JP4139806B2 - デオドラント組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、デオドラント効果に優れ、汗のべたつき感を抑制することができるデオドラント組成物に関する。
制汗デオドラント剤は、制汗剤や殺菌剤等を用いてデオドラント効果を発現させているが、未だ十分なデオドラント効果は得られていない。
より高いデオドラント効果を得るために、用いる制汗剤の制汗性能を向上させたり(特許文献1)、金属酸化物による消臭(特許文献2)、殺菌剤の大量配合などが試みられている。
しかしながら、生物学上、発汗を完全に止めることは不可能であり、金属酸化物は粉体の性格上、皮膚表面に均一に塗布することが困難であるため、完全に消臭することはできない。また、殺菌剤の配合は安全性や環境負荷の見地から、少量であるのが望ましい。
一方、ポリフェノール類は、抗酸化、消臭、収れん作用を有することが知られており、近年注目されている素材である(特許文献3)。しかしながら、実際の効果は高いとは言えない。
特表2002−523347号公報 特開昭61−217169号公報 特開2002−336338号公報
本発明の目的は、デオドラント効果に優れ、汗のべたつき感を抑制することができるデオドラント組成物を提供することにある。
本発明者は、特定の植物抽出物と、ポリフェノール類を組み合わせて用いることにより、デオドラント効果に優れ、汗のべたつき感を抑制することができるデオドラント組成物が得られることを見出した。
本発明は、(A)キハダ、イチョウ、ムラサキ、カンゾウ及びクチナシから選ばれる植物又はその抽出物から、疎水性溶媒で抽出して得られる疎水性画分、並びに
(B)タンニン、並びに、ローズマリー、カモミラ、アボガド、クララ、タイム、緑茶及びクワから選ばれる植物の抽出物から選ばれるポリフェノール類
を含有するデオドラント組成物を提供するものである。
本発明のデオドラント組成物は、デオドラント効果に優れ、汗のべたつき感を抑制することができる。
本発明で用いる植物抽出物のうち、キハダ抽出物は殺菌作用を有することが知られているが(例えば、特開2001-226213号公報、特開2003-113013号公報)、一般的な殺菌剤と比べるとその効果は低い。例えば、黄色ブドウ球菌でのMIC(Minimum Inhibitory Concentration;最小発育阻止濃度)は、一般的な殺菌剤であるイソプロピルメチルフェノールが0.015%であるのに対し、キハダ抽出物は0.15〜2.5%である(臨床と微生物,Vol.26, No.2, p.219(1999))。
本発明で用いる特定の植物抽出物は、皮膚表面における、におい分子のキャリヤータンパク質であるアポリポプロテインDの微生物による分解を抑制する作用を有するものであり、このような作用を有する特定の植物抽出物を、ポリフェノール類と組み合わせて用いることにより、アポリポプロテインDの分解抑制効果がより高められ、優れたデオドラント効果が得られるとともに、汗のべたつき感を抑制することができるものである。
本発明で用いられる成分(A)の原体となる植物は、キハダ、イチョウ、ムラサキ、カンゾウ及びクチナシから選ばれるものである。
これらの植物は、その全草又は葉、根、根茎、果実、種子及び花等の部分を、そのまま又は粉砕して用いることができるが、キハダは樹皮(オウバク)、イチョウは葉、ムラサキは根(シコン)、カンゾウは根、クチナシは実を用いるのが好ましい。
本発明において抽出物とは、これらの植物から、適当な溶剤を用いて、常温又は加温下にて抽出するか又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得られる各種溶剤抽出液、その希釈液、その濃縮液又はその乾燥末を意味するものである。ここで抽出物は、上記のうち2種以上の植物から得られた混合物であっても良い。
抽出に用いる溶剤としては、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;平均分子量180〜1000のポリエチレングリコール;ピリジン;ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル等のエステル油;オリーブ油、ジアシルグリセロール等の油脂類;超臨界二酸化炭素などが挙げられる。これらを単独で又は組合わせて用いることができる。
単独で用いる場合はエタノール、アセトン、ヘキサン、油脂類、超臨界二酸化炭素等が好ましい。組合わせて用いる場合には、水−アルコール混液、特に水−エタノール混液が好ましく、エタノール含有量は50v/v%以上、特に80v/v%以上、更に95v/v%が好ましい。
抽出条件は、使用する溶媒によっても異なるが、例えば、水−エタノール混液により抽出する場合、植物10gに対して70〜150mLの溶剤を用い、15〜35℃、好ましくは20〜25℃の温度で、30時間〜10日間、特に5〜8日間抽出するのが好ましい。
本発明においては、前記植物又はその抽出物の疎水性画分、すなわち、前記植物又はその抽出物から、疎水性溶媒で抽出して得られる画分を用いるのが好ましい。ここで用いられる疎水性溶媒としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;ジエチルエーテル等のエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、スクワラン等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;超臨界二酸化炭素;ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル等のエステル油;オリーブ油、ジアシルグリセロール等の油脂類;シリコーン油などが挙げられる。これらを単独で又は組合わせて用いることができる。なかでも、超臨界二酸化炭素又はヘキサンを用いるのが好ましい。
また、液々分配等の技術により、上記抽出物から不活性な爽雑物を除去して用いることもでき、本発明においてはこのようなものを用いるのが好ましい。これらは、必要により公知の方法で脱臭、脱色等の処理を施してから用いてもよい。
これらの抽出物は、そのまま用いることもできるが、当該抽出物を希釈調製して、又は濃縮若しくは凍結乾燥により粉末又はペースト状に調製して用いることもできる。
成分(A)は、固形分換算で、全組成物中に0.0001〜10質量%、特に0.0005〜2質量%含有するのが好ましい。
本発明で用いる成分(B)のポリフェノール類は、2以上のフェノール性水酸基を有する化合物及びその誘導体を示し、例えばフロログルシノール;アスピジン、アスピジノール等のフロログルシノール誘導体;タンニン;ピロガロールタンニン、カテコールタンニン等のタンニン誘導体などが挙げられる。
また、これらポリフェノール類を含有する生薬及び植物抽出物を用いることもできる。
具体的には、ミモザ、ケブラチヨ、クシチ、阿仙薬、五倍子、没食子等から得られるタンニン生薬;バーチ、ローズマリー、アルニカ、ハマメリス、カモミラ、セージ、セントジョンズブレッド、ヘンナ、ホップ、ライム、アロエ、ワイルドザイム、カレンドラ、ホーステイル、マウンティンゲンチヤン、ネツトル、マロニエ、アボガド、クララ、シーウィード、ミルホイル、コルトフット、マリーゴールド、ピーチ、ローズ、センナ、タイム、ホワイトリリー、緑茶、クワ、ルイボスティー、ニルギリ、プーアル、松、杉、檜、ブドウ、アスパラサスリネアス、アンセンヤク、イラクサ、カワラヨモギ、ウスベニアオイ、ノイバラ、チャノキ、ヒキオコシ、オトギリソウ、ゲンノショウコ、アッサムチャ、ヒレハリソウ、シャクヤク、ワレモコウ、シラカバ、セイヨウキズタ、ツボクサ、テンチャ、トウキンセンカ、スイカズラ、ビワ、セイヨウハッカ、ユキノシタ、ヨモギ、ウイキョウ、オドリコソウ、キイチゴ、カキ、ゲンチアナ、ゴボウ、サンザシ、セイヨウネズ、セイヨウノコギリソウ、フキタンポポ、アロエ、シソ、オランダハッカ、オレガノ、スオウ、クコ、モウセンゴケ等の植物抽出物が挙げられる。
これらの植物のうち、ローズマリー、カモミラ、アボガド、クララ、タイム、緑茶、クワの植物抽出物が好ましい。
上記の植物抽出物は、植物の花、葉、実、根、茎等を、公知の抽出方法に従って、常温又は加温下、溶剤で抽出することにより得られる。抽出に用いる溶剤としては、例えばメタノール、エタノール等の低級アルコール;プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等の極性有機溶剤;水などが挙げられ、これらを単独又は組み合わせて用いることができる。
成分(B)は、1種以上を用いることができ、固形分として、全組成中に0.0001〜10質量%、特に0.005〜2質量%含有するのが、高い効果が得られるので好ましい。
本発明のデオドラント組成物は、更に、アルミニウム塩、亜鉛塩を含有することができ、デオドラント効果をより高めることができる。
アルミニウム塩としては、例えばアルミニウムクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムクロロハイドレート、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、アルミニウムフェノールスルホン酸、塩基性ヨウ化アルミニウム等が挙げられ、亜鉛塩としては、酸化亜鉛、スルホ石炭酸亜鉛等が挙げられる。
本発明のデオドラント組成物には、前記成分以外に、通常の化粧料等に用いられる成分、例えば油性成分、水、各種界面活性剤、高分子化合物、湿潤剤、防腐剤、酸化防止剤、薬効成分、殺菌剤、香料、粉体、噴射剤等を含有させることができる。
本発明のデオドラント組成物は、例えばエアゾールスプレー、ポンプスプレー、ロールオン、パウダー、スティック、クリーム等の形態にすることができる。
製造例1(キハダ抽出物の調製)
キハダの樹皮10gに95v/v%エタノール水溶液100mLを加え、室温で7日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量:87mL、蒸発残分:0.72w/v%)。
製造例2(キハダエキス疎水性画分の調製)
キハダの樹皮10gに95v/v%エタノール水溶液100mLを加え、室温で7日間抽出後、濾過して抽出液を得た。この抽出液を減圧濃縮後、更にヘキサン100mLで抽出し、濾過して抽出液を得た。これを減圧濃縮し、さらに減圧乾燥して、キハダエキス疎水性画分を得た(収量:0.28g)。
製造例3(イチョウ抽出物の調製)
イチョウの葉10gに95v/v%エタノール水溶液100mLを加え、室温で7日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量:85mL、蒸発残分:1.59w/v%)。
製造例4(ムラサキ抽出物の調製)
ムラサキの根10gにヘキサン100mLを加え、室温で7日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量:84mL、蒸発残分:0.12w/v%)。
製造例5(カンゾウ抽出物の調製)
カンゾウの根10gに50v/v%エタノール水溶液100mLを加え、室温で7日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量:78mL、蒸発残分:3.07w/v%)。
製造例6(クチナシ抽出物の調製)
クチナシの実10gに95v/v%エタノール水溶液100mLを加え、室温で7日間抽出後、濾過して抽出液を得た(収量:93mL、蒸発残分:1.69w/v%)。
試験例1(アポリポプロテインD分解抑制作用)
(1)濃縮汗の調製:
アポクリン臭を有する男性8名の脇の下を、蒸留水1.5mLを含ませた脱脂綿で拭き取る操作を1日1回、3日間行った。これらの脱脂綿を絞って回収した液(57.5mL)を、孔径0.45μmのフィルターでろ過した後、ミリポア社の遠心濾過膜「セントリプレップYM−10」で濃縮をし、再度蒸留水を添加して同様にセントリプレップYM−10で濃縮し、低分子成分を除去した。これを濃縮汗とした。
(2)上記方法(1)によって調製した濃縮汗0.04mLに、0.03mLの100mMトリス−HClバッファー、0.02mLの蒸留水及び0.01mLの各植物抽出物(製造例1及び3〜6)を添加した。これに、pH7.2、20mMトリス−HClバッファーで洗浄(3回)したBrevibacterium epiderumidisを、最終菌体量が約108cfu/mLになるように接種し、37℃、24時間インキュベートした後、抗体染色を行った。菌体処理濃縮汗のSDSポリアクリルアミド電気泳動(SDS−PAGE)のゲルとしては、レディゲルJ(分離ゲル濃度15%、バイオラッド社)を用いた。抗体染色はSDS−PAGEで分離したタンパク質をゲルからPVDFフィルター(Immobilonトランスファー膜、ミリポア社)上へ電気的に転写後、一次抗体に抗アポリポプロテインDモノクローナルマウス抗体(RDI社)、二次抗体にHRP標識の抗マウスIg抗体(アマシャム ファルマシア バイオテク社)を用い、ECL Plusウェスタンブロッティング検出システム(アマシャム ファルマシア バイオテク社)によって、アポリポプロテインDを検出後、画像処理を行い、アポリポプロテインDの残存率、即ち、(サンプルのアポリポプロテインD量/未処理汗中のアポリポプロテインD量)×100を算出した。
その結果、アポリポプロテインDの残存率は、植物抽出物を添加しない場合に51%であったのに対し、キハダ抽出物85%、イチョウ抽出物81%、ムラサキ抽出物82%、カンゾウ抽出物72%、クチナシ抽出物80%であった。
濃縮汗をBrevibacterium epiderumidis処理することによって、濃縮汗中のアポリポプロテインDが分解され減少するのに対して、特定の植物抽出物を添加することにより、アポリポプロテインDの分解が抑制された。
以下に示す実施例において、実施例1、3、6、7、10、11、13は参考例であって、特許請求の範囲に包含されるものではない。
実施例1〜5、比較例1〜3
表1に示す組成のパウダースプレーを製造し、デオドラント効果及び汗のべたつき感の抑制効果を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
各植物抽出物、タンニン、緑茶エキス、エタノールを均一に混合した後、その溶液とアルミニウムクロロハイドレートとをエアゾール容器に充填し、クリンチした後、LPGを圧入した。
(評価方法)
各パウダースプレーについて、強い腋臭を有するパネラー10名の腋の下に0.5g噴霧し、8時間後にデオドラント効果及び汗のべたつき感の抑制効果について、以下の基準に従い評価した。
(デオドラント効果)
スコア4:非常にデオドラント効果が高い。
スコア3:デオドラント効果が高い。
スコア2:デオドラント効果がやや低い。
スコア1:デオドラント効果が低い。
(汗のべたつき感の抑制効果)
スコア4:非常に良い。
スコア3:良い。
スコア2:やや悪い。
スコア1:悪い。
平均スコアを求め、以下の基準により判定した。
◎:平均スコア3.5〜4.0。
○:平均スコア2.5〜3.4。
△:平均スコア1.5〜2.4。
×:平均スコア1.0〜1.4。
Figure 0004139806
実施例6(パウダースプレー)
以下に示す組成のパウダースプレーを常法により製造した。
(成分)
キハダ抽出物(製造例1) 3.00(質量%)
緑茶エキス 0.50
イソプロピルメチルフェノール 0.0015
ミリスチン酸イソプロピル 1.50
ナイロン末(ナイロンパウダーSP−500、東レ社製) 2.00
ジメチルシリコーン(10cs) 0.02
BHT 0.0015
香料 0.20
デカメチルシクロペンタシロキサン
(SH−245、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 2.777
LPG 90.00
実施例7(パウダースプレー)
以下に示す組成のパウダースプレーを常法により製造した。
(成分)
イチョウ抽出物(製造例3) 1.00(質量%)
カモミラエキス 2.00
タルク 2.00
アルミニウムクロロハイドレート(ロクロンP、Hoechst AG社製) 0.50
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(KF−6015、信越化学社製) 0.05
イソステアリルアルコール 0.50
香料 0.10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.15
デカメチルシクロペンタシロキサン
(SH−245、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 3.70
LPG 90.00
実施例8(パウダースプレー)
以下に示す組成のパウダースプレーを常法により製造した。
(成分)
キハダエキス疎水性画分(製造例2) 0.005(質量%)
カテコールタンニン 0.10
アルミニウムクロロハイドレート
(ロクロンP、Hoechst AG社製) 1.00
シリカ 1.00
酸化マグネシウム被覆シリカ 0.30
パルミチン酸イソプロピル 2.20
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(KF−6015、信越化学社製) 0.02
イソステアリルアルコール 0.50
オレイン酸 0.10
香料 0.30
デカメチルシクロペンタシロキサン
(SH−245、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 2.475
LPG 92.00
実施例9(パウダースプレー)
以下に示す組成のパウダースプレーを常法により製造した。
(成分)
ムラサキ抽出物(製造例4) 0.20(質量%)
クララエキス 1.00
アルミニウムクロロハイドレート(REACH 101、REHEIS社製) 2.00
イソプロピルメチルフェノール 0.0015
銀担持ゼオライト 0.10
ミリスチン酸イソプロピル 1.50
メチルシロキサン網状重合体
(KMP−590、信越化学工業社製) 1.50
ジメチルシリコーン(10cs) 0.02
リノール酸 0.0035
香料 0.10
デカメチルシクロペンタシロキサン
(SH−245、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 0.575
LPG 93.0
実施例10(ロールオン)
以下に示す組成のロールオン製剤を常法により製造した。
(成分)
クチナシ抽出物(製造例6) 0.20(質量%)
タイムエキス 0.20
トリクロサン
(イルガサンDP−300、チバ・スペシャルティ・ケミカル社製)0.50
プロピレングリコール 1.50
ポリオキシエチレン(20EO)ヤシ油脂肪酸ソルビタン
(レオドールTW−L120、花王社製) 0.25
酸化亜鉛被覆ナイロン 1.00
香料 0.05
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.40
エタノール 45.90
精製水 50.00
実施例11(ロールオン)
以下に示す組成のロールオン製剤を常法により製造した。
(成分)
キハダ抽出物(製造例1) 1.00(質量%)
アボガドエキス 0.30
アルミニウムクロロハイドレート
(REACH 501 solution、REHEIS社製) 15.00
イソプロピルメチルフェノール 0.02
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール
(エステモール N−01、日清製油社製) 0.10
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(KF−6015、信越化学社製) 0.02
香料 0.30
エタノール 79.26
精製水 4.00
実施例12(ポンプスプレー)
以下に示す組成のポンプスプレーを常法により製造した。
(成分)
ムラサキ抽出物(製造例4) 0.50(質量%)
クワエキス 0.50
イソプロピルメチルフェノール 0.20
アルミニウムクロロハイドレート
(REACH 501 solution、REHEIS社製) 2.00
ポリオキシエチレン(20EO)ヤシ油脂肪酸ソルビタン
(レオドールTW−L120、花王社製) 0.20
ミリスチン酸イソプロピル 0.10
酸化亜鉛被覆ナイロン 0.20
リノール酸 0.01
香料 0.20
精製水 8.09
エタノール 88.00
実施例13(ポンプスプレー)
以下に示す組成のポンプスプレーを常法により製造した。
(成分)
カンゾウ抽出物(製造例5) 0.30(質量%)
ローズマリーエキス 0.70
塩化ベンザルコニウム(サニゾールC、花王社製) 0.10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.20
香料 0.10
精製水 13.60
エタノール 85.00
実施例6〜13で得られたデオドラント組成物はいずれも、デオドラント効果に優れ、肌上での粉体の白残りがなく、しかも汗のべたつき感の抑制効果も良好であった。

Claims (4)

  1. (A)キハダ、イチョウ、ムラサキ、カンゾウ及びクチナシから選ばれる植物又はその抽出物から、疎水性溶媒で抽出して得られる疎水性画分、並びに
    (B)タンニン、並びに、ローズマリー、カモミラ、アボガド、クララ、タイム、緑茶及びクワから選ばれる植物の抽出物から選ばれるポリフェノール類
    を含有するデオドラント組成物。
  2. 成分(A)で用いる疎水性溶媒が、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類、芳香族炭化水素類、超臨界二酸化炭素、油脂類及びシリコーン油から選ばれるものである請求項記載のデオドラント組成物。
  3. 成分(A)がキハダ抽出物の疎水性画分である請求項1又は2記載のデオドラント組成物。
  4. 更に、アルミニウム塩又は亜鉛塩を含有する請求項1〜のいずれか1項記載のデオドラント組成物。
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