JP2009154577A - エアバッグの折り畳み構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コストアップを防止すると共に、ウインドウからの反力の有無に関係なく、所望の拘束姿勢に効率よく展開可能としたエアバッグの折り畳み構造を提供する。
【解決手段】 エアバッグ1を車両前方から後方に向けて前方部位1A、中間部位1Bおよび後方部位1Cに部位分けした際に、前方部位1Aにインフレータのガス導入口3が備えられると共にその前方部位1Aでエアバッグ1がケースに取り付けられる。エアバッグ1の車幅方向の左右両端部を互いに接近する方向に向けてロール折りをしてロール折り部8を形成すると共に、中間部位1Bにおけるロール折り回数を少なくとも前方部位1Aよりも多くして折り畳む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の衝突時等の車両緊急時に膨張展開して乗員を保護するエアバッグの折り畳み構造に関する。
車両の衝突時等の車両緊急時に乗員を保護するものとしてエアバッグがあり、インストルメントパネルに装着されるエアバッグにおいては、一般的に、エアバッグの展開時の初期段階に、全体が伸びるように上方に向けて展開し、その後、乗員側、即ちエアバッグの車両後方側が下降してきて乗員を保護する拘束姿勢となる。
また、エアバッグが上方に向けて展開する際に、フロントウインドに対する局部的な押圧力を防止すべく、フロントウインド側が優先的に展開してフロントウインドに当たり、その後、反フロントウインド側の上方に向かって回転しながら展開して、乗員側が下降してきて乗員を保護する拘束姿勢となるエアバッグの折り畳み方法も提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−321511号公報
しかしながら、上記従来の一般的なエアバッグや特許文献1に開示の折り畳み構造によれば、フロントウインドの傾斜が寝ているスポーツタイプやクーペタイプの車両においては、エアバッグは展開初期の早いうちにフロントウインドに当たるため、そのフロントウインドからの反力で、エアバッグは乗員を保護する拘束姿勢を得ることができるが、ミニバンタイプやワンボックスタイプ等のようにフロントウインドの傾斜が立っているタイプの車両においては、フロントウインドからの反力を大きく得ることが難しく、乗員を保護するための所望の拘束姿勢を得るのに時間を要するという問題がある。
そのため、フロントウインドの傾斜が立っているタイプの車両においては、フロントウインドからの反力が大きく得られるようにエアバッグを大きくしたり、内部にディフューザを設ける等の対策が必要となり、コスト高を招く欠点が生じる。
また、特許文献1に開示の折り畳み構造によれば、エアバッグの車両幅方向両側部を蛇腹状に折り込んで、その蛇腹折り部を巻き込んでケースに収納する際に、蛇腹折り部のウインドシールド側に弛み部を形成しているが、蛇腹折り部には弛みを形成する部分の構成がないため、弛み部を設けながら折り畳むことは困難である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、コストアップを防止すると共に、フロントウインドウからの反力の有無に関係なく、所望の拘束姿勢に効率よく展開可能としたエアバッグの折り畳み構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための技術的手段は、インストルメントパネルに配設されるケースに折り畳まれて収納され、車両緊急時に作動するインフレータのガスにより膨張展開するエアバッグの折り畳み構造において、エアバッグを車両前方から後方に向けて前方部位、中間部位および後方部位に部位分けした際に、前方部位に前記インフレータのガス導入口が備えられると共にその前方部位でエアバッグが前記ケースに取り付けられ、エアバッグの車幅方向の左右両端部を互いに接近する方向に向けてロール折りをしてロール折り部を形成すると共に、中間部位におけるロール折り回数を少なくとも前方部位よりも多くした点にある。
また、前記中間部位における車幅方向両側の前記ロール折り部の両端部が互いに接触するまでロール折りをすると共に、それらによる中間部位の車幅方向長さは前記ケースのケース幅より十分に小さい構造としてもよい。
さらに、前記ロール折り部は、前記エアバッグの上側となる面側にロール折りすることで形成された構造としてもよい。
また、折り畳まれた前記前方部位の上部に前記中間部位および前記後方部位が折り畳まれ、その状態で前記ケースに収納される構造としてもよい。
本発明のエアバッグの折り畳み構造によれば、エアバッグを車両前方から後方に向けて前方部位、中間部位および後方部位に部位分けした際に、前方部位にインフレータのガス導入口が備えられると共にその前方部位でエアバッグがケースに取り付けられ、エアバッグの車幅方向の左右両端部を互いに接近する方向に向けてロール折りをしてロール折り部を形成すると共に、中間部位におけるロール折り回数を少なくとも前方部位よりも多くした構造とされており、エアバッグの前方部位の方が中間部位の方よりもインフレータのガスで速く膨張展開し易くなり、エアバッグの展開初期段階において、前方部位部分に小気室を形成し、その後、中間部位および後方部位が乗員方向に向けて展開していく展開動作となるため、フロントウインドウからの反力の有無に関係なく、所望の拘束姿勢を得ることができる。従って、車両におけるフロントウインドの傾斜が立っているか寝ているかに拘わらず、所望の拘束姿勢に効率よく展開可能であり、汎用性に優れると共に、エアバッグの折り畳みによって容易に対応でき、エアバッグを大きくする等の改良が不要となり、コストアップも有効に防止できる利点がある。
また、エアバッグの展開動作が、先ず前方部位が展開して小気室を形成し、その後、中間部位および後方部位が乗員方向に向けて展開していく方式であり、車両の衝突時に作用する慣性力によって、エアバッグ全体が回転する動作も有効に抑えることができ、この点からも所望の拘束姿勢に効率よく展開できる利点がある。
さらに、ロール折り回数の少ない方が展開速度が速くなるため、後方部位のロール折り回数を中間部位のロール折り回数よりも少なくすることで、中間部位の展開後のエアバッグの展開速度を速くすることができる。
また、中間部位における車幅方向両側のロール折り部の両端部が互いに接触するまでロール折りをすると共に、それらによる中間部位の車幅方向長さはケースのケース幅より十分に小さい構造とすれば、中間部位に流れ込むガスの流入する隙間がより狭くなる構造となり、中間部位に対するガスの流入が抑えられて、前方部位における小気室の早期形成をより容易とすることができる。そして、エアバッグの折り畳み作業に際しても、両側のロール折り部を互いに接触するまでロール折りを行えばよく、折り畳み作業が容易になるという利点がある。
さらに、ロール折り部は、エアバッグの上側となる面側にロール折りすることで形成された構造とすれば、小気室の早期形成をより容易とすることができると共に、エアバッグをより効率よく乗員側に向けて展開させることができる利点がある。
また、折り畳まれた前方部位の上部に中間部位および後方部位が折り畳まれ、その状態でケースに収納される構造とすれば、折り畳まれた状態の中間部位および後方部位をケースから先に出すことで、エアバッグの膨張初期段階のガスを効率よく前方部位にのみ作用させることができ、早期に前方部位部分で小気室の展開がなされるため、小気室を展開させるための新たな規制構造を採用する必要もなく、折り畳み構造で対応できる利点がある。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1ないし図15は、車両用エアバッグの一例として、例えば助手席用のエアバッグ1を示している。このエアバッグ1は、図1に示されるように、面状に拡げた状態で、車幅方向の幅が、車両前方(図1の左側)から後方(図1の右側)に向けて漸次、幅広となるように構成されている。なお、エアバッグ1の基布材としては、一般にエアバッグ1に採用されている織物を適宜使用すればよい。
エアバッグ1は車両前方から後方に向けて前方部位1A、中間部位1B、後方部位1Cの3分割に部位分けした際に、前方部位1Aの下面側にインフレータ2(図11〜図15参照)のガス導入口3が備えられ、この前方部位1Aでエアバッグ1がケース4(図11参照)に取り付けられて収納される構造とされている。そして、このケース4がインストルメントパネル5の所定位置に配設される構造とされている。
なお、エアバッグ1のガス導入口3に対応する部分には、ガス導入口3と連通状となる開口を有する取付ブラケット6が予め取り付けられており、この取付ブラケット6に備えられた各取付ボルト7(本実施形態ではガス導入口3の周縁部の周方向4個所位置)がエアバッグ1の基布を通して下面側に延設されている。そして、この各取付ボルト7を利用して、エアバッグ1がケース4内に収納状に取り付けられる構造とされている。
そして、エアバッグ1をケース4に収納する際の折り畳み方法は、図1および図2に示されるような面状に拡げた状態で、車幅方向の左右両端部を互いに接近する方向に向けてロール折りを行うことにより、図3に示されるようなロール折り部8を形成している(ロール折り工程)。
このロール状に順次折り畳んでロール折り部8を形成する際に、図4ないし図6に示されるように、前方部位1Aでは2回ロール折りされ、中間部位1Bでは4回ロール折りされ、後方部位1Cでは2回ロール折りされた構造とされ、中間部位1Bにおけるロール折り回数を、前方部位1Aのロール折り回数よりも多くした構造とされている。また、後方部位1Cのロール折り回数は中間部位1Bのロール折り回数よりも少なくした構造とされている。
そして、これらロール折りにより、ロール折り部8が形成されたエアバッグ1の車幅方向長さが、車幅方向におけるケース4のケース幅よりも小さく折り畳まれた状態とされる。また、図3ないし図6に示されるように、ロール折り部8は、エアバッグ1の上側となる面側にロール折りをすることで形成されている。
次に、図7に示されるように、前方部位1Aの取付ブラケット6が備えられた部分上に、前方部位1Aの車両前方側部分が蛇腹状に2回折り畳まれ(前方部位蛇腹折り工程)、その後、取付ブラケット6部分よりも車両後方側部分が、図8に示されるように、蛇腹状に折り畳まれた前方部位1A上に折り返されている(後方側折り返し工程)。
次に、前方部位1A上に折り返された車両後方側が、図9に示されるように、端部側より蛇腹状に4回折り畳まれ(後方側蛇腹折り工程)、その後、図10に示されるように、その蛇腹状に折り畳まれた部分が前方部位1A上に折り返された構造とされている(後方側蛇腹部折り返し工程)。
そして、上記のように折り畳まれたエアバッグ1が、図11に示されるように、ケース4内の下側に前方部位1A部分が配置され、その上部に中間部位1B部分および後方部位1C部分が配置された状態で、収納されている(ケース収納工程)。このケース4は、下側ケース4aと下側ケースに連結された上側ケース4bとを備え、上側ケース4bの天板部4cがインフレータ2のガスでエアバッグ1が膨張展開する際、天板部4cが開放されるように構成されている。
また、エアバッグ1のガス導入口3部分に、インフレータ2のガス噴出口を挿入状として、インフレータ2がケース4に取り付けられている。
そして、このエアバッグ1が収納されたケース4が、インストルメントパネル5の助手席側の所定位置に取り付けられる構造とされている。
本実施形態は以上のように構成されており、車両の衝突時等の車両緊急時に作動したインフレータ2より発生したガスがエアバッグ1内に流入した際には、エアバッグ1に作用するガス圧により、ケース4の天板部4cが開放されてエアバッグ1が車室内に押し出される。その後、エアバッグ1内に流入したガスによりエアバッグ1が膨張展開していく。
この膨張展開に際して、前方部位1Aにインフレータ2のガス導入口3が備えられているため、前方部位1Aからガスが流入する。ケース4内の収納状態が、折り畳まれた前方部位1Aの上部に折り畳まれた中間部位1Bおよび後方部位1Cが折り返されて収納されているため、前方部位1Aに対するガスの流入により、折り畳まれた状態の中間部位1Bおよび後方部位1Cがケース4から先に押し出され、その後、展開しながら前方部位1Aがケース4外に出てくる。
また、ロール折り部8におけるロール折り回数が、前方部位1Aよりも中間部位1Bの方を多くしているため、エアバッグ1の前方部位1Aの方が中間部位1Bの方よりもインフレータのガスで速く膨張展開し易くなる。
従って、図12に示されるように、エアバッグ1の展開初期段階において、ケース4の上方において、前方部位1Aだけによる小気室が形成される(展開初期挙動)。その後ガスの流入に伴って、図13に示されるように、エアバッグ1のフル展開時の前方部位1Aを形成する。この際、図12における小気室形成時の伸び出し最長点Pは、前方部位1Aの展開に伴って後方側に少し回動される(回転運動)。この際、中間部位1Bおよび後方部位1Cはまだロール折り部8におけるロール折り状態を維持している。
さらにガスの流入に伴って、図14および図15に示されるように、中間部位1Bおよび後方部位1Cのロール折り部8や蛇腹状に折り畳まれた部分が乗員方向に向けて展開していく展開動作となる(乗員方向伸びだし挙動)。この際、前方部位1Aが略固定された状態で、中間部位1Bおよび後方部位1Cが乗員方向に向けて展開していき、所望の拘束姿勢であるフル展開状態が得られる。
以上のように、エアバッグ1の前方部位1A部分に早期に小気室が形成されるため、前方部位1Aのフル展開状態が早期に得られて、前方部位1Aの挙動が拘束され、この状態で中間部位1Bおよび後方部位1Cにガスが流入し乗員方向に向けて展開していくため、安定した展開動作が得られ、車両の衝突時等に作用する慣性力によって、エアバッグ1全体が回転する動作も有効に抑えることができる。ここに、従来のようにフロントウインド10からの反力の有無に関係なく、所望の拘束姿勢を安定して得ることができ、従って、車両におけるフロントウインド10の傾斜が立っているか寝ているかに拘わらず、所望の拘束姿勢に効率よく展開可能であり、汎用性に優れる利点がある。
また、エアバッグ1による所望の拘束姿勢を効率よく得るに際して、エアバッグ1の折り畳み方によって対応できるため、従来のようにエアバッグ1を大きくする等の改良が不要となり、コストアップも有効に防止できる利点がある。
さらにまた、ロール折り回数の少ない方が展開速度が速くなることを利用して、後方部位1Cのロール折り回数を中間部位1Bのロール折り回数よりも少なくしているため、中間部位1Bの展開後のエアバッグ1の展開速度を速くすることができる。
さらに、ロール折り部8は、エアバッグ1の上側となる面側にロール折りする構造であるため、エアバッグ1の上面側と下面側とが密着した状態となっており、中間部位1Bに流れ込むガスの流入する隙間を小さく、かつ、下側に位置付けることができる。従って、前方部位1Aにおける小気室の早期形成をより容易とすることができると共に、流入したガスを上方へ向けることが抑えられて、エアバッグ1をより効率よく乗員側に向けて展開させることができる利点がある。
また、折り畳まれた前方部位1Aの上部に、折り畳まれた中間部位1Bおよび後方部位1Cが折り返されてケース4に収納された構造であり、エアバッグ1の膨張展開時には、折り畳まれた状態の中間部位1Bおよび後方部位1Cをケース4から先に出すことで、エアバッグ1の膨張初期段階のガスを効率よく前方部位1Aにのみ作用させることができ、早期に前方部位1A部分で小気室の展開を行うことができ、小気室を展開させるための新たな規制構造を採用する必要もなく、折り畳み構造で十分に対応できる利点がある。
さらに、前方部位1A部分と中間部位1B部分とのガスによる展開し易さの相違を、前方部位1Aのロール折り回数と中間部位1Bのロール折り回数との差で得る構造としているため、ロール折り回数の差を前方部位1Aと中間部位1Bとの境界部分で容易に吸収できる利点もある。
また、エアバッグ1の展開動作を規制するための折り畳み部をロール折り部8としているため、特許文献1に開示のような弛み部を形成する必要がなく、折り畳み作業が容易に行える利点もある。
図16(a)〜(g)は、上記実施形態による折り畳み構造で、フロントウインド10を設けることなく、エアバッグ1を展開作動させた場合の連続写真からトレースした展開動作図である。このように、先ず、前方部位1A部分に小気室が形成され、その後、前方部位1A部分がフル展開状態となり、その後、中間部位1Bおよび後方部位1Cが乗員方向に向けて展開していくのが解る。
なお、上記実施形態において、中間部位1Bにおける車幅方向両側のロール折り部8の両端部が互いに接触するまでロール折りをすると共に、それらによる中間部位1Bの車幅方向長さはケース4のケース幅より十分に小さい構造とすれば、中間部位1Bに流れ込むガスの流入する隙間がより狭くなる構造となるため、中間部位1Bに対するガスの流入が抑えられて、前方部位1Aにおける小気室の早期形成をより容易とすることができる。そして、エアバッグ1の折り畳み作業に際しても、ロール折りの折り幅をあまり気にせずに、両側のロール折り部8が互いに接触するまでロール折りしていけばよく、折り畳み作業が容易になるという利点がある。
図17および図18は第2の実施形態を示しており、第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
即ち、本実施形態においては、エアバッグ1における後方部位1C部分を中間部位1B内に一部挿入したいわゆる蛇腹状の折り込み状態とされ、この状態で、第1の実施形態と同様に、ロール折り部8を形成するロール折り工程、前方部位蛇腹折り工程、後方側折り返し工程、後方側蛇腹折り工程、後方側蛇腹部折り返し工程が実施されて、折り畳まれる構造とされている。
図19は、第3の実施形態を示しており、第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
即ち、本実施形態においては、第2の実施形態と同様、後方部位1C部分を中間部位1B内に一部挿入した蛇腹状の折り込み状態とされると共に、車両後方側端部が上下で揃えられた状態とされている。そしてこの状態で、第1の実施形態と同様に、ロール折り部8を形成するロール折り工程、前方部位蛇腹折り工程、後方側折り返し工程、後方側蛇腹折り工程、後方側蛇腹部折り返し工程が実施されて、折り畳まれる構造とされている。
図20は、第4の実施形態を示しており、第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
即ち、本実施形態においては、第3の実施形態と同様、後方部位1C部分を中間部位1B内に一部挿入した蛇腹状の折り込み状態とされると共に、さらにその上下で中間部位1B内に蛇腹状に折り込んだ状態とされている。そしてこの状態で、第1の実施形態と同様に、ロール折り部8を形成するロール折り工程、前方部位蛇腹折り工程、後方側折り返し工程、後方側蛇腹折り工程、後方側蛇腹部折り返し工程が実施されて、折り畳まれる構造とされている。
従って、これら第2の実施形態ないし第4の実施形態においても、上記同様の効果が得られる。
なお、上記第1の実施形態において、エアバッグ1の左右のロール折り部8が、前方部位1Aでロール折り回数が2回、中間部位1Bでロール折り回数が4回、後方部位1Cでロール折り回数が2回とした折り畳み構造を開示しているが、中間部位1Bのロール折り回数を少なくとも前方部位1Aのロール折り回数よりも多くすればよく、その回数差は必要に応じて適宜決定すればよい。後方部位1Cのロール折り回数も必要に応じて適宜決定すればよい。
また、エアバッグ1の折り畳みに際して、ロール折り部8を形成するロール折り工程、前方部位蛇腹折り工程、後方側折り返し工程後に、後方側蛇腹折り工程と後方側蛇腹部折り返し工程を有する折り畳み構造を示しているが、後方側折り返し工程後に、折り返された車両後方側を蛇腹状に折り畳まずに、ロール折りにより折り畳む構造であってもよく、ロール折り部8を形成するロール折り工程後は、何ら実施形態の折り畳み方に限定されない。
第1の実施形態にかかるエアバッグの展開状態の平面図である。 同側面図である。 折り畳み工程説明図である。 図3のIV−IV線断面説明図である。 図3のV−V線断面説明図である。 図3のVI−VI線断面説明図である。 折り畳み工程説明図である。 折り畳み工程説明図である。 折り畳み工程説明図である。 折り畳み工程説明図である。 エアバッグの組み付け状態の断面説明図である。 エアバッグの展開動作説明図である。 エアバッグの展開動作説明図である。 エアバッグの展開動作説明図である。 エアバッグの展開動作説明図である。 エアバッグの展開動作のトレース図である。 第2の実施形態にかかるエアバッグの展開状態の平面図である。 同側面図である。 第3の実施形態にかかるエアバッグの展開状態の側面図である。 第4の実施形態にかかるエアバッグの展開状態の側面図である。
符号の説明
1 エアバッグ
1A 前方部位
1B 中間部位
1C 後方部位
2 インフレータ
3 ガス導入口
4 ケース
5 インストルメントパネル
8 ロール折り部
10 フロントウインド

Claims (4)

  1. インストルメントパネルに配設されるケースに折り畳まれて収納され、車両緊急時に作動するインフレータのガスにより膨張展開するエアバッグの折り畳み構造において、
    エアバッグを車両前方から後方に向けて前方部位、中間部位および後方部位に部位分けした際に、前方部位に前記インフレータのガス導入口が備えられると共にその前方部位でエアバッグが前記ケースに取り付けられ、
    エアバッグの車幅方向の左右両端部を互いに接近する方向に向けてロール折りをしてロール折り部を形成すると共に、中間部位におけるロール折り回数を少なくとも前方部位よりも多くしたことを特徴とするエアバッグの折り畳み構造。
  2. 請求項1に記載のエアバッグの折り畳み構造において、
    前記中間部位における車幅方向両側の前記ロール折り部の両端部が互いに接触するまでロール折りをすると共に、それらによる中間部位の車幅方向長さは前記ケースのケース幅より十分に小さいことを特徴とするエアバッグの折り畳み構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエアバッグの折り畳み構造において、
    前記ロール折り部は、前記エアバッグの上側となる面側にロール折りすることで形成されたことを特徴とするエアバッグの折り畳み構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のエアバッグの折り畳み構造において、
    折り畳まれた前記前方部位の上部に前記中間部位および前記後方部位が折り畳まれ、その状態で前記ケースに収納されることを特徴とするエアバッグの折り畳み構造。
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