JP2011073539A - 電装部品用支持ボックス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、コントローラとリレーボックスを集約配置してかつ軽量コンパクトな支持構造とし、集約配置しつつ優れた組付性の確保およびハーネス配索を最適化し、コントローラとリレーおよびハーネスを安定的に支持できる構造とし、支持ボックスの成形性にも配慮することを目的とする。
【解決手段】この発明は、ハーネスを接続可能としつつ、コントローラとリレー又はフューズとのうち1つ以上を収納して支持する電装部品用支持ボックス構造において、支持ボックスには、コントローラをスライドして挿入することが可能なスロットを有するコントローラ支持部を設けるとともに、コントローラ支持部に積層するようリレーを収納するリレー支持部を設け、ハーネスを分岐させてそれぞれをスロットに納めたコントローラおよびリレー支持部に納めたリレーに接続し、コントローラおよびリレーを介してハーネス同士を繋げることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は電装部品用支持ボックス構造に係り、特に、車両に搭載する電装部品の取付構造であって、リレー、フューズ等の電装部品を収納するリレーボックスと、各種装置を制御するコントローラとを、集積して搭載する電装部品ないしその支持ボックスの取付構造、および、それに付随するハーネスの配索技術についての電装部品用支持ボックス構造に関する。
車両に搭載する電装部品のシステムでは、配線の配索途中にリレーボックスあるいはジャンクションボックスを設けている。また、この配線には、車両に搭載される各種装置を制御するコントローラを接続している。
個々の電装部品が設置スペースを必要とするため、車両に多くの電装部品を搭載する際には、個々の電装部品を分散させて、また併せてデッドスペース等を利用することにより、できるだけ機械要素としての占有スペースを小さくしている。
電装部品の配置には、コントローラとジャンクションボックスを分散配置せずに、集中させた配置とするものもある。(特許文献1)
また、電装部品の配置には、コントローラをリレーの機械的形状に合わせて、リレーボックスに収めた技術がある。(特許文献2)
さらに、電装部品の配置には、車両の配線が集約して配索される箇所に、コントローラを設置したものがある。(特許文献3)
特開2002−321571号公報 特開2001−310690号公報 特開平8−26046号公報
ところで、近時は、様々な車載装置のハイテク化が進展して、コントローラ等の電装部品の数が膨大なものとなっており、その搭載に更なる改良が求められている。
もともと分散配置して搭載していた電装部品は、当然、集約配置してかつ軽量コンパクトとなるようにまで配慮したものとして、コントローラとジャンクションボックスを一体化したものがある。(特許文献1)
しかし、特許文献1の構造は、コントローラの支持構造やその際の姿勢について、あるいは、支持ボックスの構造などの具体的な構造は不明である。
また、電装部品の配置には、コントローラをリレーボックスに収めた技術がある。(特許文献2)
しかし、特許文献2の構造は、末端のコントローラであって、限られた機能しか備えていないコントローラでなければ、そのような小型化ができず、基幹コントローラには適用できない。
さらに、電装部品を集約配置する際には、部組可能な構造とすることは可能であっても、より組付け作業やサービスでの着脱作業のし易い構造に配慮する必要がある。
さらに、電装部品のケーシングないし支持ボックスとして用いられる樹脂成型の成形性にも配慮することが望ましい。
この発明は、コントローラとリレーボックスを集約配置してかつ軽量コンパクトな支持構造を提供すること、集約配置しつつ優れた組付性の確保およびハーネス配索を最適化すること、コントローラとリレーおよびハーネスを安定的に支持できる構造を提供すること、支持ボックスの成形性にも配慮することを目的とする。
この発明は、車両の車体パネルに沿って配索されるハーネスと、このハーネスに接続されるコントローラと、同じくハーネスに接続されるリレー又はフューズとを備え、前記ハーネスを接続可能としつつ、前記コントローラとリレー又はフューズとのうち1つ以上を収納して支持する電装部品用支持ボックス構造において、前記支持ボックスには、前記コントローラをスライドして挿入することが可能なスロットを有するコントローラ支持部を設けるとともに、前記コントローラ支持部に積層するよう前記リレーを収納するリレー支持部を設け、前記ハーネスを分岐させてそれぞれを前記スロットに納めたコントローラおよび前記リレー支持部に納めたリレーに接続し、前記コントローラおよびリレーを介してハーネス同士を繋げることを特徴とする。
この発明の電装部品用支持ボックス構造は、コントローラとリレーを支持ボックスに納めて集約配置でき、軽量コンパクトな支持構造を提供でき、優れた組付性を確保でき、ハーネス配索を最適にでき、コントローラとリレーおよびハーネスを安定的に支持できる。
電装部品用支持ボックス構造の側面図である。(実施例) 電装部品用支持ボックス構造の左後上方からの斜視図である。(実施例) コントローラの右後上方からの斜視図である。(実施例) 支持ボックスおよびコントローラの左後上方からの斜視図である。(実施例) コントローラを挿入したコントローラ支持部の背面図である。(実施例)
この発明は、コントローラとリレーを支持ボックスに納めて集約配置でき、軽量コンパクトで優れた組付性を確保でき、ハーネス配索の最適化とコントローラ、リレーおよびハーネスの安定的な支持を図るものである。
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図1において、1は車両、2はダッシュパネル、3はダッシュサイドパネル、4はクロスメンバ、5はエンジンルーム、6は車室である。車両1の車体パネルを構成するダッシュパネル2と車幅方向両側のダッシュサイドパネル3とは、クロスメンバ4で互いに接続されている。車体パネルであるダッシュパネル2の後方の車室6側に位置するインストルメントパネルの内部空間、あるいは、同下方の空間では、複数の主要ハーネスを集合/分岐している。
ダッシュパネル2の後方で集合/分岐される主要ハーネスは、車室6外のエンジンルーム5に設けられたバッテリに接続し、パワーユニットおよびジャンクションボックス等に連絡しダッシュパネル2を通して配索するメインハーネス7と、車室6内のインストルメントパネルの内部空間に沿って主に配設するインストルメントパネルハーネス8と、最終的に車両1の下部全体にわたって分散した艤装品となる電装部品に連絡するフロアハーネス9とからなる。メインハーネス7は、1つのコネクタ10を備えている。インストルメントパネルハーネス8は、2つに分岐してそれぞれコネクタ11・12を備えている。フローハーネス9は、3つに分岐してそれぞれコネクタ13・14・15を備えている。
メインハーネス7とインストルメントパネルハーネス8とフロアハーネス9とは、支持ボックス16により相互に連結している。支持ボックス16は、前記ハーネス7〜9に接続されるコントローラ(ボディコントローラ:BCM)17と、リレー18(又はフューズ)とのうちの1つ以上を収納して支持する。よって、支持ボックス16は、簡略的にコントローラボックス、リレーボックス、フューズボックスと捉えることもできる。
前記支持ボックス16は、コントローラ17を支持するコントローラ支持部19と、リレー18を支持するリレー支持部20とを並べて設けてあり、コントローラ支持部19およびリレー支持部20のそれぞれの形状で最も厚みの少ない方向で重ねて、積層するように並べてある。支持ボックス16は、車幅方向が積層方向と一致する。
前記コントローラ支持部19は、図2・図4に示すよう、上壁部21と下壁部22と右側壁部23と左側壁部24とにより、上下方向に長く左右方向に扁平で前後方向に延びる角筒形状に形成される。コントローラ支持部19は、内部に前記コントローラ17をスライドして挿入することが可能な断面矩形状のスロット25を有している。コントローラ支持部19には、右側壁部23の上側および下側に、右側のダッシュサイドパネル3に対して車幅方向から固定する右上側固定部26および右下側固定部27を備えている。
前記リレー支持部20は、上壁部28と下壁部29と右側壁部30と左側壁部31とにより、上下方向に長く左右方向に扁平で前後方向に延びる角筒形状に形成される。リレー支持部20は、内部に前記リレー18を収納することが可能な断面矩形状の収納部32を有している。リレー支持部20は、下壁部29の下側に、ダッシュパネル2に対して車両前後方向から固定する前下側固定部33を備えている。なお、この実施例の前下側固定部33は、ダッシュパネル2に接続したクロスメンバ4に固定する。
また、リレー支持部20は、右側壁部30にハーネス接続部分34を設けている。ハーネス接続部分34は、上下方向に長く左右方向に扁平で前後方向に延びる角柱形状に形成され、前端面および後端面に前記ハーネス7〜9の接続部として前側カプラ35(図1参照)および後側カプラ36を備えている。前側カプラ35および後側カプラ36は、収納部32に支持したリレー18に接続される。ハーネス接続部分34は、右側をコントローラ支持部19の左側壁部24に接続することで、コントローラ支持部19とリレー支持部20とを積層して支持ボックス16を形成している。
支持ボックス16は、図1に示すように、右上側固定部26をダッシュサイドパネル3に右上側固定ボルト37・右上側固定ナット38により取り付けるとともに右下側固定部27をダッシュサイドパネル3に右下側固定ボルト39・右下側固定ナット40により取り付け、さらに、前下側固定部33をダッシュパネル2に接続されたクロスメンバ4に前下側固定ボルト41・前下側固定ナット42により取り付ける。これにより、支持ボックス16は、ダッシュパネル2およびダッシュサイドパネル3という異なる2面に対して、車両前後方向および車幅方向という異なる2方向で固定して強固に安定して支持する。
前記コントローラ支持部19のスロット25は、図2に示すように、右側壁部23の内壁面の上側および下側に、それぞれ前後に延びる上側突条リブ43および下側突条リブ44を設けている。一方、スロット25に挿入されるコントローラ17は、図3・図4に示すように、上壁部45と下壁部46と右側壁部47と左側壁部48とにより上下方向に長く左右方向に扁平で前後方向に延びる角筒形状に形成され、前後を閉鎖する前側壁部49と後側壁部50とを有している。コントローラ17は、コントローラ支持部19の右側壁部23との対応面である右側壁部47の上側および下側に、前記上側突条リブ43および下側突条リブ44に対応する上側溝51および下側溝52を設けている。
コントローラ17には、上側溝51および下側溝52を、右側壁部47の前側壁部49側の端縁まで達するように設ける一方、右側壁部47の後側壁部50側の端部まで達しないように設けている。したがって、上側溝51および下側溝52は、右側壁部47の後側壁部50側の端部に形成されていない。これら1つ以上の互いに対応する組合せを構成する上側突条リブ43および下側突条リブ44と上側溝51および下側溝52との長さL1は、ともにコントローラ17のスロット25ヘの挿入方向の所定寸法L2より短く(L1<L2)形成するとともに、上側突条リブ43および下側突条リブ44の開始位置をスロット25の開口部53よりも奥に設定している。スロット25ヘの挿入方向の所定寸法L1とは、スロット25に対してコントローラ17を所定位置に固定する際に、挿入方向へ必要となる寸法である。
支持ボックス16にコントローラ17を支持固定する際には、図4に示すように、スロット25の開口部53にコントローラ17の前側壁部49を対向させ、図5に示すように、上側突条リブ43および下側突条リブ44を上側溝51および下側溝52に係合させて挿入する。挿入方向は、車両1に搭載した際に、水平となる方向(とくに車両の前後方向)としてあり、重力方向に対して安定的にコントローラ17を支持できる。
コントローラ17は、図5に示すように、支持ボックス16の上側突条リブ43および下側突条リブ44に上側溝51および下側溝52を合わせないと、挿入できない。また、コントローラ17は、図3に示すように、上側溝51および下側溝52を右側壁部47の後側壁部50側の端部にまで形成していないので、後側壁部50側(逆側)からは挿入できない。このように、コントローラ17は、支持ボックス16に対して決まった方向からでないと、スロット25に挿入することができない構造にしているので、スロット26の開口部53で誤組付けがわかるようになり、無理に挿入して破損する可能性が少なくなる。
前記コントローラ17には、図4に示すように、挿入方向に対して前端面の前側壁部49および後端面の後側壁部50に、前記ハーネス7〜9との接続部として、前側カプラ54・55および後側カプラ56・57をそれぞれ備えている。コントローラ17の摺動方向の軸とハーネス7〜9の接続方向の軸とは、一致している。コントローラ17の前側壁部49(挿入した時に奥側となる面)には、フロアハーネス9との接続部である前側カプラ54・55が、上下に並べて設けてある。また、コントローラ17の後側壁部50(挿入した時に人口側となる面)には、メインハーネス7およびインストルメントパネルハーネス8との接続部である後側カプラ56・57が、上下に並べて設けてある。
図1に示すように、支持ボックス16のコントローラ支持部19に支持されたコントローラ17には、前端面の前側カプラ54・55に、フロアハーネス9の分岐した2つのコネクタ13・14を接続し、同じく後端面の後側カプラ56・57にメインハーネス7のコネクタ10およびインストルメントパネルハーネス8の分岐した1つのコネクタ11を接続している。また、支持ボックス16のリレー支持部20のハーネス接続部分34には、前端面の前側カプラ35にフロアハーネス9の分岐した残り1つのコネクタ15を接続し、後端面の後側カプラ36にインストルメントパネルハーネス8の分岐した残りの1つのコネクタ12を接続している。
支持ボックス16に支持されたコントローラ17あるいは支持ボックス16のリレー支持部20のハーネス接続部分34に各ハーネス7〜9を接続した際には、車幅方向から見て各ハーネス7〜9がS字を呈するように二次元平面状に配索する。重力方向に安定的に支持されたコントローラ17を挟みつつ、各ハーネス7〜9をダッシュサイドパネル3の標準的な面に沿うようにすっきり整えて配索することができる。
支持ボックス16のコントローラ支持部19には、図2・図4に示すように、下壁部22の下側にフロアハーネス9を通すための案内支持部58を一体的に設けている。案内支持部58は、下壁部23の下側から後下方に湾曲しつつ延びるとともに後下方に延びるに従い次第に幅広から幅狭になるように、下向きに湾曲する半円筒形状に形成される。これにより、案内支持部58の内側には、図1・図2に示すように、下端から上端の下壁部23に向かうに従い、次第に幅狭から幅広な半円筒形状に広がる開口部59を形成している。案内支持部58は、分岐したフロアハーネス9を次第に幅広になる開口部59を通してコントローラ支持部19の後側から前側に案内し、フロアハーネス9の分岐した3つのコネクタ13〜15をコントローラ17の前端面の前側カプラ54・55およびハーネス接続部分34の前端面の前側カプラ35に、それぞれ接続することができる。フロアハーネス9を接続した後は、コントローラ17の引き抜きは困難になる。
支持ボックス16に設けたリレー支持部20(リレーの支持部およびフューズの支持部のことであり、便宜上省略して、リレー支持部(リレーボックス)とも呼ぶ)は、スロット25へのコントローラ17の挿入方向に沿うように並行してハーネス接続部分34を設け、インストルメントパネルハーネス8およびフロアハーネス9をリレー18に接続する接続方向を揃えている。これにより、支持ボックス16への組付け方向が一致して、各ハーネス7〜9の配索が整うので、支持ボックス16の成形性からも好ましい。
支持ボックス16に設けたリレー支持部20が、スロット状のコントローラ支持部19と車幅方向に積層するように並んでいることによって、このリレー支持部20を介して接続するフロアハーネス9と、メインハーネス7あるいはインストルメントパネルハーネス8とを接続することによって、コントローラ17の場合と同様に車幅方向から見てS字を呈するように配索することになる。これにより、二次元平面的な配索が積層方向に重なることになるので、きわめて整然とした配索が可能となる。
支持ボックス16は、ダッシュパネル2およびダッシュサイドパネル3というその標準面(細かな起伏を除いて大まかに捉えた面)が互いに交差する異なる2面に対して、車両前後方向および車幅方向という異なる2方向で固定している。フロアハーネス9は、これら支持ボックス16とダッシュパネル2およびダッシュサイドパネル3によって囲まれる空間に、挿通するように配索している。このフロアハーネス9の配索を補助するために、ダッシュパネル2およびダッシュサイドパネル3に強固に安定して支持された支持ボックス16には前記案内支持部58を一体的に設けている。
各ハーネス7〜9は、ダッシュパネル2後側の高さの高い位置に、メインハーネス7と、インストルメントパネルハーネス8が車幅方向に延出するように配索され、ダッシュパネル2後側の高さの低い位置(フロアパネルからサイドシル程度の高さ)に、フロアハーネス9が車両前後方向に延出するように配索され、これらがダッシュサイドパネル3に臨む位置で、コントローラ17やリレー18を介して繋げられる。さらに、このコントローラ17は、車両1の各部に分散している車体艤装部品を制御するボディコントローラ(BCM)である。
よって、主要ハーネスの集合・分岐する当該位置に支持ボックス16を配置することは、余分にハーネスをとりまわす必要がなく、コンパクトであり、さらにまた、リレー18なども集約させているので、より一層効率的な配索となって好ましい。
このように、メインハーネス7、インストルメントパネルハーネス8、フロアハーネス9とコントローラ17とリレー18とを備え、各ハーネス7〜9を接続可能としつつ、コントローラ17とリレー18とを収納して支持する電装部品用の支持ボックス16の構造において、支持ボックス16には、コントローラ17をスライドして挿入することが可能なスロット25を有するコントローラ支持部19を設けるとともに、コントローラ支持部19に積層するようリレー18を収納するリレー支持部20を設け、各ハーネス7〜9を分岐させてそれぞれをスロット25に納めたコントローラ17およびリレー支持部20に納めたリレー18に接続し、コントローラ17およびリレー18を介して各ハーネス7〜9同士を繋げている。
これにより、この電装部品用支持ボックス構造は、コントローラ17とリレー18を支持ボックス16に納めて集約配置でき、軽量コンパクトな支持構造を提供でき、優れた組付性を確保でき、ハーネス配索を最適にでき、コントローラ17とリレー18およびハーネス7〜9を安定的に支持できる。
また、電装部品用支持ボックス構造は、コントローラ支持部19のスロット25を断面矩形状に設けてそのスロット25の内壁面に上側突条リブ43および下側突条リブ44を設ける一方、コントローラ17の対応面には上側突条リブ43および下側突条リブ44に対応する上側溝51および下側溝52を設け、それら1つ以上の互いに対応する組合せを構成する上側突条リブ43および下側突条リブ44と上側溝51および下側溝52とを、ともにスロット25ヘの挿入方向の所定寸法より短く形成するとともに、上側突条リブ43および下側突条リブ44の開始位置をスロット25の開口部53よりも奥に設定している。
これにより、この電装部品用支持ボックス構造は、扁平な直方体(断面矩形)であり、かつ単体では組付けの方向性を判別することが難しいコントローラ17の組付け作業において、表裏逆、前後挿入方向逆といった誤組付けを、両方とも防止できる。
さらに、電装部品用支持ボックス構造は、コントローラ支持部19のスロット25にスライドして納めるコントローラ17の挿入方向とこのコントローラ17に接続する各ハーネス7〜9の接続方向とを一致させ、コントローラ17は、挿入方向の前後両端面のそれぞれに各ハーネス7〜9の接続部として前側カプラ54・55および後側カプラ56・57を有し、このコントローラ17に接続した各ハーネス7〜9が、コントローラ17を中心とする周辺全体としてS字を呈するよう配索している。
これにより、この電装部品用支持ボックス構造は、コントローラ17とリレー18を集約しながら、極めて軽量コンパクトな支持構造を提供でき、優れた組付性と、整然としたハーネス配索を高いレベルで両立でき、支持ボックス16の成形性からも好ましい。
なお、支持ボックス16は、コントローラ支持部19とリレー支持部20とを積層して並べたが、積層状に並べて設けられるリレーボックスのリレー支持部20は、フューズボックスでもよく、リレー18及びフューズを収納する複合的なリレーボックスあるいはジャンクションボックスとしても良い。
また、支持ボックス16は、主要ハーネスとしてメインハーネス7、インストルメントパネルハーネス8、フロアハーネス9を集合/分岐したが、最終的に車両1の上部に分散した艤装品となる電装部品と連絡するルーフハーネス、あるいは主要ハーネスではないがドアハーネス等の分岐する中間ハーネスを集合/分岐させても良い。
さらに、リレー支持部20を備える支持ボックス16にコントローラ17を取り付ける構造としたが、逆にコントローラ17を支持するコントローラ支持部19の形状を変更して、他のコントローラなどと一体化することでハーネスの配索を容易とすることも可能である。
さらに、コントローラ支持部19の上側突条リブ43および下側突条リブ44とコントローラ17の上側溝51および下側溝52とにより誤組付を防止したが、カプラとコネクタとにも突条リブと溝とを設けることで、コネクタのカプラへの挿入方向の間違いに気付かせることができ、ピンの曲がりや破損を防止することができる。
この発明は、コントローラとリレーボックスを集約配置しつつ優れた組付性の確保およびハーネス配索を最適化し、コントローラとリレーおよびハーネスを安定的に支持できるものであり、他の電装部品の支持およびハーネスの集合/分岐に適用が可能である。
1 車両
2 ダッシュパネル
3 ダッシュサイドパネル
4 クロスメンバ
7 メインハーネス
8 インストルメントパネルハーネス
9 フロアハーネス
10〜15 コネクタ
16 支持ボックス
17 コントローラ
18 リレー
19 コントローラ支持部
20 リレー支持部
25 スロット
34 ハーネス接続部分
35 前側カプラ
36 後側カプラ
43 上側突条リブ
44 下側突条リブ
51 上側溝
52 下側溝
53 開口部
54・55 前側カプラ
56・57 後側カプラ
58 案内支持部

Claims (4)

  1. 車両の車体パネルに沿って配索されるハーネスと、このハーネスに接続されるコントローラと、同じくハーネスに接続されるリレー又はフューズとを備え、
    前記ハーネスを接続可能としつつ、前記コントローラとリレー又はフューズとのうち1つ以上を収納して支持する電装部品用支持ボックス構造において、
    前記支持ボックスには、前記コントローラをスライドして挿入することが可能なスロットを有するコントローラ支持部を設けるとともに、前記コントローラ支持部に積層するよう前記リレーを収納するリレー支持部を設け、
    前記ハーネスを分岐させてそれぞれを前記スロットに納めたコントローラおよび前記リレー支持部に納めたリレーに接続し、
    前記コントローラおよびリレーを介してハーネス同士を繋げることを特徴とする電装部品用支持ボックス構造。
  2. 前記コントローラ支持部のスロットを断面矩形状に設けてそのスロットの内壁面に突条リブを設ける一方、前記コントローラの対応面には突条リブに対応する溝を設け、
    それら1つ以上の互いに対応する組合せを構成する突条リブと溝とを、ともにスロットヘの挿入方向の所定寸法より短く形成するとともに、前記突条リブの開始位置をスロットの開口部より奥に設定することを特徴とする請求項1に記載の電装部品用支持ボックス構造。
  3. 前記コントローラ支持部のスロットにスライドして納めるコントローラの挿入方向とこのコントローラに接続するハーネスの接続方向とを一致させ、
    前記コントローラは、挿入方向の前後両端面のそれぞれにハーネスの接続部を有し、
    このコントローラに接続したハーネスが、コントローラを中心とする周辺全体としてS字を呈するよう配索可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の電装部品用支持ボックス構造。
  4. 前記支持ボックスを、車体パネルのうち互いに交差するように設けた異なる2面に掛け渡すようにして支持固定し、
    この支持ボックスと車体パネルに囲まれる空間にハーネスを配索し、
    支持ボックスにこのハーネスの案内支持部を設けることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電装部品用支持ボックス構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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