JP4140574B2 - 凹面を有するカムを研削する方法および装置 - Google Patents

凹面を有するカムを研削する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、凹面を有するカムを砥石車により研削するカム研削方法および装置に関する。
従来、工作物支持装置に支持された工作物のC軸回りの回転と砥石車を支承する砥石台のX軸方向の送りとを数値制御装置により同時2軸制御して工作物にカムを研削する方法が知られている。近年、カムの形状はエンジンの高性能化に伴い、その形状への要求が複雑かつ高精度になり、図4に示すような凹面Aを有するカムの需要が増大している。このような凹面Aを有するカムを研削する場合、凹面Aに接触可能な小径の砥石車を用いる必要がある。ところが、工作物の回転軸線と砥石車の回転軸線とを平行にした状態で砥石車の径を小さくすると、砥石台と工作物支持装置とが干渉する。これを防止するために、特許文献1に記載のカム研削盤においては、工作物を支持する工作物支持装置と砥石車を支承する砥石台とが直交するZ軸およびX軸方向に移動可能にベッド上に装架され、砥石台に砥石軸がX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承され、この砥石軸の先端にX軸と平行な母線を有するテーパ状の小径砥石車が装着されている。
特開平8−243906号公報(第3,5頁、第1,2,8図)
工作物のC軸回りの回転角度に応じて砥石車をX軸方向に進退移動させて工作物のカム部を所望カム形状に研削する場合、工作物の各回転位相において所定外径の砥石車が所望カム形状と接するように、工作物のC軸回りの回転と、砥石台のX軸方向の移動とをカムプロフィル創成NCデータにより同時2軸制御してカムプロフィル創成運動を行なわせながら、砥石車を工作物に向かってX軸方向にプランジ研削送りさせている。カムプロフィル創成運動において、砥石車が所望カム形状と接する点は、この点での共通接線の傾斜角度に応じて、工作物の回転中心と砥石車の回転中心とを結ぶ線分に対して上下に変位する。このため、砥石車の直径がカムプロフィル創成NCデータ作成時の直径と異なると研削加工したカムにプロフィル誤差が生じる。例えば、特許文献1におけるカム研削装置において、テーパ状砥石車の中央部分のZ軸と直角な平面における見かけの砥石径を所定外径としてカムプロフィル創成NCデータを作成し、創成運動させながらプランジ研削すると、砥石車の小径側と大径側では見かけの砥石径と所定外径との違いから研削加工したカム形状に図5に示すプロフィル誤差が生じる。
このようなプロフィル誤差をなくすために、特許文献1に記載のカム研削盤において、砥石軸軸線上に中心を有する小径の球状砥石車を砥石軸の先端に装着し、工作物と砥石台とをカムプロフィル創成運動させながら、砥石台を工作物支持装置に対してZ軸方向にトラバース研削送りさせると、トラバース研削送り端で砥石車を工作物に向かってX軸方向に切込んでトラバース研削送りを複数回繰返す必要があり研削時間が長くなる。
本発明は、係る従来の不具合を解消するためになされたもので、凹面を有するカムを小径の砥石車により高精度に効率的に研削することができる方法および装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、工作物を支持する工作物支持装置と砥石車を支承する砥石台とを互いに直交するZ軸およびX軸方向に相対移動可能にベッド上に装架し、前記砥石台に前記砥石車が装着される砥石軸をX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承し、工作物のX‐Z平面内でのZ軸と平行なC軸回りの回転と、砥石台の工作物支持装置に対するX軸方向の相対移動との同時2軸制御によるカムプロフィル創成運動により前記工作物のカム部に凹面を有するカムを研削加工する方法において、前記砥石車を、Z軸と平行な母線を有し前記砥石台側が大径となるテーパ部と、該テーパ部の最大外径部で前記母線と接する球状部とで構成し、前記砥石台を前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りして前記カム部を前記テーパ部によりプランジ研削し、プランジ研削後に前記砥石台を前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に対して前記テーパ部の小径側を先行させてZ軸方向にトラバース研削送りして前記カム部を前記球状部によりトラバース研削することである。
請求項に記載の発明の構成上の特徴は、請求項において、前記カム部の幅が前記砥石車の幅より広い場合、前記砥石台を前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りして前記カム部を前記砥石車によりプランジ研削することを、前記工作物支持装置を前記砥石台に対して前記テーパ部の幅より小さい所定量だけZ軸方向に相対的に移動させて繰返すことである。
請求項に記載の発明の構成上の特徴は、工作物を支持する工作物支持装置と砥石車を支承する砥石台とが直交するZ軸およびX軸方向に相対移動可能にベッド上に装架され、前記砥石車が装着される砥石軸が前記砥石台にX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承され、前記工作物支持装置による工作物のX‐Z平面内でのZ軸と平行なC軸回りの回転と、砥石台の工作物支持装置に対するX軸方向の相対移動とを同時2軸制御して前記工作物と前記砥石車との間でカムプロフィル創成運動を行わせる創成制御手段を備えた、前記工作物のカム部に凹面を有するカムを研削加工する装置において、前記砥石車を、Z軸と平行な母線を有し前記砥石台側が大径となるテーパ部と、該テーパ部の最大外径部で前記母線と接する球状部とで構成し、前記カム部を前記テーパ部によりプランジ研削するために、前記砥石台を前記創成制御手段による前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りさせるプランジ研削送り制御手段と、プランジ研削後に前記カム部を前記球状部によりトラバース研削するために、前記砥石台を前記創成制御手段による前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に対して前記テーパ部の小径側を先行させてZ軸方向にトラバース研削送りさせるトラバース研削送り制御手段を備えたことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、工作物と砥石車が直交するZ軸およびX軸方向に相対移動し、砥石車の回転軸線がX軸に対して傾斜し、砥石車はZ軸と平行な母線を有するテーパ部と、該テーパ部の最大外径部で母線と接する球状部とを有している。砥石車はカムプロフィル創成運動とともに工作物に向かってX軸方向にプランジ研削送りされて工作物のカム部をプランジ研削し、その後に、カムプロフィル創成運動とともにZ軸方向にトラバース研削送りされてトラバース研削する。これにより、工作物のカム部を砥石車のテーパ部により効率的にプランジ研削し、カム部を砥石車の球状部により砥石径の相違に基づくカムプロフィル誤差を生じることなくトラバース研削し、カムを高精度に効率的に研削加工することができる。
上記のように構成した請求項に係る発明においては、カム部の幅が砥石車の幅より広い場合、砥石台を所定量ずらしてカムプロフィル創成運動とともにプランジ研削送りを繰り返すので、幅の広いカム部を効率的に研削加工することができる。
上記のように構成した請求項に係る発明においては、工作物と砥石車が直交するZ軸およびX軸方向に相対移動され、砥石車の回転軸線がX軸に対して傾斜され、砥石車はZ軸と平行な母線を有するテーパ部と、該テーパ部の最大外径部で母線と接する球状部とで構成されている。砥石車はカムプロフィル創成運動とともに工作物に向かってX軸方向にプランジ研削送りされて工作物のカム部をテーパ部でプランジ研削し、その後に、カムプロフィル創成運動とともにZ軸方向にテーパ部の小径側を先行させてトラバース研削送りされてカム部を球状部でトラバース研削する。これにより、工作物のカム部を砥石車のテーパ部により効率的にプランジ研削し、カム部を砥石車の球状部により砥石径の相違に基づくカムプロフィル誤差を生じることなくトラバース研削し、凹面を有するカムを高精度に効率的に研削可能な装置を提供することができる。
以下、本発明に係る凹面を有するカムを研削する方法および装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、数値制御カム研削盤11のベッド12上にはテーブル13が摺動可能に載置され、ボールネジ14を介してサーボモータ15によりZ軸方向に移動される。テーブル13上には主軸台16が固定され、主軸台16には工作物Wの一端をチャック17により把持する主軸18が回転可能に軸承され、サーボモータ19により回転駆動されて工作物WをZ軸と平行なC軸回りに回転させる。テーブル13上には、主軸台16に対向して心押台28が位置調整可能に固定され、この心押台28に主軸18と同軸線上に摺動可能に嵌合されたラム29の先端に嵌着されたセンタが工作物Wの他端に穿設されたセンタ穴に嵌合して工作物Wの他端を支持している。テーブル13、主軸台16およびサーボモータ19等によって、工作物Wを水平なX‐Z平面内でC軸回りに回転駆動可能に支持する工作物支持装置31が構成されている。
ベッド12上には砥石台テーブル30がZ軸と直交するX軸方向に摺動可能に装架され、ボールネジ21を介してサーボモータ22によりZ軸方向に移動される。砥石台テーブル30には砥石台20が傾斜して取付けられ、砥石台20には砥石軸23がX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承され、ビルトインモータ24により回転駆動される。砥石軸23には、CBN砥粒をビトリファイドボンドで結合した砥粒層がコア外周面に貼付けされた砥石車Gが装着されている。図2に示すように砥石車Gは、Z軸と平行な母線Gcを有し砥石台20側が大径となるテーパ部Gaと、該テーパ部Gaの最大外径部Gdで母線Gcと接する球状部Gbとで構成されている。球状部Gbの中心は、X‐Z平面においてテーパ部Gaの最大外径部GdからX軸方向に引いた直線Lが砥石軸線と交差する交点Oと一致する。
主軸台16の砥石台20側にはツルーイングロール25を回転駆動可能に支承するツルーイング装置26が固定され、サーボモータ15,22が数値制御装置27からの指令により同時2軸制御されてテーブル13と砥石台20とが相対移動されることにより、砥石車Gの外周面にテーパ部20aおよび球状部20bがツルーイングロール25によってツルーイングされる。
数値制御装置27には、サーボモータ19,22を同時2軸制御して回転させ、主軸18のX‐Z平面内でのC軸回りの回転位相に応じて砥石台テーブル30をX方向に進退移動させ、工作物Wと砥石車Gとの間でカムプロフィル創成運動を行わせるカムプロフィル創生NCデータが創成制御手段として記憶されている。さらに、数値制御装置27には、カムプロフィル創成運動に重畳して砥石台テーブル30を工作物支持装置31に向かってX軸方向にプランジ研削送りするプランジ研削送りプログラムがプランジ研削送り制御手段として記憶されている。砥石台テーブル30にカムプロフィル創成運動を行わせるとともに、テーブル13をサーボモータ15によりZ軸方向にトラバース研削送りさせるトラバース研削プログラムがトラバース研削送り制御手段として数値制御装置27に記憶されている。
次に、上記実施の形態の作動について説明する。工作物Wを主軸18のチャック17に回転方向の位相決めを行って把持し後端部を心押台28のセンタで挟持して起動釦を押すと、数値制御装置27は図3に示すプログラムを実行する。サーボモータ15が数値制御装置27からの指令により回転駆動され、テーブル13がボールネジ14を介してZ軸方向に移動され、砥石車Gのテーパ部Gaが工作物Wの最初に研削するカム部W1と対向する研削開始位置に割出される(ステップS1)。
次にサーボモータ19,22がカムプロフィル創生NCデータにより同時2軸制御されて回転され、主軸18のX‐Z平面内でのC軸回りの回転位相に応じて砥石台テーブル30がX方向に進退移動され、工作物Wと砥石車Gとの間でカムプロフィル創成運動が行われる。これと同時に、主軸18の回転に連動してサーボモータ22が回転され、砥石台テーブル30が工作物支持装置31に向かって粗研削送り速度で粗研削完了位置までX方向に前進され、プロフィル創成運動に重畳して砥石車Gが工作物Wに向かってX軸方向にプランジ粗研削送りされる(ステップS2)。
砥石台テーブル30が粗研削完了位置まで粗研削送り速度で前進されプランジ粗研削が完了すると、砥石車Gがプロフィル創成運動に重畳して工作物Wに向かって精研削送り速度で精研削完了位置までX軸方向にプランジ精研削送りされ、砥石車Gのテーパ部Gbがカム部W1をプランジ精研削する(ステップS3)。
ステップS2,S3が、工作物Wのカム部を砥石車Wのテーパ部Gaによりプランジ研削するために、砥石台20をカムプロフィル創成NCデータによるカムプロフィル創成運動とともに工作物支持装置31に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りさせるプランジ研削送り制御手段をなす。
プランジ精研削完了後、サーボモータ19,22によるカムプロフィル創成運動が行われるとともに、サーボモータ15が回転され、工作物支持装置31がZ軸方向に方にトラバース研削送りされ、カム部W1は砥石車Gの球状部Gbによりトラバース精研削される(ステップS4)。トラバース精研削送りにおいて、カム部W1と砥石車Gとはカムプロフィル創成運動を行っているので、砥石車Gがカム部W1を研削する研削点は工作物Wの回転中心と砥石車Gの回転中心とを結ぶ線分に対して上下に変位する。しかしながら、砥石車Gの球状部Gbは、カムプロフィル創成用データを作成するときに用いた砥石の所定外径と同じ外径2Rに形成されているので、研削点が、球状部Gbの球中心Oを通りZ軸と直角な平面内で上下に変位しても、カム部W1を研削する砥石車Gの外径は所定外径に維持され、砥石径の相違に基づくカムプロフィル誤差を生じることがない。そして、球状部Gbはカム部W1の右端より右側に離れた位置からテーパ部Gaの小径側を先行させて工作物Wに対して左方にトラバース研削送りされるので、カム部W1の全幅が球状部Gbにより砥石径の相違に基づくカムプロフィル誤差を生じることなく、効率的に高精度にトラバース精研削される。このステップS4が、プランジ研削送り後にトラバース研削するために、カムプロフィル創成運動とともに砥石台20を工作物支持装置31に対してZ軸方向にテーパ部の小径側を先行させてトラバース研削送りさせるトラバース研削送り制御手段をなす。


トラバース精研削が完了すると、プロフィル創成運動に重畳して砥石車Gが工作物Wから後退端までX軸方向に後退され、砥石車Gがカム部W1から開離される(ステップS5)。続いてテーブル13がZ軸方向に移動され、砥石車Gのテーパ部Gaが工作物Wのカム部W1に隣接するカム部W2と対向する位置に割出され、ステップS1〜S5が実行されカム部W2が研削される。砥石車Gが装着される砥石軸23はX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承されているので、小径の砥石車Gが工作物Wに向かって前進されても、砥石台20がカム部W1或いは心押台28等と干渉することがない。
上記実施の形態では、プランジ精研削後に砥石車Gをテーパ部Gaの小径側を先行させてトラバース研削送りして工作物Wのカム部W1を球状部Gbによりトラバース研削しているが、プランジ精研削完了後にプロフィル創成運動に重畳して砥石車Gを工作物WからX軸方向に僅かに後退させ、テーブル13をサーボモータ15によりZ軸方向に左進させ、球状部Gbの右端がカム部W1の左端から僅かに離脱するトラバース開始位置に割出し、砥石台テーブル30をサーボモータ22により最終仕上げ位置まで前進させ、砥石車Gをカムプロフィル創成運動とともに球状部Gbを先行させてトラバース研削送りするようにしてもよい。
上記実施の形態では、工作物Wを支持する工作物支持装置31をテーブル13によりベッド12上にZ軸方向に移動可能に載置し、砥石車Gを支承する砥石台20を砥石台テーブル30によりベッド12上にX軸方向に移動可能に載置しているが、工作物支持装置31をベッド12上に固定し、ベッド12上にZ軸方向に移動可能に載置されたサドル上に砥石台テーブル30をX軸方向に移動可能に載置し、砥石台20がZ軸およびX軸方向に移動するようにしてもよい。
本実施の形態に係る数値制御カム研削盤を示す図。 砥石車の形状および砥石車と工作物との関係を示す図。 凹面を有するカムを研削加工するプログラムを示す図。 凹面を有するカムを研削する状態を示す図。 砥石車の外径の違いによるプロフィル誤差を示す図。
符号の説明
11…数値制御カム研削盤、12…ベッド、13…テーブル、14,21…ボールネジ、15,19,22…サーボモータ、16…主軸台、17…チャック、18…主軸、20…砥石台、23…砥石軸、24…ビルトインモータ、25…ツルーイングロール、26…ツルーイング装置、27…数値制御装置、30…砥石台テーブル、31…工作物支持装置、G…砥石車、Ga…テーパ部、Gb…球状部、W…工作物、W1,W2…カム部。

Claims (3)

  1. 工作物を支持する工作物支持装置と砥石車を支承する砥石台とを互いに直交するZ軸およびX軸方向に相対移動可能にベッド上に装架し、前記砥石台に前記砥石車が装着される砥石軸をX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承し、工作物のX‐Z平面内でのZ軸と平行なC軸回りの回転と、砥石台の工作物支持装置に対するX軸方向の相対移動との同時2軸制御によるカムプロフィル創成運動により前記工作物のカム部に凹面を有するカムを研削加工する方法において、
    前記砥石車を、Z軸と平行な母線を有し前記砥石台側が大径となるテーパ部と、該テーパ部の最大外径部で前記母線と接する球状部とで構成し、
    前記砥石台を前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りして前記カム部を前記テーパ部によりプランジ研削し、
    プランジ研削後に前記砥石台を前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に対して前記テーパ部の小径側を先行させてZ軸方向にトラバース研削送りして前記カム部を前記球状部によりトラバース研削することを特徴とする凹面を有するカムを研削する方法。
  2. 請求項において、
    前記カム部の幅が前記砥石車の幅より広い場合、前記砥石台を前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りして前記カム部を前記テーパ部によりプランジ研削することを、前記工作物支持装置を前記砥石台に対して前記テーパ部の幅より小さい所定量だけZ軸方向に相対的に移動させて繰返すことを特徴とする凹面を有するカムを研削する方法。
  3. 工作物を支持する工作物支持装置と砥石車を支承する砥石台とが直交するZ軸およびX軸方向に相対移動可能にベッド上に装架され、前記砥石車が装着される砥石軸が前記砥石台にX‐Z平面内でX軸と傾斜して軸承され、前記工作物支持装置による工作物のX‐Z平面内でのZ軸と平行なC軸回りの回転と、砥石台の工作物支持装置に対するX軸方向の相対移動とを同時2軸制御して前記工作物と前記砥石車との間でカムプロフィル創成運動を行わせる創成制御手段を備えた、前記工作物のカム部に凹面を有するカムを研削加工する装置において、
    前記砥石車を、Z軸と平行な母線を有し前記砥石台側が大径となるテーパ部と、該テーパ部の最大外径部で前記母線と接する球状部とで構成し、
    前記カム部を前記テーパ部によりプランジ研削するために、前記砥石台を前記創成制御手段による前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に向かってX軸方向に相対的にプランジ研削送りさせるプランジ研削送り制御手段と、
    プランジ研削後に前記カム部を前記球状部によりトラバース研削するために、前記砥石台を前記創成制御手段による前記カムプロフィル創成運動とともに前記工作物支持装置に対して前記テーパ部の小径側を先行させてZ軸方向にトラバース研削送りさせるトラバース研削送り制御手段を備えたことを特徴とする凹面を有するカムを研削する装置。
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