JP4148431B2 - キャブのチルトストッパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チルトシリンダとチルトシリンダに設けられたストッパレバーとストッパレバーと係合するロックレバーとリリースレバーとを有するチルトストッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャブオーバトラックにおいては、エンジンの整備性向上のためにキャブをチルトする技術は知られている。
そして、特に大型トラックの場合、キャブをチルトするには相当に大きい力が必要であり、そのためにバランススプリングを設けてチルトの容易化を図る技術や、電動チルトの技術もまた知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術においては、キャブチルト時に、キャブ重心がデッドポイント付近にある場合等、キャブが前倒する可能性があるが機械的に前倒を防止する手段がない。
【0004】
また、図9を参照して、切欠部5を有するストッパレバー3とロックレバー11とはチルトしたキャブの落下防止安全装置として設けられているが、チルトした状態でのオイル漏れ等でストッパレバー3の鋸刃状の切欠部5とロックレバーの係止部11bとが係合した場合には、ロックレバー11、チルトストッパスイッチ操作レバー16およびリリースレバー13が従来のチルトストッパ装置では一体的に構成されているため、ロックレバー11が動かないとチルトストッパスイッチの操作もできず、ロックレバーとストッパレバーとの係合を解除することが出来ない。
【0005】
したがって、本発明は、チルト時のキャブの前倒を防止でき、リリースレバーを引いてロックレバーとストッパレバーとの係合が解除できるキャブのチルトストッパ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、チルトシリンダ(1)とチルトシリンダ(1)に設けられたストッパレバー(3)とストッパレバー(3)と係合するロックレバー(11)とリリースレバー(13)とチルトストッパスイッチ(21)とチルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)を有するチルトストッパ装置であって、そのロックレバー(11)の係止部(11b)と前記ストッパレバー(3)に形成された複数の鋸刃状に形成された切欠部(5)の一部とが前記チルトシリンダ(1)伸長時および収縮時のいずれの場合にも係合するよう形成されており、前記スイッチプッシュレバー(15)は前記リリースレバー(13)が解除方向に回動したときリリースレバー(13)と係合する当たり面(15b)とロックレバー(11)と係合してロックレバー(11)をロック方向に回動させる当たり面(16a)とを有している。
【0007】
また、本発明によれば、チルトシリンダ(1)とチルトシリンダ(1)に設けられたストッパレバー(3)とストッパレバー(3)と係合するロックレバー(11)とリリースレバー(13)とチルトストッパスイッチ(21)とチルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)を有するチルトストッパ装置であって、前記チルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)は前記ロックレバー(11)と独立しており、前記リリースレバー(13)が解除方向に回動したときリリースレバー(13)と係合する当たり面(15b)とロックレバー(11)と係合してロックレバー(11)をロック方向に回動させる当たり面(16a)とを有している。
【0009】
さらに、本発明によれば、チルトシリンダ(1)とチルトシリンダ(1)に設けられたストッパレバー(3)とストッパレバー(3)と係合するロックレバー(11)とリリースレバー(13)とを有するチルトストッパ装置であって、そのロックレバー(11)の係止部(11b)と前記ストッパレバー(3)に形成された複数の鋸刃状に形成された切欠部(5)の一部とが前記チルトシリンダ(1)伸長時および収縮時のいずれの場合にも係合するよう形成されており、ロックレバー(11)と独立して設けられたチルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)は前記リリースレバー(13)が解除方向に回動したときリリースレバー(13)と係合する当たり面(15b)とロックレバー(11)と係合してロックレバー(11)をロック方向に回動させる当たり面(16b)とを有している。
【0010】
【発明の実施の形態】
図において、従来技術と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して重複説明は省略する。
【0011】
図1において、油圧で作動するチルトシリンダ1の一端1aは図示しないシャシ側ブラケットに枢着されており、そのチルトシリンダ1の外周には断面U字状のストッパレバー3がチルトシリンダ1に取り付けられているガイドブラケット25にガイドされてチルトシリンダ1を抱くようにチルトシリンダ1のロッド23の伸縮につれて、ロッド23と共にシリンダ1の外周を軸方向に移動するよう設けられている。
【0012】
そして、U字状の端部には多数の鋸刃状に形成された切欠部5が設けられており、その切欠部5はシリンダ1のロッド側(図における左側)が端面に直角に、一端1a側(図における右側)が傾斜を有するよう形成され、ストッパレバー3の一端3a側の端末に設けられた切欠部5aだけは、切欠部の図における右側がネガティブの切欠を有するよう形成されている。
【0013】
また、チルトシリンダ1の外側にはブラケット7が固着され、そのブラッケット7に設けられた軸9には、ロックレバー11、スイッチプッシュレバー(以下 、SWプッシュレバー)15およびリリースレバー13がそれぞれ回動自在に取 り付けられている。
【0014】
そして、ロックレバー11は、図2を参照して、全体として断面コ字状に形成され、両フランジ部12の一端に軸穴11aが設けられ、他端にはストッパレバー3に形成されている鋸刃状の切欠部5と係合する係止部11bが形成され、その係止部11bは、切欠部5aの図における右側のネガティブの切欠と係合する係止部12bと切欠部5の左側が係合する係止部12aとが形成されている。さらに、フランジ部12の直線部には位置決め突起12cが設けられ、ウェブ部11cはロックレバー押し上げスプリング14(図5参照)のスプリング受けを構成している。
【0015】
図3を参照して、SWプッシュレバー15は、レバーに固着されたブッシュ15aを介して軸9に回動自在に取り付けられており、チルトストッパSW21を作動させる当たり面16、ロックレバー11との係合面16aおよびリリースレバー13との係合面15bとが形成されている。
【0016】
図4を参照して、リリースレバー13はレバーに固着されたブッシュ13bを介して軸9に回動自在に取り付けられ、リタンスプリング13cの端末を受ける溝13aとロックレバー押しあげスプリング14の端末を受けるアーム13dとSWプッシュレバー15と係合するアーム13eとで構成されている。
【0017】
ここで、符号19はチルトシリンダSW、21はチルトストッパSW,21aはチルトストッパSWのロッド、27はリリースワイヤをそれぞれ示している。
【0018】
以下、図6乃至図8を参照して、作用について説明する。図6はキャブをチルトしてロックした通常のロック状態を示す。即ち、図1においてストッパレバー3の切欠部5がチルトシリンダ1の伸張により図の左方向に移動し、ロックレバー11の係止部11bが切欠部5に挿入された状態を示している。この状態では係止部11bの両側12a、12bは切欠部5とは係合していない。この状態では、SWプッシュレバー15の当たり面16はチルトストッパSW21のロッド21aをプッシュしてチルトストッパSW21はオフされてチルトシリンダ1の油圧回路が閉じられているので、ロッド23は油圧によりロックされた状態となっている。
【0019】
したがって、図7を参照して、リリースレバー13をリリースワイヤ27で引けば、レバー13は時計回りに回動し、レバー13とSWプッシュレバー15の係合面15bとが係合してSWプッシュレバー15も時計回りに回動してチルトストッパSWはオンされるので、ロック状態は容易に解除され、キャブをチルトダウンすることが出来る。
【0020】
また、キャブをチルトアップした状態で、例えばキャブ重心がキャブ回転軸の垂直線上にあるデッドポイントを超えた状態(キャブのルーフラックにシートを 積載した場合等)で、キャブチルトのオイル回路のオイル漏れ等が発生して場合 、ストッパレバー3の切欠部5aの右側とロックレバー11の係止部11bの右側12bとが係合して、キャブの前倒が防止される。さらに、ロックレバー11の係止部11bの左側12aは切欠部5aの左側と係合してキャブの落下が防止できる。
【0021】
いずれの場合も、リリースレバー13を引っ張ればリリ−スレバー13は時計回りに回動し、ロックレバー11はロックレバー押し上げスプリング14で時計回りに付勢され,SWプッシュレバー15もリリースレバー13と係合して時計回りに回動されてチルトストッパSWをオンするので、ロックレバー11とストッパレバー3の切欠部5aまたは5との係合が解除され、キャブをダウンすることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上記の通り構成されており、キャブ前倒が機械的に防止され、オイル漏れ等によりストッパ機構がロックした場合にも容易に復帰させることが出来、安全性と信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すチルトストッパ装置の全体構成図。
【図2】図1のロックレバーを示す側面図。
【図3】図1のSWプッシュレバーを示す側面図。
【図4】図1のリリースレバーを示す側面図。
【図5】図1のロックレバー押し上げスプリングを示す側面図。
【図6】図1のチルトストッパ装置の通常ロック時における作用を説明する図。
【図7】図1のチルトストッパ装置の通常ロック時からの解除時における作用を説明する図。
【図8】図1のチルトストッパ装置のキャブ前倒時における作用を説明する図。
【図9】従来技術の例を説明する図。
【符号の説明】
1…チルトシリンダ
3…ストッパレバー
5、5a…切欠部
9…軸
11…ロックレバー
13…リリースレバー
15…SWプッシュレバー
21…チルトストッパSW
23…ロッド
25…ガイドブラケット

Claims (3)

  1. チルトシリンダ(1)とチルトシリンダ(1)に設けられたストッパレバー(3)とストッパレバー(3)と係合するロックレバー(11)とリリースレバー(13)とチルトストッパスイッチ(21)とチルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)を有するチルトストッパ装置であって、そのロックレバー(11)の係止部(11b)と前記ストッパレバー(3)に形成された複数の鋸刃状に形成された切欠部(5)の一部とが前記チルトシリンダ(1)伸長時および収縮時のいずれの場合にも係合するよう形成されており、前記スイッチプッシュレバー(15)は前記リリースレバー(13)が解除方向に回動したときリリースレバー(13)と係合する当たり面(15b)とロックレバー(11)と係合してロックレバー(11)をロック方向に回動させる当たり面(16a)とを有していることを特徴とするキャブのチルトストッパ装置。
  2. チルトシリンダ(1)とチルトシリンダ(1)に設けられたストッパレバー(3)とストッパレバー(3)と係合するロックレバー(11)とリリースレバー(13)とチルトストッパスイッチ(21)とチルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)を有するチルトストッパ装置であって、前記チルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)は前記ロックレバー(11)と独立しており、前記リリースレバー(13)が解除方向に回動したときリリースレバー(13)と係合する当たり面(15b)とロックレバー(11)と係合してロックレバー(11)をロック方向に回動させる当たり面(16a)とを有していることを特徴とするキャブのチルトストッパ装置。
  3. チルトシリンダ(1)とチルトシリンダ(1)に設けられたストッパレバー(3)とストッパレバー(3)と係合するロックレバー(11)とリリースレバー(13)とを有するチルトストッパ装置であって、そのロックレバー(11)の係止部(11b)と前記ストッパレバー(3)に形成された複数の鋸刃状に形成された切欠部(5)の一部とが前記チルトシリンダ(1)伸長時および収縮時のいずれの場合にも係合するよう形成されており、ロックレバー(11)と独立して設けられたチルトストッパスイッチ(21)を作動させるスイッチプッシュレバー(15)は前記リリースレバー(13)が解除方向に回動したときリリースレバー(13)と係合する当たり面(15b)とロックレバー(11)と係合してロックレバー(11)をロック方向に回動させる当たり面(16b)とを有していることを特徴とするキャブのチルトストッパ装置。
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