JP4140536B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4140536B2
JP4140536B2 JP2004055676A JP2004055676A JP4140536B2 JP 4140536 B2 JP4140536 B2 JP 4140536B2 JP 2004055676 A JP2004055676 A JP 2004055676A JP 2004055676 A JP2004055676 A JP 2004055676A JP 4140536 B2 JP4140536 B2 JP 4140536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control means
reset
control
control unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004055676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005249808A (ja
Inventor
昭史 磯部
厚 高橋
能史 笹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004055676A priority Critical patent/JP4140536B2/ja
Publication of JP2005249808A publication Critical patent/JP2005249808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4140536B2 publication Critical patent/JP4140536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Description

本発明は、プリンタ、複写機又はファクシミリ等の画像形成装置に係る。特に、記録媒体上の未定着の画像を発熱体等で加熱して定着を行う定着部を備え、CPUを含む制御部等により急速な立ち上がりで加熱制御して定着する方式において、その制御部が暴走したときには、急速に、確実に加熱制御を停止して安全を確保するとともに、安全確保後、画像形成装置としてできるだけ早く立ち上げようとする技術に関する。
プリンタ、複写機又はファクシミリ等の画像形成装置は、記録媒体上に画像を加熱して定着する処理が行われており、その定着装置のヒータ(熱源)としては、ハロゲンランプで加熱するもの、抵抗体等の発熱体で加熱するもの(例えば特許文献1)、或いは誘導加熱装置(例えば特許文献2)等を利用するものが知られている。ハロゲンランプは加熱の立ち上がりが時間的に遅く、ゆっくりであった。発熱体を利用したもの、誘導加熱装置を用いたものは、加熱の速度、立ち上がりが早い。そのため、後者は、オフィス業務の効率化に合わせ、効率よく利用できて、かつスピードの早い画像形成装置に適用されている。
また、画像形成装置としては外部から見えない内部で加熱を行うので、機器として十分な安全性を確保する必要がある。従来、定着装置の加熱制御は、他の制御部から制御されることが多いので、その制御部の暴走等があった場合は、その制御或いは定着装置の電源をオフにする等の処置をとって、熱暴走から危険状態へ突入するのを防止していた。それも近年は、上記のように定着装置の加熱速度が早くなってきているので、異常時の安全確保を行う処理スピードも、早く、確実にする必要があった。
一方で、画像形成装置は、高精度、高機能化がすすんできて、内部のCPUを含む制御部を1つ又は複数備えていることが多い。複数のCPUを備えている例として、主制御部で全体の制御を行い、各副制御部が主制御部の指示を受けて、被制御部、例えば定着装置を制御する装置がある(例えば、特許文献1,2,3)。その場合は、制御部の暴走による定着装置の異常な加熱を早く防止する必要がある。
特許文献1に記載の技術は、抵抗によるヒータからなる定着装置と、2つの制御部(CPUを含む)を備え、1つの制御部が暴走したとき、他の制御部が定着装置の温度制御やヒータをオフ制御するというものである。この場合は、制御部をリセットすることについては記載されていない。
特許文献2に記載の技術は、誘導加熱装置と、本体に1つの制御部と、誘導加熱側に誘導加熱装置を制御する1つの制御部を備え、誘導加熱側の制御部が暴走したときに、本体の制御部が、誘導加熱装置の制御をオフにし、発火を防ぐというものである。
特許文献3に記載の技術は、定着装置と、2つの制御部を備え、2つの制御部は、相互に動作確認ができる構成にされ、一方の制御部が暴走したときには、他の制御部がその暴走した制御部をリセットするというものである。
なお、他の分野においても、2つの制御部で相互に、或いは一方的に監視し、制御部が暴走したときは、他の制御部が暴走した制御部をリセットするものがあった(例えば、特許文献4、5)。
特開平6−237353号公報(段落〔0020〕、〔0026〕−〔0037〕、第2図) 特開2002−174982号公報(段落〔0085〕、図5) 特開2002−278409号公報(〔請求項4〕、段落〔0035〕−〔0037〕、図6) 特開平5−97042号公報(段落〔0010〕、図1) 特開平5−81222号公報(段落〔0010〕、図1)
一般に、CPU素子には、搭載された制御部が出力するウオッチドックパルスを使って暴走を監視し、異常があったときにリセットするリセット回路がCPUと共に備えられている。また、上記特許文献3のように、2つのCPUで相互に監視し、異常があったCPUを他方の正常なCPUでリセットするものがあった。しかし、このような従来技術には、次のような問題があった。
例えば、一方が主制御部で、他方がその主制御部の制御信号を受けて被制御部を制御する副制御部であった場合、主制御部が暴走したとき、主制御部は自己のリセット回路でリセットされるが、その主制御部がリセットされ、正常な制御信号が到達するまで、副制御部が主制御部からの異常な制御信号を基に被制御部を制御することになる。このような異常な制御の継続により被制御部に新たなトラブルを発生することがある。
例えば、画像形成装置における定着装置が被制御部となっている場合、定着装置を制御する信号を主制御部から受けて、これを基に副制御部が定着装置を加熱制御する場合において、主制御部が暴走したとき、主制御部がリセットしてから正常な制御信号が出力されるまで、副制御部は異常な制御信号で定着装置を制御し続けることになり、定着装置が過度に加熱され、危険であるとともに、構成材料等を損傷するトラブルを発生してしまう。特に、加熱速度の早い誘導加熱方式の定着装置においては、より一層、異常加熱する恐れがあり、危険、損傷も大きくなる可能性がある。
本発明の目的は、被制御部を2つの制御部により制御する場合に、一方の制御部が暴走したとき、被制御部の異常な制御状態をいち早く解消する画像形成装置の提供である。また、被制御部としての画像形成装置の定着装置においては、制御部の異常に起因して定着装置の損傷するのを防止し、安全性を確保することである。さらには、安全性を確保して正常復帰を早く図ることである。
上記課題を解決するための、請求項1に記載の発明は、第1の制御手段、前記第1の制御手段をリセットするための第1のリセット制御手段、第2の制御手段、前記第2の制御手段をリセットするための第2のリセット制御手段を有する画像形成装置において、
前記第1の制御手段は前記第1のリセット制御手段および前記第2の制御手段にウォッチドッグパルス1を出力するとともに、前記第2の制御手段を経由して前記第2のリセット制御手段に前記ウォッチドッグパルス1を出力し、前記第2の制御手段は前記第1の制御手段および前記第2のリセット制御手段にウォッチドッグパルス2を出力するとともに、前記第1の制御手段を経由して前記第1のリセット制御手段に前記ウォッチドッグパルス2を出力し、
前記第1のリセット制御手段は、前記ウォッチドッグパルス1および前記ウォッチドッグパルス2の中のいずれか又は双方が所定時間内に到来しない場合に、前記第1の制御手段をリセットするように制御し、
前記第2のリセット制御手段は、前記ウォッチドッグパルス1および前記ウォッチドッグパルス2の中のいずれか又は双方が所定時間内に到来しない場合に、前記第2の制御手段をリセットするように制御することを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記第1の制御手段のリセットは、前記第1の制御手段から出力しているウォッチドッグパルス1の出力を停止することで前記第1のリセット制御手段により前記第1の制御手段をリセットするものであり、前記第2の制御手段のリセットは、前記第2の制御手段から出力しているウォッチドッグパルス2の出力を停止することで前記第2のリセット制御手段により前記第2の制御手段をリセットするものであることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の各発明において、前記第1の制御手段は前記第2の制御手段に指令を出す主制御手段であり、前記第2の制御手段は前記主制御手段からの指令を受けて、被制御部を制御する副制御手段であることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記被制御部は、定着装置であることを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記主制御手段は、定着装置のヒータをオン・オフ制御するためのオン・オフ制御信号を前記副制御手段へ送出し、前記副制御手段は前記オン・オフ制御信号に基づき前記ヒータのオン・オフを制御することを特徴とする。
上記課題を解決するための、請求項6に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記定着装置は、誘導加熱方式の定着装置であることを特徴とする。
請求項又はに記載の発明は、第1の制御手段又は第2の制御手段のいずれか又は双方に異常があった場合は、第1のリセット制御手段が第1の制御手段を、第2のリセット制御手段が第2の制御手段をリセットする構成としたので、より安全に確実にリセットできる。
請求項に記載の発明によれば、被制御部を定着装置を制御信号により制御する画像形成装置、しかも誘導過熱方式の定着装置を制御する構成においても本発明のリセットが利用できる。
図1は、本発明の基本的な形態を示す機能ブロック図である。図2及び図3は、図1の制御部31における監視部32の実施例の変形を説明する図である。図1〜図3を用いて本発明の基本形態について説明する。その後に、この基本形態を利用した実施例1、2及び3について、それぞれ図4、図8及び図9を用いて、説明する。
図1は、画像形成装置における被制御部である定着装置10を制御するにあたって、制御装置20が主制御装置として制御信号1を通信手段40を介して、副制御装置である制御装置30へ送り、制御装置30が定着装置10へ制御信号2を送り、制御する構成である。ここでいう制御信号1及び2は、定着装置10を制御するものであって、定着装置10に応じて適切な信号形態が選ばれる。定着装置10としては、発熱体によるヒータでもよいが、ここでは例えば、誘導加熱形のヒータ(Induction Heating)を用いたものを採用し、制御信号としてヒータをオン・オフし、そのオン期間及びオフの期間で温度を制御するオン・オフ制御信号、つまりパルス形状の制御信号を用いている(以下、単に「制御信号」という。)。
制御装置20は、制御部21(請求項の「第1の制御手段」に該当する。)、WDP1検出部22a及びリセット制御部23(請求項の「第1のリセット制御手段」に該当する。)によって構成される。制御部21は、記憶部21aとCPU21bとを備えている。記憶部21aは定着装置10を制御するためのプログラムを記憶し、CPU21bがそのプログラムを実行して制御信号1を出力する。そのとき、CPU21bは、ウオッチドックパルス1(以下、「WDP1」と言う。)を通信手段40を介して制御装置30の制御部31(請求項の「第2の制御手段」に該当する。)へ送るとともに、リセット制御部23のWDP1検出部22aへ送る。通常出力されているWDP1は、所定の周期のパルスで出力され、CPU21bの動作が正常であることを示す信号であり、このWDP1が途切れ、あるいは周期が遅くなるような場合は、異常であることを示す。
WDP1検出部22aは、WDP1を制御部21から受けて、WDP1が正常な信号でであるかどうかを監視し、異常であれば、リセット制御部23に対して、制御部21(つまりCPU21b)をリセットするよう指示する。正常であるかどうかの監視は、WDP1のパルスが所定時間(例えばパルス3個分の周期相当の時間)以上続けて到来しない場合に異常と判定し、それ以外を正常とする判定をすることによって行われる。WDP1検出部22a、その他、後記するWDP2検出部22b、WDP1検出部32a、WDP2検出部32bも同様の動作を行う。
なお、WDP1検出部22a或いは、その他の上記の各WDP1又は2の検出部22b,32a、32bは、時間をカウントするタイマーで構成して、WDP1又は2が正常な信号であるかかどうかの監視(判定)を行うことができる。つまり、タイマーは予め所定時間(上記例では、パルス3個の周期相当の時間)だけカウントするとオーバーフローするように設定し、かつパルスが到来する度にカウントをリセットし、再カウントを開始させる構成とされている。したがって、パルスが到来しなくなり、そのまま所定時間経過してもパルスが到来しない場合は、リセットされないでオーバーフローする。そのオーバーフローをもって異常と判定する。
リセット制御部23は、WDP1検出部22aがWDP1を異常と判断したときは制御部21をリセットし、WDP1検出部22aが正常と判断したときは待機状態を維持する。図1では、リセット制御部23内にWDP1検出部22aを含めて構成しているが、これはハードで構成しやすいためであるが、別々な構成であってもよい。
なお、制御部21は、上記では定着装置10を制御することを説明したが、実際には、定着装置10に限らず、画像形成装置の各部を統括制御している(詳細説明は省略する。)。
通信手段40は、制御装置20と制御装置30との間の制御信号、WDP1、或いはデータ等を伝達するもので、ここでは制御装置20からの制御信号及びWDP1をシリアルで通信しているが、パラレル通信、バス等の手段であってもよい。
制御装置30は、制御部31(請求項における「第2の制御手段」に該当する。)、監視部32及びリセット制御部33(請求項における「第2のリセット制御手段」に該当する。)によって構成される。制御部31は、記憶部31aとCPU31bとを備える。記憶部31aは制御部21からの制御信号を受けて定着装置10を駆動制御するためのプログラムを記憶し、CPU31bがそのプログラムを実行して制御信号1に応じた制御信号2を出力する。そのとき、CPU31bは、ウオッチドックパルス2(以下、「WDP2」と言う。)を監視部32へ送る。通常出力されているWDP2は、WDP1と同様に、所定の周期で出力され、CPU31bの動作が正常であることを示す信号である。
監視部32は、WDP1を制御部21から受けるとともにWDP2を制御部31から受けて、WDP1又はWDP2が正常な信号であるかどうかを監視し、いずれか1つが異常であれば、リセット制御部33に対して、制御部31(つまりCPU31b)をリセットするよう指示する。正常であるかどうかの監視では、例えば、上記したWDP1検出部22aがWDP1を監視するのと同様に行われる。
図1の監視部32が一点鎖線の機能ブロックで示されているが、この態様が、図2の一点鎖線の部分或いは図3の一点鎖線の部分である。図2及び図3を基にその態様を説明する。
図2の監視部32(一点鎖線部分)においては、WDP1検出部32a及びWDP2制御部32cがプログラム上でCPU31bで実行され、WDP2検出部32bがリセット制御部32bでハードにより構成されている例である。そのうちWDP2検出部32bの構成・動作は、扱う監視対象の信号がWDP2であることを除き、上記したWDP1検出部22aと同一である。
図10は、図2の監視部32の動きをフロー化したものであり、図2及び図10を基に説明する。通常の正常動作時は、図10におけるステップS1、スイッチ、ステップS2のルートで動作する。この通常ルートを先に説明する。WDP2制御部32cが制御部31からのWDP2をWDP2検出部32bへ出力する(ステップS1)。WDP2検出部32bは、WDP2が異常であるかどうかを判定し(スイッチが右側に倒れた状態)、WDP2が異常であると判定したとき(ステップS2)は、リセット制御部33が制御部31をリセットする(ステップS3)。
一方、WDP1検出部32aは、制御部21からWDP1を受けて、WDP1が異常であるかどうかを監視し(ステップS4)、判定し、異常な場合(ステップS5―YES)は、その旨の通知とともにWDP1をWDP2制御部32cに送る(ステップS6)。WDP2制御部32cは、WDP1検出部32aが異常と判断したときは、WDP2をWDP2検出部32bへ送るのを停止し、代わりにWDP1を送る(スイッチ)。そうするとWDP2検出部32bが異常と判断して(ステップS2)、その判断を受けたリセット制御部33が制御部31をリセットする(ステップS3)。上記判定で正常な場合(ステップS5−No)は、WDP1検出部32aが監視を続ける。
図3の監視部32(一点鎖線部分)は、WDP1検出部32a及びWDP2検出部32bがパラレルにリセット制御部33に組み込まれている例である。WDP1検出部32aは制御部21からのWDP1が異常であるかどうかを検出し、さらにWDP2検出部32bは制御部31からのWDP2が異常であるかどうかを検出する。そしてWDP1検出部32a又はWDP2検出部32bのいずれか或いは双方が異常を検出したときは、それを受けたリセット制御部33が制御部31(CPU31b)をリセットする。この場合の監視部32は、リセット制御部33とともにハードウェアで構成できる。
図7は、上記動作のタイミングを示す図である。WDP1及びWDP2が正常な状態から、時刻t1においてWDP1が到来しなくなり、そのWDP1の所定パルス数(ここでは3個)が到来しない場合(時刻t2)にWDP1検出部22a、32bが異常を検出し、リセット制御部23、33が時刻t2にほぼ同時に制御部21、31をリセットする。時刻t2からt3までは全てが停止し、時刻t3に正常に復帰する。したがって、制御信号は、時刻t1からt2までは異常になる可能性がある。リセット時刻t2から復帰時刻t3までは、正常であった制御部31も停止する。そして時刻t3に制御部21、31がほぼ同時に復帰するため(電源投入時と同様になるため)正常な制御信号が定着装置10へ送られることになる。図7は、信号波形を含めてハード的に表示しているが、タイミングだけとらえれば、図2及び図3の各構成の動作のタイミングはほぼ同じである。
[実施例1]
実施例1の機能ブロックを図4に、その態様を図5及び図6に示す。図4は、上記図1の形態を基本として、より確実にリセットを行うものである。構成上、図1の基本形態と異なる点は、制御装置20において、上記図1のWDP1検出部22aを下記説明の監視部22に出力するとともに、制御装置30のCPU31bからもWDP2を監視部22へ送っていることである。監視部22は、WDP1とWDP2の扱い方が異なるが上記した監視部32と機能動作は同じである。その他、図4において、図1と同一符号のブロックは、同一機能動作を行う。
監視部22の態様を図5(図2に対応)及び図6(図3に対応)に示す。図5のWDP2検出部22b、WDP1制御部22cはCPU21上でプログラムで実行され、それらの機能動作は、それぞれ図2のWDP1検出部32a、WDP2制御部32cと同じで、扱う信号がWDP1とWDP2で逆転しているだけである。WDP1検出部22aは、リセット制御部23に組み込まれているが、図2のWDP2検出部32bとは同一機能である。図10の動作フローも読み替えれば同じように使える。
つまり、図5において、通常の正常動作時は、WDP1制御部22cが制御部21から受けたWDP1をWDP1検出部22aへ出力する。WDP1検出部22aは、WDP2が異常であるかどうかを判定する。WDP1検出部22aが異常と判定したときは、リセット制御部23が制御部21をリセットする。一方、WDP2検出部22bは、制御部31からWDP2を受けて、WDP2が異常であるかどうか判定し、異常である場合は、その旨の通知とともにWDP2をWDP1制御部22cに送る。WDP1制御部22cは、WDP2検出部22bが異常と判断したのを受けて、WDP1をWDP1検出部22aへ送るのを停止し、代わりにWDP2を送る。そうするとWDP1検出部22aが異常と判断して、その判断を受けたリセット制御部23が制御部21をリセットする。
図6の監視部32は、図3の監視部22と機能・動作が同じである。つまり、図6のWDP1検出部22a、WDP2検出部22b及びリセット制御部23も、図3のWDP1検出部32a、WDP2検出部32b及びリセット制御部33と同一機能である。
以上のことから、図4の監視部22が、WDP1又はWDP2のいずれか或いはその双方が異常であるかどうかを判断(検出)し、異常と判断したときは、リセット制御部23が制御部21(CPU21b)をリセットする。
このようにして、図4の制御装置と20と制御装置30は、自己と相手方のそれぞれのWDPを基に自己の異常と相手方の異常を監視し、いずれかに異常が生じたときは、自己をリセットする。そのとき相手方が異常であって自己が正常であってもリセットする。図4のリセット動作は、図1のリセット動作と比べ、2重に構成されており、より確実なリセット動作を行うものである。
[実施例2]
実施例2の機能ブロックを図8に示す。図8は、図1の基本構成をそのままとして次の点を追加している。つまり、制御装置20の制御部21aにWDP2検出部22bを設けている。WDP2検出部22bは、制御装置30の制御部31からWDP2を受けて制御部31が異常であるかどうかを判断し、異常なときはCPU21bがその判断を受けて定着装置10の電源或いは駆動部を停止させるものである。WDP2検出部22b及びCPU21bの動作は、記憶部21aのプログラムをCPU21bが実行することにより達成されるものである。
実施例2は、制御装置20が正常であって、制御装置30が異常な場合、制御部31もリセットされるが、それが復帰するまでの間に、異常な制御信号が定着装置10へ送られるのを防止するため、正常な制御部21がいち早く定着装置10を停止させるものである。
制御部21が異常になったときは、図1で説明したように、制御部21もリセットされるが制御部31もリセットされるので、制御部21及び制御部31が正常動作するまで定着装置10も実質的に停止する。
[実施例3]
図9に実施例3の機能ブロックを示す。先ず、図9の中で、図1の構成と異なる箇所を説明する。1つは、制御装置30の制御部31が定着装置10を駆動する駆動部31cをCPU31bと別構成にし、制御部21からの制御信号を駆動部31c経由で制御信号2として定着装置10の温度を制御するよう管理している部分が異なる。2つめは、定着装置10の温度を検出するセンサ部11を有し、センサ部11が検出した温度検知信号をCPU31bを通して制御部21へ送り、制御部21は、この温度検知信号を受けて実際の温度を確認しながら制御する構成した点で異なる。
図9におけるリセット動作は、図1と同じであるが、制御部31内がCPU31と駆動部31cを別にしたので、リセット制御部33からのリセットは、CPU31bと駆動部31cの双方にかけるようにした。つまり、監視部32は、制御部21と制御部31(CPU31b)からのWDP1及びWDP2のいずれか或いは双方が異常であるかどうか監視し、いずれか或いは双方がが異常であるときは、CPU31b及び駆動部31cをリセットする。当然ながら、WDP1が異常のときは、WDP1検出部22b及びリセット制御部23が制御部21をリセットする。CPU31bがリセットされたときは、制御部21へ送られる温度検知信号そのものもリセットされる。
図9における効果は、図1における効果と同様な効果が得られるとともに、次のような効果がある。つまり、図9のように温度検知信号を制御装置30を介して制御装置20へ帰還させる制御において、従来のように制御装置20(主制御装置)が異常であるとき、制御装置30(副制御装置)で監視していて、制御装置20が異常であるときに制御装置20をリセットすると、定着装置10への制御信号が異常あるいは停止したままであるため、センサ部11が出力する温度検知信号も異常となるがこれはリセットされない。したがって、制御部21がリセットして再スタートするときは、異常な温度検知信号を参照して制御することになる。しかし、本発明による図9の構成であれば、制御部21がリセットされると同時に制御部31もリセットされるため、制御部21への温度検知信号もリセットされる。このようにリセット後の再スタートは電源投入時と同様に安全に行うことができる。
なお、図9に示していないが、定着装置10のセンサ11には、異常があって越えてはならい危険温度を検出するセンサも別途準備され、そのセンサが危険温度に達したときは駆動部31cの動作を停止することにより、危険防止し安全を確保している。これに対して、本発明のリセットは、すばやく安全確保するとともに、できるるだけ早く動作を再スタートさせようというものである。つまり、特に上記したように、制御装置10は、主制御装置として、定着装置10以外の各部も制御しているため、これが動作停止或いはダウンしたままであると、復帰が遅れる。そこで、決定的な危険でない限りリセットすることにより、安全と早期復帰を確保しようとするものである。
本発明の基本的な形態の機能ブロックを示す図である。 図1の制御装置30における監視部32の一態様を説明する図である。 図1の制御装置30における監視部32の他の一態様を説明する図である。 図1の基本形態を用いた実施例1の機能ブロックを示す図である。 図4の制御装置20における監視部22の一態様を説明する図である。 図4の制御装置20における監視部22の他の一態様を説明する図である。 本発明のリセット動作のタイミングを説明する図である。 図1の基本形態を用いた実施例2の機能ブロックを示す図である。 図1の基本形態を用いた実施例3の機能ブロックを示す図である。 図2における監視部32の動作のフローを説明するための図である。
符号の説明
10 定着装置(被制御部)
11 センサ部
20 制御装置
21 制御部(第1の制御手段)
21a 記憶部
21b CPU
22 監視部
22a WDP1検出部
22b WDP2検出部
22c WDP2制御部
23 リセット制御部(第1のリセット手段)
31 制御部(第2の制御手段)
31a 記憶部
31b CPU
31c 駆動部
32 監視部
32a WDP1検出部
32b WDP2検出部
32c WDP2制御部
33 リセット制御部(第2のリセット手段)

Claims (6)

  1. 第1の制御手段、前記第1の制御手段をリセットするための第1のリセット制御手段、第2の制御手段、前記第2の制御手段をリセットするための第2のリセット制御手段を有する画像形成装置において、
    前記第1の制御手段は前記第1のリセット制御手段および前記第2の制御手段にウォッチドッグパルス1を出力するとともに、前記第2の制御手段を経由して前記第2のリセット制御手段に前記ウォッチドッグパルス1を出力し、前記第2の制御手段は前記第1の制御手段および前記第2のリセット制御手段にウォッチドッグパルス2を出力するとともに、前記第1の制御手段を経由して前記第1のリセット制御手段に前記ウォッチドッグパルス2を出力し、
    前記第1のリセット制御手段は、前記ウォッチドッグパルス1および前記ウォッチドッグパルス2の中のいずれか又は双方が所定時間内に到来しない場合に、前記第1の制御手段をリセットするように制御し、
    前記第2のリセット制御手段は、前記ウォッチドッグパルス1および前記ウォッチドッグパルス2の中のいずれか又は双方が所定時間内に到来しない場合に、前記第2の制御手段をリセットするように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の制御手段のリセットは、前記第1の制御手段から出力しているウォッチドッグパルス1の出力を停止することで前記第1のリセット制御手段により前記第1の制御手段をリセットするものであり、前記第2の制御手段のリセットは、前記第2の制御手段から出力しているウォッチドッグパルス2の出力を停止することで前記第2のリセット制御手段により前記第2の制御手段をリセットするものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の制御手段は前記第2の制御手段に指令を出す主制御手段であり、前記第2の制御手段は前記主制御手段からの指令を受けて、被制御部を制御する副制御手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被制御部は、定着装置であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記主制御手段は、定着装置のヒータをオン・オフ制御するためのオン・オフ制御信号を前記副制御手段へ送出し、前記副制御手段は前記オン・オフ制御信号に基づき前記ヒータのオン・オフを制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着装置は、誘導加熱方式の定着装置であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
JP2004055676A 2004-03-01 2004-03-01 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4140536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004055676A JP4140536B2 (ja) 2004-03-01 2004-03-01 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004055676A JP4140536B2 (ja) 2004-03-01 2004-03-01 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005249808A JP2005249808A (ja) 2005-09-15
JP4140536B2 true JP4140536B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=35030375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004055676A Expired - Fee Related JP4140536B2 (ja) 2004-03-01 2004-03-01 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4140536B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4822083B2 (ja) 2009-04-30 2011-11-24 ブラザー工業株式会社 画像形成装置および電圧印加装置
JP5574791B2 (ja) * 2010-04-09 2014-08-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5587064B2 (ja) * 2010-07-02 2014-09-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2017083683A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社沖データ 画像形成装置
JP6737085B2 (ja) * 2016-09-06 2020-08-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005249808A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8635474B2 (en) Image forming apparatus
JP2014030330A (ja) モータ制御装置、モータ制御方法およびプログラム、並びに画像形成装置
KR20120083764A (ko) 화상형성장치의 정착기 보호장치 및 방법과, 이를 구비한 화상형성장치
JP2015031890A (ja) 異常監視システム及び画像形成装置
JP4140536B2 (ja) 画像形成装置
JPS63180989A (ja) 安全装置
JP2008102413A (ja) 定着装置
JP2006201625A (ja) 定着装置および該定着装置を備えた画像形成装置
JPH04136881A (ja) 画像形成装置の定着器保護装置
JP2017047760A (ja) 電子制御装置及びコンピュータプログラム
JP5888454B2 (ja) モータ制御装置、モータシステム、搬送装置、画像形成装置、モータ制御方法およびプログラム
JP2001075460A (ja) 画像形成装置
JP2009265173A (ja) 画像形成装置
JP2002278409A (ja) 画像形成装置
JP4095605B2 (ja) ファン制御方法及びそれを実施する装置
JP2002214965A (ja) 画像形成装置
JP2009058756A (ja) 画像形成装置
JP5176945B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP6341104B2 (ja) 画像形成装置
JP7409093B2 (ja) 画像形成装置
JPH11109785A (ja) 画像形成装置
JP2009075769A (ja) プログラムの暴走検出システムおよびプログラムの暴走検出方法
JP3060714U (ja) プリンタ装置
JP2017027183A (ja) 制御装置及び画像形成装置
JP2004240280A (ja) 定着ヒータ制御装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees