支持フレーム(F1)に沿って配索されているので、オプション部品用ハーネスを車体フレームに固定することで、増設部分では上下方向に指向するオプション部品用ハーネスを、車体側方に向けて安定的に配索することが可能となる。また、オプション部品用ハーネスの固定部を容易に確保でき、オプション部品の増設作業工数を低減することができる。
第6の特徴によれば、前記支持フレーム(F1)に沿って、パワーステアリング機構用のモータ(38)に電力を供給する大径配線(40)が配索されているので、オプション部品用ハーネスを、大径の配線と共に車体フレームに安定的に固定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両用オプション部品の結線構造を適用した荒地走行用四輪駆動車の左側面図である。 荒地走行用四輪駆動車の正面断面図である。 荒地走行用四輪駆動車の一部拡大斜視図である。 インストルメントパネルの前方で切断した荒地走行用四輪駆動車の正面断面図である。 図4の5−5線断面図である。 インストルメントパネルの背面側から見た一部拡大図である。 電力ソケットおよびオプション部品用ハーネスの構造説明図である。 図8は、オプション部品を備えない場合の配線状態図である。 第1オプション部品としての補助ライトを近接させた場合の配線状態図である。 第1差し替え手順を実行した場合の配線状態図である。 第2差し替え手順を実行した場合の配線状態図である。 第1オプション部品および第2オプション部品を増設した場合の配線構造図である。 第1,2オプション部品を接続した状態で、メイン側出力コードおよびオプション側出力コードの湾曲度合いを強くした場合の配線構造図である。 荒地走行用四輪駆動車への取付状態を示す配線構造図である(オプション部品なし)。 荒地走行用四輪駆動車への取付状態を示す配線構造図である(オプション部品あり)。 カプラの平面図である。 シフトレバーの周囲のインストルメントパネルの一部拡大図である。 図17の18−18線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用オプション部品の結線構造を適用した荒地走行用四輪駆動車1の左側面図である。また、図2は荒地走行用四輪駆動車1の正面断面図である。密閉した車室を持たない不整地走行車としての荒地走行用四輪駆動車1は、車体中央のエンジンEの駆動力を変速機Tの前後に取り付けられたプロペラシャフト5,7を介して伝達し、2つの前輪WFおよび後輪WRを回転させる四輪駆動車である。
エンジンEの上部にはエアクリーナボックス16が配設されており、エンジンEの燃料ガスは排気管6を通して車体後方のマフラ8から排出される。エアクリーナボックス16の前方には、乗員Pの背もたれ15が配設されており、エンジンEの側方に配設される燃料タンク13の上方には、乗員Pの着座部14が配設されている。
車体前後方向に延在してエンジンEや前後輪WF,WR等を支持するメインフレーム4は、その前端部にバンパ3が取り付けられると共に、乗員Pの周囲を囲む左右一対のロールバー10を支持している。バンパ3の後方上方はヘッドライトを備えるフロントカバー2で覆われており、乗員Pに対向する位置にはインストルメントパネル9が形成されている。
左右一対のロールバー10は、車幅方向に指向する連結パイプ11,12によって連結されると共に、上下方向に指向する左右一対のサイドバー20によって下方から支持されている。また、サイドバー20には、後部座席18,19に着座する乗員Pが把持する手すり部材17が固定されている。
図3は、荒地走行用四輪駆動車1の一部拡大斜視図である。この図では、ロールバー10を取り外した状態を示している。乗員Pの着座部14の後方の左右には後部ドア31が設けられており、着座部14の前方下方には、足乗せフロア33が形成されている。着座部14の側方下部には、燃料タンク13のキャップ32が設けられている。足乗せフロア33の側方には、不図示の前部ドアを取り付けるヒンジ34が設けられている。
樹脂板30で覆われるインストルメントパネル9には、車幅方向左側から、左右一対のシフトパドル22を備えたステアリングホイール21、スタータスイッチ23、シフトレバー24、駆動モード切り換えレバー26が配設されている。シフトレバー24は、パーキング位置(P)、リバース位置(R)、ドライブ位置(D)等を切り替える機能を有し、シフトパドル22は、D位置の選択時に自動変速に介入するセミオートマチック変速を可能にする。また、駆動モード切り換えレバー26は、四輪駆動と後輪二輪駆動との切り換えを可能とする。
インストルメントパネル9の車幅方向右側には、助手席側のカップホルダ28やグローブボックス29の蓋部材27が設けられている。グローブボックス29には、オプション部品としてのウインチ装置の操作スイッチ37が接続されたスイッチ配線36を収納することができる。また、シフトレバー25と駆動モード切り換えレバー26の間の位置には、オプション部品としての補助ライトのオンオフスイッチ25が設けられている。
本実施形態に係る荒地走行用四輪駆動車1には、インストルメントパネル9の車幅方向中央の下方寄りの位置に、車載バッテリ(例えば、12V)から電源を取得することができる電力ソケットSが配設されている。この電力ソケットSに対応する専用プラグを差し込むことで、例えば、ミニライトや掃除機の電源を取得したり、携帯電話やひげそり器の充電等を行うことができる。
この電力ソケットSを用いれば、前記したオプション部品としての補助ライトやウインチ装置の電源を取得することもできる。しかしながら、これらのオプション部品は一度車体に取り付けた後に頻繁に着脱するものではなく、また、オプション部品によって電力ソケットSを塞いでしまうと、他の電子機器を使用する際にプラグを差し替える必要が生じるし、複数のオプション部品を増設することが難しくなるという課題もある。
そこで、本実施形態では、オプション部品の電源を、インストルメントパネル9の樹脂板30の裏側に突出する電力ソケットSの背面部から取得するように構成している。これにより、電力ソケットSを確保したままオプション部品を増設でき、オプション部品用のハーネスの接続部分がインストルメントパネル9の表側に露出することもなくなる。その具体的な結線構造は後述する。
図4は、インストルメントパネル9の前方で切断した荒地走行用四輪駆動車1の正面断面図である。また、図5は図4の5−5線断面図である。インストルメントパネル9を構成する樹脂板30の前方側には、車幅方向に互いに平行に指向してロールバー10の基部に連結される支持フレームF1,F2が配設されている。支持フレームF1,F2は、車体後方側のインストルメントパネル9を支持するほか、車体前方側でパワーステアリング装置39や車載バッテリ35等を支持している。
電力ソケットSは、下側の支持フレームF1の車体後方下方に位置している。また、下側フレームF1には、大径配線40がこれと平行して配索されている。パワーステアリング装置39の動力源としてのモータ38に電力を供給する大径配線40は、下側フレームF1に対して樹脂バンド等の支持部材46によって支持されている。
一方、大径配線40の下方には、複数の配線を束ねたメインハーネスMが車体上下方向に指向して配索されている。メインハーネスMからは、電力ソケットSに電力を供給するメイン側出力コードHが分岐しており、雄カプラC1によって電力ソケットSの背面部に接続されている。
図4には、前記したオプション部品としての補助ライト(第1オプション部品)55を示している。補助ライト55は、ロールバー10の連結パイプ12に取り付けられており、これに電力を供給するオプション部品用ハーネスOPH1は、連結パイプ12、ロールバー10および支持フレームF1に沿って配索され、電力ソケットSの後端部に導かれる。オプション部品用ハーネスOPH1は、これらのフレーム部材に沿って配索されることで安定的に車体に支持されることとなる。
図6は、インストルメントパネル9の背面側(車体前方側)から見た一部拡大図である。前記したように、オプション部品用ハーネスOPH1は、パワステモータ38に電力を供給する大径配線40と共に支持フレームF1に支持される。そして、オプション部品用ハーネスOPH1の端部は、支持フレームF1と電力ソケットSとの間の位置で一対のカプラCによって電源が取得できるように接続される。このカプラCの上下部分は、車体上下方向に指向するメインハーネスMに束ねて固定することができる。
図7は、電力ソケットSおよびオプション部品用ハーネスOPH1の構造説明図である。電力ソケットSの円筒状の本体部50には、専用プラグを挿入するプラグ孔51が形成されており、本体部50の後端部には、雌プラグC2が固定されている。オプション部品を備えない場合には、メインハーネスMから分岐するメイン側出力コードHの雄プラグC1が本体部50の雌プラグC2に接続され、一対のプラグCによる接続状態が構成されている。
一方、オプション部品用ハーネスOPH1は、集合配線Gの端部の集合部52から、オプション側出力コードAおよび入力コードBが分岐した構造とされている。オプション側出力コードAの長さは、入力コードBの略2倍に設定されており、例えば、入力コードBを6cmとしたときにオプション側出力コードAを13cmとすることができる。そして、オプション側出力コードAの端部には雄カプラC1が設けられると共に、入力コードBの端部には雌カプラC2が設けられる。
以下、図8〜図13を参照して、オプション部品の増設に伴う各配線の接続形態を説明する。図8は、オプション部品を備えない場合の配線状態図である。オプション部品を備えない場合は、メインハーネスMから分岐するメイン側出力コードHが、一対のカプラCによって電力ソケットSに接続されている。
図9は、元の配線に近接して、第1オプション部品OP1としての補助ライト55を配置した場合の配線状態図である。オプション部品用ハーネスOPH1の一端部には、オプション側出力コードAおよび入力コードBが分岐して設けられ、また、他端部には補助ライト55が接続されている。
図10は、第1差し替え手順を実行した場合の配線状態図である。オプション部品用ハーネスOPH1を割り込み接続する場合には、まず、電力ソケットSからメイン側出力コードHを取り外して、オプション側出力コードAに差し替える第1差し替え手順を実行することとなる。
図11は、第2差し替え手順を実行した場合の配線状態図である。前記した第1差し替え手順を行うと、メイン側出力コードHが空き状態になるので、これを湾曲させて雄カプラC1の向きを方向転換し、入力コードBの雌カプラC2に差し替える第2差し替え手順を実行する。上記の手順により、2組のカプラ接続が成立すると共に、電力ソケットSの後端側にオプション部品用ハーネスOPH1を割り込ませて、電力ソケットSの機能を生かしたまま補助ライト55の電源を取得することが可能となる。なお、補助ライト55のオプション部品用ハーネスOPH1には、オンオフスイッチ25(図3参照)に接続されるスイッチ用配線(図18参照)が設けられる。
図12は、第1オプション部品OP1としての補助ライト55に加え、第2オプション部品OP2としてのウインチ装置56を増設した場合の配線構造図である。ウインチ装置56のオプション部品用ハーネスOPH2を割り込ませる場合も、前記した第1差し替え手順および第2差し替え手順を同様に実行することができる。これは、異なるオプション部品においても、オプション側出力コードAおよび入力コードBを共通化されているために実行可能となる。なお、ウインチ装置56のオプション部品用ハーネスOPH2には、操作スイッチ37に接続されるスイッチ配線36(図3参照)が接続される。
上記した結線手順は、さらに、ホーン等の別のオプション部品を増設する場合も同様である。また、オプション部品の種類に関わらず、オプション側出力コードAおよび入力コードBを共通化しているため、オプション部品の増設順序に制約が生じることもない。
図13は、第1オプション部品OP1および第2オプション部品OP2を接続した状態で、メイン側出力コードHおよびオプション側出力コードAの湾曲度合いを強くした場合の配線構造図である。メイン側出力コードHおよびオプション側出力コードAは、銅線をビニールチューブ等で覆った柔軟部材のため、U字状に折り曲げ、さらに湾曲度合いを強くしてほぼ2つ折りとすることができる。これにより、メイン側出力コードH、オプション側出力コードAおよび入力コードBをバンド57等でまとめて束ねることが容易となる。このとき、カプラCが配線方向において同等の位置に揃うため、束ねる作業がより一層容易となる。
図14,15は、荒地走行用四輪駆動車1への取付状態を示す配線構造図である。図14は、図5を用いて説明したように、オプション部品を備えておらず、メインハーネスMから分岐するメイン側出力コードHが、その分岐部の後方下方の位置で電力ソケットSに接続されている状態を示す。図14に示す配線の形状や長さは、図5の記載と対応する。
図15は、オプション部品用ハーネスOHP1を接続した状態の配線構造図である。オプション部品用ハーネスOPH1は、車体上下方向に指向するメインハーネスMに沿って上方に配索されることから、入力コードBの雌カプラC2は、必然的に、その開口部が下方を向くこととなる。この雌カプラC2に対し、メイン側出力コードHの雄カプラC1を下方から接続することで、カプラCの上方から水分や埃等が付着しても、接続端子部分に影響を与える可能性が低減されることとなる。
オプション側出力コードAおよび入力コードBは、カプラCの上方の位置でまとめてメインハーネスMに対してバンド57で支持することができる。また、上方に向けて2つ折りとされるメイン側出力コードHおよびオプション側出力コードAは、カプラCの下方の位置でまとめてメインハーネスMに対してバンド58で支持することができる。なお、第2オプション部品用ハーネスOPH2をさらに増設する場合は、メイン側出力コードHが2つ折りとされるのに加えて第1オプション部品用ハーネスOPH1のオプション側出力コードAも2つ折りとされて、まとめて支持されることとなる。
また、上記した構成によれば、2つ以上のオプション部品を増設する場合でもカプラCの上下方向の位置がほぼ同じとなり、各配線をまとめて支持するのに好適である。
図16は、カプラCの平面図である。前記したように、カプラCは、メイン側出力コードH、電力ソケットSおよびオプション部品用ハーネスOPH1において同型のものが用いられる。上下方向に指向する配線を接続する場合には、上側に雌カプラC2を配設すると共に、下側に雄カプラC1を配設することで、接続端子部分に水分等が侵入することを防ぐことができる。
本実施形態では、雄カプラC1の差し込み部60の外側に、雌カプラC2とのロック機構62を備えた筒状のカバー61が設けられている。このため、外観上は下側の雄カプラC1の方が大柄であるが、カプラCに付着する水分等は、差し込み部60とカバー61との間を通って下方に抜けることとなる。
図17は、シフトレバー24の周囲のインストルメントパネル9の一部拡大図である。また、図18は、図17の18−18線断面図である。シフトレバー24および駆動モード切り換えレバー26は、それぞれ、金属プレート41に形成されたシフトゲート24a,26aに沿って動くように構成されている。
補助ライト55のオンオフスイッチ25は、シフトレバー24および駆動モード切り換えレバー26の間で、樹脂板30に形成された凹部43に取り付けられる。凹部43にオンオフスイッチ25を取り付けると、配線接続部24から延びるスイッチ配線44が凹部43の下方に向けて配索されることとなる。本実施形態では、この配線接続部24の上側に接触してスイッチ配線44の引き出し方向に延びる板状の庇部材42を形成する。インストルメントパネル9の板部材30にオンオフスイッチ25を取り付けるには、板部材30の裏面側から行う作業があるため、車体から板部材30を取り外した状態で行う必要がある。このとき、オンオフスイッチ25を取り付けた板部材30を車体に装着しようとすると、板部材30の位置合わせを行う際に、配線接続部25および配線44が車体側部品45に接触する可能性があるが、庇部材42を設けておくことでこの接触を防ぐことが可能となる。
上記したように、本発明に係る車両用オプション部品の結線構造によれば、メインハーネスMから分岐するメイン側出力コードHをカプラCを介して電力ソケットSの背面側に接続しておき、各オプション部品用ハーネスの一端部に、共通構造のオプション側出力コードAおよび入力コードBを設けておき、各オプション部品を増設する際には、オプション側出力コードAを電力ソケットSに接続すると共に、電力ソケットSから取り外したメイン側出力コードHまたはオプション側出力コードAをU字状に折り曲げて入力コードBに接続するようにしたので、電力ソケットSの機能を残したまま電力ソケットSとメイン側出力コードHとの間にオプション部品用ハーネスを割り込ませて、オプション部品の電源を確保することが可能となる。このとき、U字状に折り曲げたメイン側出力コードHまたはオプション側出力コードAと入力コードBとをまとめて束ねることが容易になる。これにより、オプション部品用ハーネスの増設作業が容易になり、かつ配線スペースを縮小することが可能となる。
なお、荒地走行用四輪駆動車の構造、オプション部品の形態、オプション部品用ハーネスの長さやカプラの規格等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る車両用オプション部品の結線構造は、上記した荒地走行用四輪駆動車に限られず、鞍乗型の二輪/三輪車等の各種の車両に適用することができる。
1…荒地走行用四輪駆動車(車両)、9…インストルメントパネル、30…板部材、25…オンオフスイッチ、38…モータ、40…大径配線、52…集合部、55…補助ライト(第1オプション部品)、56…ウインチ装置(第2オプション部品)、C…カプラ、C1…雄カプラ、C2…雌カプラ、S…電力ソケット、M…メインハーネス、H…メイン側出力コード、OP1…第1オプション部品、OP2…第2オプション部品、OPH1,OPH2…オプション部品用ハーネス、A…オプション側入力コードB…入力コード、G…集合配線、F1…支持フレーム

Claims (8)

  1. 車両(1)の電源に接続される電力ソケット(S)を備え、該電力ソケット(S)に電力を供給する給電経路に割り込んでオプション部品(OP1)の電源を取得する車両用オプション部品の結線構造において、
    複数の配線が束ねられるメインハーネス(M)から、前記電力ソケット(S)に電力を供給するメイン側出力コード(H)が分岐しており、
    前記電力ソケット(S)と前記メイン側出力コード(H)とが一対のカプラ(C)で断接可能に構成されており、
    一端側に取り付けられた前記オプション部品(OP1)に電力を供給するオプション部品用ハーネス(OPH1)には、その他端部に、集合部(52)から二股に分岐するオプション側出力コード(A)および入力コード(B)が設けられており、
    前記オプション側出力コード(A)と前記電力ソケット(S)とが一対のカプラ(C1,C2)で断接可能に構成されると共に、前記入力コード(B)と前記メイン側出力コード(H)と一対のカプラ(C)で断接可能に構成されており、
    前記オプション側出力コード(A)が、前記入力コード(B)より長く形成されており、
    前記オプション部品(OP1)を前記車両(1)に増設する際に、前記オプション部品用ハーネス(OPH1)のオプション側出力コード(A)を前記電力ソケット(S)に接続すると共に、前記電力ソケット(S)に接続されていた前記メイン側出力コード(H)をU字状に2つ折りとされてまとめて束ねられたうえで前記入力コード(B)に接続するように構成されていることを特徴とする車両用オプション部品の結線構造。
  2. 前記オプション部品(OP1)に加えて第2のオプション部品(OP2)を接続する際には、
    前記電力ソケット(S)に接続されていた前記メイン側出力コード(H)を、前記オプション部品(OP1)の前記入力コード(B)に接続すると共に、
    前記オプション部品(OP1)の前記オプション側出力コード(A)を、前記第2のオプション部品(OP2)の前記入力コード(B)に接続し、
    前記第2のオプション部品(OP2)の前記オプション側出力コード(A)を前記電力ソケット(S)に接続するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用オプション部品の結線構造。
  3. 前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)が、前記オプション部品(OP1,OP2)が異なる場合でも同じ構造とされることを特徴とする請求項に記載の車両用オプション部品の結線構造。
  4. 前記メインハーネス(M)は、前記車両(1)の上下方向に配索されており、
    前記オプション側出力コード(A)およびメイン側出力コード(H)の端部には、前記一対のカプラ(C)のうちの一方側のカプラ(C1)がそれぞれ設けられ、
    前記電力ソケット(S)および前記入力コード(B)の端部には、前記一対のカプラ(C)のうちの他方側のカプラ(C2)がそれぞれ設けられ、
    前記カプラ(C1,C2)は、雄雌異なるように構成していることを特徴とする請求項1に記載の車両用オプション部品の結線構造。
  5. 前記メインハーネス(M)は、前記車両(1)の上下方向に配索されており、
    前記オプション側出力コード(A)およびメイン側出力コード(H)には、前記一対のカプラ(C)のうちの一方側のカプラ(C1)がそれぞれ設けられ、
    前記電力ソケット(S)および前記入力コード(B)には、前記一対のカプラ(C)のうちの他方側のカプラ(C2)がそれぞれ設けられ、
    前記カプラ(C1,C2)は、雄雌異なるように構成していることを特徴とする請求項に記載の車両用オプション部品の結線構造。
  6. 前記オプション部品用ハーネス(OPH1)が、前記電力ソケット(S)の上方で前記車両(1)の車幅方向に延在する支持フレーム(F1)に沿って配索されていることを特徴とする請求項に記載の車両用オプション部品の結線構造。
  7. 前記支持フレーム(F1)に沿って、パワーステアリング機構用のモータ(38)に電力を供給する大径配線(40)が配索されていることを特徴とする請求項に記載の車両用オプション部品の結線構造。
  8. 前記オプション側出力コード(A)および前記入力コード(B)が、共通化されたコードで構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の車両用オプション部品の結線構造。
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