JP4146301B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝突等による衝撃が車両に加わったときに膨張展開するエアバッグに関し、特に排気口を備えたエアバッグ及びエアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のエアバッグには、膨張展開時に排気口から外部に排気するガスの流路を調節して、エアバッグの内圧を制御しようとするものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載されたエアバッグ装置では、エアバッグのエアバッグ供給口寄りに設けた排気口の周囲に、この排気口の大きさを調節可能な絞り紐が設けられている。そして、膨張展開時におけるエアバッグの展開度合いに応じて絞り紐が引っ張られ、排気口が絞られることによって排気口の開口面積が調節される。これにより、排気口から外部に排気されるガス量がエアバッグの展開度合いに応じて調節され、膨張展開時におけるエアバッグの内圧が調節される。
【0004】
そして、エアバッグが正常に展開されたときには、エアバッグの展開に伴って絞り紐が緊張されて前記排気口が絞られる。これにより、エアバッグの内圧が高められ、侵入してくる乗員を受け止めることができるとともに、乗員にエアバッグから加わる衝撃は、絞られた排気口からガスが排気されることで抑制される。一方、エアバッグの展開途中で、障害物の存在等によりそのエアバッグの正常な展開が阻害されたような場合には、前記排気口が絞り込み途中にあり、エアバッグの内圧が十分に上昇していない状態となる。このため、エアバッグの展開力により障害物に加えられる衝撃を低減できるとしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−85295号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載されたエアバッグ装置をインストルメントパネルに装着した場合、そのエアバッグはエアバッグが収容されたケースから車両の後方に向かって直線的に展開する。このため、インストルメントパネルに寄り添うように障害物が存在する場合には、インストルメントパネルから突出した直後のエアバッグが障害物に当たることになり、その障害物に加わる衝撃の低減が困難になる虞があった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、膨張展開途中に障害物が存在するような場合には、その障害物に加わる衝撃を一層低減することができるエアバッグ、及び、同エアバッグを備えたエアバッグ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ベントホールを介したガスの放出量を調節すべくバッグ本体に設けられた調節手段を備えるとともに、バッグ本体が段階的に複数の方向に向かって展開するエアバッグにおいて、前記バッグ本体は、前記バッグ本体の膨張展開初期における初期展開段階では初期展開方向へ膨張展開するとともに、前記初期展開段階以降の後続展開段階では前記初期展開方向とは異なる後続展開方向へ膨張展開し、前記ベントホールは、前記バッグ本体の初期展開段階で展開する部位に設けられ、前記調節手段は、前記初期展開段階では、前記ベントホールを介したガスの放出を許容する許容位置に配置され、前記後続展開段階では、前記バッグ本体の展開状態に応じて、前記許容位置から、前記ベントホールを介したガスの放出を遮断する遮断位置に変位するものであって、前記調節手段の変位を案内する案内手段を設け、前記調節手段は、前記バッグ本体の基布に沿うように設けられるシート状部材からなり、該シート状部材は前記ベントホールを介したガスの放出を遮断する遮断部と、該遮断部から前記後続展開方向に沿って延びるとともに先端が前記バッグ本体の後続展開段階において展開する部位に固定される脚部とを有し、前記調節手段が前記許容位置にあるときには、前記遮断部が折り畳まれて前記ベントホールの位置から退くことで前記ベントホールを介したガスの放出を許容し、前記調節手段が前記遮断位置にあるときには、前記遮断部の前記脚部が前記バッグ本体の後続展開に従って後続展開方向に引き出されて前記遮断部が展開しており、展開した遮断部が前記ベントホールを覆うことで前記ベントホールを介したガスの放出を遮断することを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、バッグ本体の初期展開段階とその後の後続展開段階とではバッグ本体の展開方向が異なるため、バッグ本体の展開を不安定にするような障害物の存在が予測される方向に向かって、展開速度が後続展開段階よりも高い初期展開段階にあるバッグ本体を展開させる必要がない。このため、初期展開段階におけるベントホールからのガスの放出によってバッグ本体の内圧の上昇が制限されることに加え、初期展開段階よりもバッグ本体の展開速度が低い後続展開段階においてバッグ本体と障害物とが干渉したときに、バッグ本体から障害物に加わる衝撃が一層抑制される。また、ベントホールからのガスの放出を許容する許容位置からガスの放出を遮断する遮断位置への調節手段の変位が案内手段によって案内されるので、調節手段がより確実に遮断位置に変位する。このため、ベントホールからのガスの放出がより確実に遮断され、バッグ本体の内圧がより確実に上昇する。
【0011】
また、シート状部材を設けただけの簡単な構成で、ベントホールからのガスの放出を許容又は遮断することができる。
【0013】
さらに、シート状部材の遮断部が折り畳まれているので、バッグ本体に対するシート状部材の占有スペースがより小さくてすむ。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記バッグ本体は、非膨張展開状態では基布が重合されるとともに、正常に膨張展開された状態ではその重合部分が離間されるタック部を有し、前記シート状部材は、その遮断位置側と許容位置側とを、前記ベントホール及び前記タック部を挟むように前記基布に固定したことを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加えて、バッグ本体に設けたタックの展開によって、シート状部材を変位させることができるので、そのための専用部品を設ける必要がなく、構成が簡単となる。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載の発明において、前記案内手段は、前記シート状部材が基布の内面と離れる方向への移動を規制することを特徴とする。
【0017】
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は請求項に記載の発明の作用に加えて、バッグ本体の基布からシート状部材が離れることが規制され、遮断位置におけるベントホールに対する遮断性能を向上できる。しかも、バッグ本体の膨張展開時に、バッグ本体の基布とシート状部材との間に隙間が形成されるのが抑制され、シート状部材が遮断位置に配置された状態で、バッグ本体内部のガスが外部に不要に放出されることを抑制することができる。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項〜請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記案内手段は、前記ベントホールと対応してバッグ本体内部のガスを外部に放出するガス放出部を有し、前記シート状部材が遮断位置に配置されたときに、少なくともそのシート状部材のベントホールに対応する部分とを覆うことを特徴とする。
【0019】
請求項に記載の発明によれば、請求項〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、バッグ本体の膨張展開時において、シート状部材が許容位置にあるときには、案内手段のガス放出部及びベントホールからバッグ本体の外部にガスが放出される。シート状部材が遮断位置にあるときには、ベントホールを含む範囲が案内手段によって覆われるので、シート状部材がバッグ本体から離れたりせず、ベントホールを介したガスの放出を遮断することができる。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明において、前記シート状部材は、バッグ本体の内側に設けられていることを特徴とする。
【0021】
請求項に記載の発明によれば、請求項〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、バッグ本体が膨張展開するときの内圧により、シート状部材がバッグ本体の内面に押し当てられるため、ベントホールを介したガスの放出をより確実に遮断することができる。また、バッグ本体の膨張展開時に、調節手段がバッグ本体の外部でバッグ本体の周囲の部品と干渉することがなく、バッグ本体の膨張展開の支障となることがない。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、バッグ本体内部のガスの圧力による、前記ベントホールからの前記シート状部材の押し出しを制限する押し出し制限手段を備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加えて、バッグ本体内部のガスの圧力によって、シート状部材がベントホールからエアバッグの外部に押し出されることを抑制し、ベントホールをより確実に遮断することができる。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明において、前記ベントホールに加え、常にバッグ本体内部のガスを外部に放出する開口状態にある通常ベントホールを備えていることを特徴とする。
【0025】
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、ベントホールを介したガスの放出が遮断された後にも、バッグ本体内部のガスが外部に放出可能な状態となり、バッグ本体内部の圧力が過剰に上昇することを抑制することができる。従って、バッグ本体の膨張展開終期においてエアバッグに加えられる衝撃を効率良く受け止めることができる。
【0026】
請求項8に記載の発明は、インフレータとエアバッグのバッグ本体とを備え、ケースに収容されるとともにカバーで覆われた状態で車両に装着され、その車両に所定以上の衝撃が加えられたときにインフレータから供給されるガスにより前記バッグ本体を膨張展開させるエアバッグ装置において、前記エアバッグは、請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載のエアバッグからなることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記車両の前後方向を基準としたとき、前記エアバッグの初期展開方向は上斜め後向きであり、前記エアバッグの後続展開方向は下斜め後向きであることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0028】
図2に示すように、本実施形態のエアバッグ装置は助手席用であって、ダッシュボード13の内部に設置されたケース12内にインフレータ11及び折り畳み状態のバッグ本体10を収容して構成されている。このエアバッグ装置は、ダッシュボード13の上面から、助手席14に着座する乗員15の前方に膨張展開する。膨張展開したバッグ本体10は、左右両側に配置される略三角形の側面部10aと、ウィンドシールド16に対面する前面部10bと、乗員15に対面する後面部10cと、下側に配置される下面部10dとを備えた略三角柱状となる。
【0029】
バッグ本体10は、おおむね2つの展開方向への展開段階を有している。すなわち、その膨張展開過程の初期における初期展開段階では、バッグ本体10は主としてインフレータ11からのガスの供給方向、すなわちほぼ上斜め後向きを指向して膨張展開する。この初期展開段階における展開領域は、ほぼ図2にP1で示されるような領域である。初期展開段階に続く後続展開段階では、バッグ本体10がほぼ助手席14側を指向して膨張展開する。この後続展開段階における展開領域は、ほぼ図2にP2で示されるような領域である。
【0030】
バッグ本体10の両側面部10aには、膨張展開時に開閉される2つの開口部としての第1ベントホール20a,20bと、同じく膨張展開時に常に開口状態にある第2ベントホール21とが設けられている。
【0031】
2つの第1ベントホール20a,20bは、主として初期展開段階において展開するバッグ本体10の部位に設けられている。一方、第2ベントホール21は、主として後続展開段階において展開する部位に設けられている。
【0032】
図2〜図4に示すように、バッグ本体10の内側には、2つの第1ベントホール20a,20bを共に開閉可能な調節手段及びシート状部材としてのスライドクロス22と、このスライドクロス22を覆う案内手段としてのカバークロス23とが設けられている。
【0033】
図4に示すように、スライドクロス22は、略長方形の遮断部としての本体部24と、一対の脚部25a,25bとを備えている。
本体部24は、2つの第1ベントホール20a,20bを覆う大きさに形成され、その両短辺には、外側に突出する押さえ片26a,26bが一体に設けられている。
【0034】
カバークロス23は、両押さえ片26a,26bと共にスライドクロス22の本体部24を覆う大きさの長方形に形成されるとともに、第1ベントホール20a,20bとほぼ同じ大きさ及び位置関係のガス放出部としての副ベントホール27a,27bを備えている。なお、副ベントホール27a,27bは、第1ベントホール20a,20bよりも大きくてもよい。
【0035】
図3に示すように、スライドクロス22及びカバークロス23は、重ね合わされた状態で側面部10aの内面に縫い付けられている。
すなわち、本体部24は、両脚部25a,25bが設けられた長辺と反対側の長辺(図3の上部側)が、カバークロス23の長辺と共に縫い目29aにより側面部10aに縫い付けられている。また、両押さえ片26a,26bは、カバークロス23の両短辺と共に側面部10aに縫い目29bにより縫い付けられている。さらに、カバークロス23のもう一方の長辺は、両脚部25a,25bがカバークロス23から引き出されている部分を除いて縫い目29cにより側面部10aに縫い付けられている。このとき、カバークロス23の2つの副ベントホール27a,27bは、側面部10aの2つの第1ベントホール20a,20bに対面する位置に配置されている。
【0036】
2つの脚部25a,25bは、側面部10aに対する弛みがほぼない状態で、その先端がバッグ本体10の後続展開段階における展開部位にある側面部10aの所定位置に縫い目29dにより縫い付けられている。
【0037】
そして、バッグ本体10が折り畳まれてケース12内に収容されている状態では、図5に示すように、スライドクロス22の本体部24が折り畳まれ、カバークロス23の両副ベントホール27a,27bが、両第1ベントホール20a,20bに連通されている。このとき、スライドクロス22は、両押さえ片26a,26bよりも両脚部25a,25b側の部分が折り畳まれている。
【0038】
両脚部25a,25bは、図1(a)に示すように、初期展開段階における展開部位と後続展開段階における展開部位との境界部において左右両側面部10a、後面部10c及び下面部10dを横断するように設けられたタック部28によって、その基端部がカバークロス23内に引込まれている。すなわち、スライドクロス22は、本体部24の前面部10b側部と、両脚部25a,25bの先端側端部とが、第1ベントホール20a,20b及びタック部28を挟むように側面部10aに固定されている。
【0039】
次に、以上のように構成された本実施形態の作用について説明する。
車両に衝突等による衝撃が加わり、図示しない制御装置によってインフレータ11が点火されると、バッグ本体10がケース12内から車室内に膨張展開していく。
【0040】
バッグ本体10の初期展開段階では、タック部28は展開せず、スライドクロス22は、図5に示すように、本体部24が折り畳まれた状態(許容位置)のままである。このため、バッグ本体10の内部は、両脚部25a,25bの間を通じて、両第1ベントホール20a,20b及び副ベントホール27a,27bから外部に連通する。その結果、第2ベントホール21に加えて両第1ベントホール20a,20bを通じてもバッグ本体10の内部からガスの一部が外部に排気されるため、バッグ本体10の内圧の上昇が制限される。
【0041】
また、助手席14に乗員15が正常な状態で着座しているときには、バッグ本体10が初期展開段階から後続展開段階に移行する。すると、バッグ本体10の助手席14側への膨張展開に伴ってタック部28が展開し、2つの脚部25a,25bが引かれる。このため、両脚部25a,25bによって本体部24が引かれて折り畳み状態から展開した状態(遮断位置)となり、図1(b)及び図3に示すように、側面部10aとカバークロス23の間で本体部24が両第1ベントホール20a,20bを閉じる。このとき、カバークロス23によって本体部24が側面部10aの内面に押さえつけられるため、本体部24が側面部10aの内面から離れることなく展開し、両第1ベントホール20a,20bをより確実に閉じる。この結果、第1ベントホール20a,20bを通じてのガスの排気が停止され第2ベントホール21のみを通じてガスが排気されるので、バッグ本体10の内圧がより迅速に上昇する。このため、バッグ本体10に乗員15が拘束されるときの内圧が十分高い内圧まで上昇する。また、乗員15がバッグ本体10に拘束されると、第2ベントホール21を通じてガスが外部に排気され、バッグ本体10の内圧が徐々に低下する。このため、助手席乗員に加わる衝撃が抑制される。
【0042】
一方、助手席14に乗員15が乗っておらず、代わりに例えば大きな荷が助手席14の座部からダッシュボード13側にせり出して載せられていたとすると、後続展開段階に移行したバッグ本体10に荷が前方移動して衝突する可能性がある。このとき、初期展開段階における第1ベントホール20a,20bからのガスの放出によってバッグ本体10の内圧の上昇が制限されることに加え、初期展開段階よりも展開速度が低い後続展開段階にあるバッグ本体10から障害物に加わる衝撃が一層低減される。
【0043】
次に、以上詳述した本実施形態が有する効果を列記する。
(1) バッグ本体10が上斜め後向きに展開する初期展開段階では、スライドクロス22が、第1ベントホール20a,20bを開口させる位置に配置される。初期展開段階よりも低い展開速度で助手席14側に展開する後続展開段階では、バッグ本体10の膨張展開に応じてスライドクロス22が第1ベントホール20a,20bを閉じる位置に変位する。従って、後続展開段階における展開領域P2に障害物が存在したときに、バッグ本体10から障害物に加わる衝撃を一層低減することができる。
【0044】
(2) バッグ本体10の膨張展開時に、第1ベントホール20a,20bを閉じるスライドクロス22の展開がカバークロス23によって案内される。このため、スライドクロス22がバッグ本体10の側面部10aの内面から離れたり、また、展開方向がずれたりすることがなく、より確実に第1ベントホール20a,20bを閉じることができる。従って、第1ベントホール20a,20bからのガスの排気をより確実に停止させ、バッグ本体10の内圧をより効果的に高めることができる。
【0045】
(3) スライドクロス22の本体部24全体を覆うように設けたカバークロス23を、2つの脚部25a,25bの引き出し部を除く全周でバッグ本体10の側面部10aに縫い付けた。このため、バッグ本体10の膨張展開に伴うスライドクロス22の展開時に、スライドクロス22と側面部10aとの間にガスが吹き込まない。従って、スライドクロス22が側面部10aの内面から離れることなく展開し、バッグ本体10の膨張展開に伴って、第1ベントホール20a,20bをより確実に遮断することができ、バッグ本体10の内圧をより確実に目標値まで高めることができる。
【0046】
(4) スライドクロス22がバッグ本体10の内側に設けられているので、バッグ本体10の外側に設けた場合と異なり、インフレータ11から供給されるガスの圧力によって第1ベントホール20a,20bから離れてしまうことはなく、より確実に第1ベントホール20a,20bを閉じることができる。
【0047】
また、バッグ本体10の膨張展開時に、スライドクロス22がケース12等のバッグ本体10周囲の部材と干渉することがなく、バッグ本体10の膨張展開の支障となることがない。
【0048】
(5) 第1ベントホール20a,20bを2つ設けたので、2つの第1ベントホール20a,20bと同一の開口面積のベントホールを一つだけ設けた場合と異なり、ガスの圧力によってスライドクロス22が第1ベントホール20a,20bからバッグ本体10の外部に押し出され難い。このため、第1ベントホール20a,20bから外部に押し出されないようにするためにスライドクロス22に要求される張力がより小さくてすむので、より小さな面積のスライドクロス22ですむ。従って、スライドクロス22を設けるスペースが小さくなり、設置が容易となる。
【0049】
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図6に従って説明する。尚、本実施形態は、前記第1実施形態における2つの第1ベントホール20a,20bの代わりに一つの第1ベントホール30を設けたことと、カバークロス23の代わりに案内片31a,31b、32a,32bを設けたことのみが第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と同じ構成については、符号を同じにしてその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に詳述する。
【0050】
本実施形態の第1ベントホール30は、第1実施形態の各第1ベントホール20a,20bよりも大径に形成されている。この第1ベントホール30は、側面部10aの内面に縫い付けられた押し出し制限手段としてのメッシュ33で塞がれている。
【0051】
スライドクロス22の各脚部25a,25bは、側面部10aに縫い付けられたバンドループ状の案内片31a,31b、32a,32bによって、その長手方向に移動可能な状態で側面部10aの内面の所定位置に拘束されている。スライドクロス22の本体部24及び押さえ片26a,26bは前記第1の実施形態と同じ位置で縫い目34により側面部10aに縫い付けられている。
【0052】
バッグ本体10が折り畳まれてケース12内に収容された状態では、図6(a)に示すように、スライドクロス22の本体部24が折り畳まれている。
以上のように構成された本実施形態によれば、バッグ本体10の初期展開段階において、タック部28が展開していないときには、スライドクロス22は、図6(a)に示すように、本体部24が折り畳まれた状態(許容位置)のままとなる。このため、バッグ本体10の内部から、第2ベントホール21及び第1ベントホール30を通じてバッグ本体10の外部にガスの一部が排気される。
【0053】
バッグ本体10が正常に膨張展開するときには、初期展開段階から後続展開段階への移行に伴ってタック部28が展開して両脚部25a,25bが引かれる。このとき、脚部25a,25bは、基端側の所定位置に設けられた案内片31a,31b、32a,32bによって拘束されるので、側面部10aの内面から離れることなく引かれる。このため、本体部24も側面部10aの内面から離れることなく展開して第1ベントホール30を閉じる(遮断位置)。この結果、第1ベントホール30からのガスの排気が停止され第2ベントホール21を通じてのみガスが排気されるので、バッグ本体10の内圧がより迅速に上昇する。
【0054】
従って、この第2実施形態によれば、前記第1実施形態における(1),(2),(4)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6) 第1ベントホール30をメッシュ33で塞いだので、第1ベントホール30が大径で開口面積が大きくても、ガスの圧力によってスライドクロス22が第1ベントホール30からエアバッグの外部に押し出され難い。従って、前記第1実施形態の(5)に記載の効果と同様の効果がある。
【0055】
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図7に従って説明する。尚、本実施形態は、前記第1実施形態におけるスライドクロス22をスライドクロス40に代えたことと、カバークロス23の代わりにスライドクロス40を押さえる押さえ帯43a,43bを設けたことが第1実施形態と異なる。また、第2実施形態と同様に一つの第1ベントホール30のみを設けたことが第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と同じ構成については、符号を同じにしてその説明を省略し、第1実施形態と異なるスライドクロス40及び押さえ帯43a,43bのみについて詳述する。
【0056】
図7(a),(b)に示すように、本実施形態のスライドクロス40の両脚部42a,42bは、前記第1実施形態の両脚部25a,25bと異なり、本体部41の両端部よりも少し中央寄りの位置から両短辺に平行に延出されている。
【0057】
本体部41はその両端部において、側面部10aに縫い目44により縫い付けられた一対の押さえ帯43a,43bによって、折り畳み及び展開可能に拘束されている。
【0058】
従って、バッグ本体10が折り畳まれてケース12内に収容された状態では、図7(a)に示すように、本体部41が折り畳まれた状態でその長手方向両端部がそれぞれ押さえ帯43a,43bによって拘束されている。
【0059】
以上のように構成された本実施形態によれば、バッグ本体10の初期展開段階においてタック部28が展開していないときには、スライドクロス40は、図7(a)に示すように、本体部41が折り畳まれた状態(許容位置)のままとなり、第1ベントホール30が開かれたままとなる。
【0060】
バッグ本体10が正常に膨張展開するときには、初期展開段階から後続展開段階への移行に伴いタック部28が展開して両脚部42a,42bが引かれ、本体部41が折り畳み状態から展開していく。このとき、本体部41の両端部が押さえ帯43a,43bによって拘束されているので、スライドクロス40が側面部10aの内面から離れることなく展開して、第1ベントホール30を閉じる(遮断位置)。
【0061】
従って、この第3実施形態によっても、前記第1実施形態における(1),(2),(4)に記載の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0062】
・ 前記第1実施形態において、第1ベントホール20a,20bをバッグ本体10の左右両側に設けたが、左又は右の一方にのみ設けること。
・ 前記第1実施形態において、図8(a),(b)に示すように、1枚のクロス50によって、スライドクロス51とカバークロス52とを形成すること。
【0063】
・ 前記各実施形態において、スライドクロス22の両脚部25a,25b間にメッシュ部を一体状に設け、バッグ本体10の初期展開段階にこのメッシュ部を第1ベントホール20a,20bに対面される構成とすること。
【0064】
・ 前記各実施形態で、脚部25a,25bの数を3本以上とすること。
・ 前記第1実施形態で、カバークロス23に設けた副ベントホール27a,27bを、第1ベントホール20a,20bよりも大径とする。このような構成によれば、第1ベントホール20a,20bに対する副ベントホール27a,27bの位置合わせを厳密に行わなくてよいので、生産性が向上する。
【0065】
・ 本発明を、第2ベントホール21を備えないエアバッグに具体化すること。
・ 本発明を、運転席用エアバッグ、あるいは、後席用エアバッグに具体化すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)は共に第1実施形態のエアバッグを示す要部斜視図。
【図2】 膨張展開したエアバッグを示す側面図。
【図3】 可変ベントホール、スライドクロス及びカバークロスを示す斜視図。
【図4】 同じく分解斜視図。
【図5】 同じく斜視図。
【図6】 (a),(b)は共に第2実施形態のエアバッグの要部を示す斜視図。
【図7】 (a),(b)は共に第3実施形態のエアバッグの要部を示す斜視図。
【図8】 (a)は他の実施形態のエアバッグの要部を示す斜視図、(b)はクロスを示す正面図。
【符号の説明】
10…バッグ本体、11…インフレータ、12…ケース、20a,20b…第1ベントホール、21…第2ベントホール、22…調節手段及びシート状部材としてのスライドクロス、23…案内手段としてのカバークロス、24…遮断部としての本体部、25a,25b…脚部、27a,27b…ガス放出部としての副ベントホール、28…タック部、30…第1ベントホール、31a,31b…案内手段としての案内片、32a,3−2b…同じく案内片、33…押し出し制限手段としてのメッシュ、40…調節手段及びシート状部材としてのスライドクロス、41…遮断部としての本体部、42a,42b…脚部、43a,43b…案内手段としての押さえ帯。

Claims (9)

  1. ベントホールを介したガスの放出量を調節すべくバッグ本体に設けられた調節手段を備えるとともに、バッグ本体が段階的に複数の方向に向かって展開するエアバッグにおいて、
    前記バッグ本体は、前記バッグ本体の膨張展開初期における初期展開段階では初期展開方向へ膨張展開するとともに、前記初期展開段階以降の後続展開段階では前記初期展開方向とは異なる後続展開方向へ膨張展開し、
    前記ベントホールは、前記バッグ本体の初期展開段階で展開する部位に設けられ、
    前記調節手段は、前記初期展開段階では、前記ベントホールを介したガスの放出を許容する許容位置に配置され、前記後続展開段階では、前記バッグ本体の展開状態に応じて、前記許容位置から、前記ベントホールを介したガスの放出を遮断する遮断位置に変位するものであって、
    前記調節手段の変位を案内する案内手段を設け、
    前記調節手段は、前記バッグ本体の基布に沿うように設けられるシート状部材からなり、該シート状部材は前記ベントホールを介したガスの放出を遮断する遮断部と、該遮断部から前記後続展開方向に沿って延びるとともに先端が前記バッグ本体の後続展開段階において展開する部位に固定される脚部とを有し、
    前記調節手段が前記許容位置にあるときには、前記遮断部が折り畳まれて前記ベントホールの位置から退くことで前記ベントホールを介したガスの放出を許容し、
    前記調節手段が前記遮断位置にあるときには、前記遮断部の前記脚部が前記バッグ本体の後続展開に従って後続展開方向に引き出されて前記遮断部が展開しており、展開した遮断部が前記ベントホールを覆うことで前記ベントホールを介したガスの放出を遮断することを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記バッグ本体は、非膨張展開状態では基布が重合されるとともに、正常に膨張展開された状態ではその重合部分が離間されるタック部を有し、前記シート状部材は、その遮断位置側と許容位置側とを、前記ベントホール及び前記タック部を挟むように前記基布に固定したことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記案内手段は、前記シート状部材が基布の内面と離れる方向への移動を規制することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ。
  4. 前記案内手段は、前記ベントホールと対応してバッグ本体内部のガスを外部に放出するガス放出部を有し、前記シート状部材が遮断位置に配置されたときに、少なくともそのシート状部材のベントホールに対応する部分とを覆うことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のエアバッグ。
  5. 前記シート状部材は、バッグ本体の内側に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のエアバッグ。
  6. バッグ本体内部のガスの圧力による、前記ベントホールからの前記シート状部材の押し出しを制限する押し出し制限手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ。
  7. 前記ベントホールに加え、常にバッグ本体内部のガスを外部に放出する開口状態にある通常ベントホールを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のエアバッグ。
  8. インフレータとエアバッグのバッグ本体とを備え、ケースに収容されるとともにカバーで覆われた状態で車両に装着され、その車両に所定以上の衝撃が加えられたときにインフレータから供給されるガスにより前記バッグ本体を膨張展開させるエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載のエアバッグからなることを特徴とするエアバッグ装置。
  9. 前記車両の前後方向を基準としたとき、前記エアバッグの初期展開方向は上斜め後向きであり、前記エアバッグの後続展開方向は下斜め後向きであることを特徴とする請求項8に記載のエアバッグ装置。
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