JP4140732B2 - 車両用通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子キーシステムなどの携帯機の位置特定機能を有する車両用通信装置に関し、特に携帯機を所持しているのみで車両ドアのロックおよびアンロックを簡便に作動させるためのパッシブエントリに適用した場合に好適な技術に関するものである。
従来から、自動車の車載機器を遠隔制御する通信装置として、携帯機を所持した利用者が車両に接近したときに車両ドアが自動的に解錠され、利用者が車両から離れると車両ドアが自動的に施錠される機能を有する車両用通信装置が提案されている。
しかし、このような従来装置においては、携帯機が車両内にある場合に携帯機の閉じ込めを防止するために、自動でドアが施錠されないように対策されているので、携帯機を車両内に置き忘れたまま利用者が車両を離れると、ドアが施錠されないまま放置されることになり、防犯上問題となる。
そこで、利用者が車両から離れるときに、携帯機を車両内に置き忘れた場合には、その状態を利用者に報知することが必要となる。つまり、携帯機が車両内にあるのか車両外にあるのかを判定する機能が要求されている。
携帯機が車両内にあるか否かを判定するための技術(以下、「車内外判定技術」という)として、たとえば周波数120KHz〜135KHz程度のLF帯電波を使用した車両用通信装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
LF帯電波を使用した車内外判定技術によれば、車両の各所にLF帯電波を放射するアンテナ(以下、「LF帯アンテナ」という)が設置され、LF帯アンテナに対し、電源および所定の周波数を供給するため有線を介して、車載器が結合されている。
また、LF帯アンテナからの放射電波の所定磁界強度内に携帯機が存在するときに、携帯機が反応するように設計されており、指定したLF帯アンテナに対する携帯機からの応答により、携帯機の存在を車載器が判定するようになっている。
一方、電波を利用して対象を検出する技術として、RFID(Radio Frequency IDentification)技術が知られている(たとえば、非特許文献1参照)。
RFIDに関する技術としては、無線タグ、ICタグ、RFタグ、IDタグなど、様々の名称で呼ばれているものがある。
RFIDシステムは、典型的にはRFタグおよびリーダライタにより構成され、両者が通信可能範囲内に存在する場合に、リーダライタからRFタグに電波を放射すると、RFタグから固有のタグIDが発信され、リーダライタは、タグIDを受信することにより、RFタグの存在情報とタグIDによる位置情報とを得るように構成されている。
また、上記特許文献1の車内外判定技術では、車載器とLF帯アンテナとを有線で接続したが、非特許文献1の技術を適用して、LF帯アンテナに代えてRFタグを用い、RFタグと車載器との間を無線で通信することにより、RFタグの固有IDを用いて車内外を判定する装置が考えられる。
この種の車内外判定装置によれば、車両の適所に設置されたRFタグは、車載器のアンテナから受信した電波の電力を用いて、自身が保有する固有のタグIDをID到達可能エリアに発信し、ID到達可能エリア内に存在する携帯機は、受信したタグIDを車載器に送信し、これにより、車載器は、携帯機から受信したRFタグのID到達可能エリア内に存在することを判定することができる。
また、この場合、RFタグは、車載器アンテナからの電力放射エリアを考慮して、車両の複数箇所に配置され、車載器は、電力放射エリア内の各RFタグに対して、それぞれの固有IDを発信するために十分な電力を供給するようになっている。
すなわち、車載器は、アンテナを介して電力放射エリアに電波を放射し、電力放射エリア内のRFタグは、電波の受信電力を用いて、それぞれの固有IDを近傍のID到達可能エリアに発信し、ID到達可能エリア内の携帯機は、RFタグからの固有IDを受信して車載器に送信する。以下、車載器は、携帯機がどの固有IDを受信したかにより、携帯機がどのRFタグの近傍に存在するかを判定し、携帯機が車両の内側に存在するのかまたは外側に存在するのかを判定することになる。
特開2003−221954号公報 「RFIDハンドブック第2版、非接触ICカードの原理と応用(ISBN4−526−05291−4)」(Klaus Finkenzeller 著、ソフト工学研究所 訳、日刊工業)
従来の車両用通信装置では、RFIDを用いた車内外判定装置の場合、車載器から複数のRFタグに電波電力を供給するために、たとえば半値幅の広い指向性を有するアンテナを用いて、電力放射エリア内のすべてのRFタグに電波を放射することを考慮しているので、車載器から各RFタグに向けて電波を放射する際に、RFタグの存在しない空間に対しても無駄に電波を放射することになり、RFタグのみに対して効率的に電力を伝送することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、半値幅の狭い(鋭い指向性を有する)アンテナを用いて、車載器からRFタグに電波を放射する際に、RFタグの存在する空間に対してのみ有効に電波を放射することにより、RFタグにおいて電力を効率的に使用することのできる車両用通信装置を得ることを目的とする。
この発明による車両用通信装置は、車両の複数箇所に設置されて固有のタグIDを発信する複数のRFタグと、車両に設置された車載器と、車載器に接続されたアンテナと、複数のRFタグの少なくとも1つが発信するタグIDを受信した場合に、受信したタグIDを送信するように構成された携帯機とを備え、複数のRFタグに電波を放射するために、複数のRFタグの位置に対応したすべての方向に対して指向性を有し、複数のRFタグの各々は、アンテナから放射された電波の受信に応答して、電力を発生して自身が保有しているタグIDを発信し、車載器は、アンテナを介して複数のRFタグに向けて選択的に電波を放射するとともに、携帯機からの受信状態および携帯機から受信したタグIDに基づいて携帯機の位置を判定するものである。
この発明によれば、車載器からアンテナを介して、各RFタグの設置方向に向けて選択的に電波を放射することにより、RFタグへの電力伝送を効率的に行い、省電力化を実現することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用通信装置を平面的に示す構成図である。
図1において、車両1の周辺部の適切な複数箇所には、複数のRFタグ2a〜2fが設置されている。
RFタグ2a〜2fは、図示した例(6個)に限らず、必要に応じて任意数だけ設置され得る。
車両1内には、アンテナ3を有する車載器4が設置されている。
車載器4に接続されたアンテナ3は、各RFタグ2a〜2fの存在領域のみに電波を放射するために、鋭い指向性を有し、たとえば車両1内のほぼ中央部に配置されている。
携帯機5は、通常は車両1の利用者(運転者)に所持されており、タグIDを受信する受信回路と、受信したタグIDを車載器4に送信する送信回路とを有している。
これにより、携帯機5は、複数のRFタグ2a〜2fの少なくとも1つが発信するタグIDを受信した場合に、受信したタグIDを送信するように構成されている。
図1の構成において、車載器4は、アンテナ3を介して、複数のRFタグ2a〜2fに向けて選択的に電波を放射して電力を供給する。
複数のRFタグ2a〜2fの各々は、アンテナ3から放射された電波の受信に応答して、電力を発生して自身が保有しているタグIDを発信する。
携帯機5は、複数のRFタグ2a〜2fの少なくとも1つが発信するタグIDを受信した場合に、受信したタグIDを車載器4に送信する。
また、車載器4は、携帯機5からの受信状態および携帯機5から受信したタグIDに基づいて携帯機5の位置(車両1の内外)を判定する。
すなわち、携帯機5がRFタグ2a〜2fのうちのどのRFタグの固有IDを受信したかで、携帯機5がどのRFタグの近くに存在するかが分かるので、車載器は携帯機5から受信したタグIDにより携帯機の位置を判定できる。
この場合、アンテナ3は、複数のRFタグ2a〜2fに同時に電波を放射するために、複数のRFタグ2a〜2fの位置に対応したすべての方向に対して、半値幅の狭い鋭い指向性を有している。
また、使用されるRFタグ2a〜2fの周波数特性は、900[MHz]付近、または、2.45[GHz]付近のものが適しているが、必ずしもこれらの周波数に限定されるものではなく、高周波帯域であればよい。
さらに、アンテナ3および車載器4は、RFタグ2a〜2fの周波数特性に応じて設計される。
図2はこの発明の実施の形態1に用いられるアンテナ3の指向性(電波ビームのパターン形状)を模式的に示す説明図である。
図2において、アンテナ3は、鋭い指向性を有する電力供給用の電波として、ビーム幅(半値幅)の狭い複数のビーム6a、6b、6c、・・・を放射する。ここでは、便宜的に、3つのビーム6a、6b、6cのみを示しているが、RFタグ2a〜2fの数に応じた数のビームが放射される。
各ビーム6a、6b、6c、・・・は、同時に一斉放射される電波からなる。
アンテナ3は、独立したビーム6a、6b、6c、・・・を個別に放射する複数のアンテナにより構成されてもよい。
また、アンテナ3は、メインビーム以外にサイドローブを利用した構成とし、たとえばアンテナ3から遠い距離に位置するRFタグに対してはメインビームを放射し、アンテナ3から近い距離に位置するRFタグに対しては、サイドローブを放射するように構成されてもよい。
図3は図1内に各ビーム6a〜6fを記載した状態を模式的に示す構成図であり、アンテナ3の指向性と各RFタグ2a〜2fの配置との関係を示している。
図3において、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
車載器4からアンテナ3を介して放射される各ビーム6a〜6fの方向は、各RFタグ2a〜2fの存在位置の方向と一致している。
次に、図3を参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
まず、アンテナ3は、車載器4により駆動制御されて、すべてのRFタグ2a〜2fの設置方向に対応した複数のビーム6a〜6fからなる電波を一斉に放射する。
このとき、複数のビーム6a〜6fがサイドローブを利用して放射される場合には、メインビーム(ビーム6bまたは6e)は、アンテナ3からの距離が比較的大きいRFタグ2bまたはRFタグ2eに向けられる。
また、サイドローブは、アンテナ3の近傍に位置するRFタグ2a、2c、2d、2fに向けられる。
このように、すべてのRFタグ2a〜2fに対して、半値幅の狭い鋭い指向性を有するビーム6a〜6fを、電波として一斉に放射することにより、車載器4からRFタグ2a〜2fに向けて効率的に電力を伝送することができる。
車載器4のアンテナ3から電波を受信したRFタグ2a〜2fは、近傍領域(電力放射エリアよりも狭い範囲)のID到達可能エリアに、各RFタグ2a〜2fが保有するそれぞれのタグIDを発信する。
このとき、たとえば図示したように、携帯機5が車両1の室内に存在して、少なくとも1つのタグIDを受信すれば、携帯機5は、受信したタグIDを車載器4に送信する。
最後に、車載器4は、携帯機5が送信したタグIDを受信し、携帯機5がどのタグIDを受信したかに基づいて、携帯機5がどのRFタグの近傍に存在するかを判定することができる。
また、RFタグ2a〜2fは車両1の室内のみに設置され、RFタグ2a〜2fのID到達可能エリアは車両1の内側のみに設定されており、車両1の外側に位置する携帯機5は、タグIDを受信することができない。
したがって、アンテナ3から電波を放射しても、携帯機5からタグIDが受信されない場合には、携帯機5が車両1の外側に位置していることを判定することができる。
以上の機能を有するアンテナ3としては、たとえば、ロトマンレンズアンテナや、複数の素子で構成されるセクタアンテナなどが適用可能であるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、車両1の適所に配置され、受信電波に応答して発生した電力を利用して自身が保有しているタグIDを発信する複数のRFタグ2a〜2fと、車両1に設置され、アンテナ3からRFタグ2a〜2fの方向に向けて選択的に電力供給用の電波を放射する車載器4と、RFタグ2a〜2fの少なくとも1つが発信するタグIDを受信した場合に、受信したタグIDを送信する携帯機5とを備え、鋭い指向性を有するアンテナ3を用いてRFタグ2a〜2fの存在する空間のみに対して電波を放射するように構成したので、アンテナ3からの送信電力をRFタグ2a〜2fにおいて効率的に使用することができる。
すなわち、RFタグ2a〜2fを動作させるための車載器4のアンテナ3として、半値幅の狭い鋭い指向性を有するアンテナを使用することにより、効率的に電力を使用して省電力化を実現することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、車載器4のアンテナ3からRFタグ2a〜2fに対して同時にビーム6a〜6fを放射したが、RFタグ2a〜2fの各方向に順次にビーム6a〜6fを放射してもよい。
図4および図5はこの発明の実施の形態2に係る車両用通信装置を説明するための図であり、ビーム6a〜6fを順次に放射する場合の説明図および構成図を示している。
図4および図5において、前述(図2、図3参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「A」を付して詳述を省略する。
図4はこの発明の実施の形態2に適用されるアンテナ3Aの指向性(電波ビームのパターン形状)を模式的に示す説明図である。
図4において、車載器4Aは、アンテナ3Aを介して、1回に少なくとも1本のビームを放射し、たとえば矢印で示す順序で、半値幅の狭い鋭い指向性のビーム6a(破線)、ビーム6b(実線)、ビーム6c(点線)、・・・を放射する。
図4において、ビーム6b(実線)は、現在放射中のビーム方向を示しており、ビーム6a(破線)は、一定時間前に放射されたビーム方向を示し、ビーム6c(点線)は、一定時間の経過後に放射されるビーム方向を示している。
この場合、車載器4Aおよびアンテナ3Aの少なくとも一方は、ビーム6a、6b、6c、・・・を順次にスキャンする機能を有しており、ビーム6a、6b、6c、・・・の放射方向を、ビーム6aからビーム6bに、続いて、ビーム6bからビーム6cへと変更するようになっている。
なお、上記のビームスキャン機能は、電子的なS/Wスキャン機能で実現してもよく、機械的なH/Wスキャン機能で実現してもよい。
また、図4においては、便宜的に3方向のビーム6a、6b、6cのみを示しているが、任意数のビームを形成することができる。さらに、複数のビームずつを同時に放射しながらビームスキャンしてもよい。
図5は携帯機5の車内外判定処理時のアンテナ3Aの機能とRFタグ2a〜2fの配置との関係を模式的に示す構成図である。
図5において、アンテナ3Aは、最初にRFタグ2aの方向にビーム6aの電波を放射し、続いて、一定時間の経過後に、RFタグ2bの方向に指向されたビーム6bの電波を放射する。
以下、同様に、RFタグ2c、2d、2e、2fの方向に、それぞれ、各ビーム6c、6d、6e、6fを順次放射し、すべてのRFタグ2a〜2fに電波を放射する。
これにより、前述と同様に、車載器4AからRFタグ2a〜2fに対して効率的に電力を伝送することができる。
このとき、1つのビームを放射してから次のビームを放射するまでの一定時間は、携帯機5が1つのRFタグから固有のタグIDを受信してから、受信したタグIDを車載器4Aに返信するまでに要する時間によりも長くなるように、十分な時間に設定される。
次に、図4および図5を参照しながら、この発明の実施の形態2による動作について説明する。
まず、図示したように、携帯機5が車両1の室内に存在した場合、携帯機5は、RFタグ2a〜2fのいずれかから受信したタグIDを車載器4Aに送信する。
これにより、車載器4は、携帯機5がどのタグIDを受信したかに基づいて、携帯機5がどのRFタグの近傍に存在するかを判定することができる。
また、前述と同様に、RFタグ2a〜2fは車両1の室内に設置され、各RFタグ2a〜2fが発信するタグIDは、車両1の外側で受信できないように構成されており、車載器4は、携帯機5からタグIDを受信できない場合には、携帯機5が車両1の外側に存在することを判定することができる。
また、図5において、複数のRFタグ2a〜2fは、タグIDの発信動作を同時に実行することはなく、順次に実行するので、RFタグ2a〜2fの相互間の発信電波の干渉を低減することができる。
なお、ここでは、便宜的に、6個のRFタグ2a〜2fを示しているが、RFタグの数は任意に増減可能なことは言うまでもない。
また、RFタグ2a〜2fに時計方向に電波(ビーム6a〜6f)を放射したが、放射順序は任意に設定され得る。
また、以上のスキャン機能を有するアンテナ3Aとしては、たとえばフェイズドアレーアンテナが適用されるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
また、複数のビーム6a〜6fをスキャンするアンテナ3Aとして、たとえば、同時に2本ずつのビームをスキャンする構成を適用してもよい。
次に、アンテナ3Aとして、同時に2本ずつのビームをスキャンするように構成した場合について説明する。
図5において、まず、車載器4Aは、アンテナ3Aを介して、RFタグ2a、2bに対して同時に2本のビーム6a、6bを放射する。
続いて、一定時間の経過後に、RFタグ2c、2dに対して、同時に2本のビーム6c、6dを放射する。
以下、同様に、RFタグ2e、2fに対してビーム6e、6fを放射し、すべてのRFタグ2a〜2fを発信動作させる。
なお、同時に放射するビーム数を2本よりも多い値(たとえば、3本)に設定してもよく、上述と同様に、すべてのRFタグ2a〜2fに対して順次にビームを放射可能であればよい。
また、車載器4Aから同時に放射されるビームは、必ずしも隣り合っているビームである必要はなく、各RFタグ2a〜2fへの電波の放射の順序は、任意に設定され得る。
最後に、携帯機5は、受信したタグIDを車載器4Aに送信し、携帯機4Aは、どのタグIDを受信したかに基づいて、携帯機5がどのRFタグの近傍に存在するのかを判定することができる。
以上のスキャン機能を有するアンテナ3Aとしては、たとえばセクタアンテナ(複数のアンテナ素子で構成される)が適用されるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、前述と同様に、車載器4のアンテナ3Aとして、半値幅の狭い鋭い指向性を有するアンテナを使用することにより、効率的に電力を使用して省電力化を実現することができる。
また、電子的または機構的なスキャン機能を適用し、電力供給用のビーム6a〜6fを順次に放射することにより、すべてのRFタグ2a〜2fが同時に動作しないように構成したので、RFタグ2a〜2fが同時にタグIDを発信した場合にRFタグ2a〜2fの相互間で生じる干渉を低減することができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用通信装置を平面的に示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナから放射される電波ビームのパターン形状を模式的に示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナからRFタグへの電波の放射状態を模式的に示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナから放射される電波ビームのパターン形状を模式的に示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナからRFタグへの電波の放射状態を模式的に示す構成図である。
符号の説明
1 車両、2a〜2n RFタグ、3、3A 車載アンテナ、4、4A 車載器、5 携帯機、6a〜6n ビーム(電波)。

Claims (3)

  1. 車両の複数箇所に設置されて固有のタグIDを発信する複数のRFタグと、
    前記車両に設置された車載器と、
    前記車載器に接続されたアンテナと、
    前記複数のRFタグの少なくとも1つが発信するタグIDを受信した場合に、受信したタグIDを送信するように構成された携帯機とを備え、
    前記アンテナは、前記複数のRFタグに電波を放射するために、前記複数のRFタグの位置に対応したすべての方向に対して指向性を有し、
    前記複数のRFタグの各々は、前記アンテナから放射された電波の受信に応答して、電力を発生して自身が保有しているタグIDを発信し、
    前記車載器は、前記アンテナを介して前記複数のRFタグに向けて選択的に前記電波を放射するとともに、前記携帯機からの受信状態および前記携帯機から受信したタグIDに基づいて前記携帯機の位置を判定することを特徴とする車両用通信装置。
  2. 前記アンテナは、前記複数のRFタグに電波を放射する際に、前記複数のRFタグの位置に対応したすべての方向に対して同時にビームを放射することを特徴とする請求項1に記載の車両用通信装置。
  3. 前記アンテナは、前記複数のRFタグに電波を放射する際に、前記複数のRFタグの位置に対応した各々の方向に順次にビームを放射することを特徴とする請求項1に記載の車両用通信装置。
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